JPH089312A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH089312A
JPH089312A JP13717094A JP13717094A JPH089312A JP H089312 A JPH089312 A JP H089312A JP 13717094 A JP13717094 A JP 13717094A JP 13717094 A JP13717094 A JP 13717094A JP H089312 A JPH089312 A JP H089312A
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JP13717094A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ogino
宏幸 荻野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体の残容量が少なくなった時に、画質
の低下を少なくしながら多くの画像信号をさらに記録で
きるようにすることを目的とする。 【構成】 入力される画像信号を記憶して蓄積するメモ
リ8と、上記メモリ8の読み書き動作を制御するメモリ
コントローラ9と、上記メモリ8に蓄積された画像信号
を記録する記録媒体16と、上記メモリ8に蓄積された
画像信号に所定の処理を施す処理手段と、装置全体の
動作を制御する制御手段10とを設け、上記記録媒体1
6に既に記録した画像信号を読み出して上記メモリ8に
転送し、上記処理手段により所定の処理を施してから
上記記録媒体16に再度記録し直すようにすることによ
り、上記残りの記録容量を増加させることができるよう
にして、画像信号を記録している途中において上記記録
媒体16の残りの記録容量が少なくなってからも撮影を
良好に続行できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録装置に係わり、
特に、電子カメラのように、画像情報を電子的に記録す
るように構成した画像記録装置に用いて好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、撮影した画像データを内蔵の
バッファメモリに一時的に記憶して蓄積し、その後ハー
ドディスクやメモリカードなどのような記録媒体に転送
してこれらの記録媒体に記録するようにした電子カメラ
が知られている。
【0003】また、このような電子カメラでは、撮影し
た画像データを圧縮したり、トリミングしたりすること
も一般的に行われている。このような電子カメラにおい
て、上述のように撮影した画像データを圧縮しながら記
録を行っている際に、記録媒体の残容量が少なくなり、
現在の圧縮率ではこれ以上の記録が不可能になる場合が
ある。
【0004】この場合、従来の電子カメラはその時点で
撮影を終了するか、あるいは圧縮率を変えるようにして
いた。すなわち、圧縮率を上げることにより記録媒体に
残っている容量にできるだけ多くの画像信号を記録する
ことができるようにして記録を続行するようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、JPEGなど
の不可逆圧縮技術を用いて画像を圧縮する場合、圧縮率
を上げて記録すると、再生する際に伸長した画像の劣化
が激しくなる。このため、上述のように記録媒体の残容
量が少なくなり、現在の圧縮率では記録が不可能になっ
た後でも撮影する必要ができたときに、圧縮率を上げて
記録すると、その画像は今まで撮影してきた画像に比べ
て画質の悪いものになってしまう問題があった。
【0006】特に、上記少ない残容量の記録媒体に多数
の画像を記録する場合には、圧縮率を今までに比べて数
分の1にしなければならないので、かなり大きな画質の
劣化が起こってしまう問題があった。このため、上記の
ようにして圧縮率を上げて記録した画像の中に、鮮明な
画質で記録したいものがあった場合、従来の電子カメラ
は非常に具合が悪いことがあった。
【0007】本発明は上述の問題点にかんがみ、記録媒
体の残容量が少なくなった時に、画質の低下を少なくし
ながら多くの画像信号をさらに記録できるようにするこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像記録装置
は、入力される画像信号を記憶して蓄積するメモリと、
上記メモリに蓄積された画像信号を記録する記録媒体と
を有し、上記記録媒体に記録されたデータを上記メモリ
へ転送して所定の処理を施してから上記記録媒体へ再度
転送して記録し直すようにしたことを特徴としている。
【0009】また、本発明の他の特徴とするところは、
入力される画像信号を記憶して蓄積するメモリと、上記
