JP2004140542A - カラー画像通信装置 - Google Patents
カラー画像通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004140542A JP2004140542A JP2002302522A JP2002302522A JP2004140542A JP 2004140542 A JP2004140542 A JP 2004140542A JP 2002302522 A JP2002302522 A JP 2002302522A JP 2002302522 A JP2002302522 A JP 2002302522A JP 2004140542 A JP2004140542 A JP 2004140542A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image data
- sycc
- received
- jpeg
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Facsimile Transmission Control (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】デジタルカメラ等で撮影されたカラー画像データを受信した場合でも、そのカラー画像データを不用意に失わないようにしたカラー画像通信装置を提供する。
【解決手段】相手(発呼先)からファクシミリ受信し(ST1)、受信データはカラー画像データであるか判定し(ST2)、モノクロ画像データである場合は、通常のプリント処理を行う(ST6)。カラー画像データである場合は、CIELAB−JPEG画像データなのか判定し(ST3)、そうであるなら、通常のプリント処理を行う(ST6)。カラー画像データがsYCC−JPEG画像データであるときは、sYCC−JPEG画像データを受信したことをユーザに表示やプリントにより報知し(ST4)、受信したsYCC−JPEG画像データを画像メモリ6に記憶する(ST5)。
【選択図】 図2
【解決手段】相手(発呼先)からファクシミリ受信し(ST1)、受信データはカラー画像データであるか判定し(ST2)、モノクロ画像データである場合は、通常のプリント処理を行う(ST6)。カラー画像データである場合は、CIELAB−JPEG画像データなのか判定し(ST3)、そうであるなら、通常のプリント処理を行う(ST6)。カラー画像データがsYCC−JPEG画像データであるときは、sYCC−JPEG画像データを受信したことをユーザに表示やプリントにより報知し(ST4)、受信したsYCC−JPEG画像データを画像メモリ6に記憶する(ST5)。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファクシミリ装置、コピー装置、それらの複合機等に使用されるカラー画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラー読み取り装置を備え、読み取ったカラー画像も電話回線を介して伝送するカラーファクシミリ装置が開発されている。この種のカラーファクシミリ装置の画像伝送は、ITU−T勧告T.81に従って行われるものであり、このT.81では、カラー画像データをCIE(国際照明委員会)表色系のLAB色空間のJPEG画像データ(以下、CIELAB−JPEG画像データという)で伝送することが規程されている。このため、CIELAB−JPEG画像データについては、自機で読み取った画像データをファックス伝送できる。
【0003】
ところで、カラーファクシミリ装置(MFPを含む)の場合、取り扱う画像データのサイズや解像度等の情報は従来からあるファクシミリ装置に則する。一方、デジタルカメラやPC(パーソナルコンピュータ)で扱う画像データは、通常はs(スタンダード)YCC色空間のJPEG画像データ(以下、sYCC−JPEG画像データという)で表現されており、このsYCC−JPEG画像データにはサイズという概念がなく、純粋な画素数(縦×横ドット数)の指定しかない。
【0004】
そのような中、インタフェース部を介して構成されたネットワーク内の外部装置の出力能力を収集し、データメモリ内でテーブルとして管理する一方、このテーブル内から転送先となる外部装置を選択しておき、通信回線を介して選択した外部装置の出力能力を相手通信装置に通知し、受信した画像データに応じた装置で該画像データを出力させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、モノクロとカラーの画像の受信が可能であって、複数の記録能力から1つを選択して記録を行うことが可能な記録部を備え、受信画像がカラー画像であるか或いはモノクロ画像であるか、及び記録部の記録能力を判別し、受信画像と記録能力の間に不一致がある場合、受信画像の記録に際して不一致に伴う弊害がある旨をユーザに報知し、ユーザが弊害を許容する場合に、強制的に記録する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−242311号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2001−78044
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、選択した外部装置で画像データを出力し得、また画像データの転送を許可するか否かを選択できるが、カラー画像データ、特にsYCC−JPEG画像データについての記載はない。
【0009】
上記特許文献2記載の技術では、モノクロとカラーの画像と記載されているだけで、カラー画像がCIELAB−JPEG画像データだけを対象にしているのか、それともsYCC−JPEG画像データも含むものなのか、明記されていない。
【0010】
このような実状から、sYCC−JPEG画像データを受信した場合に、どのように取り扱うかが問われており、単に他の機器に転送できない、若しくはプリンタでプリントできないという理由で、sYCC−JPEG画像データの受信を止めたりデータを消去したりするといったことは避けたい要望がある。
【0011】
