JPH06196066A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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Publication number
JPH06196066A
JPH06196066A JP34228092A JP34228092A JPH06196066A JP H06196066 A JPH06196066 A JP H06196066A JP 34228092 A JP34228092 A JP 34228092A JP 34228092 A JP34228092 A JP 34228092A JP H06196066 A JPH06196066 A JP H06196066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
armature
coil
residual plate
contact piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34228092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Nakagawa
雅史 中川
Masahisa Sekiguchi
昌久 関口
Tsutomu Kamiide
勉 上出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP34228092A priority Critical patent/JPH06196066A/ja
Publication of JPH06196066A publication Critical patent/JPH06196066A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁石の終端の吸引力を下げることなく安定さ
せる。 【構成】 コイル7とこのコイル7を貫通する鉄芯6と
ヨーク8と接極子10とカード11と磁石4とを備えた
コイルブロック3と、固定接触片17と上記カード11
によって駆動される可動接触片12とを備えた接極子ブ
ロック5とを有する。磁石4の磁極面4a,4bに対向
するヨーク8の吸着面8aと接極子10の吸着面10a
の表面に半磁性体から成るレシジュアルプレート13が
被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レシジュアルプレート
を備えた電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁継電器を図5に示す。同図に
おいて、電磁継電器1のケース60にて覆われるベース
2には、コイルブロック3と、接点ブロック5とが設け
られ、コイルブロック3はコイル7、鉄芯6、ヨーク
8、接極子10、カード11、磁石4及びレシジュアル
プレート13′とを備えており、一方、接極子ブロック
5は可動接触片12と固定接触片17とを備えており、
鉄芯6の先端に取り付けられたカード11によって可動
接触片12が固定接触片17に接離する方向に駆動され
るようになっている。
【0003】ここで、上記コイル7が励磁状態になる
と、接極子10→鉄芯6→ヨーク8→磁石4→接極子1
0を結ぶ磁路が形成され、コイル7が無励磁状態になる
まで安定保持される。また、コイル7が無励磁状態にな
ると、接極子10が鉄芯6から離反して上記磁路が形成
されなくなり、コイル7が励磁されるまでこの状態で安
定保持される。この場合、磁石4の吸引力の終端(吸着
端)は鉄芯6、ヨーク8、接極子10の吸着面8a,1
0aによる面状態(面状態とは、抜き加工等の加工によ
る表面の凹凸やメッキ加工による厚みのばらつき、表面
の凹凸、及び磁極面の吸着状態を意味する。)による影
響を受け易く、その影響を軽減させるために、例えば非
磁性体(例えば銅、洋白、非磁性のステンレス等)から
成るレシジュアルプレート13′を吸着面8a,10a
に溶接等で張り付けたり、接極子10に設けたダボに取
り付けたりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
磁石4の終端の吸引力はその面状態によって図6のA,
B,Cに示すようにばらつきが生じ、これを抑えるため
に非磁性体から成るレシジュアルプレート13′にて終
端の吸引力をカットし、吸引力の変化を抑えることよ
り、感動・開放電圧を安定させるようにしているが、こ
の場合、終端の吸引力が下降するという問題が生じる。
つまり、レシジュアルプレート13′が無い状態の吸引
力の終端を図3のCで示すと、非磁性体から成るレシジ
ュアルプレート13′にて吸引力Fをカットした場合は
Dに示すように終端の吸引力が下降するおそれがあっ
た。
【0005】一方、ラッチングリレーにおいては、無励
磁状態での保持力が必要であるため、吸着端の吸引力は
大きい必要があるが、レシジュアルプレート13′が無
かったり、或いはシングルスティブル型と比較して薄い
レシジュアルプレート13′を用いた場合は、接点開閉
により面状態が変化し、感動・開放電圧が変化する(開
閉によるレシジュアルプレート13′の穴あきやメッキ
の剥がれ等)という問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、磁石の終端の吸引
力を下げることなく安定させることができると共に、ラ
ッチ型のものでも接点開閉による面状態の変化を防止で
きるようにした電磁継電器を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、コイル7とこのコイル7を貫通する鉄芯
6とヨーク8と接極子10とカード11と磁石4とを備
えたコイルブロック3と、固定接触片17と上記カード
11によって駆動される可動接触片12とを備えた接極
子ブロック5とを有し、上記磁石4の磁極面4a,4b
に対向するヨーク8の吸着面8aと接極子10の吸着面
10aの表面に半磁性体から成るレシジュアルプレート
13を被覆して成るものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、半磁性体から成るレシジュア
ルプレート13を用いることにより、従来の非磁性体か
ら成るレシジュアルプレートにて吸引力をカットする場
合と比較して、終端の吸引力を下げることなく安定させ
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本実施例に用いられる電磁継電器は基本的には
従来の電磁継電器と同じであり、従来の非磁性体から成
るレシジュアルプレート13′に代えて半磁性体から成
るレシジュアルプレート13を用いた構造についてのみ
詳説する。図1おいて、ヨーク8の吸着面8aは磁石4
の一方の磁極面4aに対向しており、この吸着面8aに
半磁性材料から成るレシジュアルプレート13が貼着さ
れ、ヨーク8の吸着面8aと磁石4の磁極面4aとの間
にレシジュアルプレート13が介在された形となってい
る。一方、接極子10の吸着面10aは磁石4の他方の
磁極面4bに対向しており、この吸着面9aに半磁性体
から成るレシジュアルプレート13が貼着されており、
このレシジュアルプレート13が接極子10の吸着面1
0aと磁石4の磁極面4bとの間に介在された形となっ
ている。これらレシジュアルプレート13を構成する半
磁性体としては、例えばSUS430等のような金属材
料が用いられる。
【0010】ここで、レシジュアルプレート13が無い
状態の吸引力の終端を図2のCで示すと、従来の非磁性
体から成るレシジュアルプレートにて吸引力をカットし
た場合はDに示すように終端の吸引力が下降するのに対
し、半磁性体から成るレシジュアルプレート13を使用
した場合は、終端の吸引力は図3のEに示すように上昇
する。なお、図3中、F,F′,F″は半磁性体のレシ
ジュアルプレート13を通した終端の吸引力のばらつき
状態を仮想線で示してある。従って、レシジュアルプレ
ート13を半磁性体としたことにより、終端の吸引力を
上昇させて安定化を図ることができる。
【0011】一方、ラッチングリレーに使用した場合に
おいて、レシジュアルプレート13が無かったり、或い
はシングルスティブル型と比較して薄いレシジュアルプ
レートを用いた場合は、シングルスティブル型とラッチ
ング型とで全体のストロークが変化してくる。これを本
発明に係る半磁性体のレシジュアルプレート13を使用
して、ラッチングリレーとシングルスティブルのストロ
ークを同じにすることにより、部品の共通化が可能とな
る。ここで、図3には、シングルスティブル型のレシジ
ュアルプレート13によるカット幅aとラッチ型のレシ
ジュアルプレート13によるカット幅bに対応するシン
グルスティブル型のストロークcとラッチ型のストロー
クeを示してあり、また、図4には、シングルスティブ
ル型のレシジュアルプレート13のカット幅fに対応す
るシングルスティブル型の吸引力gとラッチ型の吸引力
hと、シングルスティブル型とラッチ型のストロークi
が示してある。
【0012】さらに、終端の吸引力を強くするには、通
常使用している磁石4を大きくしているが、このとき、
電磁継電器の小型化を図るうえで磁石4が大きくできな
いという制限を受けた場合、半磁性体のレシジュアルプ
レート13を用いることによって磁石4を大きくせず
に、吸引力を大きくすることが可能であるという利点が
ある。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のように、コイルとこのコ
イルを貫通する鉄芯とヨークと接極子とカードと磁石と
を備えたコイルブロックと、固定接触片と上記カードに
よって駆動される可動接触片とを備えた接極子ブロック
とを有し、上記磁石の磁極面に対向するヨークの吸着面
と接極子の吸着面の表面に半磁性体から成るレシジュア
ルプレートを被覆して成るものであるから、従来の非磁
性体から成るレシジュアルプレートにて吸引力をカット
した場合と比較して終端の吸引力を上昇させることがで
きると共に、ラッチングリレーにおいて面状態の変化を
防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いられる電磁継電器の斜
視図である。
【図2】同上の半磁性体から成るレシジュアルプレート
による吸引力と非磁性体から成る従来のレシジュアルプ
レートの吸引力との比較を示すグラフである。
【図3】同上のレシジュアルプレートをシングルスティ
ブル型とラッチ型に用いた場合の吸引力を示すグラフで
ある。
【図4】同上のレシジュアルプレートをシングルスティ
ブル型とラッチ型に用いた場合のストロークを示すグラ
フである。
【図5】従来の電磁継電器の分解斜視図である。
【図6】従来の非磁性体から成るレシジュアルプレート
による吸引力のばらつきを示すグラフである。
【符号の説明】
1 電磁継電器 3 コイルブロック 4 磁石 4a,4b 磁極面 6 鉄芯 7 コイル 8 ヨーク 8a 吸着面 10 接極子 10a 吸着面 11 カード 12 可動接触片 13 レシジュアルプレート 17 固定接触片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルとこのコイルを貫通する鉄芯とヨ
    ークと接極子とカードと磁石とを備えたコイルブロック
    と、固定接触片と上記カードによって駆動される可動接
    触片とを備えた接極子ブロックとを有し、上記磁石の磁
    極面に対向するヨークの吸着面と接極子の吸着面の表面
    に半磁性体から成るレシジュアルプレートを被覆して成
    る電磁継電器。
JP34228092A 1992-12-22 1992-12-22 電磁継電器 Pending JPH06196066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34228092A JPH06196066A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 電磁継電器

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JP34228092A JPH06196066A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 電磁継電器

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Publication Number Publication Date
JPH06196066A true JPH06196066A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18352505

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34228092A Pending JPH06196066A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 電磁継電器

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JP (1) JPH06196066A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011077141A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 電磁石装置、およびこれを用いた電磁リレー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011077141A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 電磁石装置、およびこれを用いた電磁リレー

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020305