JP3251043B2 - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP3251043B2
JP3251043B2 JP03231092A JP3231092A JP3251043B2 JP 3251043 B2 JP3251043 B2 JP 3251043B2 JP 03231092 A JP03231092 A JP 03231092A JP 3231092 A JP3231092 A JP 3231092A JP 3251043 B2 JP3251043 B2 JP 3251043B2
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和 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子カメラ、詳しくは
適用された記録媒体に記録された画像のファイルの再生
可否を判定可能な電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録媒体であるICメモリカ
ード(以下、メモリカードと称する)を用いる電子カメ
ラが商品化されつつあり、様々な用途に使用されるよう
になってきた。通常、電子カメラで撮影した撮影画像
は、種々の圧縮処理を施されてメモリカード等に記録さ
れる。一般的に、圧縮方式には、JPEG、GIF、T
IF方式等が知られ、特に電子カメラではJPEG、T
IF方式が主に使用される。さらに最近では、全く圧縮
を行わないRAW形式で画像データを記録することも行
われてきている。
【0003】ところで、上述の如きメモリカードの標準
化規格としてJEIDAのver.4.1が知られてい
る。図13は、パソコン用と共用可能な上記標準化のカ
ードに準拠したSMC(SOLIDSTATE MEMORY CAMERA)
メモリカードの論理フォーマットを示す。これはパソコ
ン用DOSのフォーマットと同一のものである。図13
に示すように、メモリの先頭部にはブートセクタ領域5
1が位置しており、そこには管理領域の大きさやファイ
ル管理のためのパラメータが格納されている。続いて、
FAT(FILE ALLOCATION TABLE )領域52,ルートデ
ィレクトリ領域53が配置され、その後に画像データが
記録されるデータ領域54が配置される。上記FAT領
域52には、各ファイルのデータが記録されている場所
の連なり状態の情報であるFATエントリが書き込まれ
る。なお、データが記録されているメモリ上の位置は、
データ書き込み単位の番号となるクラスタ番号で示され
る。ルートディレクトリ領域53には、階層構造によっ
て分類して登録されるファイルのうち、最上位階層のデ
ィレクトリの登録情報であるディレクトリエントリが書
き込まれる。そして、データ領域54には、撮像された
画像情報がファイルの形式で書き込まれる外に、ディレ
クトリにサブディレクトリが作成された場合には、その
サブディレクトリのディレクトリエントリも書き込まれ
る。また、このデータ領域54は、パソコン上では、フ
ァイルデータ領域が対応することになる。
【0004】図14は、上記FATエントリの具体例を
示すものであって、これはデータ領域に図15に示すよ
うな状態で画像データが記録されている場合のFATエ
ントリである。なお、FATの番号は、データ領域上の
クラスタの番号に対応している。いま、図15に示すよ
うに1コマ目の画像データがクラスタ番号2,3,4
に、また、2コマ目の画像データがクラスタ番号5,
6,7の場所に記録されているとする。このような場
合、FATエントリは、図14に示すように1コマ目の
クラスタ番号2が対応するFAT番号2のFAT値とし
て、後続する1コマ目のクラスタ番号の3の値が記入さ
れる。FAT番号3のFAT値としては、更に、後続す
る1コマ目のクラスタ番号の4の値が記入される。そし
て、1コマ目の最終のクラスタ番号に対応するFAT番
号4のFAT値としては、FFFH (Hは16進数を示
す)が書き込まれる。以下、2コマ目に対しても同様な
方法でFAT値が書き込まれる。なお、未使用のデータ
領域に対しては、FATには、値0となっている。
【0005】上記ディレクトリエントリは、図16に示
すように、32バイトで構成され、ファイル名,属性,
作成時間,作成年月日,対応するファイルまたはサブデ
ィレクトリエントリの記録位置の先頭のクラスタ番号
(この番号は、前記FATの番号と同一値を採る)と該
ファイルの大きさ等がそれぞれ記録されている。なお、
上記ファイル名としては、対応するものがデータファイ
ルであるときは、ファイルの属性情報の1つである拡張