メモリの読み書き動作を制御するメモリコントローラ
と、上記メモリに蓄積された画像信号を記録する記録媒
体と、装置全体の動作を制御する制御手段とを有し、上
記制御手段は上記メモリコントローラを制御して、上記
記録媒体に記録されたデータを上記メモリへ転送して上
記データに所定の処理を施すとともに、上記所定の処理
が施されたデータを上記記録媒体へ再度転送することを
特徴としている。
【0010】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記所定の処理は上記データの容量を変更すること
を特徴としている。
【0011】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記所定の処理は上記データの圧縮率を変更するこ
とであることを特徴としている。
【0012】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記所定の処理は上記データをトリミングすること
であることを特徴としている。
【0013】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記記録媒体に記録した画像を表示する表示手段を
設け、上記データを上記表示手段に表示するとともに、
上記データに所定の処理を施し、上記所定の処理を施し
たデータを上記表示手段に表示するようにしている。
【0014】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記表示手段に上記データを複数表示し、その中か
ら任意のデータを選択し、上記選択したデータに所定の
処理を施すとともに、上記所定の処理を施したデータを
上記表示手段に表示するようにしている。
【0015】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記所定の処理とは、上記データの容量を変更する
ことである。
【0016】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記所定の処理とは、上記データの圧縮率を変更す
ることである。
【0017】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記所定の処理とは、上記データをトリミングする
ことである。
【0018】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記表示手段に表示されたデータの任意の部分を指
定してトリミングすることを特徴とする。
【0019】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、外部からの操作を受け付ける操作手段を有し、上記
操作手段の操作に応じて上記表示手段に表示されたデー
タに所定の処理を施し、上記所定の処理を施したデータ
を上記表示手段に表示することを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明は上記技術手段よりなるので、記録媒体
に既に記録した画像信号を読み出し、上記画像信号に所
定の処理を施してから上記記録媒体に再度記録し直すこ
とが可能となり、記録している途中において上記記録媒
体に既に記録されている画像信号に対して処理を施すこ
とにより、上記記録媒体に記録する際の圧縮率を変えて
再び記録し直すことができようになり、撮影している最
中に残り少なくなった容量を増やすことが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の画像記録装置の一実施例を図
面を参照して説明する。図1は、本発明の画像記録装置
の主な機能を示す機能構成図である。図1において、
は処理手段、はデータ圧縮手段、はトリミング手
段、は撮影可能枚数検出手段、は警告手段、8はメ
モリ、9はメモリコントローラ、10はシステム制御手
段、12は操作部、16は記録媒体、21は画像表示部
である。
【0022】処理手段は、画像データに所定の処理を
施すために設けられているものであり、本実施例におい
てはデータ圧縮手段およびトリミング手段を設けた
例を示している。
【0023】撮影可能枚数検出手段は、残りの撮影可
能な枚数が0であるかどうか調べるために設けられてい
るものである。また、警告手段は残りの撮影可能枚数
が0になった時に警告するために設けられているもので
ある。
【0024】メモリ8は、入力された画像信号を記憶し
て蓄積するために設けられているものであり、メモリコ
ントローラ9は上記メモリ8の読み書き動作を制御する
ために設けられているものである。
【0025】また、システム制御手段10は、上記メモ
