JP2005080933A - カプセル型医療装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体情報を取得する電子回路に対して電力を十分に供給できなくなっても、記録したデータの外部への取り出しを可能にするカプセル型医療装置を提供する。
【解決手段】電池20の電力により照明及び撮像を行い、撮像した画像情報を不揮発性メモリ部19に記憶する。電池20の電気エネルギが消耗しても、体外に排泄後、カプセル装着ユニット3に装着して、発光部9から光給電により、電池20を充電し、不揮発性メモリ部19に記憶された画像情報を白色LED15を発光させることにより、これに対向する受光素子8で受光させるようにして、不揮発性メモリ部19に記憶された画像情報を確実に取り出せるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は体内に挿入され、体内の画像情報等の生体情報を得るカプセル型医療装置に関する。
近年、患者が飲み込み易いカプセル形状とすることにより、体内を検査し易くしたカプセル型医療装置が提案されている。
例えば、特開平1−305925号公報には、生体情報取得中に携帯用のストレージを不要にするために、カプセル内部にデータを記録する方式が開示されている。
特開平1−305925号公報
しかし、カプセル型医療装置における体内通過時間は個人差があり、上記従来例では電池が消耗して、回収後にカプセル内部に記録された情報を読み出せなくなる可能性がある。
(発明の目的)
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、生体情報を取得する電子回路に対して電池が十分に電力を供給できなくなっても、記録されたデータを保持し、かつそのデータの外部への取り出しを可能にするカプセル型医療装置を提供することを目的とする。
体内に挿入され、電池を内蔵したカプセル型医療装置において、
電池による電力供給により体内の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段によって得られた生体情報を記憶するための不揮発性記憶手段と、
カプセル外部に前記不揮発性記憶手段の生体情報を送信する伝送手段と、
を具備することにより、途中で電池の電気エネルギが消耗しても不揮発性記憶手段に記憶された生体情報を伝送手段により取り出せるようにしている。
本発明によれば、体内に挿入され、電池を内蔵したカプセル型医療装置において、
電池による電力供給により体内の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段によって得られた生体情報を記憶するための不揮発性記憶手段と、
カプセル外部に前記不揮発性記憶手段の生体情報を送信する伝送手段と、
を具備しているので、途中で電池の電気エネルギが消耗しても不揮発性記憶手段に記憶された生体情報を伝送手段により取り出せる。
以下、図面を参照して本発明の各実施例を説明する。
図1ないし図5は本発明の実施例1に係り、図1は本発明の実施例1を備えたカプセル型医療システムの全体構成を示し、図2は実施例1のカプセル型医療装置の内部構成を示し、図3は不揮発性メモリの構造を示し、図4はカプセル型医療装置により小腸撮影等を行った場合における電池のエネルギ消耗の代表的な特性例を示止、図5は体外に排泄されたカプセル型医療装置により蓄積された画像データを取り出す動作を示す。
図1に示すように本発明の実施例1を備えたカプセル型医療システム1は、飲み込むことにより体内に挿入され、例えば撮像を行う機能を内蔵したカプセル型医療装置(以下、単にカプセルと略記)2と、体外に配置され、このカプセル2に記録(蓄積)された生体情報を取り込むためのカプセル装着ユニット3が着脱自在に接続され、カプセル2で記録した生体情報を記録する記録装置4と、この記録装置4に着脱可能に接続され、生体情報の表示を行う表示装置5とからなり、記録装置4及び表示装置5は体外装置6を形成している。
記録装置4は、画像を表示する機能を有する表示装置5とUSBケーブル7で着脱自在に接続することができ、使用者側で接続或いは非接続を選択して使用できるようにしている。
図1は体内での検査を終えたカプセル2を回収してカプセル装着ユニット3に装着して、このカプセル2内に記録されたデータを記録装置4側に取り込む(吸い上げる)状態で示している。
つまり、カプセル装着ユニット3はカプセル2をその後端側の開口から挿入することによりカプセル2を嵌合して装着可能とする略円筒形状に形成されている。この場合、カプセル2の先端面は、カプセル装着ユニット3の内部に設けた光通信を行うための受光素子8に対向する。また、カプセル2の後端付近の側面は、カプセル装着ユニット3の後端付近の内周面に配置した発光部9に対向し、この発光部9を発光させることにより、カプセル2の後端付近の内部に設けたスイッチ&光電素子部10(における光電素子部)に光給電を行い、カプセル2を光通信を行える状態に充電できるようにしている。
カプセル2の構成を図2に示す。
このカプセル2は、カプセル状の密閉された収納容器11における一方の端部(前端という)は半球状の透明部材で照明&観察窓12が形成され、この照明&観察窓12の中央部分に対向して対物レンズ系13がレンズ枠14に取り付けられて配置されている。このレンズ枠14の周囲の例えば4箇所には照明手段を構成する発光素子として、例えば白色LED15が配置されている。
