JPH0138891Y2 - - Google Patents

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JPH0138891Y2
JPH0138891Y2 JP12826882U JP12826882U JPH0138891Y2 JP H0138891 Y2 JPH0138891 Y2 JP H0138891Y2 JP 12826882 U JP12826882 U JP 12826882U JP 12826882 U JP12826882 U JP 12826882U JP H0138891 Y2 JPH0138891 Y2 JP H0138891Y2
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movable
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magnetic
sides
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 本考案は有極リレー等に組込まれる有極電磁石
装置に関するものである。
(ロ) 従来技術とその問題点 従来、鉄心の両側面に一体に動作する一対の可
動鉄片を設けるとともに、磁気回路中に永久磁石
を挿入した有極電磁石装置において、復帰不良を
防止するために上記鉄心の両側面に遮磁板を設け
ている。この場合、ラツチングタイプにあつては
鉄心の両側面での磁気効率を等しくするために、
遮磁板を省略するか、同じ厚さの肉薄の遮磁板を
設けている。一方、シングルステイブルタイプに
あつては、鉄心の両側面で磁気効率を不均衝にす
るために、遮磁板の厚さを異ならしめるか、一方
の側面にのみ遮磁板を設けている。
しかし、これでは、シングルステイブルタイプ
の場合、遮磁板の有無あるいは肉厚に応じて左右
の可動鉄片のストロークが異なり、その差異によ
る特性は電磁リレー本体側の可動部、例えば接点
ばね圧の調整や接触片、駆動絶縁台(カード)の
変更といつた手法にて調整する必要があり、煩雑
であるとともに部品点数が増加する欠点を有して
いる。
(ハ) 考案の目的 そこで、本考案の目的は、シングルステイブル
タイプであつても左右一対の可動鉄片のストロー
クを等しくし、ラツチングタイプと可動部を共用
でき、調整の簡略化、部品点数の減少を図ること
のできる有極電磁石装置を提供することにある。
(ニ) 考案の構成と効果 以上の目的を達成するため、本考案に係る有極
電磁石装置は、鉄心の両側面に厚さの異なる遮磁
板を、その表面が鉄心の中心から等距離に位置す
るように取付けたことを特徴とするものである。
これにて、シングルステイブルタイプであつて
も一対の可動鉄片のストロークが等しくなり、ラ
ツチングタイプと可動部を共用でき、殊更接点ば
ね圧を調整しなおしたり、別部品を用意する必要
が除去されるのである。
(ホ) 実施例の説明 第1図は本発明に係る有極電磁石装置の一実施
例を示し、この有極電磁石装置は、概略、電磁石
部1と可動ブロツク10とから構成されている。
電磁石部1は棒状の鉄心2の後端を継鉄5に固
定し、継鉄5の先端立上り突片6a,6bを鉄心
2の先端両側面に対向させるとともに、鉄心2の
先端両側面に遮磁板4a,4bを取付け、鉄心2
にコイル9を巻回したものである。そして、第2
図aに示すように、上記遮磁板4aは遮磁板4b
よりも内厚が厚く、両者はその表面が鉄心2の中
心から等距離に位置するように段部3a,3bに
叩き込まれている。即ち、遮磁板4a,4bはス
テンレス製であり、鉄心2は軟鉄製であるため、
容易に叩き込むことができる。第2図bはラツチ
ングタイプの鉄心2′であり、段部3′a,3′b
に肉厚の等しい遮磁板4′a,4′bが叩き込まれ
ている。従つて、本実施例でもラツチングタイプ
に使用される鉄心2′の段部3′a,3′bに肉厚
の異なる遮磁板4′a,4′bを叩き込むことによ
り、第2図aに示すものが得られる。
遮磁板4a,4bを取付ける構成としては、上
記の叩き込みの他に、接着や溶着でもよい。この
場合、第3図aに示すように、鉄心2の一側面に
のみ段部3aを形成し、厚肉の遮磁板4aを段部
3aに、薄肉の遮磁板4bを他側面にそれぞれ接
着ないし溶着すれば、遮磁板4a,4bの表面を
鉄心2の中心から等距離に位置させることができ
る。第3図bは肉厚の等しい遮磁板4′a,4′b
を鉄心2′の両側面に接着したラツチングタイプ
を示す。即ち、第3図のものでは両タイプで鉄心
を共用できないが、第2図のものでは共用が可能
となる。
一方、可動ブロツク10は断面四角形の永久磁
石11の着磁方向両側面に可動鉄片12a,12
bを接着剤等にて取付けたもので、可動鉄片12
a,12bの先端が遮磁板4a,4bと突片6
a,6bとの間に位置して矢印k,k′方向に移動
自在に設置されている。
以上の構成において、コイル9を矢印m方向に
励磁すると、鉄心2の先端部はS極、継鉄5の突
片6a,6bはN極に励磁される。可動鉄片12
a,12bの先端部は永久磁石11の磁力にてN
極、S極に励磁されているため、それぞれ反発
力、吸引力が作用し、可動ブロツク10は矢印k
方向に平行移動し、異極同士が接触する。このと
き、可動ブロツク10に連結された図示しない可
動接触片が動作し、常開接点が閉成される。
一方、上記コイル9への励磁を解除すると、遮
磁板4a,4bの肉厚の差異に起因する磁気効率
のアンバランスにて、上記可動接触片の復帰力で
可動ブロツク10が矢印k′方向に平行移動し、常
閉接点が閉成する。このとき、永久磁石11のN
極、可動鉄片12a、継鉄5、鉄心2、遮磁板4
b、可動鉄片12b、永久磁石11のS極に至る
磁気回路が形成され、この復帰状態で安定する。
即ち、シングルステイブル動作を行うのである。
第4図、第5図は本考案に係る有極電磁石装置
を組込んだ有極リレーを示す。上記第1図と同一
部材は同一符号にて示し、永久磁石11、可動鉄
片12a,12bは可動絶縁台13の枠部14に
固定されている。この可動絶縁台13はベース2
0上に固定したスプール7の凹部8,8に腕部1
4,14を位置させて矢印k,k′方向に移動自在
に設置されている。
接点ブロツク21はベース20の両側に設置さ
れ、可動接点23を有する可動接触片22と、固
定接点25a,25bを有する固定接触片24
a,24bとからなり、可動接触片22,22は
上記可動絶縁台13の腕部15,15に形成した
溝部16,16に嵌合されている。
以上の構成からなる有極リレーにおいて、有極
電磁石装置の動作は上記第1図に示したものと原
理的に同様である。即ち、無励磁時にあつては、
可動ブロツク10は矢印k′方向に復帰しており、
可動接点23は固定接点25bを閉成している。
コイル9を矢印m方向に励磁することにより、可
動ブロツク10が矢印k方向に移動し、可動接点
23が固定接点25aを閉成し、この励磁を解除
することにより復帰する。
なお、本考案に係る有極電磁石装置は上記実施
例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変更できる。例えば、可動ブロツク10は
平行移動ではなく、支軸を支点とする回動であつ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る有極電磁石装置の一実施
例を示す斜視図、第2図、第3図は鉄心の先端部
を示す平面図で、aは本考案に係るシングルステ
イブルタイプのもの、bはラツチングタイプの比
較例である。第4図は本考案に係る有極電磁石装
置を備えた有極リレーの平面図、第5図はその分
解斜視図である。 1……電磁石部、2……鉄心、3a,3b……
段部、4a,4b……遮磁板、5……継鉄、9…
…コイル、10……可動ブロツク、11……永久
磁石、12a,12b……可動鉄片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄心の両側面に一体に動作する一対の可動鉄片
    を設けるとともに、磁気回路中に永久磁石を挿入
    した有極電磁石装置において、上記鉄心の両側面
    に厚さの異なる遮磁板を、その表面が鉄心の中心
    から等距離に位置するように取付けたことを特徴
    とする有極電磁石装置。
JP12826882U 1982-08-24 1982-08-24 有極電磁石装置 Granted JPS5933211U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12826882U JPS5933211U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 有極電磁石装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12826882U JPS5933211U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 有極電磁石装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5933211U JPS5933211U (ja) 1984-03-01
JPH0138891Y2 true JPH0138891Y2 (ja) 1989-11-21

Family

ID=30291036

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JP12826882U Granted JPS5933211U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 有極電磁石装置

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JPS5933211U (ja) 1984-03-01

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