JPH09238221A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH09238221A JPH09238221A JP8042660A JP4266096A JPH09238221A JP H09238221 A JPH09238221 A JP H09238221A JP 8042660 A JP8042660 A JP 8042660A JP 4266096 A JP4266096 A JP 4266096A JP H09238221 A JPH09238221 A JP H09238221A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 情報処理端末を含むファクシミリシステムに
おいて、このファクシミリシステムにて受信可能なデー
タに対する制限事項を極力少なくする。 【解決手段】 情報処理端末と接続可能なファクシミリ
装置において、情報処理端末へのデータ転送が可能であ
ると判断する場合、回線接続時における、相手側ファク
シミリ装置に対する本ファクシミリ装置の有する機能提
示の内容を、本ファクシミリ装置で設定する情報処理モ
ードと情報処理端末の取り扱える機能とに対応して最適
かつ最大の送信可能性を考慮して決定する。
おいて、このファクシミリシステムにて受信可能なデー
タに対する制限事項を極力少なくする。 【解決手段】 情報処理端末と接続可能なファクシミリ
装置において、情報処理端末へのデータ転送が可能であ
ると判断する場合、回線接続時における、相手側ファク
シミリ装置に対する本ファクシミリ装置の有する機能提
示の内容を、本ファクシミリ装置で設定する情報処理モ
ードと情報処理端末の取り扱える機能とに対応して最適
かつ最大の送信可能性を考慮して決定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理端末と接続が可能で、受信データを
情報処理端末に転送することが可能なファクシミリ装置
に関する。
ュータ等の情報処理端末と接続が可能で、受信データを
情報処理端末に転送することが可能なファクシミリ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置は、受信に関す
る機能、中でも特に画像の解像度については、自機のプ
リンタ部の印字能力に依存していた。すなわち、相手側
ファクシミリ装置のプリンタ部の印字能力が低い場合
は、送り手側でいかに高解像度の画像データを用意して
も、それをそのまま送ることは不可能であった。一方、
パーソナルコンピュータなどの情報処理端末との接続機
能を持つファクシミリ装置においては、受信データを自
機で印字/出力せずに情報処理端末に送るだけの機能も
あった。しかし、受信したファクシミリデータは、いっ
たんファクシミリ装置内のメモリに格納され、通信終了
後に情報処理端末に転送される。すなわち、受信できる
画像データは、情報処理端末との接続とは無関係に、た
だ自機プリンタ部の印字能力にのみ依存していた。
る機能、中でも特に画像の解像度については、自機のプ
リンタ部の印字能力に依存していた。すなわち、相手側
ファクシミリ装置のプリンタ部の印字能力が低い場合
は、送り手側でいかに高解像度の画像データを用意して
も、それをそのまま送ることは不可能であった。一方、
パーソナルコンピュータなどの情報処理端末との接続機
能を持つファクシミリ装置においては、受信データを自
機で印字/出力せずに情報処理端末に送るだけの機能も
あった。しかし、受信したファクシミリデータは、いっ
たんファクシミリ装置内のメモリに格納され、通信終了
後に情報処理端末に転送される。すなわち、受信できる
画像データは、情報処理端末との接続とは無関係に、た
だ自機プリンタ部の印字能力にのみ依存していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ファクシミ
リ装置を情報処理端末と接続し、受信データを情報処理
端末に送る場合は、情報処理端末は当該受信データをそ
のファクシミリ装置で印字/出力するとは限らない。情
報処理端末のディスプレイ上で確認するだけであった
り、他のより解像度の高いプリンタで出力する場合も十
分考えられる。さらに、情報処理端末で受信するデータ
はMH,MR,MMR等のいわゆるファクシミリ専用の
圧縮データである必要もなく、テキストデータやバイナ
リデータでも、いっこうに問題がない。ただし、ファク
シミリ装置と接続された情報処理端末が受信可能状態に
ない場合や、当該ファクシミリ装置が情報処理端末と接
続されていない場合に、自機で印字/出力不可能なデー
タを受信してしまうと、そのデータを印字/出力するこ
とができなくなってしまうという問題がある。
リ装置を情報処理端末と接続し、受信データを情報処理
端末に送る場合は、情報処理端末は当該受信データをそ
のファクシミリ装置で印字/出力するとは限らない。情
報処理端末のディスプレイ上で確認するだけであった
り、他のより解像度の高いプリンタで出力する場合も十
分考えられる。さらに、情報処理端末で受信するデータ
はMH,MR,MMR等のいわゆるファクシミリ専用の
圧縮データである必要もなく、テキストデータやバイナ
リデータでも、いっこうに問題がない。ただし、ファク
シミリ装置と接続された情報処理端末が受信可能状態に
ない場合や、当該ファクシミリ装置が情報処理端末と接
続されていない場合に、自機で印字/出力不可能なデー
タを受信してしまうと、そのデータを印字/出力するこ
とができなくなってしまうという問題がある。
【0004】本発明の目的は、パーソナルコンピュータ
等の情報処理端末を含むファクシミリシステムにおい
て、当該ファクシミリシステムにて受信可能なデータに
対する制限事項を極力少なくする機能を備えたファクシ
ミリ装置を提供することにある。
等の情報処理端末を含むファクシミリシステムにおい
て、当該ファクシミリシステムにて受信可能なデータに
対する制限事項を極力少なくする機能を備えたファクシ
ミリ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファクシミ
リ装置は、相手側ファクシミリ装置からデータを受信す
る受信部と、受信データを印字するプリンタ部と、パー
ソナルコンピュータなどの情報処理端末と接続するイン
ターフェース部と、受信データを情報処理端末に転送す
る転送手段とを有する。さらに、検知手段により、情報
処理端末へのデータ転送が可能か否かを判断し、機能提
示手段は、情報処理端末へのデータ転送が可能であると
検知手段が判断する場合、相手側ファクシミリ装置に対
する本ファクシミリ装置の有する機能提示の内容を、本
ファクシミリ装置で設定する情報処理モードと情報処理
端末の取り扱える機能とに対応する最適かつ最大の送信
可能性を提示するように決定する。すなわち、機能提示
手段の提示内容を、情報処理端末が接続され情報処理端
末側でデータ処理が可能か否かにより変化させる。ここ
に、発呼端末への機能提示において、被呼端末のプリン
