JP2004172898A - 画像形成システム、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

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Toshiyuki Maejima
利行 前島
Motoaki Aoyama
素明 青山
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Abstract

【課題】高度な画像処理能力が無くても、当該画像処理能力を仮想的に向上できるようにすると共に、画像情報を通信する時間に関して高度な画像処理能力を有さない画像形成装置に送信する場合に比べて短縮できるようにする。
【解決手段】画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有して既存の公衆通信網1に接続可能な複数のファクシミリ装置#iと、これらのファクシミリ装置#i間を接続してグループ化するための通信手段2とを備え、自機宛のFAX画像データD1の受信時に、当該ファクシミリ装置#iでは、予めグループ化された複数のファクシミリ装置#iの中で相手方からのFAX画像データD1の画像処理方式に対応した画像処理能力を有するファクシミリ装置#iが存在するかを判別処理をし、当該判別結果に基づいて画像形成を依頼し又は所定の画像処理後のFAX画像データD1に基づく画像を形成するものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はファクシミリ装置を始め、複写機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能を備えた白黒及びカラー用のディジタル複合機や複写機に適用して好適な画像形成システム、画像形成装置及び画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィスビルや、各種病院、学校、工場、企業等において、ホストコンピュータと接続が可能なファクシミリ装置や、別のファクシミリ装置に画像情報が転送な可能なファクシミリ装置が使用される場合が多くなってきた。この種のファクシミリ装置によれば、画像情報を圧縮する技術が取り入れられている。現在のファクシミリ装置が搭載可能な画像圧縮方式には、高い圧縮処理が可能で、圧縮効率が良く、かつ、送信時間を短縮することができるものが要求されている。
【0003】
ところで、特許文献1には「ファクシミリシステム」が開示されている。このシステムによれば、自ファクシミリ装置で送信データを受け付け、自ファクシミリ装置に高画像圧縮機能等の送信能力が無い場合において、別のファクシミリ装置に送信能力があるかを分析し、この分析結果に従って、送信能力が高いファクシミリ装置へ送信依頼をするようになされる。
【0004】
また、特許文献2には「ファクシミリ装置」が開示されている。このファクシミリ装置によれば、ホストコンピュータと接続可能なファクシミリ装置であって、装置本体において、ホストコンピュータ側で処理可能なデータ形態にデータフォーマットを変換し、この変換後のデータをホストコンピュータに転送するようになされる。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−296212号公報
【特許文献2】
特開平11−8750号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来方式のファクシミリシステムによれば、オフィスビルや、各種病院、学校、工場、企業等において、複数のファクシミリ装置を配置し各々の装置を既存の公衆通信網にそれぞれ接続してFAX送受信するFAX通信システムが利用される場合が多くなってきた。しかしながら、以下のような問題がある。
【0007】
▲1▼ 1企業体等に配置されたファクシミリ装置の全てが、最もバージョンの高い圧縮方式を搭載している場合は極まれである。従って、FAX送信側でバージョンの高いファクシミリ装置を揃えても、FAX受信側のファクシミリ装置のバージョンが低い場合、受信側のファクシミリ装置の圧縮方式に合わせた画像情報を送信しなくてはならない。
【0008】
▲2▼ 従って、送信側で最もバージョンの高い圧縮方式を採用して画像処理した場合に比べて送信時間が長くなってしまう。送信時間は通信事業者へ支払う回線使用料金に大きく依存するため、送信側の画像処理機能が向上されているにも係わらず、回線使用料金が低減しないというのが現状である。
【0009】
▲3▼ 因みに、1企業体等において、現在のバージョンの低いファクシミリ装置の全てを最もバージョンの高い圧縮方式を搭載したファクシミリ装置に代替えしようとすると、設備費の増大が余儀なくされる。また、近年の情報処理装置の発達に伴い、益々、高性能かつ高機能のファクシミリ装置が製造される傾向にある。
【0010】
そこで、この発明は上述した課題を解決したものであって、高度な画像処理能力が無くても、当該画像処理能力を仮想的に向上できるようにすると共に、画像情報を通信する時間に関して高度な画像処理能力を有さない画像形成装置に送信する場合に比べて短縮できるようにした画像形成システム、画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成システムは、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成するシステムであって、画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有して既存の公衆通信網に接続可能な複数の画像形成装置と、これらの画像形成装置間を接続して画像通信グループを構築するための通信手段とを備え、自機宛の画像情報の受信時に、当該画像形成装置では、予め画像通信グループの複数の画像形成装置の中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置が存在するかを判別処理をし、当該判別結果に基づいて画像形成を依頼し又は所定の画像処理後の画像情報に基づく画像を形成することを特徴とするものである。
【0012】
本発明に係る画像形成システムによれば、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する場合に、画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有して既存の公衆通信網に接続可能な複数の画像形成装置間が通信手段を通じて接続され画像通信グループが構築される。これを前提にして、自機宛の画像情報の受信時に、当該画像形成装置では、予め画像通信グループの複数の画像形成装置の中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置が存在するかが判別処理される。この判別結果に基づいて画像形成を依頼し又は所定の画像処理後の画像情報に基づく画像を形成するようになされる。
【0013】
従って、画像情報が受信される画像形成装置に高度な画像処理能力が無くても、グループの中の1台が高度な画像処理能力を有する画像形成装置で構成される場合、当該画像形成装置の処理能力を仮想的に向上させることができる。つまり、通信手段を利用して画像情報を転送し、当該通信手段に接続された他の画像形成装置のデータ変換・圧縮・伸長技術等を利用して仮想的なデータ変換処理をすることができる。
【0014】
これにより、高度な画像処理能力を有さない画像形成装置に高度な画像処理方式により処理された画像情報が送信されてきた場合であっても、グループの中の高度な画像処理能力を有する画像形成装置で画像処理した後の画像情報に基づいて画像を形成することができる。しかも、送信元が電気通信事業者に支払う通信料の課金対象である通信時間に関して、高度な画像処理能力を有さない画像形成装置に送信する場合に比べて短縮することができる。
【0015】
本発明に係る画像形成装置は、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する場合に、当該画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有して既存の公衆通信網に接続可能な画像形成装置であって、複数の画像形成装置間を通信手段を通じて接続し画像通信グループが構築可能な画像形成装置において、自機宛の画像情報の受信時に、予め画像通信グループの複数の画像形成装置の中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置が存在するかを判別処理をし、当該判別結果に基づいて画像形成を依頼し又は所定の画像処理後の画像情報に基づく画像を形成することを特徴とするものである。
