JP2833550B2 - 映像混合増幅装置 - Google Patents

映像混合増幅装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像混合増幅装置に
関し、特にテレビジョン装置において複数の映像信号を
キー信号に従って合成処理する映像混合増幅装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の映像混合増幅装置の例と
しては、実開昭64−54485号公報に開示の技術が
あり、この技術によれば、予め輝度信号と色度信号とが
時分割多重化されたコンポーネントデジタル形式の2つ
の入力映像信号を、入力キー信号に従って混合処理する
ものである。
【0003】図5にその具体的構成例を示し、図6に1
つの入力映像信号のコンポーネント形式を示している。
入力映像信号Aは、図6の左側に示される様に、予め輝
度成分AY1,AY2,…と色度成分AC1,AC2,…とが互
いに時分割多重化されてコンポーネントデジタル形式で
あり、輝度信号リサンプル回路12と色度信号リサンプ
ル回路13へ夫々入力される。
【0004】これ等リサンプル回路12,13において
は、時分割多重化された輝度成分と色度成分とが、図6
の右側に示される様に、夫々分離されて導出されること
になる。
【0005】入力映像信号Bに関しても輝度信号リサン
プル回路14及び色度信号リサンプル回路15により夫
々輝度成分と色度成分とが分離されて導出されるように
なっている。
【0006】乗算回路7では、入力映像信号Aの輝度成
分AY と入力キー信号Kとが乗算され、乗算回路9で
は、入力映像信号Bの輝度成分BY と入力キー信号Kの
反転回路5による反転キー信号とが乗算される。
【0007】入力キー信号Kは低減ろ波回路3により帯
域制限された帯域制限キー信号KCとなって出力されて
いる。乗算回路8はこの帯域で制限キー信号KC と入力
信号Aの色度信号AC とを乗算し、乗算回路10は帯域
制限キー信号KC の反転回路6による反転出力と入力映
像信号Bの色度信号BC とを乗算する。
【0008】乗算回路7及び8の出力は混合回路16に
て混合され、また乗算回路9及び10の出力は混合回路
17にて混合される。これ等両混合出力は加算回路18
において加算されてキー信号Kに従った混合映像出力と
なって外部へ導出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した従来の技
術においては、入力映像信号A,Bが図6に示した如き
コンポーネントデジタル形式であるために、コンポジッ
ト形式の入力映像信号には対応できないものである。け
だし、コンポジット形式では、変調された色度信号が輝
度信号に加算されているために、輝度/色度信号を分離
する方式(図5ではリサンプル回路となっている)が相
違するため、図5の回路にコンポジット形式の映像信号
を適用することはできない。
【0010】仮に、図5の回路において、コンポジット
形式に対応した輝度/色度信号分離回路や混合回路を用
いたとしても、一度分離した輝度/色度信号は完全に元
通りに戻すことは不可能であるために、画質劣化を招来
することになる。その理由は、輝度/色度信号を分離す
る際に、フィルタを用いて分離することによるものであ
る。
【0011】本発明の目的は、コンポジット形式の入力
映像信号に対して画質劣化を生じない様に混合処理可能
とした映像混合増幅装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1及
び第2のコンポジット映像信号を入力キー信号に従って
混合する映像混合増幅装置であって、前記第1のコンポ
ジット映像信号と前記入力キー信号とを乗算する第1の
乗算回路と、前記第2のコンポジット映像信号と前記入
力キー信号の反転出力とを乗算する第2の乗算回路と、
前記第1及び第2のコンポジット映像信号から色度信号
を夫々分離する第1及び第2の色度信号分離回路と、前
記入力キー信号の帯域制限後のキー信号と前記入力キー
信号とを減算する減算手段と、この減算出力と前記第1
の色度信号分離回路の出力とを乗算する第3の乗算手回
路と、前記減算出力の反転信号と前記第2の色度信号分
離回路の出力とを乗算する第4の乗算手回路と、前記第
1〜第4の乗算回路の出力を加算して映像混合出力とす
る加算回路とを含むことを特徴とする映像混合増幅装置
が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の作用について述べる。従
来例の図5における輝度信号リサンプル回路12,14
