JP3759972B2 - コンピュータデータ処理ケイパビリティを交換するシステム及び方法 - Google Patents

コンピュータデータ処理ケイパビリティを交換するシステム及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、コンピュータ間でデータ処理ケイパビリティに関する情報を交換するシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータは、データ処理及び記憶のために職場で一般に使用される。コンピュータ情報へのアクセスは、コンピュータの好結果を招く使用における重要な要素である。コンピュータ間の通信は、コンピュータ情報へのアクセスの重大な局面になってきた。ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)は、複数のコンピュータを、それらの演算ケイパビリティを向上させるべく互いに結合させる。一つのコンピュータは、LANを介して別のコンピュータに記憶された情報をアクセスすることができる。情報が二つのコンピュータ間で交換されるときには、その情報は、コンピュータが認識及び処理できるフォーマットでなければならない。情報は、例えば情報交換用米国標準(ASCII(アスキー))のような標準フォーマットでしばしば交換される。しかしながら、ASCIIフォーマット交換は、情報がそのオリジナル(原始)フォーマットからASCIIフォーマットに変換されることを要求しうる。情報を転送するコンピュータは、受信側コンピュータのデータ処理ケイパビリティを決定する方法を有しておらず、従って、ASCIIが全てのコンピュータが認識できる“汎用の”フォーマットであるという想定で情報をASCIIに変換しなければならない。
【0003】
コンピュータの一形態は、ファクシミリ(FAX)機械である。FAX機械は、コンピュータ内にインタフェースボードを備えうるか、或いは既知のコンピュータ技術を採り入れている独立型装置でありうる。FAX機械は、情報を一つの場所から別の場所へ転送するために用いられる。旧式のFAX機械は、演算能力をほどんど或いは全く有しておらず、かつページを走査しそしてそのページを再生する受信側のFAX機械にそのページのディジタル化したバージョンを伝送することに限定されていた。最新のFAX機械は、本質的にコンピュータの形態であり、そしてFAX機械に原稿を走査させ、かつ電話料金が夜間で安くなるときのように、後時での伝送のためにその原稿のディジタル化したバージョンを格納させる記憶ケイパビリティをしばしば有する。受信側FAX機械は、内密である受信したメッセージを記憶しかつ適宜な識別コードが入力されたときにだけそれらを印刷することができる。
伝送時間を最小にするために、FAX機械は、この技術分野でよく知られたデータ圧縮技術を使用する。ファクシミリ伝送のための国際標準(規格)は、国際電信電話諮問委員会(CCITT)によって確立されており、「テレマティック・サービスのための端末装置及びプロトコル(Terminal Equipment and Protocols for Telematic Services )」(1989年)として出版されている。CCITT規格に対する参照は、この明細書にわたって行われている。これらの規格は、当業者によく知られており、ここでは詳細に説明しない。CCITT規格に従うために、全てのFAX機械は、伝送のためにそのディジタル化されたデータを圧縮すべくモディファイド・ハフマン(MH)符号化方式ケイパビリティを有する。より最新のFAX機械は、より多くの量までデータを圧縮すべくモディファイド・リード(MR)或いはMMR符号化方式の技術をも採り入れうる。MH及びMRデータ符号化方式は、CCITT勧告T.4 一次元及び二次元符号化方式としてそれぞれ知られており、MMRは、CCITT勧告T.6 二次元符号化方式として知られている。これらのデータ符号化方式技術は、よく知られているので、ここでは説明を省略する。特定の符号化ケイパビリティに対する参照は、その特定のFAX機械は、その特定のデータフォーマットを復号する能力をも有することを意味するということを了解されたい。例えば、MMR符号化方式ケイパビリティを有するFAX機械への参照は、同じFAX機械は、MMR方式で符号化されたデータを復号できるということをほとんどいつも意味する。
【0004】
受信側FAX機械の規格化されたファクシミリデータ符号化ケイパビリティは、ファクシミリ電話呼出しの交渉フェーズとして称される間に自動的に伝送される。図1に示す、ファクシミリ伝送の種々のフェーズは、CCITT規格に記載されている。
図1に示す、フェーズAは、電話通信が起呼端末(局)と被呼端末(局)の間に確立される呼出し確立フェーズである。起呼端末は、ファクシミリ電話呼出しを開始する端末であり、被呼端末は、ファクシミリ電話呼出しを受信する端末である。よく知られているように、起呼端末と被呼端末は、ファクシミリメッセージを伝送或いは受信することができる。
フェーズBは、起呼端末と被呼端末の間のファクシミリデータ符号化ケイパビリティを識別しかつ選択するプリ・メッセージ手続フェーズ或いは交渉フェーズである。フェーズBでは、受信側FAX機械は、受信側FAX機械に対して認識可能な特定のデータ符号化フォーマットを記述するディジタル識別信号(DIS)データフレームを伝送する。DISデータフレームの個々のデータビットは、受信側FAX機械の特定なファクシミリデータ処理モードを識別する。DISデータフレームは、CCITT規格によって規定されかつ他の目的には使用できない。前述したように、ケイパビリティは、MH,MR,及びMMRのようなデータ符号化方式を含む。MH,MR,及びMMR符号化ケイパビリティは、CCITT規格の勧告T.4及び勧告T.6内に規定されている。データ符号化ケイパビリティの識別に加えて、DISデータフレームは、受信側FAX機械の基本的データ処理ケイパビリティについての情報を供給するために用いられる。これは、解像度(例えば、インチ当たりの画素)、用紙サイズ等のような限定(制限)された情報を含みうる。これらの規格化されたファクシミリデータ処理ケイパビリティ或いはモードは、“CCITT符号化フォーマット”としてここでは称される。伝送側FAX機械は、確認信号で応答しかつ最も効率的なデータ転送を許容する相互に互換性のあるCCITT符号化フォーマットを選択する。伝送側FAX機械は、選択されたCCITT符号化フォーマットに基づいてデータを符号化しかつそれを受信側FAX機械に伝送する。
【0005】
フェーズCは、実際のメッセージ転送フェーズであり、かつ二つの同時フェーズからなる。フェーズC1は、伝送側FAX機械と受信側FAX機械の間のデータの転送を制御する“イン・メッセージ”手続フェーズである。これは、同期化、誤り検出及び訂正、そして回線監視を含む。フェーズC2は、データがC1フェーズの制御のもとで受信側FAX機械へ伝送側FAX機械によって転送される実際のデータ伝送フェーズである。簡略化のために、これらの同時フェーズは、フェーズCとして称される。
フェーズDは、情報がメッセージ信号送りの終わり、確認信号送り及びファクシミリ信号送りの終わりに関して転送されるポスタ・メッセージ手続フェーズである。フェーズEは、起呼端末と被呼端末の間の電話通信が終了される呼出し解放フェーズである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
CCITT符号化フォーマットは、基本的ファクシミリ通信を許容する。しかしながら、LANによって互いに結合されたコンピュータのように、FAX機械は、限定されたCCITT符号化フォーマットの一つを用いている単なるデータ符号化方式よりも効率的な伝送を生成できるデータ処理ケイパビリティを有しうる。あるFAX機械は、FAXインタフェースボードによってコンピュータに実際に組み込まれている。これらのコンピュータは、より大きなデータ処理ケイパビリティを有しうるが、しかし、一つのFAX機械は他のFAX機械がどのデータ処理ケイパビリティをもつのかを知らないので、データ処理ケイパビリティは、ファクシミリを伝送しているか或いは受信しているときには活用できない。
従って、コンピュータ間にデータ処理ケイパビリティについての情報を通信するシステム及び方法の重要な必要性があるということが理解できるであろう。
本発明の目的は、上記従来の技術における問題点に鑑み、コンピュータ間にデータ処理ケイパビリティについての情報を通信することができるシステム及び方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、第1及び第2のファクシミリ機械の間の通信を制御するシステムであって、工業規格によって規定された前記第1のファクシミリ機械の少なくとも一つのファクシミリデータ処理モードを包含している第1のファクシミリデータ処理モードリストを有している該第1のファクシミリ機械の第1のファクシミリモード記憶領域と、前記規格によって規定されており、前記第1のファクシミリデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送するケイパビリティ転送手段と、前記第1のファクシミリ機械の少なくとも一つのデータ処理モードを包含している第1のカスタムデータ処理モードリストを有している該第1のファクシミリ機械の第1のカスタムモード記憶領域と、前記工業規格によって規定された前記第2のファクシミリ機械の少なくとも一つのファクシミリデータ処理モードを包含している第2のファクシミリデータ処理モードリストを有しており、前記第1及び前記第2のファクシミリデータ処理モードリストが少なくとも一つの相互に互換性があるファクシミリデータ処理モードを有する、該第2のファクシミリ機械の第2のファクシミリモード記憶領域と、前記第2のファクシミリ機械の少なくとも一つのデータ処理モードを包含している第2のカスタムデータ処理モードリストを有している該第2のファクシミリ機械の第2のカスタムモード記憶領域と、データファイルを前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械へ転送するための転送フォームを選択し、前記第1及び第2のカスタムモードリストの両方に共通なカスタムデータ処理モードが存在するかどうかを決定すべく該第1及び該第2のカスタムモードリストを比較し、前記第1及び第2のカスタムモードリストが共通データ処理モードを有していないならば前記第1及び第2のファクシミリモードリストから相互に互換性があるデータ処理モードを用いる、前記第2のファクシミリ機械内の選択手段とを備えているシステムによって達成される。
【0008】
また、上記本発明の目的は、第1及び第2のファクシミリ機械の間の通信を制御するシステムであって、前記第1のファクシミリ機械の少なくとも一つのファクシミリデータ処理モードを包含している第1のファクシミリデータ処理モードリストを有している該第1のファクシミリ機械の第1のファクシミリモード記憶領域と、前記第1のファクシミリデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送するケイパビリティ転送手段と、前記第1のファクシミリ機械の少なくとも一つのデータ処理モードを包含している第1のカスタムデータ処理モードリストを有している該第1のファクシミリ機械の第1のカスタムモード記憶領域と、前記第2のファクシミリ機械の少なくとも一つのファクシミリデータ処理モードを包含している第2のファクシミリデータ処理モードリストを有しており、前記第1及び前記第2のファクシミリデータ処理モードリストが少なくとも一つの相互に互換性があるファクシミリデータ処理モードを有する、該第2のファクシミリ機械の第2のファクシミリモード記憶領域と、前記第2のファクシミリ機械の少なくとも一つのデータ処理モードを包含している第2のカスタムデータ処理モードリストを有している該第2のファクシミリ機械の第2のカスタムモード記憶領域と、データファイルを前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械へ転送するための転送フォームを選択し、第1及び第2の基本モードリストの両方に共通なカスタムデータ処理モードが存在するかどうかを決定すべく該第1及び第2の基本モードリストを比較し、前記第1及び第2のカスタムモードリストが共通データ処理モードを有していないならば前記第1及び第2のファクシミリモードリストから相互に互換性があるデータ処理モードを用いる、前記第2のファクシミリ機械内の選択手段とを備えているシステムによっても達成される。
【0009】
本発明のシステムは、前記データファイルを前記転送フォームに変換する前記第2のファクシミリ機械の変換プロセッサを更に含んでもよい。
本発明のシステムは、前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械への前記データファイルの転送を制御すべく、前記第1及び第2のファクシミリ機械内にそれぞれ第1及び第2の通信制御装置を更に含んでもよい。
本発明のシステムは、前記第1及び第2のファクシミリ機械にそれぞれ第1及び第2のアプリケーションデータ処理モード記憶領域を更に含み、該アプリケーションデータ処理モード記憶領域の各々は、該第1及び第2のファクシミリ機械のアプリケーションデータ処理モードリストをそれぞれ包含し、前記ケイパビリティ転送手段は、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送し、前記選択手段は、前記転送フォームが前記第1及び第2のアプリケーションデータ処理モードリストの前記アプリケーションデータ処理ケイパビリティと相互に互換性があるかどうかを決定すべく前記第1及び第2のアプリケーションデータ処理モードリストを用いるように構成してもよい。
【0010】
本発明のシステムは、アプリケーションモードリスト要求コマンドを更に含み、前記第1のファクシミリ機械は、前記第2のファクシミリ機械からの前記アプリケーションモードリスト要求コマンドの受取りにより前記第1のアプリケーションモードリストを前記第2のファクシミリ機械へ転送するように構成してもよい。
本発明のシステムは、それぞれが前記第1及び第2のファクシミリ機械のアプリケーションデータ処理ケイパビリティのアプリケーションデータ処理モードリストを各々包含している、前記第1及び第2のファクシミリ機械のそれぞれ第1及び第2のアプリケーションデータ処理モード記憶領域と、前記アプリケーションモードリストを前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ所定のフォーマットで転送するアプリケーションモード転送手段とを更に含み、前記選択手段は、前記第1及び第2のアプリケーションモードリストから相互に互換性があるアプリケーションデータ処理モードを選択するように構成してもよい。
本発明のシステムでは、所定のフォーマットは、CCITT2値ファイル転送フォーマットであるように構成してもよい。
【0011】
本発明のシステムでは、前記第1のファクシミリ機械は、受信側ファクシミリ機械として最初に指定され、かつ前記第2のファクシミリ機械は、伝送側ファクシミリとして最初に指定され、更に、前記システムは、前記第1のファクシミリ機械を前記伝送側ファクシミリ機械として再指定しかつ前記第2のファクシミリ機械を前記受信側ファクシミリ機械として再指定する前記第2のファクシミリ機械の高速ターンアラウンド手段を含み、該高速ターンアラウンド手段は、前記第1のファクシミリ機械からのディジタル識別信号を待つ代わりに該第1のファクシミリ機械による前記データファイルの受取りを示している前記第1のファクシミリ機械からメッセージ確認信号を受け取った後すぐに、ディジタル伝送コマンド信号を前記第1のファクシミリ機械へ伝送するように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記高速ターンアラウンド手段は、前記第1のファクシミリ機械への前記ディジタル伝送コマンド信号を伴って非標準ファシリティコマンド信号を前記第1のファクシミリ機械へ伝送するように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第2のファクシミリ機械は、前記第1のカスタムモードリストに基づいて前記データファイルを中間フォームに処理し、該中間フォームは、該転送フォームであり、前記第1のファクシミリ機械は、前記中間フォームで前記データファイルを受取り、更に該データファイルを該中間フォームとは異なる最終フォームに処理するように構成してもよい。
【0012】
本発明のシステムは、ファクシミリ伝送の交渉フェーズの間に前記カスタムモードリストを自動的に転送するモード転送手段を更に含んでもよい。
本発明のシステムでは、前記モード転送手段は、前記第1のカスタムモードリストを前記第2のファクシミリ機械へ転送するために非標準ファシリティ(NSF)データフレームを用いるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第1のカスタムモードリストは、少なくとも第1の非標準ファシリティ(NSF)データフレームの可変長データフィールドを有している所定のフォーマットで前記第2のファクシミリ機械へ転送され、該NSFデータフレームは、少なくとも第1のケイパビリティグループを有し、該ケイパビリティグループは、該ケイパビリティグループの長さを示すデータ値を有している長さデータフィールドを包含し、識別データフィールドは、ケイパビリティの形式を示すデータ値を有し、可変長データフィールドは、該ケイパビリティグループを記述するように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記可変長データフィールドは、暗号化されたメッセージを処理する能力に関するデータを包含している機密保護モードデータフィールド、受け取ったメッセージの経路を選択する能力に関するデータを包含しているルーティングデータフィールド、線形化されたメッセージを処理する能力に関するデータを包含している線形化されたメッセージデータフィールド、線形化されたメッセージ内の2値データフィールドを処理する能力に関するデータを包含している2値データメッセージデータフィールド、及び前記標準ファクシミリデータ処理モードを越えて圧縮されたデータを処理する能力に関するデータを包含している圧縮データフィールドの一つを備えているデータ処理ケイパビリティの利用可能性に関する情報を包含している第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
【0013】
本発明のシステムでは、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド、前記識別データフィールド、及び利用可能なデータテキスト符号に関する情報を包含している前記可変長データフィールドを包含している識別子ケイパビリティグループを含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド、前記識別データフィールド、及び標準ファクシミリ機械イメージングケイパビリティの上の前記第1のファクシミリ機械のイメージングケイパビリティに関する情報を包含している前記可変長データフィールドを包含しているイメージングケイパビリティグループを含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記可変長データフィールドは、リソースベースドプリンティングフォーマットデータを処理する能力に関するデータを包含しているプリンタフォーマットデータフィールド、ディジタルカバーページデータを処理する能力に関するデータを包含しているカバーページデータフィールド、アドレスブックデータを処理する能力に関するデータを包含しているアドレスブックデータフィールド、メタファイルデータを処理する能力に関するデータを包含しているメタファイルデータフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えて圧縮されたデータを処理する能力に関するデータを包含している圧縮データフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えて異なるデータ解像度を有しているデータを処理する能力に関するデータを包含している解像度データフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えた異なるデータ符号化モードを有しているデータを処理するの能力に関するデータを包含している符号化データフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えて異なる用紙サイズを用いてデータを処理する能力に関するデータを包含している用紙サイズデータフィールドの一つを備えている第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