【0016】
本発明に係る画像形成装置によれば、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する場合に、画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有して既存の公衆通信網に接続可能な複数の画像形成装置間が通信手段を通じて接続され画像通信グループが構築される。これを前提にして、自機宛の画像情報の受信時に、当該画像形成装置では、予め画像通信グループの複数の画像形成装置の中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置が存在するかが判別処理される。
【0017】
例えば、識別手段によって相手方の画像形成装置が識別される。この識別手段によって識別された相手方の画像形成装置の画像処理能力が対応テーブルを参照して検出される。このとき、記憶手段から発信元の電話番号等の発信元情報が読み出される。比較手段では記憶手段に登録された発信元の電話番号と画像情報に付加された発信元の電話番号とが比較参照される。そして、当該グループ内に画像処理能力を有した画像形成装置が存在すると判別された場合は、この判別結果に基づいて画像形成を依頼し又は所定の画像処理後の画像情報に基づく画像を形成すべく、画像情報を受信処理するようになされる。
【0018】
従って、画像情報が受信される画像形成装置に高度な画像処理能力が無くても、グループの中の1台が高度な画像処理能力を有する画像形成装置で構成される場合は、当該画像形成装置の処理能力を仮想的に向上させることができる。
【0019】
これにより、高度な画像処理能力を有さない画像形成装置に高度な画像処理方式により処理された画像情報が送信されてきた場合であっても、グループの中の高度な画像処理能力を有する画像形成装置で画像処理した後の画像情報に基づいて画像を形成することができる。しかも、送信元が電気通信事業者に支払う通信料の課金対象である通信時間に関して、高度な画像処理能力を有さない画像形成装置に送信する場合に比べて短縮することができる。
【0020】
本発明に係る画像形成方法は、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する方法であって、画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有して既存の公衆通信網に接続可能な複数の画像形成装置間を接続して画像通信グループを構築し、自機宛の画像情報の受信時に、予め画像通信グループの複数の画像形成装置の中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置が存在するかを判別し、その後、当該判別結果に基づいて画像を形成することを特徴とするものである。
【0021】
本発明に係る画像形成方法によれば、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する場合に、自機の画像形成装置に高度な画像処理能力が無くても、グループの中の1台が高度な画像処理能力を有する画像形成装置で構成される場合は、当該画像形成装置の処理能力を仮想的に向上させることができる。
【0022】
従って、自機の画像形成装置に高度な画像処理方式により処理された画像情報が送信されてきた場合であっても、グループの中の高度な画像処理能力を有する画像形成装置で画像処理した後の画像情報に基づいて画像を形成することができる。しかも、送信元が電気通信事業者に支払う通信料の課金対象である通信時間に関して、高度な画像処理能力を有さない画像形成装置に送信する場合に比べて短縮することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態に係る画像形成システム、画像形成装置及び画像形成方法について説明をする。
【0024】
(1)実施形態
図1は、本発明の実施形態としての画像形成システム10の構成例を示す概念図である。図2〜図4は画像形成システム10における第1〜第3の画像形成例を示す概念図である。
【0025】
この実施形態では、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する場合に、自機宛の画像情報の受信時に、当該画像形成装置では、予め画像通信グループの複数の画像形成装置の中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置が存在するかを判別して、高度な画像処理能力が無くても、当該画像処理能力を仮想的に向上できるようにすると共に、画像情報を通信する時間に関して高度な画像処理能力を有さない画像形成装置に送信する場合に比べて短縮できるようにしたものである。
【0026】
図1に示す画像形成システム10は、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成するシステムである。このシステム10には、既存の公衆通信網1に接続可能な複数の画像形成装置#i(i=1〜n)が備えられる。公衆通信網1には相手方のファクシミリ装置等(以下単に相手方装置5という)が接続される。画像形成装置#iはファクシミリ装置を始め、複写機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能を備えた白黒及びカラー用のディジタル複合機や複写機を想定している。
【0027】
各々の画像形成装置#iは既存の画像圧縮方式等の画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有している。例えば、n台の画像形成装置#1〜#nのうち画像形成装置#2が他のn−1台の画像形成装置#1、#3〜#nの通常の画像圧縮機能に比べて高解像度画像圧縮機能を有している場合である。
【0028】
これら複数の画像形成装置#iの間は画像通信グループを構築するために通信手段2により接続される。通信手段2にはローカルエリアネットワーク(LAN)等のイーサネット(R)が使用される。このシステムでは予め画像通信グループ化されたn台の画像形成装置#iの中で、例えば、画像形成装置#2が相手方装置5からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する機種に相当する場合である。
【0029】
このシステム10で、自機宛の画像情報の受信時に、当該画像形成装置#iでは、予め画像通信グループ化されたn台の画像形成装置#iの中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置#iが存在するかが判別処理される。この判別結果に基づいて高機能の画像形成装置#2へ画像形成を依頼し又は所定の画像処理後の画像情報に基づく画像を画像形成装置#1乃至#n等において形成するようになされる。
【0030】
この例で画像処理能力を有した画像形成装置#2が存在すると判別された場合は、図2に示すように画像形成装置#1で画像情報を受信処理すると共に、画像処理能力を有した画像形成装置#2に当該画像情報を送信する。この画像情報は電子メールの添付ファイルとして取り扱うようになされる。画像形成装置#2では、高解像度画像圧縮機能を利用した画像処理がなされ、画像処理後の画像情報に基づいて画像を形成するようになされる。これにより、自機の画像形成装置#iが高解像度画像圧縮方式をサポートしていない場合であっても、他の画像形成装置#2が高解像度画像圧縮方式をサポートしている場合には、画像形成装置#2において、画像形成出力することができるようになる(第1の画像形成例)。
【0031】
この例で画像処理能力を有した画像形成装置#2が存在すると判別された場合であって、図3に示す画像形成装置#1で画像情報を受信処理すると共に、画像処理能力を有した画像形成装置#2に当該画像情報を送信して画像処理をさせ、画像処理後の画像情報を画像形成装置#2から受信して自機の画像形成装置#1において画像を形成するようにしてもよい。これにより、自機の画像形成装置#1が高解像度画像圧縮方式をサポートしていない場合であっても、他の画像形成装置#2が高解像度画像圧縮方式をサポートしている場合には、画像形成装置#2において画像処理された画像情報を受信して、画像形成装置#1、#3〜#nにおいても画像形成出力することができるようになる(第2の画像形成例)。
