JPH06212819A - 駐車パレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駐車パレットを、簡単で費用を節約する構造
であるが駐車システムにおいてより機能保障的で頑丈な
運転が可能にされるように形成する。 【構成】 特に駐車システムにおいてその上に留められ
た車両の水平および／又は垂直移動のための、その下側
に幾つかのころがり要素３が軸受けに取り付けられてい
る長方形のベースプレート２をもつ駐車パレット１に関
係する。その際駐車パレット１は、その端領域において
外側の案内プロフィール８をもつプロフィールフレーム
７に取り囲まれた縦および横にベースプレート２を通っ
て延びる縦梁５および横梁６をもつ輸送十字形４を有
し、その際、輸送十字形４とプロフィールフレーム７間
の領域に格子状駐車面９、9'が配置されている。輸送十
字形４の少なくとも１つの梁とプロフィールフレーム７
はその際下側にころがり要素３のための軸受け場所を備
えられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、特に駐車システムにお
いてその上留められた車両の水平および／又は垂直移動
のための、その下側に幾つかのころがり要素が軸受けに
取り付けられている長方形のベースプレートをもつ駐車
パレットに関する。

【０００２】

【従来の技術】技術の水準として既に、下側に４個のこ
ろがり要素を有し、上側に車両の前輪を入れるための溝
を備えられた長方形に形成された駐車パレットの使用が
公知である（DE 28 04 422Al）。これら公知のパレット
は、締付け装置が移動駆動装置の駆動体への結合を作り
出し、その結果これにより当該のパレットが任意に直線
的に移動され得るように形成されている。これによって
高い建設上の出費が生じる。

【０００３】さらに技術の水準には、合計８個のローラ
ー対をもつパレットが適用される車両用フロア駐車装置
が含まれる（DE 40 28 590 Al ）。各パレットはそれ自
身の駆動モータを有し、その際ローラー対は、１つの平
面ないし他の平面における移動を可能にしないし禁止す
るために、上昇および下降可能に形成されている。この
構成のためにまたこのパレットにおいても高い建設上の
出費が生じる。

【０００４】さらに、パレットが夫れ夫れ駆動域とフレ
ームから成る駐車システムが公知である（PCT/EP89/006
18）。各フレームはリフト装置を通して支持構造に支え
られている。パレットのローラーは夫れ夫れ上昇および
下降可能である。さらにこのシステムは、パレットの積
重ね並びに空のパレットの出発点への戻し輸送可能性を
考慮している。だがパレットの形成はまた建設上および
コストに関し費用がかかる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】それに対しこの発明の
根底には、初めに挙げられた種類の駐車パレットを、簡
単で費用を節約する構造であるが駐車システムにおいて
より機能保障的で頑丈な運転が可能にされるように形成
する課題がある。

【０００６】

【課題を解決するための手段、作用及び効果】

【０００７】この課題は発明に従い、その端領域におい
て外側の案内プロフィールをもつプロフィールフレーム
に取り囲まれた縦および横にベースプレートを通って延
びる縦梁および横梁をもつ輸送十字形を駐車パレットが
有し、輸送十字形とプロフィールフレーム間の領域に格
子状駐車面が配置されおよび輸送十字形の少なくとも１
つの梁とプロフィールフレームが下側にころがり要素の
ための軸受け場所を備えられることによって解決され
る。

【０００８】これによって、駐車パレットの簡単で、費
用を節約し、頑丈な構造の利点が生じる。

【０００９】輸送十字形の縦および横梁は夫れ夫れ下側
に向けられたU形プロフィールを有し、その脚の間に駆
動体ウェブがある。これら駆動体ウェブとそれに係合可
能な輸送システムを通じて、発明による駐車パレットが
XないしY方向に簡単な方法で移動される。その際発明の
さらなる形成において、縦梁の駆動体ウェブの数は横梁
の駆動体ウェブの数より少ないことができ、その際例え
ば縦梁の各側は少なくとも１つの駆動体ウェブを有する
ことができる。

【００１０】発明のさらなる形成において、縦および横
梁のＵ形プロフィールの脚の外側に夫れ夫れ、その下側
に球として形成されたころがり要素のための軸受け場所
がある箱形プロフィールが配置されることができる。輸
送十字形はそれによって発明による駐車パレットの基本
的部分を示し、そこから駐車パレットの頑丈な構造が結
果として生じる。その際箱形プロフィールとプロフィー
ルフレームは同じサイズをもつことができる。

