JP3663613B2 - 映像信号処理装置および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号処理装置および方法に関し、特に、輝度信号または色信号のクロストーク成分をより抑圧するようにした、映像信号処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来のテレビジョン受像機における構成例を表している。チューナ2は、アンテナ1を介して受信した所定のチャンネルの中間周波信号を、映像中間周波(VIF)回路3に出力するようになされている。VIF回路3は、入力された映像中間周波信号を復調し、複合映像信号として、Y/C分離回路4に供給している。Y/C分離回路4は、入力された複合映像信号から、輝度信号(Y信号)とクロマ信号(C信号)とに分離するようになされている。
【0003】
クロマ復調回路5は、Y/C分離回路4より分離されたC信号を復調して、R−Y信号とB−Y信号よりなる色差信号を出力するようになされている。マトリクス回路6は、Y/C分離回路4より入力されたY信号と、クロマ復調回路5より入力されたR−Y信号、およびB−Y信号とから、3原色のR,G,B信号を生成し、CRT7に出力するようになされている。
【0004】
図6は、Y/C分離回路4の構成例を表している。この構成例においては、VIF回路3より出力された複合映像信号が、端子21からラインメモリ22、減算器23,25に供給されるようになされている。ラインメモリ22は、入力された映像信号を1ライン(1水平走査期間)分だけ遅延した後、減算器23に出力している。減算器23は、ラインメモリ22により遅延された信号を、遅延されていない信号から減算し、減算結果をバンドパスフィルタ(BPF)24に供給している。バンドパスフィルタ24は、入力された信号のうち、色副搬送波周波数の3.58MHzの周波数成分を抽出し、端子27からC信号として出力するとともに、減算器25に出力している。減算器25は、端子21より入力された信号から、バンドパスフィルタ24より入力された信号を減算し、端子26からY信号として出力するようになされている。
【0005】
次に、その動作について説明する。チューナ2は、アンテナ1を介して受信した信号の中から、ユーザにより指定されたチャンネルの信号を復調し、その中間周波信号をVIF回路3に出力する。VIF回路3は、入力された中間周波信号を復調し、複合映像信号をY/C分離回路4に出力する。
【0006】
Y/C分離回路4においては、ラインメモリ22により1ライン分だけ遅延された信号が、減算器23において遅延されていない信号から減算され、減算結果が、バンドパスフィルタ24に入力され、3.58MHzの周波数成分(色副搬送波周波数成分)がC信号として分離され、端子27からクロマ復調回路5に供給される。
【0007】
また、バンドパスフィルタ24より出力されたC信号は、減算器25において、端子21から入力された複合映像信号から減算され、Y信号が生成される。このY信号は、端子26からマトリクス回路6に供給される。
【0008】
クロマ復調回路5は、入力されたC信号を復調し、R−Y信号とB−Y信号を生成する。マトリクス回路6は、入力されたY信号、R−Y信号、およびB−Y信号のマトリクス演算を行い、R信号、G信号、およびB信号を生成し、CRT7に出力する。CRT7においては、R,G,B信号に対応する画像が表示される。
【0009】
図6に示すY/C分離回路4は、くし型フィルタ、フィールド内Y/C分離回路、または2次元Y/C分離回路等と称されるが、この方式のY/C分離回路は、回路規模が比較的小さくて済むという長所を有する反面、図7において斜線で示す範囲の周波数成分、すなわち3.58MHzを中心とする水平周波数成分と、525/4cphを中心とする垂直周波数のY信号成分がC信号にクロストークして、クロスカラー妨害を発生する。また、それにともない、図7に示す斜線部分の成分がY信号から失われ、斜め方向の解像度が劣化する。さらに、色の垂直非相関部、水平非相関部において、C信号がY信号にクロストークし、クロスルミナンス妨害(ドット妨害)が発生する。
【0010】
このようなクロスカラー妨害やドット妨害を改善するために、図8に示すような構成が提案されている。この構成例においては、Y/C分離回路4が、図6における場合と同様に構成され、Y/C分離回路4より分離されたY信号が、ベースバンドコムフィルタ31に供給されている。また、クロマ復調回路5より出力されたR−Y信号とB−Y信号も、それぞれベースバンドコムフィルタ32または33に供給されている。
【0011】
