JPH06205049A - コミュニケーションサーバシステム - Google Patents

コミュニケーションサーバシステム

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Publication number
JPH06205049A
JPH06205049A JP4361297A JP36129792A JPH06205049A JP H06205049 A JPH06205049 A JP H06205049A JP 4361297 A JP4361297 A JP 4361297A JP 36129792 A JP36129792 A JP 36129792A JP H06205049 A JPH06205049 A JP H06205049A
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JP4361297A
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Inventor
Akihiro Uchiumi
章博 内海
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】LANを構成する通信端末の種類や使用するア
プリケーションに限定されないファイル交換を行なう。 【構成】クライアントは、ファイルを転送したいクライ
アント端末と変換したいファイル形式を選択し、サーバ
装置1に対して処理を要求する。そして、ファイルフォ
ーマット変換処理要求がサーバ制御部6に入力される
と、サーバ制御部6は、画像処理部9にクライアントフ
ァイル化の要求をする。イメージファイルに変換された
ドキュメントは、クライアントから要求を受けたファイ
ル形式に再度変換され、最後に、サーバ制御部6は、L
AN制御部5を通して、指定を受けたクライアント端末
に対してファイル転送を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコミュニケーションサー
バシステムに関し、特に異機種、端末間の各種公衆網を
介したデータ通信、WAN(ワイドエリアネットワー
ク)の構築及びWAN内通信、通信データの蓄積、交
換、変換などのサービスの提供を目的とするコミュニケ
ーションサーバシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク、プリンタなどの
ハードウェア資源、各種アプリケーションソフト、共通
データなどのソフトウェア資源を多数のコンピュータ端
末(以下、クライアント端末という)間で共有し、資源
の有効利用を図るローカルエリアネットワーク(LA
N)が活発にオフィス内に構築されている。
【0003】一方、公衆網(例えば、ISDN,PST
N)を使用した通信分野においては、ファクシミリによ
るデータ通信のみならず、コンピュータ端末に通信機能
を持たせ、遠隔地にある端末と相互通信を行なうシステ
ム(例えば、ワイドエリアネットワーク(WAN))が
注目を集めている。上述のように端末に通信機能を付加
することにより、端末上のアプリケーションで作成、編
集された文書、画像(例えば、静止画像、動画像)、プ
ログラムなどを公衆網を介して遠隔地の端末へ直接、送
信できるため、従来のように印刷出力された文書をファ
クシミリで送ったり、プログラムを記憶媒体にコピーし
て郵送するといった場合に比べて時間や資源の節約がで
きる。
【0004】また、通信機能を有する端末を使用するこ
とで、画像に関しては、プリンタによる印刷、スキャナ
による読取りを経た後に生じる画質の劣化がなくなり、
鮮明な画像を送ることができるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
コミュニケーションサーバシステムでは、各々のクライ
アント端末は、LANを構成するための最低限の標準化
された機能が搭載されているだけで、その他の機能は、
例えば、端末機器が用いたり、アプリケーションが取り
扱うことができるファイル形式、データ構造(メディ
ア)、通信に使用する網などはベンダーによって独自の
ものである。
【0006】従って、端末毎のLAN内のクライアント
端末からアプリケーション上で作成もしくは編集された
文書、画像などを送る場合、通信機能を利用できるクラ
イアントの機種やアプリケーションの種類は、上記従来
のシステムでは限定されている。また、クライアント端
末もしくはクライアントが使用するスキャナには、中間
調(ファイルの1画素を複数のビットで表現し、白黒の
2値だけでなく、灰色のような白と黒の間の色を表現す
ること)に対応している機種があり、サーバを使用して
中間調対応のクライアントファイルを送受信する場合、
実質的にファイルを正しく送ることが不可能であり、そ
れを送信したい場合には、クライアント端末上でファイ
ルをサーバが取り扱える形式に変換する必要がある。
【0007】さらに、上記従来のシステムでは、処理で
きるドキュメントのサイズ、解像度が限定され、相手通
信機器にクライアントがサーバに送信依頼を行なったド
キュメントのサイズ、解像度を処理できる機能がなけれ
ば、送信を一時、中止し、再送信を行なう必要がある。
また、この再送信の際、クライアントは、アプリケーシ
ョン上で相手端末に合わせたサイズ、解像度の変換を行
なわなければならないという問題がある。
【0008】上記従来のシステムでは、サーバを利用す
るクライアント端末が2台以上になる場合、サーバ内に
蓄積されたドキユメントは、どのクライアント宛ての受
信であるかの判別ができず、クライアント端末に受信通
知が現われた場合、ドキユメントの引出し処理を全受信
ドキユメントに対して行なわなければならないという問
題がある。
【0009】同時に、ドキユメントの即時性を失わない
ためには、ユーザはクライアント端末を常時監視する必
要があり、仮に、この監視が困難であれば、宛先が不明
なドキユメントがサーバ内の記憶装置に蓄積されること
になり、ハードディスクなどの記憶媒体の効率的な使用
が困難になったり、記憶装置の容量に余裕がない場合、
それ以降の受信が不可能となる。そのため、常時ドキユ
メント総量を監視する必要が生じ、この総量が容量の限
界に近づいた場合、サーバによるドキユメントの引出し
処理を行なって、サーバ内の記憶容量を確保することが
必要となる。
【0010】また、LAN上での多数のクライアント端
末には、LANを構築するためのNOS(ネットワーク
オペレーティングシステム)やプロトコルが共通して搭
載され、その他の、例えば、端末機器のハードウエア構
造、取り扱うデータ構造などは、ベンダーにより異なる
独自の仕様となる。そして、クライアント端末が、公衆
網を介したデータ通信による利点を享受するためには、
通信機能を付加した通信用アダプタの利用を考慮に入れ
ても、端末毎の仕様に合い、端末と同数のアダプタを使
用しなければならないという不具合がある。これは、デ
ータ通信を行なうことができるクライアント端末を、機
能的にもコスト的にも限定することに他ならない。
【0011】従来のコミュニケーションサーバシステム
では、クライアント端末の電源が立ち上がっていない場
合、サーバは、受信ドキユメントの配信処理を行なえ
ず、宛先情報がドキユメントに付加されているにも拘ら
ず、それがサーバ内に格納されてしまうという問題があ
る。つまり、緊急性が低くかったり、あるいは大量のド
キユメントについては、通信料金の安い夜間に送信する
のがコスト的には有利であるが、夜間はクライアント端
末の電源が落ちている確率が高く、受信ドキユメントは
サーバに格納されたまま放置されることが多くなる。
【0012】本発明の第1の目的は、LAN内に接続さ
れている端末機器と公衆網を介してデータ通信を行なう
相手端末機器間で使用するアプリケーションに依存する
部分の変換処理をサーバが吸収し、各種端末間データ通
信を効率的に行ない、また、端末間で利用できるドキユ
メントサイズや解像度が違う場合、相手端末の機能を意
識せずに効率的なデータ通信を行なえるコミュニケーシ