対物レンズ系13の結像位置には、生体の画像情報を得る画像センサ(或いは撮像素子)として例えばCMOSセンサ16が配置されるようにして撮像処理を行う撮像基板17が配置され、この撮像基板17の背面側には撮像基板17により信号処理された信号をA/D変換して圧縮された画像データ(例えばJPEGデータ)の生成処理をすると共に、光通信する通信処理も行う信号処理基板(信号処理回路ともいう)18と、圧縮された画像データを記憶する不揮発性メモリ部19と、白色LED15、CMOSセンサ16、撮像基板17,信号処理基板18等に動作用の電力を供給する複数のボタン型の電池20とが配置されている。
また、白色LED15、撮像基板17、信号処理基板18、不揮発性メモリ部19は、フレキシブル基板21により電気的に接続され、このフレキシブル基板20は途中で折り曲げられて電池20の正極と接続された後、後方側に延出された端部は電池20の負極及びスイッチ&光電素子部10と接続されている。
このスイッチ&光電素子部10は例えば略円板形状でその中央部にはセンサが搭載され、外部から光照射をすることにより、電池20の電源のスイッチONができるようにしている(このセンサを後述する図8ではSW1で示す)。なお、収納容器11におけるセンサに対向する部分は光を通す部材にしている。
また、円板の外周面には、光を受けて起電力を発生する太陽電池等の光電素子部が形成され、その起電力はフレキシブル基板21を経て電池20の充電に使用されるようにしている。収納容器11における光電素子部が形成された部分に対向する部分は光を通す部材にしている。
本実施例では、CMOSセンサ16により撮像された画像データを不揮発性メモリ部19に記憶して保存する。この不揮発性メモリ部19は例えば1Gバイトの記憶容量を備えた大容量の画像記録デバイスとなっている。
図3はこの不揮発性メモリ部19の構造例を示す。この場合、図3(A)は側面図を示し、図3(B)は図3(A)のA−A断面で見た平面図である。
図3に示すようにこの不揮発性メモリ部19は、例えば円板状の3枚の基板25にそれぞれ角型等の不揮発性メモリチップ26を実装して、多層化した基板25間を接続ピン27により接続するようにしている。なお、例えば最下段の基板25はフレキシブル基板21と接続される。
このように本実施例では不揮発性メモリ部19を多層構造にして、小型化してカプセル2内に収納している。そして、この大容量の不揮発性メモリ部19によりCMOSセンサ16で撮像した画像データの収集を長時間にわたって行えるようにしている。
また、図3に示す不揮発性メモリ部19を強誘電体メモリで構成しても良い。この場合には、より小型化できる。
体腔内を撮像したカプセル2が体内から排泄された後、洗浄などした後、このカプセル2を図1に示すようにカプセル装着ユニット3に装着する。そして、このカプセル装着ユニット3に装着されたカプセル2を光で給電して、電池20を充電して再使用できる状態にした後、不揮発性メモリ部19に保存された画像データを白色LED15をパルス発光させて記録装置4側に送信して不揮発性メモリ部19に保存された画像データを外部に送信可能(伝送可能)な構成にしている。
図1に示す記録装置4は、その筐体31が金属或いは(シールド加工された)プラスティック製で形成され、その内部に電源ブロック32と、記録処理ブロック33とが収納されている。
電源ブロック32には、並列に配置された電池36a、36bと各電池36a、36bにそれぞれ直列に接続されたスイッチ37a、37bと、各電池36a、36bの電圧を監視して、スイッチ37a、37bの一方をON等する電源監視回路38と、ONされた電池と接続され、記録処理ブロック33で必要とされる電圧値の直流電源に変換するDC/DCコンバータ39とからなる。
なお、DC/DCコンバータ39の直流電源は記録処理ブロック33の他に、コネクタ35を介してカプセル装着ユニット3側の発光部9にも供給できるようにしている。
記録処理ブロック33は、記録装置4の制御を行うCPU40と、カプセル装着ユニット3の受光素子8と接続され、受光素子8によりカプセル装着ユニット3に装着されたカプセル2と光通信の制御をするCPU41と、両CPU40及び41と接続され、時間管理を行うリアルタイムクロック(RTCと略記)42と、光通信によって読み出したデータを一時格納するメモリ(SRAM)44と、両CPU40及び41と接続され、メモリ44に格納するアドレスを設定するアドレスセレクタ43と、両CPU40及び41に接続され、PCカードメモリ45への書き込み制御を行うPCカードコントローラ46と、このPCカードコントローラ46に接続されたPCMCIAスロット47と、このPCMCIAスロット47に着脱可能に接続され、読み出されて復調された画像データ(JPEGデータ)等を格納するPCカードメモリ45と、記録装置4に表示装置5がUSBケーブル7で接続されている場合に、USBケーブル7を介してデータを表示装置5に転送する処理を行うUSBドライバ48と、表示装置5の接続を電圧を利用して検出する(記録装置4と表示装置5の接続を検知する検知手段としての)電圧検出回路49と、CPU41等に基準となるクロックを供給する発振器(OSC)50とを有する。