【0014】
本発明のシステムでは、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド、前記識別データフィールド、及び前記第1のファクシミリ機械のポーリングケイパビリティに関する情報を包含している前記可変長データフィールドを包含しているポーリングケイパビリティグループを含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記可変長データフィールドは、低速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している低速データフィールド、高速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している高速データフィールド、メッセージ名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含しているネームデータフィールド、受取人名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している受取人名データフィールド、ファイル名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含しているファイルポーリングデータフィールド、及び第3のファクシミリ機械へメッセージをリレーする能力に関するデータを包含しているリレーデータフィールドの一つを備えている第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
【0015】
本発明のシステムでは、前記ポーリングケイパビリティは、前記第1のファクシミリ機械内のアプリケーションデータ処理ケイパビリティの現行状況を示している値を包含しているデータフィールドを含むように構成してもよい。
更に、本発明の上記目的は、データ処理ケイパビリティデータを第1のファクシミリ機械から第2のファクシミリ機械へ転送するシステムであって、前記第1のファクシミリ機械の少なくとも一つのデータ処理モードを包含しているカスタムデータ処理モードリストを有している前記第1のファクシミリ機械のカスタムモード記憶領域と、ファクシミリ伝送の交渉フェーズの間に前記カスタムデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送するケイパビリティ転送手段とを備え、前記ケイパビリティ転送手段は、少なくとも第1の非標準ファシリティ(NSF)データフレームの可変長データフィールドを有している所定のフォーマットで前記第1のカスタムモードリストを前記第2のファクシミリ機械へ転送し、前記NSFデータフレームは、第1のケイパビリティグループを少なくとも有し、前記ケイパビリティグループは、前記ケイパビリティグループの長さを示すデータ値を有している長さデータフィールドを包含し、そして前記可変長データフィールドは、前記ケイパビリティグループを記述するシステムによっても達成される。
【0016】
本発明のシステムでは、前記NSFデータフレームは、前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械への伝送にさきがけて暗号化され、該第2のファクシミリは、該NSFデータフレームを解読するように構成してもよい。
本発明のシステムでは、ファクシミリシグナリングプロトコル、ファクシミリターンアラウンドシグナリング、及び前記標準ファクシミリデータ処理モードを越えたデータ圧縮の利用可能性に関する情報を包含しているデータフィールドを更に含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド、前記識別データフィールド、及び利用可能なデータテキスト符号に関する情報を包含している前記可変長データフィールドを包含している識別子ケイパビリティグループを含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド及び工業規格ファクシミリ機械イメージングケイパビリティを越えた前記第1のファクシミリ機械のイメージングケイパビリティに関する情報を包含している前記可変長データフィールドを包含しているイメージングケイパビリティグループを含むように構成してもよい。
【0017】
本発明のシステムでは、前記可変長データフィールドは、リソースベースドプリンティングフォーマットデータを処理する能力に関するデータを包含しているプリンタフォーマットデータフィールド、ディジタルカバーページデータを処理する能力に関するデータを包含しているカバーページデータフィールド、アドレスブックデータを処理する能力に関するデータを包含しているアドレスブックデータフィールド、メタファイルデータを処理する能力に関するデータを包含しているメタファイルデータフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えて圧縮されたデータを処理する能力に関するデータを包含している圧縮データフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えて異なるデータ解像度を有しているデータを処理する能力に関するデータを包含している解像度データフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えた異なるデータ符号化モードを有しているデータを処理するの能力に関するデータを包含している符号化データフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えて異なる用紙サイズを用いてデータを処理する能力に関するデータを包含している用紙サイズデータフィールドの一つを備えている第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
【0018】
本発明のシステムでは、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド、前記第1のファクシミリ機械のポーリングケイパビリティに関する情報を包含している前記可変長データフィールドを包含しているポーリングケイパビリティグループを含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記可変長データフィールドは、低速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している低速データフィールド、高速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している高速データフィールド、メッセージ名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含しているネームデータフィールド、受取人名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している受取人名データフィールド、ファイル名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含しているファイルポーリングデータフィールド、及び第3のファクシミリ機械へメッセージをリレーする能力に関するデータを包含しているリレーデータフィールドの一つを備えている第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記ポーリングケイパビリティは、前記第1のファクシミリ機械内のアプリケーションデータ処理ケイパビリティの現行状況を示している値を包含しているデータフィールドを含むように構成してもよい。
【0019】
本発明のシステムでは、前記可変長データフィールドは、暗号化されたメッセージを処理する能力に関するデータを包含している機密保護モードデータフィールド、受け取ったメッセージの経路を選択する能力に関するデータを包含しているルーティングデータフィールド、線形化されたメッセージを処理する能力に関するデータを包含している線形化されたメッセージデータフィールド、線形化されたメッセージ内の2値データフィールドを処理する能力に関するデータを包含している2値データメッセージデータフィールド、及び前記標準ファクシミリデータ処理モードを越えて圧縮されたデータを処理する能力に関するデータを包含している圧縮データフィールドの一つを備えているデータ処理ケイパビリティの利用可能性に関する情報を包含している第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
また、本発明の上記目的は、第1及び第2のコンピュータ間の通信を制御するシステムであって、前記第1のコンピュータの少なくとも一つの基本データ処理モードを包含している第1のカスタムデータ処理モードリストを有している該第1のコンピュータの第1のカスタムモード記憶領域と、前記第1のコンピュータの少なくとも一つのアプリケーションデータ処理モードを包含している第1のアプリケーションデータ処理モードリストを有している該第1のコンピュータの第1のアプリケーションモード記憶領域と、前記第2のコンピュータの少なくとも一つのカスタムデータ処理モードを包含している第2のカスタムデータ処理モードリストを有しており、前記第1及び前記第2のカスタムデータ処理モードリストが少なくとも一つの相互に互換性があるカスタムデータ処理モードを有する、該第2のコンピュータの第2のカスタムモード記憶領域と、前記第2のコンピュータの少なくとも一つのアプリケーションデータ処理モードを包含している第2のアプリケーションデータ処理モードリストを有している該第2のコンピュータの第2のアプリケーションモード記憶領域と、前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストを前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ転送するケイパビリティ転送手段と、データファイルを前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータへ転送するための転送フォームを選択する前記第2のコンピュータ内の選択手段とを備え、前記選択手段は、前記転送フォームが前記第1及び第2のコンピュータの前記データ処理ケイパビリティと相互に互換性があるかどうかを決定するために前記第1及び第2のアプリケーションモードリストを用い、前記第1及び第2のアプリケーションデータ処理モードリストが相互に互換性があるデータ処理モードを有していないならば、前記第1及び第2のカスタムデータ処理モードリストから相互に互換性があるデータ処理モードを用いるシステムによっても達成される。
【0020】
本発明のシステムでは、前記データファイルを前記転送フォームに変換する前記第2のコンピュータの変換プロセッサを更に含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータへの前記データファイルの転送を制御すべく、前記第1及び第2のコンピュータ内にそれぞれ第1及び第2の通信制御装置を更に含むように構成してもよい。
更に、本発明の上記目的は、第1及び第2のコンピュータ間の通信を制御するシステムであり、該第1のコンピュータが少なくとも第1のカスタムデータ処理モードを有し、該第2のコンピュータが少なくとも第2のカスタムデータ処理モードを有するシステムであって、前記第1のコンピュータの少なくとも一つのアプリケーションデータ処理モードを包含している第1のアプリケーションデータ処理モードリストを有している該第1のコンピュータの第1のアプリケーションモード記憶領域と、前記第2のコンピュータの少なくとも一つのアプリケーションデータ処理モードを包含している第2のアプリケーションデータ処理モードリストを有している該第2のコンピュータの第2のアプリケーションモード記憶領域と、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストを前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ転送するケイパビリティ転送手段と、データファイルを前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータへ転送するための転送フォームを選択する前記第2のコンピュータ内の選択手段とを備え、前記選択手段は、前記第1及び第2のコンピュータの前記データ処理ケイパビリティと相互に互換性がある前記転送フォームを選択するために前記第1及び第2のアプリケーションデータ処理モードリストを用い、前記第1及び第2のアプリケーションデータ処理モードリストが相互に互換性があるデータ処理モードを有していないならば、前記第1及び第2のカスタムデータ処理モードから相互に互換性があるデータ処理モードを用いるシステムによっても達成される。
【0021】
更に、本発明の上記目的は、第1及び第2のコンピュータ間でのデータ処理ケイパビリティデータの交換を制御するシステムであって、前記第1のコンピュータの少なくとも一つのカスタムデータ処理モードを包含している第1のカスタムデータ処理モードリストを有している該第1のコンピュータの第1のカスタムモード記憶領域と、前記第2のコンピュータの少なくとも一つのカスタムデータ処理モードを包含している第2のカスタムデータ処理モードリストを有している該第2のコンピュータの第2のカスタムモード記憶領域と、前記第1のカスタムデータ処理モードリストを前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ転送するケイパビリティ転送手段と、データファイルを前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータへ転送するための転送フォームを選択する前記第2のコンピュータ内の選択手段とを備え、前記選択手段は、前記第1及び第2のコンピュータの前記データ処理ケイパビリティと相互に互換性がある前記転送フォームを選択するために前記第1及び第2のカスタムデータ処理モードリストを用いるシステムによっても達成される。
本発明のシステムは、前記データファイルを前記転送フォームに変換する前記第2のコンピュータの変換プロセッサを更に含むように構成してもよい。
【0022】
本発明のシステムは、前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータへの前記データファイルの転送を制御すべく、前記第1及び第2のコンピュータ内にそれぞれ第1及び第2の通信制御装置を更に含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第2のコンピュータは、前記第1のカスタムモードリストに基づいて前記データファイルを中間フォームに処理し、該中間フォームは、該転送フォームであり、前記第1のコンピュータは、前記中間フォームで前記データファイルを受取り、更に該データファイルを該中間フォームとは異なる最終フォームに処理するように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第2のコンピュータは、第3のコンピュータからのケイパビリティフォワーディング要求の受取りにより該第3のコンピュータへ前記第1のカスタムモードリストをフォワードするように構成してもよい。
本発明のシステムは、前記第1のカスタムモードリストを記憶する前記第2のコンピュータのケイパビリティキャッシュ記憶領域を更に備え、前記選択手段は、前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータへのデータファイルの後続の転送に対して前記記憶された第1のカスタムモードリストを用いるように構成してもよい。
【0023】
本発明のシステムでは、前記第1のカスタムモードリストが前記記憶された第1のカスタムモードリストと一致するかどうかを決定し、かつもし該第1のカスタムモードリストが該記憶された第1のカスタムモードリストと一致しないならば変化検出信号を発生する前記第2のコンピュータ内の変化検出手段を更に含み、該第2のコンピュータは、該変化検出信号が発生されたならば、前記第1のコンピュータから前記第1のカスタムモードリストを要求し、前記選択手段は、前記記憶された第1のカスタムモードリストの代わりに前記第1のカスタムモードリストを用いるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記変化検出手段は、前記選択手段が前記転送フォームを選択する前に前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ転送された巡回冗長検査を用いるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記変化検出手段は、前記選択手段が前記転送フォームを選択する前に前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ転送されたチェックサム値を用いるように構成してもよい。
本発明のシステムは、前記第1のコンピュータに新しいデータ処理モードを登録するレジストレーション手段を更に含み、該レジストレーション手段は、該新しいデータ処理モードを前記第1のカスタムモードリストに加えるように構成してもよい。
【0024】
本発明のシステムでは、前記レジストレーション手段は、前記新しいデータ処理モードが前記第1のカスタムモードリストに加えられたことを示している変化信号を発生するように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第1のカスタムモードリストを記憶する前記第2のコンピュータのケイパビリティキャッシュ記憶領域を更に含み、前記選択手段は、前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータへのデータファイルの後続の転送に対して前記記憶された第1のカスタムモードリストを用いるように構成してもよい。
本発明のシステムは、前記変化信号を検出するために前記第2のコンピュータ内に変化検出手段を更に含み、前記第2のコンピュータは、前記変化信号が検出されたならば前記第1のコンピュータから前記第1のカスタムモードリストを要求し、前記選択手段は、前記記憶された第1のアプリケーションモードリストの代わりに前記第1のカスタムモードリストを用いるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記変化検出手段は、前記選択手段が前記転送フォームを選択する前に前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ転送された巡回冗長検査を用いるように構成してもよい。
【0025】
本発明のシステムでは、前記変化検出手段は、前記選択手段が前記転送フォームを選択する前に前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ転送されたチェックサム値を用いるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第1及び第2のコンピュータは、第1及び第2のファクシミリ機械の部分であり、前記第1のファクシミリ機械は、受信側ファクシミリ機械であり、前記第2のファクシミリ機械は、伝送側ファクシミリ機械であり、前記データファイルは、ファクシミリメッセージであるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第1のカスタムモードリストは、前記ファクシミリメッセージの伝送の前に交渉フェーズで自動的に転送されるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記ケイパビリティ転送手段は、第1のケイパビリティグループを少なくとも包含している第1の非標準ファシリティ(NSF)データフレームを少なくとも用いて前記第1のカスタムモードリストを前記第2のファクシミリ機械へ転送し、各ケイパビリティグループは、該ケイパビリティグループの長さを示している長さデータフィールドを包含しているように構成してもよい。
【0026】