タ部で正しく印字できない解像度の画像データやバイナ
リデータも受信可能と提示できる。
リ装置は、相手側ファクシミリ装置からデータを受信す
る受信部と、受信データを印字するプリンタ部と、パー
ソナルコンピュータなどの情報処理端末と接続するイン
ターフェース部と、受信データを情報処理端末に転送す
る転送手段とを有する。さらに、検知手段により、情報
処理端末へのデータ転送が可能か否かを判断し、機能提
示手段は、情報処理端末へのデータ転送が可能であると
検知手段が判断する場合、相手側ファクシミリ装置に対
する本ファクシミリ装置の有する機能提示の内容を、本
ファクシミリ装置で設定する情報処理モードと情報処理
端末の取り扱える機能とに対応する最適かつ最大の送信
可能性を提示するように決定する。すなわち、機能提示
手段の提示内容を、情報処理端末が接続され情報処理端
末側でデータ処理が可能か否かにより変化させる。ここ
に、発呼端末への機能提示において、被呼端末のプリン
タ部で正しく印字できない解像度の画像データやバイナ
リデータも受信可能と提示できる。
【0006】好ましくは、上記の機能提示手段は、情報
処理端末側へのデータ転送が可能であると検知手段が判
断する場合、プリンタ部で印字可能な解像度の画像デー
タに加えて、情報処理端末で取り扱い可能なすべてのデ
ータ形式(画像データやその他のバイナリデータを含
む)も受信可能と提示する。好ましくは、本ファクシミ
リ装置は、受信データをファクシミリ装置で印字する印
字モードと、印字せずに情報処理端末にデータを転送す
るのみの転送モードとを備え、上記の機能提示手段は、
印字モードが設定されている場合に、本ファクシミリ装
置のプリンタ部で印字可能な解像度の画像データのみを
受信可能であると提示する。また、転送モードが設定さ
れている場合に、情報処理端末で取り扱い可能なすべて
のデータ形式(画像データやその他のバイナリデータ)
を受信可能と提示する。好ましくは、印字モードにおい
て、さらに、印字優先モードとデータ優先モードとを備
える。上記の機能提示手段は、印字優先モードが設定さ
れている場合、プリンタ部で印字可能な解像度の画像デ
ータのみを受信可能と提示する。また、データ優先モー
ドが設定されている場合、プリンタ部で印字可能な解像
度の画像データに加えて、情報処理端末で取り扱い可能
なデータ形式も受信可能と提示する。ここで、本ファク
シミリ装置で正しく印字できない解像度の画像データや
画像データでないバイナリデータを受信した場合、自動
的に本ファクシミリ装置での印字をキャンセルし、デー
タ転送のみを行えばよい。
処理端末側へのデータ転送が可能であると検知手段が判
断する場合、プリンタ部で印字可能な解像度の画像デー
タに加えて、情報処理端末で取り扱い可能なすべてのデ
ータ形式(画像データやその他のバイナリデータを含
む)も受信可能と提示する。好ましくは、本ファクシミ
リ装置は、受信データをファクシミリ装置で印字する印
字モードと、印字せずに情報処理端末にデータを転送す
るのみの転送モードとを備え、上記の機能提示手段は、
印字モードが設定されている場合に、本ファクシミリ装
置のプリンタ部で印字可能な解像度の画像データのみを
受信可能であると提示する。また、転送モードが設定さ
れている場合に、情報処理端末で取り扱い可能なすべて
のデータ形式(画像データやその他のバイナリデータ)
を受信可能と提示する。好ましくは、印字モードにおい
て、さらに、印字優先モードとデータ優先モードとを備
える。上記の機能提示手段は、印字優先モードが設定さ
れている場合、プリンタ部で印字可能な解像度の画像デ
ータのみを受信可能と提示する。また、データ優先モー
ドが設定されている場合、プリンタ部で印字可能な解像
度の画像データに加えて、情報処理端末で取り扱い可能
なデータ形式も受信可能と提示する。ここで、本ファク
シミリ装置で正しく印字できない解像度の画像データや
画像データでないバイナリデータを受信した場合、自動
的に本ファクシミリ装置での印字をキャンセルし、デー
タ転送のみを行えばよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明による実施形態について説明する。図1は、本発明の
実施形態のファクシミリ装置10を示す。本ファクシミ
リ装置10は、外部の相手側ファクシミリ装置100と
電話回線110を介して接続され、さらに、外部のパー
ソナルコンピュータ(情報処理端末)200とインター
フェースケーブル210を介して接続される。本ファク
シミリ装置10を制御するCPU12は、モデム14と
NCU16を介して電話回線110に接続される。ま
た、CPU12は、ファクシミリデータの圧縮と伸長を
行う画像圧縮/伸長コントローラ18に接続される。画
像圧縮/伸長コントローラ18は、一方では、圧縮デー
タを格納するメモリ20に接続される。プリンタ部22
のプリンタハードウエア24(たとえば電子写真式プリ
ンタ)は、メモリ20のデータをプリンタ部22のペー
ジメモリ24に展開し、ページメモリ24のデータを読
み出して受信データを印字する。他方、画像圧縮/伸長
コントローラ18は、PCインターフェース28を介し
てインターフェースケーブル210に接続され、受信デ
ータをパーソナルコンピュータ200に転送する。CP
U12は、本ファクシミリ装置10の印字、転送などの
制御を行う。
明による実施形態について説明する。図1は、本発明の
実施形態のファクシミリ装置10を示す。本ファクシミ
リ装置10は、外部の相手側ファクシミリ装置100と
電話回線110を介して接続され、さらに、外部のパー
ソナルコンピュータ(情報処理端末)200とインター
フェースケーブル210を介して接続される。本ファク
シミリ装置10を制御するCPU12は、モデム14と
NCU16を介して電話回線110に接続される。ま
た、CPU12は、ファクシミリデータの圧縮と伸長を
行う画像圧縮/伸長コントローラ18に接続される。画
像圧縮/伸長コントローラ18は、一方では、圧縮デー
タを格納するメモリ20に接続される。プリンタ部22
のプリンタハードウエア24(たとえば電子写真式プリ
ンタ)は、メモリ20のデータをプリンタ部22のペー
ジメモリ24に展開し、ページメモリ24のデータを読
み出して受信データを印字する。他方、画像圧縮/伸長
コントローラ18は、PCインターフェース28を介し
てインターフェースケーブル210に接続され、受信デ
ータをパーソナルコンピュータ200に転送する。CP
U12は、本ファクシミリ装置10の印字、転送などの
制御を行う。
【0008】ここで、1例として、ファクシミリ装置1
0のプリンタ部22で印字出力可能な機能Aは、100
×200dpiと200×200dpiの画像データで
あり、このプリンタ部22で印字する場合は、機能Aを
相手側ファクシミリ装置100に提示する。また、パー
ソナルコンピュータ200側のソフトウエアプログラム
が取り扱い可能なデータ形式は、100×200dp
i、200×200dpi、300×300dpi、4