リコントローラ9を制御して、上記記録媒体に記録され
たデータを上記メモリへ転送して上記データに所定の処
理を施すとともに、上記所定の処理が施されたデータを
上記記録媒体へ再度転送するために設けられているもの
である。また、操作部12は、画像記録装置に行わせる
処理を外部から指示するためのものである。
【0026】図2は本発明を電子カメラに適用した例を
示すブロック図である。図2において、1は撮影レン
ズ、2は絞りおよびシャッターなどの光量制御部材、3
は被写体からの反射光を電気信号に変換する撮像素子で
ある。
【0027】4は前置処理回路であり、撮像素子3の出
力ノイズ除去のためのCDS回路やA/D変換前に行う
非線形増幅回路を備えている。5はA/D変換器、6は
絞りやシャッターなどを駆動するメカ系駆動回路、7は
タイミング信号発生回路(TG)であり、撮像素子3を
動作させるために必要なタイミング信号を発生するため
のものである。
【0028】8はバッファメモリ、9はメモリの読み書
き動作や、リフレッシュ動作等を制御するためのメモリ
コントローラ、10は撮影シーケンスなどシステムを制
御するためのマイクロコントローラ、11は操作補助の
ための表示や電子カメラの状態を表す操作表示部、12
は電子カメラを外部から操作するための操作部、13は
後述する拡張ユニットとのインターフェースである。
【0029】14は着脱自在な拡張ユニットであり、電
子カメラ本体に接続して各種処理や操作を行うためのも
のである。15は後述する記録媒体との接続のためのイ
ンターフェース、16はメモリカードやハードディスク
などの記録媒体、17は電気的に書き換え可能な不揮発
性メモリ、18はシステムに電源を投入するためのメイ
ンスイッチである。
【0030】19は自動焦点機能や自動露出機能等の撮
影スタンバイ動作を行うためのスイッチ(SW1)、2
0は撮影スタンバイスイッチ19の操作後に操作される
ことによって撮影を行う撮影スイッチ(SW2)、21
は撮影した画像データを表示する液晶パネルなどの表示
部である。
【0031】次に、図3のフローチャートを用いて本実
施例の電子カメラの撮影動作について説明する。メイン
スイッチ18がONされると撮影動作がスタートする。
そして、まずステップS1では記録媒体16の残容量を
調べ、次に、ステップS2へ進む。
【0032】ステップS2では、現在設定されている圧
縮モードを検出し、次に、ステップS3へ進む。ステッ
プS3では、残りの撮影可能な枚数を算出する。この演
算は、前のステップS2で検出した圧縮率とステップS
1で検出した記録媒体16の残容量に応じて行う。
【0033】次のステップS4では、ステップS3で算
出して残りの撮影可能な枚数を表示し、その後、ステッ
プS5へ進む。ステップS5では、残りの撮影可能な枚
数が0であるかどうか調べる。そして、残りの撮影可能
な枚数が0であれば、ステップS6へ進み、そうでなけ
ればステップS9へ進む。
【0034】ステップS6では撮影可能枚数が0である
ことを警告する処理を行い、その後、ステップS7へ進
む。ステップS7では、電子カメラの動作モードがリス
トアモードになっているかどうか調べ、リストアモード
であればステップS8へ進み、そうでなければステップ
S1へ進む。ステップS8では後述するリストアモード
へ進む。
【0035】ステップS9では、撮影スタンバイ用スイ
ッチSW1がONであるかどうか調べ、スイッチONで
あればステップS10へ進み、そうでなければステップ
S1へ戻る。
【0036】ステップS10では、自動焦点機能や自動
露出機能等の撮影スタンバイ動作を行い、その後、ステ
ップS11へ進む。ステップS11では、撮影用スイッ
チSW2がONであるかどうか調べ、ONであればステ
ップS13へ進み、そうでなければステップS12へ進
む。
【0037】ステップS12では、撮影用スイッチSW
2がONであるかどうか調べ、ONであればステップS
13へ進み、そうでなければステップS1へ戻る。ステ
ップS13では絞り、シャッター2を駆動し、撮像素子
3への露光を行う。その後、ステップS14へ進み、撮
像素子3の出力ノイズ除去やA/D変換前に行う非線形
処理などを行う。そして、上記非線形処理が終了したら
ステップS15に進む。
【0038】ステップS15では、前置処理回路4から
のアナログ信号を、A/D変換器5によりデジタル信号
に変換する。次のステップS16では、A/D変換器5
から出力されるデータをメモリコントローラ9を介して
バッファメモリ8へ供給し、一時的に格納する。
【0039】次のステップS17では、上記バッファメ
モリ8に記憶した画像データを、現在設定されている圧
縮モードに従って圧縮する。次のステップS18では、
バッファメモリ8内の圧縮された画像データをメモリコ