本発明のシステムでは、前記第1のケイパビリティグループは、前記ケイパビリティグループを記述しているディスクリプタデータフィールドを包含するように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールドを包含している識別子ケイパビリティグループ、前記識別データフィールド、及び利用可能なデータテキスト符号に関する情報を包含している前記ディスクリプタデータフィールドを含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記ディスクリプタデータフィールドは、暗号化されたメッセージを処理する能力に関するデータを包含している機密保護モードデータフィールド、受け取ったメッセージの経路を選択する能力に関するデータを包含しているルーティングデータフィールド、線形化されたメッセージを処理する能力に関するデータを包含している線形化されたメッセージデータフィールド、線形化されたメッセージ内の2値データフィールドを処理する能力に関するデータを包含している2値データメッセージデータフィールド、及び前記標準ファクシミリデータ処理モードを越えて圧縮されたデータを処理する能力に関するデータを包含している圧縮データフィールドの一つを備えているデータ処理ケイパビリティの利用可能性に関する情報を包含している第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
【0027】
本発明のシステムでは、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド及び標準ファクシミリ機械イメージングケイパビリティの上の前記第1のファクシミリ機械のイメージングケイパビリティに関する情報を包含している前記ディスクリプタデータフィールドを包含しているイメージングケイパビリティグループを含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記ディスクリプタデータフィールドは、リソースベースドプリンティングフォーマットデータを処理する能力に関するデータを包含しているプリンタフォーマットデータフィールド、ディジタルカバーページデータを処理する能力に関するデータを包含しているカバーページデータフィールド、アドレスブックデータを処理する能力に関するデータを包含しているアドレスブックデータフィールド、メタファイルデータを処理する能力に関するデータを包含しているメタファイルデータフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えて圧縮されたデータを処理する能力に関するデータを包含している圧縮データフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えて異なるデータ解像度を有しているデータを処理する能力に関するデータを包含している解像度データフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えた異なるデータ符号化モードを有しているデータを処理するの能力に関するデータを包含している符号化データフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えて異なる用紙サイズを用いてデータを処理する能力に関するデータを包含している用紙サイズデータフィールドの一つを備えている第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
【0028】
本発明のシステムでは、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド、前記識別データフィールド、及び前記第1のファクシミリ機械のポーリングケイパビリティに関する情報を包含している前記ディスクリプタデータフィールドを包含しているポーリングケイパビリティグループを含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記ディスクリプタデータフィールドは、低速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している低速データフィールド、高速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している高速データフィールド、メッセージ名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含しているネームデータフィールド、受取人名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している受取人名データフィールド、ファイル名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含しているファイルポーリングデータフィールド、及び第3のファクシミリ機械へメッセージをリレーする能力に関するデータを包含しているリレーデータフィールドの一つを備えている第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
【0029】
本発明のシステムでは、前記ポーリングケイパビリティは、前記第1のファクシミリ機械内のアプリケーションデータ処理ケイパビリティの現行状況を示している値を包含しているデータフィールドを含むように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第2のファクシミリ機械は、第3のファクシミリ機械からのケイパビリティフォワーディング要求の受取りにより該第3のファクシミリ機械へ前記第1のカスタムモードリストをフォワードするように構成してもよい。
本発明のシステムは、前記第1のカスタムモードリストを記憶する前記第2のファクシミリ機械のケイパビリティキャッシュ記憶領域を更に備え、前記選択手段は、前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械への後続のデータファイルの転送に対して前記記憶された第1のカスタムモードリストを用いるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、それぞれが前記第1及び第2のアプリケーションデータ処理モードリストを包含している、前記第1及び第2のファクシミリ機械のそれぞれ第1及び第2のアプリケーションモード記憶領域と、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送するアプリケーションケイパビリティ転送手段とを更に含み、前記選択手段は、前記第1及び第2のファクシミリ機械の前記アプリケーションデータ処理ケイパビリティと相互に互換性がある前記転送フォームを選択するために前記第1及び第2のデータ処理モードリストを用いるように構成してもよい。
【0030】
本発明のシステムでは、前記第1のアプリケーションモードリストは、前記ファクシミリメッセージの伝送の前にメッセージ伝送フェーズに転送されるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第2のファクシミリ機械は、前記第3のファクシミリ機械からのケイパビリティフォワーディング要求の受取りにより前記第1のアプリケーションモードリストを第3のファクシミリ機械へフォワードするように構成してもよい。
本発明のシステムは、前記第1のアプリケーションモードリストを記憶する前記第2のファクシミリ機械のケイパビリティキャッシュ記憶領域を更に備え、前記選択手段は、前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械への後続のデータファイルの転送に対して前記記憶された第1のアプリケーションモードリストを用いるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第1のアプリケーションモードリストが前記記憶された第1のアプリケーションモードリストと一致するかどうかを決定し、かつもし該第1のアプリケーションモードリストが該記憶された第1のアプリケーションモードリストと一致しないならば変化検出信号を発生する前記第2のファクシミリ機械内の変化検出手段を更に含み、該第2のファクシミリ機械は、該変化検出信号が発生されたならば、前記第1のファクシミリ機械から前記第1のアプリケーションモードリストを要求し、前記選択手段は、前記記憶された第1のアプリケーションモードリストの代わりに前記第1のアプリケーションモードリストを用いるように構成してもよい。
【0031】
本発明のシステムでは、前記変化検出手段は、前記選択手段が前記転送フォームを選択する前に前記第1ファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送された巡回冗長検査を用いるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記変化検出手段は、前記選択手段が前記転送フォームを選択する前に前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送されたチェックサム値を用いるように構成してもよい。
本発明のシステムは、新しいデータ処理モードを登録するレジストレーション手段を更に含み、該レジストレーション手段は、該新しいデータ処理モードを前記第1のアプリケーションモードリストに加えるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記レジストレーション手段は、前記新しいデータ処理モードが前記第1のアプリケーションモードリストに加えられたことを示している変化信号を発生するように構成してもよい。
本発明のシステムは、前記第1のアプリケーションモードリストを記憶する前記第2のファクシミリ機械のケイパビリティキャッシュ記憶領域を更に備え、前記選択手段は、前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械への後続のデータファイルの転送に対して前記記憶された第1のアプリケーションモードリストを用いるように構成してもよい。
【0032】
本発明のシステムは、前記変化信号を検出するために前記第2のファクシミリ機械内に変化検出手段を更に含み、前記第2のファクシミリ機械は、前記変化信号が検出されたならば前記第1のファクシミリ機械から前記第1のアプリケーションモードリストを要求し、前記選択手段は、前記記憶された第1のアプリケーションモードリストの代わりに前記第1のアプリケーションモードリストを用いるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記変化検出手段は、前記選択手段が前記転送フォームを選択する前に前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送された巡回冗長検査を用いるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記変化検出手段は、前記選択手段が前記転送フォームを選択する前に前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送されたチェックサム値を用いるように構成してもよい。
本発明の上記目的は、ファクシミリ機械間のターンアラウンドオペレーションを制御するシステムであって、受信側ファクシミリ機械としてはじめに指定されている第1のファクシミリ機械と、伝送側ファクシミリ機械としてはじめに指定されている第2のファクシミリ機械と、ターンアラウンドオペレーション要求に対する応答に遅延を許容する前記第1及び第2のファクシミリ機械のターンアラウンド遅延手段とを備え、前記第2のファクシミリ機械の前記ターンアラウンド遅延手段は、非標準ファシリティコマンド及びディジタル伝送コマンド信号を前記第1のファクシミリ機械へ伝送し、前記第1のファクシミリ機械の前記ターンアラウンド遅延手段は、前記第1のファクシミリ機械からの前記非標準ファシリティコマンド信号及び前記ディジタル伝送コマンド信号の受取りに応じて、当該非標準ファシリティコマンド信号及び当該ディジタル伝送コマンド信号を前記第2のファクシミリ機械へ伝送し、前記第1のファクシミリ機械の前記ターンアラウンド遅延手段によって伝送された前記非標準ファシリティコマンド信号は、前記第1のファクシミリ機械による遅延要求を示しているデータフィールドを有するシステムによっても達成される。
【0033】
本発明のシステムでは、前記第1及び第2のファクシミリ機械の前記ターンアラウンド遅延手段は、前記第1のファクシミリ機械が前記ターンアラウンドオペレーションに応答する用意ができるまで前記非標準ファシリティコマンド信号及び前記ディジタル伝送コマンド信号を前記第1のファクシミリ機械によって要求された遅延を示している前記データフィールドと交換することを継続するように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記ターンアラウンドオペレーション要求は、ファクシミリメッセージに対するポーリング要求であり、該ファクシミリメッセージは、メッセージ名、ファクシミリ名、及び受取人名の一つを備えている識別子によって識別されるように構成してもよい。
本発明のシステムでは、前記第1のファクシミリ機械は、許可されたパスワードのパスワードリストを包含し、前記システムは、前記ターンアラウンドオペレーション要求と共に、パスワードデータ信号を前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械へ伝送するパスワード手段を更に含み、前記第1のファクシミリ機械は、前記パスワードデータ信号が前記許可されたパスワードの一つに一致する場合にのみ前記ターンアラウンドオペレーション要求に応答するように構成してもよい。
【0034】
更に、本発明の上記目的は、ターンアラウンドオペレーションを制御するために第1及び第2のファクシミリ機械間のファクシミリ通信に用いられる方法であり、該第1のファクシミリ機械は、受信側ファクシミリ機械としてはじめに指定され、該第2のファクシミリ機械は、伝送側ファクシミリ機械としてはじめに指定される方法であって、(a)非標準ファシリティコマンド信号を前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械へ伝送し、(b)ディジタル伝送コマンド信号を前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械へ伝送し、(c)前記第2のファクシミリ機械からの前記非標準ファシリティコマンド信号及び前記ディジタル伝送コマンド信号に応じて、該非標準ファシリティコマンド信号及び該ディジタル伝送コマンド信号を前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ伝送し、前記非標準ファシリティコマンド信号は、前記第1のファクシミリ機械による遅延要求を示しているデータフィールドを有し、(d)前記第1のファクシミリ機械が前記ターンアラウンドオペレーションに応じる用意ができるまで前記ステップ(a)から(c)を繰り返し、(e)前記第1のファクシミリ機械が前記ターンアラウンドオペレーションに応じる用意ができたときに、該第1のファクシミリ機械が該ターンアラウンドオペレーションに応じる用意ができたことを示すための信号を伝送する段階を具備する方法によっても達成される。
【0035】
本発明の方法では、前記ディジタル伝送コマンド信号は、CCITT DTCデータフレームであるように構成してもよい。
本発明の方法では、前記非標準ファシリティコマンド信号は、CCITT NSCデータフレームであるように構成してもよい。
本発明の方法では、前記ステップ(c)は、非標準設定信号及びディジタル伝送信号の伝送を含むように構成してもよい。
また、本発明の上記目的は、第1及び第2のファクシミリ機械間の通信を制御するために該第1のファクシミリ機械及び該第2のファクシミリ機械を用いる方法であって、(a)前記第1のファクシミリ機械のファクシミリデータ処理モードを少なくとも一つ包含している第1のファクシミリデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ伝送し、(b)前記第1のファクシミリ機械のデータ処理モードを少なくとも一つ包含している第1のカスタムモードリストを前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ伝送し、(c)前記第1のカスタムモードリストを、第1及び第2のカスタムモードリストの両方に共通なカスタムデータ処理モードがあるかどうかを決定すべく前記第2のファクシミリ機械のカスタムデータ処理モードを少なくとも一つ包含しておりかつ前記第2のファクシミリ機械に記憶された第2のカスタムデータ処理モードリストと比較し、(d)もし共通のカスタムデータ処理モードが存在するならば、データファイルを、前記第1及び第2のカスタムモードリストから選択された前記共通なデータ処理モードを用いて前記第2のファクシミリ機械から第1のファクシミリ機械へ転送し、(e)もし前記第1及び第2のカスタムモードリストに共通のデータ処理モードが存在しないならば、前記第1のファクシミリモードリストを前記第2のファクシミリ機械のファクシミリデータ処理モードを少なくとも一つ包含しておりかつ前記第2のファクシミリ機械に記憶された該第2のファクシミリデータ処理モードリストと比較し、該第1及び第2のファクシミリモードリストは、相互に互換性があるファクシミリデータ処理モードを少なくとも一つ有しており、(f)前記第1及び第2のファクシミリモードリストから選択された前記相互に互換性があるデータフォームで前記データファイルを前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械へ転送する段階を具備する方法によっても達成される。
【0036】
本発明の方法では、前記第1のファクシミリ機械は、はじめに前記受信側ファクシミリ機械であり、前記第2のファクシミリ機械は、はじめに前記伝送側ファクシミリ機械であり、前記方法は、前記第1のファクシミリ機械による前記データファイルの前記受取りを示している該第1のファクシミリ機械からのメッセージ確認信号を受取り、前記第1のファクシミリ機械からのディジタル識別信号を待機することに代わってすぐ後にディジタル伝送コマンド信号を該第1のファクシミリ機械へ伝送するように構成してもよい。
本発明の方法では、前記第1のカスタムモードリストは、第1のケイパビリティグループを少なくとも包含している第1の非標準ファシリティ(NSF)データフレームを少なくとも用いて転送され、各ケイパビリティグループは、該ケイパビリティグループの長さを示している長さデータフィールドを包含しているように構成してもよい。
本発明の方法では、前記第1のケイパビリティグループは、前記ケイパビリティを記述しているディスクリプタデータフィールドを包含するように構成してもよい。
【0037】
本発明の方法では、前記ディスクリプタデータフィールドは、暗号化されたメッセージを処理する能力に関するデータを包含している機密保護モードデータフィールド、受け取ったメッセージの経路を選択する能力に関するデータを包含しているルーティングデータフィールド、線形化されたメッセージを処理する能力に関するデータを包含している線形化されたメッセージデータフィールド、線形化されたメッセージ内の2値データフィールドを処理する能力に関するデータを包含している2値データメッセージデータフィールドの一つを備えているデータ処理ケイパビリティの利用可能性に関する情報を包含している第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
本発明の方法では、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールドを包含している識別子ケイパビリティグループ、及び利用可能なデータテキスト符号に関する情報を包含している前記ディスクリプタデータフィールドを含むように構成してもよい。
本発明の方法では、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド及び標準ファクシミリ機械イメージングケイパビリティの上の前記第1のファクシミリ機械のイメージングケイパビリティに関する情報を包含している前記ディスクリプタデータフィールドを包含しているイメージングケイパビリティグループを含むように構成してもよい。
【0038】
本発明の方法では、前記ディスクリプタデータフィールドは、リソースベースドプリンティングフォーマットデータを処理する能力に関するデータを包含しているプリンタフォーマットデータフィールド、ディジタルカバーページデータを処理する能力に関するデータを包含しているカバーページデータフィールド、アドレスブックデータを処理する能力に関するデータを包含しているアドレスブックデータフィールド、メタファイルデータを処理する能力に関するデータを包含しているメタファイルデータフィールドの一つを備えている第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
