JPH0446540Y2 - - Google Patents

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JPH0446540Y2
JPH0446540Y2 JP5968190U JP5968190U JPH0446540Y2 JP H0446540 Y2 JPH0446540 Y2 JP H0446540Y2 JP 5968190 U JP5968190 U JP 5968190U JP 5968190 U JP5968190 U JP 5968190U JP H0446540 Y2 JPH0446540 Y2 JP H0446540Y2
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strings
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JP5968190U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、吊紐に関するものであり、一層詳
細には、トマト等の蔓性植物を温室などで栽培す
るさいにその蔓茎等を好適に誘導固定する時に使
用される吊紐に関するものである。
〔従来技術および解決すべき課題〕
従来より、トマト等の蔓性植物を温室などで栽
培するに際しては、植物の成長にしたがつて伸び
てくる蔓茎などを適宜懸吊保持して空中に這わせ
栽培している。
ところで、この種の蔓性植物の蔓茎を懸吊して
空中に這わせる手段としては、例えば、第4a図
に示すように、温室の天井に張設した針金線など
を素材とする張線1に紐体3を吊りさげてその端
部に蔓茎を結束することにより懸吊保持したり、
あるいは、第4b図に示すように、この張線1に
2本の紐体5,7を吊りさげ、これらの紐体5,
7相互を所定間隔で結んで複数の結節支持部8
a,8b,8c……を形成し、下方に位置する結
節支持部から順に蔓茎を通して懸吊保持するなど
の方法が採用されている。
しかるに、前者はその都度蔓茎の結束作業をす
る必要があるばかりでなく、通常温室内は湿度や
温度なども高く作業スペースも狭いので作業能率
が低くなり、また、後者は蔓茎をその都度結節す
る必要がなくなるものの下方に位置する結節支持
部から順に蔓茎を通していくため、例えば、結節
支持部8aに蔓茎を通すとその重量で紐体5,7
相互が寄り添うような状態で閉塞してしまい、次
段の以上の結節支持部8b,8c……に蔓茎を通
す作業に手間がかかり、さらには上部の結節支持
部に通した蔓茎はその下方にかかつている重量に
よつて紐体5,7でかなり強く挟持されるので栽
培上好ましくなく、甚だしいときは損傷してしま
うなど種々の解決すべき点が指摘されていた。
〔課題の解決手段〕
そこで、この考案では、2本の紐体のうち一方
の紐体を他方の紐体よりも長く設定し、これらの
紐体を相互にしかも所定間隔で結節して複数の結
節支持部を設け、さらに隣接する結節支持部間の
一方の紐体を弛ませてリング状挿通部を形成する
ことにより、蔓茎の挿通作業の容易化とともにリ
ング状挿通部における蔓茎の損傷も阻止しようと
するものである。
〔作用〕
この考案では、各結節支持部間がリング状挿通
部として開口しているので、蔓茎の挿通作業が容
易となり、またリング状挿通部に挿通された蔓茎
の重量は各結節支持部を介して短い方の紐体のみ
で支持されるのでその上方のリング状挿通部に挿
通された蔓茎に不都合な外力として加わることも
ない。
〔実施例〕
次に本考案に係る蔓性植物の誘導固定用吊紐体
の好適な実施例につき、添付図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
第1図において、本考案に係る誘導固定用吊紐
10は、所定の長さに設定した紐体12とこの紐
体12よりも若干長く設定した紐体14とからな
り、これらの紐体12,14を適宜の固定具16
により相互にしかも所定間隔で結節して複数の支
持部18a,18b,18C……を設けるととも
に各支持部間の紐体14を若干弛ませリング状挿
通部20として形成することにより構成されてい
る。なお、本実施例いおいては紐体12,14相
互の結節手段として固定具16を使用したが、例
えば、単に結んだりあるいは溶着などの方法も使
用できることは勿論である。
このように構成した誘導固定用吊紐10を使用
するに際しては、第2図に示すように、まず、複
数の誘導固定用吊紐10a〜10fを用意してこ
れらの吊紐10の上端部を温室の天井部に張設し
た張線1に所定間隔で結束して垂下させるととも
に吊紐10a,10c,10eの下端部は各蔓性
植物Aの根元に止着する。なお、張線1は蔓性植
物Aを植込んだ畝Bと平行にかつ高さ2m程度に
張設するのが好ましい。
そして各蔓性植物Aが成長して蔓茎となる新芽
が出てきたら、吊紐10aの最下段にリング状挿
通部20a、隣接する吊紐10bのリング状挿通
部20b、さらに隣接する吊紐10cのリング状
挿通部20cのように順次斜め上方に指向するよ
うに挿入して這わせ、さらに他の蔓性植物Aも同
様に斜め上方に指向するように挿入して這わせる
ことにより各蔓性植物Aの蔓茎を空中に懸吊保持
する。この場合、各リング状挿通部20に挿通さ
れた蔓茎の重量は夫々の支持部18(固定具1
6)を介して短いほうの紐体12によつて支持さ
れるのでその上方のリング状挿通部に挿通された
蔓茎に余分な外力が加わることがなく、しかも各
支持部18間には常にリング状に開口した挿通部
20が形成されているので蔓茎の挿通作業も極め
て容易に行うことができるものである(第3図参
照)。
なお、第3図の使用例では、蔓性植物Aを斜め
上方に這わせた例につき説明したが、蔓性植物A
を水平方向に這わせたり、さらには垂直方向に保
持する時などにも使用できることは言うまでもな
い。
〔考案の効果〕
先に述べたように、本考案に係る誘導固定用吊
紐によれば、各結節支持部間にリング状の挿通部
が形成されているので蔓茎を通す作業を能率的に
行うことができ、またこの挿通部に挿通された蔓
茎には余分な外力が加わらないので損傷したり成
長を阻害したりすることもなく、従つて、好適な
栽培ないしは収穫を行うことができる等種々の利
点を有しその実用的効果は極めて大きい。
以上、本考案に係る蔓性植物の誘導固定用吊紐
の好適な実施例につき説明したが、本考案はこの
実施例に限定されるものではなく、本考案の精神
を逸脱しない範囲内においては種々の改変をなし
得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る蔓性植物の誘導固定用吊
紐の好適な実施例を示す側面説明図、第2図は第
1図に示す誘導固定用吊紐の使用状態の説明図、
第3図は第2図の使用状態におけるリング状挿通
部による蔓茎の懸吊説明図、第4a図および第4
b図は蔓性植物の蔓茎を懸吊する従来の説明図で
ある。 10……誘導固定用吊紐、12,14……紐
体、16……固定具、18……結節支持部、20
……リング状挿通部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の長さに設定した紐体12とこの紐体より
    も長い寸法に設定した紐体14とからなり、これ
    らの紐体12,14を相互にしかも所定間隔で結
    節して複数の結節支持部18を設けるとともに隣
    接する結節支持部間の一方の紐体14を弛ませて
    リング状挿通部20を形成することを特徴とする
    蔓性植物の誘導固定用吊紐。
JP5968190U 1990-06-07 1990-06-07 Expired JPH0446540Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5968190U JPH0446540Y2 (ja) 1990-06-07 1990-06-07

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JP5968190U JPH0446540Y2 (ja) 1990-06-07 1990-06-07

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Publication Number Publication Date
JPH0419149U JPH0419149U (ja) 1992-02-18
JPH0446540Y2 true JPH0446540Y2 (ja) 1992-11-02

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ID=31586393

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JP5968190U Expired JPH0446540Y2 (ja) 1990-06-07 1990-06-07

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JPH0419149U (ja) 1992-02-18

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