JP4590175B2 - 無線型被検体内情報取得システム - Google Patents

無線型被検体内情報取得システム Download PDF

Info

Publication number
JP4590175B2
JP4590175B2 JP2003343559A JP2003343559A JP4590175B2 JP 4590175 B2 JP4590175 B2 JP 4590175B2 JP 2003343559 A JP2003343559 A JP 2003343559A JP 2003343559 A JP2003343559 A JP 2003343559A JP 4590175 B2 JP4590175 B2 JP 4590175B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless
control signal
subject
vivo information
information acquiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003343559A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005103146A (ja
Inventor
誠一郎 木許
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2003343559A priority Critical patent/JP4590175B2/ja
Publication of JP2005103146A publication Critical patent/JP2005103146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4590175B2 publication Critical patent/JP4590175B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

本発明は、被検体内に導入された被検体内情報取得装置、たとえば飲み込み型のカプセル型内視鏡の各部位に電力を供給する無線型被検体内情報取得装置および無線型被検体内情報取得システムに関し、特に無線装置への電力供給のタイミングを規定する無線型被検体内情報取得装置および無線型被検体内情報取得システムに関するものである。
近年、内視鏡の分野では、撮像機能と無線機能とが装備されたカプセル型内視鏡が登場している。このカプセル型内視鏡は、観察(検査)のために被検体である被検者に飲み込まれた後、被検者の生体から自然排出されるまでの観察期間、胃、小腸などの臓器の内部(体腔内)をその蠕動運動に伴って移動し、撮像機能を用いて順次撮像する構成である。
また、これら臓器内の移動によるこの観察期間、カプセル型内視鏡によって体腔内で撮像された画像データは、順次無線通信などの無線機能により、被検体の外部に設けられた外部装置に送信され、外部装置内に設けられたメモリに蓄積される。被検者がこの無線機能とメモリ機能を備えた外部装置を携帯することにより、被検者は、カプセル型内視鏡を飲み込んだ後、排出されるまでの観察期間、不自由を被ることなく行動が可能になる。観察後は、医者もしくは看護士によって、外部装置のメモリに蓄積された画像データに基づいて、体腔内の画像をディスプレイなどの表示手段に表示させて診断を行うことができる。
この種のカプセル型内視鏡では、たとえば特許文献1に示すような飲み込み型のものがあり、カプセル型内視鏡の駆動を制御するため、内部に外部磁場によってオン・オフするリードスイッチを備え、この外部磁場を供給する永久磁石を含むパッケージに収容された構成が提案されている。すなわち、カプセル型内視鏡内に備わるリードスイッチは、一定強度以上の磁場が与えられた環境下では、オフ状態を維持し、外部磁場の強度が低下することによってオンする構造を有する。このため、パッケージに収容されている状態では、カプセル型内視鏡は駆動しない。そして、飲み込み時に、このカプセル型内視鏡をパッケージから取り出すことで、永久磁石から離隔してカプセル型内視鏡が磁力の影響を受けなくなり、駆動を開始する。このような構成を有することによって、パッケージ内に収容された状態では、カプセル型内視鏡の駆動が防止可能となり、パッケージから取り出し後は、カプセル型内視鏡の撮像機能による画像の撮像および無線機能による画像信号の送信が行われていた。
国際公開第01/35813号パンフレット
