JP2978250B2 - 送信装置及び受信装置並びにその方法 - Google Patents
送信装置及び受信装置並びにその方法Info
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- JP2978250B2 JP2978250B2 JP40589090A JP40589090A JP2978250B2 JP 2978250 B2 JP2978250 B2 JP 2978250B2 JP 40589090 A JP40589090 A JP 40589090A JP 40589090 A JP40589090 A JP 40589090A JP 2978250 B2 JP2978250 B2 JP 2978250B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のBチャネルと1
つのDチャネルを含むISDN回線を介して画像データ
の送受信を行なう送信装置及び受信装置並びにその方法
に関するものである。
つのDチャネルを含むISDN回線を介して画像データ
の送受信を行なう送信装置及び受信装置並びにその方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フアクシミリ装置等の画像を伝送
する伝送装置は、扱う画像データが1ページについてシ
ーケンシヤルに符号化されたものであつた。従つて、こ
のような符号化データは、1本の通信チヤネルによつて
伝送すれば十分であつた。逆に、複数の通信チヤネルに
よつて1ページの符号化データを並列送信し、画像伝送
速度を上げることは、符号化データの分割点の選択及び
制御等に困難な面があるため従来全く行なわれておら
ず、画像データの伝送速度は1本の通信チヤネルの伝送
速度に制約されていた。
する伝送装置は、扱う画像データが1ページについてシ
ーケンシヤルに符号化されたものであつた。従つて、こ
のような符号化データは、1本の通信チヤネルによつて
伝送すれば十分であつた。逆に、複数の通信チヤネルに
よつて1ページの符号化データを並列送信し、画像伝送
速度を上げることは、符号化データの分割点の選択及び
制御等に困難な面があるため従来全く行なわれておら
ず、画像データの伝送速度は1本の通信チヤネルの伝送
速度に制約されていた。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、カ
ラー多値画像などで、有効な符号化方法である階層符号
化方法による符号化データは、1ページの画像データを
低解像度から高解像度へといくつかのビツトレートごと
に独立して符号化したものである.従つて、ビツトレー
トの異なる符号化データを通信上異なるフエーズで伝送
することの問題はない。
ラー多値画像などで、有効な符号化方法である階層符号
化方法による符号化データは、1ページの画像データを
低解像度から高解像度へといくつかのビツトレートごと
に独立して符号化したものである.従つて、ビツトレー
トの異なる符号化データを通信上異なるフエーズで伝送
することの問題はない。
【0004】また、ISDNの普及により手軽に複数チ
ヤネルを使用した通信が行なえるようになつた。さら
に、フアクシミリ装置等も技術の進歩により、画像を読
み取りながら符号化し、これをリアルタイムで伝送する
方式でなく、画像を事前に読み取り、符号化したデータ
を一旦蓄積しておき、その後に蓄積データを送信する方
式が採用されつつある。
ヤネルを使用した通信が行なえるようになつた。さら
に、フアクシミリ装置等も技術の進歩により、画像を読
み取りながら符号化し、これをリアルタイムで伝送する
方式でなく、画像を事前に読み取り、符号化したデータ
を一旦蓄積しておき、その後に蓄積データを送信する方
式が採用されつつある。
【0005】このため、かならずしもシーケンシヤルな
画像通信に制約されない環境が整いつつあつた。特に、
カラー多値画像を伝送しようとした場合、圧縮符号化を
行つてもなお、データ量は従来のフアクシミリ装置の扱
う白黒2値データに比べて膨大であり、通信速度を向上
する為の工夫が求められていた。
画像通信に制約されない環境が整いつつあつた。特に、
カラー多値画像を伝送しようとした場合、圧縮符号化を
行つてもなお、データ量は従来のフアクシミリ装置の扱
う白黒2値データに比べて膨大であり、通信速度を向上
する為の工夫が求められていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として例えば以下の構成を備える。即
ち、複数のBチャネルと1つのDチャネルを含むISD
N回線を介して画像データの送信を行なう送信装置にお
いて、画像データを階層符号化方式により低解像度から
高解像度へと順次符号化する符号化手段と、前記符号化
手段で符号化した各ビットレートによる符号化データを
個別に蓄積する蓄積手段と、前記Dチャネルを介して相
手先装置と前記Bチャネルの接続を行うための通信プロ
トコルメッセージに前記複数のBチャネルを用いた前記
階層符号化された画像データの伝送を行うことを示す情
報をユーザ・ユーザ情報を設定し、送信する通信プロト
コルメッセージ送信手段と、前記Dチャネルを介して送
信した前記通信プロトコルメッセージに対する応答メッ
セージを受信する応答メッセージ受信手段と、前記応答
メッセージの受信により複数のBチャネルの接続が確立
された場合、前記階層符号化方式により符号化された各
ビットレートの符号化データ又はグループ化された符号
化データを前記接続された複数のBチャネルを介して同
時に送信し、他方、前記応答メッセージの受信により前
記複数のBチャネルの一部のBチャネルの接続が確立さ
れた場合、その接続されたBチャネルを介して前記符号
化データを送信する送信手段を有することを特徴とす
る。又は、複数のBチャネルと1つのDチャネルを含む
ISDN回線を介して画像データの受信を行なう受信装
置において、前記Dチャネルを介して前記Bチャネルの
接続を設定するための通信プロトコルメッセージを受信
する通信プロトコルメッセージ受信手段と、前記受信さ
れた通信プロトコルメッセージのユーザ・ユーザ情報を
解析し、その解析結果に従って、前記複数のBチャネル
を介した階層符号化方式により低解像度から高解像度へ
と順次符号化された画像データの同時受信を行うか否か
を判定する判定手段と、前記受信した通信プロトコルメ
ッセージに対応する応答メッセージを送信する応答メッ
セージ送信手段と、前記複数のBチャネルを介した前記
階層符号化された画像データの同時受信を行う場合、前
記複数のBチャネルから別々に受信される符号化データ
を1つのドキュメントの画像データとして復号処理する
復号化手段を有することを特徴とする。
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として例えば以下の構成を備える。即
ち、複数のBチャネルと1つのDチャネルを含むISD
N回線を介して画像データの送信を行なう送信装置にお
いて、画像データを階層符号化方式により低解像度から
高解像度へと順次符号化する符号化手段と、前記符号化
手段で符号化した各ビットレートによる符号化データを
個別に蓄積する蓄積手段と、前記Dチャネルを介して相
手先装置と前記Bチャネルの接続を行うための通信プロ
トコルメッセージに前記複数のBチャネルを用いた前記
階層符号化された画像データの伝送を行うことを示す情
報をユーザ・ユーザ情報を設定し、送信する通信プロト
コルメッセージ送信手段と、前記Dチャネルを介して送
信した前記通信プロトコルメッセージに対する応答メッ
セージを受信する応答メッセージ受信手段と、前記応答
メッセージの受信により複数のBチャネルの接続が確立
された場合、前記階層符号化方式により符号化された各
ビットレートの符号化データ又はグループ化された符号
化データを前記接続された複数のBチャネルを介して同
時に送信し、他方、前記応答メッセージの受信により前
記複数のBチャネルの一部のBチャネルの接続が確立さ
れた場合、その接続されたBチャネルを介して前記符号
