JPH0619263Y2 - くし形フイルタ - Google Patents

くし形フイルタ

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JPH0619263Y2
JPH0619263Y2 JP14804285U JP14804285U JPH0619263Y2 JP H0619263 Y2 JPH0619263 Y2 JP H0619263Y2 JP 14804285 U JP14804285 U JP 14804285U JP 14804285 U JP14804285 U JP 14804285U JP H0619263 Y2 JPH0619263 Y2 JP H0619263Y2
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JP
Japan
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signal
signals
luminance
correlation
delay
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Application number
JP14804285U
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English (en)
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JPS6257492U (ja
Inventor
弘行 志保沢
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、NTSC方式のカラー複合映像信号の搬送色
信号成分と輝度信号成分とを分離するくし形フィルタに
関するものである。
NTSC方式においては、輝度信号(Y信号)は0〜
4.2MHzに分布しており、色信号(C信号)は3.
58MHz±500KHzに分布している。両者は同一
帯域内を周波数インターリーブの関係で共有しており、
映像を再生するためにはまずこの2種の信号を分離する
必要がある。
〔考案の技術的背景及びその問題点〕
従来のくし形フィルタは第3図に示すように構成されて
いた。同図において、1は通常1H遅延線で構成される
1水平走査期間に対応する遅延時間を有する遅延手段、
2は遅延手段1を通過前と後の信号を加算する加算器、
3は遅延手段1を通過前と後の信号を減算する減算器で
あり、カラー複合映像信号が入力されると加算器2及び
減算器3の出力にY信号及びC信号がそれぞれ取り出さ
れる。
より詳細には、今、遅延手段1がC信号の帯域のみを通
すものとすると、第4図(a)に示すような複合映像信号
aが遅延手段1に入力されると、その出力には第4図
(b)に示すような信号bが出力され、加算器2による信
号a及びbの加算によって加算器2の出力には第4図
(c)に示すようなY信号が取り出される。
第4図(c)に示すY信号は図から判るように立ち上り部
及び立ち下り部に1水平走査期間(1H)分、垂直相関
のない部分でC信号が残ってしまい、これがそのまま再
生されるとテレビ画面にドット妨害が発生する。なお、
垂直相関とは、連続する各走査ラインにおける画面上で
の垂直方向での相関を意味し、上述のくし形フィルタは
この垂直相関のあることを利用してY信号及びC信号の
分離をしているため、垂直相関のない部分ではY信号中
に色信号が混じってしまい分離が行えないことになる。
〔考案の目的〕
本考案は上述した従来のものの欠点を除去するためにな
されたもので、垂直相関のないところでもY信号及びC
信号を分離することのできるくし形フィルタを提供する
ことを目的としている。
〔考案の概要〕
1水平走査期間に対応する遅延時間を有する2つの遅延
手段を用いて2つの輝度信号を取り出し、この2つの輝
度信号を切換えることによって、垂直相関のない部分で
も色信号が混入しない輝度信号を得ることができ、この
ことにより垂直相関のない部分でのドット妨害が大幅に
軽減されるようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すブロック図であり、図
において、10a,10bは1水平走査期間に対応する
遅延時間を有する1H遅延線で構成された複合映像信号
の帯域を有する遅延手段、11a,11b,13bは加
算器、12a,12b,13aは減算器、14a,14
bはローパスフィルタ(LPF)、15はスイッチであ
る。
複合映像信号は遅延手段10aに入力され、遅延手段1
0bには遅延手段10aを通過した後に入力される。加
算器11aは遅延手段10aの通過前後の複合映像信号
を、加算器11bは遅延手段10bの通過前後の複合映
像信号をそれぞれ加算して各加算器11a,11bの出
力に輝度信号を取り出す。減算器12aは遅延手段10
aの通過前後の複合映像信号を、減算器12bは遅延手
段10bの通過前後の複合映像信号をそれぞれ減算して
各減算器12a,12bの出力に色信号を取り出す。各
減算器12a,12bの出力に取り出される色信号はL
PF14a,14bをそれぞれ通されて相関信号が得ら
れる。この相関信号は、一方の入力に加算器11a,1
1bからの輝度信号がそれぞれ入力されている減算器1
3a、加算器13bの他方の入力にそれぞれ入力され、
減算器13a、加算器13bの出力がLPF14aの出
力の相関信号により切換えられる切換手段としてのスイ
ッチ15により選択されて輝度信号が送出される。
上記減算器12a,12b及びLPF14a,14b
は、各遅延手段の入出力信号の差信号の低域成分を取り
出して相関信号を得る相関信号生成手段を構成してい
る。
次に、本考案の作用について説明する。
今、カラー複合映像信号Aが第2図(a)に示すような信
号であるとすると、遅延手段10aにより加算器11a
の出力に得られる輝度信号Bは第2図(b)に示すように
なり、遅延手段10bにより加算器11bの出力に得ら
れる輝度信号Cは第2図(c)に示すようになる。そし
て、遅延手段10a,10bにより減算器12a,12
bの出力に得られる色信号がLPF14a,14bを通
過されることにより第2図(d),(e)に示すような相関信
号D,Eが得られる。減算器13aの出力の信号Fは第
2図(b),(d)に示す信号B,Dの減算したものでその波
形は第2図(f)のようになり、加算器13bの出力の信
号Gは第2図(g)のようになる。
信号Dは垂直相関のないときのみ出るので、スイッチ1
5は通常信号Fを選択していて信号Dが現われたとき信
号Gを選択するようにLPF14aの出力の信号Dによ
り制御され、スイッチ15の出力には、第2図(h)に示
すような輝度信号Hが得られる。輝度信号Hは図から明
らかなように垂直相関のないところであっても色信号が
残留しておらず、輝度信号中への色信号の残留によるド
ット発生が解消される。
なお、図示実施例では、2つの遅延手段10a,10b
により得られる2つの輝度信号をスイッチ15によって
切換えて色信号の残留しない輝度信号を得ているが、実
際には、相関信号の大きさにより2つの輝度信号の割り
合いを変えるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、1水平走査期間
に対応する遅延時間を有する2つの遅延手段を用いて2
つの輝度信号を取り出し、この2つの輝度信号を切換え
ることによって、垂直相関のない部分でも色信号が混入
しない輝度信号を得ることができ、このことにより垂直
相関のない部分でのドット妨害が大幅に軽減されるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるくし形フィルタの一実施例を示す
ブロック図、第2図は第1図中の各部の信号波形を示す
タイミングチャート図、第3図は従来のくし形フィルタ
の一例を示すブロック図、及び第4図は第3図中の各部
の信号波形を示すタイミングチャート図である。 10a,10b……遅延手段、11a,11b,13b
……加算器、12a,12b,13a……減算器、14
a,14b……LPF。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々が1水平走査期間に対応する遅延時間
    を有する相互に縦続接続された2つの遅延手段と、 前記各遅延手段の入出力信号の和をとり輝度信号を得る
    加算器と、 前記各遅延手段の入出力信号の差信号の低域成分を取り
    出して相関信号を得る相関信号生成手段と、 前記輝度信号の一方と対応する相関信号との差信号、又
    は前記輝度信号の他方と対応する相関信号との和信号の
    一方を選択出力し、該選択している側に対応する相関信
    号により、他方を選択するように切り換えられる切換手
    段とを備え、 該切換手段の出力にドット妨害のない輝度信号を得るよ
    うにした ことを特徴とするくし形フィルタ。
JP14804285U 1985-09-30 1985-09-30 くし形フイルタ Expired - Lifetime JPH0619263Y2 (ja)

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JPS6257492U JPS6257492U (ja) 1987-04-09
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