しかしながら、このような装置では、カプセル型内視鏡をパッケージから取り出して被検体内に導入するまでには、ある程度の時間を要することから、その間にカプセル型内視鏡が駆動を開始してしまう。カプセル型内視鏡では、駆動を開始すると、撮像機能によって画像の撮像動作が開始され、得られた画像信号を無線機能によって無線送信する構成になっているので、被検体内に導入される前にカプセル型内視鏡が駆動した場合には、被検体外で撮像動作が行われることとなり、診断などに用いることのない不要な画像信号が取得され、かつ無線送信されてしまうという問題がある。
カプセル型内視鏡の撮像レートは、たとえば1秒あたり2枚程度撮像するように設定されており、仮にパッケージの開封から検体内への導入にかかる時間が数十秒程度であっても、カプセル型内視鏡が被検体外で動作することで、不要な画像データを大量に取得することとなる。このため、医師などはこの不要な画像データを取り除く煩雑な作業を行ってから、被検体内で撮像された画像データを抽出して診断などを行う必要性が生じる。したがって、このような不要な画像データの取得を回避するために、被検体内に導入される前にカプセル型内視鏡の駆動が開始されるのを防止する必要がある。
また、画像データを取得するには、一定量の駆動電力を必要とすることから、被検体外でカプセル型内視鏡が駆動して不要な画像データの取得がなされると、カプセル型内視鏡内に蓄積された電力が浪費されることとなる。したがって、電力消費の観点からも被検体内に導入される前にカプセル型内視鏡の駆動が開始されるのを防止する必要がある。
また、被検体内に導入された後であっても、カプセル型内視鏡の駆動開始を遅らせたい場合もある。すなわち、たとえば被検体内の臓器のうち、小腸に関する画像データの取得を目的とする場合には、小腸に到るまでに通過する食道、胃などに関する画像は不要であるので、カプセル型内視鏡が小腸に到達した時点で駆動を開始することが好ましい。すなわち、被検部位に応じて選択的に駆動を開始することが好適である。したがって、より好ましくは、被検体内に導入された後であっても、すぐには駆動を開始せずに、被検部位に到達してからカプセル型内視鏡の駆動を開始させる要請がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、駆動を開始するタイミングを、予め設定された任意のタイミングで行うことで、被検体内での画像収集および画像送信を的確に行うことができる無線型被検体内情報取得装置および無線型被検体内情報取得システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる無線型被検体内情報取得システムは、被検体内に導入される無線型被検体内情報取得装置と、前記被検体外に配置され、前記無線型被検体内情報取得装置で得られた情報を無線通信によって取得する通信装置とを有する無線型被検体内情報取得システムにおいて、前記無線型被検体内情報取得装置は、前記導入された被検体内において所定の機能を実行する機能実行手段と、前記被検体外からの無線信号を受信可能に構成された無線受信手段と、前記無線受信手段によって受信されるコントロール信号の受信強度レベルが所定値以下になった場合に該コントロール信号の入力が断状態になったものと判断し、この入力断の検出により、前記機能実行手段の起動を制御する起動手段と、を備え、前記通信装置は、前記無線通信された情報を受信する無線受信手段と、前記無線型被検体内情報取得装置が被検体内に導入される以前では、前記無線型被検体内情報取得装置の無線受信手段で受信される前記コントロール信号が前記所定値より大きい値として検出されるべく設定された出力レベルの前記コントロール信号を無線送信する無線送信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる無線型被検体内情報取得システムは、上記の発明において、前記通信装置の無線送信手段は、所定周波数帯域の前記コントロール信号を送信しており、前記無線型被検体内情報取得装置の無線受信手段は、前記被検体外からの前記所定周波数帯域のコントロール信号を受信し、前記起動手段は、前記無線型被検体内情報取得装置の無線受信手段からの前記所定周波数帯域のコントロール信号の受信強度レベルが所定値以下になると、前記コントロール信号の入力が断状態になったものと判断し、この入力断の検出により、前記機能実行手段の起動を制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線型被検体内情報取得システムは、上記の発明において、前記起動手段は、前記コントロール信号の入力断の検出から所定時間経過後に、前記機能実行手段を起動させることを特徴とする。