【００１１】発明の他の特徴に従い、格子状駐車面はプ
ロフィールにより区分されることができ、その際プロフ
ィールは例えば縦梁の外側とプロフィールフレームの内
側間に配置される。発明に従い、異なる負荷に配慮する
ために、プロフィールが格子状駐車面を等しくない区画
に区分する可能性がある。その際、縦梁の端区画に格子
状駐車面のより小さい区画があることができる。

【００１２】発明の他の特徴に従い、案内プロフィール
はＵ形プロフィールとして形成され、その両脚の前額面
によりプロフィールフレームに固定されることができ
る。この案内プロフィールは同時にいわゆるつかみ溝と
して役立ち、その結果二重機能が存在する。

【００１３】

【実施例】発明は以下、図面に示された実施例によって
詳しく説明される。

【００１４】図１〜図３に示された駐車パレット(1)は
特に任意の駐車システムにおいてその上に留められた詳
しく示されていない車両の水平および／又は垂直移動に
役立つ。駐車パレット(1)は基本的に長方形のベースプ
レートから成る。このベースプレートは、縦梁(5)およ
び横梁(6)をもつ輸送十字形(4)を有し、その際輸送十字
形(4)はその端領域においてプロフィールフレーム(7)に
取り囲まれている。

【００１５】特に図２および図３から見て取れるよう
に、輸送十字形(4)の縦および横梁(5,6)は夫れ夫れ下側
に向けられたＵ形プロフィール(10)を有する。その脚(1
1)および(12)の間に駆動体ウェブ(13)がある。この駆動
体ウェブ(13)は、例えばピボットを備えられたチェーン
キャリヤの形の詳しく示されていない輸送システムに対
する係合可能性として役立ち、その際ピボットが駆動体
ウェブ(13)にぶつかり、それによって縦又は横梁(5,6)
の当該の駆動体(13)への係合に応じて駐車パレット(1)
を縦又は横方向にもたらす。

【００１６】駆動体ウェブ(13)の数はその際縦梁(5)に
おいて横梁(6)の駆動体ウェブ(13)の数より少ないこと
ができる。図１による実施例において、縦プロフィール
(5)は合計４個の駆動体ウェブ(13)を有し、それに対し
横プロイールは合計８個の駆動体ウェブを所有する。

【００１７】縦および横梁(5)および(6)のＵ形プロフィ
ールの脚(11)および(12)の外側に夫れ夫れ箱形プロフィ
ール(14)が配置されている。この箱形プロフィール(14)
の下側にころがり要素(3)のための軸受け場所(15)があ
る。これ以外の軸受け場所(15)が、輸送十字形(4)の端
領域を取り囲むプロフィールフレーム(7)に存在する。
ころがり要素(3)は例えば球として形成されることがで
きる。

【００１８】脚(11)および(12)の両側に配置された箱形
プロフィール(14)とプロフィールフレーム(7)は図 3に
より同じサイズをもつことができる。

【００１９】特に図３から見て取れるように、プロフィ
ールフレーム(7)は外側の案内プロフィール(8)に取り囲
まれている。この案内プロフィール(8)はＵ形プロフィ
ールとして形成され、その際夫れ夫れＵ形プロフィール
の両脚の前額面がプロフィールフレーム(7)に優先的に
溶接により固定される。

【００２０】図１から分かるように、輸送十字形(4)と
プロフィールフレーム(7)間の領域に格子状駐車面(9)お
よび(9′)がある。これら格子状駐車面(9)および(9′)
は、プロフィール(16)により区分されている。その際プ
ロフィール(16)は、縦梁(5)の外側とプロフィールフレ
ーム(7)の内側の間に配置される。図１から、プロフィ
ール(16)が格子状駐車面を等しくない区画(9)に区分
し、即ち、小さな駐車面(9′)と大きな駐車面(9)がある
ことが読み取れる。

【００２１】プロフィールフレーム(7)と箱形プロフィ
ール(14)は、内側をL形プロフィールに例えば溶接によ
り結合されることができる。この優先的に取り巻くプロ
フィール(20)は、格子状駐車面(9)および(9′)を支持す
るのに役立ち、それらはこれにより安定的に支えられ、
高負荷に耐えることができる。

