JPH0619954U - 崩壊性中子用乾燥装置 - Google Patents
崩壊性中子用乾燥装置Info
- Publication number
- JPH0619954U JPH0619954U JP5566492U JP5566492U JPH0619954U JP H0619954 U JPH0619954 U JP H0619954U JP 5566492 U JP5566492 U JP 5566492U JP 5566492 U JP5566492 U JP 5566492U JP H0619954 U JPH0619954 U JP H0619954U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 中子表面の塗型剤全体を同時に均一にしか
も効率良く乾燥硬化させることが出来る崩壊性中子用乾
燥装置の提供。 【構成】 中子Aを吊り下げるためのハンガーEを適
宜間隔毎に懸吊せしめたループ状無端コンベアCの下部
に、両端を開放し内部に赤外線ヒータ1を設備した筒状
乾燥函Bを設置し、該乾燥函Bの上函壁2aに前記ハン
ガーEを通過させるための切り割3を形成すると共に、
該乾燥函Bの函壁2a,2b,2cに多数の通気孔4を
開口形成せしめてなる。
も効率良く乾燥硬化させることが出来る崩壊性中子用乾
燥装置の提供。 【構成】 中子Aを吊り下げるためのハンガーEを適
宜間隔毎に懸吊せしめたループ状無端コンベアCの下部
に、両端を開放し内部に赤外線ヒータ1を設備した筒状
乾燥函Bを設置し、該乾燥函Bの上函壁2aに前記ハン
ガーEを通過させるための切り割3を形成すると共に、
該乾燥函Bの函壁2a,2b,2cに多数の通気孔4を
開口形成せしめてなる。
Description
【0001】
本考案は、ダイカスト鋳造などに用いられる崩壊性中子を乾燥させるための乾 燥装置に関し、更に詳しくは、砂等で造形された崩壊性中子本体の外表面に塗布 せしめた塗型剤を乾燥硬化させて塗型膜を形成するための崩壊性中子用乾燥装置 に関するものである。
【0002】
従来のこの種の乾燥装置では、塗型剤の表層部分のみが早期に乾燥硬化しやす く、その為に、遅れて乾燥硬化する塗型剤の深層部分から発生する溶剤蒸気の影 響でもって、塗型膜にフクレやひび割れが発生しやすい不具合があった。 しかも、どうしても熱源に近い部分が先に乾燥硬化してしまうだけでなく、塗 型剤の溶剤から発生する蒸気種が乾燥炉内に籠りやすく、その為、中子の表面全 体を同時に均一に乾燥硬化させることが非常に難しい不具合があった。
【0003】
本考案はこの様な従来の不具合に鑑みてなされたものであり、中子本体の外表 面に塗布せしめた塗型剤を乾燥硬化させる際に、中子の表面全体を同時に均一に しかも効率良く加熱して乾燥硬化させることが出来る崩壊性中子用乾燥装置を提 供せんとするものである。
【0004】
斯る目的を達成する本考案の崩壊性中子用乾燥装置は、中子を吊り下げるため のハンガーを適宜間隔毎に懸吊せしめたループ状無端コンベアの下部に、両端を 開放し内部に赤外線ヒータを設備した筒状乾燥函を設置し、該乾燥函の上函壁に 前記ハンガーを通過させるための切り割を形成すると共に、該乾燥函の函壁に多 数の通気孔を開口形成せしめてなる事を特徴としたものである。
【0005】
以下、本考案の実施の一例を図面に基づいて説明する。 本考案の乾燥装置は、中子Aの表面に塗布せしめた塗型剤を乾燥硬化させるた めの乾燥函Bと、その中子Aを乾燥函B内へ移送するためのループ状無端コンベ アCと、中子Aをループ状無端コンベアCに吊り下げるための吊下げフックD及 びハンガーEとで構成される。
【0006】 即ち、ループ状無端コンベアCに複数個のハンガーEを適宜間隔毎に懸吊せし め、各ハンガーEに1乃至複数個の吊下げフックDを取外し可能に取付け、各吊 下げフックDに中子Aを吊り下げて移送すると共に、ループ状無端コンベアCの 直線部分の下部位置に乾燥函Bを設置して構成するものである。
【0007】 又、乾燥函Bと反対側のループ状無端コンベアCの直線部分の下部位置には、 中子Aの表面に塗型剤mを浸漬塗布するための溶液槽Fを配置する。この溶液槽 FはシリンダGでもって、ループ状無端コンベアCで移送されて来る中子Aのタ イミングに合わせて上下昇降するように設置されている。
【0008】 尚、乾燥函B及び溶液槽Fをループ状無端コンベアCの両方の直線部分の下部 位置に夫々設置するようにしても良い。そうすれば、ループ状無端コンベアCが 一回転する間に、中子Aの表面に二度にわたり塗型剤を塗布し乾燥硬化させるこ とが出来るようになる。
【0009】 乾燥函Bは、前後両端(出入口)を開放した適宜長さを有する断面角筒形状に 形成し、その内部に赤外線ヒーター1を設置すると共に、上函壁2aにハンガー Eを通過させるための切り割3を開口形成し、各函壁(上函壁2a,下函壁2b 及び左右側函壁2c)に多数の通気孔4を開口形成してなる。
【0010】 赤外線ヒーター1は乾燥函B内の熱源となるものであり、細長い棒状に形成し たものを用いて、乾燥函B内部の四隅位置に、それぞれ乾燥函Bの長手方向に沿 って設置する。
【0011】 また、通気孔4は乾燥函B内に外気を取り入れるためのものであり、乾燥函B を構成する各函壁2a,2b,2cに適宜間隔毎に多数開口形成する。 従って、乾燥函B内の温度は、赤外線ヒーター1から放射される熱と多数の通 気孔4から乾燥函B内へ取り入れられる外気とのバランス(自然対流)により、 一定に保たれるようになる。