本発明の方法では、前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールドを包含しているポーリングケイパビリティグループ、及び前記第1のファクシミリ機械のポーリングケイパビリティに関する情報を包含している前記ディスクリプタデータフィールドを含むように構成してもよい。
本発明の方法では、前記ディスクリプタデータフィールドは、低速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している低速データフィールド、高速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している高速データフィールド、メッセージ名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含しているネームデータフィールド、受取人名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含している受取人名データフィールド、ファイル名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを包含しているファイルポーリングデータフィールド、及び第3のファクシミリ機械へメッセージをリレーする能力に関するデータを包含しているリレーデータフィールドの一つを備えている第1のデータフィールドを少なくとも含むように構成してもよい。
【0039】
本発明の方法では、第1のアプリケーションデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送し、前記第1のアプリケーションモードリストは、該第1のファクシミリ機械のアプリケーションデータ処理モードを少なくとも一つ包含し、前記第1のアプリケーションモードリストを、前記第2のファクシミリ機械に記憶されかつ該第1及び第2のアプリケーションモードリストの両方に共通なアプリケーションデータ処理モードが存在するかどうかを決定すべく該第2のファクシミリ機械のアプリケーションデータ処理モードを少なくとも一つ包含している第2のアプリケーションデータ処理モードリストと比較し、前記第1及び第2のアプリケーションモードリストから選択された前記共通アプリケーションデータ処理モードで前記データファイルを前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械へ転送する段階を更に含むように構成してもよい。
本発明の方法では、前記カスタムモードリストは、前記第1のファクシミリ機械内の前記アプリケーションケイパビリティの現行状況を示している値を包含しているデータフィールドを含むように構成してもよい。
【0040】
本発明の方法では、前記第1のファクシミリ機械は、前記第2のファクシミリ機械からのアプリケーションモードリスト要求コマンドの受取りにより前記第1のアプリケーションモードリストを前記第2のファクシミリ機械へ転送するように構成してもよい。
また、本発明の上記目的は、第1及び第2のコンピュータ間の通信を制御するために該第1及び第2のコンピュータを用いる方法であって、(a)第1のカスタムデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送し、前記第1のカスタムモードリストは、前記第1のコンピュータのカスタムデータ処理モードを少なくとも一つ包含し、(b)第1のアプリケーションデータ処理モードリストを前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ転送し、該第1のアプリケーションモードリストは、該第1のコンピュータのアプリケーションデータ処理モードを少なくとも一つ包含し、(c)前記第1のアプリケーションモードリストを、第1及び第2のアプリケーションモードリストの両方に共通なアプリケーションデータ処理モードがあるかどうかを決定すべく前記第2のコンピュータのアプリケーションデータ処理モードを少なくとも一つ包含しておりかつ前記第2のコンピュータに記憶された第2のアプリケーションデータ処理モードリストと比較し、(d)もし前記第1及び第2のアプリケーションモードリストの両方に共通なアプリケーションデータ処理モードが存在するならば、データファイルを、前記第1及び第2のアプリケーションモードリストからの前記共通なアプリケーションデータ処理モードを用いて前記第2のコンピュータから第1のコンピュータへ転送し、(e)もし前記第1及び第2のアプリケーションモードリストに共通なアプリケーションデータ処理モードが存在しないならば、前記第1のカスタムモードリストを前記第2のコンピュータのカスタムデータ処理モードを少なくとも一つ包含しておりかつ前記第2のコンピュータに記憶された該第2のカスタムデータ処理モードリストと比較し、該第1及び第2のカスタムモードリストは、相互に互換性がある基本データ処理モードを少なくとも一つ有し、(f)前記第1及び第2のカスタムモードリストから選択された前記相互に互換性があるデータフォームで前記データファイルを前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータへ転送する段階を具備する方法によっても達成される。
【0041】
更に、本発明の上記目的は、第1及び第2のコンピュータ間の通信を制御するために該第1及び第2のコンピュータを用いる方法であり、該第1のコンピュータは、第1のカスタムデータ処理モードを少なくとも包含している第1のカスタムモードリストを有し、該第2のコンピュータは、該第1のカスタムデータ処理モードと互換性がある第2のカスタムデータ処理モードを包含している第2のカスタムモードリストを有する方法であって、(a)第1のアプリケーションデータ処理モードリストを前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ転送し、前記第1のアプリケーションモードリストは、前記第1のコンピュータのアプリケーションデータ処理モードを少なくとも一つ包含し、(b)前記第1のアプリケーションモードリストを、第1及び第2の延長されたモードリストの両方に共通なアプリケーションデータ処理モードがあるかどうかを決定すべく前記第2のコンピュータの延長されたデータ処理モードを少なくとも一つ包含しておりかつ前記第2のコンピュータに記憶された第2のアプリケーションデータ処理モードリストと比較し、(c)もし共通なアプリケーションデータ処理モードが存在するならば、データファイルを、前記第1及び第2のアプリケーションモードリストから選択された前記共通なアプリケーションデータ処理モードを用いて前記第2のコンピュータから第1のコンピュータへ転送し、(d)もし前記第1及び第2のアプリケーションモードリストに共通なアプリケーションデータ処理モードが存在しないならば、相互に互換性があるカスタムデータ処理モードを決定すべく前記第1のカスタムモードリストを前記第2のカスタムデータ処理モードと比較し、(e)前記第1及び第2のカスタムモードリストから選択された前記相互に互換性があるデータフォームで前記データファイルを前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータへ転送する段階を具備する方法によっても達成される。
【0042】
【作用】
本発明は、少なくとも第1のカスタムデータ処理モードを有している第1のコンピュータと、第1のカスタムデータ処理モードと互換性がある少なくとも第2のカスタムデータ処理モードを有している第2のコンピュータとの間の通信を制御するシステムで実施される。このシステムは、第1のコンピュータの少なくとも一つのアプリケーションデータ処理モードを包含している第1のアプリケーションデータ処理モードリストを有している第1のコンピュータに第1のアプリケーションモード記憶領域を含む。第2のコンピュータの第2のアプリケーションモード記憶領域は、第2のコンピュータの少なくとも一つのアプリケーションデータ処理モードを包含している第2のアプリケーションデータ処理リストを有する。
ケイパビリティ転送手段は、第1のカスタム及びアプリケーションデータ処理モードリストを第1のコンピュータから第2のコンピュータへ転送する。第2のコンピュータ内の選択手段は、データファイルを第2のコンピュータから第1のコンピュータへ転送するための転送フォームを選択する。選択手段は、転送フォームが第1及び第2のコンピュータのデータ処理ケイパビリティと相互に互換性があるかどうかを決定するために第1及び第2のアプリケーションモードリストを用いる。選択手段は、もし第1及び第2のアプリケーションモードリストが相互に互換性のあるデータ処理モードを有していないならば、第1及び第2のカスタムモードリストから相互に互換性があるデータ処理モードを用いる。
【0043】
システムは、データファイルを転送フォームに変換するために第2のコンピュータ内に変換プロセッサを更に含みうる。第1及び第2のコンピュータ内の通信制御装置(コントローラ)は、第2のコンピュータから第1のコンピュータへの転送フォームのデータファイルの転送を制御する。第2のコンピュータは、転送フォームである中間フォームを有する第1のアプリケーションモードリストに基づいて中間フォームにデータファイルを処理しうる。第1のコンピュータは、中間フォームのデータファイルを受け取り、そして更にそれを中間フォームとは異なる最終フォームに処理する。
第2のコンピュータは、第3のコンピュータからのケイパビリティ・フォワーディング・リクエスト(ケイパビリティ転送要求)の受け取りにより第3のコンピュータへ第1のアプリケーションモードリストをフォワード(転送)しうる。システムは、第2のコンピュータから第1のコンピュータへの後続のデータファイルの転送のために記憶された第1のアプリケーションモードリストを使用する選択手段と共に、第1のアプリケーションモードリストを記憶するために第2のコンピュータにケイパビリティ記憶領域を更に含みうる。システムは、第1のアプリケーションモードリストが第2のアプリケーションモードリストと一致しかつもしリストが一致しないならば検出信号を発生するかどうかを決定すべく第2のコンピュータ内に検出手段を更に含みうる。第2のコンピュータは、もし変化検出信号が発生されたならば第1のコンピュータから第1のアプリケーションモードリストを要求する。そして、選択手段は、記憶された第1の延長されたモードリストの代わりに第1のアプリケーションモードリストを用いる。
【0044】
第1のカスタムモードリストは、第2のコンピュータへ自動的に転送されうる。第1のアプリケーションモードリストは、要求によってのみ第2のコンピュータへ転送されうる。
代替の実施例では、第1及び第2のコンピュータは、第1及び第2のファクシミリ機械のファクシミリデータ処理モードをそれぞれ包含しているファクシミリモード記憶領域を有しているファクシミリ機械である。ケイパビリティ転送手段は、第1のファクシミリデータ処理モードリストを第1のファクシミリ機械から第2のファクシミリ機械へ自動的に転送する。
カスタムデータ処理モードリストは、第1のファクシミリ機械から第2のファクシミリ機械へ転送されうる。第2ファクシミリ機械内の選択手段は、データファイルを第2のファクシミリ機械から第1のファクシミリ機械へ転送するための転送フォームを選択する。選択手段は、第1及び第2のファクシミリ機械のデータ処理ケイパビリティと互換性である相互に互換性がある転送フォームを決定するために第1及び第2のカスタムモードリストを用いる。選択手段は、もし第1及び第2のカスタムモードリストが相互に互換性があるデータ処理モードを有していないならば第1及び第2のファクシミリモードリストからの相互に互換性があるデータ処理モードを用いる。
【0045】
システムは、それぞれが第1及び第2のファクシミリ機械のアプリケーションデータ処理ケイパビリティのアプリケーションデータ処理モードリストを包含している、第1及び第2のアプリケーションデータ処理モード記憶領域を第1及び第2のファクシミリ機械にそれぞれ更に含みうる。ケイパビリティ転送手段は、アプリケーションモードリスト要求指令の受け取りにより、第1のアプリケーションデータ処理モードリストを、第1のファクシミリ機械から第2のファクシミリ機械へ転送する。第2のファクシミリ機械内の選択手段は、第1及び第2のアプリケーションデータ処理モードリスト、第1及び第2のカスタムデータ処理モードリスト、及び標準ファクシミリデータ処理モードリストに基づいて相互に互換性がある転送フォームを選択する。
【0046】
【実施例】
以下、添付した図面を参照して、本発明のコンピュータのデータ処理ケイパビリティに関するコンピュータ間で情報を交換するシステム及び方法の実施例を詳細に説明する。
以下に詳述する実施例は、FAX機械間のケイパビリティ交換に関するものであるが、本発明は、FAX機械以外のコンピュータにも適用できる。
本発明は、CCITT標準フォーマット以外の、各々のFAX機械のデータ処理ケイパビリティに関する、受信側FAX機械と伝送側FAX機械の間の情報の転送を許容する。本発明のFAX機械は、データ処理ケイパビリティのカスタムセット、或いはカスタムケイパビリティ、及び一組のアプリケーションデータ処理ケイパビリティ、或いはアプリケーションプログラムと関連するアプリケーションケイパビリティを利用する。CCITT規格(標準)は、交渉フェーズ(フェーズB)の間に非標準機能(NSF)データフレームを伝送するための能力を供給する。NSFデータフレームは、伝達された情報のフォーマットにおけるより大きな柔軟性を許容する。NSFデータフレームは、使用者識別情報、パスワード、及びファクシミリ・リレー情報を伝送するために従来の技術に時々用いられる。本発明は、その配置(場所)で受信側FAX機械が有するカスタムデータ処理ケイパビリティのリストを転送するためにNSFデータフレームを用いる。カスタムケイパビリティは、DISデータフレームで規定されるCCITT標準符号化フォーマットを超越し、かつイメージングケイパビリティ、ポーリングケイパビリティ等についての情報を含む。カスタムケイパビリティは、以下に詳述する。
【0047】
本発明は、アプリケーションデータ処理ケイパビリティのリストを、受信側FAX機械から伝送側FAX機械へ転送する能力をも有する。アプリケーションケイパビリティリストは、もしFAX機械がコンピュータのインタフェースボードであるならば有用であるような、利用可能なアプリケーションプログラムのような情報を包含しうる。例えば、コンピュータは、FAXボードに加えて、データスプレッドシート、ワードプロセッサ、音声通信用サウンドボードを包含しうる。アプリケーションケイパビリティは、プログラムのバージョン数のようなアプリケーションプログラムについてのデータ処理情報を含む。アプリケーションケイパビリティは、交渉フェーズ(フェーズB)よりもデータ転送フェーズ(フェーズC)の間に交換される。更に、アプリケーションケイパビリティは、データ転送フェーズ(フェーズC)の間の伝送側FAX機械からの要求によってのみ交換される。
受信側FAX機械は、NSFデータフレームにおけるアプリケーションケイパビリティの存在を示す。伝送側FAX機械は、NSFデータフレームを受け取りかつアプリケーションケイパビリティを要求すべきかどうかを決定する。
【0048】
本発明は、一つのFAX機械から別のものへの転送のために最適なフォーマットでデータを供給すべく交換されたカスタム及びアプリケーションケイパビリティリストを用いる。もし転送されるべきデータがスプレッドシートのフォームであるならば、データは、データを印刷されたページに変換し、ページを走査し、かつ標準ファクシミリデータ符号化ケイパビリティを用いてデータを伝送するよりも、そのフォームで転送されうる。例えば、データは、データが所定のデータフレームにフォーマットされるウィンドウズTM・プリンディング・システム・データフォーマットのようなフォーマットでありうる。もし受信側FAX機械がそれがウィンドウズTM・プリンディング・システム・データフレームを処理できるということを示したならば、伝送側FAX機械は、そのフォーマットでデータを送る。容易に理解できるように、受信側FAX機械の正確なケイパビリティを決定するための能力は、伝送側FAX機械に、データを転送するための最も効率的な手段を使用させ、かつFAX機械の機能性を増すより高いレベルのデータフォームの転送を許容する。
本発明は、図2のブロック図形式で示された、システム10において実施される。中央処理装置(CPU)12は、バス16によってメモリ14に結合される。メモリ14は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)及びリード・オンリ・メモリ(ROM)を備えうる。バス16は、データ信号、制御信号及びパワーをシステム10の種々の構成部分(構成要素)に搬送しうる。フロッピディスク或いはハードディスクのような不揮発性記憶ユニット18も、バス16によってCPU12に結合されうる。ビデオ・ディスプレイ、LCDディスプレイ、タッチセンシティブ・ディスプレイ、或いは他のディスプレイのようなディスプレイ20及びキーボード22は、バス16によってCPU12に結合される。本発明の原理による動作のために上述した構成部分の全てが要求されるわけではない。例えば、もしシステム10がFAX機械の部分であるならば、ディスプレイ20は、存在しないであろうし、キーボード22は、使用者にファクシミリメッセージが送られるFAX機械の電話番号を入力させる電話型の数値キーパッドでありうるということが理解されるであろう。もしシステム10がFAX機械の部分であるならば、不揮発性記憶ユニット18も存在しないであろう。
【0049】
システム10は、システムのカスタムデータ処理ケイパビリティを記憶するカスタムモード記憶領域26をも包含する。アプリケーションモード記憶領域28は、システム10のアプリケーションデータ処理ケイパビリティのリストを記憶する。ケイパビリティキャッシュ30は、本デザインの他のシステムから受け取ったカスタム及びアプリケーションケイパビリティのリストを記憶する。ケイパビリティキャッシュ30は、記憶されたリストが受信側FAX機械の現行ケイパビリティを正確に反映するかどうかを示すために用いられる各特定の受信側FAX機械に対するケイパビリティに対応付けられたデータ符号をも記憶する。以下に説明するように、記憶されたケイパビリティのリストは、本デザインの二つのシステム間の将来の通信に用いることができる。変換プロセッサ32は、データファイルを、データ転送のための所望のフォームに処理する。データファイルを一つのフォームから別のフォームに変換するための変換プロセッサ32の動作は、この技術分野においてよく知られているので、詳細の説明を省略する。
メッセージフォーマッタ34は、データファイル及びアプリケーションケイパビリティリストを、転送のための適当なフォーマットに配置する。本実施例では、データファイルは、フォーマッタ34によって“線形化(linearized)”される。線形化(linearization )は、ファクシミリメッセージの伝送を簡略化すべくファクシミリメッセージ構成部分がメモリ14の一つの位置(location)に配置されうるように、メッセージ送り側情報、メッセージ受け取り側情報、及びデータファイルそれ自体のようなファクシミリメッセージの種々の構成部分をリンクする処理を意味する。I/Oインタフェース36は、システム10から別のコンピュータのシステムまでの実際の転送を制御する。I/Oインタフェース36の特定フォームは、特定のアプリケーションに依存するということが理解できる。例えば、システム10は、I/Oインタフェース36がファクシミリモデムインタフェースである場合の、FAX機械の部分でありうる。もしシステム10がネットワーク上の他のコンピュータに結合されたコンピュータの部分であるならば、I/Oインタフェース36は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、直列インタフェース、等である。本発明は、特定のインタフェース或いはシステム10が動作している環境に制限されない。物理的リンク38は、システム10を同じデザインの別のシステム或いは従来のシステムに結合する。I/Oインタフェース36と同様に、物理的リンク38の特定フォームは、特定のアプリケーションに依存する。物理的リンク38は、LANケーブル、直列ケーブル、或いは電話線(回線)のようなワイヤ・ケーブルであってもよい。しかしながら、物理的リンク38は、もしシステム10が別のコンピュータに遠隔的に結合されているならば、マイクロ波リンク或いは衛星リンクであってもよい。もしシステム10がFAX機械の部分であるならば、一つのFAX機械を別のFAX機械に結合している電話線は、ワイヤ・ケーブル、マイクロ波リンク、或いは衛星リンクであってもよい。本発明は、物理的リンク38の特定フォームによって制限されない。
