JPH0620283B2

JPH0620283B2 - 画像デ−タ記録装置

Info

Publication number: JPH0620283B2
Application number: JP62120073A
Authority: JP
Inventors: 幹夫渡辺; 精基西
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1987-05-19
Filing date: 1987-05-19
Publication date: 1994-03-16
Anticipated expiration: 2009-03-16
Also published as: US5093731A; JPS63286077A

Description

【発明の詳細な説明】発明の要約着脱自在なメモリ・カートリッジのメモリに画像データ
を記録したときに，その画像データに対応して，記録済
コードと記録順序コードとを記憶させるようにした。

発明の背景技術分野この発明は，撮影した静止画像を表わすディジタル画像
データを着脱自在なメモリ・カートリッジに記録するデ
ィジタル電子スチル・カメラ，入力する動画映像信号か
ら１駒分の静止画映像信号を抽出してディジタル信号に
変換し，同じようにメモリ・カートリッジに記録する装
置等を含む画像データ記録装置に関する。

従来技術とその問題点この種のディジタル電子スチル・カメラの一例が特開昭
57-14260号公報に記載されている。この電子カメラは、
被写体像の１フレーム分のデータをそれぞれ記憶する複
数個のメモリセル（記憶エリア）をもつ記憶部（メモ
リ）を備えており，画像データを記録させるべきメモリ
セルを選択することができる。選択されたメモリセルが
既に記録済の場合にそのメモリセルに新たな画像データ
を書込むと先の画像データの記録が消去されてしまうこ
とになる。そこで上記の電子カメラはメモリセルの各々
が使用済か未使用かを検出する検出回路と，この検出回
路による検出結果を表示する表示装置とを備えており，
表示装置にはメモリセルごとにそれが使用済か未使用か
が表示される。

このような構成によると，電子カメラの使用者は使用済
のメモリセルに新たに撮影した画像データを記録してし
まうという誤りを犯すことが防止される。

しかしながら，場合によっては積極的に使用済のメモリ
セルに新たに撮影した画像データを記録することがあ
る。たとえば先の撮影が失敗であって撮りなおしをする
ような場合や，使用済のメモリセルの画像データが不要
になった場合等である。このような使い方をしたときに
は，メモリセルの配列順序は撮影順序に一致しなくな
る。撮影順序すなわち画像データの記録順序は画像デー
タの後の利用におけるきわめて重要な要素となる。たと
えば多数の画線を撮影したのちにこれらを一定の方針の
もとに編集するときには，記録順序についての情報は非
常に重要である。撮影ごとに撮影した被写体等の識別情
報を撮影順序に関連してメモしておくのも一つの方策で
はあるが，非常にめんどうであり，場合によっては忘れ
たり不正確となったりすることがある。

発明の概要発明の目的この発明は，複数の画像データの記録順序をその記録の
ための手間をかけることなく知ることのできる画像デー
タ記録装置を提供することを目的とする。

発明の構成と効果この発明による画像データの記録装置は、複数画像分の
画像データを記録可能なメモリをもつ着脱自在なメモリ
・カートリッジに画像データを記録したことを表わす記
録済コードを発生する手段，画像データの記録ごとにイ
ンクレメントされる記録順序コードの発生手段，および
メモリ・カートリッジのメモリに画像データを記録した
ときに，上記の発生手段から与えられる記録済コードお
よび記録順序コードを，記録した画像データに対応して
上記メモリの所定のエリアに記憶させる制御手段を備え
ていることを特徴とする。メモリ・カートリッジとは半
導体メモリをケースまたはカートリッジに内蔵したもの
でメモリ・カードを含む。

この発明によると、画像データの記録ごとにインクレメ
ントされる記録順序コードが画像データを記録したとき
にその記録画像データに対応して記憶される。記録され
た画像データに対応してその記録順序を示すコードが自
動的に記憶されているから、使用者は何らの追加の操作
をすることなく、後に画像データの記録順序を知ること
ができる。記録済のエリアに新たな画像データが記録さ
れ，先の画像データが消去された場合には先の記録順序
コードも消去されこれに代えて新たな記録順序コードが
記憶される。消去された先の記録順序コードは欠番とな
るが問題はない。というのは，記録順序コードが表わす
数字の大小関係は保存されているからであり、これはま
さに記録順序に対応しているからである。

以上のようにしてこの発明によると複数の画像データを
記録したときに、それがメモリの書替えにあたるもので
あったとしても、記録順序を表わすコードが画像データ
記録ごとに保存され、後に記録順序が知ることができる
ようになり、画像の編集，その他の目的のために有用で
ある。

実施例の説明第１図はディジタル電子スチル・カメラ10とこれに着脱
自在に装着されるメモリ・カートリッジ１の電気的構成
の一例を示している。

ディジタル電子スチル・カメラ10における撮影，撮影し
た画像データ，記録済コード，記録順序コード等のメモ
リ・カートリッジ１への転送，その他の処理はステム・
コントローラ20によって制御される。システム・コント
ローラ20はＣＰＵ，その実行プログラムを格納したＲＯ
Ｍ，必要なデータを記憶するためのＲＡＭ等から構成さ
れている。

被写体像は光学系11を経てイメージ・センサ12上に結果
しイメージ・センサ12から映像信号が出力される。この
映像信号12は次に信号処理回路13で増幅，露出調整，色
調整等の必要な信号処理が加えられたのち，Ａ／Ｄ変換
回路14でディジタル信号に変換される。このディジタル
信号はさらに信号処理回路15において色成分への分解等
の必要な処理が加えられ、画像データとしてデータ・セ
レクタ16に与えられる。

記録済コード発生回路21は、あらかじめ定められた所定
ビットの記録済コードを発生するもので，この記録済コ
ードはシステム・コントローラ20による指令によってデ
ータ・セレクタ16に与えられる。

記録順序コード発生回路22は画像データのメモリ・カー
トリッジ１への記録ごとにインクレメントされた記録順
序コードを発生するもので，たとえばカウンタによって
構成される。記録順序コードは記録順序を表わす数字を
示す。この発生回路22における記録順序コードのインク
レメント動作および発生した記録順序コードのデータ・
セレクタ16への転送はシステム・コントローラ20によっ
て制御される。

判定回路23は、メモリ・カートリッジ１から読出されか
つコネクタ５，データ・セレクタ16を経て送られてくる
記録済コード（または未記録コード）および記録順序コ
ードを解読してその結果すなわち記録済かどうか、記録
順序は何番かのデータをシステム・コントローラ20に与
える。

これらの回路21，22および23の機能，すなわち記録済コ
ード発生，記録順序コードを発生およびこれらのコード
の解読はシステム・コントローラ20のＣＰＵに行なわせ
るようにすることもできる。

入力装置17は、メモリ・カートリッジ１に記録済の画像
データのビュー・ファインダ（図示略）への再生指示，
必要ならばその画像データの消去指示等を与える押ボタ
ン等を含む。ビュー・ファインダは信号処理回路15の出
力画像データおよびメモリ・カートリッジ１から読出し
た画像データを表示する表示装置，たとえば液晶表示装
置を含んでいる。このビュー・ファインダへの記録済画
像（メモリ・カートリッジから読出した画像）の表示は
一定の順序（たとえばメモリ・アドレスの順序）で行な
ってもよいし、入力装置にキーボーを設け，これによっ
て再生すべき画像の識別番号を指定するようにしてもよ
い。

データ・セレクタ16はシステム・コントローラ20によっ
て制御され、上述の画像データ，記録済コード，記録順
序コード等のうち指定されたものをメモリ・カートリッ
ジ１に送り出す。

以上は主にデータに関する処理および流れ（データ・バ
ス）の説明であるが，もちろんこのスチル・カメラ10に
はアドレス・バスもあり、その一部がシステム・コント
ローラ20からコネクタ５へのバスとして示されている。
これは、メモリ・カートリッジ１内のメモリの画像デー
タを書込むべきまたは読出すべきアドレスを指定するた
めのものである。

メモリ・カートリッジ１は，カメラ10に装着されたとき
にコネクタ５によってカメラ10内の上記の回路と電気的
に接続される。このコネクタ５は，カメラ側に設けられ
たコネクタとカートリッジ１に設けられた多数の端子と
を含む。

メモリ・カートリッジ１には，いくつかの画像メモリ・
チップと，カメラ10のシステム・コントローラ20によっ
て与えられるアドレス信号を解読して指定されたメモリ
・エリアを指定するアドレス指定回路３と，メモリ等に
動作電力を供給する電池（図示略）とが内蔵されてい
る。画像メモリ・チップにはその容量に応じて１または
複数駒分の画像データがストアされる。１駒分の画像デ
ータがストアされるエリアまたはメモリ・チップを，第
１図では説明の便宜上画像メモリ２と呼ぶことにする。
画像メモリ２が不揮発性メモリの場合には上記の電池は
不要となろう。場合によっては他の必要な回路の動作の
ためにコネクタ５を介してカメラ10側から動作電力を供
給するようにすることもできる。

画像メモリ２はデータ・バスによってカメラ10のデータ
・セレクタ16に接続されている。画像メモリ２には，画
像データを記憶するエリアに加えて，記録済コードおよ
び記録順序コードを記憶する場所がそれぞれ備えられて
いる。画像メモリ２にはその配列の順序にしたがってＭ
_１，Ｍ_２，…Ｍ_ｎの番号が設けらているものとする。複
数の画像メモリ２を区別して説明する必要がある場合に
はこれらの番号が用いられる。記録済コードおよび記録
順序コードは各画像メモリ２ではなく，別途に設けられ
たデータ・メモリに画像メモリの番号Ｍ_１，Ｍ_２，…Ｍ
_ｎに対応してストアするようにしてもよい。

このようなディジタル電子スチル・カメラの動作の例，
および再生装置を用いた再生動作の例について次に説明
する。

第２図の上段には画像メモリ２に画像データならびに記
録済コードおよび記録順序コードが記録された様子が示
されている。簡単のためにｎ＝５で，５つの画像メモリ
Ｍ_１〜Ｍ_５があるものとする。記録済コードとしては10
10が採用されている。画像メモリＭ_１からＭ_５の順序で
画像データが記録されたので，画像メモリＭ_１には記録
順序コード0001（＝１），同Ｍ_２には同コード0010（＝
２），そして最後の同メモリＭ_５には同コード0101（＝
５）というように記録順序コードが記録されている。

すなわち，カメラ10において記録順序コード発生回路22
の内容がまずクリアされる。第１駒目の映像が撮影され
たときにその画像データがデータ・セレクタ16，コネク
タ５を経て第１番目の画像メモリＭ_１にストアされる。
また記録順序コード発生回路22の内容が＋１されて記録
順序コードが生成され，この記録順序コードが発生回路
21から出力される記録済コードとともに同画像メモリＭ
_１に転送されてこのメモリＭ_１にストアされる。ストア
場所のアドレスはシステム・コントローラ20によって指
定される。

第２駒目の映像が行なわれると，同じようにその画像デ
ータが第２番目の画像メモリＭ_２に転送され、記録済コ
ードとともに，＋１されることによって更新された記録
順序コードが同メモリＭ_２に転送されかつストアされ
る。

以下同じようにして第２図上段に示すような画像メモリ
のデータが得られる。

カメラの使用者は，メモリ・カートリッジ１をカメラ10
に装着したままで画像メモリＭ_１から順にその画像デー
タを読出しビュー・ファインダに表示することができ
る。入力装置からら再生指令を入力すると，システム・
コントローラ20はまずメモリＭ_１を指定してその記録済
コードを読出し，判定回路23で解読した結果記録済であ
ればその画像データの読出し指令を与えるので，読出さ
れた画像データはビュー・ファインダに表示される。記
録済でなければその画像メモリからの画像データの読出
しは行なわれない。使用者が入力装置から順送り指令を
与えるとまたは一定時間が経過すると，第２番目の画像
メモリＭ_２からの画像データの読出しと表示が行なわれ
る。

このようにビュー・ファインダに静止画像が順次表示さ
れているときに使用者が入力装置17から消去指令を与え
ると表示されている画像に対応する画像メモリにおいて
記録済コードおよび記録順序コードがリセットされる(0
000)。第２番目のメモリＭ_２および第４番目のメモリＭ
_４からこれらのコードが消去された様子が第２図中段に
示されている。

使用者に消去すべき画像のメモリ番号または記録順序コ
ード番号を入力させるようにしてもよい。後者の場合
に，記録順序を示す番号もビュー・ファインダに表示さ
れよう。

このようにして消去した画像メモリに使用者は新たな撮
影によって得られた画像データを記録することができ
る。

記録順序コード発生回路22の内容は５になっている。次
に撮影を行なったときにはさらに＋１されて６になった
記録順序コードが発生し，画像データ，記録済コードと
ともに第２番目の画像メモリＭ_２に記録される。システ
ム・コントローラ20は消去した画像メモリの番号を記憶
しておき，その番号の小さなものから画像メモリを指定
する。さらに撮影が行なわれると第４番目の画像メモリ
Ｍ_４に画像データが記録される。このときの記録順序コ
ードは７となる。このようにして新たな画像データ，各
種コードが書込まれた画像メモリが第２図の下段に示さ
れている。記録順序コードをメモリＭ_１〜Ｍ_５の順にみ
ると，１，６，３，７，５となっている。順序コード２
と４が無いが，記録順序コードが表わす番号の大小関係
から記録順序が分る，すなわち記録順序が保存されてい
る。したがって，たとえば後述するように再生装置では
この記録順序にしたがって画像を表示することが可能と
なる。

上述したような不要画像データの消去処理は再生装置で
行なうこともできる。再生装置にもまたメモリ・カート
リッジが着脱自在であって，メモリ・カートリッジが装
着されたときに再生装置内の回路とメモリ・カートリッ
ジが電気的に接続される。再生装置はメモリ・カートリ
ッジのメモリからの画像データの読出しおよび書込みを
制御するシステム・コントローラと、読出されたディジ
タル画像データを直接にまたはアナログ信号に変換した
のち表示する表示装置（液晶表示装置，ＣＲＴ等）とを
備えている。

メモリ・カートリッジ１をカメラ10から分離し，再生装
置に装着する。上述した手順と同じようにしてメモリ・
カートリッジ１内の画像メモリにストアされている不要
な画像データに対応する記録済コードおよび記録順序コ
ードが再生装置によってリセットされる。

この後，このメモリ・カートリッジがカメラ10に再び装
着される。カメラ10のシステム・コントローラ20はメモ
リ・カートリッジ１の装着を検出すると（たとえば装着
検出器によって），すべての画像メモリの記録済コード
および記録順序コードを読出し，未記録の画像メモリの
番号を記憶するとともに，記録順序コードの最大値を認
識する。この最大値は記録順序コード発生回路22にプリ
セットされる。したがって，カメラ10において次に撮影
が行なわれたときに，撮影された画像データは未記録の
画像メモリにストアされるとともに，上記最大値＋１か
ら記録順序コードの割当てが行なわれる。

第２図下段に示すように記録済コードおよび記録順序コ
ードの消去後の再記録では，消去された記録順序コード
は欠番となっている。記録順序コードの大小関係によっ
て記録順序は保存されているとはいうものの分りづらい
という欠点がある。そこで記録順序を保存したまま記録
順序コードの付け直し処理を行なう機能を再生装置にも
たせるようにすることが好ましい。再生装置のシステム
・コントローラのＣＲＵによって行なわれるこの記録順
序コード付け直し処理手順の一例が第３図に示されてい
る。第３図最上段において第４番目のメモリＭ_４を除い
て第２図下段に示すものと同じ記録順序コードが付けら
れているものとする。第４番目のメモリＭ_４は未記録で
あるから記録順序コードはリセットされており、第３図
ではＥの符号が付けられている。

再生装置にメモリ・カートリッジが装着されると，画像
メモリの番号の順にその静止画像が表示装置に表示され
る。このとき，記録順序コードも画像の一部に重畳して
表示される。

再生装置のＣＰＵは記録順序コードを画像再生順にメモ
リの所定エリアに記憶する。次に，この記録順序コード
を小さい順に並べかえる（第３図上から２段目）。この
とき，符号Ｅは無視される（上記の表示も行なわれない
ことが好ましい）。平べかえののち欠番なしの連鮮番号
を表わす記録順序コードが割当てられる（第３図上から
３段目）。最後に，この付けなおした記録順序コードを
対応する画像メモリに記憶する（第３図最下段）。

このようにして記録画像データに対して連続番号の記録
順序コードが付けられると，これらの記録データを記録
の順序にしたがって読出しかつ表示することが容易とな
る。

再生装置のＣＰＵはそのメモリの所定のエリアにおい
て，第４図に示すように，各画像メモリＭ_１〜Ｍ_５に対
応してそれらの記録順序コードと画像データの記録エリ
アの先頭アドレスとからなるテーブルを作成する。ＣＰ
Ｕは記録順序コードをキーとしてこのテーブルを検索
し，まず記録順序コード１の先頭アドレスを読出して画
像メモリ読出し用のアドレス・カウンタにプリセットす
る。このカウンタを順次インクレメントしていけば，記
録順序コード１に対応する１駒分の画像データが読出さ
れ，その静止画像が表示装置に表示されることになる。
順送り指令が入力されるかまたは一定時間が経過する
と，ＣＰＵは上記テーブルから次に記録順序コード２に
対応する先頭アドレスを読出して同じように表示処理を
行なう。このようにして，記録順序の順に静止画像が表
示されることになる。符号Ｅの画像の表示は不要であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はディジタル電子スチル・カメラおよびメモリ・
カートリッジの電気的構成を示すブロック図，第２図は
メモリ・カートリッジの画像メモリの記録データならび
に消去および再記録の手順を示す図，第３図は画像メモ
リにおける記録順序コードの付けなおし処理手順を示す
図，第４図は再生装置において記録順序にしたがって表
示する場合に作成されるテーブルを示す図である。１……メモリ・カートリッジ，２……画像メモリ，５……コネクタ， 10……ディジタル電子スチル・カメラ， 20……システム・コントローラ， 21……記録済コード発生回路， 22……記録順序コード発生回路。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数画像分の画像データを記録可能なメモ
リをもつ着脱自在なメモリ・カートリッジに画像データ
を記録したことを表わす記録済コードを発生する手段，画像データの記録ごとにインクレメントされる記録順序
コードの発生手段，およびメモリ・カートリッジのメモリに画像データを記録した
ときに，上記の発生手段から与えられる記録済コードお
よび記録順序コードを，記録した画像データに対応して
上記メモリの所定のエリアに記憶させる制御手段，を備えている画像データ記録装置。