JPH06195122A - 移動体の走行制御装置 - Google Patents
移動体の走行制御装置Info
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- JPH06195122A JPH06195122A JP4343769A JP34376992A JPH06195122A JP H06195122 A JPH06195122 A JP H06195122A JP 4343769 A JP4343769 A JP 4343769A JP 34376992 A JP34376992 A JP 34376992A JP H06195122 A JPH06195122 A JP H06195122A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 24
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims abstract description 11
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 5
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Control Of Conveyors (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動経路に沿って移動する走行機体の速度制
御を簡単な構成で実現させる。 【構成】ループ状の移動経路に沿って長さの異なる板状
の被検出体を配置し、移送経路に沿って走行する走行機
体に、移動開始基準点からの移動距離をパルス信号数に
て検出するエンコーダ25と、被検出体をON・OFF
検出する1つの検出器24とを備える一方、移動開始基
準点から前記各被検出体までの走行機体の移動距離のデ
ータと、前記各被検出体自体の長さのデータとを、ティ
ーチング走行時の前記エンコーダによるパルス信号数
と、前記各検出器からのON・OFF検出信号との対比
演算により、移動開始基準点から前記各被検出体までの
距離を予め記憶させ、次いで、実際の走行機体の走行時
における移動開始基準点からの移動距離のデータと、前
記記憶させた移動距離のデータ及び各被検出体の長さの
データとから、所定移送経路の区間ごとの走行速度制御
を実行する制御手段を備えた。
御を簡単な構成で実現させる。 【構成】ループ状の移動経路に沿って長さの異なる板状
の被検出体を配置し、移送経路に沿って走行する走行機
体に、移動開始基準点からの移動距離をパルス信号数に
て検出するエンコーダ25と、被検出体をON・OFF
検出する1つの検出器24とを備える一方、移動開始基
準点から前記各被検出体までの走行機体の移動距離のデ
ータと、前記各被検出体自体の長さのデータとを、ティ
ーチング走行時の前記エンコーダによるパルス信号数
と、前記各検出器からのON・OFF検出信号との対比
演算により、移動開始基準点から前記各被検出体までの
距離を予め記憶させ、次いで、実際の走行機体の走行時
における移動開始基準点からの移動距離のデータと、前
記記憶させた移動距離のデータ及び各被検出体の長さの
データとから、所定移送経路の区間ごとの走行速度制御
を実行する制御手段を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体倉庫や工場等にお
ける無人搬送車両等の移動体の移動方向に沿った現在位
置を検出して走行制御するための装置に関する。
ける無人搬送車両等の移動体の移動方向に沿った現在位
置を検出して走行制御するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】立体倉庫における棚枠の前方に配設した
上下ガイドレールに沿ってスタッカ装置を前後移動でき
るように構成したものにおいて、特公昭60−2028
6号公報には、自走するスタッカ装置が棚枠の前端位置
や後端位置に接近するとスタッカ装置の移動速度を減速
させて、棚枠の前後端部で確実に停止できるようにする
ため、前記ガイドレールに沿って一本の長尺の被検出板
を配設し、該被検出板の幅寸法を一定速度域では狭幅に
形成し、減速域で広幅となるように段付き状に形成する
一方、スタッカ装置には、その移動方向に前後に一定距
離隔てた第1光センサ対、と該第1光センサ対に対して
前後に適宜ずらせ配置した第2光センサ対とを設け、一
定速度域及び減速域に拘らず第1光センサ対が狭幅の被
検出板を検出し、第2光センサ対は前記減速域である広
幅の被検出板を検出するように構成し、一定速度域から
低速域に入るとき、第2光センサ対における前端の前光
センサで前記段付き部を検出して低速域に入ったことを
検出し、この前光センサが段付き部を通過後、第2光セ
ンサ対の後光センサが段付き部を通過する迄の時間測定
にて、スタッカ装置の速度を検出することができるよう
にし、その検出速度が設定速度以上のときには減速指令
を出す構成が開示されている。
上下ガイドレールに沿ってスタッカ装置を前後移動でき
るように構成したものにおいて、特公昭60−2028
6号公報には、自走するスタッカ装置が棚枠の前端位置
や後端位置に接近するとスタッカ装置の移動速度を減速
させて、棚枠の前後端部で確実に停止できるようにする
ため、前記ガイドレールに沿って一本の長尺の被検出板
を配設し、該被検出板の幅寸法を一定速度域では狭幅に
形成し、減速域で広幅となるように段付き状に形成する
一方、スタッカ装置には、その移動方向に前後に一定距
離隔てた第1光センサ対、と該第1光センサ対に対して
前後に適宜ずらせ配置した第2光センサ対とを設け、一
定速度域及び減速域に拘らず第1光センサ対が狭幅の被
検出板を検出し、第2光センサ対は前記減速域である広
幅の被検出板を検出するように構成し、一定速度域から
低速域に入るとき、第2光センサ対における前端の前光
センサで前記段付き部を検出して低速域に入ったことを
検出し、この前光センサが段付き部を通過後、第2光セ
ンサ対の後光センサが段付き部を通過する迄の時間測定
にて、スタッカ装置の速度を検出することができるよう
にし、その検出速度が設定速度以上のときには減速指令
を出す構成が開示されている。
【0003】また、特開昭60−36204号公報に
は、自走するスタッカ装置が棚枠の所定箇所に位置して
いることを検出する手段として、スタッカ装置の走行方
向に沿って奇数番目の位置にある棚枠には、前記走行方
向に沿って短い長さの検出板を設け、偶数番目の位置に
ある棚枠には、長い検出板を設ける一方、スタッカ装置
に設けた光電検出器等の検出器より前記奇数位置及び偶
数位置の検出板の位置を位置パルスとしてカウントし
て、自走するスタッカ装置の現在位置を認識する構成が
開示されている。
は、自走するスタッカ装置が棚枠の所定箇所に位置して
いることを検出する手段として、スタッカ装置の走行方
向に沿って奇数番目の位置にある棚枠には、前記走行方
向に沿って短い長さの検出板を設け、偶数番目の位置に
ある棚枠には、長い検出板を設ける一方、スタッカ装置
に設けた光電検出器等の検出器より前記奇数位置及び偶
数位置の検出板の位置を位置パルスとしてカウントし
て、自走するスタッカ装置の現在位置を認識する構成が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の先行技術の構成
によれば、被検出板がスタッカ装置(移動体)の移動方
向に沿ってきわめて長く形成しなければならず、また、
光センサも複数対必要となる等、長くなればなる程、製
造コストが嵩むという問題があった。後者の先行技術に
よれば、検出板の長さの種類は2種類であり、検出器は
1つのみで足りるという利点はあるけれども、棚枠にお
ける奇数番目の位置と偶数番目の位置との交互判別を実
行して、結果的には、スタッカ装置の現在位置を認識す
るものである。
によれば、被検出板がスタッカ装置(移動体)の移動方
向に沿ってきわめて長く形成しなければならず、また、
光センサも複数対必要となる等、長くなればなる程、製
造コストが嵩むという問題があった。後者の先行技術に
よれば、検出板の長さの種類は2種類であり、検出器は
1つのみで足りるという利点はあるけれども、棚枠にお
ける奇数番目の位置と偶数番目の位置との交互判別を実
行して、結果的には、スタッカ装置の現在位置を認識す
るものである。
【0005】しかしながら、工場等における無人搬送シ
ステムのように、走行通路が閉ループを描き、無人搬送
車両が元の位置に帰ってくるようなシステムでは、前記
の奇数位置と偶数位置との判別だけでは、現在位置の認
識ができないことがある。例えば、一方通行の無人搬送
車両が出発点(荷物搬入部)から直線部を走行し、次い
でカーブ箇所の手前で減速し、カーブ位置を過ぎて直線
部に入ると増速走行し、その途中の荷物搬出部の手前で
減速し、荷物搬出部にて一旦停止し、再度直線部で加速
走行し、次いでカーブ箇所の手前で減速し、カーブ位置
を過ぎて直線部に入ると再度増速走行し、前記出発点の
手前で減速し、当該出発点にて停止するというように、
走行制御の区間を閉ループにおいて9つ等の奇数区間と
するときには、出発点を奇数位置(例えば1番目)とす
ると、最後にその出発点にかえってきたときの位置は偶
数位置(例えば10番目)となる。従って、前記後者の
技術を採用しても、無人搬送車両を2周以上周回させる
制御が不能になるという問題があった。
ステムのように、走行通路が閉ループを描き、無人搬送
車両が元の位置に帰ってくるようなシステムでは、前記
の奇数位置と偶数位置との判別だけでは、現在位置の認
識ができないことがある。例えば、一方通行の無人搬送
車両が出発点(荷物搬入部)から直線部を走行し、次い
でカーブ箇所の手前で減速し、カーブ位置を過ぎて直線
部に入ると増速走行し、その途中の荷物搬出部の手前で
減速し、荷物搬出部にて一旦停止し、再度直線部で加速
走行し、次いでカーブ箇所の手前で減速し、カーブ位置
を過ぎて直線部に入ると再度増速走行し、前記出発点の
手前で減速し、当該出発点にて停止するというように、
走行制御の区間を閉ループにおいて9つ等の奇数区間と
するときには、出発点を奇数位置(例えば1番目)とす
ると、最後にその出発点にかえってきたときの位置は偶
数位置(例えば10番目)となる。従って、前記後者の
技術を採用しても、無人搬送車両を2周以上周回させる
制御が不能になるという問題があった。
【0006】本発明は、これらの問題を一挙に解決させ
た検出装置を提供することを目的とするものである。
た検出装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、移送経路に沿って走行する移動体に、移
動開始基準点からの移動距離をパルス信号数にて検出す
るエンコーダと、前記移送経路に沿って配置された互い
に長さの異なる被検出体をON・OFF検出する1つの