【0050】
FAX機械に関する図3及び図4のフローチャートに示されたシステム10の動作の以下の説明によれば、本発明の原理は、FAX機械に限定されないということが理解されるであろう。図3及び図4のフローチャートは、伝送側FAX機械の視点(perspective )からのものである。伝送側FAX機械は、伝送側及び受信側FAX機械のデータ処理ケイパビリティに基づいて転送フォームを決定する。代替的に、受信側FAX機械は、受信側FAX機械により所望される最終データフォームに基づいて所望の転送フォームを特定しうる。
図3(図1のフェーズA)に示された、ファクシミリ電話呼出しがステップ100で最初に開始されるときに、伝送側及び受信側FAX機械のいずれも、他のデータ処理ケイパビリティを知らない。これは、伝送側及び受信側FAX機械の間で先の通信(previous communication)がなかったということを想定する。もし伝送側及び受信側FAX機械の間で先の通信があったならば、カスタム及びアプリケーションケイパビリティは、予め交換されておりかつ伝送側FAX機械のケイパビリティキャッシュ30(図2参照)に記憶されている。もし伝送側FAX機械がファクシミリ電話呼出しを開始しているならば、受信側FAX機械は、ファクシミリ電話番号によって識別されうる。代替的に、FAX機械は、よく知られかつCCITT標準に記載された方法で、伝送側及び受信側FAX機械の間で交換された識別データ(例えば、CSIデータフレーム)によって識別されうる。システム10は、CCITT符号化方式フォーマットに加えてカスタムケイパビリティのリストを交換するために交渉フェーズ(図1のフェーズB)を用いる。ステップ102では、カスタムケイパビリティは、NSFデータフレームを用いて交換される。カスタムケイパビリティは、受信側FAX機械のカスタムモード記憶領域26(図2参照)に記憶されるということに注目すべきである。NSFデータフレームを用いたカスタムケイパビリティ交換の正確な方法を、以下に説明する。カスタムケイパビリティは、それらが実際に使用されるか否かに係わらず受信側FAX機械によって常に伝送される。
【0051】
アプリケーションケイパビリティに関する巡回冗長検査(CRC)も、ステップ102でカスタムケイパビリティと共に伝送される。使用者は、アプリケーションケイパビリティCRCを変えさせる、データ処理ケイパビリティを、時々システム10に加えうる。チェックサムのフォームである、アプリケーションケイパビリティCRCは、記憶されたデータの妥当性を決定するための既知の技術である。ケイパビリティがケイパビリティキャッシュ30(図2参照)に記憶されるときに、アプリケーションケイパビリティCRCは、ケイパビリティと共に記憶される。後続のファクシミリ通信の間、伝送側FAX機械は、ケイパビリティキャッシュ30(図2参照)内に記憶されたキャッシュドケイパビリティが現行(current )であるかどうかを決定すべく、受け取ったアプリケーションケイパビリティCRCを、受信側FAX機械に対して以前に記憶されたアプリケーションケイパビリティと比較する。もし記憶されたアプリケーションケイパビリティCRCが伝送されたアプリケーションケイパビリティCRCと一致するならば、ケイパビリティキャッシュ30に記憶されたケイパビリティは、現行であり、かつ伝送側FAX機械によって使用されうる。もし記憶されたアプリケーションケイパビリティCRCが伝送されたアプリケーションケイパビリティCRCと一致しなければ、ケイパビリティキャッシュ30に記憶されたケイパビリティは、古いものである。
【0052】
MH、MR、及びMMRのようなCCITT符号化フォーマットは、前述したように、交渉フェーズ(図1のフェーズB)の間に、ステップ102で交換される。
決定106では、システム10は、受信側FAX機械と先の通信があったかどうかを決定する。上述したように、システム10は、ファクシミリ電話番号から或いは伝送側FAX機械と受信側FAX機械の間で交換された識別データから受信側FAX機械の識別を決定できる。もし受信側FAX機械と先の通信がなかったならば、決定106の結果は、NOである。もし受信側FAX機械と先の通信があったならば、決定106の結果は、YESであり、システム10は、決定110で、最後のファクシミリ通信以来ケイパビリティリストが変わったかどうかを決定する。ケイパビリティリストは、カスタムケイパビリティとケイパビリティキャッシュ30(図2参照)内に記憶されたアプリケーションケイパビリティの両方を含む。システム10は、ケイパビリティリストが、ステップ104でカスタムケイパビリティリストと共に受け取ったアプリケーションケイパビリティCRCを、特定の受信側FAX機械に対するケイパビリティキャッシュ30(図2参照)に記憶されたアプリケーションケイパビリティCRCと比較することによって、変わったかどうかを決定する。
【0053】
もしケイパビリティリストが受信側FAX機械との先の通信以来変わっていないならば、決定110の結果は、NOであり、そしてシステム10は、ステップ112キャッシュドケイパビリティリストをロードする(loads )。もしケイパビリティリストが変わったならば、決定110の結果は、YESである。
もし決定106の結果がNO(即ち、受信側FAX機械と先の通信がながった)か或いは決定110の決定がYES(即ち、最後のファクシミリ通信以来ケイパビリティリストが変わった)ならば、システム10は、決定114で、延伸されたケイパビリティリストを要求するかどうかを決定する。上述したように、カスタムケイパビリティリストは、常に送られるが、しかしアプリケーションケイパビリティリストは、伝送側FAX機械からの要求によってのみ送られる。アプリケーションケイパビリティを要求することの決定は、伝送側FAX機械自体のケイパビリティに依存する。もし伝送側FAX機械がアプリケーションケイパビリティを有していないならば、受信側FAX機械からアプリケーションケイパビリティを要求する必要はない。もしシステム10アプリケーションケイパビリティを要求するならば、決定114の結果は、YESであり、そして、図4に示す、ステップ117で、伝送側FAX機械は、アプリケーションケイパビリティリストの要求を送る。アプリケーションケイパビリティリストの要求に応じて、受信側FAX機械は、ステップ118で、アプリケーションケイパビリティリストをシステム10へ送る。アプリケーションケイパビリティリストは、受信側FAX機械のアプリケーションモード記憶領域28(図2参照)に記憶されるということは、注目される。もしシステム10がアプリケーションケイパビリティリストを要求しないならば、決定114の結果は、NOである。その場合、またはもしシステム10がステップ112でキャッシュドケイパビリティをロードしたならば、受信側FAX機械は、アプリケーションケイパビリティリストをシステムへ送らない。
【0054】
もし受信側FAX機械がステップ118でアプリケーションケイパビリティリストを送ったならば、ステップ120でシステム10は、関連するアプリケーションケイパビリティCRCと一緒に、既に受け取ったカスタムケイパビリティ及びアプリケーションケイパビリティリストをケイパビリティキャッシュ30(図2参照)でキャッシュする。上記したように、伝送側FAX機械は、カスタムケイパビリティリスト及びアプリケーションケイパビリティリストの両方をケイパビリティキャッシュ30内に記憶する。ケイパビリティキャッシュ30にカスタムケイパビリティリストを記憶することは、ファクシミリ電話呼出しが開始される前に、伝送側FAX機械にデータファイルを処理することを開始させる。例えば、もし伝送側FAX機械が8.5インチ×14インチの用紙に対するフォーマットされたデータファイルを有しかつデータファイルを、8.5インチ×11インチの用紙だけを処理できる受信側FAX機械に送るように命令されたならば、伝送側FAX機械は、8.5インチ×11インチのフォーマットでの伝送のためにデータファイルをスケーリングすることを開始するために、ケイパビリティキャッシュ30に記憶される、この情報を用いることができる。それゆえに、記憶されたケイパビリティリストは、従来技術で可能なものよりもより効率的なデータ処理及び転送を許容する。
【0055】
ステップ122では、システム10は、受信側FAX機械への転送のための最も効率的な相互に互換性のあるデータフォームを決定する。システムは、ステップ118で転送されたか、ステップ112でケイパビリティキャッシュ30(図2参照)からロードされたアプリケーションケイパビリティリスト、ステップ102で交換されたカスタムケイパビリティリスト、或いはステップ104で交換されたCCITT符号化フォーマット(MH、MRまたはMMR)を用いて相互に互換性のあるデータを選択する。
一般的に言って、データファイルの最も効率的な転送フォームは、一つ以上のカスタム及び/又はアプリケーションケイパビリティを用いる。例えば、伝送側FAX機械は、解像度に関するカスタムケイパビリティと、データ圧縮に関するカスタムケイパビリティと、特定のスプレッドシートアプリケーションプログラムに関するアプリケーションケイパビリティを用いうる。それゆえに、データファイルの最も効率的な転送フォームは、複数のケイパビリティの使用を含みうる。
従来技術のFAX機械は、データファイルを、伝送のための限定されたCCITT符号化フォーマットの一つに変換する。しかしならが、システム10のケイパビリティ交換は、多くの代替フォーマットで伝送を許容する。もしデータファイルが、既に受信側FAX機械によって直接的に処理されうるフォームであるならば、データファイルをCCITT符号化フォーマットの一つに変換することは、必要でない。CCITT符号化フォーマットでなされるようなデータファイルの画素毎の伝送がないので、データ伝送それ自体も、より効率的である。システム10は、最も効率的な転送フォームとして用いるべき相互に互換性があるアプリケーションケイパビリティが存在するかどうかをまず決定する。もし相互に互換性があるアプリケーションケイパビリティが存在しないならば、システム10は、次に最も効率的な転送フォームとして用いるべき共通(普通)のカスタムケイパビリティが存在するかどうかを決定する。伝送側及び受信側FAX機械は、CCITT符号化フォーマットよりもより効率的なデータ転送を許容する相互に互換性があるデータ処理モードを有さないかもしれない。その場合には、システム10は、CCITT符号化フォーマットの一つを用いる。
【0056】
システム10は、データの最も効率的な転送のために中間データフォーマットを用いうるし、かつデータファイルを受け取った後で受信側FAX機械がデータファイルを所望のフォーマットに変換することを要求しうる。例えば、伝送側FAX機械は、図5に示す、フォームAとして指定する特定のフォーマットに記憶されたデータファイルを有し、かつデータファイルをフォームAからフォームBまたはフォームCとして指定した二つのデータフォーマットのいずれかに変換するために、そのカスタム及びアプリケーションケイパビリティを使用することができ、そして受信側FAX機械は、受け取ったデータファイルをフォームBからフォームDとして指定されたデータフォーマットにのみ変換するためにそのカスタム及びアプリケーションケイパビリティを用いることができることを想定する。伝送側FAX機械は、転送フォームとしてフォームBにデータファイルを変換するためにそのケイパビリティを使用し、受信側FAX機械は、受け取ったデータファイルをフォームBからフォームDへ変換するためにそのケイパビリティを使用する。受信側FAX機械は、それをフォームDに変換しないでフォームBでもデータファイルを処理しうるということに注目すべきである。それゆえに、システム10は、データファイルのための最も効率的な転送フォームを決定するときに、伝送側及び受信側FAX機械のデータ処理能力を考慮する。同様に、システム10は、データファイルを所望の転送フォームに配置するためにデータファイルを一度以上変換しうる。例えば、もし受信側FAX機械が、図6で示すように、フォームGとして指定されたフォーマットでのみデータファイルを処理できるならば、そして伝送側FAX機械が、データファイルを、フォームEとして指定されたその現在のデータフォーマットからフォームFとして指定されたデータフォーマットに、或いはフォームFからフォームGにするならば、システム10は、データファイルを転送フォームGに配置するためにデータファイルを二度にわたり変換する。
【0057】
図4のステップ124では、システム10は、データファイルを、受信側FAX機械への伝送のための選択された転送データフォームに変換する。ステップ126では、システム10は、上述した線形処理を用いてデータファイルをフォーマットする。ステップ128では、システム10は、データファイルを受信側FAX機械に転送する。
カスタムケイパビリティは、それらの期待される使用の頻度及び各々のケイパビリティリストを伝送することの困難性に基づいてアプリケーションケイパビリティから識別(区別)される。例えば、頻繁に用いられる特定のデータ処理フォーマットは、常に変えられている、カスタムケイパビリティリストに含まれうる。頻繁に用いられるケイパビリティをアプリケーションケイパビリティとして分類することは、勧められない。なぜならば、それは、そんなにしばしば要求されるのでアプリケーションケイパビリティリストを要求しかつ実際にそれを転送するための時間が交渉フェーズ(図1のフェーズB)でリストを単に交換するための時間を越えうるからである。反対に、もしほとんど使用しないケイパビリティがあるならば、カスタムケイパビリティとしてそれを分類することは、勧められない。なぜならば、それは、ほとんど用いられず、かつ常に交換させられるカスタムケイパビリティリストにそれを含むことは、時間が掛かるからである。カスタムケイパビリティは、サイズにおいてアプリケーションケイパビリティよりも小さい傾向にある。カスタムケイパビリティデータの小型化は、限定されたサイズを有するNSFデータフレームでのカスタムケイパビリティの伝送を許容する。対照的に、アプリケーションケイパビリティは、サイズにおいてより大きい傾向にあり、それゆえにNSFデータフレームで交換することは困難である。従って、アプリケーションケイパビリティは、図1のフェーズCで交換される。本実施例では、カスタムケイパビリティは、システムを動作するソフトウェアの新しい改訂版で更新される。
【0058】
システム10は、新しいケイパビリティをアプリケーションケイパビリティリストに入力するためにエンドユーザのための機構を提供する。図7に示されるように、エンドユーザは、ステップ150で新しいアプリケーションプログラムをシステム10に加える。ステップ152では、システム10は、アプリケーションモード記憶領域28(図2参照)に記憶されたアプリケーションケイパビリティリストに新しいケイパビリティを記録する(registers )。ステップ154では、システム10は、アプリケーションケイパビリティCRCを更新して、ケイパビリティの変化を示す。
本発明の原理により、ケイパビリティリストは、一つのFAX機械から別のFAX機械へフォワードされうる。図8に示すように、第1のFAX機械は、上述した方法でそのケイパビリティリストを第2のFAX機械に転送する。第2のFAX機械は、上述したようにケイパビリティキャッシュ30(図2参照)にケイパビリティリストを記憶する。第2のFAX機械は、第3のFAX機械からの要求に応じて、第2のFAX機械のケイパビリティキャッシュ30から第1のFAX機械のためのケイパビリティリストをフォワードできる。これは、第1のFAX機械のケイパビリティを要求させないで、第3のFAX機械に第1のFAX機械と効率的に通信することを許容する。システム10は、カスタムケイパビリティとアプリケーションケイパビリティの両方をフォワードする。ケイパビリティの無許可フォワーディングを予防するためにFAX機械に含まれうるよく知られた機密保護設備(security provisions )が多数存在する。システム10は、許可されない限りケイパビリティをフォワードしない。
【0059】
上述したように、システム10は、カスタムケイパビリティリストを伝送するためにNSFデータフレーム用のCCITT規定を用いる。FAX機械間の通信は、CCITT標準命令に従うが、システム10によって使用される情報及びデータフォーマットは、従来技術では知られていない。ファクシミリ電話呼出しがまず開始された(図1のフェーズA)後に、システム10は、交渉フェーズ(図1のフェーズB)に入る。受信側FAX機械は、被呼端末識別(CED)信号に続いてNSFデータフレームを伝送する。本発明の原理によれば、システム10を包含している受信側FAX機械は、標準ファクシミリデータ処理ケイパビリティを越えて(即ち、MH、MR、或いはMMRを越えて)カスタムデータ処理ケイパビリティが存在することを伝送側FAX機械に示している一つ以上のNSFデータフレームを伝送する。NSFデータフレームは、基本的ケイパビリティを記述している情報を包含し、かつ受信側FAX機械がアプリケーションケイパビリティを有しているかどうかを示しているデータフィールドをも包含する。NSFデータフレームは、上述したアプリケーションケイパビリティCRCをも包含する。
【0060】
システム10は、データファイル(或いは多重メッセージが送られるならばファイルズ)を種々のメッセージングヘッダデータヘッダにアタッチしかつファクシミリメッセージを伝送する。ヘッダ及びデータファイルは、メッセージフォーマッタ34(図2参照)によって線形化されたフォーマットにフォーマットされる。もしシステム10がデータファイルをグループ3FAX機械に送っているならば、システムは、使用可能なCCITT符号化フォーマットからCCITT符号化フォーマットのリストを構築するためにDISデータフレームを用いる。もし送られるべきデータファイルが全て現在、受容可能なCCITT符号化フォーマット(MH、MR、またはMMR)であるならば、システム10は、図1のフェーズCでデータファイルを送る。
もしシステム10が同じデザインのシステムと通信しているならば、受信側FAX機械は、カスタムケイパビリティリストを包含している一つ以上のNSFデータフレームを送りうる。CCITT符号化フォーマットを包含している、DISデータフレームも、同時に送られる。非標準設定(NSS)データフレームは、それに続くファクシミリメッセージが、CCITT標準によるよりも、線形化されたフォーマットであり、かつファクシミリメッセージが一つ以上のアプリケーションケイパビリティを採り入れていることを示すために用いられる。
【0061】
システム10は、従来技術においてよく知られているターンアラウンド・ポーリングをも許容する。ターンアラウンド・ポーリングで、伝送側FAX機械は、受信側FAX機械がファクシミリメッセージを伝送することを要求する。もしターンアラウンド要求が伝送されたならば、伝送側FAX機械は、CCITTの非標準命令(NSC)規定を用いて、そのカスタムケイパビリティリストを送る。NSCのフォーマットは、NSFのフォーマットと同一である。NSCは、発呼者識別(CIG)及びディジタル転送命令(DTC)データフレームを伴いうる。DTCデータフレームは、DISデータフレームとフォーマットで同一である。後続のターンアラウンドでは、カスタムケイパビリティを再び交換する必要がない。従って、最小(極小)のNSCだけが伝送される。
カスタム ケイパビリティ フォーマッティング
カスタムケイパビリティのために選ばれた符号化スキームは、データの圧縮(compactness )と柔軟性の間の妥協である。カスタムケイパビリティは、密に関連するケイパビリティのグループに分割され、各ケイパビリティグループは、別々に符号化される。これは、全ての陳腐化したグループの削除をもたらしそして/または新しいグループの付加によって容易な拡張を許容し、かつ完全なるバックワード及びフォワード互換性をもたらす(即ち、本発明のシステムは、より大きなまたは少ないケイパビリティを有する同じデザインの他のシステムからのケイパビリティを交換できる。)。加えて、NSF(またはNSC)データフレームは、ディジタル暗号化規定(DES)のような多数のよく知られたデータ暗号化アルゴリズムのいずれかによって暗号化されうる。これは、システム10によるケイパビリティとファクシミリメッセージの無許可の交換を予防しかつラインタッピング(line-tapping)のようなアクティビティに対抗してケイパビリティ情報を確保する。
