JPH057713Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH057713Y2
JPH057713Y2 JP1985130468U JP13046885U JPH057713Y2 JP H057713 Y2 JPH057713 Y2 JP H057713Y2 JP 1985130468 U JP1985130468 U JP 1985130468U JP 13046885 U JP13046885 U JP 13046885U JP H057713 Y2 JPH057713 Y2 JP H057713Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
shaped member
coil
block
yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985130468U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6237853U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985130468U priority Critical patent/JPH057713Y2/ja
Publication of JPS6237853U publication Critical patent/JPS6237853U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH057713Y2 publication Critical patent/JPH057713Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、有極リレーの接点開閉などに用い
られる電磁石装置に関する。
〔背景技術〕
従来、有極リレーに用いられる電磁石装置は、
永久磁石ブロツクと電磁石ブロツクとが上下に積
み重ねられたものであつた。このため、薄型化が
困難であり、また、有極リレーとして構成した場
合に、超薄型リレーを得ることができなかつた。
また、実開昭59−12454号公報には、中央磁極
部および対向磁極部が、互いに間隔をあけて1直
線上に配置された電磁石ブロツクの側方に、永久
磁石の両端に磁性体片を設けた永久磁石ブロツク
を配置し、永久磁石ブロツクの磁性体片のみを、
電磁石ブロツクの各磁極部の間に挿入配置した電
磁石装置の構造が開示されている。
この先行技術では、永久磁石ブロツクと電磁石
ブロツクの主要部分が上下に重なつていないの
で、電磁石装置の厚みを少なくすることはでき
る。しかし、永久磁石が、電磁石ブロツクの磁極
部先端から離れた位置に置かれることになるた
め、電磁石装置としての機能に問題がある。
すなわち、前記先行技術では、永久磁石の軸線
方向から離れた位置で、磁性体片と電磁石ブロツ
クとの間に磁力を作用させて永久磁石ブロツクを
作動させている。そのため、電磁石ブロツクから
永久磁石ブロツクに磁力が作用する方向と、永久
磁石ブロツクの主要部である永久磁石の軸方向と
が、互いに食い違うことになる。すなわち、永久
磁石ブロツクの中心線から離れた位置に、永久磁
石ブロツクを移動させる力が加わるので、電磁石
と永久磁石による磁力作用が弱くなり、また、永
久磁石ブロツクの移動方向が傾いたり偏つたりす
るという問題が生じる。その結果、永久磁石ブロ
ツクを直線的かつ強力に作動させるという電磁石
装置の目的あるいは機能が充分に達成できないと
いう欠点がある。
〔考案の目的〕
以上の事情に鑑みて、この考案は、薄型の電磁
石装置であつて、しかも、作動が直線的かつ強力
に行えるなど性能的にも優れた電磁石装置を提供
することを目的とする。
〔考案の開示〕
前記目的を達成するため、この考案は、コイル
が巻回された鉄心の一端にコ字形部材が、その一
側面が前記コイル面より出ないようにして設けら
れ、前記鉄心の他端にヨークがつながれていて、
このヨークが前記コイルの側方に沿つて伸びてそ
の先端部を前記コ字形部材の他側面で対辺間の側
方に位置させている電磁石ブロツクと、2つの磁
性体片が永久磁石をその着磁方向両端から挟んで
なる永久磁石ブロツクとを備え、前記コ字形部材
の対辺間に前記2つの磁性体片がコ字形部材の一
側面側のコイル面より出ず永久磁石がコ字形部材
の対辺と体面するようにして挿入されるととも
に、これら2つの磁性体片の間に前記ヨークの先
端部が挿入されるようにして両ブロツクが組み合
わされており、コイルの励磁状態の変化により永
久磁石ブロツクが正逆方向に動くようになつてい
る電磁石装置をその要旨とする。
以下にこれを、その一実施例をあらわす図面に
基づいて詳しく説明する。
第1図から第3図にみるように、この電磁石装
置は、電磁石ブロツク1と永久磁石ブロツク2と
を備えている。
電磁石ブロツク1は、鉄心3とコイル枠4とヨ
ーク5とを有する。コイル枠4にはコイル6が巻
回されている。コイル枠4には、鉄心3が通され
ている。このようにして、コイル6がコイル枠4
を介して鉄心3に巻回されている。
鉄心3の一端には、コ字形部材7が設けられて
いる。コ字形部材7の一側面7aはコイル面6a
より側方に、はみ出ないようになつている。鉄心
3の他端は、ヨーク5とつながれている。ヨーク
5は、コイル6の側方に沿つて直線的に延びてい
て、その先端部5aが、コ字形部材7の他側面7
bに隣接する側で、コ字形部材7の対辺8,9の
中間位置の側方に配置されている。
コイル6へ通電すると、コ字形部材7の対辺
8,9とヨーク5の先端部5aとが異なる極性を
帯びるようになつている。
永久磁石ブロツク2は、2つの磁性体片10,
11と永久磁石12からなる。永久磁石12は、