ョンサーバシステムを提供することである。
【0013】また、本発明の第2の目的は、受信ドキユ
メントに付加された宛先情報から該当クライアント端末
を判別し、サーバ内で、該当クライアントによって設定
されたドキユメント形式に変換を行ない、クライアント
に転送するコミュニケーションサーバシステムを提供す
ることである。本発明の第3の目的は、LAN内に接続
されている端末機器と公衆網を介してデータ通信を行な
う相手端末機器間で使用する通信プロトコル、通信手
順、データ変換や画像処理などの機能を搭載し、使用者
が端末毎の仕様に依存する機能の差を意識することな
く、効率的な端末間データ通信、WAN構築、WAN内
通信を可能とするコミュニケーションサーバシステムを
提供することである。
【0014】本発明の第4の目的は、サーバ内の記憶媒
体の容量が限界に近づいて、ドキユメント受信不能状態
に陥ることを回避し、効率的なドキユメント管理及びシ
ステムの運用ができるコミュニケーションサーバシステ
ムを提供することである。また、本発明の第5の目的
は、サーバがLAN内のクライアント端末の運転状況を
定期的に監視し、受信ドキユメントを配信する際、当該
クライアント端末が作動していないときには、運転を開
始してから再度、配信処理を行なうコミュニケーション
サーバシステムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、公衆網に接続され、専用
のネットワークオペレーティングシステムを搭載したサ
ーバ装置と、該サーバ装置に接続され、該ネットワーク
オペレーティングシステムに付随するシェルもしくはリ
ダイレクタを搭載した少なくとも1台の端末装置とを有
するコミュニケーションサーバシステムにおいて、前記
公衆網に接続される通信端末と前記端末装置との通信を
制御する通信制御手段と、前記端末装置のアプリケーシ
ョン上で作成された第1のファイルと、前記通信端末が
取り扱える第2のファイルとのフォーマットの相互変換
を行なう変換手段とを備え、前記通信制御手段は、前記
変換手段にてフォーマット変換された前記第2のファイ
ルを前記通信端末に送信し、また、該変換手段にてフォ
ーマット変換された該通信端末からのファイルを前記端
末装置に送る。
【0016】また、請求項7に記載の公衆網に接続さ
れ、専用のネットワークオペレーティングシステムを搭
載したサーバ装置と、該サーバ装置に接続され、該ネッ
トワークオペレーティングシステムに付随するシェルも
しくはリダイレクタを搭載した少なくとも1台の端末装
置とを有するコミュニケーションサーバシステムにおい
て、前記公衆網に接続される通信端末と前記端末装置と
の通信を制御する通信制御手段と、前記端末装置のアプ
リケーション上で作成された第1のファイルと、前記通
信端末が取り扱える第2のファイルとのフォーマットの
相互変換を行なう変換手段と、前記第2のファイルのド
キユメントサイズを任意に拡大あるいは縮小する変倍手
段と、前記第2のファイルの解像度を変換する解像度変
換手段と、前記通信制御手段を介して前記通信端末から
送られてくるファイル内に含まれる宛先情報より、該フ
ァイルの宛先となる前記端末装置を特定する手段とを備
え、前記変換手段は、前記通信端末からのファイルを、
前記特定された端末装置に対応するファイルにフォーマ
ット変換し、また、前記変倍手段及び前記解像度変換手
段は、それぞれ前記ドキユメントサイズ及び前記解像度
を、該端末装置に合わせて変換する。
【0017】
【作用】以上の構成において、LANを構成する通信端
末の種類や使用するアプリケーションに限定されないフ
ァイル交換を行なうよう機能する。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は、本発明の第1の実施例に係るコ
ミュニケーションサーバシステムのブロック構成図であ
る。同図において、コミュニケーションサーバ装置(以
下、サーバ装置という)1は、サーバ装置を公衆電話網
2に接続するために通信制御部3を備えている。この通
信制御部3は、同じく公衆電話網2に接続された端末A
との通信の際必要となる通信プロトコルを備え、例え
ば、CCITT勧告に則った通信手順により送受信の制
御を行なう。そして、通信制御部3には、通信に伴う処
理用に、専用の通信用記憶部14が接続されている。
【0019】本サーバ装置1は、通信制御部3の他に、
主制御部4、LAN制御部5、サーバ制御部6、通信管
理部7、ファイル管理部8、画像処理部9、圧縮部1
0、伸長部11、1次記憶部12、2次記憶部13にて
構成される。これらの内、主制御部4は、サーバ装置1
全体の制御を司り、不図示のマイクロプロセッサや周辺
回路などから成る。また、主制御部4は、各処理用に専
用の1次記憶部12に接続されている。
【0020】LAN制御部5は、LAN用の通信プロト
コルや通信手順を登録し、LAN上のクライアントとの
データ転送を、通信手順に従って制御する。サーバ制御
部6は、サーバが処理要求を受けるドキュメント(ここ
では、送受信される文書)に関する処理全体を制御し、
管理する。また、通信管理部7は、サーバ制御部6が処
理を行なったドキュメントの送信処理、及び通信制御部
3が受信したドキュメントの受信処理を行なう。
【0021】ファイル管理部8は、ハードディスクなど
の大容量メモリである2次記憶部13を備えており、サ
ーバ制御部6からの命令を受けて、送受信ドキュメント
の格納、引き出し、クライアント端末から格納要求(送
受信には直接関係ない)を受けたドキュメントの格納な
どを行なう。画像処理部9は、ファイルフォーマット変
換部9−1、中間調処理部9−2を有し、クライアント
ファイルと2値ビットマップファイル間の変換など、通
信画像の処理全般に関与する。また、圧縮部10は、2
値ビットマップファイルの符号化を行ない、伸長部11
は、符号化データの復号化を行なう。
【0022】次に、以上のような構成をとるコミュニケ
ーションサーバ装置内のファイルフォーマット変換部9
−1、中間調処理部9−2での処理について、システム
利用者が公衆網2に接続された相手通信端末(上記の端
末A)に対し、クライアント端末上で作成したドキュメ
ントを送信する場合、及び端末Aからドキュメントを受
信し、そのドキュメントに対しクライアントが引き出し
要求を行なう場合とを想定して詳細に説明する。
【0023】図2は、本実施例に係る送信処理手順を示
すフローチャートである。本装置の利用者は、クライア
ント端末からサーバに送信を依頼するために、クライア
ント端末上のユーザインターフェース(不図示)を起動
する。そして、ユーザは、ユーザインターフェース上で
送信するクライアントファイル(クライアント端末上に
表示可能なドキュメントを、以後、クライアントファイ
ルと呼ぶ)、端末Aの通信網上のアドレス、ファイル形
式、中間調などを選択し、送信要求を起動する(ステッ
プS1,S2)。
【0024】ユーザインターフェースは、送信ドキュメ
ントと送信要求ファイル(相手端末のアドレス、ドキュ
メントのファイル形式などのユーザが設定した情報)を
サーバ装置に対して送出する。この要求を受けたLAN
制御部5は、LAN専用の通信プロトコル、通信手順、
媒体制御を用いたクライアント・サーバ間通信により、
送信要求の内容、送信するクライアントファイルをクラ
イアント端末から取得する。LAN制御部5は、送信要
求と送信ドキュメントをサーバ制御部6に渡す。そし
て、サーバ制御部6は、送信要求ファイルの内容を読み
込み、画像処理部9に対して変換処理を要求する(ステ
ップS3)。
【0025】図3は、画像処理部9での画像処理手順を
示すフローチャートである。画像処理部9内でのファイ
ルフォーマット変換部9−1では、ファイルフォーマッ
ト変換が必要であれば、つまり、2値のイメージファイ
ルでなければ、送信要求ファイルの内容からドキュメン
トのファイル形式を読み込み(ステップS13,S1
5)、そのファイル形式にあったファイルフォーマット
変換部での処理を呼び出し、受け取ったドキュメントを
