JP2711992B2 - メロン栽培方法 - Google Patents

メロン栽培方法

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JP2711992B2
JP2711992B2 JP6152862A JP15286294A JP2711992B2 JP 2711992 B2 JP2711992 B2 JP 2711992B2 JP 6152862 A JP6152862 A JP 6152862A JP 15286294 A JP15286294 A JP 15286294A JP 2711992 B2 JP2711992 B2 JP 2711992B2
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武志 森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な構成を有するメ
ロン栽培方法に係るもので、詳しくは、メロン栽培にお
ける立ち作り(メロンの茎葉並びに果実を吊す栽培法)
を中心としてなされたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。メロンは農作物の中で特に品
質並びに形状の優秀なものが望まれ、栽培方法の良否に
よってその収益に大きな違いが生じる。栽培要綱から立
ち作りは品質、形状も良く、糖度も高く、収量も多いと
されている。メロンの蔓は朝顔や豆類のように独自に巻
き付いて生存競争するものではなく、土を這って生存す
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.栽培の方法に時期的な保温の関係、立ち作りと這い
作り(茎葉並びに果実を吊さない所謂這い作り栽培法)
があるが、時期的関係のほかに吊り具の不備による労働
超過のため這い作りを余儀なくされることが多い。 2.密生させると、光合成が悪く、その果実は密植させ
るほど品質が低下するので、人為的に茎葉を吊し立体的
に光合成を計ることによって、品質、収量を良くする必
要があるが、一般に適当な紐を用い特別な場合のみ立ち
作りしているに過ぎない。 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、上述の問
題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。本願のもの
は、下記の第1工程ないし第4工程から構成されている
メロン栽培方法である。 第1工程 ビニールハウス1内に左右一対の支柱2,2を植設し、
これら支柱2,2の上端間に重力に絶える強い耐力ロー
プ3を横に張る。 第2工程 耐力ロープ3には吊紐結着テープ4を巻き付けたのち、
この吊紐結着テープ4に所定間隔をもって茎葉吊紐5
を、一方を長吊紐5Cとし、他方を短吊紐5Dとして二
つ折りにして結束する。 第3工程 メロンの蔓6が伸びるのを待ち、当該蔓6の伸長に合わ
せて、まず長吊紐5Cによる結び目5C1で結束支持
し、また、先の伸びるのを待って短吊紐5Dによる結び
目5D1で結束支持する。 第4工程 メロン果実7が出来てくると、このメロン果実の茎7A
の部分に所定幅のテープを輪状に構成した果実吊環8を
重ねた状態で二つ折りにして係止し、この二つ折りにし
た果実吊環8の両先端8Aに連結した果実吊りテープ9
の上端を茎葉吊紐5に結束してメロン果実7を吊り下げ
支持する。
【0005】この場合、下記のようにすることができ
る。第1に、第2工程において、吊紐結着テープ4に対
する茎葉吊紐5の結束は、事前に工作を行うようにす
る。第2に、第2工程において、茎葉吊紐5は紐本体5
Aの一方側面あるいは両側面に、当該紐本体5Aの長さ
方向をもってフイン状の突条5Bを突設して構成され、
第3工程において、結び目5C1,5D1は蔓6に茎葉
吊紐5C,5Dの先端部を一回掛け回したのち形成した
輪5C2,5D2内に手5C3,5D3を二つ折りにし
て挿入して緩く結束され、第4工程において、果実吊り
テープ9については、柔らかい適当な材質の紐を選択し
て用いるよう構成されている。
【0006】
【作用】効果と共に説明する。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。本
発明のメロン栽培方法は下記の通りである。 第1工程 ビニールハウス1内に左右一対の支柱2,2を植設し、
これら支柱2,2の上端間に重力に絶える強い耐力ロー
プ3を横に張る。
【0008】第2工程 耐力ロープ3には吊紐結着テープ4を巻き付けたのち、
この吊紐結着テープ4に所定間隔をもって紐本体5Aの
一方側面あるいは両側面に、当該紐本体5Aの長さ方向
をもってフイン状の突条5Bを突設した茎葉吊紐5を、
一方を長吊紐5Cとし、他方を短吊紐5Dとして二つ折
りにして結束する。なお、この茎葉吊紐5は、適度の硬
さの化学繊維等を素材として構成されているが、適当な
太さと硬軟によって作業中もつれない材質のものを選択
する必要があるが、メロンの蔓や果実の成り蔓を傷めな
いものにすることも大切である。5A1は紐本体5A内
に配された補強用のテグス状化学繊維である。さらに、
この吊紐結着テープ4に対する茎葉吊紐5の結束は、
前に行っておく
【0009】第3工程 メロンの蔓6が伸びるのを待ち、当該蔓6の伸長に合わ
せて、まず長吊紐5Cによる結び目5C1で結束支持
し、また、先の伸びるのを待って短吊紐5Dによる結び
目5D1で結束支持する。これらの結束における結び目
5C1,5D1は蔓6に茎葉吊紐5C,5Dの先端部を
一回掛け回したのち形成した輪5C2,5D2内に手5
C3,5D3を二つ折りにして挿入して緩く結束する。
この場合、突条5Bは蔓に柔らかく当たるように構成さ
れている。したがって、この手5C3,5D3を引く
と、この結び目は容易に解かれることになる。(図4参
照) なお、その後も蔓の伸びるのを待ち、当該蔓を耐力ロー
プ3の上に掛ける。
