JP3078474B2 - 防曇鏡 - Google Patents

防曇鏡

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JP3078474B2
JP3078474B2 JP07177677A JP17767795A JP3078474B2 JP 3078474 B2 JP3078474 B2 JP 3078474B2 JP 07177677 A JP07177677 A JP 07177677A JP 17767795 A JP17767795 A JP 17767795A JP 3078474 B2 JP3078474 B2 JP 3078474B2
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heaters
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善行 桑添
史高 石森
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室等の高湿度の
部屋において、鏡を曇らないように加熱するPTC(Po
sitive Temperature Coefficient)特性を有する定温ヒ
ータ、例えばチタン酸バリウム系磁器半導体からなるヒ
ータを備えた防曇鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、浴室等の高湿度の部屋では、
加熱によって鏡の曇りを防止する防曇鏡が使用されてい
る。
【0003】この種の防曇鏡としては、実開昭60−1
55371号公報に開示されているように、面状発熱
体、例えば耐熱性高分子フィルムの表面にカーボンや金
属等を含有した発熱塗料を塗布してなるフィルム状発熱
体を鏡の裏面に貼り付け、その発熱体に通電して鏡の表
面を加熱するようにしたものが知られている。
【0004】また、シーズヒータ、例えば金属線を耐熱
性高分子で被覆してなる紐状発熱体を鏡の裏面に貼り付
け、この発熱体に通電して鏡の表面を加熱するようにし
たものが知られている。
【0005】しかしながら、上記の両者の構成では、発
熱温度を所定の温度に保つために温度制御回路が必要で
あり、また、安全性を確保するために過熱防止回路も必
要となって防曇鏡が大型化することになる。また、フィ
ルム状発熱体を用いた防曇鏡では、フィルム状発熱体を
鏡の裏面に貼り付ける際にそれらの間に空気層ができる
と、通電時にその浮き上がった部分のフィルム状発熱体
で発生する熱の逃げ場所がないため局部過熱し、発火等
を起こす虞もある。一方、紐状発熱体を用いた防曇鏡で
は、紐状発熱体を鏡の裏面に貼り付ける際にそれらを密
着させることが難しいため、紐状発熱体から鏡への熱の
伝導効率が低いものとなっている。
【0006】そこで、上記のような不都合を解消するた
めに、本願出願人等は、先に、特開平6−154066
号公報において、図16に示すように、鏡101の背面
101aに密着して伝熱板102が設けられ、この伝熱
板102の背面102aに、正特性サーミスタからなる
平板状の発熱体を内部に備え、周囲を電気絶縁性被覆部
材にて被覆された12個のヒータ103…と、ヒータ1
03…を電気的に並列に接続するための3個のジャンク
ション部材104〜106とを備えた防曇鏡を提案して
いる。
【0007】上記正特性サーミスタは、正温度係数(Po
sitive Temperature Coefficient)特性を有する素材、
例えばチタン酸バリウム等を主原料としたセラミックス
半導体からなり、室温からキュリー温度Tc (抵抗急変
温度)までは低抵抗であるが、キュリー温度Tc を越え
ると急峻に抵抗値が増大する特性の感熱素子である。こ
の特性により、発熱体は、電圧が印加されると、最初
は、低温であるために抵抗値が小さくて大電流が流れ、
この結果、急激に温度が上昇する一方、温度がキュリー
温度Tc を越えると抵抗値が急峻に増大することによ
り、一定温度以上には温度が上がらず、一定温度を安定
に保つこととなる。即ち、正特性サーミスタからなる発
熱体は自己温度制御機能を備えることができる。
【0008】従って、上記の構成では、温度制御回路や
過熱防止回路を省くことができ、防曇鏡の小型化が可能
となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の特開
平6−154066号公報に開示されている防曇鏡は、
図16に示すように、各ジャンクション部材104〜1
06の左右にそれぞれ2個ずつ配された合計4個のヒー
タ103…を1組とし、各組の4個のヒータ103…が
それぞれリード線107・107によってジャンクショ
ン部材104〜106の対応するものと接続され、各ジ
ャンクション部材104〜106が電源コード108に
よって接続された構成となっている。
【0010】このように、上記防曇鏡においては、ヒー
タ103…を電気的に並列に接続するためにはジャンク
ション部材が必要であり、例えば12個のヒータ103
…を接続する場合には、3個のジャンクション部材10
4〜106を必要とする。
【0011】このため、部品点数が多くなり、電気的に
接続する工数が多いことから、上記防曇鏡は部品点数を
削減するという点では、未だ不充分であった。そこで、
部品点数が少なく、製造にかかる費用が安価な防曇鏡が
望まれている。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、部品点数が少なく、製造にかかる費用
が安価な防曇鏡を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明の防曇鏡は、鏡の背面に密着
して伝熱板が設けられ、この伝熱板の背面に、正特性サ
ーミスタからなる平板状の発熱体を内部に備え、周囲を
電気絶縁性被覆部材にて被覆されたヒータが複数個設け
られていると共に、上記の発熱体はその上面および下面
に電極を有し、上記のヒータは発熱体の各電極にそれぞ
れ電気的に接続された一対の平板状の金属端子と、これ
ら金属端子にそれぞれ電気的に接続された二対の給電線
とを備えていることを特徴としている。
【0014】このことから、本発明にかかる防曇鏡は、
上記二対の給電線によって、予めヒータ同士で電気的に
並列に接続することができるので、ヒータの個数に関係
なく、ただ1つのジャンクション部材あるいはヒューズ
ボックスで発熱体同士の電気的な並列接続を行うことが
できる。このため、従来のように、発熱体同士の電気的
な並列接続を行うためにジャンクション部材を複数個設
ける必要がなくなるので、部品点数を少なくすることが
でき、製造コストの削減を図ることができる。