【0062】
各ケイパビリティグループは、後続するデータフィールドのバイト数を示すGroupLength フィールドで始まる一様(uniform )ケイパビリティグループヘッダを有する。もしケイパビリティレシーバ(receiver)がこのグループを理解しないならば、それは、GroupLength で特定されたバイト数にわたりスキップすることができる。GroupLength は、ケイパビリティレシーバに、一つのケイパビリティグループが終わりかつ新しいグループが始まるときを知らせる。GroupLength の後に、特定のケイパビリティグループの固有の識別を供給するGroupNumデータフィールドが続く。GroupLength 及びGroupNumデータフィールドを越えたあらゆるグループケイパビリティ構造の残部は、任意のフォーマット及び可変長(バイトの自然数(whole number)でなければならない)を有する。ケイパビリティの各グループに対するフォーマットは、GroupLength 及びGroupNumデータフィールドに従って変化する。一様ケイパビリティヘッダのフォーマットを、下記の表1に示す。
【0063】
【表1】
Figure 0003759972
【0064】
GroupLength フィールドは、ヘッダによって占められたバイトを含んでいる、ケイパビリティグループの、バイトの、大きさである。
つぎのCapability Groups (ケイパビリティグループ)は、現在規定される:Standard(標準), Identifier(識別子), Image (イメージ), Polling Capabilities(ポーリングケイパビリティ)及びPoll Request(ポール要求)。これらは、以下に詳細に説明する。この符号化スキームの拡張性は、他のケイパビリティグループが規定されることをも許容する。現在規定されているケイパビリティグループに対するGroupNumデータフィールドの値を以下に示す。
#define GROUPNUM_STD 1
#define GROUPNUM_POLLCAPS 2
#define GROUPNUM_POLLREQ 3
#define GROUPNUM_IMAGE 4
#define GROUPNUM_TEXTID 5
代替的に、ケイパビリティグループは、GroupNumデータフィールドが要求されない所定のシーケンスで送られうる。
【0065】
Standard Capabilities Group (標準ケイパビリティグループ)を表2にしめす。
【0066】
【表2】
Figure 0003759972
【0067】
Standard Capabilities Group は、上述したようにGroupLength 及びGroupNumデータフィールドを有する。他のデータフィールドは、システム10のケイパビリティ及びこれらのケイパビリティをサポートしているソフトウェアのバージョンを示す。例えば、flnwardRoutingデータフィールドは、最終受取人への受け取りメッセージの経路を決めるシステム10の能力、及びメッセージ暗号化及び圧縮(及び各バージョン)の利用可能性を示す。他のデータフィールドは、もしあるとすれば、最短フラグ、会話形プロトコル、データモデムモジュレーション、及びデータリンクプロトコルに対する、ホストオペレーティングシステム及びサポートを示す。
表1のデータフィールドに示す種々のケイパビリティのバージョン数は、その特定なケイパビリティに対するサポートのレベルを示すために用いられる。バージョンプレフィックス(下付きv)に続くデータフィールドは、所定のバージョンデータフィールドフォーマットを用いている整数である。 00は、特定のケイパビリティが全くサポートされていないことを意味する。00より大きいあらゆる整数は、サポートのレベルを示す。例えば、1のデータ値は、ソフトウェアの第1バージョンを示す。2のデータ値は、バージョン2の全ての点と同様にバージョン1をサポートする、バージョン2を示す。それゆえに、ソフトウェアサポーティングシステム10は、アップワードコンパチブル(upward compatible )である。システム10の第1のものは、もし第2のシステムが特定の機能(feature )に関して第1のシステムのバージョン数以上のバージョン数を有するならば、同じデザインのシステムの第2のものと通信しうる。
【0068】
表1に示す圧縮データフィールドは、CCITTフォーマット(即ち、MH、MR、及びMMR)に加えて、もしあれば、データ圧縮方法の利用可能性を示すということに注目すべきである。もしこのデータフィールドが00であり、追加の圧縮ケイパビリティが利用可能でないということを示しているならば、CCITT符号化フォーマット(即ち、MH、MR、及びMMR)が利用できないということを意味しない。CCITT符号化フォーマットは、上述したように、DISで記載される。
システム10は、可変長データフィールドに対処できなければならない。全ケイパビリティグループ構造は、00のデータフィールド値が特定のグループはサポートされないか或いは利用できないことを示すように規定される。これは、必要なだけグループ構造のほんの少しが伝送されるように要求することによってのみ伝送されたデータを最小にする。システム10は、最後の非ゼロバイトを含んでそこまでのケイパビリティを伝送するだけである。GroupLength データフィールドは、実際に送られたデータバイトの数に常に設定され、そしてGroupLength 及びGroupNumデータフィールドのサイズ(大きさ)を含む。例えば、もし受信側FAX機械がデータモデムモジュレーション及びデータリンクプロトコルをサポートしないならば、それは、Standards Group の最初の4つのデータバイトだけを伝送側FAX機械に送る。伝送側FAX機械は、伝送側FAX機械のソフトウェアのバージョン数に基づいて、各ケイパビリティグループに対するある一定の数のデータバイトを期待する。もしNSFが伝送側FAX機械によって受け取られかつ受け取ったバイトの実際の数が期待していた長さよりも短いならば、GroupLength データフィールドによって示されたように、システム10は、あたかも00に明瞭に設定されたそれらのバイトで全構造が受け取られたように、ミッシングデータ(missing data)バイトを00に設定する。この情況は、伝送側FAX機械が受信側FAX機械よりも高いソフトウェアバージョン数を有するときに発生しうる。それゆえに、伝送側FAX機械は、受信側FAX機械が処理可能なものを越えたいかなるケイパビリティも用いない。しかしながら、もしGroupLength が伝送側FAX機械によって期待された長さよりも長いならば、伝送側FAX機械は、余分なバイトを無視する。この情況は、受信側FAX機械が伝送側FAX機械よりも高いソフトウェアバージョンを有するときに発生しうる。それゆえに、伝送側FAX機械は、それが処理できるものを越えたあらゆるケイパビリティを無視する。
【0069】
ケイパビリティグループ構造の一つであるIdentifier Capability Group (識別子ケイパビリティグループ)が以下の表3に示される。
【0070】
【表3】
Figure 0003759972
【0071】
Identifier Capability Group の開始は、上述したGroupLength 及びGroupNumデータフィールドを包含する。テキスト識別データフィールドは、ユーザ識別として機能し、かつ遠隔のパーティの名前及びファクシミリ電話番号を含みうる。テキスト識別は、あるものがストリングのバイトを左から右へ読取るときと同じ順番に伝送順が構成される。これは、CCITT勧告T.30で特定されたCSI,TSI,及びCIGフレームのバイト順と反対である。
テキスト符号化データフィールドは、システム10によってサポートされるテキスト符号化方式の形式を示す。テキスト符号化データフィールドは、テキスト識別の文字集合を特定するために用いられる。000のデータ値は、基本ASCII符号を特定し、残りの値は、DBCS、UNICODE、或いは漢字と同様に、ASCIIの種々の国語バリエーション(national-language variations)のような他の文字セットを特定するために用いられうる。
システム10は、標準CCITT勧告T.30のイメージングケイパビリティを越えたアドバンスドイメージングケイパビリティを特定するためのImaging Capability Group(イメージングケイパビリティグループ)をも含む。CCITT勧告T.30のイメージングケイパビリティハ、DISデータフレームで特定される。Imaging Capability Group構造を、以下の表4に示す。
【0072】
【表4】
Figure 0003759972
【0073】
GroupLength 及びGroupNumフィールドは、既に上述した。種々の他のデータフィールドは、ページ幅がT.30規格から多少変化しうるか或いは正確に従わなければならない。また、データフィールドは、もしあれば、サポートされたMicrosoft Resource-Based Printing Architecture(マイクロソフト ・リソースベースド・プリンティング・アーキテクチャ)データフォーマットのバージョン、及びサポートされたディジタルカバーページのバージョンを記述する。ディジタルカバーページは、送り側でなく受取側でビットマップされ、それゆえに伝送時間をセーブする。データフィールドは、もしあれば、サポートされたアドレスブック交換のバージョン、及びサポートされたGDI(Microsoft Windows TMGraphics Device Interface (マイクロソフト・ウィンドウズ・グラフィク・デバイス・インタフェース))メタファイルのバージョンをも記述する。それらは、T.30規格解像度及び符号化に加えて、もしあれば、サポートされたアドバンスド解像度及び符号化方式スキームをも記述する。それらは、もしあれば、利用可能なカットシート(普通用紙)用紙サイズをも記述し、かつ追加の非標準用紙サイズが利用可能かどうかを特定する。これら非標準用紙サイズの詳細は、上述したように、アプリケーションケイパビリティを要求することによって取得しうる。これらのパラメータは、システム10に取り付けられた特定のFAX機械ハードウェアに依存して変わりうるということに注目すべきである。例えば、システム10は、ファクシミリインタフェースボードを有しておりかつレーザプリンタに結合されたコンピュータの部分でありうる。解像度及び用紙サイズパラメータは、コンピュータに結合されたレーザプリンタによって支配される。
【0074】
システム10は、ポーリング要求に応じる受信側FAX機械の能力を記述するPolling Capability Group(ポーリング・ケイパビリティ・グループ)をも含む。Polling Capability Groupのグループ構造を表5に示す。
【0075】
【表5】
Figure 0003759972
【0076】
他のケイパビリティグループと同様に、Polling Capability Groupは、上述したGroupLength 及びGroupNumデータフィールドで開始する。Polling Capability Groupは、低速ポーリング、高速ポーリング、メッセージ名によるポーリング、受取人によるポーリング、及びファイル名によるポーリングの利用可能性を示すためのデータフィールドをも含む。Polling Capability Groupは、をアプリケーションケイパビリティ、高速ターンアラウンドのためのサポート(またはサポートの欠如)(下記に説明)、及びもしあれば、メッセージリレーイングのためのサポートのバージョンの利用可能性を示すためのデータフィールドをも含む。ポーリングケイパビリティは、データへの無許可のアクセスを予防するためのパスワードのような保証処置(security measures )によって制限されうる。Polling Capability Groupは、上述したアプリケーションケイパビリティについてのアプリケーションケイパビリティCRCのためのデータフィールドをも含む。このデータフィールドの値は、もし登録されたアプリケーションケイパビリティがないならば、00である。
受取人のケイパビリティが受け取られた後、システム10は、最適通信フォーマットを決定しかつ伝送されるべきデータをそのフォーマットに変換する。それは、この特定の伝送のために呼び出されたT.30標準ケイパビリティを示すDCSフレームを受信側FAX機械に送る。もしそれが線形化されたフォーマットに従ってフォーマットされたメッセージを送っているならば、それは、加えてNSSフレームを送る。NSSフレームのフォーマットを下記の表6に示す。
【0077】
【表6】
Figure 0003759972
【0078】
データフィールドは、伝送されるべき線形化されたメッセージから呼び出された線形化されたフォーマットのバージョン、或いは選択的に、呼び出された会話形プロトコルのバージョンを記述する。
DCS及びNSSに続いて、もしあれば、通信は、フェーズCに入りそしてデータが伝送される。データは、T.30符号化方式仕様に従うものうでありうるか或いは上述したように、線形化されたフォーマットでありうる。線形化されたフォーマットでは、システム10によって伝送されたデータファイルは、多数の知られたデータ圧縮技術によって圧縮されうる。同様に、システム10によって伝送されたデータファイルは、多数の既知の暗号化アルゴリズムによって暗号化されうる。
ポーリング
システム10は、アドバンスドポーリング機能を有する。それは、ユーザに、原稿名或いはファイル名を用いて本デザインの別のものから原稿或いはファイルを要求させる。それは、ユーザに、それらにアドレスされかつピックアップを待機しているメッセージを同じデザインの別のものから要求させる。それは、ユーザによって或いは自動的に、(前述した)Application Capabilitiesが要求されることを許容する。ポーリングは、それ自体の呼出しで完了しうるし、またメッセージが最初に送られそして次にポーリングが開始される呼出しの一部でありうる。ポーリングは、ターンアラウンドをもたらすことによって開始される。これは、以下のように行われる。
【0079】
T.30オペレーションの間、伝送側FAX機械は、通信回線(communication line)の制御を常に有する。ポーリングオペレーションを開始するために、伝送側FAX機械は、伝送側と受信側FAX機械が役割を交換するターンアラウンドを実行しなければならない(即ち、伝送側FAX機械が受信側FAX機械になり、そして受信側FAX機械が伝送側FAX機械になる)。T.30規格において、ターンアラウンドは、DISフレームを受け取った後すぐに開始されうる。これは、ポーリングオペレーションが呼出しのただ一つの目的であるならば適切であるが、しかしながら、ポーリングが送りが完了した後に実行されるときには、プロトコルにおいてこの点を待機することは、約6秒の遅延をもたらし、通信のコストを増大する。この問題を解決するために、現行の発明は、以下に説明する“高速ターンアラウンド(fast turnaround )”方法を取り入れる。
T.30プロトコルでは、ページに続くターンアラウンドに対する通常シーケンスは、EOM−−MCF−−T2タイムアウ−−(NSF)DIS−−(NSC)DTCである。システム10の高速ターンアラウンド方法は、レシーバのケイパビリティが呼出しの開始ですでに受け取られており、従ってDISを再び受け取る必要がないという事実を用いる。従って、送り側は、T2タイムアウト(T.30に規定されたように6秒)及びDISを待っているよりも、MCFを受け取った後すぐにNSC及び他のオプショナルフレームを選択的に伴ってDTCを送る。従って、高速ターンアラウンドシーケンスは、EOM−−MCF−−(NSC)DTCであり、ターンアラウンドタイムを非常に短縮する。
【0080】
ポーリングは、システム10によって次のように達成される。システム10は、一つ以上のポーリング要求を他の機械へ送る。各ポーリング要求は、原稿或いはメッセージ名或いはファイル名或いは受取人アドレスから構成され、そしてパスワードを選択的に伴う。これらの要求は、ポーリングが単一の呼出しの送りに続く場合に、先行送りのフェーズC部分の間に高速で線形化されたフォームにて送られうる。先行送りがない場合には、ポーリング要求は、DTCを伴っているフレームのターンアラウンドの間に送られる。フレームのデータフィールドは、次のようである。
各ポーリング要求原稿或いはメッセージ名、ファイル名或いは受取人アドレスは、SEPフレームで送られる。もし要求が関連するパスワードを有するならば、これは、関連するSEPフレームに続いてすぐにPWDフレームで送られる。SEP及びPWDフレームを伴っているのは、NSCフレームである。NSCフレームは、(上述したように)NSFと全く同じようにフォーマットされ、かつ送り側のケイパビリティの全てを包含する。加えて、このNSCは、Poll Requent Group(ポーリング要求グループ)を包含する。このグループのフォーマットを以下の表7に示す。
【0081】
【表7】
Figure 0003759972
【0082】
データフィールドは、ポーリングが完了した後で送り側がコールバックの制御を要求するかどうか、或いは呼出しが単に終了されるべきかどうか、あるいはまたNSCは、ポーリング要求の部分として或いはストール(機能停止)(下記に説明する)の部分として送られるかどうかを記述する。フィールドは、アプリケーションケイパビリティリストが要求されているかどうか、ポーリング要求が添付SEP及びPWDフレーム(上記で説明した)に包含されているかどうか、或いは先行フェーズCで送られたかどうかをも特定する。データフィールドは、原稿によるポーリング、受取人名によるポーリング、及び/またはファイル名によるポーリングが呼び出されたかどうかをも特定する。
このターンアラウンドに応じて、受信側FAX機械は、伝送側FAX機械の役割を想定し、そして要求された情報(アプリケーションケイパビリティ、ポーリングメッセージ、及び/またはデータファイル)を伝送する。システム10は、ターンアラウンドオペレーションに応じる前に、パスワードを確認することのような、適当な予防的保証処置(precautionary security measures )を取る。
フェーズCにおけるファクシミリメッセージのそれぞれは、CCITT勧告T.434に記載されたような2値ファイル転送(binary file transfer:BFT)データフレームに密閉されうる。システム10によって伝送されたデータファイルは、多数のよく知られたデータ圧縮技術によって圧縮されうる。加えて、システム10によって伝送されたデータファイルは、多数のよく知られた暗号化アルゴリズムによって暗号化されうる。
【0083】
ポーリング要求がなされたときに、ポーリングされているFAX機械は、ポーリングされる原稿、メッセージ或いはファイルを捜し出し、検索しかつ適応にフォーマットするために、ある時間を要求するという場合がしばしばである。T.30標準は、これのための規定を設けていない。もしポーリング応答がターンアラウンドに続く制限された時間内に受け取られないならば、接続は、時間切れになり、終了させられる。現行の発明は、それがポーリングされたデータを検索すると同時に、ポーリングするもの(ポーラー:poller)を“ストール(機能停止:stall )”するためのポーリングされるもの(ポーリー:pollee)用の手段を採り入れる。ストール機構をポーリングすることへの適用は、全フェーズ及び接続の機能に対してより一般的に適応可能であり、セキュアメッセージ伝送の肯定応答、リレー命令の肯定応答等のような他の情況の下で遅延が要求されるときにストールするために用いられうる。
現行デザインのシステムは、次のフォーマットを有するNSCフレームと共にDTCフレームを送ることによって機能停止(ストール)する。この場合のNSCフレームは、上に包含されたPoll Request Group(ポーリング要求グループ)を包含する。 GroupのTurnReasonデータフィールドは、上記で規定された値TURN_WAITに設定される。これは、ポーリーが要求を処理しておりかつある更なる時間を必要とすることを示す。このフレームを受け取って、ポーラー、このデザインのシステムは、Poll Request Groupを包含するNSCを伴ったDTCフレームで応答し、そしてTurnReasonフィールドは、TURN_POLLに設定される。しかしながら、SEP及びPWDフレームは、もしあれば、二度は送られない。ポーラー及びポーリーは、従ってポーリーが要求への応答を伝送する準備が整うまで(TURN_POLL及びTURN_WAITに設定されたTurnReasonを有する)NSC−DTC対を前後に送る。予防的処置として、もし遅延があまり長くなるならば、いつでもいずれかの側が接続を終了しうる。