【0032】
この例で画像処理能力を有した画像形成装置#2が存在すると判別された場合であって、図3に示す画像形成装置#2が高機能の画像処理装置3及び印刷装置4により構成され、当該画像処理装置#2で例えば、データフォーマットが変換処理等された所定のデータフォーマットの画像情報が印刷装置4へ転送される。この印刷装置4では所定のデータフォーマットの画像情報に基づいて画像を形成するようになされる(第3の画像形成例)。
【0033】
続いて、本発明に係る画像形成システムにおける処理例について説明をする。図5は画像形成システム10における処理例を示すフローチャート(メインルーチン)である。図6A及びBは画像形成時の処理例を示すフローチャート(サブルーチン)である。
【0034】
この実施形態では、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する場合を前提とする。このシステムではn台の画像形成装置#iにより画像通信グループ化され、この中で、例えば、画像形成装置#2が相手方装置5からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する機種に相当する場合を想定する。
【0035】
これを処理条件にして、図5に示すフローチャートのステップA1で画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有して既存の公衆通信網に接続可能な複数の画像形成装置#i間を接続して画像通信グループを構築する。このとき、複数の画像形成装置#i間を専用の通信手段2を通じて接続する。通信手段2にはローカルエリアネットワーク(LAN)等のイーサネット(R)が使用される。画像形成装置#iにはファクシミリ装置や、複写機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能を備えた白黒及びカラー用のディジタル複合機や複写機等が使用される。
【0036】
そして、ステップA2に移行して自機宛の画像情報のFAX受信を待機する。ステップA2で自機宛のFAXを着信した場合は、ステップA3に移行して予め画像通信グループ化された複数の画像形成装置#iの中で相手方装置5からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置#iが存在するかを判別する。相手方装置5の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置#iが存在する場合はステップA5に移行する。ステップA5では当該判別結果に基づいて画像通信グループ内の画像形成機能を利用し画像を形成する。
【0037】
例えば、高解像度画像圧縮能力を有した画像形成装置#2が存在すると判別された場合は、図6AのサブルーチンをコールしてそのフローチャートのステップB1で、画像形成装置#1は相手方装置5から画像情報を受信して、画像処理能力を有した画像形成装置#2に当該画像情報を転送する。そして、ステップB2では画像形成装置#2で画像処理をするようになされる。
【0038】
その後、ステップB3に移行して画像処理後の画像情報に基づいて高機能の画像形成装置#2において画像を形成するようになされる。これにより、自機の画像形成装置#iが高解像度画像圧縮方式をサポートしていない場合であっても、他の画像形成装置#2が高解像度画像圧縮方式をサポートしている場合には、その画像形成装置#2において、画像形成出力することができるようになる。その後、図5に示すフローチャートのステップA5にリターンしステップA6に移行する。
【0039】
また、高解像度画像圧縮能力を有した画像形成装置#2が存在すると判別された場合であって、図6BのサブルーチンをコールしてそのフローチャートのステップC1で画像形成装置#1は相手方装置5から画像情報を受信して、画像処理能力を有した画像形成装置#2に当該画像情報を送信する。そして、ステップC2では画像形成装置#2で画像処理をするようになされる。
【0040】
その後、ステップC3に移行して画像形成装置#2から画像処理後の画像情報を受信処理する。そして、ステップC4に移行して自機の画像形成装置#iにおいて画像を形成するようになされる。これにより、自機の画像形成装置#1が高解像度画像圧縮方式をサポートしていない場合であっても、他の画像形成装置#2が高解像度画像圧縮方式をサポートしている場合には、画像形成装置#2において画像処理された画像情報を受信して、画像形成装置#1においても画像形成出力することができるようになる。この例でステップC4に関して、高機能の画像処理装置3で画像処理された画像情報を任意の印刷装置4へ転送し、その印刷装置4において画像処理後の画像情報に基づく画像を形成するようにしてもよい。
【0041】
その後、図5に示すフローチャートのステップA5にリターンし、ステップA6に移行する。ステップA6では当該画像形成処理を終了するかが判別される。画像形成処理を終了する場合は画像形成制御を終了する。画像形成処理を継続する場合は、ステップA2に戻って自機宛の画像情報のFAX受信を待機するようになされる。
【0042】
このように、本発明に係る実施形態としての画像形成システム及び画像形成方法によれば、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する場合に、自機宛の画像情報の受信時に、当該画像形成装置#iでは、予め画像通信グループのn台の画像形成装置#iの中で相手方装置5からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置#2が存在するかが判別処理される。この判別結果に基づいて画像形成装置#2へ画像処理を依頼し又は所定の画像処理後の画像情報に基づく画像を形成するようになされる。
【0043】
従って、画像情報が受信される画像形成装置#1〜#nの全てに高度な画像処理能力が無くても、グループの中の1台が高度な画像処理能力を有する画像形成装置#2で構成される場合は、当該画像形成装置#1、#3〜#nの処理能力を仮想的に向上させることができる。つまり、通信手段2を利用して画像情報を転送し、当該通信手段2に接続された他の画像形成装置#2の例えば、データ変換・圧縮・伸長技術等を利用して仮想的なデータ変換処理をすることができる。
【0044】
これにより、高度な画像処理能力を有さない画像形成装置#1、#3〜#nに高度な画像処理方式により処理された画像情報が送信されてきた場合であっても、グループの中の高度な画像処理能力を有する画像形成装置#2で画像処理した後の画像情報に基づいて画像を形成することができる。しかも、送信元が電気通信事業者に支払う通信料の課金対象である通信時間に関して、全く高度な画像処理能力を有さない画像形成装置に送信する場合に比べて短縮することができる。
【0045】
(2)実施例
図7は本発明に係る画像形成システムを応用した実施例としてのFAX受信システムの構成例を示す概念図である。
【0046】
この実施例では画像形成システムの一例となるFAX受信システム100を構築し、所定の画像処理方式により処理された任意のFAX画像データを受信して画像を形成する場合に、自機宛のFAX画像データの受信時に、当該ファクシミリ装置では、予めFAX受信グループ化されたn台のファクシミリ装置の中で相手方のファクシミリ装置からのFAX画像データの画像処理方式に対応した画像処理能力を有するファクシミリ装置が存在するかを判別して、各々のファクシミリ装置#iの全てに高度な画像処理能力が無くても、当該画像処理能力を仮想的に向上できるようにすると共に、FAX画像データを通信する時間に関して高度な画像処理能力を有さないファクシミリ装置に送信する場合に比べて短縮できるようにしたものである。
【0047】
図7に示すFAX受信システム100は、所定の画像処理方式により処理された任意のFAX画像データD1を受信して画像を形成するシステムである。このシステム100には、既存の公衆通信網1に接続可能な例えばn=5台のファクシミリ装置#i(i=01〜05)が備えられ、各々のファクシミリ装置#iが受信可能な状態で公衆通信網1に接続される。公衆通信網1には図示しないが、相手方のファクシミリ装置等(以下単に相手方装置という)が接続される。
【0048】
各々のファクシミリ装置#iは、自機宛のFAX画像データD1の受信時に、相手方装置から要求された受信能力が有るかを判別すると共に、予めグループ化された複数のファクシミリ装置#iの中で相手方からのFAX画像データD1の画像処理方式に対応した画像処理能力を有するファクシミリ装置#iが存在するかを判別処理をし、当該判別結果に基づいて画像形成を依頼し又は所定の画像処理後のFAX画像データD1に基づく画像を形成するものである。