【0015】さらに、本防曇鏡は、正特性サーミスタか
らなる発熱体を内部に備えたヒータを発熱手段としてい
るので、温度制御回路や過熱防止回路を省くことがで
き、防曇鏡の小型化が可能となると共に、局部過熱によ
る発火の虞れもなく安全性が向上される。しかも、ヒー
タは、電気絶縁性被覆部材に被覆されているので、防水
性と絶縁性に優れており、より安全性が高い。さらに上
記のヒータは、正特性サーミスタからなる発熱体を備え
ていることで、通電後に迅速に温度上昇し、所定の温度
に達すると、その温度を保つことになる。よって、鏡の
表面が所定の温度まで迅速に上昇し、鏡の表面における
曇り止めの効果を素早く発揮することができる。
【0016】また、発熱体が平板状をなし、この発熱体
からなるヒータが鏡の背面に設けられた伝熱板に複数個
設けられた簡単な構造であるから、薄型化及び軽量化が
可能であると共に、発熱体で発生した熱を効率良く鏡に
伝導させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図11に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施の形態にかかる防曇鏡は、図1(a)(b)に示
すように、鏡1の背面1aに密着して伝熱板2が設けら
れており、この伝熱板2の背面2cに、正特性サーミス
タからなる平板状の発熱体4(図4参照)を内部に備
え、周囲を電気絶縁性被覆部材にて被覆されたヒータ3
…が複数個、本実施の形態においては、伝熱板2におけ
る左右対象位置に、上下方向にほぼ均等な間隔をおいて
4個ずつ、合計8個取り付けられていると共に、伝熱板
2における幅方向の中央位置の下端側にジャンクション
部材11が取り付けられた構成となっている。
【0018】さらに、上記の上下方向に配された左右各
4個のヒータ3同士は、それぞれ、給電線であるリード
線5a・5bによって電気的に並列に接続されており、
伝熱板2の最下部に位置する左右2個のヒータ3同士
は、ジャンクション部材11により、電気的に並列に接
続されている。さらに、ジャンクション部材11には電
源コード13が接続されており、これによりヒータ3…
は、ジャンクション部材11を介して電源コード13に
接続されている。
【0019】ここで、上記の伝熱板2は、熱伝導性に優
れた金属板、例えばアルミニウム板で作製されており、
鏡1よりも小さい長方形に形成されている。また、伝熱
板2の両側縁部および下縁部には、図1(b)に示すよ
うに、伝熱板止め具20がそれぞれ2個ずつ設けられて
おり、長方形の鏡1の背面1aにおける所定の位置、例
えば丁度顔が写る位置に、合計6個の伝熱板止め具20
…にて密着して取付けられている。
【0020】また、この伝熱板2には、上記のヒータ3
…を取り付けるための取付穴2a…(図6参照)が、伝
熱板2における左右対象位置に、上下方向にほぼ均等な
間隔をおいて穿設されていると共に、ジャンクション部
材11を取り付けるための図示しない取付穴が、伝熱板
2における幅方向の中央位置の下端側に設けられてい
る。さらに、上記の取付穴2aの両側部には、図6に示
すように、ヒータ3を固定する際の位置決めのための位
置決め孔2b・2bが形成されている。
【0021】また、上記のヒータ3は図2ないし図5に
示すように、発熱体4、金属端子8・9、給電線として
のリード線5a・5bおよび電気絶縁性被覆部材として
の絶縁ケース10で構成されている。
【0022】発熱体4は、正温度係数(Positive Tempe
rature Coefficient)を有し、La、Yのような希土類
元素の酸化物やNb、Bi等の酸化物を少量ドーピング
したチタン酸バリウムを主原料とするチタン酸バリウム
系のセラミックス半導体からなる正特性サーミスタによ
り形成されている。この正特性サーミスタは、室温から
キュリー温度Tc (抵抗急変温度)までは低抵抗である
が、キュリー温度Tcを越えると急峻に抵抗値が増大す
る特性を有している。この特性により発熱体4は、先述
のように、自己温度制御機能を備える。尚、この発熱体
4は、材料組成を調整することによりキュリー温度Tc
が、およそ30〜270℃の範囲で任意に設定できる。
例えば、チタン酸バリウムのバリウムの一部をPbで置
き換えれば、キュリー温度Tcを通常値の約120℃か
ら高くすることができる。また、バリウムの一部をSr
で置き換えれば、キュリー温度Tcを低くすることがで
きる。従って、発熱体4においては、安全性や省電力化
を考慮してキュリー温度Tc を設定することができ、か
つ、曇り止めに有効な鏡1の表面温度を実現することが
できる。
【0023】上記の発熱体4は、図8(b)に示すよう
に、偏平な円筒状をなし、その上面に、例えば銀塗料を
塗布して形成された電極4aを備えていると共に、その
下面に、電極4aと同様に形成された電極4bを備えて
いる。
【0024】金属端子8・9は、図8(a)(c)に示
すように、発熱体4の外径にほぼ等しい径の円形平板状
をなし、中央部に発熱体4の内径にほぼ等しい穴を有し
ている。上記の金属端子8には、リード線5aを接続す
るための給電部8a並びにリード線5bを接続するため
の給電部8bが、互いに平行となるように逆向きに突出
して設けられており、それぞれ対応するリード線5a・
5bの導入方向へ延びている。また、上記の金属端子9
には、リード線5aを接続するための給電部9a並びに
リード線5bを接続するための給電部9bが、互いに平
行となるように逆向きに突出して設けられており、それ
ぞれ対応するリード線5a・5bの導入方向へ延びてい
る。
【0025】そして、これら金属端子8・9は、図4、
図5、および図9に示すように、給電部8aと給電部9
bとが互いに平行となり、かつ対向方向において互いに
ずれた状態となると共に、給電部8bと給電部9aとが
互いに平行となり、かつ対向方向において互いにずれた
状態となるように、電極4a・4bと電気的に接続され
ている。
【0026】金属端子8・9と発熱体4との電気的な接
続は、それぞれ、電極4aと金属端子8、および、電極
4bと金属端子9とを、例えばエポキシ/銀混合の導電
性接着剤(例えばデグザ社製 DEMETRON 6290−0343)で
貼着することにより行われている。
【0027】また、給電部8aおよび給電部9aとリー
ド線5aとの電気的な接続は、給電部8aおよび給電部
9aの対向面側に、リード線5aを例えば半田付けする
ことにより行われている。同様に、給電部8bおよび給
電部9bとリード線5bとの電気的な接続は、給電部8
bおよび給電部9bの対向面側に、リード線5bを例え
ば半田付けすることにより行われている。
【0028】尚、図4には、例えば給電部8aと給電部
