JP2004032085A - 文書管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】クライアント装置の処理能力の低下を防止することが可能な文書管理システムを提供すること。
【解決手段】所定時間(例えば30分)が経過する度に、パソコン2から転送要求信号が複合機1に送出され、この転送要求信号を複合機1が受信すると、複合機1は、受信管理テーブル31を参照して、メモリボックス80aに画データがあるか否かを判断している。その結果、画データがある場合は、転送開始信号をパソコン2に送出した後、画データを転送している。このため、パソコン2からの転送要求信号に応じて、メモリボックス80aの画データを転送することができる。換言すれば、所定時間(例えば30分)をパソコン2の使用者にとって都合の良い時間間隔に設定することにより、メモリボックス80aの画データの転送タイミングを調整することができる。従って、パソコン2の処理能力の低下を防止することができる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークに接続された複写機能付きファクシミリ装置(以下、複合機という)とクライアント装置(例えばパソコン)とから構成される文書管理システムに関し、複合機からクライアント装置への転送タイミングに特徴を有する文書管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、通信ネットワークに接続された複合機とクライアント装置とから構成される文書管理システムにおいて、文書等の画データが複合機で受信されると、一旦画像メモリに蓄積した後、その画データをクライアント装置に転送する文書管理システムが知られている。このようなシステムにおいて、複合機は、画データを受信した際に、画データを受信した旨をクライアント装置に通知した後、画データをクライアント装置に転送するのが一般的な構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画データの受信毎にその旨がクライアント装置に通知された後、画データが複合機からクライアント装置に転送されてくる。このため、クライアント装置では、画データの受信毎に割込処理が実行される。その結果、割込処理が実行される度にクライアント装置での処理が増加し、クライアント装置の処理能力が低下していた。特に、通信ネットワークに複数のファクシミリ装置が接続されている場合には、割込処理が実行される頻度が多く、処理能力の低下が顕著であった。
【0004】
一方、このようなシステムにおいては、複合機の画像メモリにクライアント毎のメモリボックスが設けられている。しかし、一般的にメモリボックスには所定の容量制限が設けられている。このため、メモリボックスの空き容量が少ないときに画データが受信された場合には、メモリボックスに記憶されずにオーバーフローするおそれがあった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、下記の通りである。
[1]クライアント装置の処理能力の低下を防止することが可能な文書管理システムを提供することにある。
【0006】
[2]画像メモリのオーバーフローを防止することが可能な文書管理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、通信端末装置とクライアント装置とが通信ネットワークで接続された文書管理システムにおいて、クライアント装置は、所定時間毎に画データの転送を要求する旨の指示を通信端末装置に送出し、通信端末装置は、画データを受信する受信手段と、画データを記憶する画像記憶手段と、クライアント装置から画データの転送を要求する旨の指示があった場合は、画像記憶手段に記憶されている画データをクライアント装置に転送する制御手段とを備えた。
【0008】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の文書管理システムにおいて、通信端末装置の画像記憶手段は、複数のメモリボックスを備え、通信端末装置の制御手段は、受信時の指示に基づいて、受信した画データを対応するメモリボックスに記憶させ、クライアント装置からの転送を要求する旨の指示に基づいて、対応するメモリボックスに記憶されている画データをクライアント装置に転送する。
【0009】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の文書管理システムにおいて、通信端末装置の制御手段は、所定のタイミングで画像記憶手段の空き容量を監視し、画像記憶手段の空き容量が所定量未満に達した場合には、画データの転送を開始する旨をクライアント装置に送出した後、画データをクライアント装置に転送する。