00×200dpi、400×400dpiの画像デー
タ、および、上記以外のバイナリファイルである。以下
では、パーソナルコンピュータ側のソフトウエアプログ
ラムで取り扱い可能なすべてのデータ形式を機能Bとい
う。
0のプリンタ部22で印字出力可能な機能Aは、100
×200dpiと200×200dpiの画像データで
あり、このプリンタ部22で印字する場合は、機能Aを
相手側ファクシミリ装置100に提示する。また、パー
ソナルコンピュータ200側のソフトウエアプログラム
が取り扱い可能なデータ形式は、100×200dp
i、200×200dpi、300×300dpi、4
00×200dpi、400×400dpiの画像デー
タ、および、上記以外のバイナリファイルである。以下
では、パーソナルコンピュータ側のソフトウエアプログ
ラムで取り扱い可能なすべてのデータ形式を機能Bとい
う。
【0009】転送データを処理するためのパーソナルコ
ンピュータ側のソフトウエアプログラムが起動されてい
る場合、パーソナルコンピュータ200が受信可能であ
る。パーソナルコンピュータ側が受信可能状態か否かを
検知して、受信可能状態でないと判断される場合には、
通常どおりプリンタ部22の能力に依存した応答をすれ
ばよい。すなわち、相手側ファクシミリ装置100に、
自機のプリンタ部22で印字/出力可能な解像度(機能
A)を提示する。一方、パーソナルコンピュータ200
が受信可能状態であると判断される場合は、基本的にパ
ーソナルコンピュータ側ソフトウエアプログラムで取り
扱える最大限の送信可能性を提示できる。しかし、受信
データをパーソナルコンピュータ200に転送すると同
時にファクシミリ装置10側のプリンタ部22でも自動
的に印字/出力させるモードも存在する。また、ユーザ
がファクシミリ装置での印字を希望する場合もある。そ
こで、パーソナルコンピュータ200が受信可能状態で
ある場合、第1モードと第2モードとを設定可能とす
る。第2モードは、受信データをメモリを通さずに直接
にパーソナルコンピュータ200に転送するモードであ
り、当該パーソナルコンピュータの取り扱える機能Bを
相手側ファクシミリ装置100に提示する。
ンピュータ側のソフトウエアプログラムが起動されてい
る場合、パーソナルコンピュータ200が受信可能であ
る。パーソナルコンピュータ側が受信可能状態か否かを
検知して、受信可能状態でないと判断される場合には、
通常どおりプリンタ部22の能力に依存した応答をすれ
ばよい。すなわち、相手側ファクシミリ装置100に、
自機のプリンタ部22で印字/出力可能な解像度(機能
A)を提示する。一方、パーソナルコンピュータ200
が受信可能状態であると判断される場合は、基本的にパ
ーソナルコンピュータ側ソフトウエアプログラムで取り
扱える最大限の送信可能性を提示できる。しかし、受信
データをパーソナルコンピュータ200に転送すると同
時にファクシミリ装置10側のプリンタ部22でも自動
的に印字/出力させるモードも存在する。また、ユーザ
がファクシミリ装置での印字を希望する場合もある。そ
こで、パーソナルコンピュータ200が受信可能状態で
ある場合、第1モードと第2モードとを設定可能とす
る。第2モードは、受信データをメモリを通さずに直接
にパーソナルコンピュータ200に転送するモードであ
り、当該パーソナルコンピュータの取り扱える機能Bを
相手側ファクシミリ装置100に提示する。
【0010】一方、第1モードは、受信データを、自機
のプリンタ部22で印字/出力するモードであるが、こ
こで、第1モードにさらに印字優先モードとデータ優先
モードを設ける。印字優先モードは、機能Aを相手側フ
ァクシミリ装置100に提示してプリンタ部22で印字
/出力を行うとともにデータをパーソナルコンピュータ
200に転送するモードである。ただし、プリンタ部2
2で印字/出力が不可能なデータを受信した場合はファ
クシミリ装置側での印字/出力は行わず、パーソナルコ
ンピュータ200に転送するのみとする。一方、データ
優先モードは、パーソナルコンピュータ200が持つ最
大限の機能Bを相手側ファクシミリ装置100に提示
し、プリンタ部22での印字を行うモードである。ここ
で、ファクシミリ装置(プリンタ部22)で印字可能な
データでない場合、印字を行わず受信データをパーソナ
ルコンピュータ200に転送するのみである。
のプリンタ部22で印字/出力するモードであるが、こ
こで、第1モードにさらに印字優先モードとデータ優先
モードを設ける。印字優先モードは、機能Aを相手側フ
ァクシミリ装置100に提示してプリンタ部22で印字
/出力を行うとともにデータをパーソナルコンピュータ
200に転送するモードである。ただし、プリンタ部2
2で印字/出力が不可能なデータを受信した場合はファ
クシミリ装置側での印字/出力は行わず、パーソナルコ
ンピュータ200に転送するのみとする。一方、データ
優先モードは、パーソナルコンピュータ200が持つ最
大限の機能Bを相手側ファクシミリ装置100に提示
し、プリンタ部22での印字を行うモードである。ここ
で、ファクシミリ装置(プリンタ部22)で印字可能な
データでない場合、印字を行わず受信データをパーソナ
ルコンピュータ200に転送するのみである。
【0011】図2は、このファクシミリ装置10の操作
パネルの1部を示す。この操作パネルにおいては、ユー
ザーは、キー30により、受信データのパーソナルコン
ピュータ200へのデータ転送を設定し、キー32によ
り、本ファクシミリ装置10での印字/出力を設定す
る。また、本ファクシミリ装置10で印字を行う第1モ
ードは、印字優先モードとデータ優先モードを含む。ユ
ーザーは、キー34により印字優先モードを設定し、キ
ー36によりデータ優先モードを設定する。キー34と
キー36は、いずれかのみが有効である。
パネルの1部を示す。この操作パネルにおいては、ユー
ザーは、キー30により、受信データのパーソナルコン
ピュータ200へのデータ転送を設定し、キー32によ
り、本ファクシミリ装置10での印字/出力を設定す
る。また、本ファクシミリ装置10で印字を行う第1モ
ードは、印字優先モードとデータ優先モードを含む。ユ
ーザーは、キー34により印字優先モードを設定し、キ
ー36によりデータ優先モードを設定する。キー34と
キー36は、いずれかのみが有効である。
【0012】次に、本ファクシミリ装置10のメモリ2
0内に設けられるフラグの種類、およびそれらの状態と
機能提示の関係を説明する。CPU12は、これらのフ
ラグに対応して制御を行う。表1は、これらのフラグと
提示内容を示す。コネクタ接続フラグは、パーソナルコ
ンピュータ200が接続されているときに立てられる。
また、PC側ソフト起動フラグは、パーソナルコンピュ
ータ200においてファクシミリ装置10からの転送デ
ータを受信するソフトウエアプログラムが起動されてい
るときに立てられる。この2つのフラグは、ファクシミ
リ装置10が起動されたときに、パーソナルコンピュー
タ200との接続を確認する際に立てられる。コネクタ