【0049】
これら複数のファクシミリ装置#iの間は、FAX受信グループを構築するために通信手段の一例となるイーサネット(R)12により接続される。この例では、各々のファクシミリ装置#01、#03〜#0nは既存の画像圧縮方式に対応する所定の画像処理能力を有している。ファクシミリ装置#02は他の4台のファクシミリ装置#01、#03〜#05の通常の画像圧縮機能に比べて高解像度画像圧縮機能を有しており、相手方装置からのFAX画像データD1の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する機種に相当するものである。
【0050】
このイーサネット(R)12には5台のファクシミリ装置#iの他に、画像処理サーバ13及び画像プリントサーバ14が接続される。この例で画像処理サーバ13は画像処理装置の一例であり、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、または、高機能なファクシミリ装置であって、画像のフォーマット・圧縮方式などを変換する高能力を有するものが使用される。つまり、ファクシミリ装置#02の画像処理能力に匹敵する高度な画像処理能力を有するものである。ファクシミリ装置#02における画像処理負担を軽くするためである。
【0051】
画像プリントサーバ14は印刷装置の一例を構成するものであり、画像処理サーバ13によって画像処理された後の画像データをプリンタ等に配信制御するものである。画像プリントサーバ14にはパーソナルコンピュータ、ワークステーションまたはファクシミリ装置で画像のプリントを実施できる能力を有するものが使用される。
【0052】
このシステム100で、自機宛のFAX画像データD1の受信時に、当該ファクシミリ装置#iでは、予めFAX受信グループ化された5台のファクシミリ装置#iの中で相手方からのFAX画像データD1の画像処理方式に対応した画像処理能力を有するファクシミリ装置#i又は画像処理サーバ13が存在するかが判別処理される。この判別結果に基づいて高機能のファクシミリ装置#02又は画像処理サーバ13へ画像形成を依頼し、所定の画像処理後のFAX画像データD1に基づく画像をファクシミリ装置#01、#03〜#05や、画像プリントサーバ14を通じてプリンタ等において画像形成出力するようになされる。
【0053】
続いて、ファクシミリ装置#01等の制御系の構成例について説明をする。図8はファクシミリ装置#01等の制御系の構成例を示すブロック図である。図8に示すファクシミリ装置#01は制御手段15を有している。
【0054】
制御手段15には、操作手段16、画像入力手段17、画像記憶手段18、画像情報通信手段19、管理情報記憶手段21、画像処理能力対応テーブル22、画像処理手段23、画像入出力手段24、画像形成手段25及び表示手段26が接続されている。
【0055】
制御手段15は図示しないCPU(中央処理ユニット)や、ROM、RAM等を有している。制御手段15のROMにはファクシミリ装置全体を制御するためのシステムプログラムが格納される。RAMはワークメモリとして使用され、例えば、制御コマンド等を一時記憶するようになされる。CPUは電源がオンされると、ROMからシステムプログラムを読み出してシステムを起動し、操作手段16からの操作データD3に基づいてファクシミリ装置全体を制御するようになされる。
【0056】
操作手段16は相手先番号情報や、画像形成条件等を設定するように操作される。画像形成条件等の設定内容は操作データD3として操作手段16から制御手段15へ出力される。操作手段16には例えば、液晶表示装置とタッチパネルと組み合わせた方式の操作パネルが使用される。画像入力手段17では任意の原稿上を図示しない光学系を露光走査して画像が読み取られ、原稿読取データD2が取得される。原稿読取データD2は画像記憶手段18に出力される。
【0057】
また、画像情報通信手段19は公衆回線網1に接続され、相手方装置からのFAX画像データD1が受信される。もちろん、FAX送信データが画像情報通信手段19を通じて相手方装置へ送信するようになされる。この例で高機能のファクシミリ装置#02等の画像処理機能を利用する場合であって、自機宛のFAX画像データD1を受信し転送しているときに、制御手段15は、他のファクシミリ装置#02等における画像処理を監視する。これと共に、当該FAX画像データD1をファクシミリ装置#02へ転送中、画像処理エラーが検出された場合は、画像情報通信手段19を通じて相手方装置に対して通信エラー終了をするようになされる。再度、FAX画像データD1を受信し、最初から画像処理をやり直すためである。
【0058】
この例で管理情報記憶手段21には発信元情報や、発信元の電話番号等の管理データD21を登録し記憶するようになされる。制御手段15は比較手段を構成し、管理情報記憶手段21に登録された発信元の電話番号とFAX画像データD1に付加された発信元の電話番号とを比較参照するようになされる。相手方のファクシミリ装置の画像処理能力に対する受信能力を認識するためである。この制御手段15及び管理情報記憶手段21によって識別手段が構成され、相手方のファクシミリ装置の画像処理能力等を識別するようになされる。
【0059】
画像処理能力対応テーブル22は制御手段15によって識別された相手方のファクシミリ装置の画像処理能力に対応する当該FAX受信グループ内のファクシミリ装置#01〜#05の画像処理能力を検出するためのものであり、例えば、EEPROM等により構成される。EEPROMには、当該FAX受信グループ内のファクシミリ装置の画像処理能力情報が予めテーブル化され、FAX能力識別データ(識別情報)D22が記憶されている。この例で自機宛のFAX画像データD1の受信時に、制御手段15では、画像処理能力対応テーブル22からFAX機種識別データD22が読み出され、相手方のファクシミリ装置の画像処理能力を識別すると共に、予め準備された画像処理能力対応テーブルを参照して当該FAX受信グループ内のファクシミリ装置#iの画像処理能力を比較するようになされる。
【0060】
画像記憶手段18には画像情報通信手段19で受信されたFAX画像データD1が制御手段15のメモリ制御を受けて記憶される。画像記憶手段18には画像入力手段17で取得された原稿読取データD2も記憶される。画像記憶手段18にはDRAMやハードディスク等が使用される。この例で、当該ファクシミリ装置#01が他のファクシミリ装置#02より画像処理能力が低い場合に、1頁分のFAX画像データD1を受信する毎に高機能のファクシミリ装置#02に当該FAX画像データD1を1頁ずつ転送するようになされる。
【0061】
また、画像記憶手段18は保存手段の一例を構成し、この例で画像処理能力を有する高機能のファクシミリ装置#02へのFAX画像データD1の送信完了した時点で送信完了ジョブを削除せずに、当該送信完了ジョブをポーリング送信原稿として保存するようになされる。ポーリング送信原稿に関する情報は管理情報記憶手段21に出力される。この例で、FAX画像データD1を送信する相手は、LAN内のファクシミリ装置#02であるが、もちろん、これに限られることはなく、一般的には、公衆回線網を通じた通信相手が主な対象となる。いわゆる普通に相手に通信した場合も含まれる。
【0062】
この管理情報記憶手段21には管理テーブルが備えられ、ポーリング送信原稿として保存されたファイルボックスと送信完了時刻とが対応して記述される。例えば、管理情報記憶手段21内にはファイルボックスが設けられ、ポーリング送信原稿が保存された旨の管理データD21が記録され、このファイルボックスはパスワード情報に基づいて読み出し可能となされる。このパスワード情報には、送信時間を表す情報及び送信番号情報が設定される。送信事実を知っているユーザを特定してポーリング送信原稿の読み出しを可能としたためである。
【0063】
この画像記憶手段18によって保存されたポーリング送信原稿に係る送信完了ジョブは、削除手段を構成する制御手段15によって一定時間経過した後に削除するように制御される。画像記憶手段18を有効に使用するためである。
【0064】
画像処理手段23では、相手方のファクシミリ装置の画像処理能力が低いと判断された場合は、通常の画像圧縮機能を利用してFAX画像データD1を画像処理するようにされる。画像入力手段17で取得された原稿読取データD2も拡大・縮小・回転等の画像処理がなされる。当該FAX受信グループ内の高機能のファクシミリ装置#02は、他のファクシミリ装置#01、#03〜#05には無い高解像度画像圧縮機能を利用してFAX画像データD1を復号化伸長処理等するようになされる。