化データを送信する送信手段を有することを特徴とす
る。又は、複数のBチャネルと1つのDチャネルを含む
ISDN回線を介して画像データの受信を行なう受信装
置において、前記Dチャネルを介して前記Bチャネルの
接続を設定するための通信プロトコルメッセージを受信
する通信プロトコルメッセージ受信手段と、前記受信さ
れた通信プロトコルメッセージのユーザ・ユーザ情報を
解析し、その解析結果に従って、前記複数のBチャネル
を介した階層符号化方式により低解像度から高解像度へ
と順次符号化された画像データの同時受信を行うか否か
を判定する判定手段と、前記受信した通信プロトコルメ
ッセージに対応する応答メッセージを送信する応答メッ
セージ送信手段と、前記複数のBチャネルを介した前記
階層符号化された画像データの同時受信を行う場合、前
記複数のBチャネルから別々に受信される符号化データ
を1つのドキュメントの画像データとして復号処理する
復号化手段を有することを特徴とする。
【0007】更に、複数のBチャネルと1つのDチャネ
ルを含むISDN回線を介して画像データの送信を行な
う送信方法において、画像データを階層符号化方式によ
り低解像度から高解像度へと順次符号化し、前記符号化
した各ビットレートによる符号化データを個別に蓄積
し、前記Dチャネルを介して相手先装置と前記Bチャネ
ルの接続を行うための通信プロトコルメッセージに前記
複数のBチャネルを用いた前記階層符号化された画像デ
ータの伝送を行うことを示す情報をユーザ・ユーザ情報
を設定し、送信し、前記Dチャネルを介して送信した前
記通信プロトコルメッセージに対する応答メッセージを
受信し、前記応答メッセージの受信により複数のBチャ
ネルの接続が確立された場合、前記階層符号化方式によ
り符号化された各ビットレートの符号化データ又はグル
ープ化された符号化データを前記接続された複数のBチ
ャネルを介して同時に送信し、他方、前記応答メッセー
ジの受信により前記複数のBチャネルの一部のBチャネ
ルの確立された場合、その接続されたBチャネルを介し
て前記符号化データを送信することを特徴とする。
ルを含むISDN回線を介して画像データの送信を行な
う送信方法において、画像データを階層符号化方式によ
り低解像度から高解像度へと順次符号化し、前記符号化
した各ビットレートによる符号化データを個別に蓄積
し、前記Dチャネルを介して相手先装置と前記Bチャネ
ルの接続を行うための通信プロトコルメッセージに前記
複数のBチャネルを用いた前記階層符号化された画像デ
ータの伝送を行うことを示す情報をユーザ・ユーザ情報
を設定し、送信し、前記Dチャネルを介して送信した前
記通信プロトコルメッセージに対する応答メッセージを
受信し、前記応答メッセージの受信により複数のBチャ
ネルの接続が確立された場合、前記階層符号化方式によ
り符号化された各ビットレートの符号化データ又はグル
ープ化された符号化データを前記接続された複数のBチ
ャネルを介して同時に送信し、他方、前記応答メッセー
ジの受信により前記複数のBチャネルの一部のBチャネ
ルの確立された場合、その接続されたBチャネルを介し
て前記符号化データを送信することを特徴とする。
【0008】更にまた、複数のBチャネルと1つのDチ
ャネルを含むISDN回線を介して画像データの受信を
行なう受信方法において、前記Dチャネルを介して前記
Bチャネルの接続を設定するための通信プロトコルメッ
セージを受信し、前記受信された通信プロトコルメッセ
ージのユーザ・ユーザ情報を解析し、その解析結果に従
って、前記複数のBチャネルを介した階層符号化方式に
より低解像度から高解像度へと順次符号化された画像デ
ータの同時受信を行うか否かを判定し、前記受信した通
信プロトコルメッセージに対応する応答メッセージを送
信し、 前記複数のBチャネルを介した前記階層符号化
された画像データの同時受信を行う場合、前記複数のB
チャネルから別々に受信される符号化データを1つのド
キュメントの画像データとして復号処理することを特徴
とする。
ャネルを含むISDN回線を介して画像データの受信を
行なう受信方法において、前記Dチャネルを介して前記
Bチャネルの接続を設定するための通信プロトコルメッ
セージを受信し、前記受信された通信プロトコルメッセ
ージのユーザ・ユーザ情報を解析し、その解析結果に従
って、前記複数のBチャネルを介した階層符号化方式に
より低解像度から高解像度へと順次符号化された画像デ
ータの同時受信を行うか否かを判定し、前記受信した通
信プロトコルメッセージに対応する応答メッセージを送
信し、 前記複数のBチャネルを介した前記階層符号化
された画像データの同時受信を行う場合、前記複数のB
チャネルから別々に受信される符号化データを1つのド
キュメントの画像データとして復号処理することを特徴
とする。
【0009】
【作用】以上の構成において、階層符号化され各ビット
レートに符号化された符号データを個別に蓄積し、その
蓄積した各ビットレートの符号データを複数のBチャネ
ルを介して同時に送信するようにしているので、受信側
では、別々のBチャネルで独立して受信された符号デー
タを単純に接続して、復号処理すればよく、各Bチャネ
ルで受信されるデータの順序等を考慮する必要がない、
制御の簡単なデータ送受信装置及び方法が提供できる。
又、通信プロトコルメッセージのユーザ・ユーザ情報を
用いて、上述の階層符号化した画像データの複数のBチ
ャネルを介した同時通信を通知するようにしたので、相
手装置との間で通信の整合性を簡単にとることができ、
しかも、例えば、1つのBチャネルしか接続されなかっ
たような場合には、その複数のBチャネルを介した同時
送信のかわりに、自動的に1つのBチャネルを介しての
送信を行うので、装置の操作性を向上することができ
る。
レートに符号化された符号データを個別に蓄積し、その
蓄積した各ビットレートの符号データを複数のBチャネ
ルを介して同時に送信するようにしているので、受信側
では、別々のBチャネルで独立して受信された符号デー
タを単純に接続して、復号処理すればよく、各Bチャネ
ルで受信されるデータの順序等を考慮する必要がない、
制御の簡単なデータ送受信装置及び方法が提供できる。
又、通信プロトコルメッセージのユーザ・ユーザ情報を
用いて、上述の階層符号化した画像データの複数のBチ
ャネルを介した同時通信を通知するようにしたので、相
手装置との間で通信の整合性を簡単にとることができ、
しかも、例えば、1つのBチャネルしか接続されなかっ
たような場合には、その複数のBチャネルを介した同時
送信のかわりに、自動的に1つのBチャネルを介しての
送信を行うので、装置の操作性を向上することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。図1は本発明に係る一実施例のハー
ドウエア構成の一例を示した図である。図中、1はCP
Uであり、ROM2に格納された例えば図5、及び図6
に示すプログラムに従い本実施例全体の制御を行なう。
2は上述のプログラム等の格納されたROM、3はCP
U1が処理を行う為のデータを一時的に格納するRAM
であり、後述するSETUP プロトコルのユーザ・ユ
ーザ情報の作成及び解析などの際にも使用される。4は
CPU1の制御に従つてスキヤナ5やプリンタ6を制御
するデバイスコントローラ、5は原稿の画像データの入
力において使用されるスキヤナ、6は画像データの印刷
を行うプリンタである。
を詳細に説明する。図1は本発明に係る一実施例のハー
ドウエア構成の一例を示した図である。図中、1はCP
Uであり、ROM2に格納された例えば図5、及び図6
に示すプログラムに従い本実施例全体の制御を行なう。
2は上述のプログラム等の格納されたROM、3はCP
U1が処理を行う為のデータを一時的に格納するRAM
であり、後述するSETUP プロトコルのユーザ・ユ
ーザ情報の作成及び解析などの際にも使用される。4は
CPU1の制御に従つてスキヤナ5やプリンタ6を制御
するデバイスコントローラ、5は原稿の画像データの入
力において使用されるスキヤナ、6は画像データの印刷
を行うプリンタである。
【0011】7は画像データの読み込み、印刷出力、送