接続フラグとPC側ソフト起動フラグのいずれかが立っ
ていない場合は、機能Aを相手側ファクシミリ装置10
0に提示し(図5のステップS154参照)、ファクシ
ミリ装置10はパーソナルコンピュータ200を無視し
て通常どおりの受信データの処理を行える。
0内に設けられるフラグの種類、およびそれらの状態と
機能提示の関係を説明する。CPU12は、これらのフ
ラグに対応して制御を行う。表1は、これらのフラグと
提示内容を示す。コネクタ接続フラグは、パーソナルコ
ンピュータ200が接続されているときに立てられる。
また、PC側ソフト起動フラグは、パーソナルコンピュ
ータ200においてファクシミリ装置10からの転送デ
ータを受信するソフトウエアプログラムが起動されてい
るときに立てられる。この2つのフラグは、ファクシミ
リ装置10が起動されたときに、パーソナルコンピュー
タ200との接続を確認する際に立てられる。コネクタ
接続フラグとPC側ソフト起動フラグのいずれかが立っ
ていない場合は、機能Aを相手側ファクシミリ装置10
0に提示し(図5のステップS154参照)、ファクシ
ミリ装置10はパーソナルコンピュータ200を無視し
て通常どおりの受信データの処理を行える。
【0013】
【表1】
【0014】コネクタ接続フラグもPC側ソフト起動フ
ラグも立っている場合、下記の4つのフラグに対応して
機能A若しくは機能Bが相手側ファクシミリ装置100
に提示される(図5のステップS160、図6のステッ
プS166、S172参照)。受信データPC転送フラ
グは、パーソナルコンピュータ200においてファクシ
ミリ装置10からのデータを受信するソフトウエアプロ
グラムが起動されていて、データ転送がキー30により
指定されたときに立てられる。また、受信データ印字フ
ラグは、受信データのファクシミリ装置10での印字が
キー32により指定された場合に立てられる。(a)い
まPC側ソフト起動フラグが立っている場合、本ファク
シミリ装置のモードを問わずに、機能Bが提示されるよ
うにしてもよい。ここで、受信データは、ファクシミリ
装置10で印字/出力されず、パーソナルコンピュータ
200に転送される。(ただし、この制御方法は、以下
に説明する実施例では用いない。)(b)また、受信デ
ータ印字フラグが立っているが、受信データPC転送フ
ラグは立っていない場合、機能Aが相手側ファクシミリ
装置100に提示されるようにしてもよい。ここで、受
信データはファクシミリ装置10で印字/出力される。
(なお、この制御方法も、以下に説明する実施例では用
いない。)(c)受信データPC転送フラグは立ってい
るが、受信データ印字フラグが立っていない場合(第2
モード)、機能Bが相手側ファクシミリ装置100に提
示され、受信データは、ファクシミリ装置10で印字/
出力されず、パーソナルコンピュータ200に転送され
る。(d)受信データ印字フラグも受信データPC転送
フラグも立っている場合、機能Aが相手側ファクシミリ
装置100に提示されるようにしてもよい。ここで、受
信データはファクシミリ装置10のプリンタ部22で印
字/出力される。(この制御方法も、以下に説明する実
施例では用いない。)また、第1モードには、さらに、
印字優先モードとデータ優先モードが設けられる。印字
優先モードフラグは、キー34により印字優先モードが
設定されるときに立てられ、データ優先モードフラグ
は、キー36によりデータ優先モードが設定されるとき
に立てられる。(e)受信データ印字フラグと受信デー
タPC転送フラグに加え、さらに、印字優先モードフラ
グが立っている場合、印字優先モードであり、機能Aが
相手側ファクシミリ装置100に提示される。(f)受
信データ印字フラグと受信データPC転送フラグに加
え、さらに、データ優先モードフラグが立っている場
合、データ優先モードであり、機能Bが相手側ファクシ
ミリ装置100に提示される。
ラグも立っている場合、下記の4つのフラグに対応して
機能A若しくは機能Bが相手側ファクシミリ装置100
に提示される(図5のステップS160、図6のステッ
プS166、S172参照)。受信データPC転送フラ
グは、パーソナルコンピュータ200においてファクシ
ミリ装置10からのデータを受信するソフトウエアプロ
グラムが起動されていて、データ転送がキー30により
指定されたときに立てられる。また、受信データ印字フ
ラグは、受信データのファクシミリ装置10での印字が
キー32により指定された場合に立てられる。(a)い
まPC側ソフト起動フラグが立っている場合、本ファク
シミリ装置のモードを問わずに、機能Bが提示されるよ
うにしてもよい。ここで、受信データは、ファクシミリ
装置10で印字/出力されず、パーソナルコンピュータ
200に転送される。(ただし、この制御方法は、以下
に説明する実施例では用いない。)(b)また、受信デ
ータ印字フラグが立っているが、受信データPC転送フ
ラグは立っていない場合、機能Aが相手側ファクシミリ
装置100に提示されるようにしてもよい。ここで、受
信データはファクシミリ装置10で印字/出力される。
(なお、この制御方法も、以下に説明する実施例では用
いない。)(c)受信データPC転送フラグは立ってい
るが、受信データ印字フラグが立っていない場合(第2
モード)、機能Bが相手側ファクシミリ装置100に提
示され、受信データは、ファクシミリ装置10で印字/
出力されず、パーソナルコンピュータ200に転送され
る。(d)受信データ印字フラグも受信データPC転送
フラグも立っている場合、機能Aが相手側ファクシミリ
装置100に提示されるようにしてもよい。ここで、受
信データはファクシミリ装置10のプリンタ部22で印
字/出力される。(この制御方法も、以下に説明する実
施例では用いない。)また、第1モードには、さらに、
印字優先モードとデータ優先モードが設けられる。印字
優先モードフラグは、キー34により印字優先モードが
設定されるときに立てられ、データ優先モードフラグ
は、キー36によりデータ優先モードが設定されるとき
に立てられる。(e)受信データ印字フラグと受信デー
タPC転送フラグに加え、さらに、印字優先モードフラ
グが立っている場合、印字優先モードであり、機能Aが
相手側ファクシミリ装置100に提示される。(f)受
信データ印字フラグと受信データPC転送フラグに加
え、さらに、データ優先モードフラグが立っている場
合、データ優先モードであり、機能Bが相手側ファクシ
ミリ装置100に提示される。
【0015】図3は、ファクシミリ通信開始時の送信側
ファクシミリ装置と受信側ファクシミリ装置の間の基本
的な通信シーケンス(CCITTの勧告T.30参照)
を示す。まず、送信側ファクシミリ装置100から受信
側ファクシミリ装置10に発呼がされると(ステップS
10)、これに対して受信側ファクシミリ装置10が応
答する(ステップS12)。こうして、回線接続が成立
すると、まず呼び出し信号(CNG)と被呼端末識別信
号(CED)とをやりとりして(ステップS14、S1
6)、お互いがファクシミリ装置であることを確認し合