【0010】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下に、本発明に係る文書管理システムの第1実施形態について図面を用いて説明する。
【0011】
図1に示すように、複合機1と複数のパソコン2とが、通信ネットワークTを介して接続されている。
複合機1は、MPU10、ROM20、RAM30、読取部40、記録部50、操作部60、表示部70、画像メモリ80、コーデック90、モデム100、NCU110及びインターフェース120から構成されるとともに、各部10〜120がバス130を介してそれぞれ接続されている。
【0012】
MPU10は、複合機1を構成する各部を制御する。ROM20は、複合機1を制御するためのプログラムを記憶する。RAM30は、複合機1に関する各種情報を一時的に記憶する。また、RAM30は、受信した画データを管理する受信管理テーブル31を備えている。
【0013】
読取部40は、原稿上の画像データを読み取って、白黒2値のイメージデータを出力する。記録部50は、電子写真方式のモノクロプリンタ又はカラープリンタよりなり、FAX受信した画データや、コピー動作において読取部40にて読み取った原稿の画データ等を記録紙上に記録する。
【0014】
操作部60は、FAXモード又はコピーモードに設定するためのFAX/コピーキー61、短縮番号の登録又は短縮番号から発信するための短縮キー62、予め登録したFAX番号をワンタッチで指定するためのワンタッチキー63を備えている。また、操作部60は、電話番号又はコピー部数等を入力するためのテンキー(*,#キーを含む)64、原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートキー65等の各種操作キーを備えている。LCD等よりなる表示部70は、複合機1の動作状態等の各種情報の表示を行う。
【0015】
画像メモリ80は、受信画データや読取部40で読み取った画データを一時的に記憶する。また、画像メモリ80は、パソコン2のユーザに対応して複数のメモリボックス80aを備えている。コーデック90は、読取部40にて読み取った画データを送信のためにMH,MR,MMR方式等により符号化(エンコード)する。また、コーデック90は、受信画データを復号(デコード)する。
【0016】
モデム100は、ITU−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17,V.27ter,V.29等に従った送受信データの変調及び復調を行う。NCU110は、電話回線Lとの接続を制御するとともに、相手先の電話番号(FAX番号を含む)に対応したダイヤル信号の送出及び着信を検出するための機能を備えている。
【0017】
インターフェース120は、TCP/IPの通信プロトコル等に基づいて、通信ネットワークTを介して複合機1とパソコン2との間の制御を行う。
複数のパソコン2は、パソコン2全体を制御するための制御部、各種情報を表示するためのLCD等からなる表示部、その表示部に表示された各種情報に対して指示をするとともに、所定の文字等を入力するためのキーボード及びマウス、ハードディスク等からなる記憶部等を備えている。制御部には、複合機1に対してアクセスするための時間間隔を設定するための項目が設けられている。
【0018】
また、複数のパソコン2は、複合機1及び他のパソコン2との間で、データの送受信を行うための通信プロトコルを備えている。さらに、複数のパソコン2は、データ変換部200を備えている。具体的には、データ変換部200は、複合機1から転送されてくるファクシミリフォーマット(MH、MR、MMR方式やTIFF−MH,TIFF−MR,TIFF−MMR方式等)の画データを、パソコン2にとって扱い易い形式にするために、パソコン用フォーマット(TIFF、BMP、GIF、JPEG、PCX、DCX等)の画データに変換する。また、これとは逆に、パソコン用フォーマットの画データをファクシミリフォーマットの画データに変換する。
【0019】
次に、RAM30の受信管理テーブル31について、図2に示す説明図を用いて説明する。
