JP2954237B2 - 通信方法 - Google Patents

通信方法

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JP2954237B2
JP2954237B2 JP1178033A JP17803389A JP2954237B2 JP 2954237 B2 JP2954237 B2 JP 2954237B2 JP 1178033 A JP1178033 A JP 1178033A JP 17803389 A JP17803389 A JP 17803389A JP 2954237 B2 JP2954237 B2 JP 2954237B2
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  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、公衆網及びローカルエリアネツトワーク
(以下「NAN」と称す。)に接続された通信装置におけ
る通信方法に関するものである。
[従来の技術] ワークステーシヨン(以下端末)で作成、編集した文
書を、LANを経由して他端末へ伝送したり、更にはLAN上
に接続された通信サーバ内のモデムを介して文書を他の
デジタル公衆網等へ送信することは従来から行なわれて
いる。
この送信される文書は、文字情報、図形情報等を中心
として構成されている。そして、図形の一部はイメージ
スキヤナから読み込んだイメージ情報を編集、加工した
情報で構成されている。
一般的にそれらの情報は比較的少ないため、キヤラク
タベースのいわゆる電子メール機能を拡張した生データ
形式で行なわれている。
一方、文書をキヤラクタベースで伝送するのではな
く、ドツトで構成したイメージ情報として扱い、公衆網
経由で送信する技術はフアクシミリ技術として発展した
技術である。特に、デジタル公衆網対応のグループ4フ
アクシミリにおいては、MMR(Modified Modified Rea
d)圧縮技術によりA4サイズで400dpi(dot/inch)の高
解像度画像情報が、わずか数秒間で伝送可能となってい
る。
このため、その高速・高解像度特性を活かして、前記
LAN端末がイメージ情報のみの文書を高速に送信、ある
いはコード情報中心の文書を高速に送信するために、LA
Nにグループ4規格のフアクシミリ手順をサポートする
フアクシミリサーバ装置を配置することが多くなってい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来のこの主のフアクシミリサーバ装置は、
LANユーザが共有する送信専用装置として位置づけられ
ており、受信に関しては共有でなく、スタンドアロンの
フアクシミリ装置として動作していた。
このため、LAN上の端末であれば出力できるデータで
あつても、送信側で変倍等の処理を行つてから送つても
らつたり、受信したデータがLAN上の端末で正しく出力
できなかつたりといつた不都合が生じる等の問題があつ
た。
また、送信側が受信端末を指定して送信する場合に
は、他の端末であれば出力できるデータを、指定した端
末の能力に合せたデータしか送信することができなかつ
た。
[課題を解決するための手段] 本発明は上述の課題を解決することを目的として成さ
れたもので、上述の課題を解決する一手段として以下の
構成を備える。
即ち、公衆網及び複数の端末を接続可能なローカルエ
リアネットワークに接続された通信装置であって、前記
ローカルエリアネットワークに接続されている端末にお
いてデータを可視化するための可視出力能力を識別する
識別手段と、前記識別手段で識別した可視出力能力から
データを可視出力可能な端末の可視出力能力を選択する
選択手段と、前記選択手段で選択された端末の可視出力
能力を前記公衆網を介して相手装置に通知する通知手段
とを有することを特徴とする。
そして例えば、前記識別工程は前記ローカルエリアネ
ットワークに接続されている各共有プリンタの属性情報
に基づく情報のうち相手装置の機能に応じた可視出力能
力を有する共有プリンタの可視出力能力を識別するとと
もに、前記選択工程は前記通知工程で通知すべき可視出
