JPH0632450B2 - 信号処理回路 - Google Patents
信号処理回路Info
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- JPH0632450B2 JPH0632450B2 JP60274944A JP27494485A JPH0632450B2 JP H0632450 B2 JPH0632450 B2 JP H0632450B2 JP 60274944 A JP60274944 A JP 60274944A JP 27494485 A JP27494485 A JP 27494485A JP H0632450 B2 JPH0632450 B2 JP H0632450B2
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- JP
- Japan
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- signal
- color
- color television
- output
- frame memory
- Prior art date
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複合カラーテレビジョン信号の信号処理回路
に係り、特にＮＴＳＣ方式の複合カラーテレビジョン信
号から輝度信号と色信号を分離するＹ／Ｃ分離回路に好
適な信号処理回路に関する。
に係り、特にＮＴＳＣ方式の複合カラーテレビジョン信
号から輝度信号と色信号を分離するＹ／Ｃ分離回路に好
適な信号処理回路に関する。
ＮＴＳＣ方式の複合カラーテレビジョン信号は、隣合っ
たライン間またはフレーム間で色信号の位相が反転して
いるという性質がある。したがって、入力した複合カラ
ーテレビジョン信号に対し、ライン間またはフレーム間
で減算することにより色信号を、加算することにより輝
度信号を、それぞれ分離することができる。フレーム間
の加減算は時間方向の演算であり、画像が静止している
静止画の場合には、解像度劣化のない理想的な分離を行
うことができる。しかし、画像に動きのある動画の場合
には、時間方向に相関が小さくなるため、フレーム間の
演算を行うと画像劣化が生じる。一方、ライン間の加減
算は、垂直方向の演算であるため、垂直方向の解像度が
若干劣化する。しかし、人間の視覚特性上、動画に対し
ては高い解像度を必要とせず、実用上問題とならない。
たライン間またはフレーム間で色信号の位相が反転して
いるという性質がある。したがって、入力した複合カラ
ーテレビジョン信号に対し、ライン間またはフレーム間
で減算することにより色信号を、加算することにより輝
度信号を、それぞれ分離することができる。フレーム間
の加減算は時間方向の演算であり、画像が静止している
静止画の場合には、解像度劣化のない理想的な分離を行
うことができる。しかし、画像に動きのある動画の場合
には、時間方向に相関が小さくなるため、フレーム間の
演算を行うと画像劣化が生じる。一方、ライン間の加減
算は、垂直方向の演算であるため、垂直方向の解像度が
若干劣化する。しかし、人間の視覚特性上、動画に対し
ては高い解像度を必要とせず、実用上問題とならない。
このことを利用したＹ／Ｃ分離回路として、フレームメ
モリの入出力の差によって画像の動きを検出し、この動
きが小さいときにはフレーム相関を利用して分離（以
下、フレームくし形フイルタと称する。）し、大きいと
きには垂直相関を利用して分離（以下、ラインくし形フ
イルタと称する。）する、いわゆる動き適応型のＹ／Ｃ
分離回路が知られている。その例として、特開昭５８−
１１５９９５号公報に記載のものがある。
モリの入出力の差によって画像の動きを検出し、この動
きが小さいときにはフレーム相関を利用して分離（以
下、フレームくし形フイルタと称する。）し、大きいと
きには垂直相関を利用して分離（以下、ラインくし形フ
イルタと称する。）する、いわゆる動き適応型のＹ／Ｃ
分離回路が知られている。その例として、特開昭５８−
１１５９９５号公報に記載のものがある。
上記従来例におけるＹ／Ｃ分離の方法は例えば第２図の
ように表わすことができる。このブロック図において、
ビデオ信号の流れを実線で示し、制御信号の流れを破線
で示す。
ように表わすことができる。このブロック図において、
ビデオ信号の流れを実線で示し、制御信号の流れを破線
で示す。