この発明は、そのような現状に着目してなされたものであって、デジタルカメラ等で撮影されたカラー画像データを受信した場合でも、そのカラー画像データを不用意に失わないようにしたカラー画像通信装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明の請求項1記載のカラー画像通信装置は、ファクシミリ通信手順に則したカラー画像データと、sYCC−JPEG色空間の画像データとが受信可能なものであって、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した場合に、そのsYCC−JPEG色空間の画像データを記憶する記憶手段と、そのsYCC−JPEG色空間の画像データを受信したことを報知する報知手段と、そのsYCC−JPEG色空間の画像データの処遇をユーザに問う選択手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
この装置では、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した場合、取り敢えずそのsYCC−JPEG色空間の画像データを記憶手段に記憶するので、受信したsYCC−JPEG色空間の画像データを不用意に失うことを防ぐことができる。
【0014】
また、ユーザは、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信したことを報知手段の報知により知ることができる。その後、ユーザは、選択手段で問われたsYCC−JPEG色空間の画像データの処遇を選択する。ここでいう、画像データの処遇とは、記憶手段に一旦記憶された画像データを自機の画像記録手段で記録するか、他の機器に転送するか、消去するか、などである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。
【0016】
その実施形態に係るカラー画像通信装置の構成の一例を示すブロック図を図1に示す。このカラー画像通信装置は、コピー装置とファクシミリ装置を兼用する複合機として構成したものである。
【0017】
図1において、主制御部としてのCPU(中央処理装置)1は、当該装置を構成する各部を統括制御する機能を有する。
【0018】
このCPU1には、NCU(網制御回路:Network Control Unit)2、MODEM3、ROM4、RAM5、画像メモリ(記憶手段)6、表示部7、操作部8、画像読み取り部9、画像記録部(プリンタ、画像記録手段)10、CODEC(符号化・復号器:Coder and Decoder )11、LAN I/F12がバス13を介して接続されている。
【0019】
NCU2は、CPU1により制御されて、通信回線である電話回線網(PSTN)14との接続を制御するとともに、通信相手の電話番号(FAX番号を含む)に応じたダイヤルパルスを送出する機能及び着信を検出する機能を有する。MODEM3は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30、T.4に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行うが、V.8、V.34を用いたV.34FAXにも適用可能である。具体的には本来はデジタル信号である送信データをアナログの音声信号に変調してNCU2を介して電話回線網14に送出し、また逆に電話回線網14からNCU2を介して受信したアナログの音声信号をデジタル信号に復調する。
【0020】
ROM4は、この装置全体の動作を制御するためのプログラム等を記憶する。RAM5は、CPU1による制御に必要なデータ及び制御動作時に一時記憶が必要なデータ等を記憶する。画像メモリ6は、画像読み取り部9で読み取った画像データを圧縮状態で記憶し、また外部から電話回線網14とMODEM3を介して受信した画像データ(CIELAB−JPEG画像データ及びsYCC−JPEG画像データを含む)も圧縮状態で記憶する。
【0021】
表示部7は、アイコン、キーボタンの表示や、データの送受信に必要なメッセージ内容、操作部8の操作により入力された電話番号やFAX番号等を表示する。また、表示部7は、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した旨を表示することで、ユーザに報知する機能を有する。この表示部7としては、CRTディスプレイやLCD(液晶表示装置)が用いられる。
【0022】
操作部8は、表示部7に表示されたsYCC−JPEG色空間の画像データの処遇(画像メモリ6に一旦記憶された画像データを自機の画像記録部10で記録するか、LAN I/F12を介して外部機器に転送するか、消去するか)を選択するキーを有する。従って、この実施形態では、表示部7と操作部8で選択手段が構成される。この他、操作部8は、電話番号やFAX番号を入力するためのテンキー、相手先の電話番号やFAX番号をワンタッチで呼び出すワンタッチキー、相手先の電話番号やFAX番号を短縮登録する登録キー、FAXやコピーの開始等を指示するスタートキー、FAXモード・コピーモード・スキャナモード等の複数の動作モードについてのモード切替えを行うための動作モード切替キー等を有する。
【0023】
画像読み取り部9は、FAX送信するとき又はコピーするときに、原稿の画像データを光学的に走査して読み取る。この画像読み取り部9は、カラー画像の読み取りも可能である。画像記録部10は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画像データやコピー動作において画像読み取り部9で読み取った原稿の画像データを記録紙上に記録する。また、画像記録部10は、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した旨を記録することで、ユーザに報知する機能を有する。この画像記録部10は、カラープリントも可能である。
【0024】
CODEC11は、読み取った画像データを送信又は記憶するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)し、受信画像データを画像記録部10により記録するために復号(デコード)する。LAN I/F12は、PC(パーソナルコンピュータ)、その他のLAN(ローカルエリアネットワーク)15を構成する外部機器と接続され、ここを介して外部機器とのデータ授受を行う。
