JPH05275230A - 交流電磁石 - Google Patents

交流電磁石

Info

Publication number
JPH05275230A
JPH05275230A JP6872192A JP6872192A JPH05275230A JP H05275230 A JPH05275230 A JP H05275230A JP 6872192 A JP6872192 A JP 6872192A JP 6872192 A JP6872192 A JP 6872192A JP H05275230 A JPH05275230 A JP H05275230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic pole
short
circuit ring
iron core
pole pieces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6872192A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuki Nagamoto
光樹 永本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP6872192A priority Critical patent/JPH05275230A/ja
Publication of JPH05275230A publication Critical patent/JPH05275230A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交番吸引力をより大きくする。 【構成】 分岐して並設された2本の磁極片1b,1c を有
する鉄芯1 と、コイル枠2aを介して鉄芯1 に巻回され交
流により励磁されるコイル2 と、一方の磁極片1cを外囲
してコイル枠2aの鍔部2cに固着された板状の短絡環3
と、2本の磁極片1b,1c の先端面に吸引される接極子4
と、を備え、前記短絡環3 は、2本の磁極片1b,1c 間に
位置する一辺3bが、その板厚方向を2本の磁極片1b,1c
の間隔方向になるよう、板厚方向に方向を変えてL字状
に形成されている。従って、短絡環3の一辺3bの板幅
は、2本の磁極片1b,1c の長手方向に沿って広くできる
ので、短絡環3 の抵抗値も小さくなり、交番吸引力をよ
り大きくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、短絡環を有する交流電
磁石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の交流電磁石として、図3
及び図4に示すような構成のものが存在する。
【0003】このものは、貫通溝11a により分けられた
2個の磁極面11b,11c を有する棒状の鉄芯11と、鉄芯11
の一方の磁極面11b を外囲するよう貫通溝11a に装着さ
れた平板状の短絡環12と、鉄芯11にコイル枠13a を介し
て巻装され交流により励磁されるコイル13と、鉄芯11の
基端に固着されたL字状の継鉄14と、基端部15a が継鉄
14の端部14a に回動自在に支持されて鉄芯11の2個の磁
極面11b,11c に吸引される接極子15と、接極子15を鉄芯
11の磁極面11b,11c から釈放させるコイル状ばねの復帰
部材16と、を有して構成されている。
【0004】ここで、短絡環12について、さらに詳しく
説明すると、図4に示す如く、四角状の銅板を打ち抜き
加工して鉄芯11の一方の磁極面11b の形状より若干大き
い四角穴12a を開けて環状に形成され、その一辺12b の
板幅が鉄芯11の貫通溝11a の溝幅より若干狭くなってい
る。そして、短絡環12は、図3に示す如く、鉄芯11の一
方の磁極面11b を外囲するよう一辺12b が貫通溝11a に
嵌着されて後、2個の磁極面11b,11c の貫通溝11a に近
接した両側部分を矢印方向から加圧することにより、短
絡環12の一辺12b が貫通溝11a の両壁で圧接され鉄芯11
に固定されている。
【0005】その動作は、コイル13を交流で励磁して磁
束を発生させると、鉄芯11の一方の磁極面11b を外囲す
る短絡環12に短絡電流が流れて、その磁極面11b を通る
磁束と他方の磁極面11c を通る磁束との間に位相差が生
じることにより、それらを合成した交番吸引力の最低値
が復帰ばね16の復帰力よりも大きくなって、接極子15は
基端部15a を継鉄14の端部14a に回動自在に支持されて
鉄芯11に唸りを発生することなく吸引保持される。次い
で、コイル13の励磁を切ると、復帰部材16の復帰力によ
り接極子15は復帰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の交流電
磁石にあっては、その動作が、鉄芯11の一方の磁極面11
b を外囲する短絡環12に短絡電流が流れて、その磁極面
11b を通る磁束と他方の磁極面11c を通る磁束との間に
位相差が生じることにより、それらを合成した交番吸引
力の最低値が復帰部材16の復帰力よりも大きくなって、
接極子15が鉄芯11に唸りを発生することなく吸引保持さ
れるようになっているから、その交番吸引力の最低値を
大きくするためには、上記の短絡電流を大きく、つまり
短絡環12の抵抗値を小さくする必要がある。
【0007】ところが、短絡環12の一辺12b が装着され
ている鉄芯11の貫通溝11a の溝幅を広くすると、鉄芯11
の2個の磁極面11b,11c 自体の面積が狭くなって、交番
吸引力にするための合成をしていない元の吸引力そのも
のが小さくなるので、貫通溝11a の溝幅、すなわち短絡
環12の一辺12b の板幅を広くするには限度があり、従っ
て、短絡環12の抵抗値を小さくするのが難しく、それだ
け交番吸引力も小さくなる。
【0008】また、短絡環12は、一辺12b が貫通溝11a
の両壁で圧接され鉄芯11に固定されるよう、2個の磁極
面11b,11c の貫通溝11a に近接した両側部分を加圧され
るため、その加圧の際に磁極面11b,11c に傷がつくこと
があり、その傷に接極子15が当たったとき交番吸引力が
減少し、唸りを発生することがある。
【0009】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、交番吸引力をより大きく
できる交流電磁石を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の交流電磁石は、分岐して並設さ
れた2本の磁極片を有する鉄芯と、2本の磁極片の一方
を外囲して配設された板状の短絡環と、コイル枠を介し
て鉄芯に巻回され交流により励磁されるコイルと、2本
の磁極片の先端面に吸引される接極子と、を備え、前記
短絡環は、2本の磁極片間に位置する一辺が、その板厚
方向を2本の磁極片の間隔方向になるよう、板厚方向に
方向を変えてL字状に形成された構成になっている。
【0011】さらに、請求項2記載の交流電磁石は、前
記短絡環が、前記コイル枠に固着された構成になってい
る。
【0012】
【作用】請求項1記載の交流電磁石によれば、短絡環
は、分岐して並設された2本の磁極片間に位置する一辺
が、その板厚方向を2本の磁極片の間隔方向になるよ
う、板厚方向に方向を変えてL字状に形成されているか
ら、その一辺の板幅は、従来例のように貫通溝の溝幅に
より制限を受けることなく、2本の磁極片の長手方向に
沿って広くできるので、短絡環の抵抗値も小さくなり、