信、受信、符号化、復号化を行なう際に画像データある
いはその符号化データを一時的に記憶するメモリである
画像メモリ、8は画像データの符号化、復号化処理を行
なう符号化/復号化部、9はハードデイスクを制御する
ハードデイスクインタフエース(HDI/F)、10は
符号化された画像データ等を記憶する大容量外部記憶装
置であるハードデイスク(HD)、11はISDNとの
インタフエースを司り、符号化データの送受信制御を行
なう通信制御ユニツト(CCU)であり、CCU11は
ISDN回線12の制御を行ない、2つのBチヤネル及
び1つのDチヤネルの利用を可能にする。
信、受信、符号化、復号化を行なう際に画像データある
いはその符号化データを一時的に記憶するメモリである
画像メモリ、8は画像データの符号化、復号化処理を行
なう符号化/復号化部、9はハードデイスクを制御する
ハードデイスクインタフエース(HDI/F)、10は
符号化された画像データ等を記憶する大容量外部記憶装
置であるハードデイスク(HD)、11はISDNとの
インタフエースを司り、符号化データの送受信制御を行
なう通信制御ユニツト(CCU)であり、CCU11は
ISDN回線12の制御を行ない、2つのBチヤネル及
び1つのDチヤネルの利用を可能にする。
【0012】13はシステムバスであり、画像データ及
びその符号化データ以外のデータを本システムを構成す
る要素間でやりとりするのに使用されるデータバスであ
る。14はイメージデータバスであり、画像データまた
は符号化データを、デバイスコントローラ4、画像メモ
リ7、符号化/復号化部8、HDI/F9、及び、CC
U11間で画像データまたは符号化データの授受を行な
うために使用される。以上の構成を備える本実施例にお
ける画像データの送信処理の概略を以下に説明する。
びその符号化データ以外のデータを本システムを構成す
る要素間でやりとりするのに使用されるデータバスであ
る。14はイメージデータバスであり、画像データまた
は符号化データを、デバイスコントローラ4、画像メモ
リ7、符号化/復号化部8、HDI/F9、及び、CC
U11間で画像データまたは符号化データの授受を行な
うために使用される。以上の構成を備える本実施例にお
ける画像データの送信処理の概略を以下に説明する。
【0013】まず送信原稿をスキヤナ5にセツトし、こ
の送信原稿をスキヤナ5から読み取る。読みとつた画像
データをデバイスコントローラ4を介して、一旦1件の
送信分全て画像メモリ7に蓄積する。そして1件分の画
像データを全て蓄積した後、送信時に画像データを読出
す。読出した画像データは、符号化/復号化部8に送ら
れ、階層符号化処理が施される。符号化されたデータは
各ビツトレートのデータごとに分類管理され、HDI/
F9を介してHD10に蓄積される。
の送信原稿をスキヤナ5から読み取る。読みとつた画像
データをデバイスコントローラ4を介して、一旦1件の
送信分全て画像メモリ7に蓄積する。そして1件分の画
像データを全て蓄積した後、送信時に画像データを読出
す。読出した画像データは、符号化/復号化部8に送ら
れ、階層符号化処理が施される。符号化されたデータは
各ビツトレートのデータごとに分類管理され、HDI/
F9を介してHD10に蓄積される。
【0014】このHD10への階層符号化されたドキユ
メント符号化データの蓄積フオーマツトを図2に示す。
階層符号化データは、図2に示す様に、原画像のサブサ
ンプリングを繰り返して解像度を落としたものを符号化
した、最低位ビツトレート符号化データ(D1)と、最
低位ビツトレート符号化データを復号化して線形補間
し、画像と原画像のサブサンプリングによる画像データ
との差分を符号化したより高いビツトレートの符号化デ
ータ(D2,D3)と、それらを復号化した画像と原画
像の差分を符号化したさらに高い又は最高位のビツトレ
ートに符号化データ(D4,D5)から構成される。
メント符号化データの蓄積フオーマツトを図2に示す。
階層符号化データは、図2に示す様に、原画像のサブサ
ンプリングを繰り返して解像度を落としたものを符号化
した、最低位ビツトレート符号化データ(D1)と、最
低位ビツトレート符号化データを復号化して線形補間
し、画像と原画像のサブサンプリングによる画像データ
との差分を符号化したより高いビツトレートの符号化デ
ータ(D2,D3)と、それらを復号化した画像と原画
像の差分を符号化したさらに高い又は最高位のビツトレ
ートに符号化データ(D4,D5)から構成される。
【0015】これらD1〜D5の各ビツトレートの符号
化データは、各ビツトレート以下の符号化データが揃え
ば復号化できるように、論理的に独立したものとなつて
いる。通常の通信では、送信側においては、これらの各
ビツトレートの符号化データは、ビツトレートの低いも
のから高いものへと順に伝送される。
化データは、各ビツトレート以下の符号化データが揃え
ば復号化できるように、論理的に独立したものとなつて
いる。通常の通信では、送信側においては、これらの各
ビツトレートの符号化データは、ビツトレートの低いも
のから高いものへと順に伝送される。
【0016】受信側では、この符号化データの受信と同
時に順次復号化処理を行ない、必要とする解像度のデー
タが得られた時点で、それ以降の高位ビツトレートの符
号化データの受信を止めることができるように開発され
たものである。従つてD1〜D5の各ビツトレートの符
号化データは、論理的に独立した単位でアクセスできる
ように、図2に示すように各ビツトレートごとに分けて
蓄積され、ドキユメントIDによつて1つのドキユメン
トの符号化データであることが識別可能に構成されてい
る。
時に順次復号化処理を行ない、必要とする解像度のデー
タが得られた時点で、それ以降の高位ビツトレートの符
号化データの受信を止めることができるように開発され
たものである。従つてD1〜D5の各ビツトレートの符
号化データは、論理的に独立した単位でアクセスできる
ように、図2に示すように各ビツトレートごとに分けて
蓄積され、ドキユメントIDによつて1つのドキユメン
トの符号化データであることが識別可能に構成されてい
る。
【0017】複数ページからなるドキユメントの場合に
は、ページごとにD1〜D5が作成され、それがページ
数の数だけ繰り返される。HD10に蓄積された符号化
データは、CCU11が制御する通信プロトコルに従つ
て、ISDN回線12を通して他の送信先装置に伝送さ
れる。このCCU11が制御する通信プロトコルの制御
シーケンスは本実施例の根幹をなす処理であるため、詳
細を図3を参照して後述する。
は、ページごとにD1〜D5が作成され、それがページ
数の数だけ繰り返される。HD10に蓄積された符号化
データは、CCU11が制御する通信プロトコルに従つ
て、ISDN回線12を通して他の送信先装置に伝送さ
れる。このCCU11が制御する通信プロトコルの制御
シーケンスは本実施例の根幹をなす処理であるため、詳
細を図3を参照して後述する。
【0018】次に、本実施例の受信処理の概略を説明す
る。相手装置からの通信要求は、ISDN回線12のD
チヤネルにより着信する。このため、CCU11はDチ
ヤネルの着信を検知すると、Bチヤネルの呼を確立させ
る。続いて、呼を確立したBチヤネルの通信プロトコル
を制御することによつて符号化データを受信する。受信
した符号化データは、画像メモリ7に一旦記憶される。
る。相手装置からの通信要求は、ISDN回線12のD
チヤネルにより着信する。このため、CCU11はDチ
ヤネルの着信を検知すると、Bチヤネルの呼を確立させ
る。続いて、呼を確立したBチヤネルの通信プロトコル
を制御することによつて符号化データを受信する。受信
した符号化データは、画像メモリ7に一旦記憶される。
【0019】受信データを即時に印刷出力させる場合に
は、画像メモリ7に一旦記憶してある受信符号化データ
を読出し、符号化/復号化部8により復号化する。復号
化した画像データはデバイスコントローラ4を介してプ
リンタ6に送り、印刷する。一方、即時に印刷しない場
合には、画像メモリ7より符号化データのまま読出し、