力能力を示すパラメータの中に前記識別工程で識別した
可視出力能力から選択的に設定することを特徴とする。
また例えば、前記通信装置は前記公衆網及び前記ロー
カルエリアネットワークに直接接続されることを特徴と
する。
更に例えば、前記識別手段で識別する可視出力能力は
少なくとも画像を表すデータの解像度またはサイズのい
ずれかを含むことを特徴とする。
[作用] 以上の構成において、LANに接続された複数の端末の
うちデータを可視出力可能な端末の可視出力能力を選択
してその可視出力能力を相手装置に通知するので、送信
側では通知された可視出力能力に合わせてデータを送信
することになり、受信側ではLAN上の端末で正常に可視
出力できないようなデータを受信するようなことを防止
できる。また、送信側が送ることのできるデータの選択
の幅を広げさせることができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を詳細に
説明する。
第1図は本実施例装置であるフアクシミリサーバ装置
の接続されたネツトワークシステムの構成図であり、図
中、100は少なくともA,Bの2チヤネルを有するLAN、101
〜102はLAN100に接続された端末、103はプリントサー
バ、104はフアイルサーバである。
また200はデジタル公衆網であり、デジタル公衆網200
にはG4規格でのフアクシミリ通信可能なフアクシミリ装
置201、202が接続されている。
更に、300は本実施例の通信制御を実現するためのフ
アクシミリサーバ装置であり、LAN100よりのデータを公
衆網200に配信すると共に、公衆網200よりのデータのLA
N100への配信処理も行なう。
第2図に本実施例のフアクシミリサーバ装置のブロツ
ク図を示す。
第2図中、10はROM10aに内蔵された例えば第7図〜第
10図、第16図に示す制御手順等に従い装置全体の制御を
行なうCPUであり、特にG4フアクシミリ通信データとLAN
内通信データの相互乗入れ制御を主な制御対称としてい
る。10aは上述のプログラム等を記憶するROM、11はG4フ
アクシミリ通信における各レイヤ毎の通信プロトコル処
理を行なうG4フアクシミリ通信制御部、12はG4フアクシ
ミリデータ送受信時の送受信データの一時格納用のバツ
フアメモリであり、デイスクフアイルの転送速度と網速
度との間で生じる速度差を吸収する。13はMMR圧縮され
たイメージフアイル並びに各イメージフアイルの属性情
報が格納される大容量デイスクである。
14はデイスクメモリ13に格納されているフアイルの管
理をするフアイル管理部、15はフアイルをデイスクに格
納した時の時間を記録するためのタイムスタンプ用の時
計、16はデイスクメモリ13の残容量をフアイル管理テー
ブルにより定期的に監視し、所定設定値以下の残容量に
なるとCPU10へ通知するデイスクスペース監視部、17はL
AN内登録ユーザの属性を表わすユーザ属性テーブルであ
る。
また、18はLAN内ログインユーザの共有プリンタ(プ
リントサーバ103等)の属性を表わすプリントサーバ属
性テーブル、19はCPU10がLAN上の端末に送出する各種メ
ツセージを、コード情報として蓄積している定型メツセ
ージテーブル、20はCPU10から指示されたフアイルをLAN
上のプリントサーバに出力するプリントサーバ出力制御
部、21は同様に、CPU10から指示されたフアイルをLAN上
の端末へ出力するLAN端末出力制御部である。
22はLAN上のコマンドクレームを監視し、コマンドフ
レームがもしログインコマンドの場合に、そのフレーム
検出をCPU10に通知するログイン検出部である。
23はLAN内通信プロトコル制御を行なうLAN内通信制御
部であり、このLAN内通信制御部23を介して送信される
データ部分はLANバツフアメモリ24上に展開される。
コード→イメージ変換部25は、定型メツセージテーブ
ル19内のコード文書をビツトイメージに展開する部分で
あり、MMR圧伸部26はデイスクメモリ13にフアイルされ
ているMMR圧縮のフアクシミリ文書をビツトイメージに
伸長する。
またLANから受信したコード文書は、コード→イメー
ジ変換部25でイメージ展開され、かつMMR圧伸部26にてM