ントローラ9、記録媒体インターフェース15を介して
電子カメラ本体に装着されたメモリカードなどの記録媒
体16へ転送する。次のステップS19では、撮影用ス
イッチSW2がONであるかどうか調べ、ONでなけれ
ばステップS12へ進む。
【0040】以上説明したように、図3のフローチャー
トでは、圧縮率が低いモードで記録する場合、記録媒体
16の残容量に比較的余裕があれば、撮影を行い画像デ
ータを記録媒体16へ転送することができる。
【0041】しかし、記録媒体16の残容量が画像1枚
分の圧縮後のデータ容量よりも少なくなると、そのまま
の圧縮率ではそれ以上の撮影を行うことができないよう
になされている。
【0042】そこで、本実施例においては、以下に説明
するようにリストアモードを使って、既に記録されてい
る画像データの圧縮率を変えて記録媒体16へ再度転送
することによって残容量を増やし撮影を続行する。
【0043】次に、図4のフローチャートを使って記録
済みの画像データの圧縮率を変更してリストアする方法
について説明する。図3のステップS8でリストアモー
ドに入るとリストア動作が開始される。そして、まず、
ステップS1において記録媒体16に記録されている画
像データをバッファメモリ8へ転送する処理を行う。こ
の時、数枚分のデータを記録媒体16からバッファメモ
リ8へ転送するものとする。しかし、バッファメモリ8
の容量に余裕がないときは、1枚分のデータだけを転送
してもよい。
【0044】次に、ステップS2では、ステップS1で
記録媒体から転送した画像データを画像表示部21に1
枚表示する。ステップS3では、画像表示部21に表示
された画像の圧縮率を変更するかどうかを、操作部12
からの入力状態を検出することによって調べる。そし
て、変更するのであればステップS4へ進み、しなけれ
ばステップS7へ進む。
【0045】ステップS4では、新たな圧縮率を設定す
る。これは、例えば、元の圧縮率が1/2ならば、新た
に1/4の圧縮率に設定する。次に、ステップS5に進
み、画像表示部21に表示された画像を、ステップS4
で設定された圧縮率で圧縮する。次のステップS6で
は、新たに圧縮された画像を伸長して画像表示部21に
表示し、ステップS3へ戻る。そして、圧縮率をさらに
変更するのであれば、ステップS3〜ステップS6の処
理を繰り返し行う。この時、ステップS5で圧縮したデ
ータは残しておく。
【0046】ステップS7では、他の画像の圧縮率を変
更するかどうかを操作部12からの入力状態を検出する
ことによって調べる。そして、変更するならばステップ
S9へ進み、しないならばステップS8へ進む。ステッ
プS8では、バッファメモリ8内に記憶されている圧縮
されたデータを記録媒体16へ転送してメインルーチン
へ戻る。
【0047】また、ステップS9では、まだ表示してい
ない画像データがバッファメモリ8内に残っているかど
うか調べる。そして、残っていればステップS2へ進
み、残っていなければステップS10へ進む。ステップ
S10では、バッファメモリ8内に記憶されている圧縮
されたデータを記録媒体16へ転送してステップS1へ
戻る。
【0048】なお、上述の例では、画像表示部21に画
像を1枚だけ表示したが、次に、数枚の画像を同時に表
示する方法を、図5を使って説明する。図4に示した例
と同様に、図3のステップS8でリストアモードに入る
と、まずステップS1で記録媒体16に記録されている
画像データをバッファメモリ8へ転送する。この時、数
枚分のデータを転送するものとする。
【0049】次に、ステップS2では、ステップS1で
記録媒体から転送した画像データを画像表示部21に表
示する。この時、マルチ画表示によって複数の画像を同
時に表示するようにすると都合がよい。
【0050】次のステップS3では、前のステップS2
で表示した複数の画像の内のどれかの圧縮率を変更する
かどうかを、操作部12からの入力状態を検出すること
によって調べる。そして、変更するのであればステップ
S4へ進み、変更しなければステップS8へ進む。
【0051】ステップS4では、表示されている複数の
画像の内から圧縮率を変更する1枚の画像を選択する。
次に、ステップS5では、上述の図4の例と同様に新た
な圧縮率を設定する。
【0052】次のステップS6では、ステップS4で選
択した画像を選択された画像を、ステップS5で設定し
た圧縮率で圧縮する。次に、ステップS7では、新たに
圧縮された画像を伸長して画像表示部21にマルチ画表
示する。さらに、圧縮率を変更するのであれば、ステッ
プS3〜ステップS7の処理を繰り返し行う。
【0053】この時、圧縮率を変更しなかった他の画像
はそのままにして圧縮率を変更した画像だけを入れ換え
てマルチ画表示する。この時、ステップS6で圧縮した
データは残しておくようにする。
