JPH0621546U - 液体容器 - Google Patents

液体容器

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JPH0621546U
JPH0621546U JP3744092U JP3744092U JPH0621546U JP H0621546 U JPH0621546 U JP H0621546U JP 3744092 U JP3744092 U JP 3744092U JP 3744092 U JP3744092 U JP 3744092U JP H0621546 U JPH0621546 U JP H0621546U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体注出通路9の注口管部分を肩部材6の前
方突出部61と注口管カバー7とで被覆した液体容器に
おいて、注口管カバー7の取付けを簡単にし得るように
する。 【構成】 注口管カバー7を肩部材6の前方突出部61
の下面に当てがい且つ該注口管カバー7の内側端縁72
を外ケース4の上端開口縁に載置して、外ケース4の上
端開口縁に形成した内向き係止縁部49に肩部材6を無
理嵌合させることにより、注口管カバー7を肩部材前方
突出部61の下面と外ケース4の上端開口縁の間で固定
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液体注出通路の注口管部分を肩部材と注口管カバーとで被覆してな る液体容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の液体容器の中には、外ケースの外面より外方に突出させた液体注出通路 の注口管部分を、肩部材の前方突出部と該前方突出部の下面側に設けられる注口 管カバーとで被覆したものがある。このようにしたものでは、液体注出通路の注 口管部分が肩部材の前方突出部と注口管カバーとで被覆されているので、見映え が良好となる。
【0003】 ところで、この種の従来の液体容器では、注口管カバーは、ビス等の止着具で もって肩部材あるいは外ケースに固定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のような液体容器においては、注口管カバーはビス等の止着具 で固定しているので、該注口管カバーを固定するのに、止着具が必要となるとと もに、特別に注口管カバーを固定する作業(ビス止め作業)が必要となるという 問題があった。
【0005】 本考案は、液体注出通路の注口管部分を肩部材と注口管カバーとで被覆した液 体容器において、注口管カバーの取付けを簡単にし得るようにすることを目的と するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、外ケース内に設けた内容器内の液体を注出する一連の液体注出通路 を有し、さらに該液体注出通路の注口管を、外ケース上部の肩部材と注口管カバ ーとで被覆してなる液体容器において、前記注口管カバーを前記肩部材の前方突 出部の下面に当てがい且つ該注口管カバーの内側端縁を外ケースの上端開口縁に 載置して、前記外ケースの上端開口縁に形成した内向き係止縁部に前記肩部材を 無理嵌合させることにより、前記注口管カバーを前記前方突出部の下面と外ケー スの上端開口縁の間で固定したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案の液体容器では、外ケースの上端開口縁に形成した内向き係止縁部に肩 部材を無理嵌合させて、外ケースと肩部材とを結合させているが、このような外 ケースと肩部材との結合方法は従来から一般的に行われている。
【0008】 ところで、本考案では、注口管カバーの内側端縁を外ケースの上端開口縁上に 載置した状態で、外ケースの内向き係止縁部に肩部材を無理嵌合させることによ り、注口管カバーを肩部材前方突出部と外ケース上端開口縁との間で固定させて いるので、既存の外ケースと肩部材との結合作業を行うことで注口管カバーを取 付けることができる。
【0009】
【考案の効果】
本考案の液体容器では、既存の外ケースと肩部材との結合作業により、注口管 カバーを同時に取付けることができるので、該注口管カバーの取付作業が簡単と なるとともに、このように注口管カバーを簡単に取付け得るものであっても、該 注口管カバーが肩部材前方突出部と外ケース上端開口縁との間で固定されており 、外ケースと肩部材とが分離されない限り、注口管カバーが外れることがなく、 該注口管カバーの取付状態が確実となるという効果がある。
【0010】
【実施例】
図1〜図5を参照して本考案の実施例を説明すると、図1〜図4には第1実施 例、図5には第2実施例の液体容器が示されている。又この各実施例では、液体 容器としてポンプ注液式液体容器を採用している。
【0011】 この図1〜図4に示す第1実施例の液体容器は、外ケース4内に真空二重ガラ ス瓶製の内容器5を収容し且つ該外ケース4の上部に肩部材6を載置した液体容 器本体1と、エアーポンプ3を内蔵した蓋体2と、内容器5内の液量を外部に表 示する液量表示装置8と、内容器5の内外を連絡する一連の液体注出通路9とを 有している。
【0012】 外ケース4の上端開口縁には、そのほぼ全周に亘って内方に折り返えして形成 した内向き係止縁部49が形成されている。尚、該外ケース4の前面側上部には 、図4に示すように液体注出通路9を挿通させるための切欠42が形成されてい て、該切欠42形成部分には内向き係止縁部49はない。
【0013】 他方、肩部材6の下面側には、外ケース4の上端部の内径とほぼ同径の外径を もつ略環状の垂下壁67が一体形成されている。尚、この垂下壁67には、周方 向に適宜間隔をもって切欠68,68が形成されていて、該垂下壁67を内外方 向に若干量だけ撓ませることができるようになっている。
【0014】 肩部材6の垂下壁67の外面には、爪状の外向き係止部69が周方向に複数個 形成されている。
【0015】 そして、外ケース4と肩部材6とは、外ケース4側の内向き係止縁部49に肩 部材6側の外向き係止部69を無理嵌合させることによって結合させている。
【0016】 肩部材6の給液口11の口縁下面と内容器5の上端部との間には、適宜高さを もつ筒体12が介設されている。
【0017】 一連の液体注出通路9は、該筒体12を介して設置されている。又、液体注出 通路9の横向き注出管部分には、弁ホルダー92が設けられており、該弁ホルダ ー92内に液体容器転倒時に通路を閉塞する止水弁91が収容されている。又、 弁ホルダー92内の液体入口側には、液体注出時に該弁ホルダー92内に流入す る液体が直接止水弁91に衝突するのを防止するための邪魔板93が設けられて いる。
【0018】 肩部材6の前部には、液体注出通路9の注口管97の上部を被覆する前方突出 部61が一体形成されている。この前方突出部61は、外ケース4の外周面より かなり外方まで突出し、しかも図2及び図4に示すように左右方向にかなりの幅 を有している。又、前方突出部61の外側壁62の前端内面には、後述する注口 管カバー7側の受穴74内に嵌入する爪状の突起64が形成されている。
【0019】 肩部材6の前方突出部61の下部には、注口管97の下部を被覆する注口管カ バー7が設けられている。この注口管カバー7は、肩部材前方突出部61の下面 側開口部分の全面積を被覆し得る大きさを有している。又、注口管カバー7の外 側壁70の上端部には、内向きの段部73が形成されており、この注口管カバー 7を肩部材前方突出部61の下面に当てがったときに前方突出部61の外側面と 注口管カバー7の外側面とが面一状に連続するようになっている。
【0020】 注口管カバー7の前端上部には、肩部材前方突出部61側の突起64を嵌入さ せる受穴74が形成されている。
【0021】 注口管カバー7の後端部には、外ケース4の外面に沿って接合する円弧状の縦 壁部71が一体形成されている。又、この縦壁部71の上端部には、外ケース4 の上端部上に載置される内向きの載せ部(実用新案登録請求の範囲中の内側端縁 となる)72が形成されている。尚、縦壁部71の中央部には、液体注出通路9 の横向き管部を挿通させる切欠76が形成されていて、載せ部72は該切欠76 の両側部分に形成されている。
【0022】 そして、この注口管カバー7は、次のようにして組付けられる。即ち、注口管 カバー7は、外ケース4と肩部材6とを組付ける前に、肩部材6の前方突出部6 1の下面側に当てがって該前方突出部61側の突起64を注口管カバー7側の受 穴74内に嵌入させて、該注口管カバー7を仮止めしておく。そして、外ケース 4の上端開口縁を肩部材6の下面側から垂下壁67の外側に圧入して、外ケース 4側の内向き係止縁部49と肩部材6側の外向き係止部69とを相互に無理嵌合 させる。この状態では、注口管カバー7の載せ部72の下面が外ケース4の上端 部に押圧され、他方注口管カバー7の外側壁70の段部73が前方突出部61の 外側壁62の下面に接合していることにより、該注口管カバー7が外ケース4の 上端部と肩部材6の前方突出部61の下面との間で挟着・固定されている。従っ て、この注口管カバー7の取付構造では、ビス等の止着具は不要となり、しかも 注口管カバー7が外ケース4の上端開口縁と肩部材前方突出部61の下面との間 で挟着されているので、その取付状態が確実となる。尚、注口管カバー7の取付 状態では、外ケース4と肩部材6とを分離しないかぎり該注口管カバー7を取外 すことができないようになっている。
【0023】 液体容器本体1の前部には、液量表示装置8が設けられている。この液量表示 装置8は、縦長の液量表示管81内の液位の高さを縦長の覗き窓85を通して目 視し得るようになっている。
【0024】 液量表示管81は、ガラス管が使用されており、その下部を下部連結管(図示 省略)を介して内容器5の底部に形成した下部開口に接続させるとともに、上部 を上部連結管83を介して前記筒体12から内容器5内に連続させている。上部 連結管83は、ゴム等の可撓性を有する管が採用されている。
【0025】 この上部連結管83は、液量表示管81の上端部に対して次のようにして接続 させる。即ち、上部連結管83は、その一端部83aを予め筒体12の連通穴1 3(図2参照)に接続させておき、肩部材6の前方突出部61下面に注口管カバ ー7を仮止めした後に(外ケース4を組付ける前に)、他端部83bを液量表示 管81の上端部に接続させる。
【0026】 ところで、上部連結管83はかなりの長さ(15〜20cm程度)を有し、且つ 該上部連結管83を液量表示管81の上端部に接続させる前には、その一端部8 3aが筒体12の連通穴13に接続されていて、その他端部83b側が撓曲自由 状態となっている。このように上部連結管83が長く且つその他端部83b側が 撓曲自由状態となっていると、液体容器本体1の組立時に該上部連結管83が邪 魔になる。
【0027】 この実施例では、上記のように液体容器本体1の組立時に上部連結管83が邪 魔になるという問題を解決するために、次のような構成を採用している。即ち、 注口管カバー7の後端側の下部には、上部連結管83の液量表示管接続側の端部 83b寄り部分を保持するための管保持部77を一体形成している。この第1実 施例の管保持部77は、上部連結管83の外径よりやや広い間隔をもって2つの 内向き突部78,78を有している。尚、この管保持部77は、液量表示管81 の上端部が設置される位置の直上方近傍に設けられている。そして、注口管カバ ー7を肩部材6の前方突出部61下面に仮止めした状態で、上部連結管83の液 量表示管接続側の端部83b寄りを管保持部77の両内向き突部78,78間に 嵌入・保持させておく。この状態では、上部連結管83の一端部83aが連通穴 13に接続され、その他端部83b寄り部分が管保持部77で保持されているの で、該上部連結管83は揺動することなく安定した姿勢で維持される。そして、 この状態で、管保持部77に保持されている上部連結管83の他端部83bを液 量表示管81の上端部に接続させる。このようにすると、液体容器本体1の組立 時の作業性が良好となるとともに、該管保持部77で上部連結管83の端部83 bを保持させていることにより、液量表示管81の位置ずれを防止し得る(確実 にセンター出しができる)。
【0028】 蓋体2は、その後側を蝶番27で枢着するとともに、その前側を蓋ロックレバ ー28でロックしている。
【0029】 蓋体2内には、エアーポンプ3が収容されている。又、蓋体2のほぼ中央部に は、ポンプ押板31をガイドするためのガイド筒壁32が設けられている。この ガイド筒壁32の上端開口縁は、後側が高く且つ前側が低くなるように傾斜させ た状態で形成している。
【0030】 ポンプ押板31は、ガイド筒壁32内で上下動自在に設けられている。又、こ のポンプ押板31は、エアーポンプ3の休止状態(伸長状態)において、ポンプ 押板31の上面がガイド筒壁32の上端開口縁の後側部位(上端開口縁の最高高 さ位置)とほぼ同高さに位置するようにして設置されている。
【0031】 図1の液体容器では、ポンプ押板31を押下げ操作すると、エアーポンプ3か らの加圧空気が内容器5内に吹き込まれ、該加圧空気によって内容器5内の液体 を一連の液体注出通路9を通してその注口から外部に注出できるようになってい る。
【0032】 図5に示す第2実施例は、注口管カバー7に形成した管保持部77の変形例を 示している。この第2実施例の管保持部77では、一方の内向き突部78の先端 部に他側の内向き突部78側に向く横曲げ部79を形成している。又、この横曲 げ部79の先端と他側の内向き突部78との間には上部連結管83の外径とほぼ 同径かあるいはそれよりやや小径の間隔が形成されており、両内向き突部78, 78間に嵌挿させた上部連結管83が不用意に抜け出さないようにしている。尚 、上部連結管83は弾性を有しているので、該連結管83をつまんで変形させれ ば両内向き突部78,78の先端開口部から両内向き突部78,78間の空所に 自由に出し入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例にかかる液体容器の縦断面
図である。
【図2】図1のIIーII断面図である。
【図3】図2のIIIーIII断面図である。
【図4】図1の一部分解斜視図である。
【図5】本考案の第2実施例の液体容器における図2相
当図の一部拡大図である。
【符号の説明】
1は液体容器本体、2は蓋体、3はエアーポンプ、4は
外ケース、5は内容器、6は肩部材、7は注口管カバ
ー、8は液量表示装置、9は液体注出通路、49は内向
き係止縁部、61は前方突出部、69は外向き係止部、
72は内側端縁(載せ部)、97は注口管である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外ケース(4)内に設けた内容器(5)
    内の液体を注出する一連の液体注出通路(9)を有し、
    さらに該液体注出通路(9)の注口管(97)を、外ケ
    ース(4)上部の肩部材(6)と注口管カバー(7)と
    で被覆してなる液体容器であって、前記注口管カバー
    (7)を前記肩部材(6)の前方突出部(61)の下面
    に当てがい且つ該注口管カバー(7)の内側端縁(7
    2)を外ケース(4)の上端開口縁に載置して、前記外
    ケース(4)の上端開口縁に形成した内向き係止縁部
    (49)に前記肩部材(6)を無理嵌合させることによ
    り、前記注口管カバー(7)を前記前方突出部(61)
    の下面と外ケース(4)の上端開口縁の間で固定したこ
    とを特徴とする液体容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015098352A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 象印マホービン株式会社 飲料容器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5146152U (ja) * 1974-10-03 1976-04-05
JPS56148335U (ja) * 1980-04-07 1981-11-07
JPH0218350U (ja) * 1988-07-20 1990-02-07

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