MR圧縮された後、デイスクメモリ13にフアイルされる。
以上の構成におけるG4フアクシミリ通信制御部11のレ
イヤ構成を第3図に示す。
第3図において、30はDDX(デジタルデータ交換網)
やISDN(デジタルサービス総合網)との物理インターフ
エースを形成する網インターフエース回路、31は網との
呼接続、呼切断、誤り制御、通信制御を行なうレイヤで
あり、X.25パケツト制御が代表的である。
32はG4フアクシミリ端末属性のネゴシエーシヨンやデ
ータ転送を行なうセツシヨン制御部である。
33のプレゼンテーシヨン制御部は、端末属性のパラメ
ータテーブルの管理及びフアクシミリ画像(ビツトイメ
ージ)の符号化・復号化を行なうのが一般的であるが、
本実施例では符号化・復号化は行なわず、蓄積フアイル
容量減少化のため、MMR圧縮のままでフアイル管理され
る。
また、端末属性ネゴシエーシヨンにおける許容パラメ
ータ値は、後述するプリントサーバ属性テーブル18に基
づいて、CPU1から指示される。
また、上述したフアイル管理部14で管理されている大
容量デイスク13に記憶される各イメージフアイルのフア
イル管理テーブルの詳細構成を第4図に示す。
このフアイル管理テーブルの各イメージフアイルの属
性情報等は、フアイル管理部14にて管理されている。
第4図に示すフアイル管理テーブルは、G4フアクシミ
リ通信制御部11にて受信し、デイスクメモリ13へ格納さ
れたフアイル、即ち、LAN側へ転送される場合のフアイ
ル管理テーブルを示している。
第4図において、フアイル管理テーブルのテーブル構
成項目は、フアイル管理部14が任意に割り付けるフアイ
ルNo.(35)、受信ビツトイメージの属性36、X.25の着
呼パケツトに付加されている拡張アドレス37、フアイル
のデイスクメモリ13上のロケーシヨンアドレス38、フア
イルサイズ39、フアイル受信時刻40、受信フアイルの存
在をLAN側へ通知したことを示す受信通知マーキング41
で構成されている。
受信ビツトイメージの属性36は、紙サイズ(例A4サイ
ズ)36aと解像度36b(例えば4000dpi)より構成され、
受信通知マーキング41は端末通知41aとプリント通知41b
により構成されている。
更に、上述したユーザ属性テーブル17の詳細構成を第
5図を参照して以下に説明する。
第5図において、拡張アドレス45はX.25着呼パケツト
の拡張アドレスフイールドの値であり、内線アドレスと
して各ユーザに割り付けられる。LANユーザ名46はLAN管
理者によつて登録されたユーザであり、LAN内の各種資
源へのアクセスが許可されている。
種別47は拡張アドレスに割り付けられた属性を示して
おり、一例として、ノーマル48、親展49の2種を示して
ある。受信したフアクシミリ文書はこの属性に基づき処
理される。カレントログイン50は、ユーザがLAN内に現
在ログインしているか否かを示すものであり、物理アド
レス51はそのログインしている端末のLANアドレスを示
している。
上述したプリントサーバ属性テーブルの詳細構成を第
6図に示す。
第6図において、プリントサーバ番号55は、CPU10が
任意にLAN上の各プリントサーバ103等に割り付けた管理
番号である。カレントアクテイブ56はプリントサーバ10
3等が現在利用可能か否かを示し、イメージ出力57はド
ツトイメージ出力が可能なプリンタか否かを示す。プリ
ント解像度58はドツトイメージ密度の種類(例えば400d
pi)を示すものである。プリント紙サイズ59はプリント
出力可能な紙サイズ(例えばA4サイズ)を示すものであ
る。物理アドレス60はプリントサーバのLANアドレスを
示している。
以上の構成を具える本実施例の動作を以下に詳細に説
明する。
まず、G4フアクシミリ通信制御部11が行なう、第3図
に示すプロトコル処理における呼設定/解放を行なうネ
ツトワーク制御部31の動作を第7図のフローチヤートを
参照して、セツシヨン制御部32におけるセツシヨン開始
動作を第8図のフローチヤートを参照して以下説明す
る。
以下の説明においては、G4フアクシミリ通信制御部11
は、受信側として表わされている。
まず、第7図を参照してG4フアクシミリ通信制御部11
が行なう、第3図に示すプロトコル処理における呼設定