ベースバンドコムフィルタ31においては、Y/C分離回路4の減算器25より出力されたY信号が、フレームメモリ41で1フレーム分だけ遅延された後、加算器42に供給され、減算器25より出力された、遅延されていないY信号と加算される。これにより、ドット妨害の除去されたY信号が生成される。
【0012】
また、減算器43は、フレームメモリ41より出力されたY信号を、減算器25より出力されたY信号から減算して、動き検出器44に供給する。動き検出器44は、減算器43から入力された信号からフレーム間の動きを検出し、動きに応じた係数Kを乗算器45と乗算器46に出力する。
【0013】
乗算器46は、減算器25より入力されたY信号に、係数Kを乗算して加算器47に出力する。乗算器45は、加算器42より入力されたドット妨害が除去されたY信号に、係数(1−K)を乗算して、加算器47に出力する。加算器47は、乗算器45と乗算器46より入力された信号を加算し、端子48から出力する。すなわち、端子48の出力Youtは、次式で表される。
Yout=K×YL+(1−K)×YF
【0014】
なお、ここでYLは、減算器25より出力されるY信号であり、YFは、加算器42より出力されるドット妨害の除去されたY信号である。
【0015】
係数Kは、0から1までの間の所定の値に設定され、動画素の場合、K=1とされ、静止画素の場合、K=0とされる。
【0016】
なお、図示は省略するが、ベースバンドコムフィルタ32または33も、ベースバンドコムフィルタ31と実質的に同様の構成とされており、クロマ復調回路5より入力されたR−Y信号またはB−Y信号が、それぞれベースバンドコムフィルタ32または33で処理された後、端子49または50から出力される。
【0017】
この図8に示す構成例の場合、図6に示す構成例に較べて、静止画素におけるドット妨害とクロスカラー妨害を改善することができる。しかしながら、図8のY/C分離回路4で、クロスカラー妨害およびドット妨害となって一旦失われたY信号とC信号の成分は、ベースバンドコムフィルタ31乃至33における処理によっては回復することができず、斜め方向の解像度の劣化や、色の垂直非相関部における色消えの問題を解決することができない。また、動画素においては、ドット妨害とクロスカラー妨害を改善することができない。
【0018】
そこで、クロスカラー妨害およびドット妨害を改善するとともに、一旦失われたY信号とC信号の成分を回復させるようにするために、Y/C分離回路4として、図9に示すような構成が、3次元Y/C分離回路の名称で知られている。
【0019】
この構成例においては、端子21より入力された映像信号が、フィールド内Y/C分離回路61と、フレーム間Y/C分離回路62に入力される。フィールド内Y/C分離回路61においては、図6に示した場合と同様の処理により、バンドパスフィルタ24よりドット妨害の除去されたC信号が出力される。
【0020】
フレーム間Y/C分離回路62は、フィールド内Y/C分離回路61と基本的に同様の構成とされており、バンドパスフィルタ65からC信号が出力される。このバンドパスフィルタ65より出力されるC信号は、静止画素においては、クロスカラーが全く存在しない理想的なC信号となるが、動画素においては、クロスカラー妨害に加えて、二重像の弊害が発生する。このため、動画素においては、フィールド内Y/C分離回路61のバンドパスフィルタ24より出力されたC信号を用いるようにする。
【0021】
そこで、動き検出器66により、減算器64の出力から動きを検出し、動きに対応する係数Kを発生させる。そして、バンドパスフィルタ24の出力するC信号に、乗算器68において係数Kを乗算し、加算器69に出力する。また、乗算器67において、バンドパスフィルタ65の出力に、係数(1−K)を乗算し、加算器69に出力する。加算器69で、乗算器67と乗算器68の出力を加算し、端子70から出力する。この端子70の出力Coutは、次式で表される。
Cout=K×CL+(1−K)×CF
【0022】
なお、CLは、フィールド内Y/C分離回路61のバンドパスフィルタ24の出力するC信号を表し、CFは、フレーム間Y/C分離回路62のバンドパスフィルタ64を出力するC信号を表している。
【0023】
加算器69の出力するC信号は、減算器71に供給され、減算器71は、端子21より入力される映像信号から、このC信号を減算し、端子72からY信号として出力する。
【0024】
この図9に示す方式によれば、静止画素におけるドット妨害とクロスカラー妨害を解決することができるとともに、図7に示す斜線部分のY信号成分が失われず、斜め方向の解像度の劣化や、色の垂直非相関部における色消えも解決することができる。しかしながら、動画素においては、このような効果を得ることができない。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