また、本発明にかかる無線型被検体内情報取得システムは、上記の発明において、前記起動手段は、前記入力断を検出して前記機能実行手段の駆動を開始した後は、前記コントロール信号の入力の有無にかかわらず、前記機能実行手段の駆動を継続することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線型被検体内情報取得システムは、上記発明において、前記無線送信手段は、最初のコントロール信号の送信から一定時間後にコントロール信号の送信停止を行うタイマ機能を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる無線型被検体内情報取得システムは、上記の発明において、前記無線送信手段は、前記無線型被検体内情報取得装置から送信される画像データを前記の無線受信手段が受信した後、コントロール信号の送信停止を行うことを特徴とする。
本発明にかかる無線型被検体内情報取得装置および無線型被検体内情報取得システムは、被検体外の通信装置から連続して送信されるコントロール信号を無線受信手段を介して取り込み、このコントロール信号の入力断に応じて、機能実行手段の起動を制御するので、駆動を開始するタイミングを、予め設定された任意のタイミングで行うことができ、これにより被検体内での画像収集および画像送信を的確に行うことができることができるという効果を奏する。
また、本発明では、コントロール信号の入力断から所定時間経過後に、撮像装置などの取得手段および無線送信装置などの無線送信手段に電力を供給して起動させるので、さらに駆動を開始するタイミングを、予め設定された任意のタイミングで行うことができ、これによって無駄な画像信号の取得および電力消費を削減して、被検体内での画像収集および画像送信を的確に行うことができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる無線型被検体内情報取得装置および無線型被検体内情報取得システムの実施の形態を図1〜図5の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の図において、図1と同様の構成部分に関しては、説明の都合上、同一符号を付記するものとする。また、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施の形態が可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる無線型被検体内情報取得システムの概念を示すシステム概念図である。図1において、このカプセル型内視鏡システムは、被検体1の体腔内に導入される無線型被検体内情報取得装置としての飲み込み型のカプセル型内視鏡2と、被検体1の外部に配置されて、カプセル型内視鏡2との間で各種の情報を無線通信する体外装置である通信装置3とを備えている。また、無線型被検体内情報取得システムは、通信装置3が受信したデータに基づいて画像表示を行う表示装置4と、通信装置3と表示装置4間でデータの入出力を行う携帯型記録媒体5とを備えている。
カプセル型内視鏡2は、図2のブロック図に示すように、たとえば被検体1の体腔内の被検部位を照射するための照明手段としての発光素子(LED)20と、LED20の駆動状態を制御するLED駆動回路21と、LED20によって照射された領域からの反射光である体腔内の画像(被検体内情報)を撮像する機能実行手段(取得手段)としての電荷結合素子(CCD)22と、CCD22の駆動状態を制御するCCD駆動回路23と、この撮像された画像信号をRF信号に変調するRF送信ユニット24と、RF送信ユニット24から出力されたRF信号を無線送信する機能実行手段(無線送信手段)としての送信アンテナ部25とを備えている。また、カプセル型内視鏡2は、これらLED駆動回路21、CCD駆動回路23およびRF送信ユニット24の動作を制御するシステムコントロール回路26を備えることにより、このカプセル型内視鏡2が被検体1内に導入されている間、LED20によって照射された被検部位の画像データをCCD22によって取得するように動作している。この取得された画像データは、さらにRF送信ユニット24によってRF信号に変換され、送信アンテナ部25を介して被検体1の外部に送信されている。
また、カプセル型内視鏡2は、通信装置3から連続して送信された無線信号を受信可能に構成された無線受信手段としての受信アンテナ部27と、この受信アンテナ部27で受信される信号の入力断(たとえば受信された信号が所定値以下の受信強度レベル)を検出するコントロール信号検出回路28と、システムコントロール回路26およびコントロール信号検出回路28に電力を供給する電池29を備えている。
