JPH0522054Y2 - - Google Patents

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JPH0522054Y2
JPH0522054Y2 JP1986138276U JP13827686U JPH0522054Y2 JP H0522054 Y2 JPH0522054 Y2 JP H0522054Y2 JP 1986138276 U JP1986138276 U JP 1986138276U JP 13827686 U JP13827686 U JP 13827686U JP H0522054 Y2 JPH0522054 Y2 JP H0522054Y2
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JP
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bag
cloth
seedlings
transplanting
roots
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JP1986138276U
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JPS6342061U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の利用技術分野] 本考案は、苗木、低木等の移植用袋体に関する
ものである。
[従来の技術] 近年、都市の緑化事業の進行、果樹園の増加等
により、ミカン類、クス、ケヤキ等の苗木需要は
高く、これらの需要に応じて出荷する苗木産地で
は、大量の苗木を掘り出し根土を保護するための
根巻き作業が必要である。
従来、樹木等の根巻き作業は藁、菰等を巻きつ
け、縄で俵がけする方法が古くから行なわれてい
た。
これに代るものとして、長繊維不織布により根
土を包み、根の上部で巾着結びする根巻きシート
が実開昭51−51251号により提案され、また、ネ
ツト形状のスクリムにより補強された長方形の不
織布シートの長辺両端に紐を設けた根巻き梱包具
も実公昭55−42号によつて提案されている。
[考案が解決しようとする問題点] このような根巻き作業、特に藁、菰等を用いる
方法は、大量に出荷する苗木産地にあつては、作
業に多くの労力と熟練を用し、荷崩れによる移植
後の活着が悪いなどの問題点があつた。
また、実開昭51−51251号、実公昭55−42号に
開示される梱包具は、前記の方法に比べれば熟練
を要することなく手軽に作業ができ、荷崩れも起
りにくいという利点はあるものの、相変らず根巻
きという作業は必要であり、出荷労力の軽減とい
う点から未だ不充分である。
本考案は、これら従来の問題点を解決すべく鋭
意検討の結果なされたものであり、その目的とす
ることは、苗木類の移植に際し根巻き作業を必要
とせず極めて簡単に移動、移植が可能な苗木の移
植用袋体を提供するにある。
[問題を解決するための手段] 本考案は、不織布からなる前部布と後部布とを
結合させた袋体であつて、該前部布と後部布との
間に底部を形成する折り込み襞を設けて共に折り
たたみ、上開口部を残して結合した苗木類の移植
用袋体を要旨とする。
以下、本考案を実施の一例を示す図面によつて
詳述する。
第1図は、本考案の袋体を制作する前の段階の
折りたたみの状態を示す斜視図であり、長方形の
不織布をほぼ中央から二つ折にし、折り目5を上
部に前部布1の幅の略4分の1の高さを有する折
り込み襞3を形成するよう折り目6aによつて前
部布を折り返し、同様に後部布2を折り目6bに
よつて略同等の長さに折り返す。かくして折りた
たんだ不織布を、第2図の如く結合して袋体を形
成する。
第2図は袋体の正面図であり、前部布1と折り
込み襞3および後部布2を形成するよう折りたた
み、開口部を残して結合部4a,4bのように結
合するのである。
結合手段は、ミシン縫製、接着剤による接着あ
るいは、繊維相互の熱による融着等いずれであつ
てもよい。
袋体の横幅は特に限定はされないが、折り込み
襞3の高さの約4倍の長さがあれば袋体の使用に
際し、苗木を植え込んだ時に拡幅した袋体が円筒
状になるのに無理がなく、底部も広い安定した底
面を形成して作業がやり易いという点で好ましく
採用される。
後部布2の高さは、第2図に例示したように、
前部布1のそれより2〜4cm程度長い方が、苗木
の植え込みの際に把つ手として利用でき作業上好
ましい。
かくして、作製された本考案の袋体は、苗木類
の移植に際し以下の如く使用される。
一般に苗木類の移植は、樹種によつても異なる