子を含むファイル名、また、対応するものがサブディレ
クトリであるときは、ディレクトリ名が記録される。画
像データが未記録である場合のファイル名としては、値
0、あるいは、値0E5H が書き込まれている。また、
上記ファイルの属性情報の1つである属性としては、図
17に示すように1バイトのデータで示され、0〜5ビ
ットに対しては、当該するファイルが、読み出し専用フ
ァイル,不可視ファイル,システムファイル,ボリュー
ムラベル情報,サブディレクトリ,通常の画像データそ
の他のファイルが該当するアーカイブファイルの何れの
ファイルであるかを識別するためのデータが与えられ
る。ビット6,7は、システム予約とする。上記各ファ
イルの属性情報は、対応する0〜7ビットの値が0、ま
たは、1であるかによって表され、例えば、0ビットの
値が1であれば、読み出し専用ファイルであって、書き
込みが不可であるファイルを示すものとする。他のビッ
トについても同様とする。なお、サブディレクトリに対
するディレクトリエントリ情報は、ディレクトリ作成時
にデータ領域内に設けられたエリアに書き込まれるもの
とする。上記画像データのデータ領域に記録されるメモ
リ構造は、図18に示すようには、その先頭部にヘッダ
ーが記録される。このヘッダーには、図19に示すファ
イル情報が書き込まれる。即ち、「SMCver.1.0」 な
どのファイル属性情報であるファイル識別子63,記録
日時64,データ圧縮処理に用いた画像データ圧縮パラ
メータ65,シャッタ速度等の撮影条件66,文字列の
オプション67などが書き込まれる。なお、上記ディレ
クトリエントリにファイル名として書き込まれる番号
は、図20に示すように撮影コマ番号に対応させるもの
とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように様
々なファイル形式の画像データが同一のメモリカードに
記録されている場合には、実際に電子カメラで適用され
たメモリカードの画像データを再生しようとしても、電
子カメラ自体が対応していないファイル形式の画像デー
タは再生できないことになる。その場合、電子カメラの
モニタには画像にならない状態で表示がなされ見苦しい
状態になり、更には再生画像ファイルの選択をやり直す
ことになってしまい、非常に煩わしいことになる。
【0007】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたもので、適用された記録媒体に記録された画像
ファイルが当該電子カメラで再生可能であるか否かを判
定することができる電子カメラを提供することを目的と
し、更には、再生不能であると判定された場合は、再生
不能の旨の警告を行うか、もしくは再生不能な画像ファ
イルをスキップして再生するようにして、使用時の煩わ
しさをさけることができる電子カメラを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の電子カメ
ラは、記録媒体のルートディレクトリ下に画像ファイル
を記録可能な電子カメラであって、前記画像ファイルの
ファイル名の拡張子をチェックして画像ファイルが当該
電子カメラで再生可能か否かを判定する第1の判定手段
と、該第1の判定手段により再生可能と判定された場合
には、さらに画像ファイルの付帯情報中の画像ファイル
識別情報をチェックして画像ファイルが当該電子カメラ
で再生可能か否かを判定する第2の判定手段と、を備え
たことを特徴とする。また、本発明の第2の電子カメラ
は、上記第1の電子カメラにおいて、前記第1の判定手
段または第2の判定手段により再生不能と判定されたと
きには再生不能の旨の警告を行うための警告手段を更に
備えたことを特徴とする。さらに、本発明の第3の電子
カメラは、記録媒体のルートディレクトリ下に画像ファ
イルを記録可能な電子カメラであって、前記画像ファイ
ルのファイル名の拡張子をチェックして画像ファイルが
当該電子カメラで再生可能か否かを判定する第1の判定
手段と、画像ファイルの付帯情報中の画像ファイル識別
情報をチェックして画像ファイルが当該電子カメラで再
生可能か否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の
判定手段または第2の判定手段により再生不能と判定さ
れたときには再生不能な画像ファイルをスキップして再
生する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の第1の電子カメラでは、適用された記
録媒体に記録された画像ファイルが当該電子カメラで再
生可能であるか否かの判定を、まず、画像ファイルのフ
ァイル名の拡張子をチェックすることによって行ってい
