JPH0621221Y2 - 端子脚の折曲構造 - Google Patents

端子脚の折曲構造

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JPH0621221Y2
JPH0621221Y2 JP1988012071U JP1207188U JPH0621221Y2 JP H0621221 Y2 JPH0621221 Y2 JP H0621221Y2 JP 1988012071 U JP1988012071 U JP 1988012071U JP 1207188 U JP1207188 U JP 1207188U JP H0621221 Y2 JPH0621221 Y2 JP H0621221Y2
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JP
Japan
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leg
terminal
terminal leg
electronic component
insertion groove
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JP1988012071U
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雅人 前田
繁己 高橋
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回路基板に接続するための複数の端子脚を有
する電子部品における端子脚の折り曲げ構造に関するも
のである。
〔従来技術〕 第4図は、端子脚を有する従来の電子部品の一例を示す
斜視図である。このような電子部品における端子脚1
は、通常、組立前の状態においては、製造コストを下げ
るために偏平板状のフープ材として形成されており、第
4図に示すように電子部品2内に組込まれた際には、図
に一点鎖線で示す1′のように、電子部品2の側面2′
から垂直に突出した形状となっている。
このような端子脚1′は、回路基板への取り付けに便利
なように、その基部3を直角に折り曲げて、全ての端子
脚1′,1′,…が同じ方向を向くように成形される。
上記端子脚1′の先端部は、回路基板への取付状態に応
じて真っ直ぐのままとされたり、又は図示のように電子
部品2の底面4に沿うように直角に折曲される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような端子脚1′の折り曲げ作業は、たとえばプ
レス装置等により、流れ作業的に行われるが、端子脚
1′の材質に応じた弾性的性質によりスプリングバック
現象を生じ、二点鎖線(1″)で示すように側面2′か
ら浮き、電子部品2の側面2′に正しく沿うような方向
に折曲することが困難である。
そのため、上記端子脚1′を複数回に分けて繰り返し側
面2′に押し付けて曲げ加工を行うのが通例であるが、
このように加工方法を工夫しても、端子脚1″を側面
2′に正しく沿わせることは極めて困難で、しかも、加
工治具の複雑化や工程の煩雑化により製造コストも上昇
するという問題があった。
従って本考案が目的とするところは、上記したような端
子脚の折り曲げ構造に改良を加えて、端子脚を電子部品
の側面に正しく沿わせるように加工可能とすると共に、
そのような加工を施してもコストアップとならない折り
曲げ構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案が採用する主たる手
段は、電子部品の側面から突出する板状の端子脚を上記
側面に沿って折り曲げるための構造において、上記電子
部品の側面に、折り曲げられる上記端子脚に沿い、上記
端子脚を挿入することのできる幅の脚挿入溝を形成する
と共に、上記端子脚及び上記脚挿入溝の幅方向に係る対
向部分に、上記端子脚と上記脚挿入溝とを互いに係合さ
せる係合手段を形成した点を要旨とする端子脚の折り曲
げ構造である。
〔作用〕
端子脚をその基部から折り曲げていくと、やがて脚挿入
溝内に端子脚が嵌まり込んでいく。これにより係合手段
を介して端子脚と脚挿入溝の幅方向に係る対向部分が係
合し合い、端子脚のスプリングバックが抑制され、端子
脚が電子部品の側面に正しく沿った状態が維持される。
〔実施例〕
続いて第1図乃至第3図を参照して本考案を具体化した
実施例に付き説明し、本考案の理解に供する。
ここに第1図は本考案の一実施例に係る折曲構造を具備
した電子部品の斜視図、第2図(a)及び(b)はそれぞれ端
子脚に設けられた係合部の例を示す斜視図、第3図は脚
挿入溝側に係合部を形成した場合の実施例構造を示す斜
視図である。
尚、以下の実施例は本考案を具体化した一例に過ぎず、
本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
第1図に示した電子部品10では、その側面11に沿っ
て折り曲げられるべき端子脚12に沿って(図示の例の
場合底部13に直角の方向に)、上記端子脚12を挿入
することのできる幅の脚挿入溝14,14…が形成され
ている。
この電子部品10では、端子脚12の先端12aが90
度に折り曲げられているので、この先端12aを部分的
