JP2015115890A - ファクシミリ装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ファクシミリデータを送信相手先に公衆網で送信する第1の送信手段と、前記送信相手先から前記送信相手先のIP情報を受信する受信手段と、前記公衆網による通信を切断し、前記受信手段により受信された前記IP情報に基づいてIP網で前記ファクシミリデータを再送信するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により再送信すると判定された場合、前記公衆網による通信を切断し、前記IP情報に基づいてIP網で前記送信相手先に前記ファクシミリデータを再送信する第2の送信手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図10
Description
NGNはIP(Internet Protocol)を用いてマルチメディアサービスを実現するための次世代電話網であり、各国でNGNとPSTN回線との置き換えが進行している。NGNにおいては音声通話もIPによって行われるので、アプリケーション層のプロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を用いてリアルタイム通信が行われ、IPFAXもSIPを用いてセッション管理が行われている。
このような場合、例えばIPFAXとG3FAXとの両方を利用することができるような環境であっても、IPFAXが使われない等、資源を無駄にしてしまう場合がある。
これに対して特許文献1では、相手端末がIP網経由FAX受信が可能であることを簡単に知ることができ、通信コスト負担の少ないIP網経由のFAX送信への移行を容易にする技術が開示されている。
また特許文献2では、インターネットFAX通信手段とG3ファクシミリ通信手段とを有する画像通信装置について開示されている。より具体的に説明すると、特許文献2では、前記G3ファクシミリ通信手段による交信中に相手機のFAX機能を検出し、相手機のFAX機能の検出に基づいて、前記G3ファクシミリ通信手段にG3ファクシミリモードの交信を切断させ、前記インターネットFAX通信手段による通信に移行するよう制御する画像通信装置が開示されている。
しかしながら特許文献1の技術では、相手先にIPFAX受信能力がある旨がわかるようにするだけであり、FAX通信は引き続き行われるようになっている。例えばIPFAXを利用した送信を行いたい場合は、ユーザが手作業で再送信する必要がある。
本発明は、IP網と公衆網との両方を利用可能なファクシミリ装置において、通信内容に応じてユーザにとってより有利な通信方法を選択可能とする技術を提供することを目的とする。
図1は、本実施形態におけるファクシミリシステムのシステム構成の一例を示す図である。
図1に示す例では、送信元複合機109と送信相手先複合機108とが、NGN網101及びPSTN網107を利用してファクシミリ通信可能なように接続されている。NGN網101は、IP(Internet Protocol)を用いてマルチメディアサービスを実現するための次世代電話網(IP網)である。また、PSTN網107は、例えばG3回線のような公衆網である。
送信元複合機109とNGN網101とは、NGN GW(Gate Way)106により接続されている。NGN網101とPSTN網107とは、G3 GW105により接続されている。NGN網101と送信相手先複合機108とは、NGN GW102により接続されている。
送信元複合機109は、IPFAX番号の通知を受けると、予め設定された条件により、そのままG3回線で通信を行うか、IPFAX回線に切り替えて再送(第2の送信)するかを判定する。そして、送信元複合機109は、IPFAX回線に切り替えると判定した場合は、G3回線を切断しIPFAX回線で送信を行う。
図1に示すシステムにおいて送信元複合機109は、送信相手先複合機108にファクシミリ送信を行う際、NGN網101によって宛先の判別を行う。そして、送信元複合機109は、G3FAXの宛先であればPSTN網107を利用して送信を行い、IPFAXの宛先であればそのままNGN網101を利用して送信する。
なお、本実施形態では、送信元複合機109及び送信相手先複合機108をファクシミリ装置として説明するが、ファクシミリ装置は複合機に限ったものではない。例えば、ファクシミリ専用機であってもよいし、ファクシミリをファイルとして扱うPC−FAXやFAXサーバであってもよい。
送信元複合機109及び送信相手先複合機108のハードウェア構成は同様であるので、ここでは送信元複合機109を例としてハードウェア構成について説明する。
送信元複合機109は、コントローラユニット316を有している。