そして、CPU40は電圧検出回路49による電圧(の信号)レベルにより表示装置5の接続の有無を判断し、その判断結果に対応して、USBドライバ48に設けたクロックゲート48aにゲート開閉の制御信号を送り、USBドライバ48の動作を制御する。
つまり、所定の電圧が検出されて表示装置5が接続されている状態ではクロックゲート48aを開き、USBドライバ48にクロックCLKが供給される状態にしてUSBドライバ48を動作状態に設定する。そして、CPU40はカプセル2から読み出した画像データをPCカードメモリ45に記録すると共に、USBドライバ48を介して表示装置5側に送信する。
逆に所定の電圧が検出されないで表示装置5が接続されていない状態では、CPU40はクロックゲート48aを閉じ、USBドライバ48にクロックCLKが供給されない待機状態にしてUSBドライバ48による電力消費を低減する制御を行う。また、この場合にはCPU40はカプセル2から転送されたデータをPCカードメモリ45に記録することになる。
このように本実施の形態では、記録装置4と表示装置5とを別体とし、データを伝送する伝送手段としてのUSBケーブル7で着脱可能とすることにより、カプセル2に対して記録装置4のみで使用できるようにすると共に、記録装置4と表示装置5とを接続した状態でも使用できるようにして使い勝手を向上している。
また、両装置間の伝送手段としてのUSBケーブル7の接続の有無に応じて、記録装置4は上述したように異なる動作モードで動作するようにしている。
一方、表示装置5は、記録装置4のUSBドライバ48とUSBケーブル7で接続され、USBドライバ48側から送信される画像データとしてのJPEGデータを受け取るUSBレシーバ51と、このUSBレシーバ51とバスを介して接続され、画像データの伸張処理等や表示装置5の動作制御を行うCPU52と、このバスに接続され、画像データの一時記憶やCPU52の作業エリアとして使用されるメモリ(具体的にはSDRAM)53と、このバスに接続され、CPU52により伸張処理された画像データに対して画像表示のための映像信号(例えばRGBビデオ信号)に変換する処理を行う映像信号発生回路54と、この映像信号発生回路54の出力端に接続され、映像信号としての例えばRGBビデオ信号が入力されることにより、対応する画像を表示するモニタ55と、USBケーブル7にその一端が接続されることにより記録装置4側で接続の有無を検出可能とする電圧を発生する電圧発生回路56とを有する。
そして、上述のように、この表示装置5がUSBケーブル7により記録装置4に接続されていると、記録装置4側から画像データが表示装置5に送られる。そして、表示装置5ではJPEGデータを伸張して、モニタ55に表示できるようにしている。
本実施例では、カプセル2には大容量で不揮発性の記憶手段として不揮発性メモリ部19を搭載し、電池20による電力供給のもとで動作する撮像素子により撮像した画像情報を不揮発性メモリ部19に蓄積する動作を電池による電気エネルギでカプセル2が体内中に存在する時間行う。
この場合、カプセル2が体内にある時間は個人差があり、電池20の電気エネルギが撮像動作を行えなくなる場合もあるが、体外に排泄された場合には、光照射による光給電により電池20を充電して、光通信により不揮発性メモリ部19に蓄積された画像情報を取り出すことができるようにしていることが特徴となっている。
次に本実施例による動作を説明する。
カプセル2で体内を検査する場合、カプセル2の後端に光を照射してカプセル2のスイッチ&光電素子部10におけるスイッチをONにする。このスイッチをONにすることにより、カプセル2内の電池20から各部に電力が供給されるようになる。
そして、白色LED15は、予め設定された所定の時間間隔、例えば1秒間に1、2回パルス的に発光し、またCMOSセンサ16は白色LED15の発光に同期して撮像を行い、撮像した画像が信号処理基板18により圧縮されて不揮発性メモリ部19に格納される。
このように電源が投入されると、間欠的に白色LED15がパルス発光することになるので、カプセル2が動作状態になったことを確認することができる。従って、患者はこのカプセル2を口から飲み込む。
飲み込まれたカプセル2は、蠕動運動等により、食道を通り、その後に胃を通過しさらに小腸側に移動する。そして、所定の時間間隔で照明及び撮像を行い、撮像された画像は圧縮されて順次不揮発性メモリ部19に格納される。
図4はカプセル2により体腔内を撮像した場合における電池20の電圧降下の様子を示す。図4の場合には、電池20は初期状態では4.7Vであったのが、照明及び撮像等に電気エネルギが使用されることによりゆっくりと電圧降下し、例えば10時間程度の後に急に下がり始めて電源OFFにされたのに等しい状態となり、撮像等の動作は停止状態となる。
したがって、個人差もあるが、カプセル2が体外に排泄されるまでに、例えば10時間以内であると、排泄される時まで撮像等の動作を行う。
一方、体外に排泄されるまでに10時間以上経過すると、体外に排泄される前に撮像等の動作が停止することになる。