交番吸引力をより大きくできる。
【0013】さらに、請求項2記載の交流電磁石によれ
ば、短絡環はコイル枠に固着され、2本の磁極片に外力
を加わえることなく固定されているから、接極子が吸引
される2本の磁極片の先端面に傷がつくことがないの
で、従来例のように交番吸引力が減少することはない。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
以下に説明する。
【0015】1 は鉄芯で、電磁軟鉄等の磁性材料によ
り、中央片1aと、中央片1aの一端部にてL字状に折曲さ
れた第1の磁極片1bと、中央片1aの一端部に基端を固定
して第1の磁極片1bに対して分岐した形で並設された第
2の磁極片1cと、中央片1aの他端部にて第1の磁極片1b
に対向するようL字状に折曲された対向片1dと、中央片
1aの他端部からさらに延出された延出片1eと、で形成さ
れている。
【0016】2 はコイルで、鉄芯1 の中央片1aと一体に
合成樹脂等の成形材料により成形されたコイル枠2aの巻
胴部2bに巻回されており、つまりコイル枠2aを介して鉄
芯1に巻回されている。そして、このコイル枠2aは、巻
胴部2bの一方端に設けた鍔部2cに後述する短絡環3 を圧
入するための嵌着穴2dが形成されている。
【0017】3 は短絡環で、板厚が2本の磁極片1b,1c
の間隔よりも若干薄い四角状の銅板を打ち抜き加工する
ことにより第2の磁極片1cの断面形状より若干大きい四
角穴2aを開けて環状に形成されて後、図2に示すよう
に、その一辺3b及び対辺3cが板厚方向に方向を変えてL
字状にそれぞれ折曲されて、全体としてコ字状に形成さ
れている。そして、この短絡環3 は、四角穴2aが第2の
磁極片1cに挿入されることにより、一辺3bが2本の磁極
片1b,1c 間に板厚方向を間隔方向にして位置し、対辺3c
がコイル枠2aの嵌着穴2dに圧入して固定される。このと
き、短絡環3 は、2本の磁極片1b,1c に触れずに第2の
磁極片1cを外囲しているだけである。
【0018】4 は接極子で、電磁軟鉄等の磁性材料によ
り、一方片4aと他方片4bとで略L字状に形成されてい
る。そして、一方片4aは、先端部が2本の磁極片1b,1c
の先端面に吸引釈放されるよう、基端部が鉄芯1 の延出
片1eとの間にコイル状の復帰ばね4cを係止して鉄芯1 の
対向片1dの端部に回動自在に支持されるとともに、釈放
されたときに他方片4bの先端部が延出片1eに当接して復
帰位置が規制されるようになっている。
【0019】その動作は、コイル2 を交流で励磁して磁
束を発生させると、鉄芯1 の第2の磁極片1cを外囲する
短絡環3 に短絡電流が流れて、その第2の磁極片1cの先
端面を通る磁束と他方の第1の磁極片1bの先端面を通る
磁束との間に位相差が生じることにより、それらを合成
した交番吸引力の最低値が復帰ばね4cの復帰力よりも大
きくなって、接極子4 は一方片4aが基端部を鉄芯1 の対
向片1dの端部に回動自在に支持されて鉄芯1 の2本の磁
極片1b,1c の先端面に吸引される。次いで、コイル2 の
励磁を切ると、復帰部材4cの復帰力により接極子4 は復
帰する。
【0020】かかる交流電磁石にあっては、短絡環3
は、分岐して並設された2本の磁極片1b,1c 間に位置す
る一辺3bが、その板厚方向を2本の磁極片1b,1c の間隔
方向になるよう、板厚方向に方向を変えてL字状に形成
されているから、その一辺3bの板幅は、従来例のように
貫通溝の溝幅により制限を受けることなく、2本の磁極
片1b,1c の長手方向に沿って広くできるので、短絡環3
の抵抗値も小さくなり、交番吸引力をより大きくでき
る。
【0021】また、短絡環3 は、2本の磁極片1b,1c に
触れることなく、対辺3cがコイル枠2aの嵌着穴2dに圧入
して固定されているから、接極子4 が吸引される2本の
磁極片1b,1c の先端面に傷がつくことがなく、よって、
従来例のように交番吸引力が減少して唸り音が発生する
こともない。
【0022】なお、本実施例では、短絡環3 を固定する
のに、対辺3cがコイル枠2aの嵌着穴2dに圧入されている
が、もし本交流電磁石を搭載する基台等の別部材が近く
に配設されているならば、短絡環3 が2本の磁極片1b,1
c に触れないようにできる限りは、コイル枠2aでなくそ
れら別部材に固定してもよい。
【0023】また、本実施例では、鉄芯1 の第2の磁極
片1cは、第1の磁極片1bに対して分岐した形で並設する
のに、別に準備した第2の磁極片1cを持って来て、その
基端を中央片1aの一端部に固定することにより行われて
いるが、予め第1の磁極片1bの幅を大きくしておき、そ
の大きくした幅の一部を内側に切り起こすことにより、
第2の磁極片1cを形成してもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の交流電磁石によれば、短
絡環は、分岐して並設された2本の磁極片間に位置する
一辺が、その板厚方向を2本の磁極片の間隔方向になる
よう、板厚方向に方向を変えてL字状に形成されている
から、その一辺の板幅は、従来例のように貫通溝の溝幅
により制限を受けることなく、2本の磁極片の長手方向
に沿って広くできるので、短絡環の抵抗値も小さくな
り、交番吸引力をより大きくできる。
【0025】さらに、請求項2記載の交流電磁石によれ
ば、短絡環はコイル枠に固着され、2本の磁極片に外力
を加わえることなく固定されているから、接極子が吸引
される2本の磁極片の先端面に傷がつくことがないの
で、従来例のように交番吸引力が減少することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分断面正面図であ
る。
【図2】同上の短絡環を示す斜視図である。
【図3】従来例を示す部分断面正面図である。
【図4】同上の短絡環を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 鉄芯 1b 第1の磁極片 1c 第2 の磁極片 2 コイル 2a コイル枠 3 短絡環 3b 一辺 4 接極子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐して並設された2本の磁極片を有す
    る鉄芯と、2本の磁極片の一方を外囲して配設された板
    状の短絡環と、コイル枠を介して鉄芯に巻回され交流に
    より励磁されるコイルと、2本の磁極片の先端面に吸引
    される接極子と、を備え、前記短絡環は、2本の磁極片
    間に位置する一辺が、その板厚方向を2本の磁極片の間
    隔方向になるよう、板厚方向に方向を変えてL字状に形
    成されてなることを特徴とする交流電磁石。
  2. 【請求項2】 前記短絡環が、前記コイル枠に固着され
    たことを特徴とする請求項1記載の交流電磁石。
JP6872192A 1992-03-26 1992-03-26 交流電磁石 Pending JPH05275230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6872192A JPH05275230A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 交流電磁石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6872192A JPH05275230A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 交流電磁石