コントロール信号検出回路28は、連続して受信された信号が所定値以下の受信強度レベル、すなわち、カプセル型内視鏡2が被検体1内に導入されて信号が被検体1の影響によって減衰して、その受信強度レベルが所定値以下になると、受信される信号の入力断と判断し、コントロール信号をシステムコントロール回路26に出力する。システムコントロール回路26は、このコントロール信号の入力に基づいて、電池29から供給される駆動電力を他の構成要素(機能実行手段)に対して分配する機能を有している。また、コントロール信号検出回路28は、受信された信号の入力断と判断した後には、受信アンテナ部27で受信されたコントロール信号の内容を検出し、必要に応じてLED駆動回路21、CCD駆動回路23およびシステムコントロール回路26に対してコントロール信号を出力することが可能である。
このシステムコントロール回路26は、たとえば各構成要素と電池29との間に接続された切り替え機能を有するスイッチ素子およびラッチ回路(図示せず)などを備えている。そして、このラッチ回路は、上述したコントロール信号検出回路28からのコントロール信号が入力すると、スイッチ素子をオン状態にし、それ以降はこのオン状態を保持して、電池29からの駆動電力をカプセル型内視鏡2内の各構成要素に供給している。なお、この実施の形態では、カプセル型内視鏡2内に備わる撮像機能、照明機能および無線機能(一部)を有するものを総称して、所定の機能を実行する機能実行手段としている。具体的には、システムコントロール回路26、受信アンテナ部27およびコントロール信号検出回路28を除いたものは、所定の機能を実行する機能実行手段であり、以下では必要に応じてカプセル内機能実行回路と総称する。
通信装置3は、コントロール信号をカプセル型内視鏡2に送信する無線送信手段として送信装置の機能と、カプセル型内視鏡2から無線送信された体腔内の画像データを受信する無線受信手段として受信装置の機能を有する。図3は、図1に示した実施の形態1にかかる通信装置3の内部構成を示すブロック図である。図3において、通信装置3は、被検体1に着用されるとともに、複数の受信用アンテナA1〜Anおよび複数の送信用アンテナB1〜Bmを有する送受信用衣類(たとえば送受信ジャケット)31と、送受信された無線信号の信号処理などを行う外部装置32とを備える。なお、n,mは、必要に応じて設定されるアンテナの任意の個数を示している。
外部装置32は、受信用アンテナA1〜Anによって受信された無線信号に対して復調などの所定の信号処理を行い、無線信号の中からカプセル型内視鏡2によって取得された画像データを抽出するRF受信ユニット33と、抽出された画像データに必要な画像処理を行う画像処理ユニット34と、画像処理が施された画像データを記録するための記憶ユニット35とを備え、カプセル型内視鏡2から送信された無線信号の信号処理を行う。なお、この実施の形態では、記憶ユニット35を介して携帯型記録媒体5に画像データが記録されている。
また、外部装置32は、カプセル型内視鏡2の駆動状態を制御するためのコントロール信号を生成するコントロール信号入力ユニット36と、生成されたコントロール信号を無線周波数に変換して出力するRF送信ユニット37とを備えており、RF送信ユニット37で変換された信号は、送信用アンテナB1〜Bmに出力されて、カプセル型内視鏡2に対して送信される。この外部装置32では、カプセル型内視鏡2が被検体1内に導入される前のスタンバイ状態の時からコントロール信号を生成し、送信用アンテナB1〜Bmに出力している。さらに、外部装置32は、所定の蓄電装置またはAC電源アダプタなどを備えた電力供給ユニット38を備え、外部装置32の各構成要素は、電力供給ユニット38から供給される電力を駆動エネルギーとしている。
コントロール信号入力ユニット36は、コントロール信号が被検体1内のカプセル型内視鏡2に導入された時に、被検体1に起因した減衰を考慮し、カプセル型内視鏡2における信号の受信強度レベルが所定値以下になるように、送信時の信号の強度を調整して生成しており、生成されたコントロール信号は、送信用アンテナB1〜Bmを介して、カプセル型内視鏡2に対して、連続して送信される。
表示装置4は、カプセル型内視鏡2によって撮像された体腔内画像を表示するためのものであり、携帯型記録媒体5によって得られるデータに基づいて画像表示を行うワークステーションなどのような構成を有する。具体的には、表示装置4は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイなどによって直接画像を表示する構成としても良いし、プリンタなどのように、他の媒体に画像を出力する構成としても良い。