イメージファイル、あるいはクライアントファイルに変
換する(ステップS14,S16)。
【0026】また、中間調処理が必要であれば、受け取
ったドキュメントの1画素を構成するビット数を(つま
り、中間調にファイルが対応しているかどうか)送信要
求ファイルから読み出し(ステップS17)、そのビッ
ト数が1ビット以外であれば2値化処理を行なう(ステ
ップS20)。それ以外では、多値化を行なう(ステッ
プS19)。
【0027】その後、上記図3に示す画像処理が終了し
たドキュメントを、2値ビットマップファイルとしてサ
ーバ制御部6に戻す。また、サーバ制御部6は、2値ビ
ットマップファイルを圧縮部10に渡し、接続された回
線の種類、相手側通信端末に対応した符号化法で圧縮処
理を行なう(ステップS4)。この時点で、サーバ制御
部6は通信管理部7に対し送信要求を行なう。
【0028】送信要求を受けた通信管理部7は、送信す
るドキュメントの情報(データ量、圧縮法など)や接続
する通信回線の種類を知らせ、公衆網2に接続された端
末Aとの通信回線の接続を通信制御部3に対して要求す
る。この要求に従い、通信制御部3は端末Aに発呼し、
端末Aとの通信回線の接続が終了した時点で、通信回線
の接続処理及び端末Aとの通信機能の折衝(ネゴシエー
ション)を行なう(ステップS5)。
【0029】また、通信管理部7は、サーバ制御部6に
対してドキュメントの転送を要求し、獲得したドキュメ
ントを通信制御部3に渡す。そして、通信制御部3はド
キュメントの送信を行ない、通信結果を通信管理部7に
報告し通信記録を渡す。通信管理部7は、サーバ制御部
6に通信結果を知らせ(ステップS6)、通信記録を渡
す。
【0030】サーバ制御部6は、送信を依頼したクライ
アント端末に対して、送信終了と送信結果を示すメッセ
ージをLAN制御部5を介して送信する(ステップS
7)。この通信結果と通信記録を受けたサーバ制御部6
は、ファイル管理部8に送信の終了したドキュメントと
通信記録を渡し、格納処理を要求する。そして、ファイ
ル管理部8は、ドキュメントと通信記録を2次記憶部1
3に蓄積し、ドキュメント管理リストに格納アドレス、
ドキュメント量などの情報を記載する(ステップS
9)。
【0031】次に、本実施例に係る引出し処理について
説明する。図4は、ファイルフォーマット変換部9−
1、中間調処理部9−2での処理を、端末Aからのドキ
ュメントをクライアント端末Bが受信し、クライアント
から引き出し要求が行われた場合の一連の処理に絡めて
説明するためのフローチャートである。
【0032】通信制御部3で受信したドキュメントとド
キュメント情報ファイル(ドキュメントの圧縮方式、ド
キュメント量、通信用記憶部内の格納アドレスなど)
は、通信管理部7を経て、ファイル管理部8により2次
記憶部13に通信記録ファイルとともに格納される。ク
ライアント端末Bから、サーバ装置内の受信ドキュメン
トの引出し要求がサーバ制御部6に入力されると、サー
バ制御部6は、引出し要求ファイルの内容を判断し、フ
ァイル管理部8へ引出し処理の依頼をするとともに、引
出し要求ファイル(クライアントがドキュメントの引出
しを行なうときに、そのドキュメントの詳細情報を送信
要求とともにサーバ側に送る)を渡す。
【0033】ファイル管理部8は、ステップS21での
ファイル管理処理として、引出し要求ファイルから指定
ドキュメント名の読込み、ドキュメント管理ファイルの
検索、対応する2次記憶部13内の格納アドレスの検
索、指定ドキュメントの引出しを行ない、最後に、ファ
イル管理部8は、ドキュメント管理ファイルの内容を交
信して処理を終了する。
【0034】次に、サーバ制御部6は、ドキュメント情
報ファイルから符号化形態を読み込み(ステップS2
2)、復号化が必要であれば(ステップS23での判断
結果がYES)、対応する復号化を伸長部11に行なわ
せる(ステップS24)。ステップS25の画像処理、
つまり、図3に示す処理では、画像処理部9内のファイ
ルフォーマット変換部9−1が、ファイルフォーマット
変換が必要であれば(2値のイメージファイルでなけれ
ば)、引出し要求ファイルの内容からドキュメントのフ
ァイル形式を読み込み(ステップS13)、そのファイ
ル形式に合ったファイルフォーマット変換部9−1の処
理を呼び出し、受け取ったドキュメントをイメージファ
イルに変換する(ステップS14)。
【0035】また、中間調処理が必要であれば、受け取
ったドキュメントの1画素を構成するビット数を(つま
り、中間調にファイルが対応しているかどうか)引出し
要求ファイルから読み出し(ステップS17)、多値化
処理、もしくは2値化処理を行なう(ステップS19,
S20)。このように、クライアントファイル化された
ドキュメントは、サーバ制御部6からLAN制御部5を
経て、要求のあったクライアント端末内の不図示の記憶
媒体(指定ディレクトリ)に転送される(ステップS2
6)。
【0036】クライアント間のファイル転送の手順、及
び処理については、以下のようになる。クライアント
は、ファイルを転送したいクライアント端末と変換した
いファイル形式を選択し、サーバ装置に対して処理を要
求する。そして、ファイルフォーマット変換処理要求が
サーバ制御部6に入力されると、サーバ制御部6は、画
像処理部9にクライアントファイル化の要求をする。
【0037】次に、イメージファイルに変換されたドキ
ュメントを、クライアントから要求を受けたファイル形
式に再度変換し、最後に、サーバ制御部6は、LAN制
御部5を通して、指定を受けたクライアント端末に対し
てファイル転送を行なう。以上説明したように、本実施
例によれば、LANに接続されている端末機器と公衆網
を介してデータ通信を行なう相手端末機器間で使用す
る、例えば、ファイル形式や画質保存法などのアプリケ
ーションに依存する部分をサーバ装置に吸収すること
で、LAN内のクライアント端末の機種や使用するアプ
リケーションを限定しない公衆網を介したデータの送受
信が可能になり、また、LAN上の異機種クライアント
端末間のファイル交換が容易に行なえる。
【0038】また、中間調に対応したディスプレイ、ス
キャナを使用して作成、編集したクライアントファイル
を送信する場合でも、その画質を劣化させることなく、
通信を行なうことができる。 [第2実施例]以下、本発明に係る第2の実施例につい
て説明する。
【0039】図5は、第2実施例に係るコミュニケーシ
ョンサーバシステムのブロック構成図である。なお、同
図において、上記第1実施例に係るコミュニケーション
サーバシステムと同一構成要素には同一符号を付し、こ
こでは、それらの説明を省略する。図5に示すコミュニ
ケーションサーバ装置1(以下、サーバ装置という)で
は、画像処理部9は、ファイルフォーマット変換部9−
1、サイズ変換部9−2、解像度変換部9−3、中間調
処理部9−4を有し、クライアントファイルや2値イメ
ージファイル間の変換など、通信画像処理全般に関与す
る。
【0040】次に、本サーバ装置内のサイズ変換部9−
3、解像度変換部9−4での処理について、システム利
用者が公衆網2に接続された相手通信端末(図5の端末
A)に対し、クライアント端末上で作成したドキュメン
トを送信し、相手通信端末に対応する機能が存在しない
場合を想定して詳細に説明する。図6は、本実施例にお
ける送信処理の手順を示すフローチャートである。
【0041】ユーザは、サーバ装置に送信を依頼するた
め、クライアント端末上のユーザインタフェースを起動
する。ユーザインタフェース上で送信するクライアント
ファイル(上記第1実施例におけるファイルと同じ)、
端末Aの通信網2上でのアドレス、サイズ、解像度など
を選択し(ステップS31)、送信要求を起動する(ス
テップS32)。
【0042】ユーザインターフェースは、送信ドキュメ
ントと送信要求ファイル(相手端末のアドレス、ドキュ
メントのファイル形式、サイズ、解像度などのユーザが
設定した情報)をサーバ装置に対して送出する。この要
求を受けたLAN制御部5は、LAN専用の通信プロト
コル、通信手順、媒体制御を用いたクライアント・サー