フレームくし形フィルタ１７は１フレームメモリ１４の
入力信号と出力信号とを係数器でそれぞれ1/2倍して両
者の差分をとり、減算器からの出力をバンドパスフィル
タ（以下ＢＰＦと記す）２０を介して混合器２２に供給
する構成とされている。
入力信号と出力信号とを係数器でそれぞれ1/2倍して両
者の差分をとり、減算器からの出力をバンドパスフィル
タ（以下ＢＰＦと記す）２０を介して混合器２２に供給
する構成とされている。
また、１フレームメモリ１４の出力がＢＰＦ１６を介し
てラインくし形フィルタ１９に供給され、その出力が混
合器２２に供給される。この混合器２２では制御信号ｋ
により、静止画の時はフレームくし形フィルタ１７によ
り分離された色信号CFが、動画の時はラインくし形フィ
ルタ１９により分離された色信号CLが出力される。この
制御信号ｋは動き検出及び制御回路１５において１フレ
ームメモリ１４の入力信号と出力信号から求められ、混
合器２２に供給される。混合器２２より出力された色信
号Ｃを１フレームメモリ１４の出力信号を遅延回路１８
により遅延された信号から減算器２３によって減算する
ことにより輝度信号Ｙを得る。
てラインくし形フィルタ１９に供給され、その出力が混
合器２２に供給される。この混合器２２では制御信号ｋ
により、静止画の時はフレームくし形フィルタ１７によ
り分離された色信号CFが、動画の時はラインくし形フィ
ルタ１９により分離された色信号CLが出力される。この
制御信号ｋは動き検出及び制御回路１５において１フレ
ームメモリ１４の入力信号と出力信号から求められ、混
合器２２に供給される。混合器２２より出力された色信
号Ｃを１フレームメモリ１４の出力信号を遅延回路１８
により遅延された信号から減算器２３によって減算する
ことにより輝度信号Ｙを得る。
さらに従来例においては、フレーム相関を利用したノイ
ズ低減を行なうために１フレームメモリ１４の入力と出
力との差分を求め、この差分に動きに応じた非線形変換
を行ない、入力信号から減算することによりノイズを低
減するようなノイズ低減回路１３が設けられていた。
ズ低減を行なうために１フレームメモリ１４の入力と出
力との差分を求め、この差分に動きに応じた非線形変換
を行ない、入力信号から減算することによりノイズを低
減するようなノイズ低減回路１３が設けられていた。
従来技術においては、静止画時に分離された輝度信号Ｙ
は第３図に示すように、水平，垂直の２次元周波数領域
上でａとｂを合わせた部分となる。ここで、ａの部分に
は静止画の情報というのは含まれておらず、ノイズ分の
みが存在する。
は第３図に示すように、水平，垂直の２次元周波数領域
上でａとｂを合わせた部分となる。ここで、ａの部分に
は静止画の情報というのは含まれておらず、ノイズ分の
みが存在する。
これは、色信号Ｃについては、フレームくし形フイルタ
１７の出力信号に対し、ＢＰＦ２０によって水平方向に
帯域を制限することにより、色信号Ｃからａの部分に取
り除いているが、輝度信号Ｙについては、その様なａの
部分の取り除かれた色信号Ｃを遅延回路１８の出力信号
（複合カラーテレビジョン信号）から減算器２３によっ
て減算することにより、輝度信号Ｙを得ており、その結
果として、輝度信号Ｙにａの部分が含まれてしまうこと
になるからである。
１７の出力信号に対し、ＢＰＦ２０によって水平方向に
帯域を制限することにより、色信号Ｃからａの部分に取
り除いているが、輝度信号Ｙについては、その様なａの
部分の取り除かれた色信号Ｃを遅延回路１８の出力信号
（複合カラーテレビジョン信号）から減算器２３によっ
て減算することにより、輝度信号Ｙを得ており、その結
果として、輝度信号Ｙにａの部分が含まれてしまうこと
になるからである。
したがって、ノイズによる画質劣化を防ぐためには上記
ａの部分を取り除くようなノイズ低減回路１３を別に設
ける必要があり、これによって回路規模が増大するとい
う問題があった。
ａの部分を取り除くようなノイズ低減回路１３を別に設
ける必要があり、これによって回路規模が増大するとい
う問題があった。
上記目的を達成するために、本発明では、入力されたカ
ラーテレビジョン信号を少なくとも１フレーム遅延させ
るフレームメモリと、入力された前記カラーテレビジョ
ン信号と前記フレームメモリによって遅延されたカラー
テレビジョン信号とを用い、時間方向の相関演算を行な
って時間方向にのみ帯域を制限することにより、色信号
を分離する時間方向処理回路と、入力された前記カラー