/解放を行なうネツトワーク制御部31の動作を説明す
る。
ネツトワーク制御部31は、第7図のステツプS601にて
着呼パケツトの受信を待つ。そして着呼パケツトを受信
するとステツプS602に進み、受信パケツト中のフアシリ
テイフイールド内に被呼アドレス拡張フアシリテイがあ
るか否かを調べる。もし、被呼アドレス拡張フアシリテ
イがない場合、LAN内ユーザ指定なしとなり、ステツプS
607に進み、復旧要求パケツトであるCQパケツトを送信
側G4端末へ送出して処理を終了する。
一方、被呼アドレス拡張フアシリテイがある場合には
ステツプS603に進み、拡張アドレス(aaa)を記憶す
る。
そして、ステツプS60でサーバ内に存在する上述した
第5図に示すユーザ属性テーブルを検索する。そして、
続くステツプS605でこのユーザ属性に拡張アドレス(aa
a)が登録されているか否かを調べる。もし登録されて
いればステツプS606に進み、着呼受付パケツトであるCA
パケツトを送信側G4端末へ送出する。
もし登録されていなければステツプS607に進み、CQパ
ケツトを送信する。
以上の動作により、LAN内登録ユーザが特定できない
着呼は、フアクシミリ文書受信しても配信できないた
め、着呼の段階で拒否することが可能となる。
次に、セツシヨン開始動作を第8図のフローチヤート
を参照して以下に説明する。
G4フアクシミリ通信制御部11は、ステツプ701にてセ
ツシヨン開始コマンド(CSSコマンド)の受信を待ち、
セツシヨン開始コマンドを受信するとステツプS702に進
む。そして、ステツプS702でCSSのセツシヨンユーザデ
ータフイールドを調べる。相手端末がG4フアクシミリク
ラス1でない場合にはステツプS709に進み、セツシヨン
開始否定レスポンス(RSSN)を発信側の端末へ送信して
処理を終了する。
一方、相手端末がG4フアクシミリクラス1の場合はス
テツプS703に進み、セツシヨン開始肯定レスポンスを送
信し、続くステツプS704で発信端末からのCDCLコマン
ド、即ち、ドキユメント機能リストコマンドの受信を待
つ。ドキユメント機能リストコマンドを受信するとステ
ツプS705に進み、CDCLに付加されている受信機能リスト
から紙サイズと解像度の情報を抽出し記憶する。つぎ
に、ステツプS706で第6図に示したプリントサーバ属性
テーブル18の、LAN上に登録されているプリントサーバ
がプリント出力できるパラメータ値等を検出する。この
中からイメージ出力可能なプリンタの紙サイズと解像度
を検索し、ステツプS707で先に、ステツプS705で得たパ
ラメータとの参照(ネゴシエーシヨン)を行なう。そし
てステツプS708でこの結果、プリント出力可能なプリン
トサーバがLAN上に存在する場合には、そのプリントサ
ーバのパラメータがドキユメント機能肯定レスポンス
(RDCLP)に残されて送信側フアクシミリ端末へ送られ
る、この時、RDCLPにて蓄積容量ネゴシエーシヨン結果
も通知される。
以上の動作により、G4フアクシミリ通信制御部11は、
受信したフアクシミリ文書が確実にLANプリントサーバ
へ出力可能な端末ネゴシエーシヨンを行なうことができ
る。
なお、ネゴシエーシヨン終了後、フアクシミリ文書の
受信が開始され、文書はMMR圧縮されたままでデイスク
メモリ13へ格納される。
これにより、このため記憶容量も少なくてすみ、多量
の文書の蓄積が可能になる。
この受信文書は、フアイル管理部14によりフアイルNo
がつけられ、かつ属性情報として紙サイズと解像度も管
理される。
この管理テーブルは上述した第4図に示されたもので
ある。
受信文書のデイスクメモリ13への格納後、CPU10はLAN
上の宛先ユーザへフアクシミリ文書の受信通知を行なう
ことになる。
次にこのLAN上の宛先ユーザへの配信動作を第9図、
第10図のフローチヤートを参照して説明する。
第9図は宛先ユーザがLANヘログインした時に、受信
を通知する制御を示すフローチヤートであり、第10図は
タイマー割込によりログインユーザ端末及び共有プリン
タ(プリントサーバ)へ、受信リストを出力する制御を
示すフローチヤートである。
まず、第9図を参照して宛先ユーザがLANへログイン