【0065】
画像入出力手段24はイーサネット(R)12に接続され、FAX画像データD1をFAX受信グループ内の高機能のファクシミリ装置#02へ出力したり、そのファクシミリ装置#02から画像処理後のFAX画像データD11を入力するようになされる。
【0066】
画像形成手段25では画像処理後のFAX画像データD11に基づいて紙媒体に白黒画像又は及びカラー画像が形成される。画像形成手段25には図示しない感光体ドラムや、露光装置、白黒画像又は及びカラー画像用の現像装置、転写装置、定着装置、給紙装置等が設けられる。この例では、受信結果レポートも紙媒体に形成して出力するようになされる。
【0067】
なお、表示手段26には表示データD4に基づいて相手先番号情報や、画像形成条件等が表示される。この例では、制御手段15の制御を受けて、画像処理能力対応テーブル22からFAX機種識別データD22が読み出され、このデータD22に基づいてFAX受信グループ内の転送先のファクシミリ装置#iに係るFAX機種識別情報が表示画面に出力するようになされる。
【0068】
また、上述した制御手段15及び画像処理手段23は通知手段を構成し、受信結果レポートを生成し出力するようになされる。受信結果レポートは、自機宛のFAX画像データD1の受信時に、当該FAX受信グループ内の高機能のファクシミリ装置#02に画像処理依頼する場合等において、相手方のファクシミリ装置から受信したFAX画像データD1の転送先のファクシミリ装置の情報や、相手先番号情報等を記述したものである。
【0069】
この例で自機宛のFAX画像データD1の受信に関して、制御手段15は発信元情報が設定されているか否かを検出し、発信元情報が設定されていない場合は、相手方からのFAX画像データD1の画像処理方式に対応した画像処理能力を有するファクシミリ装置#02の存在有無の判別を省略するようになされる。
【0070】
例えば、自機宛のFAX画像データD1の受信時に、制御手段15では予め登録された発信元の電話番号とFAX画像データD1に付加された発信元の電話番号とが比較され、FAX画像データD1に付加された発信元の電話番号が予め登録された電話番号と一致しない場合は、相手方からのFAX画像データD1の画像圧縮方式に対応した画像処理能力を有するファクシミリ装置#iの存在有無の判別が省略される。
【0071】
相手方のファクシミリ装置の電話番号が特定できないためである。これは自機でデータデコード(変換)ができると判断して、FAX画像データD1を受信完了し回線を切ったが、実はその後、デコード処理に失敗して、デコード不可になった場合に、再送信要求をしなければならないが、相手方の電話番号が分からないと発呼ができなくなるためである。
【0072】
この例で制御手段15は自機宛のFAX画像データD1を受信しているときに、当該FAX受信グループ内の高機能のファクシミリ装置#02における画像処理を監視すると共に、当該FAX画像データD1を転送中、画像処理エラーが検出された場合は、相手方に対しても通信エラー終了をするようになされる。例えば、制御手段15はデータフォーマットが変換不能な場合、又は、画像処理エラーが発生した場合に、発信元に対して再送信要求情報を送信するようになされる。
【0073】
この例で制御手段15は再送要求手段を構成し、発信元に対して再送信要求情報を送信する。例えば、制御手段15は少なくとも、受信時間、受信枚数、受信後の画像処理エラー発生の旨の情報を記述した再送信要求情報を生成するようになされる。再送信要求情報は画像情報通信手段19を通じて相手方のファクシミリ装置へ送信される。
【0074】
この制御手段15は、自機宛のFAX画像データD1の受信に関して、画像処理手段23の画像処理能力範囲以外のデータフォーマットのFAX画像データD1を受信した場合は、画像処理能力を有するファクシミリ装置#02に当該FAX画像データD1を転送し、ファクシミリ装置#02において当該FAX画像データD1のデータフォーマットを所定のデータフォーマットに変換するように依頼する。
【0075】
また、制御手段15は画像処理能力を有するファクシミリ装置#02で変換処理された所定のデータフォーマットのFAX画像データD1を再度、自機のファクシミリ装置#iに転送してもらい、自機のファクシミリ装置#iにおいて所定のデータフォーマットのFAX画像データD1に基づく画像を画像形成手段25によって形成するようになされる。
【0076】
図9は画像処理能力対応テーブル22の内容例を示す表図である。図9に示す画像処理能力対応テーブル22の内容例によれば、当該FAX受信グループ内の5台のファクシミリ装置#01〜#05のファクシミリIDと共に、搭載画像処理能力が登録される。
【0077】
この例では、ファクシミリID=Fax01のファクシミリ装置#01にはMH/MR/MMR/JPEG等の画像処理方式が登録されている。MH(モデファイ・ハフマン)方式はファクシミリG3規格で用いられるデータの圧縮方式である。この方式は「白」か「黒」の画素が有る場合に所定の数式を用いてデジタルデータに変換しながら画像データを圧縮するものである。
【0078】
MR(モデファイリード)方式はファクシミリG3規格で用いられるデータの二次元符号化方式である。この方式は圧縮符号化時の圧縮率を高めるために、隣接する走査線の間で変化した部分のデータを符号化する方式である。MMR(修正MR)方式は、ファクシミリG4/G3規格で用いられ、MR方式を一部修正して更に拡張した画像データ圧縮符号化方式である。JPEG方式はフルカラー静止画のデジタル圧縮・伸長・再生手順を情報非保存で符号化する方式である。
【0079】
また、ファクシミリID=Fax02のファクシミリ装置#02にはJBIG/MH/MR/MMR/JPEG等の画像処理方式が登録されている。JBIG方式は文書画像などの2値画像を情報保存で符号化する方式である。ファクシミリID=Fax03のファクシミリ装置#03にはJBIG/MH/MR/MMR等の画像処理方式が登録されている。
【0080】
ファクシミリID=Fax04のファクシミリ装置#04にはMH/MR/MMR/JPEG等の画像処理方式が登録され、ファクシミリID=Fax05のファクシミリ装置#05にはMH/MR/MMR等の画像処理方式が登録されている。この画像処理能力対応テーブル22を参照することで、当該FAX受信グループ内の5台のファクシミリ装置#01〜#05の画像処理能力を識別することができる。
【0081】
図10は第1及び第2の画像形成例を示すFAX画像データD1の送受信時の梯子図である。
【0082】
この例では当該FAX受信グループ内に画像処理能力を有したファクシミリ装置#02が存在する場合であって、例えばファクシミリ装置#01でファクシミリ装置#02が存在すると判別された場合、図10に示す▲1▼で当該ファクシミリ装置#01はFAX画像データD1を受信処理する。これと共に、▲2▼でファクシミリ装置#01からファクシミリ装置#02へ画像データ変換依頼がなされる。当該FAX画像データD1は画像処理能力を有したファクシミリ装置#02に送信される。このとき、FAX画像データD1は電子メールの添付ファイルとして送信される。
【0083】
ファクシミリ装置#02では、例えば、JPEG方式等の高解像度画像圧縮機能を利用した画像処理がなされる。そして、FAX受信グループ内の画像形成条件に応じて▲3▼で、画像処理後のFAX画像データD11に基づいて画像を形成するようになされる。これにより、自機のファクシミリ装置#01が高解像度画像圧縮方式をサポートしていない場合であっても、ファクシミリ装置#02が高解像度画像圧縮方式をサポートしている場合には、ファクシミリ装置#02において、画像形成出力することができるようになる(第1の画像形成例)。
【0084】
また、画像処理能力を有したファクシミリ装置#02が存在すると、ファクシミリ装置#01で判別された場合であって、当該ファクシミリ装置#01でFAX画像データD1を受信処理すると共に、画像処理能力を有したファクシミリ装置#02に当該FAX画像データD1を送信して画像処理をさせる。そして、変換済み画像データ(画像処理後のFAX画像データ)D11を▲4▼でファクシミリ装置#02から受信し、▲5▼で自機のファクシミリ装置#01において条件に応じた画像を形成するようにしてもよい。
【0085】