検出器とを備える一方、移動開始基準点から前記各被検
出体までの移動体の移動距離のデータと、前記各被検出
体自体の長さのデータとを、ティーチング走行時の前記
エンコーダによるパルス信号数と、前記各検出器からの
ON・OFF検出信号との対比演算により、移動開始基
準点から前記各被検出体までの距離を予め記憶させ、次
いで、実際の移動体の走行時における移動開始基準点か
らの移動距離のデータと、前記記憶させた移動距離のデ
ータ及び各被検出体の長さのデータとから、所定移送経
路の区間ごとの走行速度制御を実行する制御手段を備え
たことを特徴とするものである。
め、本発明は、移送経路に沿って走行する移動体に、移
動開始基準点からの移動距離をパルス信号数にて検出す
るエンコーダと、前記移送経路に沿って配置された互い
に長さの異なる被検出体をON・OFF検出する1つの
検出器とを備える一方、移動開始基準点から前記各被検
出体までの移動体の移動距離のデータと、前記各被検出
体自体の長さのデータとを、ティーチング走行時の前記
エンコーダによるパルス信号数と、前記各検出器からの
ON・OFF検出信号との対比演算により、移動開始基
準点から前記各被検出体までの距離を予め記憶させ、次
いで、実際の移動体の走行時における移動開始基準点か
らの移動距離のデータと、前記記憶させた移動距離のデ
ータ及び各被検出体の長さのデータとから、所定移送経
路の区間ごとの走行速度制御を実行する制御手段を備え
たことを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】次に本発明を具体化した実施例について説明
すると、符号1は断面略I字状の案内軌条2に載置され
て走行する走行車両の走行機体で、符号3a,3bは前
記走行機体1の下面に配置された前後一対のガイドユニ
ットであり、一方のガイドユニット3aの機枠10には
正逆回転可能な駆動モータ4からの動力を変速機構5を
介して駆動用走行輪6に伝達され、該走行輪6は案内軌
条2の上面板2aに乗って転動する。前部のガイドユニ
ット3aの機枠には、4つのガイドローラ7a,7b,
7c,7dが案内軌条2の垂直壁2bの左右両側面を挟
むように設けられている。後部のガイドユニット3bに
おける機枠11には、案内軌条2の上面板2aに乗って
転動するアイドラ走行輪8を設けると共に、案内軌条2
の垂直壁2bの左右両側面を挟むガイドローラ9a,9
b,9c,9dが設けられている。
すると、符号1は断面略I字状の案内軌条2に載置され
て走行する走行車両の走行機体で、符号3a,3bは前
記走行機体1の下面に配置された前後一対のガイドユニ
ットであり、一方のガイドユニット3aの機枠10には
正逆回転可能な駆動モータ4からの動力を変速機構5を
介して駆動用走行輪6に伝達され、該走行輪6は案内軌
条2の上面板2aに乗って転動する。前部のガイドユニ
ット3aの機枠には、4つのガイドローラ7a,7b,
7c,7dが案内軌条2の垂直壁2bの左右両側面を挟
むように設けられている。後部のガイドユニット3bに
おける機枠11には、案内軌条2の上面板2aに乗って
転動するアイドラ走行輪8を設けると共に、案内軌条2
の垂直壁2bの左右両側面を挟むガイドローラ9a,9
b,9c,9dが設けられている。
【0009】これらガイドローラの構成についてさらに
詳しく説明すると、図3に示すように、各機枠10,1
1の上下部のフランジにボルトにて固着された平面視略
ハ字状の水平アーム12,12の先端部に回動支軸13
を介して揺動アーム14を水平回動自在に取付けし、こ
の各揺動アーム14の両先端部に前記各ガイドローラを
回転自在に取付けするものである。
詳しく説明すると、図3に示すように、各機枠10,1
1の上下部のフランジにボルトにて固着された平面視略
ハ字状の水平アーム12,12の先端部に回動支軸13
を介して揺動アーム14を水平回動自在に取付けし、こ
の各揺動アーム14の両先端部に前記各ガイドローラを
回転自在に取付けするものである。
【0010】そして、前部のガイドユニット3aは、そ
の機枠10と軸支部15を介して走行機体1の進行方向
前寄り部位に水平回動可能に連結し、後部のガイドユニ
ット3bは、その機枠11と軸支部16を介して走行機
体1の進行方向後寄り部位に水平回動可能に連結するの
である。なお、前記軸支部15,16は幅寸法(2L
1)の走行機体1の左右中心線上にあるものとする。換
言すると、前部のガイドユニット3aはその前寄り部位
の左右一対のガイドローラ7a,7bよりも前方に位置
する軸支部15の垂直軸線を中心に走行機体1に対して
水平回動可能であり、後部のガイドユニット3bはその
後寄り部位の左右一対のガイドローラ9c,9dよりも
後方に位置する軸支部16の垂直軸線を中心に走行機体
1に対して水平回動可能となるものである。
の機枠10と軸支部15を介して走行機体1の進行方向
前寄り部位に水平回動可能に連結し、後部のガイドユニ
ット3bは、その機枠11と軸支部16を介して走行機
体1の進行方向後寄り部位に水平回動可能に連結するの
である。なお、前記軸支部15,16は幅寸法(2L
1)の走行機体1の左右中心線上にあるものとする。換
言すると、前部のガイドユニット3aはその前寄り部位
の左右一対のガイドローラ7a,7bよりも前方に位置
する軸支部15の垂直軸線を中心に走行機体1に対して
水平回動可能であり、後部のガイドユニット3bはその
後寄り部位の左右一対のガイドローラ9c,9dよりも