バ間通信により、送信要求ファイル、送信するクライア
ントファイルをクライアント端末から取得する。LAN
制御部5は、送信要求ファイルと送信ドキュメントをサ
ーバ制御部6に渡す。そして、サーバ制御部6は、送信
要求ファイルの内容を読み込み、画像処理部9に対して
変換処理を要求する(ステップS33)。
【0043】ここで、図7に示すフローチャートを参照
して、本実施例における画像処理について説明する。画
像処理部9では、送信要求ファイルを検索(ステップS
51)後、送信要求ファイルの内容からファイルフォー
マット変換、サイズ変換、解像度変換、中間調処理の4
種類の処理を選択し(ステップS52)、それぞれの処
理ブロック(ステップS53〜S56)にて処理を行な
う。
【0044】ファイルフォーマット変換部9−1では、
送信要求ファイルの中からファイル形式に関する情報を
読み込み、ファイルフォーマット変換処理を行ない(ス
テップS53)、クライアントファイル化、あるいはイ
メージファイル化処理を実行する(ステップS61,S
62)。また、サイズ変換部9−3では、要求を受けた
サイズに縦、横長の拡大・縮小処理を行なう(ステップ
S54,S63,S64)。
【0045】一方、解像度変換部9−4は、要求を受け
た解像度に画素密度変換処理を施し(ステップS5
5)、高解像度化あるいは低解像化を行なう(ステップ
S65,S66)。中間調処理部9−2は、ドキユメン
トの1画素を構成するビット数より多値、あるいは2値
変換を行なう(ステップS56,S67,S68)。上
記の画像処理終了後は、ドキユメントはサーバ制御部6
に戻される。すなわち、サーバ制御部6は、2値イメー
ジファイルを圧縮部10に渡し、接続する回線の種類に
対応した符号化法にて圧縮処理を行なう(ステップS3
4)。
【0046】次に、サーバ制御部6は、通信管理部7に
対して送信要求を行なう。この送信要求を受けた通信管
理部7は、送信ドキユメントの情報、例えば、データ
量、圧縮法など、接続する通信回線の種類の通知、公衆
網を介した端末Aとの通信回線の接続を通信制御部3に
対して要求する。そして、通信制御部3は、この要求に
従って端末Aに発呼して通信回線を接続し(ステップS
35)、端末Aとの通信機能の折衝(ネゴシエーショ
ン)を行なう(ステップS36)。
【0047】上記の機能折衝で取得した相手通信端末の
機能は通信管理部7に渡され、通信管理部7では、相手
通信端末のサイズ、解像度に関する機能と、送信要求フ
ァイルの情報を比較し(ステップS37)、それらが一
致しなければ、ステップS42での判断がYESとし
て、再変換処理をサーバ制御部6に告げ、伸長部11に
ドキユメントの復号化を行なわせる。
【0048】次に、イメージファイルとなったドキユメ
ントは画像処理部9に渡され、サイズや解像度の再変換
処理が行なわれる(ステップS39)。そして、再変換
処理後のドキユメントは符号化され、サーバ制御部6に
より通信管理部7に、再変換処理終了のメッセージが送
られる。通信管理部7は、サーバ制御部6に対してドキ
ユメントの転送を要求し、獲得したドキユメントを通信
制御部3に渡す。
【0049】通信制御部3は、ドキユメントの送信を行
ない(ステップS41)、通信結果を通信管理部7に報
告し、通信記録ファイルを渡す。また、通信管理部7
は、サーバ制御部6に通信結果と通信記録ファイルを渡
して、通信終了を告げる。そして、これらの終了報告と
通信記録ファイルを受けたサーバ制御部6は、ファイル
管理部8に送信の終了したドキユメントと通信記録ファ
イルを渡し、後述する格納処理を要求する(ステップS
45)。
【0050】図8は、本実施例におけるファイル管理処
理を示すフローチャートである。ファイル管理部8は、
サーバ制御部6から受け取ったドキユメントと通信記録
ファイルを2次記憶部に蓄積し(ステップS72〜S7
4)、ドキユメント管理リストに格納アドレス、ドキユ
メント量などの情報を記載する(ステップS75)。
【0051】ファイルの引出しについては、引出し要求
ファイルドキユメント名を確認(ステップS76)後、
ドキユメント管理ファイル、格納アドレスの検索、ドキ
ユメントの引出しを行ない(ステップS77〜S7
9)、ドキユメント管理リストへ情報を記載する(ステ
ップS80)。上記のファイル管理処理終了後、サーバ
制御部6は、LAN制御部5を介して、送信を行なった
クライアント端末に対して送信終了と通信結果を示すメ
ッセージを送信し(図6のステップS46)、全体の処
理を終了する。
【0052】以上説明したように、本実施例において
も、上記第1実施例と同様、アプリケーションに依存す
る部分をサーバ装置に吸収することで、相手側通信端末
にクライアント端末が送信を行なうドキユメントのサイ
ズや解像度に対応する機能が存在しない場合でも、相手
の機能に合わせたドキユメントの再変換処理を行なうこ
とができる。 [第3実施例]図9は、本発明の第3の実施例に係るコ
ミュニケーションサーバシステムのブロック構成図であ
る。なお、同図において、図1に示す第1実施例に係る
コミュニケーションサーバシステム、あるいは、図5に
示す第2実施例に係るコミュニケーションサーバシステ
ムと同一構成要素には同一符号を付し、ここでは、それ
らの説明を省略する。
【0053】図9に示すコミュニケーションサーバ装置
1(以下、サーバ装置という)では、通信制御部3は、
公衆網2を介した端末との通信の際必要となる通信プロ
トコルや通信手順を遂行するモジュール群から構成さ
れ、回線接続やデータリンク、端末間の機能折衝、同期
制御などを行なう。また、画像処理部9は、クライアン
トファイルや2値イメージファイル間の変換、拡大縮
小、画素密度変換など、通信画像処理全般に関与する。
【0054】配信処理部15は、受信したドキユメント
を宛先クライアントに配信するまでの各種処理の制御を
行ない、クライアント管理部16は、ユーザーが設定し
たクライアント端末に関係する情報の一括管理を行な
う。そこで、上記配信処理部15での処理について、シ
ステム利用者が公衆網に接続された相手通信端末(図9
の端末A)からドキユメントを受信した場合を想定し
て、以下、詳細に説明する。
【0055】図10は、配信処理部15が行なう受信処
理を、クライアント端末Bが端末Aからドキユメントを
受信した場合の一連の処理に絡めて示すフローチャート
である。通信制御部3にて受信したドキユメントと、ド
キユメントの圧縮方式、ドキユメント量、通信用記憶部
14内の格納アドレスなど、ドキユメントに関する情報
(これらを、以降、ドキユメント情報ファイルとい
う)、そして、通信記録ファイルは、通信管理部7を介
してサーバ制御部6に渡される(ステップS91,S9
2)。
【0056】通信記録ファイル中に宛先情報がない場
合、つまり、ステップS93での判断がNOのときは、
上記のドキユメント、ドキユメント情報ファイル、通信
記録ファイルは、ファイル管理部8により2次記憶部1
3に格納される(ステップS99)。そして、ファイル
管理部8は、格納中の全ファイルに関する情報としてド
キユメント管理ファイルの更新を行ない、全クライアン
トに対して受信通知(ステップS100)後、受信処理
を終了する。
【0057】一方、宛先情報がある場合(ステップS9
3での判断結果がYES)、サーバ制御部6は、ドキユ
メント情報ファイルから符号化形態を読み込み(ステッ
プS94)、伸長部11に、対応する復号化を行なわせ
る(ステップS95)。そして、サーバ制御部6は、配
信処理部15に対して、以下の処理依頼を行なう(ステ
ップS96)。
【0058】図11は、本実施例における配信処理部1
5での処理を示すフローチャートである。配信処理部1
5では、通信記録ファイルから受信ドキユメントの宛先
情報を読み取り、数値を取得する(ステップS10
1)。また、クライアント管理部16では、クライアン
ト毎にクライアント管理テーブルを管理しており、この
テーブルには、クライアント端末の番号、クライアント
端末上で展開可能なファイル形式、ドキユメントサイ