【００２２】図４により、個々のパレット(1)を互いに
積み重ねる可能性が存在し、その際例えば詳しく示され
ていないストッパーによって積み重ねられたパレット
(1)の横移動が起こり得ないことが保証される。

【００２３】駐車パレットは、プロフィールおよび駐車
面に関し、鋼、アルミニウム又は合成樹脂製であること
ができる。また、上記の様々の材料をパレットの形成の
際共に考慮することも考えられる。

【００２４】全体として、頑丈な構造と費用節約的製作
を伴い高い積載能力を有し、積み重ね可能で、どの駐車
システムにおいても利用可能である駐車パレット(1)が
作り出される。

【図面の簡単な説明】

【図１】駐車パレットの平面図

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線による断面図

【図３】一部が断たれた図２による拡大断面図

【図４】積み重ねられた駐車パレットの側面図

【符号の説明】

１ 駐車パレット ２ ベースプレート ３ 転がり要素 ４ 輸送十字形 ５ 縦梁 ６ 横梁 ７ プロフィールフレーム ８ 案内プロフィール ９、9' 格子状駐車面 10 Ｕ形プロフィール 11、12 脚 13 駆動体ウェブ 14 箱形プロフィール 15 軸受け場所

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 特に駐車システムにおいてその上に留め
   られた車両の水平および／又は垂直移動のための、その
   下側に幾つかのころがり要素が軸受けに取り付けられて
   いる長方形のベースプレートをもつ駐車パレットであっ
   て、その端領域において外側の案内プロフィール(8)を
   もつプロフィールフレーム(7)に取り囲まれた縦および
   横にベースプレート(2)を通って延びる縦梁(5)および横
   梁(6)をもつ輸送十字形(4)を駐車パレット(1)が有し、
   輸送十字形(4)とプロフィールフレーム(7)間の領域に格
   子状駐車面(9,9′)が配置されおよび輸送十字形(4)の少
   なくとも1つの梁とプロフィールフレーム(7)が下側にこ
   ろがり要素(3)のための軸受け場所(15)を備えられてい
   ることを特徴とする駐車パレット。
2. 【請求項２】 輸送十字形(4)の縦および横梁(5,6)が夫
   れ夫れ下側に向けられたU形プロフィール（10）を有
   し、その脚(11,12)の間に駆動体ウェブ(13)があること
   を特徴とする請求項１のパレット。
3. 【請求項３】 縦梁(5)の駆動体ウェブ(13)の数が横梁
   (6)の駆動体ウェブ(13)の数より少ないことを特徴とす
   る請求項２のパレット。
4. 【請求項４】 縦梁(5)の各側が中央の両側に少なくと
   も1つの駆動体ウェブ(13)を有することを特徴とする請
   求項２又は３のパレット。
5. 【請求項５】 縦および横梁(5,6)のU形プロフィール(1
   0)の脚(11)および(12)の外側に夫れ夫れ箱形プロフィー
   ル(14)が配置され、その下側に球として形成されたころ
   がり要素(3)のための軸受け場所(15)があることを特徴
   とする請求項２のパレット。
6. 【請求項６】 箱形プロフィール(14)とプロフィールフ
   レーム(7)が同じサイズをもつことを特徴とする請求項
   １又は５のパレット。
7. 【請求項７】 格子状駐車面(9)および(9′)がプロフィ
   ール(6)により区分されていることを特徴とする請求項
   １のパレット。
8. 【請求項８】 プロフィール(16)が縦梁(5)の外側とプ
   ロフィールフレーム(7)の内側の間に配置されているこ
   とを特徴とする請求項７のパレット。
9. 【請求項９】 プロフィール(16)が格子状駐車面(9)お
   よび(9′)を等しくない区画に区分することを特徴とす
   る請求項７又は８のパレット。
10. 【請求項１０】 縦梁(5)の端領域に格子状駐車面のよ
    り小さな区画(9′)があることを特徴とする請求項９の
    パレット。
11. 【請求項１１】 案内プロフィール(8)がU形プロフィー
    ルとして形成され、その両脚の前額面によりプロフィー
    ルフレーム(7)に固定されていることを特徴とする請求
    項１のパレット。
12. 【請求項１２】 プロフィールフレーム(7)と箱形プロ
    フィール(14)が内側を格子状駐車面(9)および(9′)に対
    する支えを形成するL形プロフィール（20）に結合され
    ていることを特徴とする先行の請求項の1つに記載のパ
    レット。