う。次に、被呼端末である受信側ファクシミリ装置10
は、送信側ファクシミリ装置100に、デジタル識別信
号(DIS)を送り、受信側ファクシミリ装置10が有
する全機能を知らせる(ステップS18)。このデジタ
ル識別信号(DIS)において、後で説明するように自
機の持つ機能(機能AまたはB)を相手先(送信側)フ
ァクシミリ装置100に提示する。相手側(送信側)フ
ァクシミリ装置100は、これを受けて、提示内容から
当該ファクシミリ通信に最適な機能を選択し、それをデ
ジタル命令信号(DCS)に乗せて受信側ファクシミリ
装置10に送信する(ステップS20)。これにより、
当該ファクシミリ通信で用いる機能を決定する。もしも
デジタル識別信号(DIS)中に送信側が希望する機能
が含まれておらず、通信を継続する意味が無いと判断し
た場合、送信側ファクシミリ装置100は、デジタル命
令信号(DCS)の代わりに切断命令信号(DCN)を
送り、通信を終了することもある。
ファクシミリ装置と受信側ファクシミリ装置の間の基本
的な通信シーケンス(CCITTの勧告T.30参照)
を示す。まず、送信側ファクシミリ装置100から受信
側ファクシミリ装置10に発呼がされると(ステップS
10)、これに対して受信側ファクシミリ装置10が応
答する(ステップS12)。こうして、回線接続が成立
すると、まず呼び出し信号(CNG)と被呼端末識別信
号(CED)とをやりとりして(ステップS14、S1
6)、お互いがファクシミリ装置であることを確認し合
う。次に、被呼端末である受信側ファクシミリ装置10
は、送信側ファクシミリ装置100に、デジタル識別信
号(DIS)を送り、受信側ファクシミリ装置10が有
する全機能を知らせる(ステップS18)。このデジタ
ル識別信号(DIS)において、後で説明するように自
機の持つ機能(機能AまたはB)を相手先(送信側)フ
ァクシミリ装置100に提示する。相手側(送信側)フ
ァクシミリ装置100は、これを受けて、提示内容から
当該ファクシミリ通信に最適な機能を選択し、それをデ
ジタル命令信号(DCS)に乗せて受信側ファクシミリ
装置10に送信する(ステップS20)。これにより、
当該ファクシミリ通信で用いる機能を決定する。もしも
デジタル識別信号(DIS)中に送信側が希望する機能
が含まれておらず、通信を継続する意味が無いと判断し
た場合、送信側ファクシミリ装置100は、デジタル命
令信号(DCS)の代わりに切断命令信号(DCN)を
送り、通信を終了することもある。
【0016】図4は、受信側ファクシミリ装置10にお
けるフラグ設定のフローを示す。まず、各フラグなどを
初期化する(ステップS100)。次に、パーソナルコ
ンピュータ200が接続されているか否かを判断し(ス
テップS102)、接続されている場合は、コネクタ接
続フラグを立てる(ステップS104)。次に、転送デ
ータを受信するためのパーソナルコンピュータ200側
のソフトウエアプログラムが起動されているか否かが判
断され(ステップS106)、起動されている場合は、
PC側ソフト起動フラグを立てる(ステップS10
8)。起動されていない場合は、フローを終了する。次
に、キー30が押下されたか否かが判断され(ステップ
S110)、押下されたと判断されると、受信データP
C転送フラグを立てる(ステップS112)。次に、キ
ー32が押下されたか否かが判断され(ステップS11
4)、押下されたと判断されると、受信データ印字フラ
グが立てられる(ステップS116)。次に、キー34
が押下されたか否かが判断され(ステップS118)、
押下されたと判断されると印字優先モードフラグが立て
られる(ステップS120)。次に、キー36が押下さ
れたか否かが判断され(ステップS122)、押下され
たと判断されるとデータ優先モードフラグが立てられる
(ステップS124)。
けるフラグ設定のフローを示す。まず、各フラグなどを
初期化する(ステップS100)。次に、パーソナルコ
ンピュータ200が接続されているか否かを判断し(ス
テップS102)、接続されている場合は、コネクタ接
続フラグを立てる(ステップS104)。次に、転送デ
ータを受信するためのパーソナルコンピュータ200側
のソフトウエアプログラムが起動されているか否かが判
断され(ステップS106)、起動されている場合は、
PC側ソフト起動フラグを立てる(ステップS10
8)。起動されていない場合は、フローを終了する。次
に、キー30が押下されたか否かが判断され(ステップ
S110)、押下されたと判断されると、受信データP
C転送フラグを立てる(ステップS112)。次に、キ
ー32が押下されたか否かが判断され(ステップS11
4)、押下されたと判断されると、受信データ印字フラ
グが立てられる(ステップS116)。次に、キー34
が押下されたか否かが判断され(ステップS118)、
押下されたと判断されると印字優先モードフラグが立て
られる(ステップS120)。次に、キー36が押下さ
れたか否かが判断され(ステップS122)、押下され
たと判断されるとデータ優先モードフラグが立てられる
(ステップS124)。
【0017】図5と図6は、図3に示した通信シーケン
スにおいて、受信側ファクシミリ装置10における受信
時の全体フローを示す。先に説明したように、ファクシ
ミリ装置10のプリンタで印字出力可能な機能Aは、1
00×200dpiと200×200dpiの画像デー
タである。また、パーソナルコンピュータ200側のソ
フトウエアが取り扱い可能なデータ形式(機能B)は、
100×200dpi、200×200dpi、300
×300dpi、400×200dpi、400×40
0dpiの画像データ、および、上記以外のバイナリフ
ァイルである。まず、相手側ファクシミリ装置100と
被呼および受信要求を確認する(ステップS150)。
次に、パーソナルコンピュータ200側のソフトウエア
プログラムが起動しているかを確認する(ステップS1
52)。起動していなければ、相手側ファクシミリ装置
100に機能Aを提示する(ステップS154)。すな
わち、自機のプリンタ部22で印字/出力可能な解像度
の画像データのみをデジタル識別信号(DIS)におい
て提示する。そして、デジタル命令信号(DCS)を受
信し、相手側ファクシミリ装置10からの受信データを
メモリ20に受信し、またはプリントしながら受信する
(ステップS156)。パーソナルコンピュータ200
側のソフトウエアが起動していると判断すると(ステッ
プS152でYES)、設定されているモードに対応し
て、自機のプリンタ部22で印字/出力可能な解像度の
画像データに加えて、自機プリンタ部22では正しく印
字/出力できない解像度の画像データやバイナリデータ
も受信可能とデジタル識別信号(DIS)において提示
できる。具体的には、以下に説明するような場合に、そ
れぞれ適切な機能を相手側ファクシミリ装置100に提
示する。まず、第1モード(受信データをファクシミリ
装置側10で印字するモード)であるかを判断する(ス
テップS158)。第1モードでないと判断されると