後方に位置する軸支部16の垂直軸線を中心に走行機体
1に対して水平回動可能となるものである。
【0011】なお、走行機体1の上面には、荷物Wを載
置し且つ進行方向に対して横向きに荷物Wを搬送できる
駆動モータ内蔵型のコンベヤローラ17を設けてある。
符号19は荷物Wが横に落下しないようにするストッパ
であり、電磁ソレノイド等のアクチェータ18によりス
トッパ19が上下出没動する構成である。この構成によ
り、走行機体1が平面視で例えば左に湾曲する案内軌条
2に沿って走行するときには、走行機体1の左右中心に
ある軸支部15,16の回りに前部及び後部のガイドユ
ニット3a,3bが水平回動するので、各ガイドユニッ
ト3a,3bの大部分が走行機体1の左右中心線より旋
回外側に偏倚するから、その各ガイドユニット3a,3
bにおけるガイドローラ7c,7d及びガイドローラ9
c,9dが案内軌条2の左右両側面を挟持する箇所が走
行機体1の左右中心線に対して大きく旋回半径の外側寄
り部位となり、走行車両の旋回による遠心力を効率良く
支えることができ、走行機体1が旋回外側に下向きに傾
斜することを有効に防止できる。
置し且つ進行方向に対して横向きに荷物Wを搬送できる
駆動モータ内蔵型のコンベヤローラ17を設けてある。
符号19は荷物Wが横に落下しないようにするストッパ
であり、電磁ソレノイド等のアクチェータ18によりス
トッパ19が上下出没動する構成である。この構成によ
り、走行機体1が平面視で例えば左に湾曲する案内軌条
2に沿って走行するときには、走行機体1の左右中心に
ある軸支部15,16の回りに前部及び後部のガイドユ
ニット3a,3bが水平回動するので、各ガイドユニッ
ト3a,3bの大部分が走行機体1の左右中心線より旋
回外側に偏倚するから、その各ガイドユニット3a,3
bにおけるガイドローラ7c,7d及びガイドローラ9
c,9dが案内軌条2の左右両側面を挟持する箇所が走
行機体1の左右中心線に対して大きく旋回半径の外側寄
り部位となり、走行車両の旋回による遠心力を効率良く
支えることができ、走行機体1が旋回外側に下向きに傾
斜することを有効に防止できる。
【0012】次に、図4〜図6により、本発明の制御シ
ステムの実施例について説明する。図4は、前記案内軌
条2を平面視にてループ状に敷設した移動経路で、符号
20は第1搬出入部、21は第2搬出入部であり、前記
走行機体1を停止させた状態にて当該走行機体1上と前
記各搬出入部20,21との間で荷物Wの受渡しを実行
するものであり、例えば第1搬出入部20で荷物Wを走
行機体1に載せて走行し、第2搬出入部21にて停止し
た走行機体1上から荷物Wを排出し、空荷の状態にて元
の第1搬出入部20に戻るという閉ループを形成するも
のとする。
ステムの実施例について説明する。図4は、前記案内軌
条2を平面視にてループ状に敷設した移動経路で、符号
20は第1搬出入部、21は第2搬出入部であり、前記
走行機体1を停止させた状態にて当該走行機体1上と前
記各搬出入部20,21との間で荷物Wの受渡しを実行
するものであり、例えば第1搬出入部20で荷物Wを走
行機体1に載せて走行し、第2搬出入部21にて停止し
た走行機体1上から荷物Wを排出し、空荷の状態にて元
の第1搬出入部20に戻るという閉ループを形成するも
のとする。
【0013】図4における符号P1〜P9は後述する板
状の長さ(L)の異なる被検出体22を配置した走行制
御ポイントであり、符号P1は前記第1搬出入部20の
箇所に対する停止位置であると共に、走行機体1の移動
開始基準点となる。P2は第1カーブ箇所の手前で走行
機体1の走行速度を減速させる減速開始点、P3は第2
カーブ箇所の終了箇所で走行機体1の走行速度を加速し
て直線部を高速移動させる加速開始点、P4は前記第2
搬出入部21の手前で走行機体1の走行速度を減速させ
る減速開始点、P5は第2搬出入部21で走行機体1を
停止させる停止点、P6は走行機体1の走行速度を加速
して直線部を高速移動させる加速開始点、P7は第3カ
ーブ箇所の手前で走行機体1の走行速度を減速させる減
速開始点、P8は第4カーブ箇所の終了箇所で走行機体
1の走行速度を加速して直線部を高速移動させる加速開
始点、P9は前記第1搬出入部20の手前で走行機体1
の走行速度を減速させる減速開始点である。
状の長さ(L)の異なる被検出体22を配置した走行制
御ポイントであり、符号P1は前記第1搬出入部20の
箇所に対する停止位置であると共に、走行機体1の移動
開始基準点となる。P2は第1カーブ箇所の手前で走行
機体1の走行速度を減速させる減速開始点、P3は第2
カーブ箇所の終了箇所で走行機体1の走行速度を加速し
て直線部を高速移動させる加速開始点、P4は前記第2
搬出入部21の手前で走行機体1の走行速度を減速させ
る減速開始点、P5は第2搬出入部21で走行機体1を
停止させる停止点、P6は走行機体1の走行速度を加速
して直線部を高速移動させる加速開始点、P7は第3カ
ーブ箇所の手前で走行機体1の走行速度を減速させる減
速開始点、P8は第4カーブ箇所の終了箇所で走行機体
1の走行速度を加速して直線部を高速移動させる加速開
始点、P9は前記第1搬出入部20の手前で走行機体1
の走行速度を減速させる減速開始点である。
【0014】そして、前記各制御ポイントP1〜P9に
は、図2及び図5に示すように、走行機体1の移動方向
に沿う長さ(L)がそれぞれ異なる略水平状の被検出体
22を、案内軌条2の側方にブラケット23を介して固
定する。この場合、前記各被検出体22の長さ(L)
は、移動開始基準点で最も短く、制御ポイント数が増大
するに従って順次長くなるようにしても良いが、アトラ
ンダムに設定しても良く、要するに、全ての被検出体2
2は相互に異なる長さに設定されてあれば良い。
は、図2及び図5に示すように、走行機体1の移動方向
に沿う長さ(L)がそれぞれ異なる略水平状の被検出体
22を、案内軌条2の側方にブラケット23を介して固
定する。この場合、前記各被検出体22の長さ(L)
は、移動開始基準点で最も短く、制御ポイント数が増大
するに従って順次長くなるようにしても良いが、アトラ
ンダムに設定しても良く、要するに、全ての被検出体2
2は相互に異なる長さに設定されてあれば良い。
【0015】他方、走行機体1の機枠10等には、前記
被検出体22の前記長さ(L)を検出するための投光部
と受光部とを備えた光遮断式の検出器24を設ける。こ
の検出器24では、被検出体22を通過中はONの検出
信号、被検出体22を検出しない箇所ではOFFの検出
信号を出すものとする。また、機能ブロック図(図6参
照)に示すように、走行機体1には、駆動モータ4、変
速機構5、または走行車輪6(8)等に関連させてパル
スエンコーダ(ロータリエンコーダ)25を取付ける。
この場合、案内軌条2に対して移動する走行機体1の両
者間でスリップなどが生じないものとし、パルスエンコ
ーダ25によるパルス数の計数により、走行機体1の移
動距離が計測できるものとする。
被検出体22の前記長さ(L)を検出するための投光部
と受光部とを備えた光遮断式の検出器24を設ける。こ
の検出器24では、被検出体22を通過中はONの検出
信号、被検出体22を検出しない箇所ではOFFの検出
信号を出すものとする。また、機能ブロック図(図6参
照)に示すように、走行機体1には、駆動モータ4、変
速機構5、または走行車輪6(8)等に関連させてパル
スエンコーダ(ロータリエンコーダ)25を取付ける。
この場合、案内軌条2に対して移動する走行機体1の両
者間でスリップなどが生じないものとし、パルスエンコ
ーダ25によるパルス数の計数により、走行機体1の移
動距離が計測できるものとする。
【0016】次に、本発明の制御手段50による制御態
様について、図6の制御手段50の機能ブロック図を参
照しながら説明する。符号27は前記パルスエンコーダ
25のパルス信号数を計数するためのパルスカウンタで
あり、符号28は前記検出器24によるON・OFFの
信号を計数することにより、走行機体1が通過した制御
ポイントが、移動開始基準点P1から何番目の制御ポイ
ントであるかを知るための制御ポイントの番地カウンタ
である。そして、走行機体1が移動開始基準点(P1)
に位置するとき、移動開始基準点チェック回路32から
リセット信号を出すと、パルスカウンタ27及び番地カ
ウンタ28の計数は零にリセットされるので、走行機体
1が移動開始基準点(P1)から走行し始めると、前記
両カウンタ27,28の計数量が零から順次増大する。
様について、図6の制御手段50の機能ブロック図を参
照しながら説明する。符号27は前記パルスエンコーダ
25のパルス信号数を計数するためのパルスカウンタで
あり、符号28は前記検出器24によるON・OFFの
信号を計数することにより、走行機体1が通過した制御
ポイントが、移動開始基準点P1から何番目の制御ポイ
ントであるかを知るための制御ポイントの番地カウンタ
である。そして、走行機体1が移動開始基準点(P1)
に位置するとき、移動開始基準点チェック回路32から
リセット信号を出すと、パルスカウンタ27及び番地カ
ウンタ28の計数は零にリセットされるので、走行機体
1が移動開始基準点(P1)から走行し始めると、前記
両カウンタ27,28の計数量が零から順次増大する。
【0017】符号29はパルスエンコーダ25のパルス
信号と検出器24のON・OFF信号とを入力してアン
ド信号を出力するアンド回路であり、このアンド回路2
9の出力信号を被検出体パルス数カウンタ30に入力
し、ここで各制御ポイントごとの被検出体の長さをパル
ス信号数として計数する。被検出体特定メモリ31に
は、前記番地カウンタ28からの信号と被検出体パルス
数カウンタ30との信号をセットにして入力することに
より、各制御ポイントの番地とそのポイントにおける被
検出体の長さとのデータを記憶させる。
信号と検出器24のON・OFF信号とを入力してアン
ド信号を出力するアンド回路であり、このアンド回路2
9の出力信号を被検出体パルス数カウンタ30に入力
し、ここで各制御ポイントごとの被検出体の長さをパル
ス信号数として計数する。被検出体特定メモリ31に
は、前記番地カウンタ28からの信号と被検出体パルス
数カウンタ30との信号をセットにして入力することに
より、各制御ポイントの番地とそのポイントにおける被
検出体の長さとのデータを記憶させる。
【0018】走行機体1のテイーチング走行により、前
記被検出体特定メモリ31に記憶されたデータは、設定
テーブルメモリ33に記憶保存される。このとき、前記
各制御ポイントP1〜P9における被検出体22の長さ
(L)を前記パルスエンコーダ25によるパルス信号と
同じデューティ比で記憶させ、また、その各被検出体2
2の長さのデータと対の関係で各制御ポイントP1〜P
9の番地データも記憶させる。なお、後述の切換回路3
4をテイーチング走行制御(T)に切り換えると、設定
テーブルメモリ33内のデータはクリア(消去)され、
新しいデータが記憶されることになる。
記被検出体特定メモリ31に記憶されたデータは、設定
テーブルメモリ33に記憶保存される。このとき、前記
各制御ポイントP1〜P9における被検出体22の長さ
(L)を前記パルスエンコーダ25によるパルス信号と
同じデューティ比で記憶させ、また、その各被検出体2
2の長さのデータと対の関係で各制御ポイントP1〜P
9の番地データも記憶させる。なお、後述の切換回路3
4をテイーチング走行制御(T)に切り換えると、設定
テーブルメモリ33内のデータはクリア(消去)され、
新しいデータが記憶されることになる。
【0019】また、前記走行機体1のテイーチング走行
時には、切換回路34をテイーチング制御側(T)に切
換えると、パルスカウンタ27の信号と、前記番地カウ
ンタ28との信号とが移動距離メモリ35に入力され
て、移動開始点からの移動距離のデータとして記憶保存
される。符号36は移動距離メモリ35から出力された
移動距離データと、前記各制御ポイントごとの被検出体
22の長さのデータとから、移動開始基準点からの距離
別制御ポイントを判定するための制御ポイント判定メモ
リである。そして、この制御ポイント判定メモリ36で
は、テイーチング走行時に先ず最初に、現在走行機体1
が通過した箇所の制御ポイントの番地(移動開始点から
の順番)をデータとして蓄積する。そして、次の実際の
作業時における走行機体1の走行により、前記各制御ポ
イントにおける被検出体22の長さを、前記被検出体特
定メモリ31に入力されたデータと、設定テーブルメモ
リ33に記憶保存されているデータとを比較回路37で
比較して、実際の作業時における現在通過中の制御ポイ
ントを判定することになる。
時には、切換回路34をテイーチング制御側(T)に切
換えると、パルスカウンタ27の信号と、前記番地カウ
ンタ28との信号とが移動距離メモリ35に入力され
て、移動開始点からの移動距離のデータとして記憶保存
される。符号36は移動距離メモリ35から出力された
移動距離データと、前記各制御ポイントごとの被検出体
22の長さのデータとから、移動開始基準点からの距離
別制御ポイントを判定するための制御ポイント判定メモ
リである。そして、この制御ポイント判定メモリ36で
は、テイーチング走行時に先ず最初に、現在走行機体1
が通過した箇所の制御ポイントの番地(移動開始点から
の順番)をデータとして蓄積する。そして、次の実際の
作業時における走行機体1の走行により、前記各制御ポ
イントにおける被検出体22の長さを、前記被検出体特
定メモリ31に入力されたデータと、設定テーブルメモ
リ33に記憶保存されているデータとを比較回路37で
比較して、実際の作業時における現在通過中の制御ポイ
ントを判定することになる。
【0020】符号38は、各制御ポイントにおける走行
制御態様を予め記憶させた走行制御データメモリで、前
述のように、停止、減速、加速などの各設定速度のデー
タを予めテーブル化して記憶させておくものである。次
に、実際の作業時における走行機体1の走行に際して
は、切換回路34を作業制御側(S)に切り換えて、パ
ルスエンコーダ25及び検出器24の両者を作動させつ
つ移動開始基準位置(P1)から走行開始する。走行機
体1が移動開始基準点(P1)に位置するとき、設定テ
ーブルメモリ33内のデータ(ティーチング時のデー
タ)を参照し、当該移動開始基準点(P1)の被検出体
22の長さを検出することで移動開始基準点チェック回
路32からリセット信号を出すと、パルスカウンタ27
及び番地カウンタ28の計数は零にリセットされるの
で、走行機体1が移動開始基準点P1から走行し始める
と、前記両カウンタ27,28の計数量が零から順次増
大する。
制御態様を予め記憶させた走行制御データメモリで、前
述のように、停止、減速、加速などの各設定速度のデー
タを予めテーブル化して記憶させておくものである。次
に、実際の作業時における走行機体1の走行に際して
は、切換回路34を作業制御側(S)に切り換えて、パ
ルスエンコーダ25及び検出器24の両者を作動させつ
つ移動開始基準位置(P1)から走行開始する。走行機
体1が移動開始基準点(P1)に位置するとき、設定テ
ーブルメモリ33内のデータ(ティーチング時のデー
タ)を参照し、当該移動開始基準点(P1)の被検出体
22の長さを検出することで移動開始基準点チェック回
路32からリセット信号を出すと、パルスカウンタ27
及び番地カウンタ28の計数は零にリセットされるの
で、走行機体1が移動開始基準点P1から走行し始める
と、前記両カウンタ27,28の計数量が零から順次増
大する。
【0021】各制御ポイントP1〜P9を通過するごと
に、被検出体パルス数カウンタ30の信号を被検出体特
定メモリ31に入力し、設定テーブルメモリ33のデー
タと照合(比較)し、制御ポイント判定メモリ36にて
現在通過中の制御ポイントを判定する。次いで、前記パ
ルスカウンタ27からの信号(移動距離に対応するパル
ス信号数)と、前記制御ポイント判定メモリ36からの
出力信号とを判定回路39に入力し、これにより、現在
走行中の走行機体1が通過した制御ポイントを誤りなく
特定し、判定回路39からの所定の値の信号から走行制
御データメモリ38内の設定速度データのうち所定の値
を速度指令判別回路40にて判別し、駆動モータ4の駆
動回路(図示せず)に出力するのである。
に、被検出体パルス数カウンタ30の信号を被検出体特
