JPH05298988A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH05298988A
JPH05298988A JP12816192A JP12816192A JPH05298988A JP H05298988 A JPH05298988 A JP H05298988A JP 12816192 A JP12816192 A JP 12816192A JP 12816192 A JP12816192 A JP 12816192A JP H05298988 A JPH05298988 A JP H05298988A
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JP
Japan
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armature
fixed
iron core
contact
movable contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP12816192A
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English (en)
Inventor
Hideo Oishi
英夫 大石
Katsumi Shibata
勝美 柴田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05298988A publication Critical patent/JPH05298988A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁継電器の構成を簡単にして小形化を図る。 【構成】電磁コイル7を装着したコ字形鉄心6を固定接
点台と兼用して固定接点8を固着するとともに、固定接
点端子6cを一体形成して絶縁物の基台1に固定する。
また、鉄心6に沿わせるアーマチュア3を可撓性の磁性
板で構成して可動板ばねと兼用し、これに可動接点12
を固着するとともに、可動接点端子3dを一体形成して
基台1に固定する。このような構成によれば、独立した
固定接点台と可動板ばねとが不要になり、電磁継電器の
小形化が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電磁継電器に関し、詳
しくは部品を兼用化して構成の簡素化を図った電磁継電
器に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁継電器は一般に、電磁石でアーマチ
ュアを吸引することにより可動板ばねを駆動し、この可
動板ばねに取り付けられた可動接点と固定接点台に取り
付けられた固定接点との間の接触を切り換える構成とな
っている(例えば、特開昭59−31537号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、プリント板に搭
載されるような小型の電磁継電器は、電子部品一般の小
形化、高密度実装化に伴って一層の小形化が図られてい
るが、それに伴って部品加工や組立作業も益々細密化し
ている。このような傾向の下で、電磁継電器をより小形
化し、かつ生産性を上げるようにするには、部品の形状
や配列に工夫を講じるべきはもちろんであるが、各部品
を多機能化して部品相互の兼用化を図ることにより、部
品点数を削減して構成全体を簡素化することが極めて有
効である。この発明は、このような観点から構成を簡単
にして、小形化と製作の容易化とを図った電磁継電器を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、電磁石の鉄心と固定接点端子とを兼用
化するとともに、アーマチュアと可動板ばねとを兼用化
するものである。すなわち、この発明の電磁継電器は、
一端に固定接点が固着された平板状の鉄心に電磁コイル
が装着され、前記鉄心に一体形成された固定接点端子を
介して絶縁物の基台に固定された電磁石と、可撓性を有
する磁性板の一端に前記固定接点に対応する可動接点が
固着され、一体形成された可動接点端子を介して前記鉄
心に沿って前記基台に固定されたアーマチュアと、この
アーマチュアの反可動接点側の端部と前記鉄心の反固定
接点側の端部との間に介挿された絶縁シートとを備え、
前記アーマチュアは前記電磁コイルが無励磁の状態では
前記可動接点を前記固定接点から開離させているが、前
記電磁コイルが励磁されると弾性変形して可動接点側の
端部が前記鉄心に吸着され、前記可動接点を前記固定接
点に接触させるものとする。
【0005】上記電磁継電器において、固定接点を可動
接点との接触面が鉄心の接極面から突出しないように、
この鉄心に埋め込んで固着すれば、鉄心とアーマチュア
との間隔が接近してより薄形になり、かつアーマチュア
に対する吸引力が向上する。また、アーマチュアの可動
接点側の端部に窓穴をあければ、その部分の可撓性が向
上してアーマチュアの吸着性がよくなる。更に、アーマ
チュアの可動接点側の端部を二股状に形成し、その一方
の脚に可動接点を固着し、他方の脚を鉄心に吸着される
接極部とすれば、アーマチュアの吸着性が一層よくな
る。
【0006】
【作用】電磁石の鉄心に固定接点を固着してこれをを固
定接点台として兼用化し、またアーマチュアに可動接点
を固着してこれを可動板ばねとして兼用化する。アーマ
チュアの反可動接点側と鉄心との間には絶縁シートを介
挿して可動接点開離状態での絶縁を図る。これにより、
独立した固定接点台及び可動板ばねが不要となり、部品
点数が少なくなって小形化に有利となるとともに、部品