ズ、画像の解像度、中間調対応など、ユーザが設定する
クライアント情報が記述されている。
【0059】そこで、配信処理部15は、上記の宛先情
報からクライアント管理テーブルのクライアント番号を
検索し(ステップS102)、対応するテーブルを取得
する(ステップS103)。そして、このテーブルから
ファイル形式、ドキユメントサイズ、解像度、中間調対
応を読み取り、それに従った処理を画像処理部9に依頼
する(ステップS104)。なお、画像処理部9は、ス
テップS105での画像処理として、上記第2実施例に
係る画像処理(図7参照)と同様、2値イメージファイ
ルを配信処理部15の処理要求の内容に従って処理す
る。
【0060】画像処理部9での一連の画像処理終了後
は、クライアントファイル化されたドキユメントは、再
度、配信処理部15に戻され、そこで、先に判別したク
ライアント宛てにドキユメントを送るために、LAN制
御部5に対して転送依頼を行なう。その結果、ドキユメ
ントは、LAN制御部5によりクライアント内の指定記
憶領域内に転送される(ステップS106)。
【0061】上記配信処理終了後、配信処理部15は、
サーバ制御部6に配信処理の終了を通知し、サーバ制御
部6は、クライアントに対して受信通知を行なう(ステ
ップS97)。なお、通信記録ファイルは、ファイル管
理部8により格納されるが(ステップS98)、このフ
ァイル管理処理は、上記第2実施例に係るファイル管理
処理(図8参照)と同様であるため、ここでは、その説
明を省略する。
【0062】以上説明したように、本実施例によれば、
受信ドキユメントに付加された宛先情報から該当クライ
アントを判別することで、受信ドキユメントは、ユーザ
の指定したクライアント端末の記憶媒体内に転送され、
サーバからのドキユメント受信通知の度に、それが自分
宛てのドキユメントであるか否かの確認のための引出し
処理要求が不要になる。 [第4実施例]次に、本発明に係る第4の実施例につい
て説明する。
【0063】図12は、本実施例に係るコミュニケーシ
ョンサーバシステムのブロック構成図である。なお、同
図において、図1に示す上記第1実施例に係るコミュニ
ケーションサーバシステム、あるいは、図9に示す第3
実施例に係るコミュニケーションサーバシステムと同一
構成要素には同一符号を付し、ここでは、それらの説明
を省略する。
【0064】図12において、画像処理部9は、送受信
ドキユメントと2値ビットマップファイル間の相互変換
など、通信ドキユメントの画像処理全般を遂行する。図
13は、図12に示す構成をとる、本実施例に係るコミ
ュニケーションサーバシステムにおける、サーバ装置1
内のサーバ制御部6に入力される処理要求の処理手順を
示す概略フローチャートである。同図に示すように、サ
ーバ制御部6への処理要求を受け付け(ステップS11
1)、ステップS112での要求の内容の判別結果に従
い、後述する受信処理(ステップS113)、送信処理
(ステップS114)、そして、引出し処理(ステップ
S115)を実行する。
【0065】図14は、本実施例における送信処理手順
を示すフローチャートである。本サーバ装置の利用者
は、クライアント端末からサーバに送信を依頼するため
に、クライアント端末上のユーザインターフェース(不
図示)を起動する。そして、ユーザは、ユーザインター
フェース上で送信するクライアントファイル(クライア
ント端末上に、展開、表示可能なドキュメントをクライ
アントファイルと呼ぶ)、端末A(図12参照)の通信
網上のアドレス(電話番号)などを選択し、送信要求を
起動する。
【0066】この要求を受けたLAN制御部5は、LA
N専用の通信プロトコル、通信手順を用いたクライアン
ト・サーバ間通信により、送信要求の内容を示すファイ
ル、クライアントファイルなどをクライアント端末から
取得する。また、LAN制御部5は、送信要求と送信ド
キュメントをサーバ制御部6に渡す。そして、サーバ制
御部6は、送信要求ファイルの内容を読み込み、画像処
理部9に対して変換処理を要求する(ステップS12
1)。
【0067】図15は、画像処理部9での画像処理手順
を示すフローチャートである。画像処理部9は、ドキユ
メントをイメージファイルに変換し(ステップS13
2)、2値のイメージファイルをサーバ制御部6に戻
す。その後、サーバ制御部6は、イメージファイルを圧
縮部10に渡し、接続された回線の種類、相手側通信端
末などに対応した符号化法を指示することで、圧縮部1
0は圧縮処理を行なう(ステップS122)。そして、
サーバ制御部6は、通信管理部7に対し送信要求を行な
う。
【0068】通信管理部7は現在の通信状況を判断し、
送信が可能であれば、送信するドキュメントの情報(デ
ータ量、圧縮法など)や接続する通信回線の種類など、
通信に必要な情報を通信制御部3に知らせ、公衆網2に
接続された端末Aとの通信回線の接続を通信制御部3に
対して要求する。この要求に従い、通信制御部3は端末
Aに発呼し、端末Aとの通信回線の接続が終了した時点
で、通信回線の接続処理及び端末Aとの通信機能の折衝
(ネゴシエーション)を行なう(ステップS123)。
【0069】また、通信管理部7は、サーバ制御部6に
対してドキュメントの転送を要求し、獲得したドキュメ
ントを通信制御部3に渡す。通信制御部3はドキュメン
トの送信を行ない、正常終了か異常終了か、その通信結
果を通信管理部7に報告し(ステップS124)、通信
記録ファイルを渡す。そして、正常終了であれば、クラ
イアントに送信終了通知を行ない(ステップS12
5)、異常終了であれば、送信エラー通知を行なう(ス
テップS126)。
【0070】通信管理部7は、サーバ制御部6に通信結
果を知らせ、通信記録を渡す。サーバ制御部6は、ファ
イル管理部8に送信を終了したドキユメントと通信記録
ファイル、ドキユメント情報ファイルを渡し、後述する
格納処理を依頼する(ステップS127)。図16は、
本実施例におけるファイル管理処理を示すフローチャー
トである。同図に示すように、ファイルの格納の場合、
ファイル管理部8は、2次記憶部13に上記のファイ
ル、つまり、ドキユメント、通信記録ファイル、ドキユ
メント情報ファイルの格納処理を行ない(ステップS1
42,S143,S144)、ドキユメント管理リスト
を更新する(ステップS145)。
【0071】そして、サーバ制御部6は、LAN制御部
5を介して、送信を要求したクライアント端末に対して
送信終了とその結果を示すメッセージを送信して、本送
信処理を終了する。次に、本実施例における受信処理に
ついて説明する。図17は、本実施例における、クライ
アント端末Bが端末Aからドキユメントを受信する際の
処理手順を示すフローチャートである。同図に示すよう
に、通信制御部3は、発呼、回線接続、通信機能の折
衝、データ転送、回線切断、通信終了の一連の通信フェ
ーズを終了し、ドキユメントを一時、通信用記憶部14
に格納する(ステップS151)。
【0072】通信が正常終了の場合、通信制御部3は、
通信管理部7にドキユメントの受信通知を行なうととも
に、受信したドキユメントの圧縮方式、ドキユメント
量、通信用記憶部14内の格納アドレスなどのドキユメ
ント情報ファイル、通信記録ファイルを渡す(ステップ
S153)。そして、通信管理部7では、ドキユメント
情報ファイルの内容から通信用記憶部14内のドキユメ
ントを取得し、それをサーバ制御部6に通知して、ドキ
ユメント、通信記録ファイル、ドキユメント情報ファイ
ルを渡す。
【0073】なお、ステップS154でのファイル管理
処理は、上述した図14に示す受信処理におけるファイ
ル管理処理(ステップS127)と同じであるため、こ
こでは、その説明を省略する。サーバ制御部6は、ファ
イル管理部8から、2次記憶部13内へのファイル格納
終了通知を受け、LAN制御部5を介して全クライアン
トに対して受信通知を行なう(ステップS155)。他
方、通信が異常終了である場合、全クライアントに対し
てエラー通知を行ない(ステップS156)、通信管理
部7から通信記録ファイルのみを取得し(ステップS1
57)、ファイル管理部8へ格納依頼をする(ステップ