図2に示すように、受信管理テーブル31は、受信に関する情報を管理している。すなわち、受信管理テーブル31は、「送信元」、「受信日時」、「受信枚数」、「ボックス番号」等の項目から構成されている。ここで、「送信元」とは、画データの送信元のFAX番号を示している。「受信日時」とは、画データを受信した日時を示している。「受信枚数」とは、画データの受信した枚数を示している。「ボックス番号」とは、受信時に指定されたメモリボックス80aの番号を示している。具体的には、画データの受信時にファクシミリ伝送制御手順におけるFコードのサブアドレスでメモリボックス80aの番号が指定される場合等である。なお、「ボックス番号」の項目において、「−」とは、受信時にファクシミリ伝送制御手順信号におけるFコードのサブアドレスでメモリボックス80aの番号が指定されなかった場合は、画データをメモリボックス80aに記憶しないで、メモリボックス80a以外の画像メモリ80に記憶したことを示している。
【0020】
次に、パソコン2から複合機1に対して、メモリボックス80aに画データがあるか否かを問い合わせる信号を送出する場合におけるパソコン2の動作について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0021】
さて、所定時間(例えば30分)が経過すると(S1でYES)、FAX受信に伴いメモリボックス80aに画データがあるか否かを問い合わせる信号が送出される(S2)。ここで、この問い合わせ信号には、メモリボックス80aの番号を示すデータが含まれている。そして、この問い合わせ信号に応答して、複合機1が回答信号を送出すると、その回答信号を受信する(S3)。
【0022】
メモリボックス80aに画データがある旨の回答信号を受信した場合には(S4でYES)、その画データをパソコン2に転送させるための要求信号を複合機1に送出する(S5)。その結果、複合機1からパソコン2に対して画データが転送され、画データがパソコン2で受信される(S6)。そして、その受信された画データがデータ変換部200でデータ変換された後(S7)、パソコン2の記憶部に記憶される(S8)。一方、メモリボックス80aに画データがない旨の回答信号を受信した場合には(S4でNO)、この処理を終了する。
【0023】
次に、パソコン2から画データがメモリボックス80aにあるか否かを問い合わせる信号を受信した場合における複合機1の動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、複合機1の動作は、ROM20に記憶されたプログラムに基づき、MPU10の制御により実行される(以下、複合機1の動作について同じ)。
【0024】
さて、パソコン2からメモリボックス80aに画データがあるか否かを問い合わせる信号が受信されると(S11でYES)、受信管理テーブル31が参照される(S12)。その結果、問い合わせ信号に含まれるメモリボックス80aの番号に対応するメモリボックス80aに画データがある場合には(S13でYES)、画データがある旨の回答信号が送出される(S14)。一方、問い合わせ信号を送出してきたパソコン2に対応するメモリボックス80aに画データがない場合には(S13でNO)、画データがない旨の回答信号が送出され(S15)、この処理を終了する。
【0025】
前記S14において画データがある旨の回答信号を送出してから所定時間が経過するまでの間に(S16でNO)、パソコン2から画データの転送を要求する信号が受信されたか否かが判断される(S17)。所定時間が経過するまでの間に(S16でNO)、転送要求信号が受信された場合には(S17でYES)、メモリボックス80aの画データがパソコン2に転送された後(S18)、転送した画データがメモリボックス80aから消去される(S19)。一方、画データがある旨の回答信号をパソコン2に送出したにも拘わらず、そのパソコン2からの転送要求信号が受信されずに(S17でNO)、所定時間が経過した場合には(S16でYES)、この処理を終了する。
【0026】
次に、画データが画像メモリ80に記憶された場合における複合機1の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
さて、画データが画像メモリ80に記憶されると(S21でYES)、画像メモリ80の空き容量がチェックされる(S22)。その結果、空き容量が所定量(例えば画像メモリ80の全記憶容量の10%)未満に達していない場合には(S23でNO)、この処理を終了する。一方、空き容量が所定量(例えば画像メモリ80の全記憶容量の10%)未満に達している場合には(S23でYES)、メモリボックス80aの番号に対応するパソコン2に対して画データの転送を開始する旨の信号が送出される(S24)。
【0027】
この転送開始信号をパソコン2に送出してから所定時間が経過するまでの間に(S25でNO)、パソコン2からの肯定応答信号が受信された場合は(S26でYES)、メモリボックス80aに記憶されている画データがパソコン2に転送された後(S27)、転送した画データがメモリボックス80aから消去される(S28)。