携帯型記録媒体5は、外部装置32および表示装置4にも接続可能であって、両者に対して挿入されて、接続された時に情報の出力または記録が可能な構造を有する。この実施の形態では、携帯型記録媒体5は、カプセル型内視鏡2が被検体1の体腔内を移動している間は、外部装置32に挿入されてカプセル型内視鏡2から送信されるデータを記録する。次に、カプセル型内視鏡2が被検体1から排出された後、つまり、被検体1の内部の撮像が終了した後には、外部装置32から取り出されて表示装置4に挿入され、この表示装置4によって、表示装置4に記録されたデータが読み出される構成を有する。たとえば、この携帯型記録媒体5は、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリなどから構成され、外部装置32と表示装置4とのデータの入出力を、携帯型記録媒体5を介して間接的に行うことができ、外部装置32と表示装置4との間が有線で直接接続された場合と異なり、被検体1が体腔内の撮影中に自由に動作することが可能となる。
次に、図4のフローチャートを用いて、カプセル型内視鏡2の動作を説明する。図5において、たとえば、被検体1内への導入前のカプセル型内視鏡2は、内部に外部磁場によってオン・オフする図示しないリードスイッチを備え、この外部磁場を供給する永久磁石を含むパッケージに収容された状態で保管されている。この状態では、カプセル型内視鏡2は駆動しない。
そして、飲み込み時に、このカプセル型内視鏡2がパッケージから取り出されると、パッケージの永久磁石から離隔してカプセル型内視鏡が磁力の影響を受けなくなり、主電源がオンして(ステップ101)、スタンバイ状態となる(ステップ102)。このスタンバイ状態では、図2に示すように、システムコントロール回路26とコントロール信号検出回路28とに電池29から電力が供給されて、受信アンテナ部27での無線信号の受信が可能な状態となるが、その他の機能実行回路に対しては電力供給が行われていない。
このスタンバイ状態になると、通信装置3からコントロール信号がカプセル型内視鏡2に対し、連続して送信されることとなる。そして、カプセル型内視鏡2の受信アンテナ部27で、このコントロール信号が受信され(ステップ103)、さらにコントロール信号検出回路28によって、受信されたコントロール信号が所定値以下の入力レベル(受信強度レベル)かどうか判断される(ステップ104)。
ここで、カプセル型内視鏡2が被検体1内へ導入される前の場合には、カプセル型内視鏡2によって受信されるコントロール信号の受信強度レベルは、この設定された所定値よりも大きな値となり、また、被検体1内へ導入された場合には、通信装置3から送信されたコントロール信号が被検体1で減衰されて、所定値以下の受信強度レベルでカプセル型内視鏡2に受信されることとなる。カプセル型内視鏡2のコントロール信号検出回路28では、このコントロール信号の受信強度レベルが所定値以下になると、カプセル型内視鏡2が被検体1内に導入されて信号の入力が断状態になったと判断して、システムコントロール回路26にコントロール信号を出力する。システムコントロール回路26は、このコントロール信号を取り込むと、電池からの駆動電力をカプセル内機能実行回路(この実施の形態では、LED駆動回路21、CCD駆動回路23およびRF送信ユニット24)に供給して、カプセル内機能実行回路の駆動を制御する(ステップ105)。
そして、カプセル内機能実行回路に駆動電力が供給されることにより、LED駆動回路21、CCD駆動回路23およびRF送信ユニット24がパワーオンしてアクティブ状態となる。さらに、LED20によって被検体1内に照明光が照射され、その反射光をCCD22によって受光し、得られた画像データをRF送信ユニット24によって送信アンテナ部25を介して、被検体1の外部の通信装置3に送信することが可能となる。
このように、この実施の形態では、通信装置から連続して送信されるコントロール信号の入力断の状態を、カプセル型内視鏡の被検体内への導入後に、このカプセル型内視鏡で検出し、この検出結果に基づいてカプセル内機能実行回路に駆動電力を供給して、カプセル内機能実行回路の駆動を制御するので、カプセル型内視鏡の駆動を開始するタイミングを、カプセル型内視鏡が被検体内に確実に導入された後に行うことでき、これによって被検体内での画像収集および画像送信を的確に行うことができる。
ところで、上述した実施の形態1の無線型被検体内情報取得システムでは、被検者の口内に導入された瞬間にコントロール信号の入力断を検出すると、その直後にカプセル内機能実行回路が駆動してしまうことが考えられ、このように飲み込んだ瞬間ではなく、カプセル型内視鏡2が確実に検査対象の臓器に導入された状態でカプセル内機能実行回路を駆動させたい場合がある。
このような要望に対しては、たとえばコントロール信号検出回路28にタイマ機能を設け、コントロール信号の入力断が検出されてから一定時間後に、コントロール信号をシステムコントロール回路26に出力するように設定し、この一定時間後にカプセル内機能実行回路に駆動電力を供給して、被検部位の撮像、画像データの収集および送信を行うことも可能である。