HDI/F9を介してHD10に蓄積しておく。
は、画像メモリ7に一旦記憶してある受信符号化データ
を読出し、符号化/復号化部8により復号化する。復号
化した画像データはデバイスコントローラ4を介してプ
リンタ6に送り、印刷する。一方、即時に印刷しない場
合には、画像メモリ7より符号化データのまま読出し、
HDI/F9を介してHD10に蓄積しておく。
【0020】このHD10への符号化データは、図2に
示す送信用に蓄積された符号化データと同じフオーマツ
トで蓄積される。但し、受信データの場合は、どのビツ
トレートの符号化データまで存在するかはドキユメント
に依存する。以上説明した送受信処理を行なう本実施例
の詳細動作を以下に説明する。本実施例におけるISD
N回線は、基本インタフエースを持つものであり、Bチ
ヤネル2本とDチヤネル1本が接続される。このBチヤ
ネル2本を、一方のBチヤネルで最高位以外のビツトレ
ートの符号化データの伝送を行ない、他方のBチヤネル
で最高位ビツトレートの符号化データの伝送を行なうよ
う制御して使用する。
示す送信用に蓄積された符号化データと同じフオーマツ
トで蓄積される。但し、受信データの場合は、どのビツ
トレートの符号化データまで存在するかはドキユメント
に依存する。以上説明した送受信処理を行なう本実施例
の詳細動作を以下に説明する。本実施例におけるISD
N回線は、基本インタフエースを持つものであり、Bチ
ヤネル2本とDチヤネル1本が接続される。このBチヤ
ネル2本を、一方のBチヤネルで最高位以外のビツトレ
ートの符号化データの伝送を行ない、他方のBチヤネル
で最高位ビツトレートの符号化データの伝送を行なうよ
う制御して使用する。
【0021】そして、Bチヤネル2本で1つのドキユメ
ントのデータを伝送することを相手受信側装置に伝える
為に、Dチヤネルの通信プロトコルデータユニツトにユ
ーザ・ユーザ情報を使用する。また発呼シーケンスにつ
いても、1本目のBチヤネルの呼の確立のためのDチヤ
ネルによる呼設定を行ない、両方のBチヤネルの呼設定
が確認できた時点で各Bチヤネルの通信を開始するよう
制御する。
ントのデータを伝送することを相手受信側装置に伝える
為に、Dチヤネルの通信プロトコルデータユニツトにユ
ーザ・ユーザ情報を使用する。また発呼シーケンスにつ
いても、1本目のBチヤネルの呼の確立のためのDチヤ
ネルによる呼設定を行ない、両方のBチヤネルの呼設定
が確認できた時点で各Bチヤネルの通信を開始するよう
制御する。
【0022】図3は以上の様に制御される本実施例の通
信制御手順の一例を示した図である。図3において、端
末Aは送信側の画像伝送装置を表わし、端末Bは受信側
の画像伝送装置を表わす。端末Aにおいて、発呼要求が
発生した場合、発呼端末AからSETUPメッセージP
1が送出される。該SETUPメッセージには、着呼端
末番号、サブアドレスの他、伝達能力、整合性確認情報
等が含まれており、本実施例におけるユーザ・ユーザ情
報を含むことができる。
信制御手順の一例を示した図である。図3において、端
末Aは送信側の画像伝送装置を表わし、端末Bは受信側
の画像伝送装置を表わす。端末Aにおいて、発呼要求が
発生した場合、発呼端末AからSETUPメッセージP
1が送出される。該SETUPメッセージには、着呼端
末番号、サブアドレスの他、伝達能力、整合性確認情報
等が含まれており、本実施例におけるユーザ・ユーザ情
報を含むことができる。
【0023】このSETUPメッセージのデータフオー
マツトの一例を図4に示す。図4に示すように、プロト
コル識別子、呼番号、メッセージ種別は、Dチヤネルの
すべてのメッセージにおいて含まれる必要があり、その
内、メッセージ種別にてSETUPメッセージであるこ
とや後述する他のメッセージであることを識別する。伝
達能力から高位レイヤ整合性まではSETUPメッセー
ジにおいて使用される情報であり、着呼端末と通信が可
能かどうかを判断する為等に使用される。
マツトの一例を図4に示す。図4に示すように、プロト
コル識別子、呼番号、メッセージ種別は、Dチヤネルの
すべてのメッセージにおいて含まれる必要があり、その
内、メッセージ種別にてSETUPメッセージであるこ
とや後述する他のメッセージであることを識別する。伝
達能力から高位レイヤ整合性まではSETUPメッセー
ジにおいて使用される情報であり、着呼端末と通信が可
能かどうかを判断する為等に使用される。
【0024】ユーザ・ユーザ情報はユーザ間の情報の伝
達に使用される。本実施例においては、このユーザ・ユ
ーザ情報を用いて、2本のBチヤネルで1ドキユメント
のデータを伝送することを通知する。ユーザ・ユーザ情
報の内容は、まず、画像伝送装置の製造供給者、すなわ
ちメーカを示す供給者コードと、本実施例機種であるこ
とを示す機種コードと、本実施例の通信方式による伝送
を行うか否かを示す通信方式の情報がセツトされる。続
いてドキユメントの発振日時とドキユメントIDがセツ
トされる。以上の内容は1つのドキユメントのデータ伝
送を行う為に発呼するすべてのSETUPメッセージの
ユーザ・ユーザ情報に共通にセツトされる。そして、ド
キユメントの符号化データのうちどのビツトレートのデ
ータであるのかはデータ種別により示される。このデー
タ種別は1本目のBチヤネルの呼設定の為のSETUP
メッセージでは使用されない。これは2本目のBチヤネ
ルの呼設定ができなかつた場合1本目のBチヤネルにて
全符号化データの伝送を行ない、2本目のBチヤネルの
呼設定ができた場合には2本目のBチヤネルで伝送する
もの以外の符号化データを1本目のBチヤネルにて伝送
するというように、2本目のBチヤネルの呼設定に依存
する情報であるためである。
達に使用される。本実施例においては、このユーザ・ユ
ーザ情報を用いて、2本のBチヤネルで1ドキユメント
のデータを伝送することを通知する。ユーザ・ユーザ情
報の内容は、まず、画像伝送装置の製造供給者、すなわ
ちメーカを示す供給者コードと、本実施例機種であるこ
とを示す機種コードと、本実施例の通信方式による伝送
を行うか否かを示す通信方式の情報がセツトされる。続
いてドキユメントの発振日時とドキユメントIDがセツ
トされる。以上の内容は1つのドキユメントのデータ伝
送を行う為に発呼するすべてのSETUPメッセージの
ユーザ・ユーザ情報に共通にセツトされる。そして、ド
キユメントの符号化データのうちどのビツトレートのデ
ータであるのかはデータ種別により示される。このデー
タ種別は1本目のBチヤネルの呼設定の為のSETUP
メッセージでは使用されない。これは2本目のBチヤネ
ルの呼設定ができなかつた場合1本目のBチヤネルにて
全符号化データの伝送を行ない、2本目のBチヤネルの
呼設定ができた場合には2本目のBチヤネルで伝送する
もの以外の符号化データを1本目のBチヤネルにて伝送
するというように、2本目のBチヤネルの呼設定に依存
する情報であるためである。
【0025】このようなSETUPメッセージが、図3
のP1に示す様に端末Aからネツトワーク(ISDN)
に送出されると、ネツトワークはこの時Bチヤネルが使
用可能であれば、端末AにCALL PROCeedi
ng(図3P2)メッセージを送出する。それととも
に、端末BへはSETUPメッセージを届ける。端末B
の受け取るSETUPメッセージには、前述の情報のう
ちの伝達能力、整合性確認情報、ユーザ・ユーザ情報が
含まれている。このため、AETPUメツセージを受信
した端末Bでは、これらの受信情報から応答すべきか否
かを判断する。端末Bの状態によつては、SETUPメ
ッセージに対し、直ちに応答できない場合がある。端末
Bが応答できない場合には、これを通知するためにAL
ERT(P3)が送出される。ネツトワークが、かかる
ALERTメッセージを受信すると、端末Aに端末Bを
呼出し中であることを通知するために、端末AにこのA
LERTメッセージを送る。
のP1に示す様に端末Aからネツトワーク(ISDN)
に送出されると、ネツトワークはこの時Bチヤネルが使
用可能であれば、端末AにCALL PROCeedi
ng(図3P2)メッセージを送出する。それととも