これにより、自機のファクシミリ装置#01が高解像度画像圧縮方式をサポートしていない場合であっても、他のファクシミリ装置#02がサポートしている高解像度画像圧縮方式を利用して画像処理させた後の変換済み画像データをファクシミリ装置#02から受け取って、画像処理後のFAX画像データD1を受信して、ファクシミリ装置#01や、ファクシミリ装置#03〜#05等においても画像形成出力することができるようになる(第2の画像形成例)。
【0086】
図11は第3の画像形成例を示すFAX画像データD1の送受信時の梯子図である。
この例では当該FAX受信グループ内に画像処理能力を有した画像処理サーバ13が存在する場合であって、例えば、画像処理能力を有した画像処理サーバ13が存在するとファクシミリ装置#01で判別された場合、図11に示す▲1▼で当該ファクシミリ装置#01はFAX画像データD1を受信処理する。これと共に、▲2▼でファクシミリ装置#01から画像処理サーバ13へ画像データ変換依頼がなされる。当該FAX画像データD1は画像処理能力を有した画像処理サーバ13に送信される。このとき、FAX画像データD1は電子メールの添付ファイルとして送信される。
【0087】
この画像処理サーバ13ではデータフォーマットを変換処理等した後の所定のデータフォーマットのFAX画像データD1が▲3▼で画像プリントサーバ14へ転送される。この画像プリントサーバ14では所定のデータフォーマットの画像データを図示しないプリンタ等へ転送する。プリンタでは変換処理後の画像データに基づいてプリント画像を形成するようになされる(第3の画像形成例)。
【0088】
これに限られることはなく、データフォーマット変換処理後の変換済み画像データD11を▲5▼で画像処理サーバ13から受信し、▲6▼で自機のファクシミリ装置#01において条件に応じた画像を形成するようにしてもよい。これにより、自機のファクシミリ装置#01が高解像度画像圧縮方式をサポートしていない場合であっても、画像処理サーバ13がサポートしている高解像度画像圧縮方式を利用して画像処理させた後の変換済み画像データをファクシミリ装置#02から受け取って、画像処理後のFAX画像データD1を受信して、ファクシミリ装置#01や、ファクシミリ装置#03〜#05等においても画像形成出力することができるようになる。
【0089】
続いて、本発明に係るFAX受信システムにおける処理例について説明をする。図12はファクシミリ装置#01における着信時の画像処理例を示すフローチャートである。図13はファクシミリ装置#02における着信時の画像形成例を示すフローチャートである。
【0090】
この実施例では、例えば、JBIG方式により処理された任意のFAX画像データD1を受信して画像を形成する場合を前提とする。このシステムでは5台のファクシミリ装置#01〜#05によりFAX受信グループ化され、この中で、例えば、ファクシミリ装置#02が相手方装置からのFAX画像データD1の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する機種に相当する場合を想定する。
【0091】
もちろん、5台のファクシミリ装置#01〜#05は既存の公衆通信網1に接続され、これら5台のファクシミリ装置#01〜#05の間はイーサネット(R)12により接続されている。この例ではこれらを処理条件にして、着信時の画像処理例についてファクシミリ装置#01とファクシミリ装置#02とに分けて説明する。
【0092】
[ファクシミリ装置#01]
この例では、図9に示した画像処理能力対応テーブル22には、当該ファクシミリ装置#01としてファクシミリID=Fax01と共にMH/MR/MMR/JPEG等の画像処理方式が登録されている。これを前提にして、まず、図12に示すフローチャートのステップE1で制御手段15は画像情報通信手段19を通じて自機宛FAXの着信を待機する。自機宛FAXを着信した場合は、ステップE2に移行して相手方装置に着信応答を返信する。そして、ステップE3に移行して相手方装置から要求された受信能力(JBIG方式)が当該ファクシミリ装置#01に具備されているが判別される。
【0093】
このとき、制御手段15によって相手方装置の画像処理能力に対応する受信能力を有しているかを判別するために、画像情報記憶手段18から発信元の電話番号等の発信元情報が読み出される。制御手段15では画像情報記憶手段18に登録された発信元の電話番号とFAX画像データD1に付加された発信元の電話番号とが比較参照される。相手方装置の画像処理方式に対応した画像処理能力を具備しない場合は、ステップE4に移行する。
【0094】
ステップE4では制御手段15によって画像処理能力テーブル22が参照される。このとき、予めFAX受信グループ化された複数のファクシミリ装置#iの中で相手方装置からのFAX画像データD1のJBIG方式(画像処理方式)に対応した画像処理能力を有するファクシミリ装置#iが存在するかが制御手段15によって判別される。そして、ステップE5に移行して、画像処理能力テーブルに登録されている他のファクシミリ装置#02〜#05に、相手方装置から要求された受信能力が有るかがチェックされる。この例で、ファクシミリ装置#02によれば、ファクシミリID=Fax02と共にJBIG/MH/MR/MMR/JPEG等の画像処理方式が登録されている。
【0095】
相手方装置から要求された受信能力が当該FAX受信システムに有る場合は、ステップE7に移行する。相手方装置から要求された受信能力が当該FAX受信システムに有る場合は、ステップE6に移行して自機搭載能力で受信処理を設定する。この設定では自機搭載能力が無くても、仮想的に自機搭載能力が有るとして、受信を受け入れる処理が含まれる。相手方装置から要求された受信能力が当該FAX受信グループ内のファクシミリ装置#02等が有している場合に相当するからである。その後、ステップE7に移行する。なお、ステップE3で相手方装置のJBIG方式に対応した画像処理能力を有するファクシミリ装置#02が存在する場合は、ステップE7に移行する。
【0096】
ステップE7では相手方装置からFAX画像データD1を受信処理する。この受信処理にはFAX受信グループ内の他のファクシミリ装置#02を持ってしても対処できない場合を除き、仮想的に自機搭載能力で受信処理する旨の通知がなされる。そして、ステップE8に移行して自機搭載能力でFAX画像データD1を受信したか否かが判別される。
【0097】
当該判別結果に基づいて自機搭載能力でFAX画像データD1を受信した場合は、ステップE9に移行して受信したFAX画像データD1に基づいてプリント処理等を行う。その後、ステップE11に移行する。ステップE8で自機搭載能力で受信しないで他のファクシミリ装置#02等に依存して受信処理する場合は、ステップE10に移行して受信したJBIG方式のFAX画像データD1をファクシミリ装置#02へ転送する。その後、ステップE11に移行する。
【0098】
ステップE11では画像形成処理の終了判断がなされる。例えば、電源オフ情報を検出して画像形成処理を終了する。電源オフ情報が検出されない場合は、ステップE1に戻って上述した処理を繰り返すようになされる。
【0099】
[ファクシミリ装置#02]
まず、図13に示すフローチャートのステップF1で自機宛FAXの着信を待機する。自機宛FAXを着信した場合は、ステップF2に移行して相手方装置、この例では、ファクシミリ装置#01に着信応答を返信する。その後、ステップF3に移行してファクシミリ装置#02の画像入出力手段24ではFAX画像データD1を受信処理するようになされる。そして、ステップF4でFAX画像データD1をその画像情報記憶手段(ファクシミリ装置本体メモリ)18に格納する。
【0100】
その後、ステップF5でファクシミリ装置#02の制御手段15では「当該受信処理」は画像データ変換依頼か否かを判別するようになされる。画像処理に関して制御を分岐するためである。画像データ変換依頼の場合はステップF6に移行して画像変換依頼元へ発呼開始する。そして、ステップF7に移行して制御手段15は能力判定処理依頼元の画像処理能力を設定する。
【0101】
当該ファクシミリ装置#02ではJBIG方式のFAX画像データD1をバージョンの低いMH、MR又はMMR方式の画像データD11にデータフォーマット変換をする画像処理を実行する。その後、ステップF8に移行して画像処理後の画像データD11をファクシミリ装置#01へ転送する。その後、ステップF10に移行する。
【0102】
また、ステップF5で画像データ変換依頼に係る受信でない場合、つまり、当該ファクシミリ装置#02へのFAX着信の場合は、ステップF9に移行して受信したFAX画像データD1に基づいてプリント処理等を行う。その後、ステップF10に移行する。ステップF10では画像形成処理の終了判断がなされる。例えば、電源オフ情報を検出して画像形成処理を終了する。電源オフ情報が検出されない場合は、ステップF1に戻って上述した処理を繰り返すようになされる。
【0103】
このように、本発明に係る実施例としてのFAX受信システム、ファクシミリ装置及び、画像形成方法によれば、所定の画像処理方式により処理された任意のFAX画像データD1を受信して画像を形成する場合に、自機宛のFAX画像データD1の受信時に、当該ファクシミリ装置#iでは、予めFAX受信グループの5台のファクシミリ装置#iの中で相手方装置からのFAX画像データD1の画像処理方式に対応した画像処理能力を有するファクシミリ装置#02が存在するかが判別処理される。この判別結果に基づいてファクシミリ装置#02へ画像処理を依頼し又は所定の画像処理後のFAX画像データD1に基づく画像を形成するようになされる。
【0104】
従って、FAX画像データD1が受信されるファクシミリ装置#01、#03〜#05に高度な画像処理能力が無くても、グループの中の1台が高度な画像処理能力を有するファクシミリ装置#02で構成される場合は、当該ファクシミリ装置#01、#03〜#05の処理能力を仮想的に向上させることができる。
【0105】
これにより、高度な画像処理能力を有さないファクシミリ装置#01、#03〜#05に高度な画像処理方式により処理されたFAX画像データD1が送信されてきた場合であっても、グループの中の高度な画像処理能力を有するファクシミリ装置#02で画像処理した後のFAX画像データD1に基づいて画像を形成することができる。しかも、送信元が電気通信事業者に支払う通信料の課金対象である通信時間に関して、高度な画像処理能力を全く有さないファクシミリ装置に送信する場合に比べて短縮することができる。例えば、受信機側で主ファクシミリ装置#01等がイーサネット(R)(内線)接続されている他のファクシミリ装置#02に画像データ変換依頼をすることで、実際に発生する課金を削減できるようになる。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像形成システム及び画像形成装置によれば、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する場合に、自機宛の画像情報の受信時に、当該画像形成装置では、予めグループ化された複数の画像形成装置の中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置が存在するかが判別処理され、この判別結果に基づいて画像形成を依頼し又は所定の画像処理後の画像情報に基づく画像を形成するようになされる。
【0107】
この構成によって、画像情報が受信される画像形成装置に高度な画像処理能力が無くても、グループの中の1台が高度な画像処理能力を有する画像形成装置で構成される場合は、当該画像形成装置の処理能力を仮想的に向上させることができる。
【0108】
従って、高度な画像処理能力を有さない画像形成装置に高度な画像処理方式により処理された画像情報が送信されてきた場合であっても、グループの中の高度な画像処理能力を有する画像形成装置で画像処理した後の画像情報に基づいて画像を形成することができる。しかも、送信元が電気通信事業者に支払う通信料の課金対象である通信時間に関して、高度な画像処理能力を有さない画像形成装置に送信する場合に比べて短縮することができる。
【0109】
本発明に係る画像形成方法によれば、所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する場合に、画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有して既存の公衆通信網に接続可能な複数の画像形成装置間を接続してグループ化し、自機宛の画像情報の受信時に、予めグループ化された複数の画像形成装置の中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置が存在するかを判別し、その後、当該判別結果に基づいて画像を形成するようになされる。
【0110】
この構成によって、自機の画像形成装置に高度な画像処理能力が無くても、グループの中の1台が高度な画像処理能力を有する画像形成装置で構成される場合は、当該画像形成装置の処理能力を仮想的に向上させることができる。
【0111】
従って、自機の画像形成装置に高度な画像処理方式により処理された画像情報が送信されてきた場合であっても、グループの中の高度な画像処理能力を有する画像形成装置で画像処理した後の画像情報に基づいて画像を形成することができる。
【0112】
この発明は、複写機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能を備えた白黒及びカラー用のディジタル複合機や複写機等に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての画像形成システム10の構成例を示す概念図である。
【図2】画像形成システム10における第1の画像形成例を示す概念図である。
【図3】画像形成システム10における第2の画像形成例を示す概念図である。
【図4】画像形成システム10における第3の画像形成例を示す概念図である。
【図5】画像形成システム10における処理例を示すフローチャート(メインルーチン)である。
【図6】A及びBは画像形成時の処理例を示すフローチャート(サブルーチン)である。
【図7】本発明に係る画像形成システムを応用した実施例としてのFAX受信システムの構成例を示す概念図である。
【図8】ファクシミリ装置#01等の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図9】画像処理能力対応テーブル22の内容例を示す表図である。
【図10】第1及び第2の画像形成例を示すFAX画像データD1の送受信時の梯子図である。
【図11】第3の画像形成例を示すFAX画像データD1の送受信時の梯子図である。
【図12】ファクシミリ装置#01における着信時の画像処理例を示すフローチャートである。
【図13】ファクシミリ装置#02における着信時の画像形成例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 公衆通信網
2 通信手段
3 画像処理装置
4 印刷装置
10 画像形成システム
12 イーサネット(R)(通信手段)
13 画像処理サーバ(画像処理装置)
14 画像プリントサーバ
15 制御手段
16 操作手段
17 画像入力手段
18 画像記憶手段
19 画像情報通信手段
21 管理情報記憶手段
22 画像処理能力対応テーブル
23 画像処理手段
24 画像入出力手段
25 画像形成手段
26 表示手段
100 FAX受信システム(画像形成システム)
#i(i=1〜n) ファクシミリ装置(画像形成装置)

Claims (24)

  1. 所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成するシステムであって、
    前記画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有して既存の公衆通信網に接続可能な複数の画像形成装置と、
    前記画像形成装置間を接続して画像通信グループを構築するための通信手段とを備え、
    自機宛の前記画像情報の受信時に、
    当該画像形成装置では、
    予め前記画像通信グループの複数の画像形成装置の中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置が存在するかを判別処理をし、
    当該判別結果に基づいて画像形成を依頼し又は所定の画像処理後の画像情報に基づく画像を形成することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記画像処理能力を有した画像形成装置が存在すると判別された場合であって、
    前記画像情報を受信処理すると共に、前記画像処理能力を有した画像形成装置に当該画像情報を送信して画像処理をさせ、
    画像処理後の前記画像情報に基づいて当該画像処理能力を有した画像形成装置において画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記画像処理能力を有した画像形成装置が存在すると判別された場合であって、