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05275230A true JPH05275230A (ja) 1993-10-22

Family

ID=13381948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6872192A Pending JPH05275230A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 交流電磁石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05275230A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2253856A (en) Relay
JPH0758606B2 (ja) 電磁接触器
JPH05275230A (ja) 交流電磁石
US3599133A (en) Latch relay motor structure
JP2613904B2 (ja) 有極電磁石
JP4181269B2 (ja) 電磁リレー
JP3335333B2 (ja) プランジャ
JP2604534B2 (ja) 電磁継電器
JPS62291006A (ja) 電磁石装置
JP2532392Y2 (ja) 電磁石装置
JPH06196066A (ja) 電磁継電器
JPS6344930Y2 (ja)
JP2504479B2 (ja) 有極電磁石
JPH0117797Y2 (ja)
JP2830935B2 (ja) 有極電磁石
JPS6334614B2 (ja)
JP2915917B2 (ja) リレーの接点バネ
JPH0653033A (ja) 電磁石装置
JPH10326551A (ja) 電磁リレー
JPS63181301A (ja) 電磁石装置
JP2000097267A (ja) 永久磁石方式無励磁作動形電磁ブレーキのアーマチュア構造
JPH01246802A (ja) 電磁石装置
JPH07122170A (ja) 電磁継電器
JPH05298988A (ja) 電磁継電器
JPH0353509A (ja) 電磁石装置