JPS60338Y2 - 護岸植栽用植木鉢 - Google Patents

護岸植栽用植木鉢

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Publication number
JPS60338Y2
JPS60338Y2 JP3690280U JP3690280U JPS60338Y2 JP S60338 Y2 JPS60338 Y2 JP S60338Y2 JP 3690280 U JP3690280 U JP 3690280U JP 3690280 U JP3690280 U JP 3690280U JP S60338 Y2 JPS60338 Y2 JP S60338Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planting
roots
pot
flower pot
seawall
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Expired
Application number
JP3690280U
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English (en)
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JPS56138926U (ja
Inventor
貞夫 伊藤
Original Assignee
有限会社聚楽園
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Filing date
Publication date
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Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は植木鉢、特に、道路の土留め擁壁或いは河川の
護岸強化を目的とする緑化植栽用として使用される植木
鉢に関するものである。
一般に道路の擁壁の護岸方法としては、傾斜した岸壁を
コンクリートで固める方法と、芝草又はパーミューダ・
グラス等を植設して固める方法とが採用されていること
は周知の通りであるが、前者即ちコンクリート構築の場
合は、景観がきわめて殺風景てあり、護岸目的達成にお
いては有用であるが、現在の都市の様に緑の少い場所に
おいては、必ずしも適切な手段とは云い難い。
一方、後者即ち芝草等を使用した場合には、景観として
は好ましく適切であるが、護岸目的からすれは、草類を
利用するため、それらの根は浅く、出水等に際しての防
護力は弱く、好ましいものとは云い難い。
本考案は、上述のような従来の護岸方法における欠点を
除去し、更に景観を向上すると同時に草類よりも遥かに
高い防護力を発揮する樹木を植栽するに当って、植木の
生長を保護育成するに効果的な護岸植栽用の植木鉢を提
供せんとするものである。
このさため本考案においては、円筒状又は多角筒状に形
成した容器本体の底部開口内方に張出縁部を周回するか
、或は複数個の突出縁部を附設すると共に容器本体を形
成する側壁には、上部開口周縁より一定巾の上部壁を置
いて多数の透孔を穿設する一方、この透孔壁部を肉薄に
形成腰植木の根の生長に伴う拡圧力によって、該壁部が
容易に破壊されるようにした護岸植栽用の植木鉢に係る
ものである。
この植木鉢により、傾斜した河川の岸壁のみならず、要
すれば、土質の悪い新造設地等においても、きわめて有
効ならしめたものである。
即ち本考案の植木鉢では、苗木の移植後、その保護養成
期間中は、培養土壌或は肥料等が、鉢内に保たれて成育
を維持助長する一方、一定の期間を過ぎて鉢を埋設した
場所の土壌と鉢内の土壌とが互になじみ、根の成長が活
発になると、鉢外に根が張り出し、側壁に穿った多数の
透孔より外方に張出し、透孔口径より犬きくなると、透
孔壁部が根の張出力によって自然に破壊され、根が外方
に自由に伸長して、根の有する本来的な護岸強化を達成
するようにしたものである。
更に根が充分に発達すると、残存した上部壁部分は、人
為的に抜き取り破壊することにより、自然に育った樹木
と何ら変りない状態となり得るものである。
以下本考案の要旨を図面に示した実施例に基いて説明す
る。
1は本考案に基く円筒状の容器本体て、上部開口2と底
部開口3とを有し、底部開口3とを有し、底部開口3に
は、内方に突出する張出縁部4を周回形成する一方、上
部開口2周縁より一定の巾dを有する上部壁1′を置い
て多数の透孔を穿設した透孔壁部6を形成しである。
第2図乃至第3図示の実施例における張出縁4は、底部
開口3の周縁に沿って環状に形成しであるが、第4図の
張出縁部4′は、部分的に突出させであるもので、植栽
される植木の種類等により選択使用し得るようにしであ
る。
か)る構成からなる本考案植木鉢の使用の態様を説明す
ると、先づ護岸に必要とする樹木の苗木を培養土壌と共