S158)。
【0074】図18は、本実施例において、クライアン
ト端末Bからサーバ内に格納されているドキユメントに
対して引出し要求が成された場合の処理手順を示すフロ
ーチャートである。図18のステップS161では、フ
ァイル管理処理を行なう。つまり、図16に示すよう
に、クライアントが、サーバ内に格納されているドキユ
メントに対してユーザインタフェース上から引出し要求
を行ない、LAN制御部5は、引出し要求ファイルをサ
ーバ制御部6に渡す。そして、サーバ制御部6は、引出
し要求ファイルの内容を判断し、ファイル管理部8に対
してドキユメントの引出し依頼を行なう(ステップS1
46)。
【0075】ファイル管理部8は、引出し要求ファイル
内のドキユメント名称から2次記憶部13内の格納アド
レスを判断し(ステップS147)、該当ドキユメン
ト、ドキユメント情報ファイルを引出し、それをサーバ
制御部6に渡す(ステップS148)。そして、ドキユ
メント管理ファイルの内容を書き換えて(ステップS1
49)、ファイル管理処理を終了するサーバ制御部6
は、ドキユメント情報ファイルの内容から、ファイルの
符号化形態を判断し(ステップS162)、復号化が必
要であれば(ステップS163での判断結果がYE
S)、伸長部11に、それに対応した復号化を依頼する
(ステップS164)。そして、復号化されたドキユメ
ント(イメージファイル)は、画像処理部9に渡され
る。
【0076】そこで、画像処理部9では、クライアント
端末の引出し要求ファイルの内容がファイルの変換処理
を必要とすれば(図15のステップS134での判定が
YES)、ステップS135でファイル変換処理を行な
う。上記変換処理を終了したドキユメント(クライアン
トファイル)は、LAN制御部5により、要求のあった
クライアント端末内の記憶媒体の、ユーザが指定するア
ドレスに転送され(ステップS166)、クライアント
に引出し終了を通知して(ステップS167)、本引出
し処理を終える。
【0077】以上説明したように、本実施例によれば、
LANを構成するクライアント端末と相手端末機器間で
データ通信を行なう際、通信プロトコルなどをLANに
搭載することで、各々のクライアント端末が通信機能を
有していなくても、公衆網を介したデータ通信ができ
る。 [第5実施例]図19は、本発明の第5実施例に係るコ
ミュニケーションサーバシステムのブロック構成図であ
る。なお、同図において、図9に示す第3実施例に係る
コミュニケーションサーバシステムと同一構成要素には
同一符号を付し、ここでは、それらの説明を省略する。
【0078】図19において、記憶媒体管理部17は、
1次記憶部12、及び2次記憶部13の記憶容量の管理
を行なっており、これら記憶媒体内のファイル量の監
視、容量の回復処理などを行なう。なお、この記憶媒体
管理部17は、その内部に専用のレジスタ(不図示)を
有している。また、クライアント管理部16は、ユーザ
が設定する、クライアント端末のアドレス、ファイル形
式、ドキユメントサイズ、解像度、中間調対応などの情
報をクライアント毎に管理する。
【0079】以下、本実施例におけるクライアントから
のドキユメント用記憶容量の確保、しきい値の設定、ド
キユメント量がしきい値を越えた場合の記憶容量の確保
処理について説明する。図20は、本実施例におけるド
キユメント用記憶領域確保のための処理を示すフローチ
ャートである。
【0080】ユーザは、クライアント端末のユーザイン
タフェースを起動し、サーバ内のドキユメント保存用と
して確保する記憶媒体の領域、ドキユメントの転送処理
の基準となるデータ量(しきい値)、強制転送処理の転
送先となるクライアント端末の端末番号を数値入力する
(ステップS171)。上記のステップS171にて入
力された数値は、サーバ内のLAN制御部5からサーバ
制御部6へ渡される。そして、記憶領域設定用のレジス
タ1(不図示)にドキユメント保存用記憶領域値を書き
込み(ステップS172)、記憶容量回復処理用レジス
タであるレジスタ2にしきい値を書き込み(ステップS
173)、さらに、レジスタ3にドキユメント転送クラ
イアント番号を設定する(ステップS174)。また、
レジスタ4へは、レジスタ1の50%の値、つまり、ユ
ーザがドキユメント用に確保する領域の半分を書き込む
(ステップS175)。
【0081】次に、記憶容量の回復処理について説明す
る。図21は、本実施例における記憶容量の回復処理手
順を示すフローチャートである。同図において、記憶媒
体管理部17は、一定時間(この時間は、システムが決
定する)毎に、記憶部内の全ドキユメント量を検知し、
その値をレジスタ5に格納する(ステップS181)。
そして、レジスタ5の値とレジスタ2の値を比較し(ス
テップS182)、レジスタ5の値がレジスタ2の値よ
り大きければ、記憶媒体管理部17は、以下の容量回復
処理を実行する。
【0082】すなわち、記憶媒体管理部17は、レジス
タ4からレジスタ2の値を差し引いた数値(転送対象デ
ータ量)をレジスタ6に書き込む(ステップS18
3)。ファイル管理部8は、全ドキユメントが有するド
キユメント情報ファイルの送受信日時の項を読み込み、
送受信日時の古い順に、ドキユメント情報ファイルを整
列させる(ステップS184)。
【0083】次のステップS185で、記憶媒体管理部
17は、“1”を書き込んで、処理用カウンタを初期化
し、ファイル管理部8にて整列されたドキユメント情報
ファイルの順番より、カウンタの値に等しいファイルを
検索し、ドキユメント量を読み込み、それをレジスタ7
に加える(ステップS186)。そして、処理用カウン
タの値を1インクリメントする(ステップS187)。
【0084】ステップS188では、レジスタ7の値が
レジスタ6の値を越えたか否かの判定を行ない、その結
果がNOであれば、再度、ステップS186の処理に戻
り、(レジスタ7の値)>(レジスタ6の値)となるま
で、上記ステップS186〜S188の処理を繰り返
す。そして、レジスタ7の値がレジスタ6の値を越えた
ならば、以下の転送処理に入る(ステップS189)。
【0085】図22は、本実施例における転送処理の手
順を示すフローチャートである。同図に示すように、フ
ァイル管理部8は、そのときの処理用カウンタの値を読
み取り、これまでに処理したドキユメントのドキユメン
ト情報ファイルを検索し、格納アドレスを読み込む(ス
テップS191)。そして、記憶媒体中の上記格納アド
レスからドキユメントを引き出し(ステップS19
2)、それを記憶媒体管理部17に渡す。
【0086】記憶媒体管理部17は、レジスタ3の値を
読み込み、その値から転送先のクライアントを判断する
(ステップS193)。次に、記憶媒体管理部17は、
LAN制御部5に対して転送を依頼し、ドキユメントを
渡すと、LAN制御部5は、依頼を受けたクライアント
にドキユメントを転送する(ステップS194)。そし
て、LAN制御部5は、記憶容量回復処理が行なわれた
ことを当該クライアントに通知する(ステップS19
5)。
【0087】以上説明したように、本実施例によれば、
サーバにドキユメント総量に対する記憶媒体の容量を常
時監視させることで、受信文書を消去することなく、宛
先不明の受信ドキユメントが記憶媒体内に多量に蓄積さ
れて、ドキユメントの受信不能状態に陥ることを回避で
きる。 [第6実施例]図23は、本発明の第6実施例に係るコ
ミュニケーションサーバシステムのブロック構成図であ
る。なお、同図において、図9に示す第3実施例に係る
コミュニケーションサーバシステムと同一構成要素には
同一符号を付し、ここでは、それらの説明を省略する。
【0088】図23において、クライアント管理部16
は、ユーザが設定するクライアント情報の全体的な管
理、及びクライアント端末の運転状況の管理を行なう。
また、容量管理部18は、1次記憶部12、2次記憶部
13の使用領域の確保、回復処理などの管理を行ない、
タイマ15は、サーバ装置内の各モジュールが時間計測
を行なう場合に使用される。
【0089】次に、図23に示す構成をとるサーバシス