コントローラユニット316は、CPU301、RAM302、ROM303、ハードディスクドライブ(HDD)304、ネットワークI/F305、モデム306、操作部I/F307、外部I/F318及びイメージバスI/F320を有している。これらはシステムバス309によって相互に接続されている。更に、コントローラユニット316は、ラスタイメージプロセッサ(RIP)310、プリンタI/F311、スキャナI/F313及び画像処理部317を有している。これらは画像バス315によって相互に接続されている。そして、システムバス309と画像バス315とはイメージバスI/F320によって接続されている。
RAM302は、CPU301のワークメモリとして用いられるとともに、プログラムをロードするためのプログラムメモリ及び画像データを一時的に記録するための画像メモリとしても用いられる。
ROM303にはブートプログラム及び各種制御プログラムが格納されており、CPU301はROM303からこれらのプログラムを読み込んで各種制御を実行する。
HDD304には送信元複合機109を制御するための各種プログラム及び画像データが格納される。送信元複合機109がクライアント装置から受信したセキュリティ設定の印刷データ(画像データ)もHDD304に記憶される。
ネットワークI/F305は、ネットワークケーブルによって接続され、送信元複合機109とNGN網101との間でIPFAX回線を利用したFAX送受信等のデータの入出力を行う。
モデム306は、PSTN網107に接続されて、G3回線を利用したFAX送受信等のデータの入出力を行う。
外部I/F318は、例えばUSB、IEEE1394、プリンタポート、又はRS−232C等の外部入力を受け付けるインタフェースである。ここでは、ユーザの認証を行う際に必要となる非接触ICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F318に接続されている。CPU301は、外部I/F318を介してカードリーダ319によるICカードの情報読み取りを制御して、ICカードから読み取られたカード情報を取得する。
画像バス315は、PCIバス又はIEEE1394で規定のバスで構成される。
RIP310は、例えばPDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。
プリンタI/F311は、プリンタ312とコントローラユニット316とを接続して、画像データについて同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナI/F313は、スキャナ314とコントローラユニット316とを接続して、画像データについて同期系/非同期系の変換を行う。
CPU301は、画像処理部317でファイル出力可能な形式に変換された画像ファイルをネットワークI/F305を介して外部装置に送信する。
プリンタ312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換して印刷を行う。プリンタ312には、所謂感光体ドラム又は感光体ベルトを用いた電子写真方式のプリンタや、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙に直接画像を印字するインクジェット方式のプリンタ等があるが、何れの方式のプリンタを用いてもよい。プリンタ312は、CPU301からのプリント指示によってプリント動作を開始する。また、プリンタ312は、異なる用紙サイズ又は異なる用紙の向きを選択することができるように複数の給紙段を備えており、給紙段には用紙に対応した用紙カセットが備えられている。
操作部308には、各種操作キーとして、例えばスタートキー、ストップキー、IDキー及びリセットキー等が備えられている。操作部308に備えられたスタートキーは、原稿の読み取りを開始する際等に操作される。
スタートキーの中央部には、緑及び赤の2色のLEDが配置され、これらLEDの発光に応じてスタートキーが使用可能な状態にあるか否かが示される。
操作部308に備えられたストップキーは、プリント動作等を停止する際に操作される。
操作部308に備えられたIDキーは、ユーザIDを入力する際に操作され、更に、手動でユーザのログアウト処理を行う際に操作される。
操作部308に備えられたリセットキーは印刷設定等の各種設定を初期化する際に操作される。
送信元複合機109は、スキャナ314から読み込んだ画像データをLAN103を介して通信可能な機器に送信する。一方、送信元複合機109は、LAN103を介して通信可能な機器から受信した画像データをプリンタ312によって印刷出力することができる。
