JPH0619625U - 防曇鏡 - Google Patents

防曇鏡

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JPH0619625U
JPH0619625U JP1599692U JP1599692U JPH0619625U JP H0619625 U JPH0619625 U JP H0619625U JP 1599692 U JP1599692 U JP 1599692U JP 1599692 U JP1599692 U JP 1599692U JP H0619625 U JPH0619625 U JP H0619625U
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JP
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mirror
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heating elements
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JP1599692U
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JPH0725095Y2 (ja
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佳信 尾原
昭雄 辰巳
直幸 芦田
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 鏡1の背面に固着された金属板2上にPTC
発熱体3a…を配設し、PTC発熱体3a…上に金属板
4を設けた防曇鏡において、金属板2・4の間にはPT
C発熱体3a…を囲むように電気絶縁性の液体3bを満
たされており、この液体3bが漏れないように金属板2
・4の周囲がシール材6によってシールされている。 【効果】 PTC発熱体3a…の自己温度制御機能によ
り、液体3bが一定温度に加熱され、金属板2を介して
鏡1を加熱する。これにより、高い曇り止め効果が得ら
れる。しかも、金属板2・4の間で水蒸気の結露が起き
ないので、PTC発熱体3a…の短絡を防止でき、信頼
性の高い防曇鏡が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、浴室や洗面所等、湿度の高い部屋での使用に適した防曇鏡に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
浴室や洗面所で使用される鏡には、表面に曇り防止効果を有するフィルムを貼 ったり、あるいは、曇り防止効果を有する塗料を塗布したりして、曇り止めを行 っている。しかし、これらのフィルムや塗料は湿気や温度変化によって剥がれや すく、しかも、しばらく使っていると、曇り止め機能が落ちてしまう。
【0003】 そこで、鏡の裏面にヒーターを取り付けて、熱伝導で鏡の表面を加熱すること により、曇り止めを行う防曇鏡が考えられている。ヒーターには、例えば耐熱性 高分子フィルムの表面にカーボンや金属等を塗布したフィルム状の発熱体を使用 できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の防曇鏡では、ヒーターの発熱温度を所定の温度に保つた めに温度制御回路が必要であり、また、安全性の観点から、過熱防止のための回 路も必要である。このため、部品点数が増加し、製造コストが高くなるという問 題点を有している。
【0005】 そこで、実開昭48−65497号公報には、ヒーターとして、発熱温度の自 己制御特性を有する正温度特性サーミスターを使用し、これを鏡の裏面に埋設す ることにより、部品点数を減らすようにした防曇鏡が開示されている。
【0006】 ところが、この防曇鏡においても、鏡と正温度特性サーミスターとの間に空気 層ができると、鏡に熱が伝導しにくくなるので、鏡の表面温度が上昇しにくくな り、曇り止め効果を発揮しにくいという新たな問題を招来している。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る防曇鏡は、上記の課題を解決するために、鏡の背面に固着された 第1の金属板上に正特性サーミスターからなる発熱体を配設し、発熱体上に第2 の金属板を設けた防曇鏡において、第1と第2の金属板の間には発熱体を囲むよ うに電気絶縁性の液体が満たされており、この液体が漏れないように第1および 第2の金属板の周囲がシールされていることを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記の構成により、鏡の背面に固着された第1の金属板上に正特性サーミスタ ーからなる発熱体を配設し、発熱体上に第2の金属板を設けた防曇鏡において、 第1と第2の金属板の間には発熱体を囲むように電気絶縁性の液体を満たしてお り、この液体が漏れないように第1および第2の金属板の周囲をシールしている ので、第1と第2の金属板の間に電圧を印加すると、発熱体に電流が流れ、発熱 する。このとき、正温度特性サーミスターの自己温度制御機能により、液体が一 定温度に加熱され、第1の金属板を介して鏡を効率よく加熱する。これにより、 高い曇り止め効果が得られる。しかも、第1と第2の金属板の間で水蒸気の結露 が起きないので、発熱体の短絡を防止でき、信頼性の高い防曇鏡が得られる。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通り である。
【0010】 本実施例の防曇鏡は、図1に示すように、鏡1の裏面に貼り付けられた金属板 2(第1の金属板)と、金属板2上に配設された円板状の正温度特性サーミスタ ーからなるPTC発熱体3a…と、PTC発熱体3a…上に設けられた金属板4 (第2の金属板)と、金属板4を被覆するように形成された電気絶縁性の断熱材 5を有している。金属板2・4には、それぞれリード線7・7が半田付けされて いる。
【0011】 金属板2と4の間には、電気絶縁性の液体3bが充填されており、PTC発熱 体3a…で発生した熱が金属板2・4に均一に伝わるようになっている。断熱材 5の周囲と鏡1との間は、液体3bの漏れ防止、防水および電気絶縁のために、 シール材6でシールされている。
【0012】 上記の金属板2・4には、電気伝導性および熱伝導性が高い材料が使用されて おり、具体的には例えば、銅板が使用される。金属板2は、図3に示すように、 楕円形になっており、鏡1のちょうど顔が写る位置に、シリコン接着剤あるいは ウレタン接着剤によって、貼り付けられている。
【0013】 PTC発熱体3a…の材料には、例えば、チタン酸バリウム系磁器半導体が使 用される。PTC発熱体3a…は、図2に示すように、楕円形の金属板2・4の 間に配置され、クリーム半田によって金属板2・4に半田付けされている。液体 3bには、例えば、シリコンオイルが使用される。
【0014】 液体3bの注入は、次のようにして行われる。すなわち、金属板2・4の周囲 の一部を除いてシール材6でシールした後、シールを行っていない部分を注入孔 として、液体3bの注入を行う。注入後、シール材6で注入孔を閉じる。
【0015】 断熱材5には、耐熱性樹脂が使用されており、例えば、PET(ポリエチレン テレフタレート)樹脂が使用される。シール材6には、例えば、エポキシ樹脂が 使用される。
【0016】 上記の構成において、リード線7・7に電源を接続すると、金属板2・4を通 して並列にPTC発熱体3a…に電流が流れ、PTC発熱体3a…が発熱する。 これにより、液体3bが加熱され、金属板2を通して鏡1が加熱される。一方、 金属板4からの熱放散は断熱材5により防止される。したがって、PTC発熱体 3a…で発生した熱は鏡1の加熱に効率的に利用される。
【0017】 PTC発熱体3a…の温度が、キュリー温度付近(本実施例では50℃程度に 設定されている)に上昇すると、PTC発熱体3a…の電気抵抗が急激に増大す る。このため、発熱量が減少し、温度が低下する。温度が低下すると、PTC発 熱体3a…の電気抵抗が再び減少し、発熱量が増大する。このようにして、発熱 温度の自己制御が行われるので、温度制御回路を設けなくても、発熱温度を一定 に保つことができる。これにより、部品点数を少なくでき、製造コストを下げる ことができる。
【0018】 しかも、PTC発熱体3a…の周囲を絶縁性の高い液体3bを満たした構成で あるので、金属板2に接した鏡1の楕円形部分を均一に加熱できる。これにより 、高い曇り止め効果が得られる。また、金属板2・4間に水蒸気が結露しなくな るので、PTC発熱体3a…の短絡が起こらなくなる。これにより、信頼性の高 い防曇鏡を実現できる。
【0019】
【考案の効果】
本考案の防曇鏡は、以上のように、第1と第2の金属板の間には発熱体を囲む ように電気絶縁性の液体が満たされており、この液体が漏れないように第1およ び第2の金属板の周囲がシールされているので、第1と第2の金属板の間に電圧 を印加すると、発熱体に電流が流れ、発熱する。このとき、正温度特性サーミス ターの自己温度制御機能により、液体が一定温度に加熱され、第1の金属板を介 して鏡を効率よく加熱する。これにより、高い曇り止め効果が得られる。しかも 、第1と第2の金属板の間で水蒸気の結露が起きないので、発熱体の短絡を防止 でき、信頼性の高い防曇鏡が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防曇鏡の概略の構成を示す縦断面図で
ある。
【図2】図1の防曇鏡の一部を破断して示す底面図であ
る。
【図3】図1の防曇鏡の平面図である。
【符号の説明】
1 鏡 2 金属板(第1の金属板) 3a PTC発熱体 3b 液体 4 金属板(第2の金属板) 5 断熱材 6 シール材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡の背面に固着された第1の金属板上に正
    特性サーミスターからなる発熱体を配設し、発熱体上に
    第2の金属板を設けた防曇鏡において、 第1と第2の金属板の間には発熱体を囲むように絶縁性
    の液体が満たされており、この液体が漏れないように第
    1および第2の金属板の周囲がシールされていることを
    特徴とする防曇鏡。
JP1599692U 1992-03-26 1992-03-26 防曇鏡 Expired - Lifetime JPH0725095Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1599692U JPH0725095Y2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 防曇鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1599692U JPH0725095Y2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 防曇鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0619625U true JPH0619625U (ja) 1994-03-15
JPH0725095Y2 JPH0725095Y2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=11904260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1599692U Expired - Lifetime JPH0725095Y2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 防曇鏡

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JP (1) JPH0725095Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010240012A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Good Staff:Kk 鏡装置

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JP2010240012A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Good Staff:Kk 鏡装置

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Publication number Publication date
JPH0725095Y2 (ja) 1995-06-07

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