JPH0651788U - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JPH0651788U
JPH0651788U JP8483892U JP8483892U JPH0651788U JP H0651788 U JPH0651788 U JP H0651788U JP 8483892 U JP8483892 U JP 8483892U JP 8483892 U JP8483892 U JP 8483892U JP H0651788 U JPH0651788 U JP H0651788U
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JP
Japan
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drying chamber
receiving
drying
dehumidifier
heater unit
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Withdrawn
Application number
JP8483892U
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English (en)
Inventor
秀信 山野
Original Assignee
精和工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最も長時間を要する感光剤の塗膜等の乾燥操
作を、より短い時間で行い得る機能を備える乾燥装置を
提供する。 【構成】 箱型の乾燥室2内部に被乾燥物(感光剤を塗
布されたスクリーン型枠20)を横倒しにして適宜間隔で
多段に受支収容できる受支棚5が設けられ、この受支棚
5位置から適宜離れた位置に背後に循環送風機10を配す
る電気ヒーターユニット8が配置され、この乾燥室2の
天井部1aに吸入口及び排気部を室内に開口させて除湿機
15が配置され、天井内部に沿って配置される流通ダクト
9は前記除湿機15近傍から前記電気ヒーターユニット8
に直結される循環送風機10の吸い込み側11に連結され、
本体1の一側面に前記受支棚5に対応する多段に分割さ
れる被乾燥物の出入口6がそれぞれ別個に開閉できる扉
7を備えて設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主としてスクリーン型枠におけるスクリーン面に塗布された感光塗 膜を乾燥させるのに適する乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、衣服用生地,毛布などに図柄を捺染するのに用いられるスクリーン型枠 は、周知のようにアルミニウム製または木製の長方形の型枠に紗を緊張して張り 付けられたものに、その表面に感光剤を塗布されて感光塗膜が形成され、その感 光塗膜面に写真型が焼付けられたものである。このようなスクリーン型枠を作成 する手段について種々の方式が採用されている。例えば、特公昭56−3262 2号公報によって知られているような方式がある。
【0003】 前記公知の各種方式では、感光剤を塗布されたスクリーン面を有するスクリー ン型枠を乾燥させるのに用いられている乾燥機では、乾燥室にヒータを入れて室 温を40°C程度に保たれ、このような乾燥室で30〜40分かけて乾燥させて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このようなスクリーン型枠の感光塗膜形成作業では、感光剤の塗布作業に、従 来の二液性の感光剤を用いていたのを、最近では一液性の感光剤で簡単に感光塗 膜を塗布形成できるようになって短時間で塗布できるようになり、また型焼付け の作業についても従来の型焼付け操作に40〜50秒かかっていたのが、新しい 光源を用いると15秒程で焼付けができるようになっている。したがって、前記 感光塗膜形成作業では、感光剤の塗布作業と型焼付け作業とが短時間でできるの に対して、感光塗膜の乾燥作業にもっとも長い時間を要することになるので、全 体として作業性の向上を図ることができない。
【0005】 本考案では、このような問題点を解決して、最も長時間を要する感光塗膜の乾 燥操作を、より短い時間で行い得る機能を備える乾燥装置を提供することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本考案は、箱型の乾燥室内部に被乾燥物を横 倒しにして適宜間隔で多段に受支収容できる受支棚が設けられ、この受支棚位置 から適宜離れた位置に背後に循環送風機を配するヒーターユニットが配置され、 この乾燥室の天井部に吸入口及び排気部を室内に開口させて除湿機が配置され、 天井内部に沿って配置される流通ダクトは前記除湿機近傍から前記ヒーターユニ ットに直結される循環送風機の吸い込み側に連結され、本体の一側面に前記受支 棚に対応する多段に分割される被乾燥物出入口がそれぞれ別個に開閉できる扉を 備えて設けられていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