更に、送信元複合機109は、スキャナ314から読み込んだ画像データをモデム306によってPSTN網107にFAX送信する。一方、送信元複合機109は、PSTN網107から受信したFAX、即ち、画像データをプリンタ312で印刷出力することができる。
以上のハードウェア構成は、送信相手先複合機108についても同様である。即ち、送信相手先複合機108のCPU301が、送信相手先複合機108のROM303やHDD304に格納されているプログラムを実行することにより、送信相手先複合機108の機能構成及び後述する送信相手先複合機108のフローチャートに係る処理が実現される。
送信元複合機109及び送信相手先複合機108の機能構成は同様である。ここでは、両者をファクシミリ装置と称して、ファクシミリ装置の機能構成について説明する。
ファクシミリ装置は、IPFAX再送信部201、アドレス帳登録部202、IPFAX再送信条件記憶部203、IPFAX番号アドレス帳登録条件記憶部204、送信相手先IPFAX番号記憶部205、IPFAX番号通知部206及びIPFAX番号通知設定記憶部207を有する。
IPFAX再送信部201、アドレス帳登録部202、IPFAX再送信条件記憶部203、IPFAX番号アドレス帳登録条件記憶部204及び送信相手先IPFAX番号記憶部205は、ファクシミリ装置が送信元である場合の機能である。一方、IPFAX番号通知部206及びIPFAX番号通知設定記憶部207は、ファクシミリ装置が送信先、即ち、ファクシミリを受信する側である場合の機能である。
IPFAX再送信部201は、ファクシミリ装置がIPFAX番号の通知を受けると、IPFAX再送信条件記憶部203に記憶されている再送信条件情報に基づいて、G3回線による通信を切断してIPFAX回線を利用して再送信を行うか否かを判定する。IPFAX再送信部201は、再送信条件情報が示す条件を満たしていればIPFAX回線を利用して再送信を行う。再送信条件の詳細については図5等を用いて後述するが、ファクシミリ原稿のサイズや、IPFAXで再送信した場合に発生する費用等に基づく条件である。なお、ユーザが操作部308を介して予め設定した再送信条件情報は、IPFAX再送信条件記憶部203に記憶される。
アドレス帳登録部202は、IPFAX番号アドレス帳登録条件記憶部204に記憶されているアドレス帳登録条件情報に従って、通知を受けたIPFAX番号を送信相手先IPFAX番号記憶部205に記憶されているアドレス帳に登録する。アドレス帳登録条件の詳細については図7等を用いて後述するが、再送が成功した場合に登録する等といった条件である。ユーザが操作部308を介して予め設定したアドレス帳登録条件情報は、IPFAX番号アドレス帳登録条件記憶部204に記憶される。
図4の通知設定画面400は、ファクシミリ装置の操作パネルに表示されるようにしてもよいし、PCに表示されるようにしてもよい。ここでは、ユーザがファクシミリ装置の操作部308を介して通知設定画面400で設定を行うものとして説明する。なお、ユーザが操作部308を介して通知設定画面400で設定した情報が上述した通知設定情報としてIPFAX番号通知設定記憶部207に記憶される。
更にオプションで、ユーザは、操作部308を介して「特定の相手403」や「2度目以降の受信404」を選択することができる。
ユーザは、操作部308を介して「特定の相手403」を選択した場合、IPFAX番号通知部206がIPFAX番号を送信する特定の相手(例えば送信元複合機109)をアドレス帳やファクシミリ番号を利用して指定することができる。特定の相手の指定は、複合機の指定でもよいし、特定の電話番号でもよいし、ユーザ名でもよい。これにより、IPFAX番号通知部206は、送信相手先複合機108が前記特定の相手からG3回線でファクシミリを受信した場合にIPFAX番号を通知するようになる。
このように、ユーザが操作部308を介して「特定の相手403」や「2度目以降の受信404」を選択することにより、IPFAX番号通知部206は、条件を満たす送信元複合機109に対してIPFAX番号を通知するようになる。これにより、セキュリティを向上させることができる。
また、ユーザが操作部308を介して「通知しない402」を選択した場合、送信相手先複合機108は、G3回線での接続のまま受信を行い、送信元複合機109にIPFAX番号を通知しない。
図5の(a)、(b)の再送信設定画面500及び詳細設定画面507は、ファクシミリ装置の操作パネルに表示されるようにしてもよいし、PCに表示されるようにしてもよい。ここでは、ユーザがファクシミリ装置の操作部308を介して再送信設定画面500及び詳細設定画面507で設定を行うものとして説明する。なお、ユーザが操作部308を介して再送信設定画面500及び詳細設定画面507で設定した情報が上述した再送信条件情報としてIPFAX再送信条件記憶部203に記憶される。