【0028】
一方、例えばパソコン2の電源が入っておらず、パソコン2からの肯定応答信号が受信されずに(S26でNO)、所定時間が経過した場合は(S25でYES)、メモリボックス80aに記憶されている画データが記録部50で記録紙に記録され(S29)、記録した画データがメモリボックス80aから消去される(S30)。なお、画像メモリ80の空き容量が所定量未満に達したとき、メモリボックス80a以外の画像メモリ80に記憶されている画データ(例えば、メモリボックス80aの番号が指定されずに受信した画データ)は、パソコン2に対して転送を試みることなく、記録部50で記録紙に記録される。
【0029】
以上、詳述したように第1実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)所定時間(例えば30分)が経過する度に、パソコン2から問い合わせ信号が複合機1に送出され、この問い合わせ信号を複合機1が受信すると、複合機1は、受信管理テーブル31を参照して、メモリボックス80aに画データがあるか否かを判断している。その結果、画データがある場合は、複合機1は、その旨の回答信号をパソコン2に送出している。この回答信号に基づいて、パソコン2は、転送要求信号を複合機1に送出している。そして、この転送要求信号を複合機1が受信すると、メモリボックス80aの画データをパソコン2に転送している。このため、パソコン2からの転送要求信号に応じて、メモリボックス80aの画データを転送することができる。換言すれば、所定時間(例えば30分)をパソコン2の使用者にとって都合の良い時間間隔に設定することにより、メモリボックス80aの画データの転送タイミングを調整することができる。従って、パソコン2の処理能力の低下を防止することができる。
【0030】
(2)画データが画像メモリ80に記憶される度に、画像メモリ80の空き容量が所定量(例えば10%)未満であるか否かが判断される。そして、空き容量が所定量未満の場合には、複合機1は、パソコン2からの転送要求信号を待つことなく、転送開始信号をパソコン2に送出している。その後、所定時間が経過するまでの間にパソコン2からの肯定応答信号が受信された場合は、メモリボックス80aの画データをパソコン2に転送している。一方、所定時間が経過するまでの間にパソコン2から肯定応答信号が受信されない場合は、メモリボックス80aの画データを記録部50で記録紙に記録している。このため、画像メモリ80の空き容量が確保される。従って、画像メモリ80のオーバーフローを防止することができる。
【0031】
(3)画データを転送した後は、転送した画データをメモリボックス80aから消去している。このため、パソコン2の記憶部と、メモリボックス80aとに重複した画データが存在することはない。従って、メモリボックス80aを有効に利用することができるとともに、画像メモリ80のオーバーフローを防止することができる。
【0032】
(4)パソコン2は、データ変換部200を備えている。このため、複合機1から転送されてきた画データをパソコン2のデータ変換部200でデータ変換することができる。従って、データ変換に伴う複合機1の負担を低減することができる。また、画データをパソコン2のデータ変換部200でパソコン2の処理に適したフォーマットのデータに変換することができる。例えば、パソコン2にインストールされているビューワソフトで閲覧可能なフォーマットに変換することができる。
【0033】
(5)画データがある旨の回答信号を送出してから所定時間が経過するまでの間に、パソコン2から転送要求信号が受信されない場合には、複合機1は、メモリボックス80aの画データをパソコン2に転送する処理を終了している。すなわち、複合機1は、パソコン2からの転送要求信号が受信されない場合を考慮している。このため、パソコン2から転送要求信号が受信されない場合であっても、何ら問題が発生する余地はない。従って、パソコン2からの転送要求信号を待ち続けることによる複合機1の処理能力の低下を防止することができる。
【0034】
[第2実施形態]
この第2実施形態は、パソコン2から複合機1に対して問い合わせ信号を送出しない点で、第1実施形態とは異なる。
【0035】
まず、パソコン2から複合機1に対して、メモリボックス80aの画データの転送を要求する旨の信号を送出する場合におけるパソコン2の動作について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0036】
