JPH06204706A - 平板型誘電体共振器及びその結合方法 - Google Patents

平板型誘電体共振器及びその結合方法

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JPH06204706A
JPH06204706A JP34806092A JP34806092A JPH06204706A JP H06204706 A JPH06204706 A JP H06204706A JP 34806092 A JP34806092 A JP 34806092A JP 34806092 A JP34806092 A JP 34806092A JP H06204706 A JPH06204706 A JP H06204706A
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resonator
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成和 石川
Takamitsu Kono
隆光 河野
Atsushi Furuta
淳 古田
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健 矢野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 誘電体フィルタの小型化及び軽量化ができる
こと。 【構成】 平板型誘電体共振器10の誘電体の側面に、
結合用誘電体板12を取り付ける。前記平板型誘電体共
振器10を2つ用いて誘電体フィルタを構成した場合、
前記結合用誘電体板12をそれぞれ取り付けた2つの前
記平板型誘電体共振器10は、互いに対向する一対の接
地導体板15,16の間に配置される。前記結合用誘電
体板12の一方の面のそれぞれに電気端子を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中心周波数が、例えば
数100MHzから数GHzの移動体通信等に用いらる
フィルタに係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図9及び図10に示すように、誘
電体共振器41は、四角柱状を呈するセラミック材の誘
電体31を有している。誘電体31には、長手方向に貫
通穴32が形成されている。このような同軸型の誘電体
31には、貫通穴32の軸方向と同一方向の表面にメッ
キ等によりメタライズされた導体膜35が形成されてい
る。貫通穴32の内面にはメッキ等によりメタライズさ
れた内部導体膜36が形成されている。また、貫通穴3
2の軸方向に対して垂直な両面のうち一端面(短絡端
面)38にはメタライズが施されて短絡端導体膜39が
形成されている。
【0003】この誘電体共振器41の結合では独立した
容量が必要となるため、図11に示すように、貫通穴3
2の内部導体膜36に接続された電気端子43をメタラ
イズされていない誘電体31の他端面45からそれぞれ
取り出し、これらの電気端子43は容量47と接続する
ために基板49に接続している。容量47は、基板49
と独立に構成もしくは基板49に搭載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、誘電体
共振器41と基板49との接続には独立した容量47が
必要となり、容量47は基板49に構成するか、もしく
は搭載される必要があり、誘電体フィルタを構成しよう
とした場合に小型化するのが困難である。
【0005】それ故に、誘電体共振器と独立した容量を
用いないで、結合を実現すると、フィルタは小型化可能
となることに着目した。即ち、誘電体共振器に容量を直
接接続できれば誘電体フィルタの小型化が可能である。
そこで、本発明の課題は、誘電体フィルタの小型化が可
能であり、かつ独立に容量を構成、もしくは搭載された
基板が不要であるとともに軽量化が可能である平板型誘
電体共振器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、四角柱
状を呈する誘電体の側面のうち任意の一面に形成された
第1の導体膜と、該第1の導体膜と相対する一面に形成
された第2の導体膜と、前記第1の導体膜及び前記第2
の導体膜を短絡するよう前記誘電体の一端面に形成した
短絡端導体膜とを有している平板型誘電体の少なくとも
2つが、前記第1及び第2の導体膜を形成した一面で互
いに重ね合わせ接合されている平板型共振器を含み、一
方の面に結合導体膜を形成し他方の面を前記平板型共振
器の側面に接着した結合用誘電体板を有し、該結合用誘