8bとの位置関係を、給電部8aと給電部8bとが平行
かつ交わらないように示しているが、給電部8aの延長
線上に給電部8bが位置する関係でも構わない。
【0029】また、絶縁ケース10は、図5に示すよう
に、被覆基体としての絶縁ケース下部10aと、絶縁ケ
ース上部10bとで構成されており、上記発熱体4およ
び金属端子8・9を被覆して密封、即ち、シールしてい
る。
【0030】つまり、上記の絶縁ケース10は、射出成
形等により予め形成された絶縁ケース下部10aに発熱
体4等を収容し、射出成形用金型に設置した後、絶縁ケ
ース上部10b部分となるプラスチックスを射出成形す
ることにより、絶縁ケース下部10aと絶縁ケース上部
10bとを一体化し、形成される。これにより、発熱体
4等は絶縁ケース10内部に密封され、固定される。
【0031】また、絶縁ケース10は、リード線5a・
5bと対応する給電部8a・8b・9a・9bとの半田
付け部分に力学的負荷が掛かって断線等が起こらないよ
うに、リード線5a・5bの金属端子8・9側末端部も
覆うようになっている。このため、上記絶縁ケース下部
10aには、図3(a)に示すように、リード線5a・
5bの導入側の両端縁部に、リード線5a・5bの導入
用の凹部10c・10cがそれぞれ形成されている。そ
して、上記のリード線5a・5bは、図5に示すよう
に、絶縁ケース10における被加熱物への取り付け面と
平行となり、かつ上記の取り付け面との距離が共に同一
となるようにして絶縁ケース10から引き出されてい
る。
【0032】また、伝熱板2の最上部に位置する左右2
つのヒータ3・3(図1(b)参照)は、リード線5a
・5bを一対だけ用いて絶縁ケース10と一体密封する
ことにより、リード線5a・5bの無い部分が射出成形
時に樹脂で被服され、電気的に外部と絶縁されるように
なっている。
【0033】このため、上記絶縁ケース10は、熱収縮
率が小さく、熱伝導性や機械的強度に優れるとともに、
発熱体4の発熱温度に耐え得る耐熱性、水蒸気等の水分
を内部に通さない防水性および空気を内部に通さない気
密性を備えること、およびリード線5a・5bの被覆材
料との密着性が良好であることが必要であり、例えば、
ナイロン、ポリプロピレンおよびガラス繊維からなるポ
リマアロイによって形成されている。
【0034】このとき、絶縁ケース下部10aと絶縁ケ
ース上部10bとを同一または同質の電気絶縁性材料で
構成することは、互いの親和性が良く、かつ熱膨張係数
が等しくなるため、一体化の観点では望ましい。しかし
ながら、熱伝導の観点に立つと、絶縁ケース下部10a
は被加熱物に良好に熱を伝える方が良く、一方、絶縁ケ
ース上部10bは空気中に放熱し難い方が良い。
【0035】従って、後者の観点を優先させる場合に
は、互いの親和性および熱膨張係数を考慮しつつ、絶縁
ケース下部10aには、熱伝導性および電気絶縁性が共
に良好な素材、例えば上記のポリマアロイを用い、絶縁
ケース上部10bには、熱伝導性が比較的低い素材、例
えばエポキシ樹脂を用いるとよい。
【0036】また、上記の絶縁ケース10の中央部に
は、ヒータ3を伝熱板2にネジ止めする際に用いる固定
穴3aが形成されている。
【0037】これにより、ヒータ3を伝熱板2に取り付
ける際には、図1および図6に示すように、先端部が平
らに形成されている固定ネジ18と図示しないナットと
を用いて、固定穴3aにて取付穴2aにネジ止めされ
る。あるいは、伝熱板2に予めネジ山を形成しておき、
固定ネジ18によって固定することで、ヒータ3を伝熱
板2に取り付けることもできる。
【0038】また、図2および図6に示すように、上記
絶縁ケース下部10aの底面における上記の固定穴3a
に対応する部位の両側部には、絶縁ケース10を伝熱板
2に取り付ける際の位置決め部となる2個の位置決め凸
部10d・10dが形成されている。そして、この位置
決め凸部10d・10dを、前記した伝熱板2の位置決
め穴2b・2bにはめ込むことで、伝熱板2におけるヒ
ータ3…の位置決めを行うようになっている。
【0039】一方、絶縁ケース上部10bには、図2
(a)(b)に示すように、2個の逆付け防止用の凸部
10e・10eが、上記の固定穴3aに対するリード線
5a・5bの導入側部位に形成されており、伝熱板2へ
のヒータ3…の逆付けを防止するようになっている。
【0040】尚、上記ヒータ3の製造において、発熱体
4の電極4a・4bと金属端子8・9との接続を上記の
ように導電性接着剤で行う方法は、簡単であり、優れた
方法である。しかしながら、この方法では、導電性接着
剤の硬化に約1日を要すること、および導電性接着剤が
発熱体4の側面に液垂れして両電極4a・4bが短絡し
ないような配慮を要することが、ヒータ3の量産効率を
制約している。
【0041】そこで、ヒータ3の量産効率を一層向上さ
せるには、導電性接着剤を使用せず、図3(a)(b)
および図7(a)に示すように、発熱体4の電極4a・
4bと金属端子8・9とにキャップ6をかぶせるとよ
い。尚、このキャップ6には絶縁ケース10と同じ電気
絶縁性材料を用いる。図7(b)に示すように、キャッ
プ6の上面中央には、位置決め穴6aが形成され、側面
には、給電部8a・8b並びに給電部9a・9bの突出
しを許容する窓6b・6bが形成されている。上記位置
決め穴6aの口径は、図7(a)に示す絶縁ケース下部
10aにおける固定穴3aの周縁部の凸部10f・10
fの外径とほぼ等しく、窓6bの幅は、例えば給電部8
aと給電部9bとの水平間隔に対応し、窓6bの高さ
は、発熱体4の厚みと金属端子8の厚みの合計にほぼ対
応している。
【0042】次に、キャップ6を用いてヒータ3を製造
するには、図7(a)に示すように、先ず、金属端子
9、電極4a・4bを形成した発熱体4、および金属端
子8をこの順に絶縁ケース下部10aに嵌め込む。それ
から、次の半田付け工程において、給電部8a・8b並
びに給電部9a・9bの対向面側にそれぞれ対応するリ
ード線5a・5bを半田付けする。
【0043】尚、リード線5a・5bの半田付け工程を
いつ行うかはこの限りではなく、金属端子8・9を絶縁
ケース下部10aに嵌め込む前、あるいは、各金属端子
8・9を絶縁ケース下部10aに嵌め込んだそれぞれの
時点であってもよい。この後、キャップ6の位置決め穴
6aおよび窓6b・6bの位置が、それぞれ凸部10f
・10fおよび給電部8a・8b・9a・9bの位置に
合うように、キャップ6をかぶせ発熱ユニット7を得
る。次に、絶縁ケース上部10bを設けるための射出成
形を行う。このとき、金型によって、1個または複数個
同時に射出成形を行うこともできる。
【0044】このように、導電性接着剤の代わりにキャ
ップ6を用いて発熱ユニット7を組み立てれば、導電性