した時の制御を説明する。
ログイン監視部22は、ステツプS801でLAN上を流れる
コマンドフレームを常時監視している。そして、コマン
ドフレームを受信するとステツプS802に進み、受信コマ
ンドがログインコマンドか否か判別する。
本実施例で用いられるログインコマンドのフオーマツ
トを第11図に示す。
第11図において、F65はフレームの区切りを表わすフ
ラグ、同報アドレス66はLAN上の全ての端末が受信する
ことを示す受信端末アドレス、送信端末アドレス67はロ
グインユーザが使用している端末のLANアドレス、C/D68
はこのフレームがコマンドかデータかを表わすビツトで
あり、この場合にはログインコマンドのため“1"となつ
ている。このため、ステツプS801の判定では、このC/D6
8のビツトを見てコマンドフレームか否かを判断するこ
とになる。
また、ログインコマンドコード69はログイン要求を表
わす所定のビツトパターンで構成されている。ユーザ名
70はJIS漢字コードで表わしたユーザ名、FCS71はフレー
ム誤り検査用のフレームチエツクシーケンスである。
ステツプS802でログインコマンドを検出するとステツ
プS803に進み、受信したコマンドフレーム情報を全てバ
ツフアメモリ24内に記憶する。そしてステツプS804でユ
ーザ属性テーブル17を検索し、続くステツプS805で受信
したコマンドフレーム内のユーザ名70が登録されている
か否かを調べる。ここでユーザ名が登録されていない場
合には処理を終了する。
一方、登録されている場合には、ステップS806に進
み、該ユーザの物理アドレスをユーザ属性テーブル17に
書き込む。そして続くステツプS807でユーザ属性テーブ
ル17のカレントログインビツト50を“ON"にする。
なお、このログイン検出部22は同様にログアウトコマ
ンドの検出制御も行なつているが、当該制御は公知であ
るため詳細説明を省略する。
例えば、ログアウトコマンドを受信すると、ユーザ属
性テーブル17の中の該ユーザの物理アドレス51は削除さ
れ、カレントログインビツト50は“OFF"に成る。
これにより、第5図に示すカレントログインビツト50
と物理アドレス51は絶えず最新の情報に更新されること
になる。
次にステツプS808にて第4図のフアイル管理テーブル
が検索され、続くステツプS809で受信通知マーキングの
端末通知欄41aを見て、該ログインユーザ宛の受信文書
の中で、未だユーザログイン端末へ通知していない文書
があるか否かを判別する。
このユーザ属性テーブルとフアイル管理テーブルの橋
渡しは、両テーブルに存在する拡張アドレス37、45を用
いて行なう。このため、ステツプS809でもし未だ通知し
ていないフアイルがある時はステツプS810に進み、未通
知フアイルリストを生成する。
この未通知フアイルリストの例を第12図に示す。この
未通知フアイルリストのフオーマツトは、定型メツセー
ジテーブル19に登録されているものであり、空欄をCPU1
0が埋めていくことになる。
フアイルの項目は、フアイルNo.受信時刻、紙サイ
ズ、解像度等で構成される。
ここには、紙サイズ情報と解像度情報が含まれている
ため、受信端末でのフアイル処理、即ち、画面出力情報
への変換や、共有プリンタの指定等が可能となる。
更に、ステツプS811で生成したリストをLAN端末出力
制御部21へ渡し、ログインユーザ端末宛に送信する。該
送信リストの受信アドレスとしては、ユーザ属性テーブ
ル17に記された物理アドレス51が用いられる。
そして、続くステツプS812にて第4図に示すフアイル
管理テーブル内の、当該フアイルの端末通知欄にマーキ
ング処理を行なう。
以上の処理により、ユーザがログアウトしてから次に
ログインするまでの間に受信したフアクシミリ文書は、
ログイン時に確実にユーザに通知することができる。
次に第10図のフローチヤートを参照して本実施例の受
信リスト出力制御を説明する。
第9図に示す制御は、ユーザログインにより起動され
たが、第10図に示す制御はタイマ割込により起動され
る。
従つて、まずステツプ901にてタイマ割込みが発生す
るか否かを監視し、タイマ割込みが発生すると、ステツ
プS902及びステツプS903にてそのタイマ割込みがプリン
ト通知割込みか、または全リスト通知割込みかを判別す
る。プリント通知割込みは30分周期あるいは1時間周期
に代表される比較的短周期に発生する割込みであり、全
リスト通知割込みは、1日1回定時に発生する周期割込
みである。
ここでプリント通知割込みの場合にはステツプS902よ
りステツプS903に進み、フアイル管理テーブルを検索
し、ステツプS904で受信通知マーキング41の中のプリン
ト通知41bにマーキングのないフアイルを調べる。その
結果、マーキングのないフアイルがなければ処理を終了
する。
一方、マーキングのないフアイルがあれば、更にステ
ツプS905で端末通知マーキング41aがないか否かを調べ
る。これにより、未だ受信通知されていないフアイルを
選択することができる。そして続くステツプS906でこの
フアイルの拡張アドレス37を利用して、ユーザ属性テー
ブル17のカレントログイン50を参照し、選択されたフア
イルの中にログインユーザのフアイルがあるか否かを調
べる。ここでログインユーザフアイルが存在する場合は
ステツプS907に進み、第12図に示す端末出力フアイルリ
ストを生成する。
そしてステツプS908で端末出力フアイルリスト中のフ
アイルに対してフアイル管理テーブルの端末通知欄41a
にマーキング後、ステツプS909にて各ログインユーザ毎
のログイン端末宛にユーザ毎のフアイルリストが送信さ
れてステツプS910に進む。
一方、ステツプS906でログインユーザフアイルが存在
しない場合には、ステツプS910に進む。
ステツプS910では、プリント出力フアイルリストを生
成する。
このプリント出力フアイルリストの例を第13図に示
す。第13図に示す様に、プリント出力フアイルリスト
は、受信通知生成時刻、宛先ユーザ、受信時刻、紙サイ
ズ、解像度で構成される。紙サイズ情報と解像度情報が
このリスト中に含まれることにより、宛先ユーザにおい
て当該フアイルのプリント出力条件を知ることができ
る。
続くステツプS911で、プリント出力フアイルリスト中
の、フアイルのフアイル管理テーブルのプリント通知欄
41bへマーキング後、ステツプS912にて一括してプリン
トサーバ宛出力される。
以上により、受信した文書フアイルに対して、ログイ
ン中のユーザについてはログイン端末へ受信通知をし、
ログアウトしているユーザについてはプリントサーバか
らの出力によつて通知することが可能となる。
一方、タイマ割込が全リスト通知割込の場合にはステ
ツプS913よりステツプS914に進み、フアイル管理テーブ
ルの受信時刻40が調べられる。そして、ステップS915で
現在時刻より24時間以内に受信したフアイルの有無が調
べられる。これは、既に宛先ユーザの指示によりフアイ
ル出力されたフアイルは、出力時点で削除されるため、
ここで検索抽出されるフアイルは24時間以上出力されな
かつたフアイルである。
検索の結果24時間以上出力されなかつたフアイルが存
在した場合にはステツプS915よりステツプS916に進み、
24時間末出力フアイルリストが生成される。そして、ス
テツプS912に進み、24時間末出力フアイルリストがプリ
ントサーバに出力されることになる。
この24時間末出力フアイルリストの例を第14図に示
す。
このフアイルフオーマツトは、定型メツセージテーブ
ル19から選ばれ、構成項目は、末出力時間帯、宛先ユー
ザ、受信時刻、紙サイズ、解像度である。
以上説明した処理により、1日1回末出力を全てリス
トに整理して自動的にプリントサーバ等よりプリント出
力することができ、LANの管理者に有効な情報を提供す
ることができる。
次に本実施例におけるデイスクメモリ13の満杯防止処
理について説明する。
第15図はデイスクの蓄積情状況を模式的に表わした図
であり、最下位が(Empty)であり、この状態ではデイ
スクメモリ13中に格納されている受信フアイルが無いこ
とを示している。最上位は(Full)であり、この状態で
はデイスクメモリ13の容量全てに受信フアイルが格納さ
れ、空きが全くないことを示している。そして、この中
間に、管理上の蓄積容量として、予め蓄積レベルI及び
蓄積レベルIIが設定されている。
蓄積レベルIは、ほぼデイスクの記憶可能容量の中間