たとえば、カプセル型内視鏡2が胃に導入されてから画像データの収集および送信を始める場合には、コントロール信号の入力断が検出されてからカプセル型内視鏡2が胃に到達するまでの一定時間を、タイマに予めセットしておき、コントロール信号検出回路28は、コントロール信号の入力断を検出すると、タイマを起動させる。そして、コントロール信号検出回路28は、一定時間経過後にコントロール信号をシステムコントロール回路26に出力して、システムコントロール回路26内のスイッチ素子をオン状態にさせる。これによって、カプセル型内視鏡が確実に検査対象の胃に導入された時点で、電池29からカプセル内機能実行回路に駆動電力が供給され、LED20によって照明され、かつCCD22によって撮像された胃内部の画像データの外部への送信が行われることになる。
このように、この実施の形態では、カプセル型内視鏡が検査対象に導入された時点で、カプセル内機能実行回路に駆動電力の供給を行うので、電力消費を削減できるとともに、駆動を開始するタイミングを、予め設定された任意のタイミングで行うことで、さらに被検体内での検査対象の画像収集および画像送信を的確に行うことができる。
また、この実施の形態では、システムコントロール回路26がラッチ回路を備えた構成を有する。このため、ステップ105において、カプセル内機能実行回路の駆動が開始された後は、コントロール信号の入力の有無に関わらず、カプセル内機能実行回路は駆動し続けることとなる。そこで、このカプセル内機能実行回路の駆動停止は、たとえばシステムコントロール回路26内に設けた別のタイマ機能などによって行うように構成することも可能である。
また、この実施の形態では、駆動制御用のコントロール信号の入力断をカプセル型内視鏡2で一旦判断すると、このコントロール信号の取り込みは不要となるが、通信装置3は、コントロール信号を連続して送信し続けることとなる。そこで、このコントロール信号の送信停止は、たとえばコントロール信号入力ユニット36内に設けたタイマ機能などによって、最初の送信から一定時間後(たとえば、被検体1内にカプセル型内視鏡2が確実に導入される経過時間後)に停止するように構成することも、または通信装置3によるカプセル型内視鏡2からの画像データの受信とともに停止するように構成することも可能である。
さらに、この実施の形態では、外部装置32のコントロール信号入力ユニット36は、カプセル型内視鏡2内の機能実行回路の機能を制御するための各種のコントロール信号を生成することが可能であり、カプセル型内視鏡2のコントロール信号検出回路28は、これらコントロール信号を検出し、この検出したコントロール信号に応じて、カプセル型内視鏡2内の各機能実行回路をそれぞれ制御することが可能に構成されている。この場合のコントロール信号は、受信強度レベルを被検体1内のカプセル型内視鏡2が容易に検出できるレベルに設定する必要がある。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2にかかる通信装置の内部構成を示すブロック図である。この実施の形態の通信装置3は、図3に示した通信装置のコントロール信号入力ユニット36の代わりに、図5に示すように、コントロール信号の発振周波数を規定する発振器50を、RF送信ユニット37に接続された点が異なる。なお、カプセル型内視鏡2の構成は、図2と同様であるので、ここでは省略するが、コントロール信号検出回路28においては、この特定周波数帯のコントロール信号を検出する狭帯域フィルタなどを備える。また、このコントロール信号の周波数は、通常の無線信号の周波数帯域と異なった周波数帯域に設定することが好ましい。
このような構成において、通信装置3から連続して発振された特定周波数帯域のコントロール信号の入力をカプセル型内視鏡2が検出できなくなると、コントロール信号検出回路28によって、カプセル型内視鏡2が被検体1内に導入されたと判断し、システムコントロール回路26によって、カプセル内機能実行回路に電力が供給されて、起動可能なアクティブ状態になる。
このように、この実施の形態では、カプセル型内視鏡が被検体内に導入されると、外部から送信される特定周波数帯域のコントロール信号の入力が断状態になり、この入力断の検出結果に基づいて、カプセル内機能実行回路に電力を供給し、カプセル内機能実行回路の駆動を制御するので、カプセル型内視鏡の駆動を開始するタイミングを、カプセル型内視鏡が被検体内に確実に導入された後に行うことできとともに、狭帯域でコントロール信号の送受信を行うので、ノイズの影響を防ぐことができ、さらに被検体内での画像収集および画像送信を的確に行うことができる。