る。この場合、画像ファイルそのものを開く必要がない
ので画像ファイルが再生可能か否かが簡単にかつ迅速に
判定できる。ここで再生可能と判定された場合、同じ拡
張子を有する画像ファイルでも互換性のないものが存在
するため、次に、画像ファイルの付帯情報中の画像ファ
イル識別情報をチェックして再生可能であるか否かの判
定を行う。この場合、互換性の有無についてより正確な
判定を行うことが可能となる。このように、2段階の判
定を行うことにより、簡単に且つ迅速に、また正確な判
定を行うことが可能となる。また本発明の第2の電子カ
メラでは、再生不能であると判定された場合は、再生不
能の旨の警告を行う。さらに本発明の第3の電子カメラ
では、再生不能な画像ファイルをスキップして再生する
ことにより、使用者には煩わしさを感じさせず、しか
も、別の画像データファイルの選択を自動的に行わせる
ことも可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図示の実施例に基づいて本発明を説明
する。図1は、本発明の電子カメラの一実施例であるS
MC(SOLIDSTATE MEMORY CAMERA)の制御部のブロック
構成図である。なお、本実施例のSMCは、その画像情
報の記録媒体としてICメモリカ−ド15を用いるもの
とする。該メモリカード15は、本実施例のものでは、
所定のパソコン等のDOSに基づいてフォーマットされ
るものとする。そして、各画面毎の撮影画像データは、
画面単位の情報ファイルとしてメモリカ−ド15に格納
されるものとする。更に、該メモリカード15は、必ず
しもSMC専用のものである必要はなく、パソコン等と
共用して利用可能とする。
【0011】図1のブロック構成図に示すように、本S
MCは、記録スイッチ21(図2参照)の押圧に応動し
て、装着されているメモリカード15に撮像信号の記録
を行い、また、操作スイッチ群14の操作により該メモ
リカード15上の指定された画像ファイルの撮像記録信
号を再生し、ビデオ信号として出力する。
【0012】以下詳細に説明すると、まず、撮影時にお
いては、被写体像が撮影レンズ1を介して撮像回路2に
内蔵されるCCD等の撮像素子上に結像され、画像信号
としてA/Dコンバータ3に出力される。A/Dコンバ
ータ3でデジタル変換された画像データは、画像メモリ
であるVRAM4に一時的に記憶される。そして、VR
AM4の画像データは、D/Aコンバータ5で再度アナ
ログ信号に変換された後、ビデオエンコ−ダ6により所
定のエンコ−ド処理がなされ、ビデオ信号として出力さ
れる。なお、指定ファイルのデータが未記録領域のデー
タ、または、画像以外のデータ等であると判断された時
には、システムコントローラ10のミュート信号により
ビデオエンコ−ダ6ではミュート処理がなされる。この
場合の画面表示は、「ブルー表示」となる。同時に、後
述するようにLCD表示部13に再生不能の表示がなさ
れる。そして、メモリカ−ド15へ画像データを記録す
る場合、まず、VRAM4から画像データをブロック単
位で読み出し、圧縮/伸張回路7でJPEG(JOINTPHO
TOGRAFIC EXPERT GROUP)方式等によりデータ圧縮され
て、バス9を介してカ−ドI/F11に入力される。そ
こで、メモリカ−ド15上の指定された領域に上記圧縮
データが書き込まれる。
【0013】一方、再生時には、まず、後述するスイッ
チ群14を操作して撮影コマ番号を指定する。そのコマ
番号、または、ファイル番号等は、LCD表示部13に
表示される。その指定に基づいて、メモリカ−ド15の
メモリ領域が選択され、対応する画像データがカ−ドI
/F11を介して読み出され、バス9を介して圧縮/伸
長回路7に入力される。そこで、画像データの伸長処理
がなされ、VRAM4に記録される。その画像データ
は、再度、VRAM4から読み出されて、前述したよう
にD/Aコンバータ5でアナログ信号に変換される。そ
こで、文字を重畳して表示する場合は、該画像データに
キャラクタゼネレータのCG16を介して文字データを
加算回路8で重畳して、ビデオエンコ−ダ6に入力す
る。そして、ビデオエンコ−ダ6でエンコードされ、ビ
デオ信号として出力される。なお、システムコントロー
ラ10は、操作スイッチ群14の指示に基づいて、この
SMCの各部に所定の制御信号を供給する。更に、前記
指定した画像データ領域の情報ファイルの記録データが
画像データか非画像データかを識別するファイル属性識
別手段を内蔵しており、その識別結果に基づいて再生不
能の旨の表示を行うように上記LCD表示部13に制御
信号を出す。
【0014】そして、本実施例のSMCは、図2の外観