カプセル2が体外に排泄される場合には便器等に金属探知器をセットしておくことにより、カプセル2を構成する電池20等の金属を金属探知器が検出することにより排泄の際にカプセル2を検出することができ、回収具等でカプセル2を回収する。金属探知器等によるカプセル2の回収方法としては、例えば特願2003−060152号に記載されている回収装置を利用することができる。
回収されたカプセル2を洗浄及び滅菌処理した後、図1に示すカプセル装着ユニット3にセットする。
そして、カプセル装着ユニット3等に設けた図示しないスイッチを操作して、発光部9を発光させる。発光部9により発光された光は対向するスイッチ&光電素子部10の光電素子部を構成する太陽電池により受光され、起電力を発生し、電池20を充電する。この場合、電池20は充電可能な2次電池である。
電池20が光通信を行う動作に必要な電圧以上になると、カプセル2内の信号処理基板18は、白色LED15を所定パターンで発光させ、その後に不揮発性メモリ部19に蓄積した画像データの送信動作を白色LED15の光で開始する。送信する場合、デジタル信号、例えばNRZ符号で伝送する。
この場合の画像データの送信動作は図5のようになる。
ステップS1に示すように発光部9の発光動作が開始すると、記録装置4のCPU41はカプセル2と光通信(より具体的にはカプセル2側からの光送信を受ける光受信)を行う待機状態に記録装置4側を設定する。つまり、受光素子8から光電変換された信号のレベルが所定レベル以上で検出されるか否かを判断する状態となる。
さらに、ステップS3に示すようにCPU41は、受光素子8の出力信号に対して所定パターンの信号を検出したか否かの判断を行い、所定パターンの信号を検出してない場合にはこの動作を続行する。
一方、所定パターンの信号を検出した場合には、ステップS4に示すように所定パターンの信号後に、送信される信号データをPCカードメモリ45等に記録する。
そして、ステップS5に示すように信号データの終了か否かを判断し、終了でない場合にはステップS4に戻り、信号データの終了符号を検出すると、データ記録の動作を終了する。
本実施例によれば、カプセル2に内蔵された電池20の電気エネルギが途中でなくなっても、光照射で充電しカプセル2に蓄積された生体情報としての画像データを光送信できる構成にしているので、カプセル2に蓄積された生体情報を確実に取り出すことができる。
また、撮像した画像情報を無線で送信するような動作を行わなくても済むので、電池20の電気エネルギの消耗を抑制でき、長時間の撮像動作が可能となる。
なお、上述の説明において、光照射により光電素子部で発生した起電力により電池20を充電しても良いが、カプセル2にコンデンサを内蔵して前記起電力でコンデンサをチャージして光送信を行う電源に利用しても良い。
次に本発明の実施例2を図6ないし図9を参照して説明する。図6は本発明の実施例2を備えたカプセル型医療システムの全体構成を示し、図7は電池のエネルギ消耗の特性例及び残り電源で光通信を行う概略を示し、図8はスイッチ部及びその周辺の回路構成を示し、図9は撮像及び光伝送の動作を示す。
本実施例は以下に説明するように外部からの給電を行わないでも、蓄積された情報の取り出し(伝送)ができるように、その情報の伝送に必要となる電気エネルギを残すように生体情報の取得に使用される電池による電気エネルギの消費を制限する。
図6は実施例2を備えたカプセル型医療システム1Bの構成を示す。本実施例は、基本的には実施例1のカプセル2におけるスイッチ&光電素子部10の代わりに図7に示す構成のスイッチ部61とし、さらにブザー62を設けたカプセル2Bと、図1のカプセル装着ユニット3における発光部9を設けてないカプセル装着ユニット3Bとを備えた構成にしている。
つまり、本実施例では、スイッチ部61により、後で光通信に行うのに必要とされる電気エネルギ状態を確保した状態で、生体情報(より具体的には画像情報)の採集を停止させるように制御する。また、生体情報の採集して記録した後は、記録情報の有無を判断して、光通信の動作を行うように制御する。
また、ここで使用される電池20は、連続使用を停止して時間をおくと、その停止した時の電圧よりも高い電圧に自己復帰する機能を持つものが採用されている。この特性は必ず必要とされるものでない。
つまり、本実施例では図7に示すように電池20の電圧が例えば2.0Vで電源OFFになるように設定している。そして、排泄後において再びスイッチ部61に光を照射して電源スイッチをONし、電源OFF時より高い電圧に復帰した電池20により光通信で記録された情報を記録装置に送信する動作を行うようにする。
図8はスイッチ部61周辺の回路構成を示す。
電池20の負極はGNDに接続され、正極は抵抗R1及び光の照射でONするセンサスイッチSW1及び抵抗R2を介してGNDに接続されると共に、LowレベルでONする(PチャンネルFET等の半導体スイッチで構成された)スイッチSW2(具体的にはFETスイッチ)及び信号処理基板18によりON/OFF制御されるスイッチSW5を介して撮像素子と接続される。
このスイッチSW5は信号処理回路18によりON/OFFが制御される。つまり、センサスイッチSW1が初めてONされたような場合には、このスイッチSW5をONにし、不揮発性メモリ部19にCMOSセンサ16で撮像した情報を格納した後に、センサスイッチSW1がONされた場合にはこのスイッチSW5をOFFにする。