その着磁方向両端から2つの磁性体片10,11
に挟まれている。
電磁石ブロツク1と永久磁石ブロツク2は、つ
ぎのようにして組み合わされている。コ字形部材
7の対辺8,9間に2つの磁性体片10,11が
コ字形部材7の一側面7a側のコイル面6aより
出ないようにして挿入されている。また、永久磁
石12の両端が、磁性体片10,11を介して、
コ字形部材7の両対辺8,9の内側面と対面する
ように配置されている。それとともに、これら2
つの磁性体片10,11の間にヨーク5の先端部
5aが挿入されている。
この電磁石装置は、以上にみるように構成され
ていて、コイル6の励磁状態の変化により永久磁
石ブロツク2が第1図に示す矢印A,B方向(正
逆方向)に動くようになつている。この電磁石装
置では、コイル6への通電方向を変えることによ
つて、コイル6の励磁状態を変化させており、こ
れによつて、永久磁石ブロツク2が正逆方向に動
くようになつている。すなわち、この電磁石装置
は、ラツチング型の電磁石装置になつている。
さらに詳しく説明すると、コイル6の励磁状態
の変化によつて、コ字形部材7の両対辺8,9と
ヨーク5の先端部5aの極性が変わり、コ字形部
材7の両対辺8,9と、これに対面している永久
磁石12の両端および磁性体片10,11との
間、ならびに、ヨーク5の先端部5aと、その両
側の磁性体片10,11の間で、磁性による吸引
力または反発力が働く。この磁力の作用で、永久
磁石12の何れか一方の端部が、磁性体片10ま
たは11を介してコ字形部材7の何れか一方の対
辺10,11に当接するとともに、磁性体片10
または11の何れか一方の内側面が、ヨーク5の
先端部5aに当接するように移動し、前記のよう
な永久磁石ブロツク2の正逆方向への移動が行わ
れるのである。
なお、永久磁石ブロツク2の移動は、主に、永
久磁石12の両端とコ字形部材7の対辺8,9と
の間に働く磁力の作用によつて行われ、ヨーク5
の先端部5aと磁性体片10,11の間に働く磁
力の影響は少ない。すなわち、永久磁石12に近
い個所ほど磁力も強いので、この永久磁石12の
端部と、これに対面するコ字形部材7の対辺8,
9との間には大きな磁力が働くのに対し、永久磁
石12から遠い磁性体片10,11の端部とヨー
ク5の先端部5aとの間には、それほど大きな磁
力は働かないのである。
以上にみてきたように、この電磁石装置は、電
磁石ブロツク1と永久磁石ブロツク2が、コ字形
部材7の対辺8,9間に、永久磁石12および2
つの磁性体片10,11が挿入されるとともに、
対辺8,9の側方で、前記2つの磁性体片10,
11の間にヨーク5の先端部5aが挿入されるよ
うにして組み合わされている。
このように、この電磁石装置は、永久磁石ブロ
ツク2が電磁石ブロツク1の鉄心3の軸方向に配
置されているため、従来の電磁石装置のように電
磁石ブロツクと永久磁石ブロツクとが上下に積み
重なることがなく、従来の電磁石装置より薄型化
できる。しかも、コ字形部材7の一側面7aおよ
び永久磁石12を挟む2つの磁性体片10,11
がコ字形部材7の一側面7a側のコイル面6aよ
り出ないようにもなつているため、より薄型化で
ある。なお、コイルを細長くして、コイルの厚み
を薄くし、電磁石装置全体をより薄くするように
してもよい。
つぎに、別の実施例を示す。
第4図にみるように、この電磁石装置は、コ字
形部材7の対辺の一方9′の先端部(図中、一点
鎖線で示す部分)が切り欠かれている。これによ
り、コ字形部材7の対辺の一方9′が他方8より
短くなつている。その他は、前記実施例と全く同
じようになつている。コ字形部材7の対辺の一方
9′が他方より短くなつているため、この電磁石
装置は、コイル6に電流が通されてない場合、永
久磁石ブロツク2が正逆移動後の一方の状態(図
中、矢印C方向に移動した後の状態)で安定する
ようになつている。この状態からコイル6へ通電
すると、永久磁石ブロツク2は、図中、矢印D方
向に移動する。このように、この電磁石装置は、
シングルステイブル型の電磁石装置になつてい
る。この実施例では、コ字形部材の対辺の一方を
他方より短くすることによつてシングルステイブ
ル化しているが、シングルステイブル化する方法
は、これに限られない。
この考案にかかる電磁石装置は、前記実施例に
限定されない。
「考案の効果〕 以上に述べてきたように、この考案にかかる電
磁石装置は、電磁石ブロツクと永久磁石ブロツク
が、コ字形部材の対辺間に、永久磁石および2つ
の磁性体片が挿入されるとともに、これら2つの
磁性体片の間にヨークの先端部が挿入されるよう
にして組み合わされている。このように、この電
磁石装置は、永久磁石ブロツクが電磁石ブロツク
の鉄心の軸方向に配置されているため、従来の電
磁石装置のように電磁石ブロツクと永久磁石ブロ
ツクとが上下に積み重なることがなく、薄型化が
可能となつている。しかも、コ字形部材の一側面
および永久磁石を挟む2つの磁性体片がコ字形部
材の一側面間のコイル面より出ないようにもなつ
ており、より薄型化が可能となつている。
さらに、永久磁石ブロツクの主要部である永久
磁石が、電磁石ブロツクのコ字形部材の両対辺の
間に配置され、永久磁石の両端がコ字形部材の対
辺と対面するようになつているので、永久磁石ブ
ロツクの移動が強力かつスムーズに行われ、電磁
石装置の動作が安定する。以下にその理由を詳し
く説明する。
永久磁石ブロツクを移動させる力は、前記した
ように、永久磁石とコ字形部材の対辺との間に作
用する磁力が主体となる。この考案の場合は、永
久磁石の両端すなわち磁力の最も強い位置に、コ
字形部材の両対辺が対面しているので、永久磁石
とコ字形部材の磁力作用が極めて効率良く強力に
働き、永久磁石ブロツクの移動が迅速かつ確実に
行われる。
しかも、永久磁石の両端正面にコ字形部材の対
辺が位置しているので、永久磁石と対辺の間に作
用する力は、永久磁石の軸方向および対辺の中心
方向に沿つて直線的に作用する。すなわち、電磁
石ブロツクから永久磁石ブロツクへの磁力の作用
中心線と、永久磁石ブロツクの中心線とが一致し
ているのである。
その結果、永久磁石ブロツクが永久磁石の軸方
向に沿つてスムーズに直線的に移動して、永久磁
石の端面とコ字形部材の対辺の内面とがぴつたり
と当接するように作動する。このような作用によ
つて、永久磁石ブロツクの移動がスムーズで確実
になり、電磁石装置の動作が安定することになる
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる電磁石装置の一実施
例をあらわす斜視図、第2図は同上の側面図、第
3図は同上の分解斜視図、第4図は別の実施例を
あらわす斜視図である。 1……電磁石ブロツク、2……永久磁石ブロツ
ク、3……鉄心、5……ヨーク、5a……先端
部、6……コイル、6a……コイル面、7……コ
字形部材、7a……コ字形部材の一側面、7b…
…コ字形部材の他側面、8,9……コ字形部材の
対辺、10,11……磁性体片、12……永久磁
石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コイルが巻回された鉄心の一端にコ字形部材
    が、その一側面が前記コイル面より出ないよう
    にして設けられ、前記鉄心の他端にヨークがつ
    ながれていて、このヨークが前記コイルの側方
    に沿つて伸びてその先端部を前記コ字形部材の
    他側面側で対辺間の側方に位置させている電磁
    石ブロツクと、2つの磁性体片が永久磁石をそ
    の着磁方向両端から挟んでなる永久磁石ブロツ
    クとを備え、前記コ字形部材の対辺間に前記2
    つの磁性体片がコ字形部材の一側面側のコイル
    面より出ず永久磁石がコ字形部材の対辺と対面
    するようにして挿入されるとともに、これら2
    つの磁性体片の間に前記ヨークの先端部が挿入
    されるようにして両ブロツクが組み合わされて
    おり、コイルの励磁状態の変化により永久磁石
    ブロツクが正逆方向に動くようになつている電
    磁石装置。 (2) コ字形部材の対辺の一方が他方より短くなつ
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載の電
    磁石装置。
JP1985130468U 1985-08-27 1985-08-27 Expired - Lifetime JPH057713Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985130468U JPH057713Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985130468U JPH057713Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6237853U JPS6237853U (ja) 1987-03-06
JPH057713Y2 true JPH057713Y2 (ja) 1993-02-26

Family

ID=31027994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985130468U Expired - Lifetime JPH057713Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH057713Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912454B2 (ja) * 1975-10-01 1984-03-23 正一 寺岡 節部等をもつ長尺品及び竹材

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912454U (ja) * 1982-07-12 1984-01-25 オムロン株式会社 有極リレ−の電磁石ブロツク

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912454B2 (ja) * 1975-10-01 1984-03-23 正一 寺岡 節部等をもつ長尺品及び竹材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6237853U (ja) 1987-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH057713Y2 (ja)
JPH0225204Y2 (ja)
JPH0332897B2 (ja)
JPH0347298Y2 (ja)
JPH0119306Y2 (ja)
JPH0347296Y2 (ja)
JPH0225207Y2 (ja)
JPH0225203Y2 (ja)
JPH0427078Y2 (ja)
JPH0446359Y2 (ja)
JPH0347295Y2 (ja)
JPH0445212Y2 (ja)
JPH0119305Y2 (ja)
JPH0134837Y2 (ja)
JPH0343683Y2 (ja)
JPS6031217Y2 (ja) 単安定型有極電磁石
JPH0343682Y2 (ja)
JPS61127105A (ja) 電磁石装置
JPH0347299Y2 (ja)
JPH0117797Y2 (ja)
JPH0446357Y2 (ja)
JPH02197105A (ja) 有極電磁石
JPH0442884Y2 (ja)
JPS61104524A (ja) 電磁石装置
JPH0347297Y2 (ja)