【0025】
次に、このカラー画像通信装置における画像データの受信動作について、図2のフロー図を参照して説明する。まず、ステップST1において、相手(発呼先)から着信があると、これをファクシミリ受信する。次いで、ステップST2において、受信データはカラー画像データであるか判定し、モノクロ画像データである場合は、ステップST6において、画像記録部10により通常のプリント処理を行う。
【0026】
ステップST2において、受信データがカラー画像データである場合は、ステップST3において、更にそのカラー画像データはCIELAB−JPEG画像データなのか判定し、そうであるなら、ステップST6において、画像記録部10により通常のプリント処理を行う。
【0027】
これに対して、カラー画像データがsYCC−JPEG画像データであるときは、ステップST4において、sYCC−JPEG画像データを受信したことをユーザに報知する。この報知は、前記したように、表示部7に表示するか、画像記録部10で記録する。この他、ブザーにより報知してもよい。その後、ステップST5において、受信したsYCC−JPEG画像データを画像メモリ6に記憶し、当該処理を終了する。
【0028】
次に、ユーザがsYCC−JPEG画像データを受信したことを報知により確認した後の該画像データの処遇について、図3のフロー図を参照して説明する。但し、この処理は、受信した画像データを画像記録部10でプリントする場合である。
【0029】
まず、ステップST11において、画像メモリ6に蓄積された画像データをプリントする操作をユーザが操作部8により実行すると、ステップST12において、該当画像データがカラー画像データであるか判定する。該当画像データがモノクロ画像データである場合は、ステップST23において、画像記録部10により通常のプリント処理を行う。
【0030】
該当画像データがカラー画像データ(sYCC−JPEG画像データ)である場合は、ステップST13において、フラグをクリアする。そして、ステップST14において、ユーザに対してそのカラー画像データをプリントするか問い、ユーザが操作部8によりYESの回答をしたときは、ステップST15において、フラグにプリント要求を立てる。次いで、ステップST16において、ユーザに対してそのカラー画像データを保存するか問い、ユーザが操作部8によりYESの回答をしたときは、ステップST17において、フラグに保存要求を立てる。
【0031】
一連の選択が終わったら、ステップST18において、フラグにプリント要求が有るか判定し、有るなら、ステップST19において、プリント処理をする。つまり、画像記録部10によりカラー画像データをプリントする。プリント要求が無いときは、ステップST19をスキップする。続いて、ステップST20において、フラグに保存要求が有るか判定し、有るなら、ステップST21において、画像メモリ6に記憶したカラー画像データをそのまま保存し、当該処理を終了する。保存要求が無いときは、ステップST22において、画像メモリ6に記憶してあるカラー画像データを消去し、当該処理を終了する。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した場合、取り敢えずそのsYCC−JPEG色空間の画像データを記憶手段に記憶するので、受信したsYCC−JPEG色空間の画像データを不用意に失うことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラー画像通信装置(コピー装置とファクシミリ装置を兼用する複合機)の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】同カラー画像通信装置における画像データの受信動作を示すフロー図である。
【図3】同カラー画像通信装置において、ユーザがsYCC−JPEG画像データを受信したことを報知により確認した後の該画像データの処遇の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 主制御部(CPU)
2 NCU
3 MODEM
4 ROM
5 RAM
6 画像メモリ(記憶手段)
7 表示部
8 操作部
9 画像読み取り部
10 画像記録部(画像記録手段)
11 CODEC
12 LAN I/F
13 バス
14 電話回線網
15 LAN
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファクシミリ装置、コピー装置、それらの複合機等に使用されるカラー画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラー読み取り装置を備え、読み取ったカラー画像も電話回線を介して伝送するカラーファクシミリ装置が開発されている。この種のカラーファクシミリ装置の画像伝送は、ITU−T勧告T.81に従って行われるものであり、このT.81では、カラー画像データをCIE(国際照明委員会)表色系のLAB色空間のJPEG画像データ(以下、CIELAB−JPEG画像データという)で伝送することが規程されている。このため、CIELAB−JPEG画像データについては、自機で読み取った画像データをファックス伝送できる。
【0003】
ところで、カラーファクシミリ装置(MFPを含む)の場合、取り扱う画像データのサイズや解像度等の情報は従来からあるファクシミリ装置に則する。一方、デジタルカメラやPC(パーソナルコンピュータ)で扱う画像データは、通常はs(スタンダード)YCC色空間のJPEG画像データ(以下、sYCC−JPEG画像データという)で表現されており、このsYCC−JPEG画像データにはサイズという概念がなく、純粋な画素数(縦×横ドット数)の指定しかない。
【0004】
そのような中、インタフェース部を介して構成されたネットワーク内の外部装置の出力能力を収集し、データメモリ内でテーブルとして管理する一方、このテーブル内から転送先となる外部装置を選択しておき、通信回線を介して選択した外部装置の出力能力を相手通信装置に通知し、受信した画像データに応じた装置で該画像データを出力させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、モノクロとカラーの画像の受信が可能であって、複数の記録能力から1つを選択して記録を行うことが可能な記録部を備え、受信画像がカラー画像であるか或いはモノクロ画像であるか、及び記録部の記録能力を判別し、受信画像と記録能力の間に不一致がある場合、受信画像の記録に際して不一致に伴う弊害がある旨をユーザに報知し、ユーザが弊害を許容する場合に、強制的に記録する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−242311号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2001−78044
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、選択した外部装置で画像データを出力し得、また画像データの転送を許可するか否かを選択できるが、カラー画像データ、特にsYCC−JPEG画像データについての記載はない。
【0009】
上記特許文献2記載の技術では、モノクロとカラーの画像と記載されているだけで、カラー画像がCIELAB−JPEG画像データだけを対象にしているのか、それともsYCC−JPEG画像データも含むものなのか、明記されていない。
【0010】
このような実状から、sYCC−JPEG画像データを受信した場合に、どのように取り扱うかが問われており、単に他の機器に転送できない、若しくはプリンタでプリントできないという理由で、sYCC−JPEG画像データの受信を止めたりデータを消去したりするといったことは避けたい要望がある。
【0011】
この発明は、そのような現状に着目してなされたものであって、デジタルカメラ等で撮影されたカラー画像データを受信した場合でも、そのカラー画像データを不用意に失わないようにしたカラー画像通信装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明の請求項1記載のカラー画像通信装置は、ファクシミリ通信手順に則したカラー画像データと、sYCC−JPEG色空間の画像データとが受信可能なものであって、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した場合に、そのsYCC−JPEG色空間の画像データを記憶する記憶手段と、そのsYCC−JPEG色空間の画像データを受信したことを報知する報知手段と、そのsYCC−JPEG色空間の画像データの処遇をユーザに問う選択手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
この装置では、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した場合、取り敢えずそのsYCC−JPEG色空間の画像データを記憶手段に記憶するので、受信したsYCC−JPEG色空間の画像データを不用意に失うことを防ぐことができる。
【0014】
また、ユーザは、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信したことを報知手段の報知により知ることができる。その後、ユーザは、選択手段で問われたsYCC−JPEG色空間の画像データの処遇を選択する。ここでいう、画像データの処遇とは、記憶手段に一旦記憶された画像データを自機の画像記録手段で記録するか、他の機器に転送するか、消去するか、などである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。
【0016】
その実施形態に係るカラー画像通信装置の構成の一例を示すブロック図を図1に示す。このカラー画像通信装置は、コピー装置とファクシミリ装置を兼用する複合機として構成したものである。
【0017】
図1において、主制御部としてのCPU(中央処理装置)1は、当該装置を構成する各部を統括制御する機能を有する。
【0018】
このCPU1には、NCU(網制御回路:Network Control Unit)2、MODEM3、ROM4、RAM5、画像メモリ(記憶手段)6、表示部7、操作部8、画像読み取り部9、画像記録部(プリンタ、画像記録手段)10、CODEC(符号化・復号器:Coder and Decoder )11、LAN I/F12がバス13を介して接続されている。
【0019】
NCU2は、CPU1により制御されて、通信回線である電話回線網(PSTN)14との接続を制御するとともに、通信相手の電話番号(FAX番号を含む)に応じたダイヤルパルスを送出する機能及び着信を検出する機能を有する。MODEM3は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30、T.4に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行うが、V.8、V.34を用いたV.34FAXにも適用可能である。具体的には本来はデジタル信号である送信データをアナログの音声信号に変調してNCU2を介して電話回線網14に送出し、また逆に電話回線網14からNCU2を介して受信したアナログの音声信号をデジタル信号に復調する。
【0020】
ROM4は、この装置全体の動作を制御するためのプログラム等を記憶する。RAM5は、CPU1による制御に必要なデータ及び制御動作時に一時記憶が必要なデータ等を記憶する。画像メモリ6は、画像読み取り部9で読み取った画像データを圧縮状態で記憶し、また外部から電話回線網14とMODEM3を介して受信した画像データ(CIELAB−JPEG画像データ及びsYCC−JPEG画像データを含む)も圧縮状態で記憶する。
【0021】
表示部7は、アイコン、キーボタンの表示や、データの送受信に必要なメッセージ内容、操作部8の操作により入力された電話番号やFAX番号等を表示する。また、表示部7は、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した旨を表示することで、ユーザに報知する機能を有する。この表示部7としては、CRTディスプレイやLCD(液晶表示装置)が用いられる。
【0022】
操作部8は、表示部7に表示されたsYCC−JPEG色空間の画像データの処遇(画像メモリ6に一旦記憶された画像データを自機の画像記録部10で記録するか、LAN I/F12を介して外部機器に転送するか、消去するか)を選択するキーを有する。従って、この実施形態では、表示部7と操作部8で選択手段が構成される。この他、操作部8は、電話番号やFAX番号を入力するためのテンキー、相手先の電話番号やFAX番号をワンタッチで呼び出すワンタッチキー、相手先の電話番号やFAX番号を短縮登録する登録キー、FAXやコピーの開始等を指示するスタートキー、FAXモード・コピーモード・スキャナモード等の複数の動作モードについてのモード切替えを行うための動作モード切替キー等を有する。
【0023】
画像読み取り部9は、FAX送信するとき又はコピーするときに、原稿の画像データを光学的に走査して読み取る。この画像読み取り部9は、カラー画像の読み取りも可能である。画像記録部10は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画像データやコピー動作において画像読み取り部9で読み取った原稿の画像データを記録紙上に記録する。また、画像記録部10は、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した旨を記録することで、ユーザに報知する機能を有する。この画像記録部10は、カラープリントも可能である。
【0024】
CODEC11は、読み取った画像データを送信又は記憶するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)し、受信画像データを画像記録部10により記録するために復号(デコード)する。LAN I/F12は、PC(パーソナルコンピュータ)、その他のLAN(ローカルエリアネットワーク)15を構成する外部機器と接続され、ここを介して外部機器とのデータ授受を行う。
【0025】
次に、このカラー画像通信装置における画像データの受信動作について、図2のフロー図を参照して説明する。まず、ステップST1において、相手(発呼先)から着信があると、これをファクシミリ受信する。次いで、ステップST2において、受信データはカラー画像データであるか判定し、モノクロ画像データである場合は、ステップST6において、画像記録部10により通常のプリント処理を行う。
【0026】
ステップST2において、受信データがカラー画像データである場合は、ステップST3において、更にそのカラー画像データはCIELAB−JPEG画像データなのか判定し、そうであるなら、ステップST6において、画像記録部10により通常のプリント処理を行う。
【0027】
これに対して、カラー画像データがsYCC−JPEG画像データであるときは、ステップST4において、sYCC−JPEG画像データを受信したことをユーザに報知する。この報知は、前記したように、表示部7に表示するか、画像記録部10で記録する。この他、ブザーにより報知してもよい。その後、ステップST5において、受信したsYCC−JPEG画像データを画像メモリ6に記憶し、当該処理を終了する。
【0028】
次に、ユーザがsYCC−JPEG画像データを受信したことを報知により確認した後の該画像データの処遇について、図3のフロー図を参照して説明する。但し、この処理は、受信した画像データを画像記録部10でプリントする場合である。
【0029】
まず、ステップST11において、画像メモリ6に蓄積された画像データをプリントする操作をユーザが操作部8により実行すると、ステップST12において、該当画像データがカラー画像データであるか判定する。該当画像データがモノクロ画像データである場合は、ステップST23において、画像記録部10により通常のプリント処理を行う。
【0030】
該当画像データがカラー画像データ(sYCC−JPEG画像データ)である場合は、ステップST13において、フラグをクリアする。そして、ステップST14において、ユーザに対してそのカラー画像データをプリントするか問い、ユーザが操作部8によりYESの回答をしたときは、ステップST15において、フラグにプリント要求を立てる。次いで、ステップST16において、ユーザに対してそのカラー画像データを保存するか問い、ユーザが操作部8によりYESの回答をしたときは、ステップST17において、フラグに保存要求を立てる。
【0031】
一連の選択が終わったら、ステップST18において、フラグにプリント要求が有るか判定し、有るなら、ステップST19において、プリント処理をする。つまり、画像記録部10によりカラー画像データをプリントする。プリント要求が無いときは、ステップST19をスキップする。続いて、ステップST20において、フラグに保存要求が有るか判定し、有るなら、ステップST21において、画像メモリ6に記憶したカラー画像データをそのまま保存し、当該処理を終了する。保存要求が無いときは、ステップST22において、画像メモリ6に記憶してあるカラー画像データを消去し、当該処理を終了する。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した場合、取り敢えずそのsYCC−JPEG色空間の画像データを記憶手段に記憶するので、受信したsYCC−JPEG色空間の画像データを不用意に失うことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラー画像通信装置(コピー装置とファクシミリ装置を兼用する複合機)の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】同カラー画像通信装置における画像データの受信動作を示すフロー図である。
【図3】同カラー画像通信装置において、ユーザがsYCC−JPEG画像データを受信したことを報知により確認した後の該画像データの処遇の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 主制御部(CPU)
2 NCU
3 MODEM
4 ROM
5 RAM
6 画像メモリ(記憶手段)
7 表示部
8 操作部
9 画像読み取り部
10 画像記録部(画像記録手段)
11 CODEC
12 LAN I/F
13 バス
14 電話回線網
15 LAN
Claims (2)
- ファクシミリ通信手順に則したカラー画像データと、sYCC−JPEG色空間の画像データとが受信可能なカラー画像通信装置であって、
sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した場合に、そのsYCC−JPEG色空間の画像データを記憶する記憶手段と、そのsYCC−JPEG色空間の画像データを受信したことを報知する報知手段と、そのsYCC−JPEG色空間の画像データの処遇をユーザに問う選択手段とを備えたことを特徴とするカラー画像通信装置。 - 受信した画像データを記録する画像記録手段を備え、sYCC−JPEG色空間の画像データを受信した場合は、その旨を前記報知手段により報知し、sYCC−JPEG色空間の画像データ以外の画像データを受信した場合は、その画像データを前記画像記録手段により記録することを特徴とする請求項1記載のカラー画像通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002302522A JP2004140542A (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | カラー画像通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002302522A JP2004140542A (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | カラー画像通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004140542A true JP2004140542A (ja) | 2004-05-13 |
Family
ID=32450565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002302522A Pending JP2004140542A (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | カラー画像通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004140542A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100827128B1 (ko) | 2005-12-26 | 2008-05-02 | 삼성전자주식회사 | 휴대 영상 장치의 영상 구현 방법 |
-
2002
- 2002-10-17 JP JP2002302522A patent/JP2004140542A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100827128B1 (ko) | 2005-12-26 | 2008-05-02 | 삼성전자주식회사 | 휴대 영상 장치의 영상 구현 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005138531A (ja) | 画像処理装置 | |
US7403312B2 (en) | Communication terminal device | |
JP2005150875A (ja) | 画像処理装置 | |
US20040070780A1 (en) | Color image communication device | |
JP2004140542A (ja) | カラー画像通信装置 | |
JP3972871B2 (ja) | カラー画像通信装置及びカラー画像通信方法 | |
JP3918783B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3809829B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP3928539B2 (ja) | カラー画像通信装置 | |
JP2004140781A (ja) | カラー画像通信装置 | |
US20040090655A1 (en) | Color image transmitting device | |
JP4389408B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JP3528638B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JP2004165873A (ja) | カラー画像受信装置 | |
JP2004336611A (ja) | 中継通信装置 | |
JP3567919B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JP3931785B2 (ja) | カラー画像通信装置 | |
JP3885706B2 (ja) | カラー画像通信装置 | |
JP2005130377A (ja) | 画像送信方法及び画像送信装置 | |
JP2004135145A (ja) | カラー画像通信装置 | |
JP2005101688A (ja) | 通信端末装置 | |
JP2005303508A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2004193709A (ja) | 通信端末装置 | |
JP2005099223A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005101689A (ja) | 通信端末装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061003 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061115 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070130 |