図に示すように、カメラ本体20の前面に撮影レンズ1
が配設されており、側面にはメモリカ−ド15が挿脱さ
れるカ−ド挿入口20aが設けられている。また、カメ
ラ本体20の上面にはレリーズスイッチとなる記録スイ
ッチ21が配され、更に、カメラ本体20の上面の後方
には記録再生操作等の操作スイッチ群14と表示手段で
あって、記録/再生モードの表示、データ未記録や再生
不能の警告表示、および、記録/再生コマNO.の表示
を行うLCD表示部13が配設されている。また、上記
操作スイッチ群14の構成は、図3にそのスイッチ配置
図が示されるように、電源オンオフ用のPWスイッチ1
4a,記録/再生のモード切り換えスイッチであるRE
C/PLAYスイッチ14b,記録/再生するコマN
O.を1つずつ繰り上げてアクセスするためのUPスイ
ッチ14cと、同様に1つずつ繰り下げてゆくDOWN
スイッチ14dと、記録された画像データを消去するた
めのDELスイッチ14eとで構成される。上記REC
/PLAYスイッチ14bは、単一のスイッチであっ
て、押圧される毎に記録/再生のモード切り換えられ
る。更に、上記LCD表示部13は、図4に示すよう
に、一方に選択されている記録,再生モードの表示「R
EC」または「PLAY」を行い、更に、2桁の7セグ
メント13aが配されており、処理中の画像データのコ
マ番号、あるいは、未記録警告や再生不能警告の表示等
を行う。
【0015】以上のように構成された本実施例のSMC
における記録再生処理の動作について、図5〜図8のフ
ローチャートを用いて説明する。図5は、「記録/再生
処理」のフローチャートを示す。この処理は、パワース
イッチがオンの状態であって、更に、メモリカード15
をカメラに装着して、REC/PLAYスイッチ14b
が押圧された場合にコールされる処理である。まず、ス
テップS1で操作前のスイッチの状態をチェックし、こ
のスイッチ操作以前が記録モードでなければ、ステップ
S3にジャンプし、サブルーチン「記録モード処理」を
実行する。また、スイッチ操作以前が記録モードであっ
たならば、ステップS2に進み、コマ番号を1に設定し
て、サブルーチン「再生処理」をコールする(ステップ
S4)。
【0016】上記ステップS4でコールされるサブルー
チン「再生処理」は、図6にそのフローチャートを示
す。まず、ステップS11で、ミュート信号を出力し、
一旦、モニタ画面を「ブルー表示」とする。その状態
で、装着されているメモリカード15のブートセクタ情
報を読み取る。そのブートセクタのパラメータ値が既知
のもの、即ち、当該カメラで処理できるものであるかを
チェックする(ステップS12)。処理可能なものであ
れば、ステップS13に進むが、そうでないブートのパ
ラメータ情報を有したメモリカードであった場合は、ス
テップS26にジャンプし、当該カメラでは処理不可能
なメモリカードが装着されたとして、データ未記録等の
警告処理を行う。この場合、LCD表示部13には図9
に示すような「EP」の警告表示を行う。なお、この
「EP」表示は、後述するようにアクセスした領域に画
像データが書き込まれていない場合にも表示される。ま
た、この警告表示は、音声による警告を併用してもよ
い。
【0017】上記ステップS13では指定されたコマ番
号に対応するファイルの前記ディレクトリエントリを読
み出す。そのディレクトリエントリの先頭のファイル名
の値をチェックし、先頭の値が0、あるいは、値0E5
H であった場合、即ち、未記録の状態であれば、ステッ
プS26にジャンプし、前記LCD表示部13には図9
に示すような「EP」の表示を行う。また、記録済みで
あった場合は、ステップS15〜17に進み、該ディレ
クトリエントリの属性(図16,17参照)をチェック
する。そして、システムファイル,ボリュームラベル,
サブディレクトリを示す属性であった場合は、指定ファ
イルが非画像データファイルであって、画像再生できな
いのでステップS27にジャンプし、LCD表示部13
に再生不可の警告表示を行う。この警告表示は、図10
に示すように該当するコマ番号を点滅して表示する。ま
た、この警告表示も、音声による警告を併用してもよ
い。属性がデータファイルとして妥当なものであった場
合、ステップS18に進み、該ディレクトリエントリか
ら開始クラスタをファイルの先頭アドレスに設定する。
そして、図18に示される当該するファイルのヘッダ情
報を読み込み、ファイルの属性情報であるファイル識別
子が既知のもの、即ち、本SMCで再生可能な画像デー
タ用のファイル識別子であるかをチェックする。例え
ば、ファイル識別子が前記「SMC ver.1.0」であるか
どうかを調べる。所定の識別子に対応したものでなかっ