テレビジョン信号または前記フレームメモリによって遅
延されたカラーテレビジョン信号を用い、水平及び垂直
方向の相関演算を行なって水平及び垂直方向に帯域を制
限することにより、色信号を分離する水平，垂直方向処
理回路と、前記時間方向処理回路によって分離された色
信号と前記水平，垂直方向処理回路によって分離された
色信号とを、画像の動きに応じて混合する混合器と、入
力された前記カラーテレビジョン信号または前記フレー
ムメモリによって遅延されたカラーテレビジョン信号か
ら、前記混合器によって混合された色信号を減算して、
輝度信号を出力する演算器と、備えたようにした。
ラーテレビジョン信号を少なくとも１フレーム遅延させ
るフレームメモリと、入力された前記カラーテレビジョ
ン信号と前記フレームメモリによって遅延されたカラー
テレビジョン信号とを用い、時間方向の相関演算を行な
って時間方向にのみ帯域を制限することにより、色信号
を分離する時間方向処理回路と、入力された前記カラー
テレビジョン信号または前記フレームメモリによって遅
延されたカラーテレビジョン信号を用い、水平及び垂直
方向の相関演算を行なって水平及び垂直方向に帯域を制
限することにより、色信号を分離する水平，垂直方向処
理回路と、前記時間方向処理回路によって分離された色
信号と前記水平，垂直方向処理回路によって分離された
色信号とを、画像の動きに応じて混合する混合器と、入
力された前記カラーテレビジョン信号または前記フレー
ムメモリによって遅延されたカラーテレビジョン信号か
ら、前記混合器によって混合された色信号を減算して、
輝度信号を出力する演算器と、備えたようにした。
本発明では、入力されたカラーテレビジョン信号は、フ
レームメモリと水平，垂直処理回路と時間方向処理回路
とに供給される。水平，垂直処理回路では、水平及び垂
直方向の相関演算を行なって水平及び垂直方向に帯域を
制限することにより、色信号CLを分離して出力する。こ
れにより、動画用の色信号CLを得る。
レームメモリと水平，垂直処理回路と時間方向処理回路
とに供給される。水平，垂直処理回路では、水平及び垂
直方向の相関演算を行なって水平及び垂直方向に帯域を
制限することにより、色信号CLを分離して出力する。こ
れにより、動画用の色信号CLを得る。
また、時間方向処理回路では、入力されたカラーテレビ
ジョン信号とフレームメモリによって遅延されたカラー
テレビジョン信号とを用い、時間方向の相関演算を行な
っても時間方向にのみ帯域を制限することにより、色信
号CFを分離して出力する。これにより、静止画像の色信
号CFを得る。
ジョン信号とフレームメモリによって遅延されたカラー
テレビジョン信号とを用い、時間方向の相関演算を行な
っても時間方向にのみ帯域を制限することにより、色信
号CFを分離して出力する。これにより、静止画像の色信
号CFを得る。
混合器では、画像の動きに応じて、動画時には色信号CL
を、静止画時には色信号CFを、より多く含むように混合
し、色信号Ｃ′として出力する。これにより、動画、静
止画の何れの場合でも画質劣化の少ない最適な色信号を
得ることができる。
を、静止画時には色信号CFを、より多く含むように混合
し、色信号Ｃ′として出力する。これにより、動画、静
止画の何れの場合でも画質劣化の少ない最適な色信号を
得ることができる。
演算器では、元のカラーテレビジョン信号から色信号
Ｃ′を減算することにより、輝度信号Ｙを得る。
Ｃ′を減算することにより、輝度信号Ｙを得る。
即ち、従来例では、静止画用の時間方向処理回路（即
ち、第２図に示したフレームくし形フイルタ１７）の後
に、水平方向に帯域を制限する水平方向処理回路（即
ち、第２図に示したＢＰＦ２０）が設けられていたが、
本発明では、この水平方向処理回路を削除することによ
り、静止画時において、時間方向にのみ帯域を制限する
時間方向処理回路からの色信号を、水平方向に帯域を制
限することなくそのまま（即ち、色信号から第３図に示
したａの部分を取り除くことなく、色信号に含ませたま
ま）、演算器において、元のカラーテレビジョン信号か
ら減算して、輝度信号を得ているため、輝度信号からの
ａの部分を取り除くことができる。従って、輝度信号か
らａの部分を取り除くためのノイズ低減回路を別に設け
る必要がない。
ち、第２図に示したフレームくし形フイルタ１７）の後
に、水平方向に帯域を制限する水平方向処理回路（即
ち、第２図に示したＢＰＦ２０）が設けられていたが、
本発明では、この水平方向処理回路を削除することによ