このように構成される本考案の乾燥装置では、被乾燥物を乾燥室内で横倒しに して適宜間隔で多段に受支棚上に支持させて収容され、この受支棚上の被乾燥物 に対してほぼ平行に熱風が流動されるように循環送風機によって空気流が生じる ようにされ、乾燥室内の上部に流動される水分を帯びた気流を除湿機内に導いて 、当該除湿機によって水分を捕集分離して機外に排出させ、水分を除去された空 気流を循環送風機によってヒーターユニットを通じて加熱送風させる循環操作を 行わせることで、熱損失を少なくでき、乾燥速度の向上を図ることができる。ま た、被乾燥物の乾燥室への出し入れを分割された被乾燥物出入口で操作できるの で、乾燥室内の温度を低下させることなく使用できる。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の乾燥装置について、その一実施例を具体例の図面を参照しつつ 説明する。この具体例はスクリーン型枠に塗布された感光剤の乾燥に用いられる 乾燥装置であって、図1に示されるのは本考案の乾燥装置の縦断面図であり、図 2は図1の左側面図である。
【0009】 これらの図において、本体1は所要寸法の箱型構造に枠組みされ、その周囲を 断熱パネルで囲まれている。このような本体1の内部は乾燥室2に形成されてい る。そして、この乾燥室2には一方に片寄せてスクリーン型枠20の受支棚5が設 けられている。この受支棚5は所要ピッチで複数の支柱3が一端部から中間部に かけて長手方向の両脇に対称に配設され、これらの各支柱3対間に上下方向に複 数段で所定の間隔にてスクリーン型枠20を受支できるように受支棒4が架設され ている。この受支棚5の受支棒4の上下の間隔は、スクリーン型枠20を水平状態 に受支させてその上下に熱風の流動空間が形成される寸法に設定されている。そ の一例として、これら受支棒4の上下方向のピッチは160mm,受支棒4の直径 が約40mmのものを用いている。そして、本体1の長手方向の一方の端面に多段 に分割されて横に長いスクリーン型枠20の出入口6が設けられ、これら各出入口 6にそれぞれ扉7が設けられている。
【0010】 前記乾燥室2の内部には、前記スクリーン型枠20の受支棚5位置から離れた前 方位置に、電気ヒーターユニット8とその背後に循環送風機10とが受支棚5に対 向して配設されている。この乾燥室2内には、空気の循環経路として図1で示さ れるように、乾燥室2内の中間部の上側から前記循環送風機10の吸い込み側11に かけて流通ダクト9が設けられている。そして、本体1の天井部1aの中央部には 除湿機15が吸入口及び排気部を乾燥室2内に開口させて搭載され、この除湿機15 の内部に受支棚5部分を流れた気流が導入され水分を凝縮分離されて外部に排出 されるようになっている。また、本体1の電気ヒーターユニット8設置部の側方 には点検用の出入口17が設けられている。図中符号8'は電気ヒーターユニットの 吹き出し部である。
【0011】 このように構成される本考案の乾燥装置は、乾燥させるスクリーン型枠20を乾 燥室2内に収容させるには本体1の後部に多段に設けられる扉7を開いて出入口 6から挿入して、受支棚5の所要の同一高さの各受支棒4上に載置させる。運転 に際しては、電気ヒーターユニット8を加熱作動させるとともに、循環送風機10 を運転させ、かつ除湿機15も作動させて乾燥室2内で乾燥空気を対流循環させる 。
【0012】 すると、電気ヒーターユニット8によって加熱されて温度の高い乾燥空気が循 環送風機10によって受支棚5側に吹き付けられてこの受支棚5上に搭載されるス クリーン型枠20のスクリーン面に沿って流動され、塗布されている感光剤中の水 分が乾燥空気流に移動してウエットな気流となって乾燥室2の上部側に流動し、 天井部1aに吸入口及び排気部を開口される除湿機15内に導入される。そして、こ の除湿機15内において蒸発器と接触される前記ウエットな気流は保有する水分を その蒸発器によって凝縮分離されて、排気部から乾燥室2内にドライ気流となっ て戻されて流動ダクト9を通って循環送風機10の吸い込み側11に移動され、再び 電気ヒーターユニット8内を通過する間に加熱されて受支棚5上のスクリーン型 枠20のスクリーン面と接触して水分を奪う操作が繰り返される。