テムでの処理について、ユーザがクライアント端末の電
源を落としているとき、サーバがドキユメントを受信し
た場合を想定して説明する。図24は、本実施例におけ
るクライアント管理部16でのクライアント管理処理手
順を示すフローチャートである。同図において、クライ
アント管理部16は、タイマ15が、システムにて決定
される一定時間を知らせると(ステップS201)、L
ANを通じて、運転確認パケットを各クライアントに送
信する(ステップS202)。そして、各クライアント
端末では、その電源が立ち上がっていれば、上記運転確
認パケットを検知し、サーバ宛てに応答パケットを送信
する。
【0090】クライアント管理部16では、応答パケッ
トが送られてきた場合(ステップS203での判定がY
ESのとき)、クライアント管理テーブルの運転状況レ
ジスタに1を書き込む(ステップS204)。一方、応
答パケットが受信できなかった場合(ステップS203
の判定がNO)、当該クライアント端末の電源が立ち上
がっていないと判断し、運転状況レジスタに0を書き込
む(ステップS205)。
【0091】全クライアントに対しての運転確認処理が
終了した場合(ステップS206での判定結果がYE
S)、クライアント管理部16は、処理カウンタの値に
1を加算して(ステップS207)、本処理を終える。
なお、上記レジスタの内容は、過去10回分記憶され
る。図25は、本実施例における受信処理の手順を示す
フローチャートである。
【0092】通信制御部3がドキユメントを受信すると
(ステップS211)、サーバ制御部6には、受信ドキ
ユメント、ドキユメント情報ファイル、通信記録ファイ
ル(通信中に交わされたプロトコルなどの情報)が渡さ
れる(ステップS212)。サーバ制御部6は、通信記
録ファイル内の宛先情報の項を検索し、宛先情報があれ
ば(ステップS213での判定がYES)、ドキユメン
ト情報ファイルからドキユメントの符号化形態を読み込
み(ステップS214)、伸長部11に、対応する復号
化を行なわせる(ステップS215)。そして、以下に
述べる配信処理に入る(ステップS216)。
【0093】図26は、本実施例における配信処理手順
を示すフローチャートである。同図において、配信処理
部15は、通信記録ファイルから宛先情報を取得し(ス
テップS221)、クライアント毎の番号、ドキユメン
トサイズ、ファイル形式という詳細情報が書き込まれて
いる、対応するクライアント管理テーブルを取得する
(ステップS222)。
【0094】配信処理部15は、クライアント管理テー
ブルからドキユメント情報を読み込み、画像処理部9に
対して画像処理を行なわせる。つまり、画像処理部9
は、取得した2値ビットマップファイルをクライアント
ファイルにするまで一連の処理を行ない、配信処理部1
5にドキユメントを返す(ステップS223)。サーバ
制御部6は、ファイル管理部8にドキユメントの一時格
納を依頼し(ステップS224)、クライアント管理部
16内の処理カウンタに0を書き込み、それを初期化す
る(ステップS225)。また、サーバ制御部6は、宛
先クライアント用のクライアント管理テーブル内の運転
状況レジスタの項を読み込み、それが1であれば、ファ
イル管理部8に対して、一時格納領域からのドキユメン
ト引出しを実行させる。そして、サーバ制御部6は、L
AN制御部5を介して、宛先クライアントにドキユメン
トを転送する。
【0095】ステップS226で、運転状況レジスタの
値が0であると判断されれば、ウエイト状態に入り、レ
ジスタの値が1になるまで待つ。このウエイト状態は、
カウンタの値が、ユーザが設定する、ある一定値になる
まで続けられる。そして、カウンタの値が所定値を越え
た場合(ステップS227での判断結果がYES)、ク
ライアント端末に何らかの障害が発生したと判断し、ド
キユメントに対しては、ファイル管理部8により通常の
格納処理が行なわれる(ステップS229)。
【0096】しかし、カウンタの値が設定値以下であれ
ば、ファイル転送が行なわれる(ステップS228)。
そして、上記の処理が終了すると、当該クライアントに
対して配信通知が行なわれ(図25のステップS21
7)、本実施例における受信処理が終了する。以上説明
したように、本実施例によれば、サーバにLAN内のク
ライアント端末の運転状況を定期的に監視させること
で、クライアント端末の電源が落とされているときに受
信したドキユメントは、宛先クライアント端末の電源が
立ち上げられたときにサーバより配信されるので、当該
ドキユメントがサーバ内に滞ることなく、ユーザはドキ
ユメントを確実に受信できる。
【0097】そして、サーバ内にドキユメントが格納さ
れないため、ドキユメントの即時性の保存とともに、サ
ーバ内の記憶媒体の効率的な利用が促進される。なお、
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用し
ても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。ま
た、本発明はシステムあるいは装置にプログラムを供給
することによって達成される場合にも適用できることは
言うまでもない。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アプリケーションに依存する部分をサーバが吸収するこ
とで、異機種端末間でのファイル交換を容易に行なえ
る。また、受信ドキユメントに付加された宛先情報から
端末装置を判別するようにすることで、ドキユメントの
引出し処理をサーバに依存せず、その即時性を確保でき
る。
【0099】さらに、サーバにドキユメント総量に対す
る記憶媒体の容量を監視させたり、端末装置の運転状況
を監視させることで、宛先不明の受信ドキユメントが記
憶媒体内に多量に蓄積されて、ドキユメントが受信不能
状態に陥ることやドキユメントがサーバ内に滞ることを
回避でき、ドキユメント受信が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るコミュニケーション
サーバシステムのブロック構成図である。
【図2】第1実施例に係る送信処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】第1実施例に係る画像処理部での画像処理手順
を示すフローチャートである。
【図4】第1実施例に係る引出し処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明の第2実施例に係るコミュニケーション
サーバシステムのブロック構成図である。
【図6】第2実施例に係る送信処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】第2実施例における画像処理手順を示すフロー
チャートである。
【図8】第2実施例におけるファイル管理処理を示すフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第3実施例に係るコミュニケーション
サーバシステムのブロック構成図である。
【図10】第3実施例における受信処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】第3実施例における配信処理を示すフローチ
ャートである。
【図12】本発明の第4実施例に係るコミュニケーショ
ンサーバシステムのブロック構成図である。
【図13】第4実施例に係るサーバ制御部6に入力され
る処理要求の処理手順を示す概略フローチャートであ
る。
【図14】第4実施例における送信処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図15】第4実施例における画像処理部9での画像処
理手順を示すフローチャートである。
【図16】第4実施例におけるファイル管理処理を示す
フローチャートである。
【図17】第4実施例における、クライアント端末Bが
端末Aからドキユメントを受信する際の処理手順を示す
フローチャートである。
【図18】第4実施例において、クライアント端末Bか