り、静止画時において、時間方向にのみ帯域を制限する
時間方向処理回路からの色信号を、水平方向に帯域を制
限することなくそのまま（即ち、色信号から第３図に示
したａの部分を取り除くことなく、色信号に含ませたま
ま）、演算器において、元のカラーテレビジョン信号か
ら減算して、輝度信号を得ているため、輝度信号からの
ａの部分を取り除くことができる。従って、輝度信号か
らａの部分を取り除くためのノイズ低減回路を別に設け
る必要がない。
以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。ビデ
オ信号を実線で、制御信号を破線で示す。同図におい
て、１は複合カラーテレビジョン信号の入力端子を、２
は１フレームメモリを、３は動き検出及び制御回路を、
４はラインくし形フィルタ回路を、５はフレームくし形
フィルタ回路を、６，８，９は遅延回路を、７はＢＰＦ
を、１０は混合器を、１１は減算器を、１２は輝度信号
Ｙの出力端子を示す。ここでは、複合カラーテレビジョ
ン信号としてＮＴＳＣ方式を例にとり説明する。
オ信号を実線で、制御信号を破線で示す。同図におい
て、１は複合カラーテレビジョン信号の入力端子を、２
は１フレームメモリを、３は動き検出及び制御回路を、
４はラインくし形フィルタ回路を、５はフレームくし形
フィルタ回路を、６，８，９は遅延回路を、７はＢＰＦ
を、１０は混合器を、１１は減算器を、１２は輝度信号
Ｙの出力端子を示す。ここでは、複合カラーテレビジョ
ン信号としてＮＴＳＣ方式を例にとり説明する。
ＮＴＳＣ方式では、ライン間、あるいはフレーム間で色
信号の位相が反転しているため、ライン間、またはフレ
ーム間で差をとることにより色信号を、和をとることで
輝度信号をそれぞれ取り出すことができる。
信号の位相が反転しているため、ライン間、またはフレ
ーム間で差をとることにより色信号を、和をとることで
輝度信号をそれぞれ取り出すことができる。
第１図において、フレームくし形フイルタ５は例えば第
４図に示すような構成とする。減算器２５によって１フ
レームメモリ２の入出力の差により色信号を分離し、係
数器２６を介して1/2倍された色信号を遅延回路８へ供
給する。このようして、時間方向の相関演算を行う。遅
延回路８によって遅延量を調節された色信号CFは混合器
１０へと供給される。これにより、静止画用の色信号CF
を得る。
４図に示すような構成とする。減算器２５によって１フ
レームメモリ２の入出力の差により色信号を分離し、係
数器２６を介して1/2倍された色信号を遅延回路８へ供
給する。このようして、時間方向の相関演算を行う。遅
延回路８によって遅延量を調節された色信号CFは混合器
１０へと供給される。これにより、静止画用の色信号CF
を得る。
ラインくし形フイルタ４は第５図にような構成とし、減
算器２８によって１Ｈ遅延回路２７の入出力の差により
色信号を分離し、係数器２９を介して1/2倍された色信
号をＢＰＦ７へ供給する。このようにして垂直方向の相
関演算を行う。
算器２８によって１Ｈ遅延回路２７の入出力の差により
色信号を分離し、係数器２９を介して1/2倍された色信
号をＢＰＦ７へ供給する。このようにして垂直方向の相
関演算を行う。
ＢＰＦ７は、一般に良く知られているように、例えば、
互いに直列に接続された画素単位で遅延する複数個の遅
延回路と、入力信号と各遅延回路の出力信号をそれぞれ
係数倍する複数個の係数器と、各係数器の出力信号を適
宜加算または減算する複数個の演算器と、から成るトラ
ンスバーサル型フイルタで構成され、入力信号を各遅延
回路で順次遅延し、その入力信号と各遅延回路の出力信
号をそれぞれ係数器で係数倍した後、各々の信号を演算
器で適宜加算または減算して、水平方向の相関演算を行
って、水平方向に帯域の制限された色信号CLを混合器１
０へ供給する。即ち、ＢＰＦ７は、後段の減算器１１に
おいて複合カラーテレビジョン信号から色信号を減算し
て輝度信号を得る際に、輝度信号の低域成分を損なうこ
とのないように、色信号の存在する３、５８ＭＨｚを中
心とする信号成分のみを通過させる。これにより、動画
用の色信号CLを得る。
互いに直列に接続された画素単位で遅延する複数個の遅
延回路と、入力信号と各遅延回路の出力信号をそれぞれ
係数倍する複数個の係数器と、各係数器の出力信号を適
宜加算または減算する複数個の演算器と、から成るトラ
ンスバーサル型フイルタで構成され、入力信号を各遅延