また、抵抗R1とセンサスイッチSW1との接続点はスイッチSW2のスイッチ制御端(具体的にはFETのゲート)に接続されると共に、HighレベルでONするスイッチSW3を介してGNDと接続されている。このスイッチSW3の制御端にはスイッチSW2の出力端の電圧を抵抗R3及びR4で分圧した分圧電圧Eが印加される。
本実施例では、抵抗R3及びR4はその抵抗値が共に同じ抵抗値、例えば5kΩに設定されており、スイッチSW3は1Vのしきい値以下でONからOFFになる。つまり、電池20の電圧が2.0V以下になると、スイッチSW3はOFFになる。
また、抵抗R3と並列に抵抗R5及びスイッチSW4が接続され、このスイッチSW4は信号処理基板18の出力信号でON/OFF制御される。信号処理基板18はSW1がONされた場合、不揮発性メモリ部19にある程度以上(動作確認の試し記録情報より大きい情報量)の情報が格納されているか否かを確認して、格納されていない場合にはスイッチSW4をOFFとし、ある程度以上の情報が格納されている場合にはONにする制御を行う。
また、スイッチSW2の出力端には定電圧化回路64を設けてこの定電圧化回路64により一定電圧にした電圧を信号処理回路18及び不揮発性メモリ部19に供給して、その動作を安定化している。さらにこのスイッチSW2の出力端には照明手段を構成する2つの直列接続した白色LED15a、15bがスイッチSW6を介し、さらに抵抗R6を介してGNDに接続されると共に、2つの直列接続した白色LED15c、15dがスイッチSW7を介し、さらに抵抗R6を介してGNDに接続されている。
これらのスイッチSW6,SW7は信号処理回路18により制御される。
つまり、CMOSセンサ16で撮像を行う場合には、全ての白色LED15a〜15dを同時に発光させる。一方、撮像を行った後、体外に排泄されて光通信を行う場合には、不揮発性メモリ部19から読み出した画像データに応じてスイッチSW6のみを発光駆動する。
次に本実施例の動作を説明する。
まず、図8を参照してカプセル2内のスイッチ部61の動作を説明する。最初に、つまり1回目の電源投入による動作は以下のようになる。
センサスイッチSW1に光を照射することによって、このセンサスイッチSW1はONする。
すると、スイッチSW2のゲートの電圧がLowになって、このスイッチSW2がONする。
また、電池20の初期電圧は図7に示したように2.0Vよりも十分に高いので、分圧電圧Eは1.0Vよりも高くなり、スイッチSW3がONになり、以後はセンサスイッチSW1に光が当たっていなくても、スイッチSW2はONを維持する。
信号処理回路18は不揮発性メモリ部19の内容を読み込み、撮影モード(撮像モード)であることを認識し、スイッチSW5をONにして、撮像素子への給電を行うとともにスイッチSW6、スイッチSW7をONにして照明手段としての白色LED15a〜15dを点灯する。
このようにして、照明素子及び撮像素子で撮像モードで体腔内を撮像することになり、撮像された画像データは信号処理回路18により圧縮されて不揮発性メモリ部19に記憶される。体腔内を照明及び撮像した場合、図7に示すように長時間の使用により、電池20の電圧は徐々に降下する。
そして、電池20による電源電圧が2.0Vより低くなると、スイッチSW3のゲート電圧、つまり分圧電圧Eが1Vより低くなって、スイッチSW3がOFFになる。
すると、スイッチSW2のゲート電圧がHighになり、このスイッチSW2がOFFになる。そして、撮像モードの機能が停止する。
この後はカプセル2は体内では撮像を行わない状態となり、実施例1で説明したように体外に排泄されるのを金属探知器などにより検出し、洗浄及び滅菌処理した後、カプセル装着ユニット3Bに装着する。そして、以下に説明するように2回目の電源投入による動作となる。
センサスイッチSW1に光を照射することによって、このセンサスイッチSW1はONする。
また、センサスイッチSW1のONによりスイッチSW2のゲートの電圧がLowになってスイッチSW2がONする。
すると、信号処理回路18には動作用の電圧が供給されて、(図9を参照して後述するように)不揮発性メモリ部19に情報が書き込まれているか否かの判断により、撮像モードの動作で情報が書き込まれている場合には、伝送モードであると判断してスイッチSW4をONにする。
このスイッチSW4がONになると、スイッチSW3のゲートに印加される分圧電圧Eは(最初の撮像モードの場合よりも)大きな分圧比の電圧で印加されることになる。本実施例では抵抗R5は例えば5kΩであり、電源電圧の2/3に分圧した分圧電圧EがスイッチSW3のゲートに印加される。
従って、この場合にはスイッチSW3は電池20の電圧が1.5V以下に低下するまで、ONとなる。このスイッチSW3がONとなることで、スイッチSW1に光が当たっていなくても、スイッチSW2はONを維持する。
また、上記のように信号処理回路18は不揮発性メモリ部19の内容を読み込み、伝送モードであることを認識すると、スイッチSW5をOFFとして撮像素子へ電源を供給しない状態を維持する。
その後、信号処理回路18はこれらのスイッチSW4、SW5等をON,OFFして2回目の電源投入による初期動作が終了すると、不揮発性メモリ部19に記憶された情報の伝送を開始すべく、例えばブザー62を鳴らす。その後、実際に不揮発性メモリ部19に記憶された情報に応じて、スイッチSW6のみをON、OFFして光送信することになる。