らサーバ内に格納されているドキユメントに対して引出
し要求が成された場合の処理手順を示すフローチャート
である。
【図19】本発明の第5実施例に係るコミュニケーショ
ンサーバシステムのブロック構成図である。
【図20】第5実施例におけるドキユメント用記憶領域
確保のための処理を示すフローチャートである。
【図21】第5実施例における記憶容量の回復処理手順
を示すフローチャートである。
【図22】第5実施例における転送処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図23】本発明の第6実施例に係るコミュニケーショ
ンサーバシステムのブロック構成図である。
【図24】第6実施例におけるクライアント管理部16
でのクライアント管理処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図25】第6実施例における配信処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図26】第6実施例における配信処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 コミュニケーションサーバ装置 2 公衆電話網 3 通信制御部 4 主制御部 5 LAN制御部 6 サーバ制御部 7 通信管理部 8 ファイル管理部 9 画像処理部 10 圧縮部 11 伸長部 12 1次記憶部 13 2次記憶部 14 通信用記憶部 15 配信処理部 16 クライアント管理部 17 記憶媒体管理部 18 容量管理部 19 タイマ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 11/00 303 7470−5K

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網に接続され、専用のネットワーク
    オペレーティングシステムを搭載したサーバ装置と、該
    サーバ装置に接続され、該ネットワークオペレーティン
    グシステムに付随するシェルもしくはリダイレクタを搭
    載した少なくとも1台の端末装置とを有するコミュニケ
    ーションサーバシステムにおいて、 前記公衆網に接続される通信端末と前記端末装置との通
    信を制御する通信制御手段と、 前記端末装置のアプリケーション上で作成された第1の
    ファイルと、前記通信端末が取り扱える第2のファイル
    とのフォーマットの相互変換を行なう変換手段とを備
    え、 前記通信制御手段は、前記変換手段にてフォーマット変
    換された前記第2のファイルを前記通信端末に送信し、
    また、該変換手段にてフォーマット変換された該通信端
    末からのファイルを前記端末装置に送ることを特徴とす
    るコミュニケーションサーバシステム。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は、さらに、多値データと
    2値データとの相互変換をする手段を備えることを特徴
    とする請求項1に記載のコミュニケーションサーバシス
    テム。
  3. 【請求項3】 さらに、前記第2のファイルのドキユメ
    ントサイズを任意に拡大あるいは縮小する変倍手段と、 前記第2のファイルの解像度を変換する解像度変換手段
    とを備え、 前記サーバ装置は、前記変倍手段及び前記解像度変換手
    段に対して、前記通信端末に対応したドキユメントサイ
    ズ及び解像度を選択させることを特徴とする請求項1に
    記載のコミュニケーションサーバシステム。
  4. 【請求項4】 さらに、前記端末装置からの入力値に基
    づいて、前記サーバ装置及び該端末装置内でのファイル
    格納領域を管理する手段と、 前記ファイル格納領域に格納された全ドキユメント量を
    一定時間毎に検知する手段とを備え、 前記検知手段にて検知されたドキユメント量が前記入力
    値を越える場合、該ドキユメント量が所定量となるま
    で、該ドキユメントを前記ファイル格納領域への着信の
    古い順に、指定された端末装置に転送することを特徴と
    する請求項1に記載のコミュニケーションサーバシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記入力値は、前記サーバ装置内のファ
    イル格納可能領域、前記端末装置内のファイル格納可能
    領域、及び前記転送の基準となる前記所定量に関する値
    であることを特徴とする請求項4に記載のコミュニケー
    ションサーバシステム。
  6. 【請求項6】 さらに、前記通信制御部を介して前記通
    信端末から前記端末装置へ送られてきたファイルを一時
    的に格納する格納手段と、 前記端末装置に特定パケットを送信する手段と、 前記パケットに対する前記端末装置からの応答パケット
    を検出する手段とを備え、 前記端末装置から前記応答パケットが所定時間内に返っ
    てきた場合、前記格納手段より前記端末装置に前記ファ
    イルを転送することを特徴とする請求項1に記載のコミ
    ュニケーションサーバシステム。
  7. 【請求項7】 公衆網に接続され、専用のネットワーク
    オペレーティングシステムを搭載したサーバ装置と、該
    サーバ装置に接続され、該ネットワークオペレーティン
    グシステムに付随するシェルもしくはリダイレクタを搭
    載した少なくとも1台の端末装置とを有するコミュニケ
    ーションサーバシステムにおいて、 前記公衆網に接続される通信端末と前記端末装置との通
    信を制御する通信制御手段と、 前記端末装置のアプリケーション上で作成された第1の
    ファイルと、前記通信端末が取り扱える第2のファイル
    とのフォーマットの相互変換を行なう変換手段と、 前記第2のファイルのドキユメントサイズを任意に拡大
    あるいは縮小する変倍手段と、 前記第2のファイルの解像度を変換する解像度変換手段
    と、 前記通信制御手段を介して前記通信端末から送られてく
    るファイル内に含まれる宛先情報より、該ファイルの宛
    先となる前記端末装置を特定する手段とを備え、 前記変換手段は、前記通信端末からのファイルを、前記
    特定された端末装置に対応するファイルにフォーマット
    変換し、また、前記変倍手段及び前記解像度変換手段
    は、それぞれ前記ドキユメントサイズ及び前記解像度
    を、該端末装置に合わせて変換することを特徴とするコ
    ミュニケーションサーバシステム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10303986A (ja) * 1997-04-15 1998-11-13 At & T Corp ブローカーアプリケーションサーバを提供するための方法及び装置
JP2001292272A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Toshiba Tec Corp ファクシミリシステムとこのファクシミリシステムで使用されるファクシミリ端末装置およびフォーマット変換装置ならびに記憶媒体
JP2002290599A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Denso Corp 携帯電話
US6725221B2 (en) 1994-10-03 2004-04-20 Hitachi Ltd Image data transfer method and system therefor
US7562157B2 (en) 1996-04-10 2009-07-14 Inpro Licensing Sarl Simplified-file hyper text protocol

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