に、端末BへはSETUPメッセージを届ける。端末B
の受け取るSETUPメッセージには、前述の情報のう
ちの伝達能力、整合性確認情報、ユーザ・ユーザ情報が
含まれている。このため、AETPUメツセージを受信
した端末Bでは、これらの受信情報から応答すべきか否
かを判断する。端末Bの状態によつては、SETUPメ
ッセージに対し、直ちに応答できない場合がある。端末
Bが応答できない場合には、これを通知するためにAL
ERT(P3)が送出される。ネツトワークが、かかる
ALERTメッセージを受信すると、端末Aに端末Bを
呼出し中であることを通知するために、端末AにこのA
LERTメッセージを送る。
【0026】ここで、通信可能と判断した場合、又は応
答可能になつた場合には、応答する旨を示すCONN
(P4)メッセージを送出する。このCONNメッセー
ジにもユーザ・ユーザ情報を含ませることができる。C
ONNP4メッセージは、端末Bが着呼を受入れ可能で
あり、着呼受け入れのための通信パス設定を要求してい
ることを示している。
答可能になつた場合には、応答する旨を示すCONN
(P4)メッセージを送出する。このCONNメッセー
ジにもユーザ・ユーザ情報を含ませることができる。C
ONNP4メッセージは、端末Bが着呼を受入れ可能で
あり、着呼受け入れのための通信パス設定を要求してい
ることを示している。
【0027】ネツトワークは、端末Bが応答し、通信パ
スが設定されたことを通知するため、端末Aにこのメッ
セージを送る。また、端末Bに対しては、CONN A
CK(P5)メッセージを送出する。端末Aは、受信し
たCONNメッセージのユーザ・ユーザ情報を見て、S
ETUPメッセージにセツトしたものと同一の通信方
式、発信日時、ドキユメントID、データ種別がセツト
されているか否かを調べる。そして、これらが一致して
いれば続いて本実施例方式に基づくデータ通信が可能で
あることを知ることができる。
スが設定されたことを通知するため、端末Aにこのメッ
セージを送る。また、端末Bに対しては、CONN A
CK(P5)メッセージを送出する。端末Aは、受信し
たCONNメッセージのユーザ・ユーザ情報を見て、S
ETUPメッセージにセツトしたものと同一の通信方
式、発信日時、ドキユメントID、データ種別がセツト
されているか否かを調べる。そして、これらが一致して
いれば続いて本実施例方式に基づくデータ通信が可能で
あることを知ることができる。
【0028】このようにして1本目のBチヤネルの呼設
定が行なわれると、端末Aは続いて2本目のBチヤネル
の呼設定のために、SETUPメッセージ(P6)を送
出する。このSETUPメッセージも図4に示したもの
と同じデータフオーマツトであり、さらにユーザ・ユー
ザ情報の発信日時、ドキユメントIDにも1本目のBチ
ヤネルの呼設定時にセツトしたものと同じデータをセツ
トする。ただし、データ種別については、2本目のBチ
ヤネルでは最高位ビツトレートの符号化情報を伝送する
ことを示すデータがセツトされる。
定が行なわれると、端末Aは続いて2本目のBチヤネル
の呼設定のために、SETUPメッセージ(P6)を送
出する。このSETUPメッセージも図4に示したもの
と同じデータフオーマツトであり、さらにユーザ・ユー
ザ情報の発信日時、ドキユメントIDにも1本目のBチ
ヤネルの呼設定時にセツトしたものと同じデータをセツ
トする。ただし、データ種別については、2本目のBチ
ヤネルでは最高位ビツトレートの符号化情報を伝送する
ことを示すデータがセツトされる。
【0029】ネツトワークは、このSETUPメッセー
ジに対して、端末Aに対してはCALL PROCee
ding メッセージ(P7)を、端末BにはSETU
Pメッセージ(P6)を送出する。端末Bは、送られて
きたSETUPメッセージを調べる。そして端末が即座
に応答できない場合にはP3と同様にALERTメッセ
ージ(P8)を送出する。通信可能であるならば、CO
NNメッセージ(P9)を送出する。この際において
も、本実施例の通信方式が可能と判断したならばCON
Nメッセージ内のユーザ・ユーザ情報にP6のSETU
Pメッセージで受けたユーザ・ユーザ情報のデータをコ
ピーする。
ジに対して、端末Aに対してはCALL PROCee
ding メッセージ(P7)を、端末BにはSETU
Pメッセージ(P6)を送出する。端末Bは、送られて
きたSETUPメッセージを調べる。そして端末が即座
に応答できない場合にはP3と同様にALERTメッセ
ージ(P8)を送出する。通信可能であるならば、CO
NNメッセージ(P9)を送出する。この際において
も、本実施例の通信方式が可能と判断したならばCON
Nメッセージ内のユーザ・ユーザ情報にP6のSETU
Pメッセージで受けたユーザ・ユーザ情報のデータをコ
ピーする。
【0030】ネツトワークは、CONNメッセージ(P
9)を受け取ると、端末AにこのCONNメッセージ
(P9)を送り、かつ、端末BにCONN ACKメッ
セージ(P10)を送出する。端末Aは受信したCON
Nメッセージのユーザ・ユーザ情報を見て、2本目のB
チヤネルで最高位ビツトレートに符号化データを伝送す
ることが可能か否かを知ることができる。
9)を受け取ると、端末AにこのCONNメッセージ
(P9)を送り、かつ、端末BにCONN ACKメッ
セージ(P10)を送出する。端末Aは受信したCON
Nメッセージのユーザ・ユーザ情報を見て、2本目のB
チヤネルで最高位ビツトレートに符号化データを伝送す
ることが可能か否かを知ることができる。
【0031】かくして、端末A,Bは転送フエーズにな
り、2本のBチヤネルの通信においては図2のD1〜D
4のビツトレートの符号化データを伝送する。かかる通
信中、P11またはP12において、通信終了に伴い切
断を行う場合、次のようなDチヤネルによる呼解放がな
される。すなわち、呼解放は、DISC P13,RE
L P14,RELCOM P15の各手順によつて行
われ、1本のBチヤネルの呼が解放される。
り、2本のBチヤネルの通信においては図2のD1〜D
4のビツトレートの符号化データを伝送する。かかる通
信中、P11またはP12において、通信終了に伴い切
断を行う場合、次のようなDチヤネルによる呼解放がな
される。すなわち、呼解放は、DISC P13,RE
L P14,RELCOM P15の各手順によつて行
われ、1本のBチヤネルの呼が解放される。
【0032】もう1本のBチヤネルの通信が終了する
と、同様にDチヤネルにより、DISC P16,RE
L P17,RELCOM P18の各手順によつて呼
解放がなされすべての通信手順が終了する。かくして呼
解放完了後は始めての状態すなわち呼設定開始前の状態
に復帰する。
と、同様にDチヤネルにより、DISC P16,RE
L P17,RELCOM P18の各手順によつて呼
解放がなされすべての通信手順が終了する。かくして呼
解放完了後は始めての状態すなわち呼設定開始前の状態
に復帰する。
【0033】以上説明したような通信手順によつて、2
本のBチヤネルによる1つのドキユメントデータの並列
伝送が行なわれる。このような処理を行なうための送受
信装置における処理シーケンスの詳細を、更に図5、図
6を用いて以下に説明する。図5は本実施例の処理を、
送信側の装置で行なう際の処理シーケンスの一例を示し
たフローチヤートである。
本のBチヤネルによる1つのドキユメントデータの並列
伝送が行なわれる。このような処理を行なうための送受
信装置における処理シーケンスの詳細を、更に図5、図
6を用いて以下に説明する。図5は本実施例の処理を、
送信側の装置で行なう際の処理シーケンスの一例を示し
たフローチヤートである。
【0034】送信処理要求を装置が検出すると、まずス
テツプS1で、発信日時、ドキユメントIDをセツトし
たユーザ・ユーザ情報(UUI)を生成する。続いてス
テツプS2で第1のBチヤネルの呼を確立するためのD
チヤネルSETUPメッセージを、CCU11を介して
ISDNに送出する。そしてステツプS3で、ISDN
回線からのCONNメッセージの受信待ちの状態とな