【0054】ステップS3からステップS8に進んだ場
合は、操作部12からの入力状態を検出し、表示されて
いない他の画像の圧縮率を変更するかどうかを調べる。
そして、他の画像の圧縮率を変更するならばステップS
10へ進み、しないのならばステップS9へ進む。
【0055】ステップS9では、バッファメモリ8内に
記憶されている圧縮されたデータを記録媒体16へ転送
してメインルーチンへ戻る。また、ステップS10で
は、まだ表示していない画像データがバッファメモリ8
内に残っているかどうか調べ、残っていればステップS
2へ戻り、残っていなければステップS11へ進む。ス
テップS11では、バッファメモリ8内に記憶されてい
る圧縮されたデータを記録媒体16へ転送してステップ
S1へ戻る。
【0056】なお、バッファメモリ8に転送した画像
を、例えば、サムネイルのような形で全て画像表示部2
1に表示し、その中から圧縮率を変更する画像を選ぶ。
そして、その画像を画像表示部21に大きく表示し、上
述のような圧縮率の変更を行ってもよい。こうすると、
多くの画像の概要を一度に把握することができるので、
圧縮率を変更する画像を素早く見つけ出すことができ
る。
【0057】以上説明したように、この方法を使うと記
録媒体16の残容量が少なくなっても、既に記録されて
いる画像データの圧縮率を変更して記録し直すことによ
り、記録媒体16の残容量を増やすようにしたので、画
質を極端に劣化させることなく撮影を続行することがで
きる。
【0058】また、記録媒体16の残容量が0になった
場合でも同様の操作を行うことにより、画質を極端に劣
化させることなく撮影を行うことができる。なお、図
4、図5の説明では、操作部12からの入力状態を検出
することによって圧縮率の変更などの判断を行うように
したが、図6に示すように、操作部12の代わりに画像
表示部21にアイコンを表示し、これをぺンなどで触れ
ることによってその判断を行ってもよい。
【0059】また、圧縮率を新たに設定し直す際に、上
述のように新たな圧縮率を入力するなどして設定しても
よいが、以下に説明するように、対話的に行うと結果の
画像を見ながら圧縮率の変更を行えるので、操作上より
都合がよい。
【0060】すなわち、まず、画像表示部21に画像を
表示するときに、図6のように表示部内に圧縮率設定用
のスクロールバーを表示し、これをペン30などで上下
に操作することによって圧縮率を変え、同時にその時の
圧縮率を表示部内に表示する(図6では“COMP 1
/4”と表示)。
【0061】また、実際に表示された圧縮率で圧縮を行
い伸長した画像をリアルタイムで表示する。こうするこ
とによって、設定する圧縮率に対する実際の画像を見な
がら圧縮率を設定できるので、画質の劣化を確認しなが
ら圧縮できる。
【0062】また、上述の例において最初の圧縮率を設
定する際に、実際に圧縮処理された画像を確認しながら
設定してもよい。また、図7に示すように、画像表示部
21を複数に分割し(図7の例では4つ)、それぞれの
分割した領域に異なる圧縮率で圧縮処理を行った画像を
表示し、その画質を見ながら任意の画像を選ぶことによ
って選んだ画像に対応した圧縮率を設定するようにして
もよい。
【0063】この時、それぞれの領域に、図7のように
対応する圧縮率を表示すると、圧縮率に対する画質を分
かりやすくすることができる。表示する画像は、既に記
録されている画像を用いてもよいし、あらかじめ電子カ
メラ本体や記録媒体16に専用の画像を記録しておいて
これを使用してもよい。
【0064】次に、記録媒体16の残容量が少なくなっ
た場合、撮影した画像をトリミングして残容量を増やす
方法について説明する。この方法は、基本的な電子カメ
ラの動作は、図8に示したフローチャートのようになる
が、これは上述の図3と基本的には同じものである。す
なわち、図3のフローチャートにおけるステップS8の
リストアモードがトリミングモードになったものであ
る。つまり、撮影可能枚数が0になった場合、リストア
モードの代わりにトリミングモードに入ることになる。
【0065】次に、上記トリミングモードの動作を、図
9のフローチャートを用いて説明する。まず、図8のス
テップS8でトリミングモードに入ると、ステップS1
では記録媒体16に記録されている画像データをバッフ
ァメモリ8へ転送する。この時、数枚分のデータを転送
するものとするが、バッファメモリ8の容量に余裕がな
いときは1枚分のデータだけを転送してもよい。
【0066】次に、ステップS2では、ステップS1で
記録媒体から転送した画像データを画像表示部21に1
枚表示する。次のステップS3では、表示された画像を
トリミングするかどうかを、操作部12からの入力状態
を検出することによって調べる。そして、トリミングす
るのであればステップS4へ進み、しなければステップ