    前記画像情報を受信処理すると共に、前記画像処理能力を有した画像形成装置に当該画像情報を送信して画像処理をさせ、
    画像処理後の前記画像情報を受信して自機の画像形成装置において画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記画像処理能力を有する画像形成装置で画像処理された画像情報を任意の画像印刷装置へ転送し、
    前記画像印刷装置において画像処理後の画像情報に基づく画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 前記画像処理能力を有した画像形成装置が存在すると判別された場合であって、
    前記画像情報を受信処理すると共に、前記画像処理能力を有した画像形成装置に当該画像情報を送信してデータフォーマット変換処理をさせ、
    データフォーマット変換処理後の前記画像情報を受信して自機の画像形成装置において所定のデータフォーマットに基づく画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  6. 前記画像情報を電子メールの添付ファイルとして取り扱うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  7. 所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する場合に、当該画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有して既存の公衆通信網に接続可能な画像形成装置であって、複数の画像形成装置間を通信手段を通じて接続し画像通信グループが構築可能な画像形成装置において、
    自機宛の前記画像情報の受信時に、
    予め前記画像通信グループの複数の画像形成装置の中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置が存在するかを判別処理をし、
    当該判別結果に基づいて画像形成を依頼し又は所定の画像処理後の画像情報に基づく画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記相手方の画像形成装置に対応する受信能力を有するか否かを識別する識別手段と、
    前記識別手段によって識別された相手方の画像形成装置の画像処理能力に対応する前記画像通信グループ内の画像形成装置を検出するための対応テーブルとを有することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記発信元情報及び発信元の電話番号を登録記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に登録された前記発信元の電話番号と前記画像情報に付加された発信元の電話番号とを比較参照するための比較手段とを有することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像処理能力を有した画像形成装置が存在すると判別された場合であって、前記画像情報を受信処理すると共に、前記画像処理能力を有した画像形成装置に当該画像情報を送信して画像処理をさせることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像処理能力を有した画像形成装置が存在すると判別された場合は、
    前記画像情報を受信処理すると共に、前記画像処理能力を有した画像形成装置に当該画像情報を送信して画像処理をさせ、
    画像処理後の前記画像情報を受信して画像を形成することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  12. 1頁分の前記画像情報を受信する毎に前記画像処理能力を有する画像形成装置に当該画像情報を転送することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  13. 自機宛の前記画像情報を受信しているときに、
    前記画像処理を監視すると共に、当該画像情報を転送中、画像処理エラーが検出された場合は、
    相手方に対しても通信エラー終了をするようになされることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  14. 自機宛の前記画像情報の受信時に、
    他の画像形成装置の画像処理能力を識別すると共に、予め準備された前記対応テーブルを参照して当該画像形成装置の画像処理能力を検出することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  15. 自機宛の前記画像情報の受信に関して発信元情報が設定されているか否かを検出し、
    前記発信元情報が設定されていない場合は、
    相手方からの前記画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置の存在有無の判別を省略することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  16. 自機宛の前記画像情報の受信時に、
    予め登録された前記発信元の電話番号と前記画像情報に付加された発信元の電話番号とを比較し、
    前記画像情報に付加された発信元の電話番号が予め登録された電話番号と一致しない場合は、
    相手方からの前記画像情報の画像圧縮方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置の存在有無の判別を省略することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  17. 前記発信元に対して再送信要求情報を送信する再送要求手段を備え、
    前記再送要求手段は、
    少なくとも、受信時間、受信枚数、受信後の画像処理エラー発生の旨の情報を記述した再送信要求情報を生成することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  18. 転送先の前記画像形成装置の画像処理能力を識別するための識別情報を紙媒体に出力し、又は/及び表示画面に出力するための受信結果レポートを生成し出力する通知手段が備えられることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  19. 前記画像処理能力を有する画像形成装置への画像情報の送信完了した時点で送信完了ジョブを削除せずに、当該送信完了ジョブをポーリング送信原稿として保存する保存手段を備えられることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  20. 前記保存手段によって保存されたポーリング送信原稿に係る送信完了ジョブを一定時間経過した後に削除する削除手段が備えられることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記ポーリング送信原稿を保存するファイルボックスを備え、
    前記ファイルボックスはパスワード情報に基づいて読み出し可能となされることを特徴とする請求項20に記載の画像形成装置。
  22. 前記パスワード情報には、
    送信時間を表す情報及び送信番号情報が設定されることを特徴とする請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 前記ポーリング送信原稿として保存されたファイルボックスと送信完了時刻とを対応して記述した管理テーブルが備えられることを特徴とする請求項21に記載の画像形成装置。
  24. 所定の画像処理方式により処理された任意の画像情報を受信して画像を形成する方法であって、
    前記画像処理方式に対応する所定の画像処理能力を有して既存の公衆通信網に接続可能な複数の画像形成装置間を接続して画像通信グループを構築し、
    自機宛の前記画像情報の受信時に、
    予め前記画像通信グループの複数の画像形成装置の中で相手方からの画像情報の画像処理方式に対応した画像処理能力を有する画像形成装置が存在するかを判別し、その後、当該判別結果に基づいて画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
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