この様子の概略を図7でも示す。電池電圧が2.0V以下に低下すると、電源OFFとなり撮像を停止する。そして、排泄されたカプセル2Bを洗浄などした後、光を照射することにより、センサスイッチ(図7では例えばフォトMOSセンサスイッチ)をONして、上記のように電源がONされる。電源ONすると、ブザー62が駆動され、ブザー62による告知の後に電池20による残電源で光通信で不揮発性メモリ部19に記憶された情報を送信する。送信された情報はPCカードメモリ45に格納されることになる。
ブザー62による音での告知後に光通信で不揮発性メモリ部19に記憶された情報を送信する代わりに実施例1で説明したようにカプセル装着ユニット3Bにカプセル2Bが装着された場合に伝送モードの待機状態となり、受光素子8を介して所定パターンの開始信号を受け取ると、その後に送られる信号をPCカードメモリ45に格納するようにしても良い。この場合には図5のステップS2以降に示したとほぼ同様になる。
なお、抵抗R5とスイッチSW4は信号処理回路18内に収めるようにしても良い。
図9は電源投入した場合における撮像モード及び伝送モードとの両モードにわたる動作を示すフローチャートを示す。
電源が投入されると、ステップS11に示すように信号処理回路18は不揮発性メモリ部19の内容を読み込む。この場合、不揮発性メモリ部19の全領域は工場出荷時に、00hにより初期化されている。
そして、ステップS12に示すように信号処理回路18は不揮発性メモリ部19の内容を読み出すことにより、画像データが書き込まれているか(により伝送モードか)の判断を行う。
そして、画像データが書き込まれていない、つまり伝送モードでないと判断すると、ステップS13に示すように撮影(撮像)モードで撮像を行う。ステップS14に示すように撮像を行った画像データは不揮発性メモリ部19に書き込まれる。そして、ステップS15に示すようにスイッチSW3により電源電圧が2.0V以下か否かの判断が行われており、電源電圧が2.0V以下でない場合にはステップS13に戻り、撮影及び画像データの書き込み動作を繰り返す。
これに対して電源電圧が2.0V以下になると、スイッチSW3がOFFとなり、このスイッチSW3のOFFによってスイッチSW2もOFFとなり、電池20からの電源供給がOFFとなり、撮像を停止する。
一方、ステップS12の判断において、画像データが書き込まれている場合には、伝送モードであると判断して、ステップS16に進む。このステップS16において、不揮発性メモリ部19と伝送回路系に通電される。つまり、図8において、撮像素子側への通電は行われないで、信号処理回路18,不揮発性メモリ部19及び一部の白色LEDのみが通電される状態となる。
そして、次のステップS17に示すように不揮発性メモリ部19に蓄積されたデータが光通信で伝送する処理が行われ、全てのデータの伝送が終了するとこの動作も終了することになる。
本実施例によれば、予め光通信で不揮発性メモリ部19に記憶された情報を読み出すのに必要となる電気エネルギを電池20に残すようにして、撮像等の生体情報を得るようにしているので、カプセル2Bを回収した場合に給電を行わなくても記憶された情報を迅速に読み出すことが可能である効果がある。
その他は第1の実施の形態と同様にカプセル2Bに記憶された情報を確実に取り出すことができる。
次に本発明の実施例3を図10及び図11を参照して説明する。図10は本発明の実施例3におけるスイッチ部の回路構成を示し、図11は電源ONした場合の全体的な動作内容を示す。
本実施例を備えたカプセル型医療システムは図6において、カプセル2Bのスイッチ部61の一部の構成を変更したスイッチ部61Bを採用した構成にしている。
図10に示す本実施例におけるスイッチ部61Bは、図8のスイッチ部61において、さらに抵抗R4に並列にメカニカルスイッチSW8を設けると共に、スイッチSW2の出力端の電圧をA/D変換するA/Dコンバータ71を設け、このA/Dコンバータ71でA/D変換して電池20の電圧を信号処理回路18で検出するようにしている。
本実施例は図6に示したカプセル2Bとスイッチ部61Bの構成が一部異なるため、本実施例におけるカプセルを2Cとして説明する。
本実施例では、電源ONした後、強制的に電源OFFにすることができるメカニカルなスイッチSW8を設けている。
例えば、カプセル2Cを飲み込む前にその動作を確認するために一旦電源ONにし、正常に動作することの確認を行った後にメカニカルなスイッチSW8により強制的に電源OFFにすることができる。
つまり、センサスイッチSW1に光を照射して、カプセル2Cが正常に動作することを確認した後、すぐにこのカプセル2Cを飲み込む場合には電源をOFFにする必要はないが、すぐには使用しない場合には電源をOFFにできることが望ましい。このような場合、手動等で一時的にスイッチSW8をONにすることにより、スイッチSW3がOFFとなり、さらにスイッチSW2もOFFして電源OFFとすることができるようにしている。
