JPH0620857U - 駆動ベルトの張力調整装置 - Google Patents

駆動ベルトの張力調整装置

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JPH0620857U
JPH0620857U JP1704392U JP1704392U JPH0620857U JP H0620857 U JPH0620857 U JP H0620857U JP 1704392 U JP1704392 U JP 1704392U JP 1704392 U JP1704392 U JP 1704392U JP H0620857 U JPH0620857 U JP H0620857U
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JP
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drive belt
bolt
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compression spring
bracket
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幹夫 立平
千萬人 小林
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扶桑電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動ベルトの張力調整後、圧縮ばねを駆動ベ
ルトから切り離して常時圧縮ばねに力が作用しないよう
にして、故障や事故のないものを得ることを目的とす
る。 【構成】 プーリに掛け渡された駆動ベルトにより開閉
するようにした自動ドアにおいて、プーリを支持するブ
ラケットに、ボルトを回動自在に軸架し、このボルト
に、圧縮ばねと、プーリを支持する軸体とを遊嵌すると
ともに、移動駒を螺合する。このような構成において、
まず、ボルトを逆回転して移動駒を最もナット側に移動
し、また、締め付けボルトを少しゆるめて、プーリもナ
ット側に移動する。この状態で、プーリに駆動ベルトを
掛け渡し、ボルトを正回転すると、移動駒が移動し、圧
縮ばねに圧縮力が発生し、軸体を介して駆動ベルトに与
えられる。ボルトをさらに正回転して適正な圧縮力にな
ると、締め付けボルトを締め付ける。すると、プーリが
ブラケットの所定位置に固着される。この結果、圧縮ば
ねの圧縮力と駆動ベルトとは、切り離された状態で固定
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動ドアにおける駆動ベルトの張力調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動ドアは、図2に示すように、無目1内に駆動モータ2を設置する とともに、両端にプーリ3a、3bを設置して、前記モータ2を一方の駆動側の プーリ3aに伝動し、前記両端のプーリ3a、3b間には駆動ベルト4を掛け渡 す。また、無目1内には上部レール5を設置し、この上部レール5に吊車6、吊 車枠7を介して開閉ドア8を吊下げる。そして、前記吊車枠7と駆動ベルト6と を固定装置9より連結して、モータ2の正転または逆転により、開閉ドア8を、 嵌殺しドア10に沿って開放したり、閉鎖したりする。
【0003】 しかるに、従来駆動ベルトの張力調整方法は、本出願人が先に出願した実開昭 59−13568号に示されている。これは図3に示すように、駆動ベルト4の 途中に、ベルトホルダ11、11にてコイル状のばね12を連結し、また、従動 側のプーリ3bの軸体13は、軸受18で回動自在に設けるとともに、ブラケッ ト14の長孔15に係合し、また、ボルト16がブラケット14を貫通し、かつ 軸体13のねじ孔19に螺合し、先端をナット17で固定してなるものである。
【0004】 以上のような従来の装置において、作業者が1人で調整するにはまず、従動プ ーリ3bの位置でボルト16を回動して軸体13とともに従動側のプーリ3bを 移動させる。つぎに作業者は、ばね12の位置に移動して、このときのばね12 の伸びが適正かどうかを調べる。もし、不適当な場合は再び従動側のプーリ3b の位置に戻って再調整する。このように何回か従動側プーリ3bとばね12との 間を往復しなければならず、調整作業が極めて面倒であった。もし、往復しない で調整するには2人の作業者を必要としていた。