【0013】 このようにして本考案の乾燥装置では、乾燥室2内を循環される気流が被乾燥 物であるスクリーン型枠20のスクリーン面と、その上下両面に接触して塗布され ている感光剤中の水分を乾燥させるに際して、その水分を奪って上昇移動される ウエットな気流が天井部1aに設けられる除湿機15によって水分を分離除去される ことになるので、流動する気体は閉鎖された乾燥室2内で循環され、その顕熱流 が大きく変化することなくスクリーン型枠20のスクリーン面に塗布された感光剤 の乾燥操作が行われる。したがって、乾燥操作を継続するために用いられる熱エ ネルギーの消費量が従来に比べて少なくて済む。また、乾燥装置から従来のよう にウエットな排気を装置外に放散させることがないので、乾燥装置の設置される 作業箇所での作業環境を悪化させることなく乾燥処理できることになる。またさ らに、乾燥させる、あるいは乾燥済みのスクリーン型枠20を乾燥室2に出し入れ する際も、所要位置の細長い扉7を個々に開閉して行うことになるので、外部と の熱移動が少なくて済み、経済性が高められる。ちなみに、本考案の乾燥装置に よれば、室内容積20.75m3 で、幅約1m,長さ約2.7mのスクリーン型 枠を14枚受支棚5上に搭載して乾燥処理させるのに室温約25°Cに保って約 15分で処理できるようになった。
【0014】 以上はスクリーン型枠20の乾燥について説明したが、本考案の趣旨によれば、 受支棚5上に載置できて上下両面に沿って気流を流動させて乾燥操作できるよう な物品であれば、前記同様にして乾燥させることができる。また、必要に応じて ヒーターユニット(前記実施例と同様に電気ヒーターを用いることが好ましい) の前方に分散板を配置して被乾燥物の受支棚5に対しての乾燥空気の送風を均等 にさせることができる。
【0015】
【考案の効果】
上述のように本考案によれば、乾燥室内でクローズサイクルで気流を循環させ て乾燥処理させることができるので、熱エネルギーの損失を最小限にして経済的 な運転と、乾燥処理時間の短縮が図れる。しかも、湿分の高い排気を装置外に排 出放散させずに作業できるので、作業環境の悪化を防止できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の乾燥装置であって、スクリーン型枠に
塗布された感光剤の乾燥に用いられる乾燥装置の縦断面
図である。
【図2】図1の左側面図である。
【符号の説明】
1 乾燥装置の本体 1a 本体の天井部 2 乾燥室 3 支柱 4 受支棒 5 受支棚 6 スクリーン型枠の出入口 7 扉 8 電気ヒーターユニット 9 流通ダクト 10 循環送風機 11 循環送風機の吸い込み側 15 除湿機 20 スクリーン型枠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱型の乾燥室内部に被乾燥物を横倒しに
    して適宜間隔で多段に受支収容できる受支棚が設けら
    れ、この受支棚位置から適宜離れた位置に背後に循環送
    風機を配するヒーターユニットが配置され、この乾燥室
    の天井部に吸入口及び排気部を室内に開口させて除湿機
    が配置され、天井内部に沿って配置される流通ダクトは
    前記除湿機近傍から前記ヒーターユニットに直結される
    循環送風機の吸い込み側に連結され、本体の一側面に前
    記受支棚に対応する多段に分割される被乾燥物出入口が
    それぞれ別個に開閉できる扉を備えて設けられているこ
    とを特徴とする乾燥装置。
JP8483892U 1992-12-09 1992-12-09 乾燥装置 Withdrawn JPH0651788U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8483892U JPH0651788U (ja) 1992-12-09 1992-12-09 乾燥装置

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JP8483892U JPH0651788U (ja) 1992-12-09 1992-12-09 乾燥装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0651788U true JPH0651788U (ja) 1994-07-15

Family

ID=13841939

Family Applications (1)

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JP8483892U Withdrawn JPH0651788U (ja) 1992-12-09 1992-12-09 乾燥装置

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JP (1) JPH0651788U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006287107A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Nec Electronics Corp ベーク装置
CN115574572A (zh) * 2022-10-03 2023-01-06 胡述春 一种茶叶翻动干燥工艺

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Effective date: 19970306