【0010】第4工程 メロン果実7が出来てくると、このメロン果実の茎7A
の部分に所定幅のテープを輪状に構成した果実吊環8を
重ねた状態で二つ折りにして係止し、この二つ折りにし
た果実吊環8の両先端8Aに連結した果実吊りテープ9
の上端を茎葉吊紐5に結束してメロン果実7を吊り下げ
支持する。この果実吊りテープ9の茎葉吊紐5への結束
状態は、図8を参照して茎葉吊紐5に果実吊りテープ9
の先端を二回掛け回したのち形成した輪9A内に手9B
を二つ折りにして挿入して結束する。なお、果実吊りテ
ープ9については、柔らかい適当な材質の紐を選択して
用いる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.茎葉吊紐5にはフイン状の突条5Bが突設されてい
るので、この茎葉吊紐が蔓6に比較的柔らかく当たるの
で、蔓の損傷を少なくすることができる。 2.茎葉吊紐5にはフイン状の突条5Bが突設されてい
るので、果実吊りテープ9の上端を茎葉吊紐5に結束す
る場合、このフイン状の突条5Bが図8の如く屈曲状態
になるので、これが滑り止めの作用を営み果実吊りテー
プ9が下方にずり落ちることがない。 3.公知のメロン吊りテープ等をもって直接メロンの花
梗(果実のなり蔓)を結束すると、花梗を著しく損傷し
てしまう。 この点、本発明の場合、メロン果実7が出来てくると、
このメロン果実の茎7Aの部分に所定幅のテープを輪状
に構成した果実吊環8を重ねた状態で二つ折りにして係
止し、この二つ折りにした果実吊環8の両先端8Aに連
結した果実吊りテープ9の上端を茎葉吊紐5に結束して
メロン果実7を吊り下げ支持するよう構成されているか
ら、作業が容易であると共に、花梗の損傷を少なくする
ことができる。以上から明らかなように、整枝作業(蔓
からたくさん出てくる枝を除去する作業)を整然と行う
ことができると共に、労力も少なく、作業も容易で栽培
要綱通り立ち作り栽培効果を容易に発揮させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1部を切欠いた全体の斜視図である。
【図2】メロンの蔓を結束した状態を示す正面図であ
る。
【図3】蔓上げならびに玉吊りした状態の側面図であ
る。
【図4】茎葉吊紐の結束状態を説明する要部拡大正面図
である。
【図5】図3における要部拡大図である。
【図6】茎葉吊紐の要部拡大斜視図である。
【図7】茎葉吊紐の他の実施例を示す要部拡大斜視図で
ある。
【図8】茎葉吊紐への果実吊りテープの結束状態を説明
する拡大斜視図である。
【図9】果実吊環の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 ビニールハウス 2 支柱 3 耐力ロープ 4 吊紐結着テープ 5 茎葉吊紐 6 蔓 7 メロン果実 8 果実吊環 9 果実吊りテープ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の第1工程ないし第4工程から構成
    されていることを特徴とするメロン栽培方法。 第1工程 ビニールハウス(1)内に左右一対の支柱(2,2)を
    植設し、これら支柱(2,2)の上端間に重力に絶える
    強い耐力ロープ(3)を横に張る。 第2工程 耐力ロープ(3)には吊紐結着テープ(4)を巻き付け
    たのち、この吊紐結着テープ(4)に所定間隔をもって
    茎葉吊紐(5)を、一方を長吊紐(5C)とし、他方を
    短吊紐(5D)として二つ折りにして結束する。 第3工程 メロンの蔓(6)が伸びるのを待ち、当該蔓(6)の伸
    長に合わせて、まず長吊紐(5C)による結び目(5C
    1)で結束支持し、また、先の伸びるのを待って短吊紐
    (5D)による結び目(5D1)で結束支持する。 第4工程 メロン果実(7)が出来てくると、このメロン果実の茎
    (7A)の部分に所定幅のテープを輪状に構成した果実
    吊環(8)を重ねた状態で二つ折りにして係止し、この
    二つ折りにした果実吊環(8)の両先端(8A)に連結
    した果実吊りテープ(9)の上端を茎葉吊紐(5)に結
    束してメロン果実(7)を吊り下げ支持する。
  2. 【請求項2】 第2工程において、吊紐結着テープ
    (4)に対する茎葉吊紐(5)の結束は、事前に別に行
    うようにした請求項1記載のメロン栽培方法。
  3. 【請求項3】 第2工程において、茎葉吊紐(5)は紐
    本体(5A)の一方側面あるいは両側面に、当該紐本体
    (5A)の長さ方向をもってフイン状の突条(5B)を
    突設して構成され、第3工程において、結び目(5C
    1,5D1)は蔓(6)に茎葉吊紐(5C,5D)の先
    端部を一回掛け回したのち形成した輪(5C2,5D
    2)内に手(5C3,5D3)を二つ折りにして挿入し
    て緩く結束され、第4工程において、果実吊りテープ
    (9)については、柔らかい適当な材質の紐を選択して
    用いるよう構成されている請求項1あるいは請求項2記
    載のメロン栽培方法。
JP6152862A 1994-06-10 1994-06-10 メロン栽培方法 Expired - Lifetime JP2711992B2 (ja)

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JPH07327514A JPH07327514A (ja) 1995-12-19
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CN106332650A (zh) * 2016-09-18 2017-01-18 海南省农业科学院蔬菜研究所 一种厚皮网纹甜瓜整枝留果方法
CN106508353A (zh) * 2016-10-31 2017-03-22 蒋广洁 一种有机秋西瓜种植方法

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