【0005】 以上のような従来の駆動ベルトの張力調整方法をさらに改良するものとして、 本出願人が実願平2−127320号を提案した。これは図4に示すように、前 記駆動ベルト4の一端には第1のベルトホルダ20が設けられ、また他端には第 2のベルトホルダ21が設けられている。前記第1のベルトホルダ20は前記吊 車枠7に固着され、また、一体の係止片22には右ねじの第1のターンバックル 用ボルト23が連結されている。前記第2のベルトホルダ21の係止片24には ばね12の一端が係合されている。このばね12の他端は、左ねじの第2のター ンバックル用ボルト25の係止片26に係合されている。これら第1、第2のタ ーンバックル用ボルト23、25は、ナット27、28とスプリングワッシャ2 9、30を螺合して、ターンバックル胴体31の右ねじ孔32と左ねじ孔33に 螺合し、長さ調整具34を構成している。
【0006】 以上のような構成において、ターンバックル胴体31を右または左方向に回動 すると、第1および第2のターンバックル用ボルト23、25は互いに近づく方 向または離れる方向に移動する。これに伴い、ばね12には伸びる方向または縮 む方向に張力が生じる。張力が適正かどうかは、張力測定板35を当てて測定す る。すなわち、ばね12の両端間の長さlが張力測定板35の内方基準長lと一 致するように、ターンバックル胴体31を左または右に回動して調整する。調整 後はナット27、28とワッシャ29、30を介してターンバックル胴体31の 両端に密着して固定する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
以上のような構成においても、まだ若干の問題があった。それは、ばね12が いずれも引張力として作用しているとともに、このばね12が駆動ベルト4の一 部として常時引張力が作用しているため、もし、ばね12が切れたり、延びたり すると、駆動ベルト4がプーリ3a、3bから外れて、自動扉が故障したり、事 故の原因になるなどの問題があった。
【0008】 本考案は、駆動ベルトの調整が完了したら、ばねを駆動ベルトから切り離して 常時ばねに力が作用しないようにして、故障や事故のないものを得ることを目的 とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、無目内の上部レールに吊車をのせ、この吊車の吊車枠にドアを吊下 げて、プーリに掛け渡された駆動ベルトにより開閉するようにしたドアの開閉装 置において、前記プーリを支持するブラケットに、ボルトを回動自在に軸架し、 このボルトに、圧縮ばねと、プーリを支持する軸体とを遊嵌するとともに、移動 駒を螺合し、駆動ベルトの張力調整後に、前記軸体をブラケットに固定してなる ことを特徴とする駆動ベルトの張力調整装置である。
【0010】
【作用】
まず、ボルトを逆回転して移動駒を最もナット側に移動し、また、締め付けボ ルトを少しゆるめて、プーリを図中右側まで移動する。 この状態で、プーリに駆動ベルトを掛け渡し、ボルトを正回転すると、移動駒 が移動し、圧縮ばねに圧縮力が発生し、軸体を介して駆動ベルトに与えられる。 ボルトをさらに正回転して適正な圧縮力になると、締め付けボルトを締め付ける 。すると、プーリがブラケットの所定位置に固着される。この結果、圧縮ばねの 圧縮力と駆動ベルトとは、切り離された状態で固定される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に基づき説明する。なお、図2ないし図4と同 一部分は同一符号とする。 無目1内の一端部には、一方のプーリ3bを取付けるためのブラケット14が 固着されている。このブラケット14は、断面がコ字形をなし、その両端部を貫 通してボルト16が設けられ、このボルト16の突出部分にナット17が螺合し ている。このボルト16には、ブラケット14の内部にて軸体13の貫通孔40 が遊嵌するとともに、コイル状の圧縮力として作用するばね39が遊嵌し、さら に、移動駒42が螺合している。この移動駒42は、ボルト16の回動により、 前記ブラケット14の側壁41に回転を阻止されながら左右に移動するものであ る。
【0012】 前記軸体13の小径の軸部48が、前記ブラケット14の長孔15を貫通して 上方に突出している。この軸部48には、指針43が位置調整可能に設けられ、 また、その上には、スペーサ44を介してプーリ3bの軸受18を嵌合し、さら に、ワッシャ47を介して締め付けボルト46が螺合している。前記指針43の 先端部分は、前記長孔15から圧縮ばね39側に向かって折曲している。