る。もし、呼設定が失敗した場合にはRELメッセージ
の受信があるのでステツプS4では、RELメッセージ
の受信があるか否かを監視する。
テツプS1で、発信日時、ドキユメントIDをセツトし
たユーザ・ユーザ情報(UUI)を生成する。続いてス
テツプS2で第1のBチヤネルの呼を確立するためのD
チヤネルSETUPメッセージを、CCU11を介して
ISDNに送出する。そしてステツプS3で、ISDN
回線からのCONNメッセージの受信待ちの状態とな
る。もし、呼設定が失敗した場合にはRELメッセージ
の受信があるのでステツプS4では、RELメッセージ
の受信があるか否かを監視する。
【0035】このステツプS3とステツプS4の処理の
実行中に、もしRELメツセージを受信した場合には、
その送信は終了となる。一方、ISDNよりのCONN
メッセージの受信があった場合には、Bチヤネルの呼が
確立されたため、ステツプS3よりステツプS5に進
み、ステツプS1でUUIにセツトしたものと同じ発信
日時及びドキユメントIDをUUIにセツトし、さらに
データ種別に最高位ビツトレート符号化データであるこ
とを示す情報を記入し、セツトする。
実行中に、もしRELメツセージを受信した場合には、
その送信は終了となる。一方、ISDNよりのCONN
メッセージの受信があった場合には、Bチヤネルの呼が
確立されたため、ステツプS3よりステツプS5に進
み、ステツプS1でUUIにセツトしたものと同じ発信
日時及びドキユメントIDをUUIにセツトし、さらに
データ種別に最高位ビツトレート符号化データであるこ
とを示す情報を記入し、セツトする。
【0036】そして次のステツプS6で、第2のBチヤ
ネルの呼を確立するためのDチヤネルSETUPをIS
DNに送出し、その中にステツプS5で作成したUUI
を含ませる。そして装置は再びステツプS7、ステツプ
S8で、上述したステツプS2、ステツプS3と同様
の、ISDN回線からのCONNメッセージ、又はRE
Lメッセージの受信があるか否かの監視処理に移行す
る。
ネルの呼を確立するためのDチヤネルSETUPをIS
DNに送出し、その中にステツプS5で作成したUUI
を含ませる。そして装置は再びステツプS7、ステツプ
S8で、上述したステツプS2、ステツプS3と同様
の、ISDN回線からのCONNメッセージ、又はRE
Lメッセージの受信があるか否かの監視処理に移行す
る。
【0037】このステツプS7とステツプS8の処理の
実行中に、ISDNよりのCONNメッセージの受信が
あった場合には、第2のBチヤネルの呼が確立されたた
め、ステツプS7よりステツプS9に進む。ステツプS
9、ステツプS10の処理は、2本のBチヤネルで1つ
のドキユメントの画像データを並列伝送するものであ
る。まず、ステツプS9にて第1のBチヤネルにより最
高位ビツトレート以外のビツトレートの符号化データす
なわち図2のD1〜D4のデータを伝送する。続くステ
ツプS10にて第2のBチヤネルにて最高位ビツトレー
トの符号化データ、すなわち図2のD5のデータを伝送
する。
実行中に、ISDNよりのCONNメッセージの受信が
あった場合には、第2のBチヤネルの呼が確立されたた
め、ステツプS7よりステツプS9に進む。ステツプS
9、ステツプS10の処理は、2本のBチヤネルで1つ
のドキユメントの画像データを並列伝送するものであ
る。まず、ステツプS9にて第1のBチヤネルにより最
高位ビツトレート以外のビツトレートの符号化データす
なわち図2のD1〜D4のデータを伝送する。続くステ
ツプS10にて第2のBチヤネルにて最高位ビツトレー
トの符号化データ、すなわち図2のD5のデータを伝送
する。
【0038】ステツプS9またはステツプS10どちら
かの伝送が終了したら、ステツプS12へ進み、Dチヤ
ネルの切断解放処理を行なう。さらに、もう片方の伝送
が終了したらステツプS13にてDチヤネルの切断解放
処理を行なう。一方、このステツプS7とステツプS8
の処理の実行中に、もしRELメツセージを受信した場
合には、ステツプS8よりステツプS11に進む。ステ
ツプS11は、2本のBチヤネルの同時利用の要求にお
いて、1本のBチヤネルの呼しか設定できなかつた場合
のシーケンスである。この場合には1本のBチヤネルで
ある第1のBチヤネルのみを用いて送信対象ドキユメン
トの全符号化データの伝送を行なう。そして、全符号化
データの伝送が終了したらステツプS13へ進み、Dチ
ヤネルの切断解放処理を行なう。
かの伝送が終了したら、ステツプS12へ進み、Dチヤ
ネルの切断解放処理を行なう。さらに、もう片方の伝送
が終了したらステツプS13にてDチヤネルの切断解放
処理を行なう。一方、このステツプS7とステツプS8
の処理の実行中に、もしRELメツセージを受信した場
合には、ステツプS8よりステツプS11に進む。ステ
ツプS11は、2本のBチヤネルの同時利用の要求にお
いて、1本のBチヤネルの呼しか設定できなかつた場合
のシーケンスである。この場合には1本のBチヤネルで
ある第1のBチヤネルのみを用いて送信対象ドキユメン
トの全符号化データの伝送を行なう。そして、全符号化
データの伝送が終了したらステツプS13へ進み、Dチ
ヤネルの切断解放処理を行なう。
【0039】以上のような処理シーケンスにて送信側画
像伝送装置は動作する。なお、図5のステツプS1〜S
3の処理は、図3のP1〜P4に対応し、ステツプS5
〜S7の処理は図3のP6〜P9に対応する。同様に、
ステツプS9はP11、ステツプS10はP12、ステ
ツプS12はP13〜P15、ステツプS13はP16
〜P18にそれぞれ対応している。
像伝送装置は動作する。なお、図5のステツプS1〜S
3の処理は、図3のP1〜P4に対応し、ステツプS5
〜S7の処理は図3のP6〜P9に対応する。同様に、
ステツプS9はP11、ステツプS10はP12、ステ
ツプS12はP13〜P15、ステツプS13はP16
〜P18にそれぞれ対応している。
【0040】次に、図6を参照して本実施例通信方式に
おける受信側の装置で行なう際の通信制御シーケンスを
説明する。受信装置はステツプS51にてDチヤネルか
らのSETUPメッセージの受信がないか監視を行な
う。SETUPメッセージの受信を検知したらステツプ
S52へ進み、SETUPメッセージ内のユーザ・ユー
ザ情報(UUI)の解析を行なう。解析の結果通信可能
と判断すれば次のステツプS53にてDチヤネルのCO
NNメッセージを送出する。さらにステツプS54でB
チヤネルの受信処理を開始し、Dチヤネルについての呼
設定は完了する。
おける受信側の装置で行なう際の通信制御シーケンスを
説明する。受信装置はステツプS51にてDチヤネルか
らのSETUPメッセージの受信がないか監視を行な
う。SETUPメッセージの受信を検知したらステツプ
S52へ進み、SETUPメッセージ内のユーザ・ユー
ザ情報(UUI)の解析を行なう。解析の結果通信可能
と判断すれば次のステツプS53にてDチヤネルのCO
NNメッセージを送出する。さらにステツプS54でB
チヤネルの受信処理を開始し、Dチヤネルについての呼
設定は完了する。
【0041】続くステツプS55、ステツプS56で、
もう1本のBチヤネルの呼設定についてDチヤネルから
のSETUPメッセージの受信がないか、及びBチヤネ
ル通信が終了したか否かの監視を行なう。この監視中に
おいて、ステツプS54で設定されたBチヤネルの通信
が終了した場合にはステツプS56より受信処理に進
む。
もう1本のBチヤネルの呼設定についてDチヤネルから
のSETUPメッセージの受信がないか、及びBチヤネ
ル通信が終了したか否かの監視を行なう。この監視中に
おいて、ステツプS54で設定されたBチヤネルの通信
が終了した場合にはステツプS56より受信処理に進
む。
【0042】一方、この監視中において、Dチヤネルの
SETUP受信を検知したらステツプS55よりステツ
プS57に進み、SETUPメッセージ内のUUIの解
析を行なう。ここで、このUUIの内容がステツプS5
2で解析したものと同じ発信日時、ドキユメントIDで
あれば、この呼設定が本実施例の方式による符号化デー