(ステップS158でNO)、第2モード(受信データ
をファクシミリ装置側で印字せずに情報処理端末に転送
するのみのモード)であるので、自機プリンタ22では
正しく印字/出力できない解像度の画像データやバイナ
リデータも受信可能とデジタル識別信号(DIS)にお
いて提示する。すなわち、パーソナルコンピュータ20
0側で取り扱えるすべてのデータ形式(機能B)を相手
側ファクシミリ装置100に提示する(ステップS16
0)。そして、デジタル命令信号(DCS)を受信し、
相手側ファクシミリ装置100からの受信データをパー
ソナルコンピュータ200に送信する(ステップS16
2)。
スにおいて、受信側ファクシミリ装置10における受信
時の全体フローを示す。先に説明したように、ファクシ
ミリ装置10のプリンタで印字出力可能な機能Aは、1
00×200dpiと200×200dpiの画像デー
タである。また、パーソナルコンピュータ200側のソ
フトウエアが取り扱い可能なデータ形式(機能B)は、
100×200dpi、200×200dpi、300
×300dpi、400×200dpi、400×40
0dpiの画像データ、および、上記以外のバイナリフ
ァイルである。まず、相手側ファクシミリ装置100と
被呼および受信要求を確認する(ステップS150)。
次に、パーソナルコンピュータ200側のソフトウエア
プログラムが起動しているかを確認する(ステップS1
52)。起動していなければ、相手側ファクシミリ装置
100に機能Aを提示する(ステップS154)。すな
わち、自機のプリンタ部22で印字/出力可能な解像度
の画像データのみをデジタル識別信号(DIS)におい
て提示する。そして、デジタル命令信号(DCS)を受
信し、相手側ファクシミリ装置10からの受信データを
メモリ20に受信し、またはプリントしながら受信する
(ステップS156)。パーソナルコンピュータ200
側のソフトウエアが起動していると判断すると(ステッ
プS152でYES)、設定されているモードに対応し
て、自機のプリンタ部22で印字/出力可能な解像度の
画像データに加えて、自機プリンタ部22では正しく印
字/出力できない解像度の画像データやバイナリデータ
も受信可能とデジタル識別信号(DIS)において提示
できる。具体的には、以下に説明するような場合に、そ
れぞれ適切な機能を相手側ファクシミリ装置100に提
示する。まず、第1モード(受信データをファクシミリ
装置側10で印字するモード)であるかを判断する(ス
テップS158)。第1モードでないと判断されると
(ステップS158でNO)、第2モード(受信データ
をファクシミリ装置側で印字せずに情報処理端末に転送
するのみのモード)であるので、自機プリンタ22では
正しく印字/出力できない解像度の画像データやバイナ
リデータも受信可能とデジタル識別信号(DIS)にお
いて提示する。すなわち、パーソナルコンピュータ20
0側で取り扱えるすべてのデータ形式(機能B)を相手
側ファクシミリ装置100に提示する(ステップS16
0)。そして、デジタル命令信号(DCS)を受信し、
相手側ファクシミリ装置100からの受信データをパー
ソナルコンピュータ200に送信する(ステップS16
2)。
【0018】第1モード(受信データをファクシミリ装
置側10で印字するモード)であると判断するとき(ス
テップS158でYES)、自機のプリンタ部22で印
字/出力可能な解像度の画像データのみ(機能A)をデ
ジタル識別信号(DIS)において提示することもでき
る。これにより、受信データをプリンタ部22で印字で
きる。しかし、本実施形態では、パーソナルコンピュー
タ200の機能を最大限生かすため、パーソナルコンピ
ュータ200へのデータ転送も考慮し、印字優先モード
またはデータ優先モードを設定できるようにしている。
そこで、次に、データ優先モードであるか、印字優先モ
ードであるかを判断する(ステップS164)。印字優
先モードであると判断すると(ステップS164でN
O)、自機のプリンタ部22で印字/出力可能な解像度
の画像データのみ(機能A)をデジタル識別信号(DI
S)において提示する(ステップS166)。そして、
デジタル命令信号(DCS)を受信し、ファクシミリ装
置側のメモリ20にデータを蓄積しつつ受信データをパ
ーソナルコンピュータ200に転送し(ステップS16
8)、メモリ20内のデータを印字/出力する(ステッ
プS170)。一方、データ優先モードであると判断す
ると(ステップS164でYES)、自機プリンタ22
では正しく印字/出力できない解像度の画像データやバ
イナリデータも含む機能Bをデジタル識別信号(DI
S)において提示する(ステップS172)。次に、受
信データがファクシミリ装置10で印字可能なデータで
あるかを判断する(ステップS174)。デジタル命令
信号(DCS)を受信し、自機プリンタ22では正しく
印字/出力できる解像度を受信した場合(ステップS1
74でYES)、ファクシミリ装置10側のメモリ20
にデータを蓄積しつつ受信データをパーソナルコンピュ
ータ200に転送し(ステップS176)、メモリ20
内のデータを印字/出力する(ステップS178)。一
方、デジタル命令信号(DCS)において自機プリンタ
22では正しく印字/出力できない解像度を受信した場
合(ステップS174でNO)、自動的にファクシミリ
装置側での印字/出力をキャンセルし、パーソナルコン
ピュータ200への受信データの転送のみを行う(ステ
ップS180)。
置側10で印字するモード)であると判断するとき(ス
テップS158でYES)、自機のプリンタ部22で印
字/出力可能な解像度の画像データのみ(機能A)をデ
ジタル識別信号(DIS)において提示することもでき
る。これにより、受信データをプリンタ部22で印字で
きる。しかし、本実施形態では、パーソナルコンピュー
タ200の機能を最大限生かすため、パーソナルコンピ
ュータ200へのデータ転送も考慮し、印字優先モード
またはデータ優先モードを設定できるようにしている。
そこで、次に、データ優先モードであるか、印字優先モ
ードであるかを判断する(ステップS164)。印字優
先モードであると判断すると(ステップS164でN
O)、自機のプリンタ部22で印字/出力可能な解像度
の画像データのみ(機能A)をデジタル識別信号(DI
S)において提示する(ステップS166)。そして、
デジタル命令信号(DCS)を受信し、ファクシミリ装
置側のメモリ20にデータを蓄積しつつ受信データをパ
ーソナルコンピュータ200に転送し(ステップS16
8)、メモリ20内のデータを印字/出力する(ステッ
プS170)。一方、データ優先モードであると判断す
ると(ステップS164でYES)、自機プリンタ22
では正しく印字/出力できない解像度の画像データやバ
イナリデータも含む機能Bをデジタル識別信号(DI
S)において提示する(ステップS172)。次に、受
信データがファクシミリ装置10で印字可能なデータで
あるかを判断する(ステップS174)。デジタル命令
信号(DCS)を受信し、自機プリンタ22では正しく