【0013】 以上のような構成において、まず、ボルト16を逆回転して移動駒42を最も ナット17側に移動し、また、締め付けボルト46を少しゆるめて、プーリ3b をできるだけ図中右側へ移動する。 この状態で、プーリ3bに駆動ベルト4を掛け渡し、ついで、ボルト16を正 回転する。すると、移動駒42が図中左方向に移動し始めるので、圧縮ばね39 も一緒に左方向に移動しようとする。ところが、軸体13は、駆動ベルト4が掛 け渡されているので軸体13の移動が制限されて圧縮ばね39に圧縮力が発生し 、この圧縮力は軸体13を介して駆動ベルト4に与えられる。ボルト16をさら に正回転すると、移動駒42は次第に左方向に移動するが、軸体13は、駆動ベ ルト4の張力のためほとんど移動しなくなり、圧縮ばね39に次第に大きな圧縮 力が生じる。指針43と移動駒42とが一致した位置が適正な圧縮力になるよう に予め設定されているので、この一致した時点で締め付けボルト46を締め付け る。すると、軸体13の段部45と、ワッシャ47との間で、軸受18、スペー サ44、指針43およびブラケット14の天板部分を固定的に締めつけ、プーリ 3bがブラケット14の所定位置に固着される。この結果、圧縮ばね39の圧縮 力と駆動ベルト4とは、切り離された状態で固定され、駆動ベルト4には、所定 の張力が付与される。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成したので、駆動ベルトの張力調整が、圧縮ばねの圧 縮力で付与された後は、圧縮ばねと駆動ベルトとは、構造的に切り離された状態 となり、圧縮ばねの切断などが生じても駆動ベルトがプーリから外れて事故にな るようなことがない。また、プーリをブラケットに固定する締め付けボルトがゆ るむようなことがあっても、圧縮ばねによって軸体、プーリを介して支持される ので駆動ベルトがゆるむことはない。さらに、調整作業が、作業員1人で、しか もボルトの回転と締め付けボルトの締め付けだけという簡単な作業で行なうこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による張力調整装置の一実施例を示す断
面図である。
【図2】従来の張力調整装置を装備した自動ドアの正面
図である。
【図3】従来の張力調整装置の断面図である。
【図4】従来の他の張力調整装置の断面図である。
【符号の説明】
1…無目、2…駆動モータ、3a、3b…プーリ、4…
駆動ベルト、5…上部レール、6…吊り車、7…吊車
枠、8…開閉ドア、9…固定装置、10…嵌殺しドア、
11…ベルトホルダ、12…コイルばね、13…軸体、
14…ブラケット、15…長孔、16…ボルト、17…
ナット、18…軸受、19…ねじ孔、20…ベルトホル
ダ、21…ベルトホルダ、22…係止片、23…第1の
ターンバックル用ボルト、24…係止片、25…第2の
ターンバックル用ボルト、26…係止片、27…ナッ
ト、28…ナット、29…ワッシャ、30…ワッシャ、
31…ターンバックル胴体、32…右ねじ孔、33…左
ねじ孔、34…長さ調整具、39…圧縮ばね、40…貫
通孔、41…側壁、42…移動駒、43…指針、44…
スペーサ、45…段部、46…締め付けボルト、47…
ワッシャ、48…軸部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無目内の上部レールに吊車をのせ、この
    吊車の吊車枠にドアを吊下げて、プーリに掛け渡された
    駆動ベルトにより開閉するようにしたドアの開閉装置に
    おいて、前記プーリを支持するブラケットに、ボルトを
    回動自在に軸架し、このボルトに、圧縮ばねと、プーリ
    を支持する軸体とを遊嵌するとともに、移動駒を螺合
    し、駆動ベルトの張力調整後に、前記軸体をブラケット
    に固定してなることを特徴とする駆動ベルトの張力調整
    装置。
  2. 【請求項2】 軸体に、移動駒との相互の位置によって
    適正な圧縮力になるように圧縮ばねを設定するための指
    針を設けてなる請求項1記載の駆動ベルトの張力調整装
    置。
JP1992017043U 1992-02-20 1992-02-20 駆動ベルトの張力調整装置 Expired - Lifetime JPH08460Y2 (ja)

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JPH08460Y2 JPH08460Y2 (ja) 1996-01-10

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