【0084】
それゆえに、システム10は、FAX機械が有するデータ処理ケイパビリティの全ての使用を許容する。ここに示された例は、ファクシミリ通信に関するものである。しかしながら、ケイパビリティ交換の原理は、あらゆるコンピュータ間の通信に適用可能であるということに注目すべきである。
本発明の種々の実施例及び利点が上述されたけれども、上記の開示は、説明のためだけであり、詳細における変更がなされうるが、それらは本発明の広範囲な原理内に存在するものである。従って、本発明は、添付したクレームによってのみ制限されるものである。
【0085】
【発明の効果】
本発明のシステムは、第1及び第2のファクシミリ機械の間の通信を制御するシステムであって、工業規格によって規定された前記第1のファクシミリ機械の少なくとも一つのファクシミリデータ処理モードを包含している第1のファクシミリデータ処理モードリストを有している該第1のファクシミリ機械の第1のファクシミリモード記憶領域と、前記規格によって規定されており、前記第1のファクシミリデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ機械から前記第2のファクシミリ機械へ転送するケイパビリティ転送手段と、前記第1のファクシミリ機械の少なくとも一つのデータ処理モードを包含している第1のカスタムデータ処理モードリストを有している該第1のファクシミリ機械の第1のカスタムモード記憶領域と、前記工業規格によって規定された前記第2のファクシミリ機械の少なくとも一つのファクシミリデータ処理モードを包含している第2のファクシミリデータ処理モードリストを有しており、前記第1及び前記第2のファクシミリデータ処理モードリストが少なくとも一つの相互に互換性があるファクシミリデータ処理モードを有する、該第2のファクシミリ機械の第2のファクシミリモード記憶領域と、前記第2のファクシミリ機械の少なくとも一つのデータ処理モードを包含している第2のカスタムデータ処理モードリストを有している該第2のファクシミリ機械の第2のカスタムモード記憶領域と、データファイルを前記第2のファクシミリ機械から前記第1のファクシミリ機械へ転送するための転送フォームを選択し、前記第1及び第2のカスタムモードリストの両方に共通なカスタムデータ処理モードが存在するかどうかを決定すべく該第1及び該第2のカスタムモードリストを比較し、前記第1及び第2のカスタムモードリストが共通データ処理モードを有していないならば前記第1及び第2のファクシミリモードリストから相互に互換性があるデータ処理モードを用いる、前記第2のファクシミリ機械内の選択手段とを備えているので、コンピュータ間でデータ処理ケイパビリティについての情報を通信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の機械の動作の種々な標準フェーズを説明する図である。
【図2】本発明によるシステムの機能ブロック図である。
【図3】図2のシステムの動作のフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートの続きである。
【図5】中間転送フォームへの図2のシステムによるデータファイルの変換を説明する図である。
【図6】転送フォームへの図2のシステムによるデータファイルの多重変換を説明する図である。
【図7】図2のシステムによる新しいアプリケーションの登録のフローチャートである。
【図8】図2のシステムを用いているケイパビリティフォワーディングを説明するブロック図である。
【符号の説明】
10 システム
12 CPU
14 メモリ
16 バス
18 不揮発性記憶ユニット
20 ディスプレイ
22 キーボード
26 カスタムモード記憶領域
28 アプリケーションモード記憶領域
30 ケイパビリティキャッシュ
32 変換プロセッサ
34 メッセージフォーマッタ
36 I/Oインタフェース
38 物理的リンク

Claims (36)

  1. 第1のファクシミリ装置と第2のファクシミリ装置との間のファクシミリ通信を制御するシステムであって、
    前記第1のファクシミリ装置における、前記第1のファクシミリ装置の少なくとも一つのファクシミリ装置の業界標準によって規定されたファクシミリデータ処理モードを含んでいる第1のファクシミリデータ処理モードリストを有する第1のファクシミリモード記憶領域と、
    前記ファクシミリ通信の交渉フェーズ中において、前記第1のファクシミリデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ装置から前記第2のファクシミリ装置へ転送するファクシミリケイパビリティ転送手段であって、前記ファクシミリケイパビリティ転送手段は前記ファクシミリ装置の業界標準によって規定されていることと、
    前記第1のファクシミリ装置における、前記第1のファクシミリ装置の少なくとも一つのデータ処理モードを含んでいる第1のカスタムデータ処理モードリストを有する第1のカスタムモード記憶領域と、
    前記交渉フェーズ中において、前記第1のカスタムデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ装置から前記第2のファクシミリ装置へ転送するために非標準ファシリティデータフレームを用いるカスタムケイパビリティ転送手段と、
    前記第1のファクシミリ装置における、前記第1のファクシミリ装置のソフトウェアアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティに関するデータを含んでいる第1のアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティリストを有する第1のアプリケーションデータ処理モード記憶領域と、
    前記第2のファクシミリ装置における、前記第2のファクシミリ装置の少なくとも一つの前記ファクシミリ装置の業界標準によって規定されたファクシミリデータ処理モードを含んでいる第2のファクシミリデータ処理モードリストを有する第2のファクシミリモード記憶領域であって、前記第1のファクシミリデータ処理モードリスト及び前記第2のファクシミリデータ処理モードリストは少なくとも一つの相互に互換性があるファクシミリデータ処理モードを有していることと、
    前記第2のファクシミリ装置における、前記第2のファクシミリ装置の少なくとも一つのデータ処理モードを含んでいる第2のカスタムデータ処理モードリストを有する第2のカスタムモード記憶領域と、
    前記第2のファクシミリ装置における、前記第2のファクシミリ装置のソフトウェアアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティに関するデータを含んでいる第2のアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティリストを有する第2のアプリケーションデータ処理モード記憶領域と、
    前記第1のアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティリストを前記第2のファクシミリ装置に転送するためのアプリケーションケイパビリティ転送手段と、
    前記第2のファクシミリ装置内において、データファイルを転送するための転送フォームを選択する選択手段であって、
    前記選択手段は、前記第1のアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティリスト及び前記第2のアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティリストの両方に共通するアプリケーションプログラムケイパビリティが存在するかどうかまたは前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第2のカスタムデータ処理モードリストの両方に共通するカスタムデータ処理モードが存在するかどうかを決定するために、前記第1のアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティリスト及び前記第2のアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティリスト並びに前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第2のカスタムデータ処理モードリストを比較し、
    前記共通するアプリケーションプログラムケイパビリティが存在する場合は、前記第1のアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティリスト及び前記第2のアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティリストから前記共通するアプリケーションプログラムケイパビリティと互換性のある前記転送フォームを選択し、
    前記共通するアプリケーションプログラムケイパビリティが選択されない場合には、前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第2のカスタムデータ処理モードリストから前記共通するカスタムデータ処理モードと互換性のある前記転送フォームを選択し、
    前記共通するアプリケーションプログラムケイパビリティ前記共通するカスタムデータ処理モードいずれも選択されない場合には、前記第1のファクシミリデータ処理モードリスト及び前記第2のファクシミリデータ処理モードリストから前記相互に互換性があるファクシミリデータ処理モードと互換性のある前記転送フォームを選択することと、
    を備えていることを特徴とするシステム。
  2. 前記アプリケーションケイパビリティ転送手段は、前記ファクシミリ装置の業界標準によって規定されたデータ転送フェーズにおいて、前記第2のファクシミリ装置に前記第1のアプリケーションプログラムデータ処理ケイパビリティリストを転送することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 第1のコンピュータと第2のコンピュータとの間の通信を制御するシステムであって、
    前記第1のコンピュータにおける、前記第1のコンピュータの複数の基本データ処理ケイパビリティを含んでいる第1のカスタムデータ処理モードリストを有する第1のカスタムモード記憶領域と、
    前記第1のコンピュータにおける、前記第1のコンピュータの少なくとも一つのアプリケーションデータ処理モードを含んでいる第1のアプリケーションデータ処理モードリストを有する第1のアプリケーションモード記憶領域と、
    前記第2のコンピュータにおける、前記第2のコンピュータの複数の基本データ処理ケイパビリティを含んでいる第2のカスタムデータ処理モードリストを有する第2のカスタムモード記憶領域であって、前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第2のカスタムデータ処理モードリスト相互に互換性がある少なくとも一つのカスタムデータ処理ケイパビリティを有することと、
    前記第2のコンピュータにおける、前記第2のコンピュータの少なくとも一つのアプリケーションデータ処理モードを含んでいる第2のアプリケーションデータ処理モードリストを有する第2のアプリケーションモード記憶領域と、
    前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストを、前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータに転送するケイパビリティ転送手段と、
    前記第2のコンピュータ内において、データファイルを前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータへ転送するための転送フォームを選択する選択手段であって、
    前記選択手段は、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストを比較し、
    前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストからの共通するアプリケーションデータ処理モードに互換性のある前記転送フォームを選択し、
    前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストが前記共通するアプリケーションデータ処理モードを有していないならば、前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第2のカスタムデータ処理モードリストからの共通する基本データ処理ケイパビリティに互換性がある前記転送フォームを選択することと、
    を備えていることを特徴とするシステム。
  4. 前記第2のコンピュータにおいて、前記データファイルを前記転送フォームに変換する変換プロセッサをさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 前記第1のコンピュータおよび前記第2のコンピュータのそれぞれに、前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータへの前記データファイルの転送を制御する第1の通信コントローラおよび第2の通信コントローラを、さらに備えていることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  6. 第1のコンピュータと第2のコンピュータとの間で、第1のフォーマットを有するデータファイルの転送を制御するために前記第1のコンピュータ及び前記第2のコンピュータを使用する方法であって、
    少なくとも前記第1のコンピュータの第1のカスタムデータ処理モードを含んでいる第1のカスタムデータ処理モードリストを、前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ転送するステップと、
    第1のアプリケーションデータ処理モードリストを、前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ転送するステップであって、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストは、少なくとも前記第1のコンピュータの第1のアプリケーションデータ処理モードを含んでおり、前記第1のアプリケーションデータ処理モードは、第1の標準的なアプリケーションソフトウェアプログラムによって規定されたフォーマットでデータを処理する前記第1のコンピュータの能力を表していることと
    前記第2のコンピュータに記憶されており、少なくとも前記第2のコンピュータの第2のアプリケーションデータ処理モードを含んでいる第2のアプリケーションデータ処理モードリストと前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストとを比較するステップであって、前記比較するステップは、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストの両方において、前記第1のアプリケーションデータ処理モード及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードに共通するアプリケーションデータ処理モードがあるかどうかを決定し、前記第2のアプリケーションデータ処理モードは、第2の標準的なアプリケーションソフトウェアプログラムによって規定されたフォーマットでデータを処理する前記第2のコンピュータの能力を表していることと、
    前記比較するステップの結果、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストの両方において、前記第1のアプリケーションデータ処理モード及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードに共通するアプリケーションデータ処理モードがある場合には、前記データファイルを、前記第1のフォーマットから前記共通するアプリケーションデータ処理モードと互換性がある第1の転送用のフォーマットに変換するステップと、
    前記比較するステップの結果、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストの両方において、前記第1のアプリケーションデータ処理モード及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードに共通するアプリケーションデータ処理モードがない場合に、前記第2のコンピュータに記憶されており前記第2のコンピュータの一つのカスタムデータ処理モードを少なくとも含んでいる第2のカスタムデータ処理モードリストと前記第1のカスタムデータ処理モードリストとを比較するステップであって、前記第1のカスタムデータ処理モードリストと前記第2のカスタムデータ処理モードリストは、少なくとも一つの相互に互換性があるカスタムデータ処理モードを有していることと
    前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストの両方において、前記第1のアプリケーションデータ処理モード及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードに共通するアプリケーションデータ処理モードがない場合には、前記データファイルを、第1のフォーマットから前記相互に互換性があるカスタムデータ処理モードと互換性がある第2の転送用のフォーマットに変換するステップと、
    前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストの両方において、前記第1のアプリケーションデータ処理モード及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードに共通するアプリケーションデータ処理モードがある場合には前記第1の転送用のフォーマットによって前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータに前記データファイルを転送し、前記第1のアプリケーシ ョンデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストの両方において、前記第1のアプリケーションデータ処理モード及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードに共通するアプリケーションデータ処理モードがない場合には、前記第2の転送用のフォーマットによって前記第2のコンピュータから前記第1のコンピュータに前記データファイルを転送するステップと、
    備えていることを特徴とする方法。
  7. 第1のファクシミリ装置及び第2のファクシミリ装置の間の通信を制御するシステムであって、
    前記第1のファクシミリ装置における、前記第1のファクシミリ装置の少なくとも一つのファクシミリデータ処理モードを含んでいる第1のファクシミリデータ処理モードリストを有する第1のファクシミリモード記憶領域と、
    前記第1のファクシミリデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ装置から前記第2のファクシミリ装置へ転送するケイパビリティ転送手段と、
    前記第1のファクシミリ装置における、前記第1のファクシミリ装置の少なくとも一つのデータ処理モードを含んでいる第1のカスタムデータ処理モードリストを有する第1のカスタムモード記憶領域であって、前記データ処理モードは、前記第1のファクシミリ装置のイメージングケイパビリティに関連したイメージングデータおよび前記第1のファクシミリ装置のポーリングケイパビリティに関連したポーリングデータを含むことと、
    前記第1のカスタムデータ処理モードリストを、前記第2のファクシミリ装置に転送する処理ケイパビリティ転送手段と、
    前記第2のファクシミリ装置における、前記第2のファクシミリ装置の少なくとも一つのファクシミリデータ処理モードを含んでいる第2のファクシミリデータ処理モードリストを有する第2のファクシミリモード記憶領域であって、前記第1のファクシミリデータ処理モードリスト及び前記第2のファクシミリデータ処理モードリストは、少なくとも一つの相互に互換性があるファクシミリデータ処理モードを有していることと、