さて、所定時間(例えば30分)が経過すると(S31でYES)、画データの転送を要求する信号が複合機1に送出される(S32)。ここで、この転送要求信号には、メモリボックス80aの番号を示すデータが含まれている。そして、所定時間が経過するまでの間に(S33でNO)、複合機1から転送を開始する信号を受信したか否かが判断される(S33)。転送開始信号が受信された場合には(S34でYES)、メモリボックス80aの画データが受信される(S35)。そして、その受信された画データがデータ変換部200でデータ変換された後(S36)、パソコン2の記憶部に記憶される(S37)。一方、転送開始信号が受信されずに(S34でNO)、所定時間が経過した場合には(S33でYES)、この処理が終了される。
【0037】
次に、パソコン2からメモリボックス80aの画データの転送を要求する旨の信号を受信した場合における複合機1の動作について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0038】
さて、パソコン2から転送要求信号が受信されると(S41でYES)、受信管理テーブル31が参照される(S42)。その結果、転送要求信号に含まれるメモリボックス80aの番号に基づきパソコン2に対応するメモリボックス80aに画データがある場合は(S43でYES)、画データの転送を開始する信号がパソコン2に送出される(S44)。そして、メモリボックス80aの画データがパソコン2に転送された後(S45)、転送した画データがメモリボックス80aから消去される(S46)。一方、メモリボックス80aに画データがない場合は(S43でNO)、この処理が終了される。
【0039】
なお、この第2実施形態においても、前記第1実施形態における図5に示すフローチャートの動作、つまり画データが画像メモリ80に記憶された場合における複合機1の動作が実行される。
【0040】
以上、詳述したように第2実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)所定時間(例えば30分)が経過する度に、パソコン2から転送要求信号が複合機1に送出され、この転送要求信号を複合機1が受信すると、複合機1は、受信管理テーブル31を参照して、メモリボックス80aに画データがあるか否かを判断している。その結果、画データがある場合は、転送開始信号をパソコン2に送出した後、画データを転送している。このため、パソコン2からの転送要求信号に応じて、メモリボックス80aの画データを転送することができる。換言すれば、所定時間(例えば30分)をパソコン2の使用者にとって都合の良い時間間隔に設定することにより、メモリボックス80aの画データの転送タイミングを調整することができる。従って、パソコン2の処理能力の低下を防止することができる。
【0041】
(2)この第2実施形態においては、第1実施形態とは異なり、パソコン2から複合機1に対して、問い合わせ信号を送出しない構成である。その結果、より一層パソコン2の処理能力の低下を防止することができる。
【0042】
なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・FAX受信の画データに限らず、いずれかのパソコン2から画データがメモリボックス80aに転送されてきた場合や、複合機1の読取部40をネットワークスキャナとして用いて読取部40で読み取った原稿の画データをメモリボックス80aに記憶させた場合等にも、前記各実施形態を適用しても良い。すなわち、メモリボックス80aに記憶されるすべての画データに対して、前記各実施形態を適用しても良い。
【0043】
・また、上述のように、複合機1の読取部40をネットワークスキャナとして利用した場合には、「読取部40」を受信管理テーブル31の「送信元」の項目に記載して管理する構成にしても良い。また、いずれかのパソコン2からの画データがメモリボックス80aに転送されてきた場合には、「クライアント名等」を受信管理テーブル31の「送信元」の項目に記載して管理する構成にしても良い。
【0044】
・図5に示すフローチャートにおいては、画データが画像メモリ80に記憶されたときに、画像メモリ80の空き容量をチェックする構成であったが、これに代えて、所定時間(例えば15分)が経過する度に、画像メモリ80の空き容量をチェックする構成にしても良い。また、画像メモリ80の空き容量をチェックする代わりに、すべてのメモリボックス80aの空き容量を順次チェックする構成にしても良い。なお、この場合において、空き容量をチェックする時間間隔は、パソコン2から問い合わせ信号を受信する時間間隔(30分)よりも短い時間間隔であることが好ましい。このように構成すれば、問い合わせ信号後の転送要求信号(第1実施形態)又は、転送要求信号(第2実施形態)と、空き容量のチェックとが相俟って、画像メモリ80(メモリボックス80a)の空き容量が確保される。従って、画像メモリ80のオーバーフローを防止することができる。
【0045】
・図5に示すフローチャートにおいて、この転送開始信号がパソコン2で受信された場合には、その旨のメッセージをパソコン2の画面上に表示させる構成にしても良い。このように構成すれば、予め複合機1から画データが転送されてくることが分かる。従って、パソコン2での処理を中断させることもできる。また、画面上に表示されたメッセージに基づいて、パソコン2から画データの転送要求信号を送出して、いわば強制的にメモリボックス80aの画データを転送させることもできる。
【0046】
・メモリボックス80aの画データをパソコン2に転送した後、転送後の画データをメモリボックス80aから消去する構成であったが、これに代えて、画データをメモリボックス80aから消去するか否かを設定する構成にしても良い。
【0047】
・図7に示すフローチャートにおいて、画データがない場合には(S43でNO)、その旨をパソコン2に通知する構成にしても良い。
・画像メモリ80は、コピーとFAXとを共用するメモリであっても、メモリ空間をアドレスでコピー用、FAX用に領域分けして使用するメモリであっても、或いは、コピー用のメモリとFAX用のメモリとの2つの画像メモリ80から構成されたメモリであっても良い。
【0048】
・任意のタイミングによるパソコン2の使用者からの指示に基づいて、パソコン2から問い合わせ信号(第1実施形態)又は転送要求信号(第2実施形態)を複合機1に送出する構成にしても良い。このように構成すれば、パソコン2から任意のタイミングで問い合わせ信号又は転送要求信号を送出することができるため、使用者の都合の良いタイミングで複合機1にメモリボックス80aの画データを転送させることができる。
【0049】
・加えて、所定時間(例えば30分)が経過する度に、パソコン2の画面上にメモリボックス80aのチェックを促すメッセージを表示させる構成にしても良い。
【0050】
・パソコン2のリソースが所定以上の場合に、複合機1に対して問い合わせ信号や転送要求信号を送出する構成にしても良い。
・所定時間(例えば1時間)が経過したときに、「所定時間が経過しました。目の休息時間です。」とのメッセージ等をパソコン2の画面上に表示させて、使用者の作業をいわば強制的に中断させる。そして、この時間を利用して、メモリボックス80aに画データが受信されているか否かを問い合わせる信号(第1実施形態)又は、転送要求信号(第2実施形態)を送出する構成にしても良い。このように構成すれば、使用者の休息時間、つまりパソコン2のリソースが比較的高い状態の時間を利用して、メモリボックス80aに画データが受信されているか否かの問い合わせや、画データの転送要求を行うことができる。
【0051】
・パソコン2からの問い合わせ信号に(第1実施形態)、パソコン2からの転送要求信号に(第2実施形態)、メモリボックス80aの番号を示すデータが含まれていない場合には、画像メモリ80に記憶されているすべての画データをパソコン2に転送する構成にしても良い。
【0052】
・パソコン2を識別するための識別データ(例えばIPアドレス等)と、メモリボックス80aの番号とを関連付けた情報を、複合機1のRAM30に記憶させ、問い合わせ信号(第1実施形態)又は転送要求信号(第2実施形態)にパソコン2を識別するための識別データを含ませて複合機1に送出する構成にしても良い。
【0053】
さらに、上記実施形態より把握される技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
〔1〕請求項1または請求項2に記載の文書管理システムにおいて、通信端末装置の制御手段は、所定のタイミングで画像記憶手段の空き容量を監視し、画像記憶手段の空き容量が所定量未満に達した場合であって、画データの転送を開始する旨をクライアント装置に送出した後、クライアント装置からの肯定応答信号が受信された場合には、画データをクライアント装置に転送する文書管理システム。このように構成すれば、クライアント装置からの肯定応答信号に基づき、画データがクライアント装置に転送される。従って、画像記憶手段のオーバーフローを防止することができる。
【0054】
〔2〕請求項1または請求項2に記載の文書管理システムにおいて、通信端末装置は、画データを記録紙に記録する記録手段を備え、通信端末装置の制御手段は、所定のタイミングで画像記憶手段の空き容量を監視し、画像記憶手段の空き容量が所定量未満に達した場合であって、画データの転送を開始する旨をクライアント装置に送出した後、所定時間が経過するまでにクライアント装置からの肯定応答信号が受信されない場合には、画データを画像記憶手段から読み出して記録手段に記録させる文書管理システム。このように構成すれば、画像記憶手段の空き容量が所定量未満に達し、クライアント装置への転送を試みたが、転送が正常に行えない場合には、画データが記録手段で記録紙に記録される。従って、画像記憶手段のオーバーフローを防止することができる。
【0055】
〔3〕請求項1〜請求項3または前記〔1〕、〔2〕のいずれか1項に記載の文書管理システムにおいて、クライアント装置は、通信端末装置から転送されてきた画データを所望のデータに変換するデータ変換手段を備えた文書管理システム。このように構成すれば、クライアント装置でデータ変換が行われるため、通信端末装置の負担を低減することができる。しかも、画データをクライアント装置の処理に適したフォーマットのデータに変換することができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明によれば、クライアント装置の処理能力の低下を防止することができる。
【0057】
特に、請求項3に記載の発明によれば、画像記憶手段のオーバーフローを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】文書管理システムの構成を示すブロック図。
【図2】受信管理テーブルを示す説明図。
【図3】メモリボックスに画データがあるか否かを問い合わせる信号を送出する場合におけるパソコンの動作を示すフローチャート。
【図4】パソコンから画データがメモリボックスにあるか否かを問い合わせる信号を受信した場合における複合機の動作を示すフローチャート。
【図5】画データが画像メモリに記憶された場合における複合機の動作を示すフローチャート。
【図6】メモリボックスの画データの転送を要求する旨の信号を送出する場合におけるパソコンの動作を示すフローチャート。
【図7】パソコンからメモリボックスの画データの転送を要求する旨の信号を受信した場合における複合機の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…文書管理システムを構成する通信端末装置としての複合機、2…文書管理システムを構成するクライアント装置としてのパソコン、10…制御手段を構成するMPU、20…制御手段を構成するROM、30…制御手段を構成するRAM、80…画像記憶手段としての画像メモリ、80a…メモリボックス、100…受信手段を構成するモデム、110…受信手段を構成するNCU、120…受信手段としてのインターフェース、200…データ変換手段としてのデータ変換部、T…通信ネットワーク。

Claims (3)

  1. 通信端末装置とクライアント装置とが通信ネットワークで接続された文書管理システムにおいて、クライアント装置は、所定時間毎に画データの転送を要求する旨の指示を通信端末装置に送出し、通信端末装置は、画データを受信する受信手段と、画データを記憶する画像記憶手段と、クライアント装置から画データの転送を要求する旨の指示があった場合は、画像記憶手段に記憶されている画データをクライアント装置に転送する制御手段とを備えた文書管理システム。
  2. 請求項1に記載の文書管理システムにおいて、通信端末装置の画像記憶手段は、複数のメモリボックスを備え、通信端末装置の制御手段は、受信時の指示に基づいて、受信した画データを対応するメモリボックスに記憶させ、クライアント装置からの転送を要求する旨の指示に基づいて、対応するメモリボックスに記憶されている画データをクライアント装置に転送する文書管理システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の文書管理システムにおいて、通信端末装置の制御手段は、所定のタイミングで画像記憶手段の空き容量を監視し、画像記憶手段の空き容量が所定量未満に達した場合には、画データの転送を開始する旨をクライアント装置に送出した後、画データをクライアント装置に転送する文書管理システム。
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US7734668B2 (en) 2005-07-26 2010-06-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information management system, information processing device, and program
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