回路で順次遅延し、その入力信号と各遅延回路の出力信
号をそれぞれ係数器で係数倍した後、各々の信号を演算
器で適宜加算または減算して、水平方向の相関演算を行
って、水平方向に帯域の制限された色信号CLを混合器１
０へ供給する。即ち、ＢＰＦ７は、後段の減算器１１に
おいて複合カラーテレビジョン信号から色信号を減算し
て輝度信号を得る際に、輝度信号の低域成分を損なうこ
とのないように、色信号の存在する３、５８ＭＨｚを中
心とする信号成分のみを通過させる。これにより、動画
用の色信号CLを得る。
ここで、ラインくし形フィルタ４は１Ｈ遅延回路を１個
だけ持つような基本的な構成としたが、１Ｈ遅延回路を
複数持ち、各ラインに重み付けをして分離する構成や、
垂直相関を判定して分離する方法を切り換えるような構
成でも良い。
だけ持つような基本的な構成としたが、１Ｈ遅延回路を
複数持ち、各ラインに重み付けをして分離する構成や、
垂直相関を判定して分離する方法を切り換えるような構
成でも良い。
混合器１０の構成を第６図に示す。これは次式により色
信号Ｃ′を合成するものである。
信号Ｃ′を合成するものである。
Ｃ′＝ｋCL＋（１−ｋ）CF ＝ｋ（CL−CF）＋CF 減算器３０によりCLとCFの減算を行い、これを係数器３
１を介してｋ倍し、加算器３３によって遅延回路３２を
介して遅延されたCFと加算することにより混合された色
信号Ｃ′を得る。この制御信号ｋは動き検出及び制御回
路３で発生されるもので、動き検出及び制御回路の一例
を第７図に示す。同図で、１フレームメモリ２の出力は
クロマインバータ３５によって色成分のみが反転され減
算器３６によって１フレームメモリ２の入力を遅延回路
３４により遅延した信号と減算され、その差分が非線形
変換回路３７によって、０≦ｋ≦１の制御信号ｋに変換
され遅延回路９を介して混合器１０へ供給される。動き
検出及び制御回路３は第７図の構成に限ったものではな
い。
１を介してｋ倍し、加算器３３によって遅延回路３２を
介して遅延されたCFと加算することにより混合された色
信号Ｃ′を得る。この制御信号ｋは動き検出及び制御回
路３で発生されるもので、動き検出及び制御回路の一例
を第７図に示す。同図で、１フレームメモリ２の出力は
クロマインバータ３５によって色成分のみが反転され減
算器３６によって１フレームメモリ２の入力を遅延回路
３４により遅延した信号と減算され、その差分が非線形
変換回路３７によって、０≦ｋ≦１の制御信号ｋに変換
され遅延回路９を介して混合器１０へ供給される。動き
検出及び制御回路３は第７図の構成に限ったものではな
い。
混合器１０からは、静止画（ｋ＝０）の時にはCFが、動
画（ｋ＝１）の時にはCLが出力される。混合器１０から
の出力Ｃ′を減算器１１により、複合カラーテレビジョ
ン信号から減算することで輝度信号Ｙが取り出され、輝
度信号出力端子１２へ出力される。また、色信号Ｃは混
合器１０の出力をＢＰＦで水平方向に帯域を制限するこ
とにより得ることができる。
画（ｋ＝１）の時にはCLが出力される。混合器１０から
の出力Ｃ′を減算器１１により、複合カラーテレビジョ
ン信号から減算することで輝度信号Ｙが取り出され、輝
度信号出力端子１２へ出力される。また、色信号Ｃは混
合器１０の出力をＢＰＦで水平方向に帯域を制限するこ
とにより得ることができる。
以上本実施例によれば、静止画時において分離された輝
度信号Ｙは第３図に示すａの部分を含まないので、ノイ
ズ低減回路を別に設けることなくノイズによる劣化の少
ない画像を得ることができる。
度信号Ｙは第３図に示すａの部分を含まないので、ノイ
ズ低減回路を別に設けることなくノイズによる劣化の少
ない画像を得ることができる。
以下、本発明の他の実施例を第８図を用いて説明する。
ビデオ信号を実線で、制御信号を破線で示す。同図にお
いて、３８はラインくし形フィルタ回路を、３９はフレ
ームくし形フィルタ回路を、４０は遅延回路を、４１は
混合器を示す。１フレームメモリ２、動き検出及び制御
回路３は、構成，機能ともに第１図のそれと同じもので
ある。また、混合器４１も構成は第１図の混合器１０と
同じとする。フレームくし形フィルタ４１の構成を第９
図に示す。１フレームメモリ２の入力と出力を加算器４
２で加算することにより輝度信号を分離し、係数器４３
で1/2倍して輝度信号YFとして混合器４１へ供給する。
ビデオ信号を実線で、制御信号を破線で示す。同図にお
いて、３８はラインくし形フィルタ回路を、３９はフレ