従来の装置は、このように、静止画素における弊害は除去することが可能であるが、動画素における弊害は、充分除去することができない課題があった。
【0026】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、動画素におけるドット妨害、クロスカラー妨害を解決するとともに、クロスカラー妨害に起因するY信号の成分の劣化、斜め方向の解像度の劣化、色の垂直非相関部における色消えといった課題を改善するものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の映像信号処理装置は、入力される映像信号から輝度信号と色信号とを分離する分離手段と、動画素の分離手段による分離に起因する輝度信号及び色信号の劣化を改善する処理を行なう処理手段とを備え、処理手段は、分離手段により分離された輝度信号と色信号とから第1のタップを抽出する第1の抽出手段と、第2のタップを抽出する第2の抽出手段と、第1のタップに基づいてクラスを分類する分類手段と、分類されたクラスに対応する係数を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されているクラスに対応する係数と、第2のタップとに基づいて、予測値を演算する演算手段とをさらに備え、記憶手段には、動画素の分離手段による分離に起因する劣化を有する輝度信号と、動画素の分離手段による分離に起因する劣化を有する色信号とを用いて予め学習により得られる係数が記憶されることを特徴とする。
【0028】
請求項7に記載の映像信号処理方法は、入力される映像信号から輝度信号と色信号とを分離する分離ステップと、動画素の分離ステップの処理による分離に起因する輝度信号及び色信号の劣化を改善する処理を行なう処理ステップとを含み、処理ステップは、分離手段により分離された輝度信号と色信号とから第1のタップを抽出する第1の抽出ステップと、第2のタップを抽出する第2の抽出ステップと、第1のタップに基づいてクラスを分類する分類ステップと、分類されたクラスに対応する係数を記憶する記憶ステップと、記憶ステップで記憶されているクラスに対応する係数と、第2のタップとに基づいて、予測値を演算する演算ステップとをさらに含み、記憶ステップの処理では、動画素の分離ステップの処理による分離に起因する劣化を有する輝度信号と、動画素の分離ステップの処理による分離に起因する劣化を有する色信号とを用いて予め学習により得られる係数が記憶されることを特徴とする。
【0029】
請求項8に記載の映像信号処理装置は、輝度信号と色信号を含む映像信号を取得する取得手段と、輝度信号と色信号の教師信号を生成する生成手段と、取得手段により取得された映像信号から輝度信号と色信号の信号を分離する分離手段と、分離手段により分離された信号から、第1のタップを抽出する第1の抽出手段と、分離手段により分離された信号から、第2のタップを抽出する第2の抽出手段と、第1のタップのクラスを分類する分類手段と、第2のタップと、教師信号とから、分類されたクラスに対応する係数を演算する演算手段とを備え、動画素が分離手段により分離された信号は、動画素の分離手段による分離に起因する劣化を有し、演算手段は、動画素が分離手段により分離された信号と、係数とに基づき演算される予測値が、教師信号に対して劣化が小さくなるように係数を演算することを特徴とする。
【0030】
請求項13に記載の映像信号処理方法は、輝度信号と色信号を含む映像信号を取得する取得ステップと、輝度信号と色信号の教師信号を生成する生成ステップと、取得ステップで取得された映像信号から輝度信号と色信号の信号を分離する分離ステップと、分離ステップで分離された信号から、第1のタップを抽出する第1の抽出ステップと、分離ステップで分離された信号から、第2のタップを抽出する第2の抽出ステップと、第1のタップのクラスを分類する分類ステップと、第2のタップと、教師信号とから、分類されたクラスに対応する係数を演算する演算ステップとを含み、動画素が分離ステップの処理により分離された信号は、動画素の分離ステップの処理による分離に起因する劣化を有し、演算ステップの処理は、動画素が分離ステップの処理により分離された信号と、係数とに基づき演算される予測値が、教師信号に対して劣化が小さくなるように係数を演算することを特徴とする。
【0031】