【0012】 尚、乾燥函Bの各函壁2a,2b,2cに多数の通気孔4を開口形成する場合 に、図4に示す如く、各函壁2a,2b,2cに開口形成する通気孔4のピッチ (通気孔4同士の間隔)は同じでも良いが、各函壁2a,2b,2cごとにその 開口位置を互いに少しずらすようにすることが好ましい。多数の通気孔4をこの ように配置形成することにより、外気が乾燥函B内に万遍なく入るようになるた めに、乾燥函B内部の熱気の対流がよりスムーズに行なわれるようになり、従っ て、乾燥函B内部の温度コントロールがより容易となると同時に、中子表面に塗 布した塗型剤を乾燥むらなく均一な速度でもって乾燥硬化させることが出来るよ うになる。
【0013】 而して、ループ状無端コンベアCの各ハンガーEに吊下げフックDを介して吊 り下げ移送される中子Aは、移送途中で初めに溶液槽F内に浸漬されて表面に塗 型剤が塗布され、そのままの状態でもって次に乾燥函B内へ移送される。
【0014】 乾燥函B内へ移送された中子Aは、乾燥函B内を一定の速度でもって移動しな がら乾燥函B内の熱気にさらされ、乾燥函B内を移動している間に中子A表面に 塗布された塗型剤が乾燥硬化して塗型膜が形成される。
【0015】 尚、乾燥函B内の熱気や塗型剤から発生する蒸気種は、乾燥函Bの切り割3及 び前後両端(出入口)部分から外へ排出され、乾燥函Bの上部に設置したフード (図示せず)を通して排気される。
【0016】
本考案の崩壊性中子の乾燥装置は斯様に構成したので、乾燥函内の温度は、赤 外線ヒーターから放射される熱と乾燥函の各函壁に開口形成せしめた多数の通気 孔から乾燥函内へ入る外気とのバランス(自然対流)により偏差なくほぼ一定に 保たれ、従って、中子本体の外表面に塗布せしめた塗型剤の全体を同時に且つ均 一に乾燥硬化させることが出来る。 即ち、乾燥函内の温度を中子本体の外表面に塗布せしめた塗型剤を乾燥硬化さ せるのに最適な温度に偏差なく保つことが容易で且つ塗型剤の溶剤から発生する 蒸気種が乾燥函内に籠ることがないため、従来のように中子の一部が早期に乾燥 硬化してしまったり、赤外線ヒータなどの熱源に近い部分が先に乾燥硬化してし まうなどの惧れがなくなり、中子表面に塗布した塗型剤を乾燥むらなく均一な速 度でもって乾燥硬化させることが出来、その結果、塗型膜にフクレやひび割れが 発生する惧れもなくなるものである。
【0017】 しかも、ループ状無端コンベアの各ハンガーに(吊下げフックを介して)中子 を吊り下げ移送させながら乾燥函内へ移送するようにしたので、中子表面の塗型 剤をオンライン式に連続して効率良く乾燥硬化させることが出来、作業性を大巾 に向上させることが出来る。
【0018】 更に、従来のように乾燥函内の熱気を強制循環させる必要がないので、格別に 熱風発生機乃至は送風機などを必要とせず、その構造が比較的簡単となるため、 製造が容易で、安価に提供することが出来る。
【図1】 本考案実施の一例を示す正面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 図2の(3)−(3)線に沿う拡大端面図。
【図4】 本考案に係る乾燥函の斜視図。
A:中子 B:乾燥函 C:ループ状無端コンベア D:吊下げフック E:ハンガー 1:赤外線ヒータ 2a:上函壁 2b:下函壁 2c:左右側函壁 3:切り割 4:通気孔
Claims (1)
- 【請求項1】 中子を吊り下げるためのハンガーを適
宜間隔毎に懸吊せしめたループ状無端コンベアの下部
に、両端を開放し内部に赤外線ヒータを設備した筒状乾
燥函を設置し、該乾燥函の上函壁に前記ハンガーを通過
させるための切り割を形成すると共に、該乾燥函の函壁
に多数の通気孔を開口形成せしめてなる事を特徴とする
崩壊性中子用乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5566492U JPH0619954U (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 崩壊性中子用乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5566492U JPH0619954U (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 崩壊性中子用乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619954U true JPH0619954U (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=13005126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5566492U Pending JPH0619954U (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 崩壊性中子用乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619954U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5071516A (ja) * | 1973-07-30 | 1975-06-13 |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP5566492U patent/JPH0619954U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5071516A (ja) * | 1973-07-30 | 1975-06-13 |
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