また、実施の形態2においても、実施の形態1に示したタイマ機能を設けて、カプセル型内視鏡が確実に検査対象の臓器に導入されてから、カプセル内機能実行回路に電力供給を行うように設定することも可能である。
本発明にかかる無線型被検体内情報取得システムの概念を示すシステム概念図である。 図1に示した実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡の内部構成を示すブロック図である。 図1に示した実施の形態1にかかる通信装置の内部構成を示すブロック図である。 カプセル型内視鏡の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した実施の形態2にかかる通信装置の内部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 被検体
2 カプセル型内視鏡
3 通信装置
4 表示装置
5 携帯型記録媒体
21 LED駆動回路
22 CCD
23 CCD駆動回路
24,37 RF送信ユニット
25 送信アンテナ部
26 システムコントロール回路
27 受信アンテナ部
28 コントロール信号検出回路
29 電池
32 外部装置
33 RF受信ユニット
34 画像処理ユニット
35 記憶ユニット
36 コントロール信号入力ユニット
38 電力供給ユニット
50 発振器
A1〜An 受信用アンテナ
B1〜Bm 送信用アンテナ

Claims (6)

  1. 被検体内に導入される無線型被検体内情報取得装置と、前記被検体外に配置され、前記無線型被検体内情報取得装置で得られた情報を無線通信によって取得する通信装置とを有する無線型被検体内情報取得システムにおいて、
    前記無線型被検体内情報取得装置は、
    前記導入された被検体内において所定の機能を実行する機能実行手段と、
    前記被検体外からの無線信号を受信可能に構成された無線受信手段と、
    前記無線受信手段によって受信されるコントロール信号の受信強度レベルが所定値以下になった場合に該コントロール信号の入力が断状態になったものと判断し、この入力断の検出により、前記機能実行手段の起動を制御する起動手段と、
    を備え、前記通信装置は、
    前記無線通信された情報を受信する無線受信手段と、
    前記無線型被検体内情報取得装置が被検体内に導入される以前では、前記無線型被検体内情報取得装置の無線受信手段で受信される前記コントロール信号が前記所定値より大きい値として検出されるべく設定された出力レベルの前記コントロール信号を無線送信する無線送信手段と、
    を備えたことを特徴とする無線型被検体内情報取得システム。
  2. 前記通信装置の無線送信手段は、所定周波数帯域の前記コントロール信号を送信しており、
    前記無線型被検体内情報取得装置の無線受信手段は、前記被検体外からの前記所定周波数帯域のコントロール信号を受信し、
    前記起動手段は、前記無線型被検体内情報取得装置の無線受信手段からの前記所定周波数帯域のコントロール信号の受信強度レベルが所定値以下になると、前記コントロール信号の入力が断状態になったものと判断し、この入力断の検出により、前記機能実行手段の起動を制御することを特徴とする請求項1に記載の無線型被検体内情報取得システム。
  3. 前記起動手段は、前記コントロール信号の入力断の検出から所定時間経過後に、前記機能実行手段を起動させることを特徴とする請求項1または2に記載の無線型被検体内情報取得システム。
  4. 前記起動手段は、前記入力断を検出して前記機能実行手段の駆動を開始した後は、前記コントロール信号の入力の有無にかかわらず、前記機能実行手段の駆動を継続することを特徴とする請求項1に記載の無線型被検体内情報取得システム。
  5. 前記無線送信手段は、最初のコントロール信号の送信から一定時間後にコントロール信号の送信停止を行うタイマ機能を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線型被検体内情報取得システム。
  6. 前記無線送信手段は、前記無線型被検体内情報取得装置から送信される画像データを前記の無線受信手段が受信した後、コントロール信号の送信停止を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線型被検体内情報取得システム。