印字/出力できる解像度を受信した場合(ステップS1
74でYES)、ファクシミリ装置10側のメモリ20
にデータを蓄積しつつ受信データをパーソナルコンピュ
ータ200に転送し(ステップS176)、メモリ20
内のデータを印字/出力する(ステップS178)。一
方、デジタル命令信号(DCS)において自機プリンタ
22では正しく印字/出力できない解像度を受信した場
合(ステップS174でNO)、自動的にファクシミリ
装置側での印字/出力をキャンセルし、パーソナルコン
ピュータ200への受信データの転送のみを行う(ステ
ップS180)。
【0019】図7と図8に、図3に示した通信シーケン
スにおいて、本ファクシミリ装置10に対してデータを
送信する相手側ファクシミリ装置100のフローを示
す。図7は、プリンタ部22にて印字できない400×
400dpiという高解像度の画像データを送信する場
合のフローである。まず、400×400dpiの画像
の送信準備を完了する(ステップS200)。次に、発
呼をおこない、呼成立を確認する(ステップS20
2)。次に、受信側ファクシミリ装置10からデジタル
識別信号(DIS)を受信する(ステップS204)。
ここで、受信側ファクシミリ装置10が、図5のステッ
プS160、図6のステップS172のように機能Bを
提示した場合は、画像データをそのまま転送することが
できるが、図5のステップS154と図6のステップS
166のように機能Aを提示した場合は、送信可能な解
像度(この場合200×200dpiが適当)に変換し
て送る必要がある。そこで、デジタル識別信号(DI
S)から受信側ファクシミリ装置10から提示された機
能を判断する(ステップS206)。そして、機能Bが
提示されていると判断する場合、デジタル命令信号(D
CS)において、そのまま400×400dpiでの送
信を受信側ファクシミリ装置10に要求する(ステップ
S208)。そして、400×400dpiの画像をそ
のまま送信する(ステップS210)。他方、ステップ
S206で機能Aが提示されていると判断する場合、デ
ジタル命令信号(DCS)において、受信側ファクシミ
リ装置10のもつ機能の範囲で最も希望に近い解像度
(ここでは200×200dpi)を要求する(ステッ
プS212)。そして、画像の解像度を200×200
dpiに変換して送信する(ステップS214)。
スにおいて、本ファクシミリ装置10に対してデータを
送信する相手側ファクシミリ装置100のフローを示
す。図7は、プリンタ部22にて印字できない400×
400dpiという高解像度の画像データを送信する場
合のフローである。まず、400×400dpiの画像
の送信準備を完了する(ステップS200)。次に、発
呼をおこない、呼成立を確認する(ステップS20
2)。次に、受信側ファクシミリ装置10からデジタル
識別信号(DIS)を受信する(ステップS204)。
ここで、受信側ファクシミリ装置10が、図5のステッ
プS160、図6のステップS172のように機能Bを
提示した場合は、画像データをそのまま転送することが
できるが、図5のステップS154と図6のステップS
166のように機能Aを提示した場合は、送信可能な解
像度(この場合200×200dpiが適当)に変換し
て送る必要がある。そこで、デジタル識別信号(DI
S)から受信側ファクシミリ装置10から提示された機
能を判断する(ステップS206)。そして、機能Bが
提示されていると判断する場合、デジタル命令信号(D
CS)において、そのまま400×400dpiでの送
信を受信側ファクシミリ装置10に要求する(ステップ
S208)。そして、400×400dpiの画像をそ
のまま送信する(ステップS210)。他方、ステップ
S206で機能Aが提示されていると判断する場合、デ
ジタル命令信号(DCS)において、受信側ファクシミ
リ装置10のもつ機能の範囲で最も希望に近い解像度
(ここでは200×200dpi)を要求する(ステッ
プS212)。そして、画像の解像度を200×200
dpiに変換して送信する(ステップS214)。
【0020】また、図8は、相手側ファクシミリ装置1
00が画像データ以外のバイナリファイルを送信する場
合のフローを示す。まず、画像データ以外のバイナリフ
ァイルの送信準備を完了する(ステップS220)。次
に、発呼をおこない、呼成立を確認する(ステップS2
22)。次に、受信側ファクシミリ装置10からデジタ
ル識別信号(DIS)を受信する(ステップS22
4)。ここで、受信側ファクシミリ装置10が、図5の
ステップS160と図6のステップS172のように機
能Bを提示した場合は、バイナリファイルデータをその
まま転送することができるが、図5のステップS154
と図6のステップS166のように機能Aを提示した場
合は、送信を中止する必要がある。そこで、受信側ファ
クシミリ装置10から提示された機能を判断する(ステ
ップS226)。ステップS226で機能Bが提示され
ていると判断する場合、デジタル命令信号(DCS)に
おいて、バイナリファイルの送信を受信側ファクシミリ
装置10に要求する(ステップS228)。そして、バ
イナリファイルを送信する(ステップS230)。他
方、ステップS226で機能Aが提示されていると判断
する場合、受信側ファクシミリ装置10にバイナリファ
イル受信機能がないため、実質的にデータ送信は不可能
である。そこで、デジタル命令信号の代わりに切断命令
信号(DCN)を送信し(ステップS232)、通信を
中断して終了する。なお、本実施例のファクシミリ装置
はG3のファクシミリ装置であるが、G4のファクシミ
リ装置についても、同様にして、データ受信時のネゴシ
エーションフェーズにおいて自機の取り扱える最適かつ
最大の機能を相手側ファクシミリ装置に提示すればよ
い。
00が画像データ以外のバイナリファイルを送信する場
合のフローを示す。まず、画像データ以外のバイナリフ
ァイルの送信準備を完了する(ステップS220)。次
に、発呼をおこない、呼成立を確認する(ステップS2
22)。次に、受信側ファクシミリ装置10からデジタ
ル識別信号(DIS)を受信する(ステップS22
4)。ここで、受信側ファクシミリ装置10が、図5の
ステップS160と図6のステップS172のように機
能Bを提示した場合は、バイナリファイルデータをその
まま転送することができるが、図5のステップS154
と図6のステップS166のように機能Aを提示した場
合は、送信を中止する必要がある。そこで、受信側ファ
クシミリ装置10から提示された機能を判断する(ステ
ップS226)。ステップS226で機能Bが提示され
ていると判断する場合、デジタル命令信号(DCS)に
おいて、バイナリファイルの送信を受信側ファクシミリ
装置10に要求する(ステップS228)。そして、バ
イナリファイルを送信する(ステップS230)。他
方、ステップS226で機能Aが提示されていると判断
する場合、受信側ファクシミリ装置10にバイナリファ
イル受信機能がないため、実質的にデータ送信は不可能