請求項1に記載の映像信号処理装置および請求項7に記載の映像信号処理方法においては、入力される映像信号から輝度信号と色信号とが分離され、動画素の分離に起因する輝度信号及び色信号の劣化が改善される処理が行なわれ、分離された輝度信号と色信号とから第1のタップが抽出され、第2のタップが抽出され、第1のタップに基づいてクラスが分類され、分類されたクラスに対応する係数が記憶され、記憶されているクラスに対応する係数と、第2のタップとに基づいて、予測値が演算され、動画素の分離に起因する劣化を有する輝度信号と、動画素の分離に起因する劣化を有する色信号とが用いられて予め学習により得られる係数が記憶される。
【0032】
請求項8に記載の映像信号処理装置および請求項13に記載の映像信号処理方法においては、輝度信号と色信号を含む映像信号が取得され、輝度信号と色信号の教師信号が生成され、取得された映像信号から輝度信号と色信号の信号が分離され、分離された信号から、第1のタップが抽出され、分離された信号から、第2のタップが抽出され、第1のタップのクラスが分類され、第2のタップと、教師信号とから、分類されたクラスに対応する係数が演算され、動画素が分離された信号は、動画素の分離に起因する劣化を有し、動画素が分離された信号と、係数とに基づき演算される予測値が、教師信号に対して劣化が小さくなるように係数が演算される。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定することを意味するものではない。
【0034】
請求項1に記載の映像信号処理装置は、入力される映像信号から輝度信号と色信号とを分離する分離手段(例えば、図1のY/C分離回路4)と、動画素の分離手段による分離に起因する輝度信号及び色信号の劣化を改善する処理を行なう処理手段(例えば、図1のクラス分類適応処理回路101乃至103)とを備え、処理手段は、前記分離手段により分離された輝度信号と色信号とから第1のタップを抽出する第1の抽出手段(例えば、図2の領域抽出部112)と、第2のタップを抽出する第2の抽出手段(例えば、図2の領域抽出部113)と、第1のタップに基づいてクラスを分類する分類手段(例えば、図2のパターン検出部114)と、分類されたクラスに対応する係数を記憶する記憶手段(例えば、図2の係数メモリ116)と、記憶手段に記憶されているクラスに対応する係数と、第2のタップとに基づいて、予測値を演算する演算手段(例えば、図2の予測演算部117)とをさらに備え、記憶手段には、分離手段による分離に起因する劣化を有する輝度信号と、分離手段による分離に起因する劣化を有する色信号とを用いて予め学習により得られる係数が記憶されることを特徴とする。
【0035】
請求項8に記載の映像信号処理装置は、輝度信号と色信号を含む映像信号を取得する取得手段(例えば、図3の加算器135)と、輝度信号と色信号の教師信号を生成する生成手段(例えば、図3の演算回路132)と、取得手段により取得された映像信号から輝度信号と色信号の信号を分離する分離手段(例えば、図3のY/C分離回路139)と、分離手段により分離された信号から、第1のタップを抽出する第1の抽出手段(例えば、図3の領域抽出部140)と、分離手段により分離された信号から、第2のタップを抽出する第2の抽出手段(例えば、図3の領域抽出部141)と、第1のタップのクラスを分類する分類手段(例えば、図3のパターン検出部142)と、第2のタップと、教師信号とから、分類されたクラスに対応する係数を演算する演算手段(例えば、図3の正規方程式生成部145,係数決定部146)とを備え、動画素が分離手段により分離された信号は、動画素の分離手段による分離に起因する劣化を有し、演算手段は、動画素が分離手段により分離された信号と、係数とに基づき演算される予測値が、教師信号に対して劣化が小さくなるように係数を演算することを特徴とする。
【0036】
図1は、本発明を適用した、テレビジョン受像機の構成例を示すブロック図であり、図5における場合と対応する部分には、同一の符号を付してある。すなわち、この構成例においては、Y/C分離回路4より出力されたY信号が、クラス分類適応処理回路101に入力され、その出力が、マトリクス回路6に供給されている。また、クロマ復調回路5より出力されたR−Y信号が、クラス分類適応処理回路102に入力され、その出力が、マトリクス回路6に供給されている。さらに、クロマ復調回路5より出力されたB−Y信号が、クラス分類適応処理回路103に入力され、その出力が、マトリクス回路6に供給されている。その他の構成は、図5における場合と同様である。なお、Y/C分離回路4は、図6に示した場合と同様に構成されている。
【0037】