また、このように試験的に電源ONにすると、不揮発性メモリ部19の一部に画像データが蓄積されることになる。このため、電源を投入した場合、単に不揮発性メモリ部19に画像データがあるだけでは、伝送モードにして良いか否かの判断がつかめない。
そのために本実施例では、A/Dコンバータ71を設けて信号処理回路18により電源電圧を監視して、(撮像を停止する直前の電源電圧となる)2.1Vになったら、不揮発性メモリ部19の先頭アドレスに01h(撮像動作済みのフラッグ)を書き込むようにする。電源を撮像を停止する直前の電圧に至る値で撮像動作済みの符号を記録することにより、長い時間撮像を行えるようにすると共に、伝送モードに入るための判断を正確に行う。
このようにすることにより、電源を投入した場合、信号処理回路18は不揮発性メモリ部19の先頭アドレスに01hが記憶されているか否かを判断して、伝送モードに設定して良いか否かの判断を確実に行える。
図11は本実施例における動作のフローチャートを示す。このフローチャートは図9のフローチャートにおいて、ステップS12における画像データが書き込まれているかの判断の代わりに、ステップS12′に示すように先頭領域の値が01hかにより伝送モードかの判断を行う。そして、伝送モードでない場合にはステップS13に進み、伝送モードの場合にはステップS16に移る。
また、ステップS14の次にステップS21を行うようにしている。このステップS21では、信号処理回路18は電池電圧が2.1V以下か否かを判断する。
そして、電池電圧が2.1V以下でない場合にはステップS13に戻る。一方、電池電圧が2.1V以下になると、ステップS22に進み、信号処理回路18は(不揮発性メモリ部19の先頭に)01hを書き込み済みかの判断を行う。
そして、書き込み済みでない場合にはステップS23に示すように信号処理回路18は不揮発性メモリ部19の先頭に01hを書き込み、ステップS15に移る。また、ステップS22の判断において、書き込み済みの場合にもステップS15に移る。
上記のようにステップS15では、スイッチSW3により電池電圧が2.0以下か否かの判断を行い、電池電圧が2.0以下でない場合にはステップS13に戻る。一方、電池電圧が2.0以下の場合には、この動作を終了する。
なお、このフローチャートの動作において、ステップS21の判断において、電池電圧が2.1V以下の場合には不揮発性メモリ部19の先頭に01hを書き込み、撮像動作を終了するようにしても良い。
本実施例によれば、カプセル2Cを飲み込む前に正常に動作するか否かを確認して、その後に電源をOFFにしたような場合においても、次に電源を投入した場合にも伝送モードと誤って判断するようなことがなく、より確実な動作を行わせることができる。
その他は実施例2と同様の効果を有する。
なお、この他に動作時間を監視して、例えば8時間経過後に不揮発性メモリ部19の先頭領域の01hを書き込むようにしても良い。
また、画像の明るさを監視して、所定レベルよりも暗くなった時に電圧低下が起こったと判断して、不揮発性メモリ部19の先頭領域の01hを書き込むようにしても良い。
また、動作確認のために試験的に電源をONにして撮像を行う場合には、撮像されて記録されるデータ量は比較的に小さいので、例えばアドレスの先頭側から順次記録する場合には、例えば中央付近のアドレスに対応する記録領域にデータが書き込まれているか否かを判断して、記録されている場合には伝送モードと判断しても良い。
次に本発明の実施例4を図12を参照して説明する。図12は本発明の実施例4におけるカプセル2Dの概略の構成を示す。図12において、矢印は電源供給を示す。
電池20から給電により白色LED15を点灯して、照明する。照明された体腔内の部位はCMOSセンサ16により撮像され、撮像された信号は信号処理回路80によりデジタル信号に変換され、圧縮処理を施された後、NAND型フラッシュメモリ81に書き込まれる。
電池20の寿命が尽きるまで、撮影と書き込みを繰り返し、排泄後にカプセル2Dに設けた光電変換素子82に光を当てることで、NAND型フラッシュメモリ81から画像データを読み取り、白色LED15の発光による光通信で体外に送信する。
なお、光電変換素子82からの電力は信号処理回路80内のNAND型フラッシュメモリ81から画像データを読み込み、読み込んだデータに応じて白色LED15の点灯を制御する回路にのみ供給される。
本実施例は実施例1とほぼ同様の効果を有する。
光電変換素子82は電磁誘導で起電力を得るデバイスや、温度差から起電力を得るデバイスなどに置き換えてもよい。また、カプセル側にコイルを内蔵し、電磁誘導でコイルに起電力を発生させ、電池20を充電したり、コンデンサをチャージして光通信を行えるようにしても良い。また、光通信でなく、RF回路による微弱な電波で記憶した情報を送信するようにしても良い。
また、記憶した情報を送信する場合、給電と送信を交互に行うようにしても良い。
また、撮像等の生体情報を得る場合に使用する電池20の他に、光通信など、不揮発性メモリ部19に記憶された情報を外部に伝送する場合に使用する専用電池を内蔵し、不揮発性メモリ部19に記憶された情報を外部に伝送する場合には専用電池で行うようにしても良い。
なお、上述した実施例では撮像を行う撮像センサにより生体情報を得る場合で説明したが、pHセンサでpH情報を得るものでも良い。また、薬剤を収納して、薬剤の散布を行うことにより治療や処置を行うようにしても良い。
