JPH04108Y2 - - Google Patents

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JPH04108Y2
JPH04108Y2 JP1985155063U JP15506385U JPH04108Y2 JP H04108 Y2 JPH04108 Y2 JP H04108Y2 JP 1985155063 U JP1985155063 U JP 1985155063U JP 15506385 U JP15506385 U JP 15506385U JP H04108 Y2 JPH04108 Y2 JP H04108Y2
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JP
Japan
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seed
rope
paper
straw
seeds
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JP1985155063U
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JPS6264204U (ja
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Publication of JPH04108Y2 publication Critical patent/JPH04108Y2/ja
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Landscapes

  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、土手傾斜面に護岸のために草花を植
生せしめる植生具の改良に関するものである。
「従来の技術」 従来提案されている法面緑化用の植生具に関す
るものとしては、実開昭58−6849号等の他に多数
が存在する。これらの植生用具は傾斜法面に植物
を成育させて傾斜地の緑化を図る目的の他、地表
面の侵食や地スベリ等の防止を図ることを目的と
して形成されている。そして、法面に対し張設を
容易にするため、種子や肥料等を挟持せしめた布
状の緑化具を敷設し、その上から更に法面おさえ
用のネツトをかぶせて全体を法面上に一体に接着
固定して形成されたものであつた。
また、草花の種子を包着した種子帯紙と補強用
糸条とを縄状に編み込んで種子縄を形成したもの
が存在した(例えば、実公昭44−20908号公報
等)。
「考案が解決しようとする問題点」 従来の緑化用植生具は上記のように布状に構成
されているので、傾斜法面に固定する場合、ネツ
トを用いなければならなかつた。そのために緑化
具の敷設作業とネツトの敷設作業とを行う必要が
あり、作業工程と多くの施工期間を要するという
問題を有している。
また、後者の種子縄に形成した植生具の場合に
は、この種子縄自体によつて適宜の粗さの網を編
組するものであるため、布状に構成された植生具
のように法面への敷設作業の後に、更にネツト等
による敷設作業を必要としないので、施工がきわ
めて容易で運搬や取り扱いが容易という利点を有
している。
しかしながら、種子縄によつて網状(ネツト)
に編み込むものであるために、所要の面積範囲に
任意の模様形状にデザイン化した植生をすること
ができず、単一な植生形態だけであり、植生法面
に対するデザイン設計の範囲が限られるという問
題を有していた。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上記のような問題点を解決する手段と
して次のような手段を講じたものである。
草花の種子を可溶紙に包着した種子帯紙と藁と
補強用糸条とを縄状に編み込んで種子縄を形成
し、この種子縄を縦横に適宜の編み込みゲージを
有する芯材にからませて任意の模様を形成するよ
うにしたものである。
そして、緑化具の敷設作業とネツトの敷設作業
とを同時に行うと共に、法面の所要の面積範囲に
種々の形状模様に張架固定することのできる植生
具を提供せんとするものである。
「実施例」 以下、本考案を図示の実施例によつて説明する
と、第1図は本考案の実施例に係る植生具の平面
図で、第2図は植生具に用いる種子縄を拡大した
斜視図で、第3図は種子縄を種々の形状にデザイ
ン化した状態の応用例の平面図である。
図において、1は種子帯紙で、該帯紙1は帯状
の水溶性の可溶紙2により構成され、該可溶紙2
には草花の種子3等が適宜に接着され、区画され
た小部屋に包着保持されている。4は複数本の絹
の細糸繊維5を内在させた藁である。6は補強用
糸条である。これらの種子帯紙1と藁4とを縄状
に編み込んで種子縄7が形成されている(第2図
参照)。
そして、この種子縄7には補強用糸条6が上記
の種子帯紙1及び藁4と共に編み込まれており、
種子縄7の腐敗による崩壊を防止している。な
お、第2図の実施例においては、種子縄7を更に
3本を用いて編み込んだ状態を示してあるが、こ
れに限定されないこと勿論である。
この種子縄7を用いて適宜の大きさに編み込ま
れた芯材8の縦横の芯材8a,8bに花模様等、
種々の模様形状にからませることにより形成され
ている。なお、芯材8の編み込みゲージの大きさ
を変化させることにより、より変化のある模様形
状を描くことができ、また、種類の異る種子縄を
用いても同様に描くことができ、多様に変化した
デザイン化を図ることができる。
「作用」 本考案に用いた草花の種子3は、水に溶け易い
帯状に区画された小部屋に包着保持された可溶紙
2に包着されており、藁4や補強用糸条6と共に
縄状に編成した種子縄7であるので、施工に際し
て、種子は容易にこぼれ落ることなく肥料と保温
を兼ねる藁4によつて保持されて育成される。そ
して、藁4には強い絹の細糸繊維5(天蚕糸がよ
い)が複数条内在してあるので藁4が早期に腐敗
しても藁の破壊は、補強用糸条6と共に防止さ
れ、種子3は一定期間落こぼれることなく保持さ
れる。
従つて、芯材8に種々の模様形状にからませた
種子縄7は、芯材8に形成された模様形状によつ
て種子3を育成して草花を根着させる。そして、
施工に際しては、単に芯材8を土手法面の所要の
面積に拡開して要部を固定するだけでよいから施
工が極めて容易であり、しかも模様状に草花を植
生することができ、芯材8は折り畳みができるか
ら運搬も容易である。
また、施工後は時間の経過と共に雨水等で溶融
する水溶性の可溶紙2に包着した種子帯紙1から
種子3が発芽し、上述のように細糸繊維5や補強
用糸条6により藁4の腐敗が早過ぎても風雨など
によつて種子3が飛散することはない。
「考案の効果」 本考案は叙上のように、草花の種子3を可溶紙
2に包着した種子帯紙1と藁4と補強用糸条6と
を縄状に編み込んで種子縄7を形成し、この種子
縄7を縦横に適宜の編み込みゲージを有する芯材
8にからませて任意の模様を形成するようにした
ものである。
従つて、従来の植生具と同じように施工がきわ
めて容易で運搬や取り扱いが容易となる他、所要
の面積範囲に種々の模様形状に種子を播いて植生
することができ、植生法面に対するデザイン化の
設計が多様となるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る植生具の平面図
で、第2図は植生具に用いる種子縄を拡大した斜
視図で、第3図は種子縄を種々の形状に芯材にデ
ザイン化した状態の応用例の平面図である。 1……種子帯紙、2……可溶紙、3……種子、
4……藁、6……補強用糸条、7……種子縄、8
……芯材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 草花の種子3を可溶紙2に包着した種子帯紙1
    と藁4と補強用糸条6とを縄状に編み込んで種子
    縄7を形成し、 この種子縄7を縦横に適宜の編み込みゲージを
    有する芯材8にからませて任意の模様を形成する
    ようにしたことを特徴とする植生具。
JP1985155063U 1985-10-09 1985-10-09 Expired JPH04108Y2 (ja)

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JP1985155063U JPH04108Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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JP1985155063U JPH04108Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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JPS6264204U JPS6264204U (ja) 1987-04-21
JPH04108Y2 true JPH04108Y2 (ja) 1992-01-06

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ID=31075425

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JPS6264204U (ja) 1987-04-21

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