クラス分類適応処理回路101は、例えば、図2に示すように構成されている。この構成例においては、端子111に、Y/C分離回路4より出力されたY信号が入力されている。領域抽出部112は、端子111に入力されたY信号からクラス分類を行うのに必要な画素で構成されるクラスタップを抽出し、抽出したクラスタップをパターン検出部114に供給している。パターン検出部114は、例えば、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)回路により構成され、入力されたクラスタップのパターンを検出する。クラスコード決定部115は、パターン検出部114の出力からクラスコードを決定し、決定したクラスコードを係数メモリ116に出力している。係数メモリ116には、予め所定の係数(クロストークを除去する演算を行うための係数)が記憶されており、入力されたクラスコードに対応する係数を読み出して、予測演算部117に出力している。
【0038】
領域抽出部113は、端子111から入力されたY信号から、予測演算を行うための画素で構成される予測タップを抽出し、抽出した予測タップを予測演算部117に出力している。予測演算部117は、領域抽出部113より供給された予測タップと、係数メモリ116より供給された係数とを用いて積和演算を行い、演算結果を新たなY信号として、端子118からマトリクス回路6に供給するようになされている。
【0039】
なお、図示は省略するが、クラス分類適応処理回路102およびクラス分類適応処理回路103も、クラス分類適応処理回路101と同様に構成されている。
【0040】
次に、その動作について説明する。チューナ2は、ユーザにより指定された所定のチャンネルの電波を、アンテナ1を介して受信し、その中間周波信号を出力する。VIF回路3は、チューナ2より入力された中間周波信号を復調し、複合映像信号を出力する。Y/C分離回路4は、入力された複合映像信号から、Y信号とC信号とを分離し、クラス分類適応処理回路101と、クロマ復調回路5に出力する。
【0041】
クロマ復調回路5は、入力されたC信号から、R−Y信号とB−Y信号を生成し、それぞれ、クラス分類適応処理回路102またはクラス分類適応処理回路103に供給する。
【0042】
クラス分類適応処理回路101においては、領域抽出部112が、端子111より入力されたY信号からクラスタップを抽出し、パターン検出部114に出力する。パターン検出部114においては、入力されたクラスタップのデータを、次式に従って再量子化する。
ci=(xi−MIN)/(DR/2k)
DR=MAX−MIN+1
【0043】
なお、上記式において、ciは、ADRCコード、xiは、入力画素値、MINは、クラスタップ内の最小値、DRは、クラスタップ内のダイナミックレンジ、MAXは、クラスタップ内の最大値、kは、再量子化ビット数を、それぞれ表す。
【0044】
例えば、クラスタップを構成する各画素が8ビットで構成され、k=2である場合、各画素が2ビットで表されることになる。そして、クラスタップを構成する画素の数が、例えば5個である場合、クラスタップは10個(=2×5)のパターンのいずれかにクラス分類される。
【0045】
クラスコード決定部115は、分類されたクラスに対応するクラスコードを発生する。このクラスコードは、係数メモリ116におけるアドレスに対応するものとされる。係数メモリ116は、クラスコード決定部115より供給されたクラスコード(アドレス)に対応する係数を読み出し、予測演算部117に供給する。
【0046】
領域抽出部113は、端子111より入力されたY信号から予測演算を行うための画素で構成される予測タップを抽出し、予測演算部117に供給する。予測演算部117は、領域抽出部113より供給される予測タップの値をx1乃至xnとし、係数メモリ116より供給される係数をa1乃至anとするとき、次式を演算する。
y=a1x1+a1x1+・・・+anxn
【0047】
係数メモリ116に記憶されている係数は、図3を参照して後述するように、静止画素はもとより動画素におけるドット妨害、クロスカラー妨害を除去し、図7の斜線部分のY信号成分の損失や、斜め方向の解像度の劣化、さらに色の垂直非相関部における色消え等の問題を解決するように学習された係数とされる。その結果、上記式により、演算により求められた画素yは、これらの問題が解決された画素となっている。
【0048】
なお、説明は省略するが、クラス分類適応処理回路102とクラス分類適応処理回路103も、クロマ復調回路5より入力されたR−Y信号またはB−Y信号に対して、同様の処理を行う。
【0049】