タ伝送がなされることを知ることができる。そこで、U
UIの内容が共通であればステツプS59へ進み、最初
のBチヤネルによつて受信するドキユメントの最高位ビ
ツトレートの符号化データ分を、次に確立されたBチヤ
ネルによつて受信する処理を行ない、ステツプS61に
進む。
SETUP受信を検知したらステツプS55よりステツ
プS57に進み、SETUPメッセージ内のUUIの解
析を行なう。ここで、このUUIの内容がステツプS5
2で解析したものと同じ発信日時、ドキユメントIDで
あれば、この呼設定が本実施例の方式による符号化デー
タ伝送がなされることを知ることができる。そこで、U
UIの内容が共通であればステツプS59へ進み、最初
のBチヤネルによつて受信するドキユメントの最高位ビ
ツトレートの符号化データ分を、次に確立されたBチヤ
ネルによつて受信する処理を行ない、ステツプS61に
進む。
【0043】また、UUIの内容が共通ではない場合に
はステツプS60へ進み、最初のBチヤネルの通信とは
全く独立の通信がなされるとして次に確立したBチヤネ
ルの受信処理を行なう。そしてステツプS61に進む。
ステツプS61ででは、いづれかのBチヤネルの通信が
終了したか否かを監視する。いづれかのBチヤネルの通
信終了を認めた場合にはステツプS62に進み、Bチヤ
ネルの2つとも通信が終了ているか否かを判断する。も
し2つとも終了していなかつた場合にはステツプS61
へ戻り、もう一方のBチヤネルの通信終了を待つ。
はステツプS60へ進み、最初のBチヤネルの通信とは
全く独立の通信がなされるとして次に確立したBチヤネ
ルの受信処理を行なう。そしてステツプS61に進む。
ステツプS61ででは、いづれかのBチヤネルの通信が
終了したか否かを監視する。いづれかのBチヤネルの通
信終了を認めた場合にはステツプS62に進み、Bチヤ
ネルの2つとも通信が終了ているか否かを判断する。も
し2つとも終了していなかつた場合にはステツプS61
へ戻り、もう一方のBチヤネルの通信終了を待つ。
【0044】2本のBチヤネルとも通信終了していたら
受信処理を終了する。以上のような処理シーケンスにて
受信側画像伝送装置は動作する。なお、図6のステツプ
S51〜S53の処理は図3のP1〜P4に対応し、ス
テツプS55〜S58の処理はP6〜P9に対応する。
同様に、ステツプS54はP11、ステツプS59はP
12、ステツプS61〜S62はP13〜P18に対応
している。
受信処理を終了する。以上のような処理シーケンスにて
受信側画像伝送装置は動作する。なお、図6のステツプ
S51〜S53の処理は図3のP1〜P4に対応し、ス
テツプS55〜S58の処理はP6〜P9に対応する。
同様に、ステツプS54はP11、ステツプS59はP
12、ステツプS61〜S62はP13〜P18に対応
している。
【0045】以上説明したように本実施例によれば、階
層符号化された画像符号化データをISDNの複数Bチ
ヤネルで伝送することができ、通信時間を短縮すること
が可能と成る。本実施例による通信方式の実現は、符号
化方式の特性及び複数Bチヤネルの制御の容易性から技
術的難易度は低く、そのこともメリツトであると言え
る。
層符号化された画像符号化データをISDNの複数Bチ
ヤネルで伝送することができ、通信時間を短縮すること
が可能と成る。本実施例による通信方式の実現は、符号
化方式の特性及び複数Bチヤネルの制御の容易性から技
術的難易度は低く、そのこともメリツトであると言え
る。
【0046】
【他の実施例】以上説明した実施例においては、ISD
N基本インタフエースの2B+Dチヤネルを用いて通信
する場合について述べたが、ISDN一時群インタフエ
ースによる3チヤネルを用いて1つのドキユメントの並
列伝送を行うことも可能である。
N基本インタフエースの2B+Dチヤネルを用いて通信
する場合について述べたが、ISDN一時群インタフエ
ースによる3チヤネルを用いて1つのドキユメントの並
列伝送を行うことも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、階
層符号化され各ビットレートに符号化された符号データ
を個別に蓄積し、その蓄積した各ビットレートの符号デ
ータを複数のBチャネルを介して同時に送信するように
しているので、受信側では、別々のBチャネルで独立し
て受信された符号データを単純に接続して、復号処理す
ればよく、各Bチャネルで受信されるデータの順序等を
考慮する必要がない、制御の簡単なデータ送受信装置及
び方法が提供できる。又、通信プロトコルメッセージの
ユーザ・ユーザ情報を用いて、上述の階層符号化した画
像データの複数のBチャネルを介した同時通信を通知す
るようにしたので、相手装置との間で通信の整合性を簡
単にとることができ、しかも、例えば、1つのBチャネ
ルしか接続されなかったような場合には、その複数のB
チャネルを介した同時送信のかわりに、自動的に1つの
Bチャネルを介しての送信を行うので、装置の操作性を
向上することができる。
層符号化され各ビットレートに符号化された符号データ
を個別に蓄積し、その蓄積した各ビットレートの符号デ
ータを複数のBチャネルを介して同時に送信するように
しているので、受信側では、別々のBチャネルで独立し
て受信された符号データを単純に接続して、復号処理す
ればよく、各Bチャネルで受信されるデータの順序等を
考慮する必要がない、制御の簡単なデータ送受信装置及
び方法が提供できる。又、通信プロトコルメッセージの
ユーザ・ユーザ情報を用いて、上述の階層符号化した画
像データの複数のBチャネルを介した同時通信を通知す
るようにしたので、相手装置との間で通信の整合性を簡
単にとることができ、しかも、例えば、1つのBチャネ
ルしか接続されなかったような場合には、その複数のB
チャネルを介した同時送信のかわりに、自動的に1つの
Bチャネルを介しての送信を行うので、装置の操作性を
向上することができる。
【図1】本発明に係る一実施例のブロツク構成図、
【図2】本実施例におけるHDに蓄積された階層符号化
データの格納フオーマツトの一例を示した図、
データの格納フオーマツトの一例を示した図、
【図3】本実施例におけるISDNにおける伝送制御手
順の一例を示した図、
順の一例を示した図、
【図4】本実施例におけるDチヤネルの呼設定プロトコ
ルデータユニツトの内容の一例を示す図、
ルデータユニツトの内容の一例を示す図、
【図5】本実施例の送信側の装置のデータ送信処理シー
ケンスの一例を示したフローチヤート、
ケンスの一例を示したフローチヤート、
【図6】本実施例の受信側の装置のデータ受信処理シー
ケンスの一例を示したフローチヤートである。
ケンスの一例を示したフローチヤートである。
1 CPU、2 ROM、3 RAM、4 入
力出力デバイスコントローラ、5 画像入力スキヤ
ナ、6 プリンター、7 画像メモリ、8符号化/
復号化部、9 ハードデイスク入力出力コントロー
ラ、10HD10、11 CCU、12 ISDN
回線、13 システムバス、14 イメージデータ
バス
力出力デバイスコントローラ、5 画像入力スキヤ
ナ、6 プリンター、7 画像メモリ、8符号化/
復号化部、9 ハードデイスク入力出力コントロー
ラ、10HD10、11 CCU、12 ISDN
回線、13 システムバス、14 イメージデータ
バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 1/41 - 1/419 H04N 1/32 H04M 11/00
Claims (8)
- 【請求項1】 複数のBチャネルと1つのDチャネルを
含む工SDN回線を介して画像データの送信を行なう送
信装置において、 画像データを階層符号化方式により低解像度から高解像
度へと順次符号化する符号化手段と、 前記符号化手段で符号化した各ビットレートによる符号
化データを個別に蓄積する蓄積手段と、 前記Dチャネルを介して相手先装置と前記Bチャネルの
接続を行うための通信プロトコルメッセージに前記複数
のBチャネルを用いた前記階層符号化された画像データ
の伝送を行うことを示す情報をユーザ・ユーザ情報とし