電体板の前記一方の面には電気端子が接続されている平
板型誘電体共振器が得られる。
【0007】また、本発明によれば、四角柱状を呈する
誘電体の側面のうち任意の一面に第1の導体膜を形成
し、該第1の導体膜と相対する一面に第2の導体膜を形
成し、前記第1の導体膜及び前記第2の導体膜を短絡す
るよう前記誘電体の一端面に短絡端導体膜を形成して平
板型誘電体を作り、該平板型誘電体の少なくとも2つ
を、前記第1及び第2の導体膜を形成した一面で互いに
重ね合わせ接合し、一方の面に結合導体膜を形成した結
合用誘電体板を、該結合用誘電体板の他方の面で前記平
板型共振器の側面に接着し、前記一方の面に電気端子を
接続することを特徴とした平板型誘電体共振器の結合方
法が得られる。
【0008】
【実施例】以下に図を参照して、本発明の平板型誘電体
共振器の一実施例を示す。図1及び図2は、平型板誘電
体1の一例を示している。この平板型誘電体1は、四角
柱状を呈するセラミック材で作られている。平板型誘電
体1は、長手方向の四側面のうち任意の一面に形成され
た第1の導体膜3と、第1の導体膜3と相対する一面に
形成された第2の導体膜4とを有している。第1の導体
膜3と第2の導体膜4とは、短絡導体膜5によって互い
に接続されている。誘電体1には、短絡端導体膜5が第
1の導体膜3及び第2の導体膜4を短絡するように平板
型誘電体1の長手方向を直交する両端面のうち一端面
(短絡端面)7に形成されている。平板型誘電体1の他
端面(開放端面)8には導体膜が形成されていない。
【0009】図3は、図1及び図2に示した平板型誘電
体1を2つ用いて、これらの第1の導体膜3及び第2の
導体膜4を互いに重ね合わせ半田付け等により接合して
成る平板型誘電体共振器10である。但し、平板型誘電
体10は、図3及び図4に示した平板型誘電体共振器1
0の寸法と同一寸法になるように設定している。この平
板型誘電体共振器10によっても、短絡端導体膜5が第
1の導体膜3及び第2の導体膜4を短絡する。
【0010】図5は、図3及び図4に示した平板型誘電
体共振器10の誘電体1の側面、即ち導体膜3,4,5
が形成されていない側面に、結合用誘電体板(結合用容
量)12を取り付けた例を示している。図3及び図4に
示した誘電体1の側面には、結合用誘電体板12が接着
剤(図示せず)により接着されている。結合用誘電体板
12は、一方の面に結合導体膜14が形成されており、
結合導体膜14を形成していない他方の面を接着剤によ
り接着している。平板型誘電体共振器10の長手方向に
おける長さ寸法Lは、誘電体フィルタの中心周波数が1
/4波長となるように選定されている。ここで、図5に
おいては、平板型誘電体共振器10の幅をWで示し、高
さをTで示している。
【0011】図6及び図7は、図5に示した平板型誘電
体共振器10を2つ用いて誘電体フィルタを構成した場
合の実施例である。図5に示した結合用誘電体板12を
それぞれ取り付けた2つの平板型誘電体共振器10は、
互いに対向する一対の接地導体板15,16の間に配置
されている。結合用誘電体板12の一方の面のそれぞれ
に電気端子20,21を接続することにより、2つの平
板型誘電体共振器10の間に容量結合が得られる。即
ち、2つの平板型誘電体共振器10の隣接している側面
間は平板型誘電体型共振器10から漏れ出した電磁界が
相互に干渉し合うので、相互に結合を持っている。ま
た、これらの平板型誘電体共振器10は結合用誘電体板
12を介して電気端子20,21に接続されているの
で、全体として電気端子20,21の間では平板型誘電
体共振器10の共振周波数の近傍を通過帯域とする誘電
体フィルタが構成できる。平板型誘電体共振器10間の
結合の強さは平板型誘電体共振器10間の間隔dに反比
例するので、平板型誘電体共振器10間の間隔dを狭く
すればフィルタとしての帯域幅は広くなる。また、間隔
dを広くすれば帯域幅は狭くなる。
【0012】なお、図7に示した誘電体フィルタでは、
接地導体板15,16の側面に切り欠き23,24を形
成し、これらの切り欠き23,24に一対一に対向させ
た結合用誘電体板12に電気端子20,21が接続され
て、これらの電気端子20,21を接地導体板15,1
6の外に引き出している。
【0013】また、図6に示すように、一方の平板型誘
電体共振器10では紙面の右側(後面)の一端面7で短
絡されており、他方の平板型誘電体共振器10では紙面
の左側(前面)の一端面8で短絡されている。
【0014】図8は、図5に示した平板型誘電体共振器
10を3つ用いて誘電体フィルタを構成した場合の実施
例である。この誘電体フィルタにおいては、間隔をもっ
て一対の接地導体板15,16間に配置された3つの平
板型誘電体共振器10のうち両側に位置している2つの
平板型誘電体共振器10の側面に結合用誘電体板12を
それぞれ接続したものである。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、結合用誘電体板を平板
型誘電体共振器と一体にできるため、誘電体フィルタの
小型化が可能となり、かつ独立に容量を成形、あるいは
搭載された基板が不要となるため軽量化できる。
【0016】また、本発明の平板型誘電体共振器の結合
方法によると、第1及び第2の導体膜を形成した一面で
互いに重ね合わせ接合し、一方の面に結合導体膜を形成
した結合用誘電体板を、結合用誘電体板の他方の面で平
板型共振器の側面に接着するようにしたため、工程数が
少なく、コストも廉価な量産に適した平板型誘電体共振
器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平板型誘電体共振器の平板型誘電
体の一例を示す斜視図である。
【図2】図1の平板型誘電体の断面図である。
【図3】本発明の平板型誘電体共振器の一実施例を示す
斜視図である。
【図4】図3の平板型誘電体共振器の断面図である。
【図5】図3の平板型誘電体共振器に結合用誘電体板を
取り付けた状態を示す斜視図である。
【図6】図5の平板型誘電体共振器を用いた誘電体フィ
ルタを示す分解斜視図である。
【図7】図5の平板型誘電体共振器を2つ用いた誘電体
フィルタに電気端子を接続し組み立てた状態を示す斜視
図である。
【図8】他の実施例を示し、図5の平板型誘電体共振器
を3つ用いた誘電体フィルタを示す分解斜視図である。
【図9】従来の誘電体共振器を示す斜視図である。
【図10】図9の誘電体共振器の断面図である。
【図11】図9の誘電体共振器を用いた誘電体フィルタ
の斜視図である。
【符号の説明】
1 平型板誘電体 3, 第1の導体膜 4 第2の導体膜 5 短絡導体膜 10 平板型誘電体共振器 12 結合用誘電体板 14 結合導体膜 20,21 電気端子 31 誘電体 32 貫通穴 36 内部導体膜 41 誘電体共振器 47 容量 49 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 健 神奈川県川崎市高津区子母口398番地 株 式会社トーキン内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角柱状を呈する誘電体の側面のうち任
    意の一面に形成された第1の導体膜と、該第1の導体膜
    と相対する一面に形成された第2の導体膜と、前記第1
    の導体膜及び前記第2の導体膜を短絡するよう前記誘電
    体の一端面に形成した短絡端導体膜とを有している平板
    型誘電体の少なくとも2つが、前記第1及び第2の導体
    膜を形成した一面で互いに重ね合わせ接合されている平
    板型共振器を含み、一方の面に結合導体膜を形成し他方
    の面を前記平板型共振器の側面に接着した結合用誘電体
    板を有し、該結合用誘電体板の前記一方の面には電気端
    子が接続されている平板型誘電体共振器。
  2. 【請求項2】 四角柱状を呈する誘電体の側面のうち任
    意の一面に第1の導体膜を形成し、該第1の導体膜と相
    対する一面に第2の導体膜を形成し、前記第1の導体膜
    及び前記第2の導体膜を短絡するよう前記誘電体の一端
    面に短絡端導体膜を形成して平板型誘電体を作り、該平
    板型誘電体の少なくとも2つを、前記第1及び第2の導
    体膜を形成した一面で互いに重ね合わせ接合し、一方の
    面に結合導体膜を形成した結合用誘電体板を、該結合用
    誘電体板の他方の面で前記平板型共振器の側面に接着
    し、前記一方の面に電気端子を接続することを特徴とし
    た平板型誘電体共振器の結合方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5772601U (ja) * 1980-10-22 1982-05-04
JPS60248004A (ja) * 1984-05-23 1985-12-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 共振器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5772601U (ja) * 1980-10-22 1982-05-04
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