た場合、ステップS27にジャンプし、LCD表示部1
3に再生不可の警告表示を行う。所定の識別子に対応し
たものであった場合、画像を再生するためステップS2
1に進む。
【0018】ステップS21において、画像データの格
納される先頭アドレスの計算を行い、ステップS22で
該先頭アドレス値を圧縮/伸長回路7に与える。ステッ
プS23,24でメモリカード15の該当するアドレス
のデータを読み込み伸長処理を行う。その後、ステップ
S25でミュートを解除し、画像再生可能とし、本ルー
チンを終了する。なお、上記ステップS17の後のステ
ップS18に進む前に、ディレクトリエントリのファイ
ル名中の拡張子をチェックして、当該ファイルがテキス
トファイル等の非画像データファイルを識別して、非画
像データファイルであった場合、再生不能表示を行うよ
うにしてよい。
【0019】図7は、スイッチ群14のコマUPスイッ
チ14cを操作して画像再生する場合の処理であるサブ
ルーチン「UPスイッチ処理」のフローチャートであ
る。本処理においては、まず、現在のコマ番号値が最大
であるかどうかをチェックして(ステップS31)、最
大であった場合は、本ルーチンを終わる。最大ではなか
った場合、コマ番号値をインクリメントして(ステップ
S32)、ステップS33に進み、前記図6のサブルー
チン「再生処理」をコールし、画像の再生を実行する。
【0020】本SMCにより、コマ番号値をインクリメ
ントしながら連続的に画像を再生する場合の「連続再生
処理」を図8のフローチャートによって説明する。本処
理においては、まず、ステップS41にて本処理前のコ
マ番号値が最大であったかどうかをチェックする。最大
であった場合は、ステップS43でコマ番号を1に設定
し、ステップS44に進む。最大ではなかった場合は、
コマ番号値をインクリメントして(ステップS42)、
ステップS44に進む。ステップS44では、前記サブ
ルーチン「再生処理」をコールし、画像の再生を行う。
そして、前述したように再生対象としたファイルが非画
像データファイルであって、再生不可の状態であった場
合は、ステップS41に戻る(ステップS45)。そし
て、順次のファイルの属性を識別しながら、画像データ
を検索することになる。そして、所定限度、即ち、メモ
リカードのデータ領域全てを検索しても画像データを検
索できなかった場合、そこで検索を終了する。一方、画
像データを識別し再生できた場合は、ステップS46に
進み、ある一定時間だけ再生を継続し、ステップS41
に戻る。そして、次のコマの再生を行う。なお、前記L
CD表示部13での再生不可等の警告表示は、外部モニ
タ部に表示することも可能である。図11,12は、指
定ファイルが未記録であった場合の警告表示(図11)
と、ファイルの属性等が異なって再生ができない場合の
警告表示(図12)をモニタ上に表示した例を示す。こ
の場合の文字データは、CG16を介して重畳される。
【0021】以上述べたように、本実施例のSMCにお
いては、メモリカード15をパソコンと共通で使用でき
る環境にして、SMCの利用範囲をさらに広範囲に広げ
た場合、該メモリカード15には非画像データファイ
ル、例えば、パソコン用のテキストファイルやプログラ
ムファイルがデータファイル中に混在することになる
が、そのような場合でも、該ファイルが指定されたとき
には、警告表示をするようにして、煩わしい状態を避け
ることができる。更には、選択のやり直しを自動的に行
うこともでき、非常に使い勝手がよくなる。なお、本実
施例のものでは、メモリカードをパソコン用との共用化
で説明したが、パソコンに限らず、ワードプロセッサや
電子手帳等との共用も可能とするものである。また、本
実施例のものはSMCに適用したが、このSMCに限ら
ず、情報記録媒体を用いる画像再生装置単体にも、本発
明の要旨は適用できる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電子
カメラで再生可能か否かの判定が、簡単に且つ迅速に行
うことができ、また正確な判定を行うことが可能となる
という顕著な効果が発揮される。また、判定手段により
再生不能と判定された場合には、再生不能の旨の警告が
行なわれ、さらに、再生不能な画像ファイルがスキップ
して再生する制御手段を設けたので、適用された記録媒
体に当該電子カメラで再生不能な画像ファイルが含まれ
ていたとしても、それを自動的に識別してスキップして
再生可能な画像ファイルを再生させることができる。従
って、使用者に煩わしさを感じさせることのない、使い
勝手の良い電子カメラが提供できるという顕著な効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像情報再生装置であ