JP2003343559A 2003-10-01 2003-10-01 無線型被検体内情報取得システム Expired - Fee Related JP4590175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003343559A JP4590175B2 (ja) 2003-10-01 2003-10-01 無線型被検体内情報取得システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003343559A JP4590175B2 (ja) 2003-10-01 2003-10-01 無線型被検体内情報取得システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005103146A JP2005103146A (ja) 2005-04-21
JP4590175B2 true JP4590175B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=34537490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003343559A Expired - Fee Related JP4590175B2 (ja) 2003-10-01 2003-10-01 無線型被検体内情報取得システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4590175B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5284592B2 (ja) * 2007-02-19 2013-09-11 オリンパス株式会社 被検体内情報取得システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003135389A (ja) * 2001-11-06 2003-05-13 Olympus Optical Co Ltd カプセル型医療装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003135389A (ja) * 2001-11-06 2003-05-13 Olympus Optical Co Ltd カプセル型医療装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005103146A (ja) 2005-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3993546B2 (ja) 被検体内導入装置および無線型被検体内情報取得システム
US8038599B2 (en) Wireless in-vivo information acquiring apparatus, wireless in-vivo information acquiring system, and communication apparatus
US7144366B2 (en) Capsule medical apparatus having evacuation detecting and notifying devices and capsule medical apparatus collecting system
US7837617B2 (en) Intrabody introduced device
WO2006103778A1 (ja) 無線型被検体内情報取得装置および無線型被検体内情報取得システム
JP2007021039A (ja) 体腔内導入装置および体腔内導入装置留置システム
JP2010184054A (ja) カプセル型内視鏡および無線通信可能な撮影装置
JP4515112B2 (ja) 無線型被検体内情報取得装置
JP4590176B2 (ja) 無線型被検体内情報取得システム
JP4804831B2 (ja) 被検体内情報取得システム
JP4590175B2 (ja) 無線型被検体内情報取得システム
JP4445733B2 (ja) 被検体内導入装置および無線型被検体内情報取得システム
WO2006006680A1 (ja) 被検体内導入装置
JP4383134B2 (ja) 無線型被検体内情報取得装置
JP4656824B2 (ja) 無線型被検体内情報取得装置
JP4744540B2 (ja) カプセル内視鏡装置
JP4656825B2 (ja) 被検体内導入装置および無線型被検体内情報取得システム
JP5185991B2 (ja) 無線型被検体内情報取得装置および無線型被検体内情報取得システム
JP4709483B2 (ja) 無線型被検体内情報取得装置および無線型被検体内情報取得システム
JP5296851B2 (ja) 体腔内導入装置留置システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees