JPH0621190U - 防水ヒーター - Google Patents

防水ヒーター

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Publication number
JPH0621190U
JPH0621190U JP1599592U JP1599592U JPH0621190U JP H0621190 U JPH0621190 U JP H0621190U JP 1599592 U JP1599592 U JP 1599592U JP 1599592 U JP1599592 U JP 1599592U JP H0621190 U JPH0621190 U JP H0621190U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
case
waterproof
temperature
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP1599592U
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English (en)
Inventor
佳信 尾原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Sekisui Kasei Co Ltd
Priority to JP1599592U priority Critical patent/JPH0621190U/ja
Publication of JPH0621190U publication Critical patent/JPH0621190U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 PTC発熱体1と、PTC発熱体1に電気的
に接続された電源コード6と、PTC発熱体1を収納す
るケース4と、ケース4から電源コード6を取り出す部
分を防水するパッキン5・5を有している防水ヒータ
ー。 【効果】 水中で使用することができる。しかも、PT
C発熱体1を備えているので、自己温度制御が行われ、
所定の温度を維持できる。これにより、サーモスタット
等の温度制御装置が不要になると共に、局部加熱も起こ
らなくなるので、安全性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば熱帯魚観賞用の水槽の水を暖める防水型のヒーターに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
家庭で熱帯魚や海水魚を飼う場合、図5に示すように、水槽32内の水34の 温度を26〜28℃に保つために、防水型のヒーター20とサーモスタット31 が使用されている。
【0003】 ヒーター20は、図4に示すように、マイカからなる絶縁板23の上下面に配 置されたコイル状のニクロム線21をアルミナからなる円筒状のケース24に収 納した構成になっている。
【0004】 絶縁板23はケース24内に嵌合されたゴム製のパッキン22に支持されてお り、ニクロム線21の両端から電源コード26が取り出されている。ケース24 内に水が浸入しないように、ケース24の両端には、シリコン樹脂からなる封止 材25・25がケース2の内側に嵌合されており、ゴム製の蓋27・27がケー ス24の外側に被せられている。
【0005】 上記のヒーター20は中間ソケット30(図5)を介してサーモスタット31 に接続される。サーモスタット31は水34の温度に応じてヒーター20と電源 との接続を断続し、これにより、水温が所定温度に保たれる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の構成では、水34の温度制御のために、サーモスタット 31が必要になるという問題点を有している。さらに、ヒーター20が水槽32 内の砂利33の中に埋もれると、局部加熱が起こりやすい。また、ヒーター20 が水槽32のガラス壁に接触すると、局部加熱によりガラス壁が破損する危険性 があるという問題点を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る防水ヒーターは、上記の課題を解決するために、正特性サーミス ターからなる発熱体と、発熱体に電気的に接続された電源コードと、発熱体を収 納する防水ケースと、防水ケースから電源コードを取り出す部分を防水する封止 部材を有していることを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記の構成により、正特性サーミスターからなる発熱体と、発熱体に電気的に 接続された電源コードと、発熱体を収納する防水ケースと、防水ケースから電源 コードを取り出す部分を防水する封止部材を有しているので、水中で使用するこ とができる。しかも、正特性サーミスターからなる発熱体を備えているので、自 己温度制御が行われ、所定の温度を維持できる。これにより、サーモスタット等 の温度制御装置が不要になると共に、局部加熱も起こらなくなるので、安全性が 向上する。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通り である。
【0010】 本実施例の防水ヒーターは、図1に示すように、正温度特性サーミスターから なる円筒状のPTC発熱体1と、PTC発熱体1を収納するアルミナからなる円 筒状のケース4(防水ケース)と、ケース4内を防水するためにケース4の両端 を封止するパッキン5・5(封止部材)を有している。
【0011】 円筒状のPTC発熱体1は、例えば、押し出し法により製造される。すなわち 、粉末状のPTC材料を樹脂材料と共に混練し、金型内に押し出すことにより成 形される。
【0012】 PTC発熱体1の材料としては、例えば、BaTiO3 を主成分とするセラミ ックス半導体が使用される。キュリー温度はBaの一部をSrあるいはPbで置 換することにより、常温から300℃の間の温度に任意に設定できる。熱帯魚の 水槽に使用する場合、キュリー温度は、通常、図2に示すように、通常26〜2 8℃に設定される。
【0013】 PTC発熱体1の内側円筒面および外側円筒面には、銀ペーストを塗布・乾燥 することにより、銀電極が形成されている。各電極には金属端子2・2が半田、 あるは、デグザ社製のエポキシ・銀混合の接着剤により取り付けられており、金 属端子2・2から電源コード6が、片側のパッキン5を貫通して取り出されてい る。
【0014】 パッキン5の材料としては、シリコン樹脂(例えば、信越化学社製KE121 2)等の難燃性樹脂が使用される。
【0015】 上記の構成において、防水ヒーターは、例えば熱帯魚の水槽内にセットされる 。電源コード6に電源を接続すると、PTC発熱体1が発熱する。ヒーターの温 度がPTC発熱体1のキュリー温度付近に上昇すると、PTC発熱体1の電気抵 抗が急激に増大する(図2参照)。このため、発熱量が減少し、ヒーターの温度 が低下する。温度が低下すると、PTC発熱体1の電気抵抗が再び減少し、発熱 量が増大する。このようにして、発熱温度の自己制御が行われるので、水温を一 定に保つことができる。
【0016】 以上のように、本実施例の防水ヒーターは、パッキン5・5により防水されて いるので、水中で使用できる。しかも、自己温度制御型のPTC発熱体1を使用 しているので、温度制御のためにサーモスタット等を必要としない。しかも、局 部加熱が起こらないので、例えば、防水ヒーターが熱帯魚を入れた水槽のガラス 壁に接触したとしても、局部加熱によるガラス壁の破損事故は起こり得ない。
【0017】 以上の実施例では、PTC発熱体1として、押し出し成形された一体成形品を 挙げたが、これに限る必要はない。例えば、図3に示すように、リング状のPT C発熱体11…の内側円筒面および外側円筒面に銀電極を形成し、これらを円筒 状に重ねて、内側円筒面上の銀電極間および外側円筒面上の銀電極間をそれぞれ 導線12・12で接続するようにして使用してもかまわない。
【0018】 パッキン5の材料としては、電気絶縁性が高く、熱収縮の小さい材料であれば 、いかなるものでも使用できる。例えば、シリコン樹脂の代わりに、電気絶縁用 のウレタン樹脂等を使用してもよい。
【0019】 ケース4の材料としては、アルミナに限る必要はなく、電気絶縁性が高く、防 水性があれば、制御温度に応じて、ベークライトやガラスなど、様々な材料を使 用できる。
【0020】 なお、ケース4内にシリコンオイル等の電気絶縁性の高い液体を充填すれば、 ケース4とPTC発熱体1との熱接触が大きくなる。したがって、ケース4全体 を短時間で所定温度に加熱できる。これにより、ケース4の周囲の水も短時間で 所定温度にまで加熱できるようになる。
【0021】
【考案の効果】
本考案の防水ヒーターは、以上のように、正特性サーミスターからなる発熱体 と、発熱体に電気的に接続された電源コードと、発熱体を収納する防水ケースと 、防水ケースから電源コードを取り出す部分を防水する封止部材を有しているの で、水中で使用することができる。しかも、正特性サーミスターからなる発熱体 を備えているので、自己温度制御が行われ、所定の温度を維持できる。これによ り、サーモスタット等の温度制御装置が不要になると共に、局部加熱も起こらな くなるので、安全性が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防水ヒーターの概略の構成を示す縦断
面図である。
【図2】図1の防水ヒーターのPTC発熱体の抵抗−温
度特性を示すグラフである。
【図3】図1の防水ヒーターのPTC発熱体の他の構成
例を示す斜視図である。
【図4】従来の防水型のヒーターの概略の構成を示す縦
断面図である。
【図5】図4のヒーターを熱帯魚の水槽に設置した様子
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 PTC発熱体(正温度特性サーミスター) 2 金属端子 4 ケース(防水ケース) 5 パッキン(封止部材) 6 電源コード 11 PTC発熱体(正温度特性サーミスター) 12 導線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正特性サーミスターからなる発熱体と、発
    熱体に電気的に接続された電源コードと、発熱体を収納
    する防水ケースと、防水ケースから電源コードを取り出
    す部分を防水する封止部材を有していることを特徴とす
    る防水ヒーター。
JP1599592U 1992-03-26 1992-03-26 防水ヒーター Pending JPH0621190U (ja)

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JP1599592U JPH0621190U (ja) 1992-03-26 1992-03-26 防水ヒーター

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045087A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Hakko Electric Mach Works Co Ltd Ptcヒーター装置及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56116658A (en) * 1980-02-20 1981-09-12 Hitachi Ltd Semiconductor resistance element and manufacture thereof

Patent Citations (1)

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