ームくし形フィルタ回路を、４０は遅延回路を、４１は
混合器を示す。１フレームメモリ２、動き検出及び制御
回路３は、構成，機能ともに第１図のそれと同じもので
ある。また、混合器４１も構成は第１図の混合器１０と
同じとする。フレームくし形フィルタ４１の構成を第９
図に示す。１フレームメモリ２の入力と出力を加算器４
２で加算することにより輝度信号を分離し、係数器４３
で1/2倍して輝度信号YFとして混合器４１へ供給する。
第１０図にラインくし形フィルタ３８の一例を示す。減
算器４６で１Ｈ遅延回路４４の入力と出力の差分をと
り、ローパスフィルタ４７を介して加算器４８へ供給す
る。また、加算器４５で１Ｈ遅延回路４８の入力と出力
の和をとり加算器４８へ供給する。加算器４８の出力
は、係数器４９で1/2倍され輝度信号YFとして混合器４
１へ供給される。ラインくし形フィルタ３８の構成は第
１０図に限ったものではない。
算器４６で１Ｈ遅延回路４４の入力と出力の差分をと
り、ローパスフィルタ４７を介して加算器４８へ供給す
る。また、加算器４５で１Ｈ遅延回路４８の入力と出力
の和をとり加算器４８へ供給する。加算器４８の出力
は、係数器４９で1/2倍され輝度信号YFとして混合器４
１へ供給される。ラインくし形フィルタ３８の構成は第
１０図に限ったものではない。
混合器４１からは制御信号ｋに応じて混合された輝度信
号が出力され、輝度信号出力端子１２へ供給される。
号が出力され、輝度信号出力端子１２へ供給される。
以上、本実施例によっても第１図の場合と同様の効果を
得ることができる。
得ることができる。
また、第１図，第８図の実施例においては、１フレーム
間でフレームくし形フィルタ処理を行なう構成を述べた
が、複数の１フレームメモリを持ち、数フレームの信号
を用いて分離するような構成でも良い。
間でフレームくし形フィルタ処理を行なう構成を述べた
が、複数の１フレームメモリを持ち、数フレームの信号
を用いて分離するような構成でも良い。
〔発明の効果〕 本発明によれば、静止画時において分離された輝度信号
Ｙとは、第３図ａの部分つまり水平周波数と時間周波数
の２次元周波数領域における画像情報のない部分を含ま
ないので、約３dBノイズを低減できる。
Ｙとは、第３図ａの部分つまり水平周波数と時間周波数
の２次元周波数領域における画像情報のない部分を含ま
ないので、約３dBノイズを低減できる。
したがって、別にノイズ低減回路を設ける必要がないた
め、回路規模が増大することなくＳ／Ｎの良好な画像を
得ることができる。
め、回路規模が増大することなくＳ／Ｎの良好な画像を
得ることができる。
第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は従来
例のブロック図、第３図は分離された輝度信号と色信号
の帯域を示す説明図、第４図，第９図はフレームくし形
フィルタのブロック図、第５図，第１０図はラインくし
形フィルタのブロック図、第６図は混合器のブロック
図、第７図は動き検出及び制御回路のブロック図、第８
図は本発明の他の実施例のブロック図である。 ２…１フレームメモリ ３…動き検出及び制御回路 ４，３８…ラインくし形フィルタ回路 ５，３９…フレームくし形フィルタ回路 ７…バンドパスフィルタ １０，４１…混合器 １１…減算器
例のブロック図、第３図は分離された輝度信号と色信号
の帯域を示す説明図、第４図，第９図はフレームくし形
フィルタのブロック図、第５図，第１０図はラインくし
形フィルタのブロック図、第６図は混合器のブロック
図、第７図は動き検出及び制御回路のブロック図、第８
図は本発明の他の実施例のブロック図である。 ２…１フレームメモリ ３…動き検出及び制御回路 ４，３８…ラインくし形フィルタ回路 ５，３９…フレームくし形フィルタ回路 ７…バンドパスフィルタ １０，４１…混合器 １１…減算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平畠 茂 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 杉山 雅人 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 勝又 賢治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】入力されたカラーテレビジョン信号から、
輝度信号を分離して出力する信号処理回路において、入