である。そこで、デジタル命令信号の代わりに切断命令
信号(DCN)を送信し(ステップS232)、通信を
中断して終了する。なお、本実施例のファクシミリ装置
はG3のファクシミリ装置であるが、G4のファクシミ
リ装置についても、同様にして、データ受信時のネゴシ
エーションフェーズにおいて自機の取り扱える最適かつ
最大の機能を相手側ファクシミリ装置に提示すればよ
い。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るファクシミリ装置は、その
時々に応じた最適かつ最大の送信可能性を相手側ファク
シミリ装置に提示し、ファクシミリ受信システムにて受
信可能なデータに対する制限事項を極力少なくできる。
時々に応じた最適かつ最大の送信可能性を相手側ファク
シミリ装置に提示し、ファクシミリ受信システムにて受
信可能なデータに対する制限事項を極力少なくできる。
【図1】 ファクシミリ装置とパーソナルコンピュータ
とからなるファクシミリシステムのブロック図である。
とからなるファクシミリシステムのブロック図である。
【図2】 操作パネルの一部の図である。
【図3】 ファクシミリ通信開始時の基本的なシーケン
スの図である。
スの図である。
【図4】 ファクシミリ装置のフラグ設定のフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】 ファクシミリ装置における受信時の全体フロ
ーの一部を示すフローチャートである。
ーの一部を示すフローチャートである。
【図6】 ファクシミリ装置における受信時の全体フロ
ーの一部を示すフローチャートである。
ーの一部を示すフローチャートである。
【図7】 送信側ファクシミリ装置におけるデータ送信
時の全体フローを示す第1のフローチャートである。
時の全体フローを示す第1のフローチャートである。
【図8】 送信側ファクシミリ装置におけるデータ送信
時の全体フローを示す第2のフローチャートである。
時の全体フローを示す第2のフローチャートである。
10 受信側ファクシミリ装置、 12 CPU、1
00 送信側ファクシミリ装置、 200 パーソナル
コンピュータ。
00 送信側ファクシミリ装置、 200 パーソナル
コンピュータ。
Claims (4)
- 【請求項1】 相手側ファクシミリ装置からデータを受
信する受信部と、受信データを印字するプリンタ部と、
情報処理端末と接続するインターフェース部と、受信デ
ータを情報処理端末に転送する転送手段とを有するファ
クシミリ装置において、 情報処理端末へのデータ転送が可能か否かを判断する検
知手段と、 情報処理端末へのデータ転送が可能であると検知手段が
判断する場合、回線接続時における、相手側ファクシミ
リ装置に対する本ファクシミリ装置の有する機能提示の
内容を、本ファクシミリ装置で設定する情報処理モード
と情報処理端末の取り扱える機能とに対応する最適かつ
最大の送信可能性を提示するように決定する機能提示手
段とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたファクシミリ装置
において、 上記の機能提示手段は、情報処理端末側へのデータ転送
が可能であると検知手段が判断する場合、プリンタ部で
印字可能な解像度の画像データに加えて、情報処理端末
で取り扱い可能なすべてのデータ形式も受信可能と提示
することを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載されたファクシミリ装置
において、 受信データをファクシミリ装置で印字する第1モード
と、印字せずに情報処理端末にデータを転送するのみの
第2モードとを備え、 情報処理端末へのデータ転送が可能であると上記の検知
手段が判断するとき、上記の機能提示手段は、第1モー
ドが設定されている場合に、本ファクシミリ装置のプリ
ンタ部で印字可能な解像度の画像データのみを受信可能
であると提示し、第2モードが設定されている場合に、
情報処理端末で取り扱い可能なすべてのデータ形式を受
信可能と提示することを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載されたファクシミリ装置
において、 第1モードにおいて、さらに、印字優先モードとデータ
優先モードとが備えられ、 上記の機能提示手段は、印字優先モードが設定されてい
る場合、プリンタ部で印字可能な解像度の画像データの
みを受信可能と提示し、データ優先モードが設定されて
いる場合、プリンタ部で印字可能な解像度の画像データ
に加えて、情報処理端末で取り扱い可能なデータ形式も
受信可能と提示することを特徴とするファクシミリ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8042660A JPH09238221A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8042660A JPH09238221A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09238221A true JPH09238221A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12642179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8042660A Pending JPH09238221A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09238221A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006262066A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Ricoh Co Ltd | 画像データ通信方法及びその装置 |
JP2015070461A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | ブラザー工業株式会社 | ファクシミリ装置 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP8042660A patent/JPH09238221A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006262066A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Ricoh Co Ltd | 画像データ通信方法及びその装置 |
JP2015070461A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | ブラザー工業株式会社 | ファクシミリ装置 |
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