に容器本体1内に埋設し、或は所要の肥料と共に埋設し
た後、鉢ごと河川の傾斜面10に埋設する。
(第1図示) この状態において、苗木が一定度育戊す
るまて容器本体1によって鮭肉の土壌と外部の土壌とが
分離されているが、容器本体1の透孔5及び底部開口3
を介して次第に鉢内外の土壌が互になじみ、これに従っ
て苗木も次第に外部の土壌に対してなじみ、苗木の根が
、透孔5及び底部開口3を経て外方に張り出し、更に成
長して根が犬きくなり、容器全体を外方に拡圧すること
)なる。
この状態においては、透孔壁部6が肉薄に形成され、そ
の上透孔5の多数を穿開しであるため、強度弱く前述の
根の拡圧力によって破壊されること)なり、その後、根
は自由に外方に張り出して隣接する植木11,11間に
互に根の交錯が行われて傾斜面10の崩れを強力に防止
すると共に、樹木11により河川の景観を一層引き立た
せること)なる。
しかも根の交錯によって護岸強化の効果も充分に発揮し
得ることは前述の通りである。
かくして苗木の栽培を終了した植木鉢の残存した上部壁
1′は、抜き取つて破壊した後、取り去れば、鉢使用の
何らの痕跡も残さないものとなる。
以上述べた如く、本考案によれば、苗木の間には鮭肉で
栽培され、次第に鉢内外の土壌のなじみと共に苗木が成
長し、終に自然に透孔壁部が破壊されて根の張り出しが
自由に行われて護岸作用を強化し最後に上部壁を取り除
くものであるから、景観上好ましく、前述の樹木の成長
の保護育成と相俟って実用上多大の利益を有するもので
ある。
更に本考案の植木鉢は、植木の保管用として従来使用さ
れて来たワラナワ等による根巻きに替えて使用すること
ができ、そのま)所要の場所に埋設することができるも
ので、作用効果は、前述の護岸の場合と同様であり、樹
木の保護、成長に役立つことは云うまでもない。
尚、本考案植木鉢を形成する材料は、例えば竹、木製或
は陶土器製等経年的使用によって腐蝕するものが好まし
いが、要は苗木よりの育成時には容器として培養を助長
し、植木の成長後には自然に破壊されて、根の自由な拡
張を許容し得るものであることは云うまでもない。
又防虫用の薬剤を透孔壁部に塗布することも苗木の培養
時には効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案植木鉢を河川傾斜面に埋設した一例を示
す断面図、第2図は本考案植木鉢の斜面図、第3図はそ
の平面図、第4図は底部開口の異った他の実施例を示す
平面図、第5図は第2,3図の一部切欠正面図である。 1・・・・・・容器本体、1′・・・・・・・・・上部
壁、2・・・・・・上部開口、3・・・・・・底部開口
、4・・・・・・張出縁、5・・・・・・透孔、6・・
・・・・透孔壁部、10・・・・・・河川の傾斜面、1
1・・・・・・植木。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状又は多角筒状に形成した容器本体の底部開口内方
    に張出縁部を周回又は複数個突出すると共に側壁には上
    部開口周縁より一定巾の上壁部を置いて多数の透孔を穿
    設し且つ植木の根の拡圧力によって破壊されるように肉
    薄に形成した透孔壁部を設けたことを特徴とする護岸植
    栽用植木鉢。
JP3690280U 1980-03-18 1980-03-18 護岸植栽用植木鉢 Expired JPS60338Y2 (ja)

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JP3690280U JPS60338Y2 (ja) 1980-03-18 1980-03-18 護岸植栽用植木鉢

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JP3690280U JPS60338Y2 (ja) 1980-03-18 1980-03-18 護岸植栽用植木鉢

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JPS56138926U JPS56138926U (ja) 1981-10-21
JPS60338Y2 true JPS60338Y2 (ja) 1985-01-08

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ID=29632482

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0728616B2 (ja) * 1989-11-10 1995-04-05 忠敬 美濃地 造林方法及び育苗用ポット

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JPS56138926U (ja) 1981-10-21

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