力された前記カラーテレビジョン信号を少なくとも１フ
レーム遅延させるフレームメモリと、入力された前記カ
ラーテレビジョン信号と前記フレームメモリによって遅
延されたカラーテレビジョン信号とを用い、時間方向の
相関演算を行なって時間方向にのみ帯域を制限すること
により、色信号を分離する時間方向処理回路と、入力さ
れた前記カラーテレビジョン信号または前記フレームメ
モリによって遅延されたカラーテレビジョン信号を用
い、水平及び垂直方向の相関演算を行なって水平及び垂
直方向に帯域を制限することにより、色信号を分離する
水平，垂直方向処理回路と、前記時間方向処理回路によ
って分離された色信号と前記水平，垂直方向処理回路に
よって分離された色信号とを、画像の動きに応じて混合
する混合器と、入力された前記カラーテレビジョン信号
または前記フレームメモリによって遅延されたカラーテ
レビジョン信号から、前記混合器によって混合された色
信号を減算して、輝度信号を出力する演算器と、を備え
たことを特徴とする信号処理回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60274944A JPH0632450B2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60274944A JPH0632450B2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 信号処理回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62136191A JPS62136191A (ja) | 1987-06-19 |
| JPH0632450B2 true JPH0632450B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=17548727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60274944A Expired - Lifetime JPH0632450B2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 信号処理回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632450B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5097321A (en) * | 1989-04-28 | 1992-03-17 | Accom | Three dimensional adaptive decoding system and method |
| US5083203A (en) * | 1990-05-31 | 1992-01-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Control signal spreader |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58115995A (ja) * | 1981-12-29 | 1983-07-09 | Sony Corp | 信号処理回路 |
| JPS61147697A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-05 | Sony Corp | 輝度信号・色信号分離装置 |
-
1985
- 1985-12-09 JP JP60274944A patent/JPH0632450B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58115995A (ja) * | 1981-12-29 | 1983-07-09 | Sony Corp | 信号処理回路 |
| JPS61147697A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-05 | Sony Corp | 輝度信号・色信号分離装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62136191A (ja) | 1987-06-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |