JPH0621323Y2 - 根上がり盆栽の成形筒 - Google Patents

根上がり盆栽の成形筒

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JPH0621323Y2
JPH0621323Y2 JP11898490U JP11898490U JPH0621323Y2 JP H0621323 Y2 JPH0621323 Y2 JP H0621323Y2 JP 11898490 U JP11898490 U JP 11898490U JP 11898490 U JP11898490 U JP 11898490U JP H0621323 Y2 JPH0621323 Y2 JP H0621323Y2
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bonsai
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forming cylinder
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和正 加藤
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和正 加藤
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、根上がり盆栽を育成するのに用いる成形筒に
関する。
(従来の技術) 最近、さつきなどの根上がり盆栽が盛んに育成されるよ
うになってきた。
その理由は、根の太りが幹に比べて早く、またその奇怪
な姿や、軽妙な風趣、根の絡みのおもしろさ、根が癒着
しやすいこと、地上に出しても育成することから、根を
幹に見たてて太幹のものをつくることができ、しかも充
分に鑑賞されるためであり、この根上がり盆栽の育成法
には種々の手段があるが、主に土から抜き取った挿し芽
一年苗に根の土を落とし、ほぐした根の中に水苔をたっ
ぷり入れ、根を広げてこの上よりラフイア紐や麻縄で巻
き付けて形をくずさない程度に縛り、この時の水苔は根
の3分の2程度とし、水苔の量や固さには技術を要し、
残りの3分の1を土中に入れ、根上がり部分に折曲部を
成形したい場合は、上記の植え込み時より1〜3年程し
たのち、再び土から抜き取って上述同様な作業を行な
う。この場合、前回の根の流れとは逆に、より太く、根
張りをつくってバランスを整えていた。
(考案が解決しようとする課題) 上記の根上がり盆栽は、その育成時に根元に水苔を入れ
るため、芯部には水分が溜まり、また、外部は乾く状態
となるので、根ぐされが起こりやすく、また、根と枝と
のバランスも悪くなる。さらに折曲部を作るために必要
以上に紐を締め付けると根が弱くなったり、傷付けたり
するので、所望の曲がり角度を作ることができず、また
折曲部は無理して折曲締付けているので、折曲部より下
方の根の成長が遅くなったり、弱くなったりする。
そこで、本考案は上記の課題を解決するためになされた
もので、根ぐされを起こしたり、バランスが悪くなるこ
とがなく、さらに任意の折曲部を非常に簡単な手段にて
得ることができ、また根が強く、かつ成長の早い根上が
り盆栽の成形筒を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案の根上がり盆栽の
成形筒は、硬質合成樹脂よりなるメッシュ地を裁断した
生地を用いて、下部より上部の円周が小さく、かつその
途中の少なくとも1カ所に折曲部を形成するよう縫合し
て成形されていることを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、根を紐などで締め付けることなく、任
意の折曲部を非常に簡単な手段で得ることができ、また
根が強く、かつその成長を阻害されることがない。
さらに、水苔を必ずしも必要としないので、根ぐされを
生じることなく、バランスが良好な盆栽を得ることがで
きる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示す成形筒は、硬質合成樹脂製のメッシュ地を
台形状に裁断し、この生地1の両側縁部を縫合2して截
断円錐形状とし、この上縁部と上記生地1より狭幅の第
2の生地3の下縁部とを縫合4し、この生地3の両側縁
部を折曲部5が形成されるように縫合6したものであ
る。
上記の構成によるので、土から抜き取った挿し芽一年苗
の根の土を落とし、ほぐした根の上部より3分の2程の
根中に肥料、土壌改良材、保水材などの植生材料を直
接、または腐蝕性繊維で形成した麻袋などに入れて成形
筒中に充填させて、残りの3分の1を土中にいれて整
え、1〜3年後、成形筒を切り取って仕上げる。
上記構成のように、下部生地1より上部生地3に狭幅を
用いて折曲部5を形成したので、根を紐などで締め付け
ることなく、任意の折曲部を形成することができ、また
根が強くかつその成長を阻害されることがない。
さらに、水苔を必ずしも必要としないので、根ぐされを
生じることなく、バランスが良好な盆栽を得ることがで
きる。
しかも、メッシュ地を用いることにより、通風、水捌け
が良好で、根の成長が良くなる。
第2図に示す成形筒は、前例(第1図参照)の成形筒よ
り折曲部を多く形成するようにしたもので、硬質合成樹
脂よりなるメッシュ地を裁断して、生地11,12,13を形成
し、この各生地11,12,13の各両側縁部を縫合14,15,16す
ると共に、各生地11,12,13の上下縁部を縫合17,18した
ものである。
19は生地12と一体的に形成した襠部、21〜25は各部に形
成した折曲部である。
上記の構成によるので、前例同様第3図に示すように仕
上げる。その他の点および作用・効果は、前例と同様な
ので省略する。
なお、各生地はメッシュ地に限らず、合成樹脂で一体的
に形成してもよく、また数年で腐蝕する材料で形成して
もよい。
さらに、成形筒は図示において、断面円乃至楕円形状と
したが、これは偏平状の円周としてもよい。
(考案の効果) 本考案は下部より上部の円周が小さく、かつその途中の
少なくとも1カ所に折曲部を形成したので、根を紐など
で締め付けることなく、所望の折曲部を得ることがで
き、また根が強く、かつその成長を阻害されることがな
い。
さらに、水苔を必ずしも必要としないので、根ぐされを
生じることなく、バランスが良好な盆栽を得ることがで
きる。
しかも、メッシュ地を用いることにより、通風、水捌け
が良好で、根の成長が良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案の異なる実施例を示す斜
視図、第3図は第2図の使用状態を示す一部省略斜視図
である。 1,3,11〜13……生地、5,21〜25……折曲部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部より上部の円周が小さく、かつその途
    中の少なくとも1カ所に折曲部を形成したことを特徴と
    する根上がり盆栽の成形筒。
  2. 【請求項2】前記成形筒は硬質合成樹脂よりなるメッシ
    ュ地で形成されたことを特徴とする請求項(1)に記載の
    根上がり盆栽の成形筒。
  3. 【請求項3】前記成形筒は裁断した生地を縫合して形成
    されたことを特徴とする請求項(1)及び(2)に記載の根上
    がり盆栽の成形筒。
JP11898490U 1990-11-13 1990-11-13 根上がり盆栽の成形筒 Expired - Lifetime JPH0621323Y2 (ja)

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JPH0474936U JPH0474936U (ja) 1992-06-30
JPH0621323Y2 true JPH0621323Y2 (ja) 1994-06-08

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