付近に設定され、蓄積レベルIIはデイスク(Full)の若
干下方に設定されている。この蓄積レベルIIは、フアイ
ル記憶管理上の上限リミツトとして利用される。
この管理上の蓄積レベル設定に従い、現実の受信フア
イル蓄積レベルS1と、蓄積レベルIとの差容量S2を用い
て、以下に述べる満杯防止処理を行なつている。
この満杯防止処理を第16図のフローチヤート参照して
以下に説明する。
デイスクスペース監視部16は、まず、ステツプS1501
にてフアイル管理部14の管理テーブル項目中のフアイル
サイズ39を全て合計し、現在デイスク13に格納されてい
る容量レベル(サイズ)S1を求める。そして続くステツ
プS1502でこのS1と上限リミツトである蓄積レベルIIと
の差を求め、S1が該蓄積レベルIIに達したか否かを判定
する。蓄積レベルIIに達していないときにはステツプS1
501に戻る。
一方、蓄積レベルIIに達している時にはこれをCPU10
に通知し、CPU10の処理はステツプS1503に進む。CPU10
は、現状サイズS1と蓄積レベルIとの差を求めサイズ2
とする。次にステツプS1504でフアイル管理テーブルの
受信時刻40を検索し、最も古いフアイルを選択する。そ
してステツプS1505でそのフアイルが親展属性の拡張ア
ドレス有するかをユーザ属性テーブルの45、49等を参照
して調べる。もし、親展扱いの場合は、該フアイルの選
択をキヤンセルし、ステツプS1504に戻り、次に古いフ
アイルの選択を行なう。
一方、親展扱いでない場合はステツプS1505よりステ
ツプS1506に進み、該選択フアイルをプリント出力フア
イルに登録する。そして続くステツプS1507でその登録
フアイル容量の合計をサイズS2と比較する。そして未だ
サイズS2に達してない場合には、再度ステツプS1054に
戻り、次のフアイル選択を行なう。
一方、登録フアイル容量の合計がS2に達した場合に
は、プリント出力フアイルへの登録は終了したためステ
ツプS1507よりステツプS1508に進み、プリント出力フア
イルから1つのフアイルを選択する。選択されたフアイ
ルはMMR圧縮されたイメージフアイルのため、続くステ
ツプS1509でMMR圧伸部26による伸長処理を実効し、元の
イメージデータに復元される。復元されたイメージデー
タは、続くステツプS1510にて宛先ユーザの指示なしに
プリントサーバ宛出力される。そしてステツプS1511で
登録フアイルが全て出力されたか否かを調べ、出力され
ていない場合にはステツプS1508に戻り、以上の処理が
フリント出力フアイルに登録された全てのフアイルがプ
リントサーバ宛出力されるまで続けられる。
プリント出力フアイルへ登録されたフアイル全ての出
力が終了するとステツプS1511よりステツプS1512に進
み、デイスクメモリ13から全ての該出力フアイルが削除
されて処理が終了する。
以上の動作により、デイスクメモリ13が受信フアイル
で満杯になる前に、強制的にプリント出力を実行させ、
登録フアイル量を予め設定されている蓄積量以下(蓄積
レベルI以下)にすることにより、送信側端末との蓄積
容量ネゴシエーション時のメモリ容量不足が防げる。
また、この強制プリント出力においても、親展属性を
もつ受信フアイルを宛先ユーザの許可なくプリント出力
することはなく、不用意に秘密事項がもれるようなこと
も防げる。
以上説明した様に本実施例によれば、紙サイズと解像
度パラメータの指定を、LAN上の共有プリントサーバ
(例えばプリントサーバ103)の属性に基づき決定する
ため、プリント出力不能となるフアクシミリ文書を受信
することが無くなるという効果がある。
以上説明したように本実施例によれば、紙サイズと解
像度パラメータの指定を、ローカルエリアネツトワーク
上の共有プリンタの属性に基づき決定するため、プリン
ト出力不能となるフアクシミリ文書を受信する様なこと
が防止でき、処理不能データが不必要に通信されたりす
ることが無くなるという効果がある。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、LANに接続され
た複数の端末のうちデータを可視出力可能な端末の可視
出力能力を選択してその可視出力能力を相手装置に通知