また、排泄検出を行う場合、カプセルの外部からの探知コイルなどを利用した金属探知器や、カプセル側からRF信号で発振させることによりカプセルを検知できるようにしても良い。また、カプセルの外周面に蛍光塗料を塗布して、検出し易くしても良い。
また、上述した各実施例等を部分的に組み合わせる等して構成される実施例も本発明に属する。
[付記]
1.体内に挿入され、電池を内蔵したカプセル型医療装置において、
電池による電力供給により体内の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段によって得られた生体情報を記憶するための記憶手段と、
カプセル外部に前記記憶手段の生体情報を送信する伝送手段と、
少なくとも前記伝送手段と前記記憶手段にカプセル外部から電力を供給する外部給電手段と、
を具備するカプセル型医療装置。
2.体内に挿入され、電池を内蔵したカプセル型医療装置において、
電池による電力供給により体内の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段によって得られた生体情報を記憶するための不揮発性記憶手段と、
カプセル外部に前記不揮発性記憶手段の生体情報を送信する伝送手段と、
前記不揮発性記憶手段の生体情報を送信するための電気エネルギを残すように前記電池による電力消費を制限する制限手段と、
を具備することを特徴とするカプセル型医療装置。
3.体内に挿入され、電池を内蔵したカプセル型医療装置において、
電池による電力供給により体内の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段によって得られた生体情報を記憶するための不揮発性記憶手段と、
体内での生体情報の取得後に、体外に回収された状態で、カプセル外部に前記不揮発性記憶手段の生体情報を送信する伝送手段と、
を具備するカプセル型医療装置。
電池を内蔵し、体内に挿入されて体内を撮像等して得た生体情報を不揮発性記憶手段に記憶し、外部に排泄された後に不揮発性記憶手段に記憶された生体情報を光伝送等により確実に取り出せるようにして診断等に利用できるようにした。
本発明の実施例1を備えたカプセル型医療システムの全体構成図。 本実施例のカプセル型医療装置の内部構成を示す断面図。 不揮発性メモリの構造を示す図。 カプセル型医療装置により小腸撮影等を行った場合における電池のエネルギ消耗の代表的な特性例を示す図。 体外の排泄されたカプセル型医療装置をカプセル装着ユニットに装着して蓄積された画像データを取り出す処理手順の動作を示すフローチャート図。 本発明の実施例2を備えたカプセル型医療システムの全体構成図。 電池のエネルギ消耗の特性例及び残り電源で光通信を行う概略の説明図。 スイッチ部及びその周辺の構成を示す回路図。 撮像及び光伝送の動作を示すフローチャート図。 本発明の実施例3を備えたスイッチ部及びその周辺の構成を示す回路図。 電源ONした場合の動作を示すフローチャート図。 本発明の実施例4のカプセル型医療装置の概略の構成図。
符号の説明
1…カプセル型医療システム
2…カプセル(型医療装置)
3…カプセル装着ユニット
4…記録装置
5…表示装置
6…体外装置
7…USBケーブル
8…受光素子
9…発光部
10…スイッチ&光電素子部
11…収納容器
13…対物レンズ系
15…白色LED
16…CMOSセンサ
18…信号処理回路(基板)
19…不揮発性メモリ部
20…電池
32…電源ブロック
33…記録処理ブロック
40,41,52…CPU
45…PCカードメモリ
48…USBドライバ
51…USBレシーバ
55…モニタ
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (4)

  1. 体内に挿入され、電池を内蔵したカプセル型医療装置において、
    電池による電力供給により体内の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記生体情報取得手段によって得られた生体情報を記憶するための不揮発性記憶手段と、
    カプセル外部に前記不揮発性記憶手段の生体情報を送信する伝送手段と、
    を具備することを特徴とするカプセル型医療装置。
  2. 前記不揮発性記憶手段に記録済みであることを示す符号を書き込む書き込み手段を具備することを特徴とする請求項1記載のカプセル型医療装置。
  3. 体内に挿入され、電池を内蔵したカプセル型医療装置において、
    電池による電力供給により体内の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記生体情報取得手段によって得られた生体情報を記憶するための不揮発性記憶手段と、
    カプセル外部に前記不揮発性記憶手段の生体情報を送信する伝送手段と、
    少なくとも前記伝送手段と前記不揮発性記憶手段にカプセル外部から電力を供給する外部給電手段と、
    を具備することを特徴とするカプセル型医療装置。
  4. 前記外部給電手段が光電変換素子による光給電であることを特徴とする請求項3記載のカプセル型医療装置。
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