ユーザが操作部308を介して「再送信する502」を選択した場合、送信元複合機109は、詳細な条件の設定を行う詳細設定画面507を表示する。
ユーザが操作部308を介して「無条件で再送信503」を選択した場合、IPFAX再送信部201は、無条件でG3回線による通信を切断してIPFAX回線による再送信を行う。
ユーザが操作部308を介して「画面サイズが基準値以上で再送信504」を選択した場合、「基準サイズ505」が設定可能となる。そして、例えば図5の(b)に示すようにユーザが「1500kb」と設定した場合、IPFAX再送信部201は、1500kb以上のサイズのファクシミリを送信している場合にG3回線による通信を切断してIPFAX回線により再送信を行う。
ここで、IPFAX再送信部201は、図6に示す料金比較テーブル508に基づいて再送信を行うかどうかを判定する。即ち、IPFAX再送信部201は、料金比較テーブル508に基づいて、G3回線により通信を続ける場合とIPFAX回線により再送信する場合とでどちらの費用が安いかを判定する。料金比較テーブル508は、IPFAX再送信条件記憶部203に記憶されており、ファクシミリ原稿の送信サイズに対する送信費用(料金)が対応付けられている。料金比較テーブル508の単位サイズあたりの送信費用(料金)は管理者により設定されている。送信元複合機109は、送信状況に応じて料金比較テーブル508を更新する。
「送信済み」欄には、送信元複合機109がG3回線により送信済みのサイズ及び前記送信済みのサイズに対応する料金が示されている。
「未送信」欄には、トータルサイズから送信済みサイズを引いたサイズが示されている。
「継続」欄には、送信元複合機109がこのままG3回線で送信を継続した場合にかかる費用(例えば電話料金)が示されている。即ち、図6の例の場合、G3回線で送信済みのサイズに対応する費用とG3回線で送信を継続した場合の費用とを合わせると全部で300円かかることとなる。
なお、IPFAX再送信部201は、G3回線で送信する場合とG3回線を切断してIPFAX回線で再送信する場合とにおいて同額となる場合や、IPFAX回線に切り替えて送信した方が費用が高くなる場合には、切り替えずにG3回線のまま送信を継続する。
これにより、送信元複合機109は、G3回線とIPFAX回線との両方が使用可能な場合に、費用の面からより有利な通信方法を選択することができる。
図7のアドレス帳登録設定画面600は、ファクシミリ装置の操作パネルに表示されるようにしてもよいし、PCに表示されるようにしてもよい。ここでは、ユーザがファクシミリ装置の操作部308を介してアドレス帳登録設定画面600で設定を行うものとして説明する。なお、ユーザが操作部308を介してアドレス帳登録設定画面600で設定した情報が上述したアドレス帳登録条件情報としてIPFAX番号アドレス帳登録条件記憶部204に記憶される。また、アドレス帳は送信相手先IPFAX番号記憶部205に記憶されている。
ユーザが操作部308を介して「再送信した場合603」を選択した場合、アドレス帳登録部202は、IPFAX再送信部201によって再送信が行われた場合に、送信相手先複合機108から通知を受けたIPFAX番号をアドレス帳に登録する。
ユーザが操作部308を介して「再送信に成功した場合604」を選択した場合、アドレス帳登録部202は、IPFAX再送信部201による再送信が成功した場合に、送信相手先複合機108から通知を受けたIPFAX番号をアドレス帳に登録する。
また、「再送信した場合603」及び「再送信に成功した場合604」の何れも選択されなかった場合、アドレス帳登録部202は、送信相手先複合機108から通知を受けたIPFAX番号を無条件で登録する。
ユーザが操作部308を介して「登録しない602」を選択した場合、アドレス帳登録部202は、送信相手先複合機108から通知を受けたIPFAX番号をアドレス帳に登録しない。
なお、アドレス帳に名称606及びPSTN電話番号607が既に登録されている場合、アドレス帳登録部202は、IPFAX番号608を追加で登録する。
このように、アドレス帳登録部202は、送信相手先複合機108から通知を受けたIPFAX番号のうち所望のIPFAX番号を登録することができる。これにより、ユーザがG3回線とIPFAX回線との両方を利用可能なファクシミリ装置を使用する際の利便性が向上する。
S701で、IPFAX番号通知部206は、送信相手先複合機108が受信したファクシミリの着信回線がIPFAX回線であった場合、IPFAX番号を送信元複合機109に通知しない。即ち、送信相手先複合機108は、IPFAX回線でファクシミリを受信し、図8の処理を終了する。一方、IPFAX番号通知部206は、送信相手先複合機108が受信したファクシミリの着信回線がG3回線(PSTN回線)であった場合、処理をS702に進める。