マトリクス回路6は、クラス分類適応処理回路101乃至103より入力されたY信号、R−Y信号、およびB−Y信号をマトリクス演算することにより、R信号、G信号、およびB信号を生成する。すなわち、NTSC方式の映像信号の場合、R,G,B信号とY信号は、次の関係を有する。
Y=0.3R+0.59G+0.11B
【0050】
そこで、次式を演算することで、R,G,B信号を、それぞれ生成することができる。
R=R−Y+Y
B=B−Y+Y
G=(Y−0.3R−0.11B)/0.59
【0051】
図3は、係数メモリ116に記憶させる係数を決定するための学習処理を行わせるための回路の構成例を表している。端子131には、例えば、図示せぬビデオカメラより出力されたR,G,B信号が入力されている。演算回路132は、次式を演算することで、Y信号を生成する。
Y=0.3R+0.59G+0.11B
【0052】
演算回路133は、次式を演算することで、R−Y信号を生成する。
R−Y=R−(0.3R+0.59G+0.11B)
【0053】
さらに、演算回路134は、次式を演算することで、B−Y信号を生成する。
B−Y=B−(0.3R+0.59G+0.11B)
【0054】
演算回路133より出力されたR−Y信号は、平衡変調器136に入力され、3.58MHzの周波数のキャリアで平衡変調され、加算器138に供給される。また、演算回路134より出力されるB−Y信号は、90度位相シフトした3.58MHzの周波数のキャリアで、平衡変調器137において平衡変調された後、加算器138に供給される。加算器138は、平衡変調器136と平衡変調器137より入力された信号を加算し、加算器135に出力する。加算器135は、演算回路132より出力されたY信号と、加算器138より出力された、変調されているR−Y信号およびB−Y信号を加算し、複合映像信号を生成し、Y/C分離回路139に出力する。
【0055】
Y/C分離回路139は、入力された複合映像信号からY信号を分離し、領域抽出部140と、領域抽出部141に供給する。このY/C分離回路139は、上述した場合と同様に、例えば、図6に示すように構成することができる。
【0056】
領域抽出部140は、Y/C分離回路139より入力されたY信号からクラスタップを抽出し、パターン検出部142に供給する。領域抽出部140は、図2における領域抽出部112と実質的に同様の構成とすることができる。
【0057】
パターン検出部142は、図2のパターン検出部114と、実質的に同様の構成とされ、領域抽出部140より入力されたクラスタップをADRC処理し、クラス分類処理を行う。クラスコード決定部143は、図2のクラスコード決定部115と同様の構成とされ、パターン検出部142より入力されたクラスに対応するクラスコードを生成し、係数メモリ144に供給する。係数メモリ144は、クラスコード決定部143より入力されるクラスコードに対応する係数を読み出し、正規方程式生成部145に出力する。
【0058】
領域抽出部141は、Y/C分離回路139より入力されたY信号から予測タップを抽出し、正規方程式生成部145に出力する。正規方程式生成部145にはまた、演算回路132より、教師信号(ドット妨害を有しない信号)としてのY信号が供給されている。正規方程式生成部145は、領域抽出部141より入力された予測タップx1乃至xn、係数メモリ144より入力された係数a1乃至an、および演算回路132より供給された教師位置yに対して、最小自乗法を適用して、正規方程式を生成する。そして、係数決定部146は、係数a1乃至anを未知数として、この正規方程式を解き、解けた結果をメモリ147に記憶させる。このメモリ147に記憶された結果が、図2の係数メモリ116に記憶されることになる。
【0059】
R−Y信号またはB−Y信号の処理における係数も、同様にして生成することができる。
【0060】
なお、上記構成例においては、Y信号、R−Y信号、またはB−Y信号を、それぞれクラス分類適応処理回路101乃至103で、個別に処理するようにしたが、これらをまとめて、1つのクラス分類適応処理回路で、クラス分類適応処理することも可能である。
【0061】
図4は、さらに他の構成例を表している。この構成例においては、Y/C分離回路4で分離されたY信号とC信号が、クラス分類適応処理回路161に供給され、まとめてクラス分類適応処理されるようになされている。このようにしても、図1における場合と同様に、相互のクロストーク成分を除去した信号を出力することが可能となる。勿論、この場合の係数は、図1における場合とは異なる係数となる。