は使用せず、また色度信号リサンプル回路13,15の
代りに色度信号分離回路を用い、輝度信号の分離は行わ
ずコンポジット形式のままでキー信号との乗算を行う。
色度信号に関しては、色度信号用に帯域制限(低域ろ
波)したキー信号と元の入力キー信号との差分をとった
信号を用いて乗算を行う。
【0014】すなわち、色度信号をキー処理する際に、
低域ろ波したキー信号を用いて生じる映像信号の差分を
元のコンポジット信号に加算することになり、よって入
力信号の輝度信号と色度信号とを分離し再多重すること
による画質劣化を最小限に抑えるようにしている。
【0015】以下、図面を用いて本発明の実施例につき
説明する。
【0016】図1は本発明の実施例のブロック図であ
る。図1において、入力映像信号A,Bは共にコンポジ
ット形式であり、入力キー信号Kに従って混合処理され
る。第1の入力映像信号A(図2の波形では(a)で示
す)はコンポジット形式のまま乗算回路7にて入力キー
信号K(図2の波形では(c)で示す)と乗算される。
【0017】第2の入力映像信号B(図2の波形では
(b)で示されている)はコンポジット形式のまま乗算
回路8により入力キー信号Kの反転回路5による反転キ
ー信号と乗算される。
【0018】入力キー信号Kは、輝度信号と色度信号と
の帯域の違いを考慮して当該キー信号による合成を良好
に行うために、低域ろ波回路3にて帯域制限される。こ
の帯域制限後のキー信号(図2の波形では(d)で示さ
れている)と入力キー信号とは減算回路4にて減算さ
れ、この減算出力(図2の波形では(g)で示されてい
る)は反転回路6にて反転される。
【0019】入力映像信号A,Bは、色度信号分離回路
1,2にて夫々色度信号(図2の波形では(e),
(f)として夫々示されている)が分離される。入力映
像信号Aの色度信号は乗算回路8にて減算回路5の出力
と乗算され、入力映像信号Bの色度信号は乗算回路10
にて反転回路6の出力と乗算される。
【0020】これ等4つの乗算回路7〜10の出力(図
3の波形では(h)〜(k)で示されている)は加算回
路11にて加算され、混合映像出力(図3の波形では
(l)として示されている)として導出される。
【0021】図2,3の波形例において、入力映像信号
A,Bの各波形を(a),(b)の如くであるとする。
尚、点線は、判り易くするために輝度成分を示すものと
し、Pはペデスタルレベルを指すものとする。
【0022】更に、補捉すると、入力映像信号A,Bの
違いは、輝度成分が異なる(点線がペデスタルレベルP
に対して異なるレベルとなっている)ことと、色度信号
の位相が180゜反転している(変調色度信号の振幅の
中心線を対称に上下レベル方向に反転している)ことで
ある。
【0023】また、入力キー信号Kを(c)の波形とす
ると、その低域ろ波回路3による帯域制限波形は(d)
の如くなり立上りが緩やかになる。よって減算回路4に
よる差成分は(g)の如くなる。
【0024】乗算回路7,9の各乗算出力は図3の
(h),(i)の如くなる。また色度信号分離回路1,
2の各出力は色度信号のみが(e),(f)の如く分離
されたものとなり、よって乗算回路8,10の各乗算出
力は(j),(k)の如くなる。これ等乗算出力(h)
〜(k)は加算器11で加算され(l)に示す波形とな
って出力される。
【0025】ここで、参考のためにコンポジット映像信
号A,Bとキー信号K,その反転信号とを夫々乗算した
乗算回路7,9の出力のみを加算した場合には、図3の
(m)の波形の如き混合出力が得られるが、これは色度
信号の帯域を全く考慮せずにコンポジット信号にキー信
号をそのまま乗算した結果である。
【0026】この(m)の波形は(l)の波形に比較し
て色度信号の変化の仕方が滑らかでないことが判る。こ
の滑らかでないことは、すなわち色度信号が帯域を超え
ていることを示すものであり、結果的にドットクロール
等の画質劣化を招来することになる。
【0027】これを防止するために、本発明では、色度
信号に対するキー処理の際に、キー信号を低域ろ波回路
3で帯域制限して図2の(k)の如くより滑らかな波形
とすることで、キー処理部分の画質を向上するようにし
ているのである。
【0028】さてここで、従来技術の系統を参考にして
コンポジット形式に対応した場合について考えてみる
と、輝度信号/色度信号を夫々分離し、輝度信号同士,
色度信号同士をキー処理してまた元へ戻すことになる
が、この時キー信号が傾斜を持っていない平らな部分で
は、キー信号を低域ろ波してもしなくてもキー信号とし
ては全く変化しない。にもかかわらず、映像信号は輝度
/色度信号を常に分離してまた元へ戻すということをし
ている。コンポジット信号においては輝度/色度を完全