S7へ進む。
【0067】ステップS4では、トリミングの範囲を設
定し、その後、ステップS5に進む。ステップS5で
は、画像表示部21に表示された画像を、ステップS4
で設定されたトリミング範囲でトリミングする。次のス
テップS6では、上記トリミングされた画像を画像表示
部21に表示し、次に、ステップS3へ進む。
【0068】ステップS3では、上述したように表示さ
れた画像をトリミングするかどうかを判断し、上記判断
の結果、さらにトリミングするのであれば、上述したス
テップS3〜ステップS6の処理を繰り返す。また、ト
リミングしないならば、ステップS7に進む。
【0069】ステップS7では、他の画像をトリミング
するかどうかを、操作部12からの入力状態を検出する
ことによって調べ、トリミングするならばステップS9
へ進み、しないならばステップS8へ進む。ステップS
8ではバッファメモリ8内のトリミングされたデータを
記録媒体16へ転送してメインルーチンへ戻る。
【0070】また、ステップS9に進んだ場合は、バッ
ファメモリ8内にまだ表示していない画像データが残っ
ているかどうか調べ、残っていればステップS2へ戻
る。また、残っていなければステップS10へ進む。ス
テップS10では、バッファメモリ8内のトリミングさ
れたデータを記録媒体16へ転送してステップS1へ戻
る。
【0071】なお、上述の説明では、画像表示部21に
画像を1枚表示してトリミングをかけていたが、これを
第1の実施例と同様に数枚の画像をマルチ画表示してト
リミングをかけてもよい。また、バッファメモリ8の画
像をサムネイルのかたちで全て表示し、その中から画像
を選択してトリミングをかけてもよい。
【0072】また、上述の図9のフローチャートにおけ
るステップS4のトリミング範囲の設定のしかたについ
ては、画面を複数に分割してその内の一つを残して他の
部分をトリミングするようにしてもよい。また、任意の
部分を残したい場合は、例えば図10の(a)のような
画像をトリミングする場合、これを画像表示部21に表
示し、(b)のようにペン30などで表示画面に触れる
ことで、その範囲を設定するようにしてもよい。
【0073】また、これとは別に、トリミング範囲を自
動的に設定する場合には、中心部を残して周辺部をトリ
ミングしてもよいし、多点測距AFを採用している場合
であれば、ピントがあっている点を中心として一定の範
囲を残してトリミングしてもよい。この場合は、撮影の
際にピントのあった点を画像データの付随データとして
一緒に記録しておく。
【0074】
【発明の効果】本発明は上述したように、記録媒体の残
容量が少なくなったら、既に記録されているデータの圧
縮率を変更して記録しなおすようにしたので、残容量を
増やすことができ、これにより、例えば撮影していると
きに記録媒体の残容量が少なくなった後も、画質を極端
に劣化させることなく撮影を続行することができる。
【0075】また同様に、既に記録されているデータを
トリミングして記録し直すことで残容量を増やすことが
できるようにしたので、記録媒体の残容量が少なくなっ
た時には、上記トリミングをすることにより、画質を極
端に劣化させることなく撮影を続行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録装置の主な機能を説明するた
めの機能構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す電子カメラのブロック
図である。
【図3】本発明の第1の実施例における電子カメラの基
本的な動作を表すフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートにおいてリストアモード
に入ったときの処理を説明するためのサブルーチンを示
す図である。
【図5】図3のフローチャートにおいてリストアモード
に入ったときの処理を説明するためのサブルーチンを示
す図である。
【図6】スクロールバーをペンで操作して圧縮率を設定
する様子を説明するための図である。
【図7】マルチ画を使って圧縮率を設定する様子を表す
説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例における電子カメラの基
本的な動作を表すフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートにおいてトリミングモー
ドに入ったときの処理を説明するためのサブルーチンを
示す図である。
【図10】トリミング範囲の設定の仕方を説明するため
の図である。