て設定し、送信する通信プロトコルメッセージ送信手段
と、 前記Dチャネルを介して送信した前記通信プロトコルメ
ッセージに対する応答メッセージを受信する応答メッセ
ージ受信手段と、 前記応答メッセージの受信により複数のBチャネルの接
続が確立された場合、前記階層符号化方式により符号化
された各ビットレートの符号化データ又はグループ化さ
れた符号化データを前記接続された複数のBチャネルを
介して同時に送信し、他方、前記応答メッセージの受信
により前記複数のBチャネルの一部のBチャネルの確立
された場合、その接続されたBチャネルを介して前記符
号化データを送信する送信手段を有することを特徴とす
る送信装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の送信装置において、 前記送信手段は、1つのBチャネルの接続のみが確立さ
れた場合、その1つのBチャネルを介して前記符号化デ
ータを送信することを特徴とする送信装置。 - 【請求項3】 複数のBチャネルと1つのDチャネルを
含むISDN回線を介して画像データの受信を行なう受
信装置において、 前記Dチャネルを介して前記Bチャネルの接続を設定す
るための通信プロトコルメッセージを受信する通信プロ
トコルメッセージ受信手段と、 前記受信された通信プロトコルメッセージのユーザ・ユ
ーザ情報を解析し、その解析結果に従って、前記複数の
Bチャネルを介した階層符号化方式により低解像度から
高解像度へと順次符号化された画像データの同時受信を
行うか否かを判定する判定手段と、 前記受信した通信プロトコルメッセージに対応する応答
メッセージを送信する応答メッセージ送信手段と、 前記複数のBチャネルを介した前記階層符号化された画
像データの同時受信を行う場合、前記複数のBチャネル
から別々に受信される符号化データを1つのドキュメン
トの画像データとして復号処理する復号化手段を有する
ことを特徴とする受信装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の受信装置において、 前記複数のBチャネルを介した前記符号化データの同時
受信でない場合、各Bチャネルで受信されたデータを夫
々別々のデータとして復号処理することを特徴とする受
信装置。 - 【請求項5】 複数のBチャネルと1つのDチャネルを
含むISDN回線を介して画像データの送信を行なう送
信方法において、 画像データを階層符号化方式により低解像度から高解像
度へと順次符号化し、前記符号化した各ビットレートに
よる符号化データを個別に蓄積し、 前記Dチャネルを介して相手先装置と前記Bチャネルの
接続を行うための通信プロトコルメッセージに前記複数
のBチャネルを用いた前記階層符号化された画像データ
の伝送を行うことを示す情報をユーザ・ユーザ情報とし
て設定し、送信し、 前記Dチャネルを介して送信した前記通信プロトコルメ
ッセージに対する応答メッセージを受信し、 前記応答メッセージの受信により複数のBチャネルの接
続が確立された場合、前記階層符号化方式により符号化
された各ビットレートの符号化データ又はグループ化さ
れた符号化データを前記接続された複数のBチャネルを
介して同時に送信し、他方、前記応答メッセージの受信
により前記複数のBチャネルの一部のBチャネルの確立
された場合、その接続されたBチャネルを介して前記符
号化データを送信することを特徴とする送信方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の送信方法において、 1つのBチャネルの接続のみが確立された場合、その1
つのBチャネルを介して前記符号化データを送信するこ
とを特徴とする送信方法。 - 【請求項7】 複数のBチャネルと1つのDチャネルを
含むISDN回線を介して画像データの受信を行なう受
信方法において、 前記Dチャネルを介して前記Bチャネルの接続を設定す
るための通信プロトコルメッセージを受信し、 前記受信された通信プロトコルメッセージのユーザ・ユ
ーザ情報を解析し、その解析結果に従って、前記複数の
Bチャネルを介した階層符号化方式により低解像度から
高解像度へと順次符号化された画像データの同時受信を
行うか否かを判定し、 前記受信した通信プロトコルメッセージに対応する応答
メッセージを送信し、 前記複数のBチャネルを介した前記階層符号化された画
像データの同時受信を行う場合、前記複数のBチャネル
から別々に受信される符号化データを1つのドキュメン
トの画像データとして復号処理することを特徴とする受
信方法。 - 【請求項8】 請求項7記載の受信方法において、 前記複数のBチャネルを介した前記符号化データの同時
受信でない場合、各Bチャネルで受信されたデータを夫
々別々のデータとして処理することを特徴とする受信方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40589090A JP2978250B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 送信装置及び受信装置並びにその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40589090A JP2978250B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 送信装置及び受信装置並びにその方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04223673A JPH04223673A (ja) | 1992-08-13 |
JP2978250B2 true JP2978250B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=18515494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40589090A Expired - Fee Related JP2978250B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 送信装置及び受信装置並びにその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2978250B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0795418A (ja) * | 1993-09-20 | 1995-04-07 | Canon Inc | 画像通信装置 |
JP4898405B2 (ja) * | 2006-12-01 | 2012-03-14 | キヤノン株式会社 | 文書データ処理方法、文書データ作成装置、及び文書データ処理装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH088685B2 (ja) * | 1986-09-16 | 1996-01-29 | 日本電信電話株式会社 | 階層化バ−スト通信方式 |
JP2785935B2 (ja) * | 1988-01-29 | 1998-08-13 | 日本電気株式会社 | 画像情報伝送装置 |
JPH0642692B2 (ja) * | 1988-06-27 | 1994-06-01 | 日本ビクター株式会社 | Isdn用複合端末装置 |
JPH0262176A (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-02 | Fujitsu Ltd | 画像符号化伝送装置 |
-
1990
- 1990-12-25 JP JP40589090A patent/JP2978250B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04223673A (ja) | 1992-08-13 |
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