【0062】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1に記載の映像信号処理装置および請求項7に記載の映像信号処理方法によれば、入力される映像信号から輝度信号と色信号とを分離し、動画素の分離に起因する輝度信号及び色信号の劣化を改善する処理を行ない、分離した輝度信号と色信号とから第1のタップを抽出し、第2のタップを抽出し、第1のタップに基づいてクラスを分類し、分類したクラスに対応する係数を記憶し、記憶しているクラスに対応する係数と、第2のタップとに基づいて、予測値を演算し、動画素の分離に起因する劣化を有する輝度信号と、動画素の分離に起因する劣化を有する色信号とを用いて予め学習により得られる係数を記憶するようにしたので、静止画素データはもとより、動画素データであっても、そのクロストーク成分を確実に除去することが可能となる。
【0063】
請求項8に記載の映像信号処理装置および請求項13に記載の映像信号処理方法によれば、輝度信号と色信号を含む映像信号を取得し、輝度信号と色信号の教師信号を生成し、取得した映像信号から輝度信号と色信号の信号を分離し、分離した信号から、第1のタップを抽出し、分離した信号から、第2のタップを抽出し、第1のタップのクラスを分類し、第2のタップと、教師信号とから、分類したクラスに対応する係数を演算し、動画素が分離された信号には、動画素の分離に起因する劣化が有されており、動画素が分離された信号と、係数とに基づき演算される予測値が、教師信号に対して劣化が小さくなるように係数を演算するようにしたので、静止画素の場合はもとより、動画素の場合においても、輝度信号と色信号のクロストーク成分を除去することが可能な係数を確実に求めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテレビジョン受像機の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のクラス分類適応処理回路101の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の係数メモリ116における係数の学習を行うための装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した映像信号処理装置の他の構成例を示すブロック図である。
【図5】従来のテレビジョン受像機の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5のY/C分離回路4の構成例を示すブロック図である。
【図7】クロスカラー妨害を説明する図である。
【図8】従来の映像信号処理装置の他の構成例を示すブロック図である。
【図9】図5のY/C分離回路4の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
4 Y/C分離回路, 5 クロマ復調回路, 6 マトリクス回路, 101乃至103 クラス分適応処理回路, 112,113 領域抽出部, 114 パターン検出部, 115 クラスコード決定部, 116 係数メモリ,117 予測演算部, 132乃至134 演算回路, 135 加算器, 139 Y/C分離回路, 140,141 領域抽出部, 142 パターン検出部, 143 クラスコード決定部, 144 係数メモリ, 145 正規方程式生成部, 146 係数決定部, 147 メモリ
Claims (13)
- 入力される映像信号から輝度信号と色信号とを分離する分離手段と、
動画素の前記分離手段による分離に起因する輝度信号及び色信号の劣化を改善する処理を行なう処理手段と
を備え、
前記処理手段は、前記分離手段により分離された輝度信号と色信号とから
第1のタップを抽出する第1の抽出手段と、
第2のタップを抽出する第2の抽出手段と、
前記第1のタップに基づいてクラスを分類する分類手段と、
分類された前記クラスに対応する係数を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記クラスに対応する係数と、前記第2のタップとに基づいて、予測値を演算する演算手段とをさらに備え、
前記記憶手段には、前記動画素の前記分離手段による分離に起因する劣化を有する輝度信号と、前記動画素の前記分離手段による分離に起因する劣化を有する色信号とを用いて予め学習により得られる係数が記憶される
ことを特徴とする映像信号処理装置。 - 前記第1のタップは、クラス分類を行うために必要な画素である
ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 前記第2のタップは、予測演算を行うために必要な画素である
ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 前記動画素の前記分離手段による分離に起因する輝度信号の劣化は、前記輝度信号成分の損失、または、斜め方向の解像度の劣化を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 前記動画素の前記分離手段による分離に起因する色信号の劣化は、垂直非相関部の色消えの劣化を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 前記色信号は、輝度信号をYとし、3原色の信号のうちの赤の信号をR、青の信号をBとするとき、R−Y,B−Y信号であり、前記処理手段は、前記Y信号、R−Y信号、またはB−Y信号を個別に処理する
ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 入力される映像信号から輝度信号と色信号とを分離する分離ステップと、
動画素が前記分離ステップで分離されることにより生じる輝度信号及び色信号の劣化を改善する処理を行なう処理ステップと
を含み、
前記処理ステップは、前記分離手段により分離された輝度信号と色信号とから
第1のタップを抽出する第1の抽出ステップと、
第2のタップを抽出する第2の抽出ステップと、
前記第1のタップに基づいてクラスを分類する分類ステップと、
分類された前記クラスに対応する係数を記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップで記憶されているクラスに対応する係数と、前記第2のタップとに基づいて、予測値を演算する演算ステップとをさらに含み、
前記記憶ステップの処理では、前記動画素の前記分離ステップの処理による分離に起因する劣化を有する輝度信号と、前記動画素の前記分離ステップの処理による分離に起因す る劣化を有する色信号とを用いて予め学習により得られる係数が記憶される
ことを特徴とする映像信号処理方法。 - 輝度信号と色信号を含む映像信号を取得する取得手段と、
前記輝度信号と色信号の教師信号を生成する生成手段と、
前記取得手段により取得された映像信号から輝度信号と色信号の信号を分離する分離手段と、
前記分離手段により分離された信号から、第1のタップを抽出する第1の抽出手段と、
前記分離手段により分離された信号から、第2のタップを抽出する第2の抽出手段と、
前記第1のタップのクラスを分類する分類手段と、
前記第2のタップと、前記教師信号とから、分類された前記クラスに対応する係数を演算する演算手段とを備え、
動画素が前記分離手段により分離された信号は、前記動画素の前記分離手段による分離に起因する劣化を有し、前記演算手段は、前記動画素が前記分離手段により分離された信号と、前記係数とに基づき演算される予測値が、前記教師信号に対して前記劣化が小さくなるように前記係数を演算する
ことを特徴とする映像信号処理装置。 - 前記第1のタップは、クラス分類を行うために必要な画素である
ことを特徴とする請求項8に記載の映像信号処理装置。 - 前記第2のタップは、予測演算を行うために必要な画素である
ことを特徴とする請求項8に記載の映像信号処理装置。 - 前記動画素の前記分離手段による分離に起因する輝度信号の劣化は、前記輝度信号成分の損失、または、斜め方向の解像度の劣化を含む
ことを特徴とする請求項8に記載の映像信号処理装置。 - 前記動画素の前記分離手段による分離に起因する色信号の劣化は、垂直非相関部の色消えの劣化を含む
ことを特徴とする請求項8に記載の映像信号処理装置。 - 輝度信号と色信号を含む映像信号を取得する取得ステップと、
前記輝度信号と色信号の教師信号を生成する生成ステップと、
前記取得ステップで取得された映像信号から輝度信号と色信号の信号を分離する分離ステップと、
前記分離ステップで分離された信号から、第1のタップを抽出する第1の抽出ステップと、
前記分離ステップで分離された信号から、第2のタップを抽出する第2の抽出ステップと、
前記第1のタップのクラスを分類する分類ステップと、
前記第2のタップと、前記教師信号とから、分類された前記クラスに対応する係数を演算する演算ステップとを含み、
動画素が前記分離ステップの処理により分離された信号は、前記動画素の前記分離ステップの処理による分離に起因する劣化を有し、前記演算ステップの処理は、前記動画素が前記分離ステップの処理により分離された信号と、前記係数とに基づき演算される予測値が、前記教師信号に対して前記劣化が小さくなるように前記係数を演算する
ことを特徴とする映像信号処理方法。
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