に収容するための脚挿入補助溝14aが脚挿入溝14に
連続して底面13上に形成されている。
第1図に示した電子部品10では、上記脚挿入溝14の
側面14b側が平坦に形成されているのに対し、相互に
幅方向に関してこの側面14bと対向する端子脚12の
側面12bに上記脚挿入溝14の側面14bと係合する
係合爪15(係合手段)が形成されている。
従って、電子部品10の側面11から直角に突出した状
態の端子脚12をその基部16を中心に単に折り曲げ、
端子脚12を脚挿入溝14内に押し込むと、係合爪15
が脚挿入溝14の側面14bに食い込み、端子脚12が
脚挿入溝14内に係止され、そのスプリングバックが端
子脚12の曲げ部近傍において効果的に防止される。
上記のようにこの電子部品10では、端子脚12が脚挿
入溝14内に埋め込まれる結果、脚挿入溝14の深さを
端子脚12の厚さとほぼ同程度にしておけば、折り曲げ
られた端子脚12の外面と電子部品10の側面11とが
同一面を形成し、第4図に示したような従来の電子部品
のように端子脚1が、側面2′から突出するようなこと
を無くすことができるので、例えば電子部品を回路基板
に自動的に装着するためのハンドリングを行うチッププ
レイサーで掴み易いという長所を有する。
上記第1図に示した端子脚12に形成した係合爪15
は、各端子脚12の側面12bに各1個形成したもの
で、第2図(a)にその拡大したものが示されているが、
このような係合爪15に代表される係合手段の形状は、
このように係合爪15を1個のみ形成するものに限ら
ず、第2図(b)に示すように多数の係合爪15a,15
a,…を形成しても良いし、また、爪状のものに限ら
ず、単に側面12bを適度に粗した構造のもの等、種々
の形状が考えられる。
また、上記のような係合爪15,15aに代表される係
合手段は必ずしも端子脚12側に形成する必要はなく、
第3図に示すように電子部品10aの脚挿入溝14cの
側面14d側に係合突起15bを形成し、側面がフラッ
トな端子脚12cの側面と係合させるようにしても良
い。
〔考案の効果〕
本考案は、以上述べたように、電子部品の側面から突出
する板状の端子脚を上記側面に沿って折り曲げるための
構造において、上記電子部品の側面に、折り曲げられる
上記端子脚に沿い、上記端子脚を挿入することのできる
幅の脚挿入溝を形成すると共に、上記端子脚及び上記脚
挿入溝の幅方向に係る対向部分に、上記端子脚と上記脚
挿入溝とを互いに係合させる係合手段を形成したことを
特徴とする端子脚の折曲構造であるから、端子をその基
部から折り曲げる加工を行う場合、端子脚を単に折り曲
げて脚挿入溝へ押し込むだけでスプリングバック現象に
よる曲げ戻りをその現象の発生部位近傍で防止すること
ができ、端子の浮きを簡単且つ確実に防止することがで
きる。また、端子を電子部品の側面に一回押し付ける工
程を経るだけで、確実に上記側面に沿った状態を維持で
きるので、工程の簡素化,治具の簡素化等の点において
コストダウンに寄与し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る折曲構造を具備した電
子部品の斜視図、第2図(a)及び(b)はそれぞれ端子脚に
設けられた係合部の例を示す斜視図、第3図は脚挿入溝
側に係合部を形成した場合の実施例構造を示す斜視図、
第4図は従来の端子脚の折曲構造を有する電子部品の一
例を示す斜視図である。 〔符号の説明〕 10,10a…電子部品 11…側面 12,12c…端子脚 14,14c…脚挿入溝 14a…脚挿入補助溝 14b,14b…脚挿入溝の側面 12b…端子脚の側面 15,15a…係合爪(係合手段) 15b…係合突起(係合手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品の側面から突出する板状の端子脚
    を上記側面に沿って折り曲げるための構造において、 上記電子部品の側面に、折り曲げられる上記端子脚に沿
    い、上記端子脚を挿入することのできる幅の脚挿入溝を
    形成すると共に、上記端子脚及び上記脚挿入溝の幅方向
    に係る対向部分に、上記端子脚と上記脚挿入溝とを互い
    に係合させる係合手段を形成したことを特徴とする端子
    脚の折曲構造。
JP1988012071U 1988-01-29 1988-01-29 端子脚の折曲構造 Expired - Lifetime JPH0621221Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01116421U JPH01116421U (ja) 1989-08-07
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JP4665603B2 (ja) * 2005-05-19 2011-04-06 パナソニック株式会社 コイル部品

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JPS62134201U (ja) * 1986-02-15 1987-08-24
JPS6310538U (ja) * 1986-07-08 1988-01-23

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