加工や組立作業の工数が低減する。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図7に基づいてこの発明の実施
例を説明する。実施例1 まず、図1〜図5は実施例1を示すものである。ここ
で、図1はケースを外した状態の電磁継電器の斜視図、
図2は図1の電磁継電器本体の左側から見た正面図、図
3は図1における電磁石の斜視図、図4は同じくアーマ
チュアの斜視図、図5は同じく絶縁シートの斜視図であ
る。図1及び図2において、電磁継電器本体は絶縁物の
基台1に電磁石2及びアーマチュア3が固定され、これ
らの間に絶縁シート4が介挿された構成となっている。
この電磁継電器本体には、カバー5が上方から被着され
る。
【0008】図3に示すように、電磁石2は板材からコ
字形に打ち抜かれた鉄心6の一方の脚6aに電磁コイル
7が図の左から嵌め込まれたものであるが、鉄心6は固
定接点台を兼ねており、脚6aの先端には固定接点8が
固着され、他方の脚6bの先端には固定接点端子6cが
図示形状に一体に折り曲げ形成されている。電磁コイル
7は脚6aを挿通させる角穴を有するボビン9にコイル
巻線10が巻かれたものであり、ボビン9の一方のつば
部には鉄心6を挟むように一対のコイル端子11がイン
サート成形により固着され、その上端にコイル巻線10
の口出し線10aが接続されている。固定接点8は鉄心
6にあけられた穴に接点材が圧入により埋め込まれて形
成されているが、図2に示すように、その端面は鉄心6
と同一の平面に成形されている。
【0009】一方、図4に示すように、アーマチュア3
は可撓性のある磁性板から逆門形にプレス成形され、一
方の脚3aが鉄心6の胴部6d(図3)に対面し、他方
の脚3bが同じく脚6a,6bの先端に跨がるように対
面する。このアーマチュア3は可動板ばねを兼ねてお
り、脚3bの先端には固定接点8に対応する可動接点1
2がかしめ加工により固着されている。この可動接点1
2の接触部外径は、図2に示すように固定接点8の対向
面の範囲内に収められている。また、アーマチュア3の
反可動接点側の端部、すなわち脚3aの下端部から、復
帰ばね部3c及び可動接点端子3dが図示形状に一体に
折り曲げ形成されている。
【0010】図5に示す絶縁シート4は鉄心6の胴部6
dから脚6bにかけてのL形状の輪郭に見合う形状に形
成され、その幅寸法は鉄心6からややはみ出す大きさに
なっている。上に説明した電磁石2及びアーマチュア3
は、固定接点端子6c及び可動接点端子3dが基台1の
図示しないスリット穴に圧入され、同時にコイル端子1
1が図示しない丸穴に挿入されることにより、図1及び
図2に示すように基台1に固定される。また、絶縁シー
ト4は鉄心6のアーマチュア側の面に沿って基台1に形
成された溝13(図2)に圧入されて上記L形状に沿っ
て固定される。
【0011】ここで、図1及び図2に示すように、基台
1は短冊状の基板1aの図1の手前側に逆門形の側壁1
bが一体に立ち上げ形成され、またその反対側の図1の
左端部に角形の支柱1cが一体に立ち上げ形成された形
状となっている。そして、鉄心6は背面が支柱1cの前
面に当接し、固定接点端子6cの側面が支柱1cの側面
に当接して位置決めされている。アーマチュア3はこの
鉄心6に対して、脚3aの図4における右端角部が絶縁
シート4を介して鉄心6の胴部6dに接し、電磁コイル
7の無励磁状態では脚3bが弾性的に脚6a,6bの先
端から離反するように鉄心6に対面している。この状態
で、可動接点12は固定接点8から図2に示すように開
離し、そのギャップは脚3bの背面が側壁1bに当接す
ることにより規制されている。なお、カバー5は基台1
の両側面に形成された図示しない溝に、これに対応して
カバー5の内側に形成された突起が係止されることによ
り、電磁継電器本体に着脱自在に被着される。
【0012】このような構成において、電磁コイル7が
励磁されると、アーマチュア3には吸引力が作用する。
そこで、アーマチュア3は復帰ばね部3c及び胴部3e
(図4)での弾性変形により、この胴部3eから脚3b
にかけてのL形部を接極部として鉄心6に吸着される。
これにより、可動接点12は固定接点8にに接触し、鉄
心6及びアーマチュア3を介して固定接点端子6cと可
動接点端子3dとの間の電路が形成される。このとき、
アーマチュア3の脚3bは可動接点12の周辺で鉄心6
との間に生じる隙間の分だけ湾曲する。電磁コイル7の
励磁が解かれると、アーマチュア3は自身のばね力によ
り図示状態に復帰する。
【0013】以上述べた実施例1において、鉄心6及び
アーマチュア3はそれぞれ固定接点台及び可動板ばねを
兼ねているため、従来、別途設けられていたこれらの部
品が不要となり、図示の通り極めて構成が簡素になる。
また、固定接点8は可動接点12との接触面が鉄心6の
接極面から突出しないように埋め込まれ、可動接点12
のみがこれに対して突出した構成となっている。したが
って、鉄心6とアーマチュア3との対向距離が短くなっ
て電磁継電器の薄形化が図れるとともに、接極部の空隙
が小さくなって吸引力が向上する。なお、絶縁シート4
はすでに述べたように鉄心6からややはみ出しており、
鉄心6及びアーマチュア3の反接点側の端部は、接点ギ
ャップの距離以上の絶縁距離が確保されている。また、
絶縁シート4は非磁性板の働きをして電磁石2の保持力
が高くなり過ぎるのを抑え、電磁継電器の復帰電圧の低
下を防ぐ作用もしている。
【0014】実施例2 図6はこの発明の実施例2を示すもので、(A)は鉄心
とこれに吸引されたアーマチュアの正面図、(B)はそ
の斜視図である。この実施例2においては、鉄心6は門
形に形成され、その一方の脚6aの基部に固定接点8が
実施例1と同様に固着され、また先端に固定接点端子6
cが一体形成されている。なお、この場合は電磁コイル
は胴部6dに装着されるが、そのためには例えば断面が