S702で、IPFAX番号通知部206は、IPFAX番号通知設定記憶部207に通知設定情報に関する設定が記憶されている場合、処理をS703に処理を進める。一方、IPFAX番号通知部206は、IPFAX番号通知設定記憶部207に通知設定情報に関する設定が記憶されていない場合、又は、IPFAX番号を通知しない旨の設定が記憶されている場合、IPFAX番号を送信元複合機109に通知しない。即ち、送信相手先複合機108は、G3回線のままファクシミリを受信し、図8の処理を終了する。
ここで、IPFAX番号通知部206は、IPFAX番号をG3プロトコル(FAX伝送制御手順)の所定データ内に設定して送信元複合機109に通知する。G3プロトコルは、例えば図9に示すような構成をしている。IPFAX番号通知部206は、例えば<NSF>の各メーカーが自由に使ってよいエリア等を利用してIPFAX番号を通知する。IPFAX番号通知部206は、例えば「送信先IPFAX番号sip:xxx.jp」のように通知する。
以上の処理により、IPFAX番号通知部206は、送信相手先複合機108がG3回線でファクシミリを受信した際に、設定された条件を満たす送信元複合機109に対してIPFAX番号を通知することができる。これにより、IPFAX番号通知部206は、IPFAX番号を通知する際のセキュリティを向上させることができる。
S801で、IPFAX再送信部201は、送信元複合機109が送信相手先複合機108からIPFAX番号の通知を受けていれば、処理をS802に進める。一方、IPFAX再送信部201は、送信元複合機109が送信相手先複合機108からIPFAX番号の通知を受けていなければIPFAX回線を利用した再送信を行わない。即ち、送信元複合機109は、G3回線のままファクシミリを送信して、図10の処理を終了する。
S802で、IPFAX再送信部201は、IPFAX再送信条件記憶部203に再送信条件情報に関する設定が記憶されている場合、処理をS803に進める。一方、IPFAX再送信部201は、IPFAX再送信条件記憶部203に再送信条件情報に関する設定が記憶されていない場合、又は、再送信しない旨の設定が記憶されている場合、再送信を行わずに処理をS806に進める。
S804で、IPFAX再送信部201は、送信するファクシミリのサイズ(画像サイズ)が設定されたサイズ以上(基準値以上)である場合、処理をS805に進め、基準値未満である場合、処理をS806に進める。
なお、IPFAX再送信部201は、S804の処理に替えて、又は、S804の処理とともに、G3回線で継続して送信する場合とG3回線を切断してIPFAX回線で再送信する場合とにおける通信費用の比較判定をするようにしてもよい。即ち、IPFAX再送信部201は、IPFAX回線で再送信する方が安いと判定した場合、処理をS805に進めるようにしてもよい。通信費用の比較判定に係る処理については、図6等を用いて上述したため詳細な説明を省略する。
S805で、IPFAX再送信部201は、G3回線を切断してG3FAXの送信を一旦中断し、送信相手先複合機108から通知を受けたIPFAX番号を利用してIPFAX回線で再送信する。
S807で、アドレス帳登録部202は、IPFAX番号アドレス帳登録条件記憶部204に記憶されているアドレス帳登録条件情報に基づいて、通知を受けたIPFAX番号を登録するか否かを判定する。S807の処理については図7を用いて上述したため、詳細な説明を省略する。
S808で、アドレス帳登録部202は、通知を受けたIPFAX番号を送信相手先IPFAX番号記憶部205に記憶されているアドレス帳に登録し、図10の処理を終了する。
なお、S806の判定処理は、予め設定しておくことにより、実行するようにも実行しないようにも構成することが可能である。この判定が実行されない場合、IPFAX再送信部201がアドレス帳を利用して送信したか否かに係わらず、S807の処理が実行される。
以上の処理により、IPFAX再送信部201は、IPFAX回線での再送信が有利と判定した場合にG3回線を切断してIPFAX回線で再送信することができる。また、アドレス帳登録部202は、送信相手先複合機108から通知を受けたIPFAX番号のうち所望のIPFAX番号を登録することができる。
また、本実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (14)
- ファクシミリデータを送信相手先に公衆網で送信する第1の送信手段と、
前記送信相手先から前記送信相手先のIP情報を受信する受信手段と、