するので、送信側では通知された可視出力能力に合わせ
てデータを送信することになり、受信側ではLAN上の端
末で正常に可視出力できないようなデータを受信するよ
うなことを防止できる。また、送信側が送ることのでき
るデータの選択の幅を広げさせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例の接続されたネツトワー
クシステム構成図、 第2図は本実施例のフアクシミリサーバ装置のブロツク
構成図、 第3図は本実施例の網インターフエース回路を示す図、 第4図は本実施例のフアイル管理テーブル構成図、 第5図は本実施例のユーザ属性テーブル構成図、 第6図は本実施例の共有プリンタ属性テーブル構成図、 第7図は本実施例のネツトワーク制御部の制御フローチ
ヤート、 第8図は本実施例のセツシヨン開始制御フローチヤー
ト、 第9図は本実施例のログインユーザ受信通知制御フロー
チヤート、 第10図は本実施例のタイマ割込受信通知制御フローチヤ
ート、 第12図は本実施例の端末出力フアイルリストを示す図、 第13図は本実施例のプリント出力フアイルリスト例を示
す図、 第14図は本実施例の24時間未出力フアイルリスト例を示
す図、 第15図は本実施例のデイスク蓄積状況を模式的に表わし
た図、 第11図は本実施例のログインコマンドフオーマツトを示
す図、 第16図は本実施例の満杯防止処理制御フローチヤートで
ある。 図中、10……CPU、11……G4フアクシミリ通信制御部、1
2……フアクシミリバツフアメモリ、13……デイスクメ
モリ、14……フアイル管理部、15……時計、16……デイ
スクスペース監視部、17……ユーザ属性テーブル、18…
…プリントサーバ属性テーブル、19……定型メツセージ
テーブル、20……プリントサーバ出力制御部、21……LA
N端末未出力制御部、22……ログイン検出部、23……LAN
内通信制御部、24……LANバツフアメモリ、25……コー
ド→イメージ変換部、26……MMR圧伸部、100……LAN、1
01〜104……サーバ、103……プリントサーバ、104……
フアイルサーバ、200……デジタル公衆網、201,202……
フアクシミリ装置、300……フアクシミリサーバ装置で
ある。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】公衆網及び複数の端末を接続可能なローカ
    ルエリアネットワークに接続された通信装置における通
    信方法であって、 前記ローカルエリアネットワークに接続されている端末
    においてデータを可視出力するための可視出力能力を識
    別する識別工程と、 前記識別工程で識別した可視出力能力からデータを可視
    出力可能な端末の可視出力能力を選択する選択工程と、 前記選択工程で選択された端末の可視出力能力を前記公
    衆網を介して相手装置に通知する通知工程とを有するこ
    とを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】前記識別工程は前記ローカルエリアネット
    ワークに接続されている各共有プリンタの属性情報に基
    づく情報のうち相手装置の機能に応じた可視出力能力を
    有する共有プリンタの可視出力能力を識別するととも
    に、前記選択工程は前記通知工程で通知すべき可視出力
    能力を示すパラメータの中に前記識別工程で識別した可
    視出力能力から選択的に設定することを特徴とする請求
    項1に記載の通信方法。
  3. 【請求項3】前記通信装置は前記公衆網及び前記ローカ
    ルエリアネットワークに直接接続されることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の通信方法。
  4. 【請求項4】前記識別工程で識別する可視出力能力は少
    なくとも画像を表すデータの解像度またはサイズのいず
    れかを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の通信方法。
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