U形のボビンを胴部6dに嵌め込み、その上に巻線する
ようにする。一方、アーマチュア3は実施例1における
ものと形状は同じであるが、可動接点12が固着された
脚3bには窓穴14があけられている。アーマチュア3
の可動接点側の端部に窓穴14があけられたこのような
構成によれば、可動接点12の近傍でアーマチュア3の
可撓性が増すため、図示吸引状態での接極部の吸着性が
良好となる。その他の構成は実施例1と実質的に同じと
する。
【0015】実施例3 図7はこの発明の実施例3を示すもので、(A)は鉄心
とこれに吸引されたアーマチュアの正面図、(B)はそ
の斜視図である。この実施例3の鉄心6は実施例2にお
けるものと形状は同じであるが、固定接点8が脚6aの
先端部に固着されている。これに対して、アーマチュア
3は実施例1におけるものと類似しているが、胴部3e
から脚3fが二股状に分岐して固定接点8に向かって延
び、その先端に可動接点12が固着されている。
【0016】二股状になったアーマチュア3の可動接点
側の端部の一方の脚3fに可動接点12が固着され、他
方の脚3bが鉄心6に吸着される接極部となるこのよう
な構成によれば、アーマチュア3の接極部の吸着性が一
層良好となり、固定接点8の接触面を図示の通り鉄心6
から突出させても吸着力に影響がない。また、この構成
においては固定接点8が固定接点端子6cの近傍に設け
られているので、鉄心6内での通電路が短くなり発熱が
減少する。
【0017】
【発明の効果】以上述べた通り、この発明によれば、電
磁石の鉄心と固定接点端子とを兼用化するとともに、ア
ーマチュアと可動板ばねとを兼用化することにより、独
立した固定接点台及び可動板ばねが不要となって電磁継
電器の構成が従来に比べて大幅に簡素化され、極めて小
形の電磁継電器の製作が可能となるとともに、部品加工
や組立作業の工数が低減して電磁継電器を安価に製作で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の斜視図である。
【図2】図1の左側から見た正面図である。
【図3】図1における電磁石の斜視図である。
【図4】図1におけるアーマチュアの斜視図である。
【図5】図1における絶縁シートの斜視図である。
【図6】この発明の実施例2の鉄心とこれに吸引された
アーマチュアを示し、(A)は正面図、(B)はその斜
視図である。
【図7】この発明の実施例3の鉄心とこれに吸引された
アーマチュアを示し、(A)は正面図、(B)はその斜
視図である。
【符号の説明】
1 基台 2 電磁石 3 アーマチュア 4 絶縁シート 5 カバー 6 鉄心 7 電磁コイル 8 固定接点 9 ボビン 10 コイル巻線 11 コイル端子 12 可動接点 13 溝 14 窓穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に固定接点が固着された平板状の鉄心
    に電磁コイルが装着され、前記鉄心に一体形成された固
    定接点端子を介して絶縁物の基台に固定された電磁石
    と、 可撓性を有する磁性板の一端に前記固定接点に対応する
    可動接点が固着され、一体形成された可動接点端子を介
    して前記鉄心に沿って前記基台に固定されたアーマチュ
    アと、 このアーマチュアの反可動接点側の端部と前記鉄心の反
    固定接点側の端部との間に介挿された絶縁シートとを備
    え、 前記アーマチュアは前記電磁コイルが無励磁の状態では
    前記可動接点を前記固定接点から開離させているが、前
    記電磁コイルが励磁されると弾性変形して可動接点側の
    端部が前記鉄心に吸着され、前記可動接点を前記固定接
    点に接触させることを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】固定接点を可動接点との接触面が鉄心の接
    極面から突出しないように、この鉄心に埋め込んで固着
    したことを特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
  3. 【請求項3】アーマチュアの可動接点側の端部に窓穴を
    あけたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電
    磁継電器。
  4. 【請求項4】アーマチュアの可動接点側の端部を二股状
    に形成し、その一方の脚に可動接点を固着し、他方の脚
    を鉄心に吸着される接極部としたことを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載の電磁継電器。
JP12816192A 1992-04-21 1992-04-21 電磁継電器 Pending JPH05298988A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8908443B1 (en) * 2014-05-27 2014-12-09 Sandisk Technologies Inc. Storage device and method for performing a self-refresh operation

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US8908443B1 (en) * 2014-05-27 2014-12-09 Sandisk Technologies Inc. Storage device and method for performing a self-refresh operation

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