    前記第2のファクシミリ装置における、前記第2のファクシミリ装置の少なくとも一つのデータ処理モードを含んでいる第2のカスタムデータ処理モードリストを有する第2のカスタムモード記憶領域と、
    前記第2のファクシミリ装置内において、前記第1のファクシミリ装置から前記第2のファクシミリ装置へデータファイルを転送するための転送フォームを選択する選択手段であって、前記選択手段は前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第2のカスタムデータ処理モードリストの両方に共通するカスタムデータ処理モードが存在するかどうかを決定するために前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び第2のカスタムデータ処理モードリストを比較し、前記共通するカスタムデータ処理モードを前記転送フォームとして選択し、前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第2のカスタムデータ処理モードリストが前記共通するカスタムデータ処理モードを有していないならば、前記第1のファクシミリデータ処理モードリスト及び前記第2のファクシミリデータ処理モードリストから前記相互に互換性があるファクシミリデータ処理モードを用いることと、
    を備えていることを特徴とするシステム
  8. 前記第2のファクシミリ装置において、前記データファイルを前記転送フォームに変換する変換プロセッサをさらに備えていることを特徴とする請求項7に記載のシステム
  9. 前記第1のファクシミリ装置内および前記第2のファクシミリ装置内に、それぞれ、前記第2のファクシミリ装置から前記第1のファクシミリ装置への前記データファイルの転送を制御する第1通信制御装置および第2の通信制御装置をさらに備えていることを特徴とする請求項7に記載のシステム
  10. 前記第1のファクシミリ装置及び前記第2のファクシミリ装置に、それぞれ、第1のアプリケーションデータ処理モード記憶領域及び第2のアプリケーションデータ処理モード記憶領域をさらに備え、前記アプリケーションデータ処理モード記憶 領域の各々は、前記第1のファクシミリ装置のアプリケーションデータ処理ケイパビリティについての第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のファクシミリ装置のアプリケーションデータ処理ケイパビリティについての第2のアプリケーションデータ処理モードリストをそれぞれ含み、前記ケイパビリティ転送手段は、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストを前記第1のファクシミリ装置から前記第2のファクシミリ装置へ転送し、前記選択手段は、前記転送フォームが前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストにおける前記アプリケーションデータ処理ケイパビリティと相互に互換性があるかどうかを決定するために、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストを用いることを特徴とする請求項7に記載のシステム
  11. アプリケーションモードリスト要求コマンドをさらに含み、前記第1のファクシミリ装置は、前記第2のファクシミリ装置からの前記アプリケーションモードリスト要求コマンドの受取ると、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストを前記第2のファクシミリ装置へ転送することを特徴とする請求項10に記載のシステム
  12. 前記第1のファクシミリ装置及び前記第2のファクシミリ装置における、第1のアプリケーションデータ処理モード記憶領域及び第2のアプリケーションデータ処理モード記憶領域であって、各々の前記アプリケーションデータ処理モード記憶領域は、前記第1のファクシミリ装置のアプリケーションデータ処理ケイパビリティについての第1のアプリケーションデータ処理モードリストおよび前記第2のファクシミリ装置のアプリケーションデータ処理ケイパビリティについての第2のアプリケーションデータ処理モードリストを各々含んでいることと、
    前記第1のファクシミリ装置から前記第2のファクシミリ装置へ、所定のフォーマットで、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストを転送するアプリケーションモード転送手段であって、前記選択手段は、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストから相互に互換性があるアプリケーションデータ処理モードを選択すること、
    をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のシステム
  13. 前記所定のフォーマットは、CCITTバイナリファイル転送フォーマットであることを特徴とする請求項12に記載のシステム
  14. 前記第2のファクシミリ装置は、前記第1のカスタムデータ処理モードリストに基づいて前記データファイルを中間フォームに処理し、前記中間フォームは前記転送フォームであり、前記第1のファクシミリ装置は前記中間フォームで前記データファイルを受取り、前記データファイルを前記中間フォームとは異なる最終フォームにさらに処理することを特徴とする請求項7に記載のシステム
  15. ファクシミリ伝送の交渉フェーズ中において、前記カスタムデータ処理モードリストを自動的に転送するモード転送手段をさらに備えていることを特徴とする請求項7に記載のシステム
  16. 前記モード転送手段は、前記第1のカスタムデータ処理モードリストを前記第2のファクシミリ装置へ転送するために、非標準ファシリティ(NSF)データフレームを用いることを特徴とする請求項15に記載のシステム
  17. 前記第1のカスタムデータ処理モードリストは、少なくとも第1の非標準ファシリティ(NSF)データフレームの中の可変長データフィールドを有する所定のフォーマットで前記第2のファクシミリ装置へ転送され、前記第1のNSFデータフレームは少なくとも第1のケイパビリティグループを有し、前記第1のケイパビリティグループは、前記第1のケイパビリティグループの長さを示すデータ値を有する長さデータフィールド、ケイパビリティの形式を示すデータ値を有する識別データフィールド、並びに前記第1のケイパビリティグループを記述する可変長データフィールドを含んでいることを特徴とする請求項7に記載のシステム
  18. 前記可変長データフィールドは、暗号化されたメッセージを処理する能力に関するデータを含んでいる機密保護モードデータフィールド、受信したメッセージの経路を選択する能力に関するデータを含んでいるルーティングデータフィールド、線形化されたメッセージを処理する能力に関するデータを含んでいる線形化されたメッセージデータフィールド、前記線形化されたメッセージ内のバイナリデータフィールドを処理する能力に関するデータを含んでいるバイナリデータメッセージデータフィールド、並びに前記標準ファクシミリデータ処理モードを越えて圧縮されたデータを処理する能力に関するデータを含んでいる圧縮データフィールドの内の一つからなるデータ処理ケイパビリティの利用可能性に関する情報を含んでいる第1のデータフィールドを少なくとも含むことを特徴とする請求項17に記載のシステム
  19. 前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド、前記識別データフィールド、並びに利用可能なデータテキスト符号に関する情報を有する前記可変長データフィールドを含んでいる識別子ケイパビリティグループを含むことを特徴とする請求項17に記載のシステム
  20. 前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド、前記識別データフィールド、並びに標準ファクシミリ装置イメージングケイパビリティを超える前記第1のファクシミリ装置の前記イメージングケイパビリティに関する情報を有する前記可変長データフィールドを含んでいるイメージングケイパビリティグループを含むことを特徴とする請求項17に記載のシステム
  21. 前記可変長データフィールドは、リソースベースドプリンティングフォーマットデータを処理する能力に関するデータを含んでいるプリンタフォーマットデータフィールド、ディジタルカバーページデータを処理する能力に関するデータを含んでいるカバーページデータフィールド、アドレスブックデータを処理する能力に関するデータを含んでいるアドレスブックデータフィールド、メタファイルデータを処理する能力に関するデータを含んでいるメタファイルデータフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えて圧縮されたデータを処理する能力に関するデータを含んでいる圧縮データフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えた異なるデータ解像度を有するデータを処理する能力に関するデータを含んでいる解像度データフィールド、前記ファクシミリデータ処理モードを越えた異なるデータ符号化モードを有するデータを処理する能力に関するデータを含んでいる符号化データフィールド、並びに前記ファクシミリデータ処理モードを越えて異なる用紙サイズを用いてデータを処理する能力に関するデータを含んでいる用紙サイズデータフィールドの内の一つからなる第1のデータフィールドを少なくとも含むことを特徴とする請求項20に記載のシステム
  22. 前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド、前記識別データフィールド、並びに前記第1のファクシミリ装置の前記ポーリングケイパビリティに関する情報を有する前記可変長データフィールドを含んでいるポーリングケイパビリティグループを含むことを特徴とする請求項17に記載のシステム
  23. 前記可変長データフィールドは、低速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを含んでいる低速データフィールド、高速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを含んでいる高速データフィールド、メッセージ名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを含んでいるネームデータフィールド、受取人名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを含んでいる受取人名データフィールド、ファイル名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを含んでいるファイルポーリングデータフィールド、並びに第3のファクシミリ装置へメッセージをリレーする能力に関するデータを含んでいるリレーデータフィールドの内の一つからなる第1のデータフィールドを少なくとも含むことを特徴とする請求項22に記載のシステム
  24. 前記ポーリングケイパビリティは、前記第1のファクシミリ装置内のアプリケーションデータ処理ケイパビリティの現在の状況を示す値を含んでいるデータフィールドを含むことを特徴とする請求項22に記載のシステム
  25. 第1のファクシミリ装置及び第2のファクシミリ装置間の通信を制 御するために前記第1のファクシミリ装置及び前記第2のファクシミリ装置を用いる方法であって、
    前記第1のファクシミリ装置のファクシミリデータ処理モードを少なくとも一つ含んでいる第1のファクシミリデータ処理モードリストを、前記第1のファクシミリ装置から前記第2のファクシミリ装置へ転送するステップと、
    前記第1のファクシミリ装置の複数のデータ処理モードを含んでいる第1のカスタムデータ処理モードリストを、前記第1のファクシミリ装置から前記第2のファクシミリ装置へ転送するステップであって、前記複数のデータ処理パラメータは、前記第2のファクシミリ装置のイメージングケイパビリティに関連したイメージングデータおよび前記第2のファクシミリ装置のプリンティングケイパビリティに関連したプリンティングデータを含むことと、
    前記第2のファクシミリ装置に記憶され、前記第2のファクシミリ装置のカスタムデータ処理モードを少なくとも一つ含んでいる第2のカスタムデータ処理モードリストと前記第1のカスタムデータ処理モードとを比較するステップであって、前記比較するステップにより、前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第2のカスタムデータ処理モードリストの両方に共通するカスタムデータ処理モードがあるかどうかを決定することと、
    前記共通するカスタムデータ処理モードが存在するならば、前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第2のカスタムデータ処理モードリストから選択された前記共通するカスタムデータ処理モードを用いて、前記第2のファクシミリ装置から前記第1のファクシミリ装置へデータファイルを転送するステップと、
    前記第1のカスタムデータ処理モードリスト及び前記第2のカスタムデータ処理モードリストに共通するデータ処理モードが存在しないならば、前記第2のファクシミリ装置に記憶され、前記第2のファクシミリ装置のファクシミリデータ処理モードを少なくとも一つ含んでいる第2のファクシミリデータ処理モードリストと前記第1のファクシミリデータ処理モードリストとを比較するステップであって、前記第1のファクシミリデータ処理モードリスト及び前記第2のファクシミリデータ処理モードリストは、相互に互換性があるファクシミリデータ処理モードを少なくとも一つ有していることと、
    前記第1のファクシミリデータ処理モードリスト及び前記第2のファクシミリデータ処理モードリストから選択された前記相互に互換性があるデータフォームで、前記第2のファクシミリ装置から前記第1のファクシミリ装置へ前記データファイルを転送するステップと、
    を備えていることを特徴とする方法
  26. 前記第1のカスタムデータ処理モードリストは、第1のケイパビリティグループを少なくとも含んでいる第1の非標準ファシリティ(NSF)データフレームを少なくとも用いて転送され、各ケイパビリティグループは、前記ケイパビリティグループの長さを示している長さデータフィールドを含んでいることを特徴とする請求項25に記載の方法
  27. 前記第1のケイパビリティグループは、前記ケイパビリティを記述しているディスクリプタデータフィールドを含んでいることを特徴とする請求項26に記載の方法
  28. 前記ディスクリプタデータフィールドは、暗号化されたメッセージを処理する能力に関するデータを含んでいる機密保護モードデータフィールド、受け取ったメッセージの経路を選択する能力に関するデータを含んでいるルーティングデータフィールド、線形化されたメッセージを処理する能力に関するデータを含んでいる線形化されたメッセージデータフィールド、線形化されたメッセージ内のバイナリデータフィールドを処理する能力に関するデータを含んでいるバイナリデータメッセージデータフィールドの内の一つからなるデータ処理ケイパビリティの利用可能性に関する情報を包含している第1のデータフィールドを少なくとも含むことを特徴とする請求項27に記載の方法
  29. 前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド 並びに利用可能なデータテキスト符号に関する情報を有する前記ディスクリプタデータフィールドを含んでいる識別子ケイパビリティグループを含むことを特徴とする請求項27に記載の方法
  30. 前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド並びに標準ファクシミリ装置イメージングケイパビリティを超える前記第1のファクシミリ装置のイメージングケイパビリティに関する情報を有する前記ディスクリプタデータフィールドを含んでいるイメージングケイパビリティグループを含むことを特徴とする請求項27に記載の方法
  31. 前記ディスクリプタデータフィールドは、リソースベースドプリンティングフォーマットデータを処理する能力に関するデータを含んでいるプリンタフォーマットデータフィールド、ディジタルカバーページデータを処理する能力に関するデータを含んでいるカバーページデータフィールド、アドレスブックデータを処理する能力に関するデータを含んでいるアドレスブックデータフィールド、並びにメタファイルデータを処理する能力に関するデータを含んでいるメタファイルデータフィールドの内の一つからなる第1のデータフィールドを少なくとも含むことを特徴とする請求項27に記載の方法
  32. 前記第1のケイパビリティグループは、前記長さデータフィールド並びに前記第1のファクシミリ装置のポーリングケイパビリティに関する情報を有する前記ディスクリプタデータフィールドを含んでいるポーリングケイパビリティグループを含むことを特徴とする請求項27に記載の方法
  33. 前記ディスクリプタデータフィールドは、低速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを含んでいる低速データフィールド、高速でポーリング要求を処理する能力に関するデータを含んでいる高速データフィールド、メッセージ名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを含んでいるネームデータフィールド、受取人名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを含んでいる受取人名データフィールド、ファイル名によりポーリング要求を処理する能力に関するデータを含んでいるファイルポーリングデータフィールド、並びに第3のファクシミリ装置へメッセージをリレーする能力に関するデータを含んでいるリレーデータフィールドの内の一つからなる第1のデータフィールドを少なくとも含むことを特徴とする請求項32に記載の方法
  34. 前記第1のファクシミリ装置から前記第2のファクシミリ装置へ、少なくとも前記第1のファクシミリ装置の第1のアプリケーションデータ処理モードを含んでいる第1のアプリケーションデータ処理モードリストを転送するステップであって、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストは、第1の標準的なアプリケーションソフトウェアプログラムにより規定されたフォーマットで、データを処理する前記第1のファクシミリ装置の能力を表していることと、
    前記第2のファクシミリ装置に記憶され、少なくとも前記第2のファクシミリ装置の第2のアプリケーションデータ処理モードを含んでいる第2のアプリケーションデータ処理モードリストと前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストとを比較するステップであって、前記第2のアプリケーションデータ処理モードは、第2の標準的なアプリケーションソフトウェアプログラムによって規定されたフォーマットでデータを処理する前記第2のファクシミリ装置の能力を表しており、前記比較するステップにより、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストの両方において、前記第1のアプリケーションデータ処理モード及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードが共通しているかどうかを決定することと、
    前記第1のアプリケーションデータ処理モードリスト及び前記第2のアプリケーションデータ処理モードリストから選択された前記共通しているアプリケーションデータ処理モードで、前記第2のファクシミリ装置から前記第1のファクシミリ装置へ前記データファイルを転送するステップと、
    をさらに備えていることを特徴とする請求項25に記載の方法
  35. 前記カスタムデータ処理モードリストは、前記第1のファクシミリ 装置内の前記アプリケーションケイパビリティの現在の状況を示す値を含んでいるデータフィールドを含むことを特徴とする請求項34に記載の方法
  36. 前記第1のファクシミリ装置は、前記第2のファクシミリ装置からのアプリケーションデータ処理モードリスト要求コマンドを受取ると、前記第1のアプリケーションデータ処理モードリストを前記第2のファクシミリ装置へ転送することを特徴とする請求項34に記載の方法
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