定メモリ31に入力し、設定テーブルメモリ33のデー
タと照合(比較)し、制御ポイント判定メモリ36にて
現在通過中の制御ポイントを判定する。次いで、前記パ
ルスカウンタ27からの信号(移動距離に対応するパル
ス信号数)と、前記制御ポイント判定メモリ36からの
出力信号とを判定回路39に入力し、これにより、現在
走行中の走行機体1が通過した制御ポイントを誤りなく
特定し、判定回路39からの所定の値の信号から走行制
御データメモリ38内の設定速度データのうち所定の値
を速度指令判別回路40にて判別し、駆動モータ4の駆
動回路(図示せず)に出力するのである。
【0022】なお、図6の制御回路に代えて、中央処理
装置(CPU)と読み出し専用メモリ(ROM)と随時
読み書き可能メモリ(RAM)と、入出力インターフェ
イスとタイマー等とを備えたマイクロコンピュータの制
御手段により、所定の制御プログラムに応じて前述と略
同様な制御を実行するように構成しても良い。
装置(CPU)と読み出し専用メモリ(ROM)と随時
読み書き可能メモリ(RAM)と、入出力インターフェ
イスとタイマー等とを備えたマイクロコンピュータの制
御手段により、所定の制御プログラムに応じて前述と略
同様な制御を実行するように構成しても良い。
【0023】
【発明の作用・効果】以上要するに、本発明は、移送経
路に沿って走行する移動体に、移動開始基準点からの移
動距離をパルス信号数にて検出するエンコーダと、前記
移送経路に沿って配置された互いに長さの異なる被検出
体をON・OFF検出する1つの検出器とを備える一
方、移動開始基準点から前記各被検出体までの移動体の
移動距離のデータと、前記各被検出体自体の長さのデー
タとを、ティーチング走行時の前記エンコーダによるパ
ルス信号数と、前記各検出器からのON・OFF検出信
号との対比演算により、移動開始基準点から前記各被検
出体までの距離を予め記憶させ、次いで、実際の移動体
の走行時における移動開始基準点からの移動距離のデー
タと、前記記憶させた移動距離のデータ及び各被検出体
の長さのデータとから、所定移送経路の区間ごとの走行
速度制御を実行する制御手段を備えたものであるから、
移動経路に沿って配置した被検出体の数のいかんに拘ら
ず、1つのパルスエンコーダと1つの検出器と制御手段
だけを備えれば良く、また制御手段における制御プログ
ラム(制御回路)を変更することなく、移動体の加速、
減速、一定速度保持、停止状態等の走行速度の制御をい
かようにも設定できると共に、構成が至極簡単にでき、
且つコストも低減できるという効果も奏するのである。
路に沿って走行する移動体に、移動開始基準点からの移
動距離をパルス信号数にて検出するエンコーダと、前記
移送経路に沿って配置された互いに長さの異なる被検出
体をON・OFF検出する1つの検出器とを備える一
方、移動開始基準点から前記各被検出体までの移動体の
移動距離のデータと、前記各被検出体自体の長さのデー
タとを、ティーチング走行時の前記エンコーダによるパ
ルス信号数と、前記各検出器からのON・OFF検出信
号との対比演算により、移動開始基準点から前記各被検
出体までの距離を予め記憶させ、次いで、実際の移動体
の走行時における移動開始基準点からの移動距離のデー
タと、前記記憶させた移動距離のデータ及び各被検出体
の長さのデータとから、所定移送経路の区間ごとの走行
速度制御を実行する制御手段を備えたものであるから、
移動経路に沿って配置した被検出体の数のいかんに拘ら
ず、1つのパルスエンコーダと1つの検出器と制御手段
だけを備えれば良く、また制御手段における制御プログ
ラム(制御回路)を変更することなく、移動体の加速、
減速、一定速度保持、停止状態等の走行速度の制御をい
かようにも設定できると共に、構成が至極簡単にでき、
且つコストも低減できるという効果も奏するのである。
【0024】そして、本発明によれば、移動開始基準点
から被検出体迄の移動距離のデータと、被検出体の長さ
のデータとのセットによるデータを予めティーチングし
て記憶させたものと、実際の移動体が通過する被検出体
箇所(制御ポイント)のデータ(移動距離と被検出自体
の長さのデータ)との再度の検証、比較を実行すること
から、移動中の当該移動体の現在位置の特定が確実とな
り、ひいては被検出体の位置する箇所を開始点とする制
御ポイントの検出誤りがなくなるので、走行制御の信頼
性が格段に向上するという効果を奏するのである。
から被検出体迄の移動距離のデータと、被検出体の長さ
のデータとのセットによるデータを予めティーチングし
て記憶させたものと、実際の移動体が通過する被検出体
箇所(制御ポイント)のデータ(移動距離と被検出自体
の長さのデータ)との再度の検証、比較を実行すること
から、移動中の当該移動体の現在位置の特定が確実とな
り、ひいては被検出体の位置する箇所を開始点とする制
御ポイントの検出誤りがなくなるので、走行制御の信頼
性が格段に向上するという効果を奏するのである。
【図1】走行機体の側面図である。
【図2】図1のII−II線矢視正面図である。
【図3】図1の III−III 線要部平面図である。
【図4】移動経路及び制御ポイントを示す図である。
【図5】被検出体と検出器とを示す要部平面図である。
【図6】制御手段の機能ブロック図である。
1 走行機体 2 案内軌条 3a,3b ガイドユニット 6,8 走行車輪 10,11 機枠 12 水平アーム 14 揺動アーム 15,16 軸支部 22 被検出体 24 検出器 25 パルスエンコーダ 50 制御手段
Claims (1)
- 【請求項1】 移送経路に沿って走行する移動体に、移
動開始基準点からの移動距離をパルス信号数にて検出す
るエンコーダと、前記移送経路に沿って配置された互い
に長さの異なる被検出体をON・OFF検出する1つの
検出器とを備える一方、移動開始基準点から前記各被検
出体までの移動体の移動距離のデータと、前記各被検出
体自体の長さのデータとを、ティーチング走行時の前記
エンコーダによるパルス信号数と、前記各検出器からの
ON・OFF検出信号との対比演算により、移動開始基
準点から前記各被検出体までの距離を予め記憶させ、次
いで、実際の移動体の走行時における移動開始基準点か
らの移動距離のデータと、前記記憶させた移動距離のデ
ータ及び各被検出体の長さのデータとから、所定移送経
路の区間ごとの走行速度制御を実行する制御手段を備え
たことを特徴とする移動体の走行制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4343769A JPH06195122A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 移動体の走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4343769A JPH06195122A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 移動体の走行制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06195122A true JPH06195122A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18364101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4343769A Pending JPH06195122A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 移動体の走行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06195122A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08151117A (ja) * | 1994-11-29 | 1996-06-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 検査ユニット及び検査装置 |
JP2008090511A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Shinko Electric Co Ltd | 搬送システム |
JP2009039743A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Komatsu Ltd | パネル排出装置 |
JP2015036326A (ja) * | 2013-08-13 | 2015-02-23 | 村田機械株式会社 | 搬送車システム |
FR3056971A1 (fr) * | 2016-10-04 | 2018-04-06 | Gebo Packaging Solutions France | Deplacement de produits dans une ligne |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP4343769A patent/JPH06195122A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08151117A (ja) * | 1994-11-29 | 1996-06-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 検査ユニット及び検査装置 |
JP2008090511A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Shinko Electric Co Ltd | 搬送システム |
JP2009039743A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Komatsu Ltd | パネル排出装置 |
JP2015036326A (ja) * | 2013-08-13 | 2015-02-23 | 村田機械株式会社 | 搬送車システム |
FR3056971A1 (fr) * | 2016-10-04 | 2018-04-06 | Gebo Packaging Solutions France | Deplacement de produits dans une ligne |
WO2018065722A1 (fr) * | 2016-10-04 | 2018-04-12 | Gebo Packaging Solutions France | Deplacement de produits dans une ligne |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981110 |