接着剤の硬化時間が節約され、導電性接着剤の液垂れに
よる電極4a・4bの短絡の心配も無くなる。この結
果、キャップ6を予め用意しておきさえすれば、ヒータ
3の量産効率が向上する。
【0045】以上のようにして得られたヒータ3同士
は、上述したように、各ヒータ3に接続されているリー
ド線5a・5bによって、図1(a)(b)に示すよう
に、順次電気的に並列に接続されている。このため、伝
熱板2に配された左右4個ずつのヒータ3…のうち、最
下部に位置する左右2つのヒータ3・3の各リード線5
a・5bを、それぞれジャンクション部材11に設けら
れた接続板12・12に例えば半田付け等で接合するこ
とにより、8個のヒータ3…は全て電気的に並列に接続
される。
【0046】また、上記のジャンクション部材11は、
ジャンクション本体部11aと図示しないジャンクショ
ン蓋部とからなり、ジャンクション本体部11aは、図
1(b)に示すように、正方形の浅い容器状をなし、上
下方向に並設された2個の接続板12・12とヒューズ
14とを有している。
【0047】さらに、上記のジャンクション本体部11
aは、両側部の上下位置にそれぞれリード線導入部11
c・11cを有している。そして、伝熱板2の左側から
導入された各一対のリード線5a・5bのうち、右側の
リード線5bは、ジャンクション本体部11aにおける
上側のリード線導入部11cを通じて上側の接続板12
の位置まで導入され、この接続板12に例えば半田付け
によって接続されている。また、左側のリード線5aは
下側のリード線導入部11cを通じて下側の接続板12
の位置まで導入され、この接続板12に例えば半田付け
によって接続されている。
【0048】一方、伝熱板2の右側から導入された各一
対のリード線5a・5bのうち、右側のリード線5b
は、ジャンクション本体部11aにおける下側のリード
線導入部11cを経て下側の接続板12に例えば半田付
けによって接続されている。また、左側のリード線5a
は上側のリード線導入部11cを経て上側の接続板12
と接続されている。
【0049】また、ジャンクション本体部11aの下縁
部には、電源コード13を導入するための電源コード導
入部11bが形成されている。そして、上記の電源コー
ド導入部11bから導入された電源コード13の右側の
線はヒューズ14の位置まで導入され、このヒューズ1
4に例えば半田付けによって接続されている。また、上
記の電源コード導入部11bから導入された電源コード
13の他方の線、即ち、左側の線は、下側の接続板12
の位置まで導入され、接続板12に接続されている。こ
れにより、上記リード線5a・5bは、電源コード13
を通じて例えば外部電源と接続されている。
【0050】さらに、上記ジャンクション本体部11a
の下面における対角線上の隅部には、ジャンクション部
材11を伝熱板2に取り付けるための図示しない取付穴
が設けられている。そして、ジャンクション本体部11
aは、上記取付穴に、固定ネジ19を嵌合させることに
より、伝熱板2に取り付けられる。
【0051】一方、ジャンクション蓋部は、ジャンクシ
ョン本体部11aの上面形状と対応したほぼ平板状をな
すと共に、嵌合凸部を有し、ジャンクション本体部11
aに設けられた図示しない嵌合凹部に嵌合されること
で、取り付けられるようになっている。
【0052】そして、これらジャンクション本体部11
aとジャンクション蓋部との間の空間、リード線導入部
11c…、および電源コード導入部11bが、内部への
水分の浸入が確実に防止されるように、エポキシ樹脂あ
るいはシリコンゴム等のポッティング材で満たされ、完
全に塞がれる。即ち、上記ポッティング材は、ジャンク
ション蓋部とジャンクション本体部11aとを接着する
働きをも有している。
【0053】上記の構成において、本防曇鏡を組み立て
る際には、まず、リード線5a・5bで電気的に並列に
接続されたヒータ3…と電源コード13とがジャンクシ
ョン部材11に接続されたものを、図1(b)に示すよ
うに、伝熱板2の背面2aの所定位置に取り付ける。
【0054】さらに、電源コード13を、電源コード1
3が動くことによって、電源コード13と接続板12あ
るいはヒューズ14との接続部分に負荷がかからないよ
うに、コードクランプ16によって、伝熱板2に固定す
る。尚、上記のコードクランプ16は、十字タップネジ
17によって、伝熱板2の下端部のほぼ中央、即ち、伝
熱板2における、電源コード導入部11bの延長線上に
取り付けられる。さらに、伝熱板2に、アース線15を
設ける。
【0055】その後、上記のように各ヒータ3…、ジャ
ンクション部材11等が取り付けられた伝熱板2を、鏡
1の背面1aに、伝熱板止め部20…にて取り付けて防
曇鏡が完成する。
【0056】尚、上記の実施の形態においては、防曇鏡
について、ヒータ3を8個用いた場合を例に挙げて説明
したが、ヒータ3…の数は、伝熱板2の面積等に応じて
適宜設定すればよく、特に限定されるものではない。
【0057】また、発熱体4及びヒータ3の形状は、上
記の偏平な円筒状に限定されるものではなく、ネジ止め
用の固定穴を有する角板状等の種々の形状であってもよ
い。
【0058】また、発熱体4及びヒータ3に形成する固
定穴の位置や個数、及びその取付け位置も、上記の実施
の形態に限定されるものではなく、ヒータの大きさ等に
より変更することが可能である。
【0059】さらに、位置決め凸部10dと逆付け防止
用の凸部10eとの形状、個数および位置は、上記のも
のに限定されることなく、適当に設定することが可能で
ある。
【0060】また、伝熱板2の形状は、上記の長方形に
限定されるものではなく、例えば円形や菱形等の種々の
形状であってもよい。また、伝熱板2の大きさも、鏡1
の大きさ等に応じて種々変更することができる。これに
伴って、ヒータ3の配置も、種々変更することができ
る。さらに、鏡1への伝熱板2の取り付けは、伝熱板止
め部20に限定されることなく、例えば接着剤にて行っ
てもよい。
【0061】同様に、伝熱板2へのヒータ3の取り付け
は、ねじ止めに限定されることなく、例えば接着剤にて
行ってもよい。従って、この場合には、発熱体4、即ち
ヒータ3の固定穴3aは不要となる。
【0062】また、伝熱板2へのジャンクション本体部
11aの取り付けも、ねじ止めに限定されることなく、
例えば接着剤にて行ってもよい。さらに、ジャンクショ
ン本体部11aをねじ止めによって伝熱板2に取り付け
る場合、取付穴の形成位置および個数は適当に設定可能
である。
【0063】また、上記ジャンクション部材11の形状
も、特に限定されるものではない。
【0064】さらに、例えば図10(a)(b)に示す
ように、上記ヒータ3…の接続方法を変えることによっ
て防曇鏡を得てもよい。図10(a)(b)に示す防曇
鏡は、伝熱板2における左右対象位置に、上下方向にほ
ぼ均等な間隔をおいて4個ずつ、合計8個取り付けられ
たヒータ3…のうち、伝熱板2の最上部に位置する左右
2個のヒータ3同士が、他のヒータ3同士を接続してい
るリード線5a・5bよりも長いリード線5a・5bを
用いて接続されている。これにより、8個のヒータ3…
は、それぞれリード線5a・5bによって電気的に並列
に接続されている。
【0065】そして、8個のヒータ3…のうち、最端に
位置する一方のヒータ3、つまり、伝熱板2の左側の最
下部に位置するヒータ3は、リード線5a・5bを一対
だけ用いて絶縁ケース10と一体密封することにより、
リード線5a・5bの無い部分が射出成形時に樹脂で被
服され、電気的に外部と絶縁されるようになっている。
【0066】これにより、8個のヒータ3…のうち、最
端に位置するもう一方のヒータ3、つまり、伝熱板2の
右側の最下部に位置するヒータ3のみが、ジャンクショ
ン部材11に接続されている。
【0067】この場合、ジャンクション本体部11aに
おけるリード線導入部11c・11cは、ジャンクショ
ン本体部11aの右側側面にのみ設けられていればよ
い。そして、このリード線導入部11c・11cから導
入された各一対のリード線5a・5bのうち、右側のリ
ード線5bは、ジャンクション本体部11aにおける下
側のリード線導入部11cを経て下側の接続板12に例
えば半田付けによって接続されている。また、左側のリ
ード線5aは上側のリード線導入部11cを経て上側の
接続板12と接続されている。
【0068】また、ジャンクション本体部11aの下縁
部に形成された電源コード導入部11bから導入された
電源コード13の右側の線はヒューズ14の位置まで導
入され、このヒューズ14に例えば半田付けによって接
続されている。また、上記の電源コード導入部11bか
ら導入された電源コード13の他方の線、即ち、左側の
線は、下側の接続板12の位置まで導入され、接続板1
2に接続されている。これにより、上記リード線5a・
5bは、電源コード13を通じて例えば外部電源と接続
されている。
【0069】また、例えば図11(a)(b)に示すよ
うに、上記ヒータ3…の接続方法を変えることによって
防曇鏡を得てもよい。図11(a)(b)に示す防曇鏡
も、伝熱板2における左右対象位置に、上下方向にほぼ
均等な間隔をおいて4個ずつ、合計8個取り付けられた
ヒータ3…のうち、伝熱板2の最上部に位置する左右2
個のヒータ3同士が、他のヒータ3同士を接続している
リード線5a・5bよりも長いリード線5a・5bを用
いて接続されている。これにより、8個のヒータ3…
は、それぞれリード線5a・5bによって電気的に並列
に接続されている。
【0070】但し、図11(a)(b)に示す防曇鏡
は、この8個のヒータ3…のうち、伝熱板2の最下部に
位置する左右2個のヒータ3が、ヒータ3の下端部、即
ち、伝熱板2の下端部に面する端部に、リード線5a・
5bのうち、それぞれ一方のリード線のみを用いて絶縁
ケース10と一体密封することにより、リード線5aあ
るいはリード線5bの無い部分が射出成形時に樹脂で被
服され、電気的に外部と絶縁されるようになっている。
【0071】これにより、8個のヒータ3…のうち、最
端に位置する一方のヒータ3、つまり、伝熱板2の右側
の最下部に位置するヒータ3は、リード線5aによっ
て、ジャンクション部材11に接続されている。
【0072】また、8個のヒータ3…のうち、最端に位
置するもう一方のヒータ3、つまり、伝熱板2の左側の
最下部に位置するヒータ3は、リード線5bによって、
ジャンクション部材11に接続されている。
【0073】従って、この場合、ジャンクション本体部
11aにおけるリード線導入部11c・11cは、ジャ
ンクション本体部11aの両側面に1つずつ設けられて
いればよい。そして、伝熱板2の左側から導入されたリ
ード線5bは、ジャンクション本体部11aにおける左
側のリード線導入部11cを通じて下側の接続板12の
位置まで導入され、この接続板12に例えば半田付けに
よって接続されている。また、伝熱板2の右側から導入
されたリード線5aは、ジャンクション本体部11aに
おける右側のリード線導入部11cを通じて上側の接続
板12の位置まで導入され、この接続板12に例えば半
田付けによって接続されている。
【0074】また、ジャンクション本体部11aの下縁
部に形成された電源コード導入部11bから導入された
電源コード13の右側の線はヒューズ14の位置まで導
入され、このヒューズ14に例えば半田付けによって接
続されている。また、上記の電源コード導入部11bか
ら導入された電源コード13の他方の線、即ち、左側の
線は、下側の接続板12の位置まで導入され、接続板1
2に接続されている。これにより、上記リード線5a・
5bは、電源コード13を通じて例えば外部電源と接続
されている。
【0075】上記のように、本実施の形態にかかる防曇
鏡は何れも、ヒータ3が、発熱体4の電極4a・4bに
それぞれ電気的に接続された一対の金属端子8・9と、
金属端子8・9にそれぞれ電気的に接続された二対のリ
ード線5a・5bとを備え、リード線5a・5bによっ
て、予めヒータ3同士で電気的に並列に接続が可能であ
ることから、伝熱板2に取り付けるヒータ3…の電気的
な並列接続に用いられるジャンクション部材11を1個
しか必要としない。このため、従来例に比べ、部品点数
を少なくすることができる。したがって、製造コストの
削減を図ることができる。
【0076】さらに、本防曇鏡は、正特性サーミスタか
らなる発熱体4を備えたヒータ3を発熱手段としている
ので、温度制御回路や過熱防止回路を省くことができ、
防曇鏡の小型化が可能となると共に、局部過熱による発
火の虞れもなく安全性が向上される。しかも、ヒータ3
は、電気絶縁性被覆部材である絶縁ケース10に被覆さ
れているので、防水性と絶縁性に優れており、より安全
性が高い。さらにヒータ3は、正特性サーミスタからな
る発熱体4を備えていることで、通電後に迅速に温度上
昇し、所定の温度に達すると、その温度を保つことにな
る。よって、鏡1の表面が所定の温度まで迅速に上昇
し、鏡1の表面における曇り止めの効果を素早く発揮す
ることができる。
【0077】また、発熱体4が平板状をなし、この発熱
体4を内部に備えるヒータ3が鏡1の背面1aに設けら
れた伝熱板2に複数個設けられた簡単な構造であるか
ら、薄型化及び軽量化が可能であると共に、発熱体4で
発生した熱を効率良く鏡1に伝導させることができる。
また、発熱体4の上下の電極4a・4bに接続された金
属端子8・9は平板状となっており、この部分の絶縁ケ
ース10の厚さも均一化して薄くできるので、これによ
っても、ヒータ3、即ち防曇鏡の薄型化が可能であると
共に、鏡1への熱の伝導効率を向上させることができ
る。
【0078】また、上記の防曇鏡においては、金属端子
8の給電部8a・8b並びに金属端子9の給電部9a・
9bの対向面側にそれぞれリード線5a・5bを接続し
ていることにより、金属端子8・9の外面側にはリード
線5a・5bの接続による凹凸が生じない。したがっ
て、この凹凸を吸収するための厚みを絶縁ケース10に
設ける必要がなく、絶縁ケース10、即ちヒータ3をさ
らに薄く形成することができる。これにより、防曇鏡の
一層の薄型化が可能であると共に、発熱体4で発生した
熱を一層効率良く伝熱板2、即ち鏡1に伝導し得るよう
になっている。
【0079】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について、図12ないし図15に基づいて説明すれば、
以下の通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施の形
態の図面に示した部材と同一の機能を有する部材には同
一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0080】本実施の形態の防曇鏡は、前記実施の形態
1の図1(a)(b)に示したヒータ3…に代えて、図
12(a)(b)に示すように、ヒータ31…を備えた
ものとなっている。他の構成は前記の実施の形態1の構
成と同一である。
【0081】上記のヒータ31…は、伝熱板2における
左右対象位置に、上下方向にほぼ均等な間隔をおいて4
個ずつ、合計8個配されている。
【0082】上記の上下方向に配された左右各4個のヒ
ータ31同士は、それぞれリード線5a・5bによって
電気的に並列に接続されており、伝熱板2の最下部に位
置する左右2個のヒータ31同士は、ジャンクション部
材11により、電気的に並列に接続されている。さら
に、ジャンクション部材11には電源コード13が接続
されており、これによりヒータ31…は、ジャンクショ
ン部材11を介して電源コード13に接続されている。
【0083】上記のヒータ31は、図14(a)および
図15に示すように、発熱体4、金属端子32・33、
リード線5a・5bおよび絶縁ケース34で構成されて
いる。
【0084】上記の発熱体4は、偏平な円筒状をなし、
その上面に、例えば銀塗料を塗布して形成された電極4
aを備えていると共に、その下面に、電極4aと同様に
形成された電極4bを備えている。
【0085】また、金属端子32・33は、発熱体4の
外径にほぼ等しい径の円形平板状をなし、中央部に発熱
体4の内径にほぼ等しい穴を有している。また、金属端
子32には、リード線5aを接続するための給電部32
aが設けられ、金属端子33には、リード線5bを接続
するための給電部33aが設けられている。
【0086】そして、これら金属端子32・33は、給
電部33aが、給電部32aの延長方向に位置するよう
に、即ち、給電部32aとは逆向きに突出するように、
電極4a・4bと電気的に接続されている。
【0087】金属端子32・33と発熱体4との電気的
な接続は、それぞれ、電極4aと金属端子32、およ
び、電極4bと金属端子33とを、例えばエポキシ/銀
混合の導電性接着剤(例えばデグザ社製 DEMETRON 6290
−0343)で貼着することにより行われる。
【0088】また、給電部32aとリード線5aとの電
気的な接続は、給電部32aとリード線5aとの位置関
係が垂直となるように、即ち、リード線5aが、給電部
32aの下面と接触するように、例えば半田付けするこ
とにより行われている。同様に、給電部33aとリード
線5bとの電気的な接続は、給電部33aとリード線5
bとの位置関係が垂直となるように、即ち、リード線5
bが、給電部33aの上面と接触するように、例えば半
田付けすることにより行われている。
【0089】また、絶縁ケース34は、被覆基体として
の絶縁ケース下部34aと、絶縁ケース上部34b(図
13(a)参照)とで構成されており、上記発熱体4お
よび金属端子32・33を被覆して密封、即ち、シール
している。
【0090】つまり、上記の絶縁ケース34は、射出成
形等により予め形成された絶縁ケース下部34aに発熱
体4等を収容し、射出成形用金型に設置した後、絶縁ケ
ース上部34b部分となるプラスチックスを射出成形す
ることにより、絶縁ケース下部34aと絶縁ケース上部
34bとを一体化し、形成される。これにより、発熱体
4等は絶縁ケース34内部に密封され、固定される。
【0091】また、絶縁ケース34は、リード線5a・
5bと対応する給電部32a・33aとの半田付け部分
に力学的負荷が掛かって断線等が起こらないように、リ
ード線5a・5bの金属端子32・33側末端部も覆う
ようになっている。このため、上記絶縁ケース下部34
aには、図14(a)に示すように、リード線5a・5
bの導入側の両端縁部に、リード線5a・5bの導入用
の凹部34c・34cがそれぞれ形成されている。
【0092】尚、本実施の形態においては、絶縁ケース
上部34b部分となるプラスチックスを射出成形する際
に、絶縁ケース34を絶縁ケース下部34aより大きな
角板状に形成することで、リード線5a・5bを固定
し、上記リード線5a・5bと対応する給電部32a・
33aとの半田付け部分を保護し、この半田付け部分に
力学的負荷が掛からないようにしている。そして、上記
のリード線5a・5bは、図15に示すように、絶縁ケ
ース34における被加熱物への取り付け面と平行とな
り、かつ上記の取り付け面との距離が共に同一となるよ
うにして絶縁ケース34から引き出されている。
【0093】また、伝熱板2の最上部に位置する左右2
つのヒータ31・31(図12(b)参照)は、リード
線5a・5bを一対だけ用いて絶縁ケース34と一体密
封することにより、リード線5a・5bの無い部分が射
出成形時に樹脂で被服され、電気的に外部と絶縁される
ようになっている。
【0094】尚、上記絶縁ケース34は、実施の形態1
で用いた絶縁ケース10と同質の素材によって形成すれ
ばよい。
【0095】また、上記の絶縁ケース34の中央部に
は、ヒータ31を伝熱板2にネジ止めする際に用いる固
定穴31aが形成されている。
【0096】これにより、ヒータ31を伝熱板2に取り
付ける際には、図12(a)(b)に示すように、先端
部が平らに形成されている固定ネジ18と図示しないナ
ットとを用いて、固定穴31a(図15参照)にて伝熱
板2にネジ止めされる。あるいは、伝熱板2に予めネジ
山を形成しておき、固定ネジ18によって固定すること
で、ヒータ31を伝熱板2に取り付けることもできる。
【0097】また、上記絶縁ケース下部34aの底面に
おける上記の固定穴31aに対応する部位の両側部に
は、図13(a)(b)に示すように、絶縁ケース34
を伝熱板2に取り付ける際の位置決め部となる2個の位
置決め凸部34d・34dが形成されている。そして、
この位置決め凸部34d・34dを、伝熱板2の図示し
ない位置決め穴にはめ込むことで、伝熱板2におけるヒ
ータ31…の位置決めを行うようになっている。
【0098】一方、絶縁ケース上部34bには、2個の
逆付け防止用の凸部34e・34eが、上記の固定穴3
1aに対するリード線5a・5bの導入側部位に形成さ
れており、伝熱板2へのヒータ31…の逆付けを防止す
るようになっている。
【0099】尚、上記ヒータ31の製造において、発熱
体4の電極4a・4bと金属端子32・33との接続
は、発熱体4の電極4a・4bと金属端子32・33と
に図14(a)および図15に示すように、キャップ3
5をかぶせることにより行ってもよい。尚、このキャッ
プ35には絶縁ケース34と同じ電気絶縁性材料を用い
る。
【0100】また、上記のキャップ35の上面中央に
は、位置決め穴35aが形成され、側面には、給電部3
2a・33aの突出しを許容する図示しない窓が形成さ
れている。上記位置決め穴35aの口径は、絶縁ケース
下部34aにおける固定穴31aの周縁部の凸部34f
・34f(図15参照)の外径とほぼ等しく、窓の幅
は、例えば給電部32aの幅に対応し、窓の高さは、発
熱体4の厚みと金属端子32の厚みの合計にほぼ対応し
ている。
【0101】次に、キャップ35を用いてヒータ31を
製造するには、先ず、図15に示すように、金属端子3
3、電極4a・4bを形成した発熱体4、および金属端
子32をこの順に絶縁ケース下部34aに嵌め込む。そ
れから、次の半田付け工程において、給電部32a・3
3aに、対応するリード線5a・5bを、給電部32a
・33aとリード線5a・5bとの位置関係が垂直とな
るように半田付けする。尚、リード線5a・5bの半田
付け工程をいつ行うかはこの限りではなく、金属端子3
2・33を絶縁ケース下部34aに嵌め込む前、あるい
は、各金属端子32・33を絶縁ケース下部34aに嵌
め込んだそれぞれの時点であってもよい。この後、キャ
ップ35の位置決め穴35aおよび窓の位置が、それぞ
れ凸部34f・34fおよび給電部32a・33aの位
置に合うように、キャップ35をかぶせ、発熱ユニット
36を得る。次に、絶縁ケース上部34bを設けるため
の射出成形を行う。このとき、実施の形態1と同様に、
金型によって、1個または複数個同時に射出成形を行う
こともできる。
【0102】このように、導電性接着剤の代わりにキャ
ップ35を用いて発熱ユニット36を組み立てれば、導
電性接着剤の硬化時間が節約され、導電性接着剤の液垂
れによる電極4a・4bの短絡の心配も無くなる。この
結果、キャップ35を予め用意しておきさえすれば、ヒ
ータ31の量産効率が向上する。
【0103】以上のようにして得られたヒータ31同士
は、上述したように、各ヒータ31に接続されているリ
ード線5a・5bによって順次電気的に並列に接続され
ている。このため、図12(a)(b)に示すように、
伝熱板2に配された左右4個ずつのヒータ31…のう
ち、最下部に位置する左右2つのヒータ31・31の各
リード線5a・5bを、それぞれジャンクション部材1
1に設けられた接続板12・12に例えば半田付け等で
接合することにより、8個のヒータ31…は全て電気的
に並列に接続される。
【0104】尚、ジャンクション部材11における各リ
ード線5a・5bおよび電源コード13の接続は、実施
の形態1と同様に行われる。また、上記の構成におい
て、防曇鏡を組み立てる際には、まず、リード線5a・
5bで電気的に並列に接続されたヒータ31…と電源コ
ード13とがジャンクション部材11に接続されたもの
を、図12(b)に示すように、伝熱板2の背面2aの
所定位置に取り付ける。
【0105】さらに、電源コード13を、電源コード1
3が動くことによって、電源コード13と接続板12あ
るいはヒューズ14との接続部分に負荷がかからないよ
うに、コードクランプ16によって、伝熱板2に固定す
る。尚、上記のコードクランプ16は、十字タップネジ
17によって、伝熱板2の下側端部のほぼ中央、即ち、
伝熱板2における、電源コード導入部11bの延長線上
に取り付けられる。さらに、伝熱板2に、アース線15
を設ける。
【0106】その後、上記のように各ヒータ31…、ジ
ャンクション部材11が取り付けられた伝熱板2を、鏡
1の背面1aに、伝熱板止め部20…にて取り付けて防
曇鏡が完成する。
【0107】尚、上記の実施の形態においては、防曇鏡
について、ヒータ31を8個用いた場合を例に挙げて説
明したが、ヒータ31…の数は、伝熱板2の面積等に応
じて適宜設定すればよく、特に限定されるものではな
い。
【0108】また、ヒータ31の形状や、ヒータ31に
形成する固定穴、位置決め凸部34d、および逆付け防
止用の凸部34e等の形状並びに位置や個数、およびそ
の取付け位置等も、上記の実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0109】さらに、上記の実施の形態における防曇鏡
においても、実施の形態1と同様に、ヒータ31の接続
方法を変える(図10、図11参照)ことも可能であ
る。
【0110】上記のように、本実施の形態にかかる防曇
鏡はヒータ31が、発熱体4の電極4a・4bにそれぞ
れ電気的に接続された一対の金属端子32・33と、金
属端子32・33にそれぞれ電気的に接続された二対の
リード線5a・5bとを備え、リード線5a・5bによ
って、予めヒータ31同士で電気的に並列に接続が可能
であることから、伝熱板2に取り付けるヒータ31…の
電気的な並列接続に用いられるジャンクション部材11
を1個しか必要としない。このため、実施の形態1同
様、従来例に比べ、部品点数を少なくすることができ
る。したがって、製造コストの削減を図ることができ
る。
【0111】さらに、本防曇鏡は、正特性サーミスタか
らなる発熱体4を備えたヒータ31を発熱手段としてい
るので、温度制御回路や過熱防止回路を省くことがで
き、防曇鏡の小型化が可能となると共に、局部過熱によ
る発火の虞れもなく安全性が向上される。しかも、ヒー
タ31は、電気絶縁性被覆部材である絶縁ケース34に
被覆されているので、防水性と絶縁性に優れており、よ
り安全性が高い。さらにヒータ31は、正特性サーミス
タからなる発熱体4を備えていることで、通電後に迅速
に温度上昇し、所定の温度に達すると、その温度を保つ
ことになる。よって、鏡1の表面が所定の温度まで迅速
に上昇し、鏡1の表面における曇り止めの効果を素早く
発揮することができる。
【0112】また、発熱体4が平板状をなし、この発熱
体4を内部に備えるヒータ31が鏡1の背面1aに設け
られた伝熱板2に複数個設けられた簡単な構造であるか
ら、薄型化及び軽量化が可能であると共に、発熱体4で
発生した熱を効率良く鏡1に伝導させることができる。
また、発熱体4の上下の電極4a・4bに接続された金
属端子32・33は平板状となっており、この部分の絶
縁ケース34の厚さも均一化して薄くできるので、これ
によっても、ヒータ31、即ち防曇鏡の薄型化が可能で
あると共に、鏡1への熱の伝導効率を向上させることが
できる。
【0113】また、上記の防曇鏡においては、ヒータ3
…の代わりに、ヒータ31…を用いていることで、金属
端子32・33とリード線5a・5bとの接続の位置関
係が垂直であることから、金属端子32・33とリード
線5a・5bとの接続部分が発熱体4の上面および下面
に対して各1個でヒータ31同士の電気的な並列接続が
できる。さらに、このことから、リード線5a・5bを
金属端子32・33に電気的に接続する場合に、リード
線5a・5bを所定の長さに切断しなくても、連続した
状態で用いることができる。
【0114】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の防曇鏡は、以上
のように、鏡の背面に密着して伝熱板が設けられ、この
伝熱板の背面に、正特性サーミスタからなる平板状の発
熱体を内部に備え、周囲を電気絶縁性被覆部材にて被覆
されたヒータが複数個設けられていると共に、上記の発
熱体はその上面および下面に電極を有し、上記のヒータ
は発熱体の各電極にそれぞれ電気的に接続された一対の
平板状の金属端子と、これら金属端子にそれぞれ電気的
に接続された二対の給電線とを備えている構成である。
【0115】このことから、本発明にかかる防曇鏡は、
上記二対の給電線によって、予めヒータ同士で電気的に
並列に接続することができるので、ヒータの個数に関係
なく、ただ1つのジャンクション部材あるいはヒューズ
ボックスで発熱体同士の電気的な並列接続を行うことが
できる。このため、従来のように、発熱体同士の電気的
な並列接続を行うためにジャンクション部材を複数個設
ける必要がなくなるので、部品点数を少なくすることが
でき、製造コストの削減を図ることができる。
【0116】さらに、本防曇鏡は、正特性サーミスタか
らなる発熱体を内部に備えたヒータを発熱手段としてい
るので、温度制御回路や過熱防止回路を省くことがで
き、防曇鏡の小型化が可能となると共に、局部過熱によ
る発火の虞れもなく安全性が向上される。しかも、ヒー
タは、電気絶縁性被覆部材に被覆されているので、防水
性と絶縁性に優れており、より安全性が高い。さらに上
記のヒータは、正特性サーミスタからなる発熱体を備え
ていることで、通電後に迅速に温度上昇し、所定の温度
に達すると、その温度を保つことになる。よって、鏡の
表面が所定の温度まで迅速に上昇し、鏡の表面における
曇り止めの効果を素早く発揮することができる。
【0117】また、発熱体が平板状をなし、この発熱体
を内部に備えるヒータが鏡の背面に設けられた伝熱板に
複数個設けられた簡単な構造であるから、薄型化及び軽
量化が可能であると共に、発熱体で発生した熱を効率良
く鏡に伝導させることができるという効果を併せて奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の防曇鏡を示すもので、
(a)はその側面図、(b)は背面図である。
【図2】図1に示す防曇鏡に備えられたヒータの成形後
の状態を示すもので、(a)はそのヒータの平面図、
(b)は側面図である。
【図3】図2に示すヒータの成形前の状態を示すもの
で、(a)はそのヒータの平面図、(b)は(a)のB
−B線矢視断面図である。
【図4】図2に示すヒータを一部破断で示す概略の平面
図である。
【図5】図2(a)に示すヒータのA−A線矢視断面図
である。
【図6】図2に示すヒータの取り付け構造を示す要部の
断面図である。
【図7】図2に示すヒータの他の構造例を示す断面図
(a)と、このヒータに使用されるキャップを示す斜視
図(b)である。
【図8】図2に示すヒータに備えられた発熱体の上面に
電気的に接続される金属端子とリード線とが接続された
状態を示す説明図(a)と、上記発熱体の斜視図(b)
と、上記発熱体の下面に電気的に接続される金属端子と
リード線とが接続された状態を示す説明図(c)であ
る。
【図9】図8に示す発熱体と金属端子とが接続された状
態を示す説明図である。
【図10】本発明の他の実施の形態の防曇鏡を示すもの
で、(a)はその側面図、(b)は背面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施の形態の防曇鏡を示
すもので、(a)はその側面図、(b)は背面図であ
る。
【図12】本発明のさらに他の実施の形態の防曇鏡を示
すもので、(a)はその側面図、(b)は背面図であ
る。
【図13】図12に示す防曇鏡に備えられたヒータの成
形後の状態を示すもので、(a)はそのヒータの平面
図、(b)は側面図である。
【図14】図12に示すヒータの成形前の状態を示すも
ので、(a)はそのヒータの平面図、(b)は側面図で
ある。
【図15】図14(a)に示すヒータのC−C線矢視断
面図である。
【図16】従来の防曇鏡の背面図である。
【符号の説明】
1 鏡 2 伝熱板 3 ヒータ 4 発熱体 4a 電極 4b 電極 5a リード線(給電線) 5b リード線 8 金属端子 9 金属端子 10 絶縁ケース(電気絶縁性被覆部材) 11 ジャンクション部材 13 電源コード 31 ヒータ 32 金属端子 33 金属端子 34 絶縁ケース(電気絶縁性被覆部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 1/00 - 1/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡の背面に密着して伝熱板が設けられ、こ
    の伝熱板の背面に、正特性サーミスタからなる平板状の
    発熱体を内部に備え、周囲を電気絶縁性被覆部材にて被
    覆されたヒータが複数個設けられていると共に、 上記の発熱体はその上面および下面に電極を有し、上記
    のヒータは発熱体の各電極にそれぞれ電気的に接続され
    た一対の平板状の金属端子と、これら金属端子にそれぞ
    れ電気的に接続された二対の給電線とを備えていること
    を特徴とする防曇鏡。
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