前記公衆網による通信を切断し、前記受信手段により受信された前記IP情報に基づいてIP網で前記ファクシミリデータを再送信するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により再送信すると判定された場合、前記公衆網による通信を切断し、前記IP情報に基づいてIP網で前記送信相手先に前記ファクシミリデータを再送信する第2の送信手段と、
を有するファクシミリ装置。 - 前記判定手段は、設定された再送信条件を満たす場合、前記公衆網による通信を切断し、前記IP情報に基づいてIP網で前記送信相手先に前記ファクシミリデータを再送信すると判定する請求項1記載のファクシミリ装置。
- 前記判定手段は、前記ファクシミリデータのサイズが予め定められたサイズ以上であるという前記再送信条件を満たす場合、前記公衆網による通信を切断し、前記IP情報に基づいてIP網で前記送信相手先に前記ファクシミリデータを再送信すると判定する請求項2記載のファクシミリ装置。
- 前記判定手段は、前記公衆網よりも前記IP網の方が前記ファクシミリデータの送信における通信費用が安くなるという前記再送信条件を満たす場合、前記公衆網による通信を切断し、前記IP情報に基づいてIP網で前記送信相手先に前記ファクシミリデータを再送信すると判定する請求項2記載のファクシミリ装置。
- 前記受信手段により受信された前記IP情報を登録する登録手段を更に有する請求項1乃至4何れか1項記載のファクシミリ装置。
- 前記登録手段は、前記第2の送信手段により前記送信相手先に前記ファクシミリデータが再送信された場合、前記IP情報を登録する請求項5記載のファクシミリ装置。
- 前記登録手段は、前記IP情報をデフォルトのIP情報として登録する請求項5記載のファクシミリ装置。
- 前記公衆網によりファクシミリデータが受信された場合に、前記ファクシミリデータの送信元に前記ファクシミリ装置のIP情報を送信する送信手段を更に有する請求項1乃至7何れか1項記載のファクシミリ装置。
- 前記送信手段は、前記公衆網によりファクシミリデータが受信された場合であって、前記ファクシミリデータの送信元が予め定められた送信元である場合、前記予め定められた送信元に前記IP情報を送信する請求項8記載のファクシミリ装置。
- 前記送信手段は、前記公衆網によりファクシミリデータが受信された場合であって、前記ファクシミリデータの送信元からの受信が2度目以降である場合、前記送信元に前記IP情報を送信する請求項8記載のファクシミリ装置。
- 前記受信手段は、前記送信相手先から前記送信相手先のIPFAX番号又はアドレス情報のうち少なくとも何れか1つを含む前記IP情報を受信する請求項1乃至10何れか1項記載のファクシミリ装置。
- 前記第1の送信手段は、前記ファクシミリデータを前記送信相手先に公衆網であるG3回線で送信する請求項1乃至11何れか1項記載のファクシミリ装置。
- ファクシミリ装置が実行する制御方法であって、
ファクシミリデータを送信相手先に公衆網で送信する第1の送信ステップと、
前記送信相手先から前記送信相手先のIP情報を受信する受信ステップと、
前記公衆網による通信を切断し、前記受信ステップにより受信された前記IP情報に基づいてIP網で前記ファクシミリデータを再送信するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより再送信すると判定された場合、前記公衆網による通信を切断し、前記IP情報に基づいてIP網で前記送信相手先に前記ファクシミリデータを再送信する第2の送信ステップと
を含む制御方法。 - コンピュータに、
ファクシミリデータを送信相手先に公衆網で送信する第1の送信ステップと、
前記送信相手先から前記送信相手先のIP情報を受信する受信ステップと、
前記公衆網による通信を切断し、前記受信ステップにより受信された前記IP情報に基づいてIP網で前記ファクシミリデータを再送信するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより再送信すると判定された場合、前記公衆網による通信を切断し、前記IP情報に基づいてIP網で前記送信相手先に前記ファクシミリデータを再送信する第2の送信ステップと
を実行させるためのプログラム。
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JP2018142908A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理システムおよびファクシミリ装置 |
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- 2013-12-13 JP JP2013258580A patent/JP6391238B2/ja active Active
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