【符号の説明】 処理手段 データ圧縮手段 トリミング手段 撮影可能枚数検出手段 警告手段 1 撮影レンズ 2 光量制御部材 3 撮像素子 4 前置処理回路 5 A/D変換器 6 メカ系駆動回路 7 タイミング信号発生回路 8 バッファメモリ 9 メモリコントローラ 10 マイクロコントローラ 11 操作表示部 12 操作部 13 インターフェース 14 拡張ユニット 15 インターフェース 16 記録媒体 17 不揮発性メモリ 18 メインスイッチ 19 撮影スタンバイ動作用スイッチ 20 撮影スイッチ 21 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/30 H04N 7/133 Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像信号を記憶して蓄積する
    メモリと、上記メモリに蓄積された画像信号を記録する
    記録媒体とを有し、 上記記録媒体に記録されたデータを上記メモリへ転送し
    て所定の処理を施してから上記記録媒体へ再度転送して
    記録し直すようにしたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 入力される画像信号を記憶して蓄積する
    メモリと、上記メモリの読み書き動作を制御するメモリ
    コントローラと、上記メモリに蓄積された画像信号を記
    録する記録媒体と、装置全体の動作を制御する制御手段
    とを有し、 上記制御手段は上記メモリコントローラを制御して、上
    記記録媒体に記録されたデータを上記メモリへ転送して
    上記データに所定の処理を施すとともに、上記所定の処
    理が施されたデータを上記記録媒体へ再度転送すること
    を特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 上記所定の処理とは上記データの容量を
    変更することであることを特徴とする請求項1または2
    に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 上記所定の処理とは上記データの圧縮率
    を変更することであることを特徴とする請求項1または
    2に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 上記所定の処理とは上記データをトリミ
    ングすることであるることを特徴とする請求項1または
    2に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 上記記録媒体に記録した画像を表示する
    表示手段を設け、上記データを上記表示手段に表示する
    とともに、上記データに所定の処理を施し、上記所定の
    処理を施したデータを上記表示手段に表示することを特
    徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 上記表示手段に上記データを複数表示
    し、その中から任意のデータを選択し、上記選択したデ
    ータに所定の処理を施すとともに、上記所定の処理を施
    したデータを上記表示手段に表示することを特徴とする
    請求項6に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 上記所定の処理とは、上記データの容量
    を変更することであることを特徴とする請求項6または
    7に記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 上記所定の処理とは、上記データの圧縮
    率を変更することであることを特徴とする請求項6また
    は7に記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 上記所定の処理とは、上記データをト
    リミングすることであることを特徴とする請求項6また
    は7に記載の画像記録装置。
  11. 【請求項11】 上記表示手段に表示されたデータの任
    意の部分を指定してトリミングすることを特徴とする請
    求項10に記載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】 外部からの操作を受け付ける操作手段
    を有し、上記操作手段の操作に応じて上記表示手段に表
    示されたデータに所定の処理を施し、上記所定の処理を
    施したデータを上記表示手段に表示することを特徴とす
    る請求項6または7に記載の画像記録装置。
JP13717094A 1994-06-20 1994-06-20 画像記録装置 Pending JPH089312A (ja)

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