に分離することは不可能なため、これが画質劣化につな
がることになるのである。
【0029】更に、図4を用いて本発明の実施例の効果
について詳述する。そのために、図5の従来例との比較
を行いつつ述べる。この場合、入力信号A,Bの各輝度
成分をAY ,BY 、各色度成分をAC ,BC とし、キー
信号をKC とする。そして、キー信号の反転成分等をK
C 等の上部にバーを付して正相成分と区別するようにす
る。
【0030】先ず、図5の従来例においては、加算回路
18の出力として図4の最上部の式で示され、各乗算及
び加算が夫々図5の各乗算回路,加算回路,混合回路と
対応して明記されている。
【0031】この従来例の出力式において、AY ,BY
,AC ,BC の各成分は輝度/色度分離処理にて得ら
れたものであり、前述した如く、これ等の分離は正確に
行うことは困難であり、互いに若干の洩れ込み(YのC
への洩れ込み,CのYへの洩れ込み)を伴うために、こ
れ等が画質劣化の原因となるのである。
【0032】上記式を図4における,,の如く順
次変形していくと、最下段の式となり、これはすなわち
図1の本発明の実施例における加算回路11の出力lと
なることが判る。この式から判る様に、本発明では、輝
度/色度の分離は行わず、コンポジット形式のまま
(A,B)で処理し、色度信号の帯域に合わせたキー処
理のみ色度信号AC ,BC で行っているので、キー信号
の差分(KC −K)やその反転成分の項以外の項には画
質劣化の要因がないので、全体として図5の従来例に比
し画質は劣化しないということになる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、コンポジット信号をそ
のまま用いることができるので、いわゆるY/C分離が
不要となり画質劣化を伴わないという効果がある。
【0034】また、色度信号の帯域に合わせたキー信号
を用いて色度信号のキー処理をその帯域内に限定するよ
うにしているので、キーイング時の画質が劣化しないと
いう効果がある。
【0035】更に、色度信号用キー信号として帯域を制
限したものを元のキー信号との差分を用いているので、
コンポジット形式においてキー信号が平らな部分におい
ても、元のコンポジット信号の画質劣化をせずに処理で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】図1のブロックの各部動作波形図である。
【図3】図1のブロックの各部動作波形図である。
【図4】本発明の実施例の効果を従来例との比較におい
て明確とするための説明図である。
【図5】従来の映像混合処理装置のブロック図である。
【図6】図5のブロックにおける入力映像信号のコンポ
ーネント形式を示す図である。
【符号の説明】
1,2 色度信号分離回路 3 低域ろ波回路 4 減算回路 5,6 反転回路 7〜10 乗算回路 11 加算回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のコンポジット映像信号を
    入力キー信号に従って混合する映像混合増幅装置であっ
    て、前記第1のコンポジット映像信号と前記入力キー信
    号とを乗算する第1の乗算回路と、前記第2のコンポジ
    ット映像信号と前記入力キー信号の反転出力とを乗算す
    る第2の乗算回路と、前記第1及び第2のコンポジット
    映像信号から色度信号を夫々分離する第1及び第2の色
    度信号分離回路と、前記入力キー信号の帯域制限後のキ
    ー信号と前記入力キー信号とを減算する減算手段と、こ
    の減算出力と前記第1の色度信号分離回路の出力とを乗
    算する第3の乗算手回路と、前記減算出力の反転信号と
    前記第2の色度信号分離回路の出力とを乗算する第4の
    乗算手回路と、前記第1〜第4の乗算回路の出力を加算
    して映像混合出力とする加算回路とを含むことを特徴と
    する映像混合増幅装置。
  2. 【請求項2】 前記減算手段は、前記入力キー信号を帯
    域制限する帯域制限回路と、この帯域制限回路の出力と
    前記入力キー信号とを減算する減算回路とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の映像混合増幅装置。
  3. 【請求項3】 前記帯域制限回路は低域ろ波器であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の映像混合増幅装置。
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