が、生育までの段階では数回に亘つて行なわれる
ことが多い。
従つて、樹種、出荷までの育苗の程度により使
用する袋体の大きさは適宜選択される。本考案の
袋体による育苗は、いわゆるポツト栽培と同様
に、いわば袋体として使用することができ、その
まま土中に埋め込んで行なうこともできる。
埋め込みの場合は、袋全体を埋没させる必要は
なく、袋体の高さの2分の1程度まで埋め込むだ
けでよい。
一定期間育苗の後、移植に際しては従来の如く
苗木一本毎に根回りを掘り起こし、根巻きすると
いう作業は必要でなく、土中より引き抜くだけで
根や木を傷めることなく掘り出すことができる。
本考案の袋体に用いられる不織布の構成素材
は、ナイロン、ポリエステル等の合成繊維が耐久
性の点から好適である。
不織布は、ペーパーライクで厚さが0.1〜0.88
mm(JISL−1096)のものが好ましく用いられ、
袋体の中で育苗される苗木の根が袋体からはみ出
すことはないが、移植の際には土中から引き抜く
場合に苗木と袋体が離脱しないよう、適度に袋体
を通り抜けたひげ根が土中に伸びる程度の粗さを
持つていることが望ましく、目付きにして30〜
130g/m2、より好ましくは80g/m2以上のもの
が適度で、その通気度は150〜260c.c./cm2/sec程
度(JISL−1096フラジール法)である。
引張強力は縦5.1〜25、横2.7〜10Kg/3cm
(JISL−1096ストリツプ法)程度で、引裂強力は
縦1〜9Kg、横1.7〜9Kg(ペンジユラム法)程
度のものが好ましく、この程度の物性を示すもの
であれば、短繊維、長繊維不織布のいずれかであ
つてもよい。
また必要に応じて袋体の縦方向へ、ミシン等の
縫い目を入れ補強効果を持たせること等も行なわ
れてよい。
更に、用いられる不織布は、黒色に着色すると
遮光効果があり、苗木の根の保護という観点から
より好ましい態様として推奨される。
[考案の効果] 本考案は、不織布を簡単な構造に折りたたみ結
合した袋体であり、作製が極めて容易であり、比
較的厚手で強度のある不織布を用いることによ
り、何ら補強手段も要することなく、それだけで
根巻き梱包具の機能を持ち、通気性、透水性があ
るため土中に埋め込んで育苗が可能である。
移植に際しては、やつかいな根巻き作業を必要
とせず、幹を持つて引き抜くだけで簡単に移植が
でき、袋体から根が突き出すということもなく根
の状態は極めて良く、移植後の生育も枝打ちなど
して移植しなくても、非常に順調に進むという優
れた効果を発揮する物である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の袋体を作製する前の段階の折
りたたみの状態を示す斜視図、第2図は袋体の正
面図である。 1……前部布、2……後部布、3……折込み
襞、4a,4b……結合部、5……折り目、6
a,6b……折り目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 不織布からなる前部布1と後部布2とを結合さ
    せた袋体であつて、前部布1と後部布2との間
    に、開口部の幅の略4分の1の長さを有する高さ
    の底部を形成する折り込みの襞3を設け、かつ開
    口部全幅に亘つて、前部布1と後部布2とでは高
    さを異にした段差を形成させて折りたたみ、開口
    部を残して結合した苗木類の移植用袋体。
JP1986138276U 1986-09-08 1986-09-08 Expired - Lifetime JPH0522054Y2 (ja)

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JPS6342061U JPS6342061U (ja) 1988-03-19
JPH0522054Y2 true JPH0522054Y2 (ja) 1993-06-07

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5157958U (ja) * 1974-10-24 1976-05-07
JPS51135156U (ja) * 1975-04-22 1976-11-01
JPS5416053Y2 (ja) * 1975-04-22 1979-06-26
JPS5689367U (ja) * 1979-12-13 1981-07-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6342061U (ja) 1988-03-19

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