るSMCの制御部のブロック構成図。
【図2】上記図1のSMCの外観図。
【図3】上記図1のSMCの操作スイッチ群の平面図。
【図4】上記図1のSMCのLCD表示部の平面図。
【図5】上記図1のSMCのサブルーチン「記録/再生
処理」のフローチャート。
【図6】上記図1のSMCのサブルーチン「再生処理」
のフローチャート。
【図7】上記図1のSMCのサブルーチン「UPスイッ
チ処理」のフローチャート。
【図8】上記図1のSMCのサブルーチン「連続再生処
理」のフローチャート。
【図9】上記図1のSMCのLCD表示部のデータ未記
録等の警告表示例を示す図。
【図10】上記図1のSMCのLCD表示部の再生不可
の警告表示例であって、該当するコマ番号を点滅させる
例を示す図。
【図11】上記図1のSMCのデータ未記録等の警告表
示をモニタで行った表示例を示す図。
【図12】上記図1のSMCの再生不可の警告表示をモ
ニタで行った表示例を示す図。
【図13】従来のSMCにおける記録媒体であるメモリ
カードの論理的フォーマットの概略を示す図。
【図14】従来のSMCにおけるメモリカードのFAT
エントリの一例を示す図。
【図15】従来のSMCにおけるメモリカードのデータ
領域のコマ番号とクラスタの関係を示す図。
【図16】従来のSMCにおけるメモリカードのディレ
クトリエントリの内容を示す図。
【図17】従来のSMCにおけるメモリカードのディレ
クトリエントリの属性の内容を示す図。
【図18】従来のSMCにおけるメモリカードの画像デ
ータファイルのヘッダと画像データ領域を示す図。
【図19】従来のSMCにおけるメモリカードの画像デ
ータファイルのヘッダに記録される内容を示す図。
【図20】従来のSMCにおけるメモリカードのディレ
クトリエントリ名とコマ番号の対応を示す図。
【符号の説明】
10…………………システムコントローラ(ファイル属
性識別手段、スキップして検索する手段、再生不能の警
告を行うための警告手段) 12…………………LCD表示部(再生不能の警告を行
うための警告手段) 15…………………メモリカ−ド(情報記録媒体) 16…………………CG(再生不能の警告を行うための
警告手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 5/907 H04N 5/907 B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06F 12/00 G06K 17/00 H04N 5/225 H04N 5/907

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体のルートディレクトリ下に画像フ
    ァイルを記録可能な電子カメラであって、 前記画像ファイルのファイル名の拡張子をチェックして
    画像ファイルが当該電子カメラで再生可能か否かを判定
    する第1の判定手段と、 該第1の判定手段により再生可能と判定された場合に
    は、さらに画像ファイルの付帯情報中の画像ファイル識
    別情報をチェックして画像ファイルが当該電子カメラで
    再生可能か否かを判定する第2の判定手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】前記第1の判定手段または第2の判定手段
    により再生不能と判定されたときには再生不能の旨の警
    告を行うための警告手段を更に備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】記録媒体のルートディレクトリ下に画像フ
    ァイルを記録可能な電子カメラであって、 前記画像ファイルのファイル名の拡張子をチェックして
    画像ファイルが当該電子カメラで再生可能か否かを判定
    する第1の判定手段と、 画像ファイルの付帯情報中の画像ファイル識別情報をチ
    ェックして画像ファイルが当該電子カメラで再生可能か
    否かを判定する第2の判定手段と、 前記第1の判定手段または第2の判定手段により再生不
    能と判定されたときには再生不能な画像ファイルをスキ
    ップして再生する制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
JP03231092A 1991-12-20 1992-02-19 電子カメラ Expired - Lifetime JP3251043B2 (ja)

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