JP2646680B2 - 補間信号形成回路 - Google Patents

補間信号形成回路

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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段(第1図、第2図) F 作用 G 実施例 G1 全体の説明(第1図) G2 信号処理回路の説明(第2図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 この発明は、いわゆるIDTVのように走査線補間等の高
画質化処理をするテレビジョン受像機で、補間信号を形
成するのに使用して好適な補間信号形成回路に関する。
B 発明の概要 この発明は、動画用補間信号および静止画用補間信号
が、それぞれ動き検出信号に基づいてK倍および1−K
倍とされたのち加算されて補間信号が形成されるものに
おいて、Kの値の最大値が1とならないように制御する
ことにより、画質の改善を図るようにしたものである。
C 従来の技術 第5図は、テレビジョン受像機の一例の構成を示すも
のである。
同図において、入力端子(62)からの映像信号は、A/
D変換器(63)でディジタル信号に変換されたのち、Y/C
分離回路(64)に供給されて輝度信号Yおよび色信号C
に分離される。
Y/C分離回路(64)より出力される輝度信号Yは、走
査線補間回路(65Y)に供給される。Y/C分離回路(64)
より出力される色信号Cは、クロマデコーダ(66)に供
給されて色復調される。このクロマデコーダ(66)より
出力される赤色差信号R−Y、青色差信号B−Yの時分
割信号R−Y/B−Yは、走査線補間回路(65C)に供給さ
れ、この走査線補間回路(65Y),(65C)からは、主走
査線信号Ym,Rm−Ym/Bm−Ymの他に、補間走査線信号Yc,R
c−Yc/Bc−Ycが同時に出力される。
また、Y/C分離回路(64)より出力される輝度信号Y
は、動き検出回路(50)に供給され、この動き検出回路
(50)からの動き検出信号は係数発生器(51)に供給さ
れる。走査線補間回路(65Y),(65C)の係数器のK値
は、この係数発生器(51)で発生され、動き検出信号の
大きさに応じてその値が変えられる。例えば、静止画部
分ではK=0とされ、このKの最大値は1とされる。
走査線補間回路(65Y)は、第6図に示すように構成
される。同図において、Y/C分離回路(64)より供給さ
れる輝度信号Yは遅延線を構成するラインメモリ(60
1)に供給される。このラインメモリ(601)の入力信号
および出力信号は加算器(602)に供給されて加算平均
され、この加算器(602)の出力信号は係数器(603)で
K(K≦1)倍とされたのち加算器(604)に供給され
る。
また、輝度信号Yは遅延線を構成するフィールドメモ
リ(605)に供給される。このフィールドメモリ(605)
での遅延時間は、263Hとされる。このフィールドメモリ
(605)の出力信号は、係数器(606)で(1−K)倍と
されたのち加算器(604)に供給される。
第7図は、時間−垂直面の走査線構造を示す図であ
り、○印は各フィールドの走査線を示している。上述し
た入力信号をh、ラインメモリ(601)の出力信号を
i、フィールドメモリ(605)の出力信号をjとする
と、これら信号h〜jは、第7図に図示する位置関係と
なる。
走査線補間回路(65Y)において、加算器(602)の出
力信号 は動画部分の補間走査線信号ととなると共に、フィール
ドメモリ(605)の出力信号jは静止画部分の補間走査
線信号となる。そのため、加算器(604)からは、動画
部分および静止画部分の補間走査線信号が動きの程度に
応じた割合で加算された補間走査線信号Ycが出力され
る。補間走査線は、第7図の の位置とされる。
また、入力信号hは、そのまま主走査線信号Ymとされ
る。
なお、説明は省略するが、走査線補間回路(65C)も
同様に構成される。
この走査線補間回路(65Y),(65C)より出力される
主走査線信号Ym,Rm−Ym/Bm−Ym、補間走査線信号Yc,Rc
−Yc/Bc−Ycはそれぞれ時間圧縮回路(67Y),(67C)
に供給される。この時間圧縮回路(67Y),(67C)で
は、主走査線信号Ym,Rm−Ym/Bm−Ymと補間走査線信号Y
c,Rc−Yc/Bc−Ycとが、それぞれ1/2に時間軸圧縮されて
連続して出力される。この場合、時間圧縮回路(67C)
からは、赤色差信号と青色差信号とが別々に出力され
る。
時間圧縮回路(67Y),(67C)より出力される倍速の
輝度信号、色差信号は、それぞれD/A変換器(68Y),
(68R),(68B)でアナログ信号とされる。
D/A変換器(68Y),(68R),(68B)より出力される
倍速の輝度信号、色差信号は、それぞれマトリクス回路
(73)に供給される。このマトリクス回路(73)より出
力される倍速の赤、緑、青色信号R,G,Bは、それぞれア
ンプ(74R),(74G),(74B)を介してカラー受像管
(75)に供給され、このカラー受像管(75)には,走査
線数が2倍とされたノンインターレース走査表示がされ
る。
この第5図例のようなテレビジョン受像機は、例えば
NEC技報Vol.41 No.3/1988に記載されている。
D 発明が解決しようとする課題 ところで、この第5図例において、動き検出回路(5
0)における動き検出は、例えば第7図において、iの
信号と1フレーム前の信号lとの差分をとることで行な
われている。そして、この差分信号のレベルが大きいと
きには動画部分とみなされて補間走査線信号は とされ、一方、差分信号のレベルが小さいときには静止
画部分とみなされて補間走査線信号はjとされる。
第8図は、時間−垂直面の走査線構造を示す図であ
り、この図を参照しながら実際の補間例について説明す
る。同図は白地に黒い横線がゆっくり上から下に移動す
る画面の例であり、○印および はそれぞれ白および黒の主走査線、 および はそれぞれ白および黒の補間走査線、 および は灰色の補間走査線である。
同図において、〜,は主走査線であり、,
は補間走査線であり、上述したアルゴリズムに従って補
間を行なたものである。この場合、差分信号|−|
≠0なので、補間走査線は動画モードで補間されて、
灰色となる。一方、差分信号|−|=0なので、補
間走査線は静止画モードで補間されて、白となる。
したがって、矢印P1で示すラインを見ると、灰色の補
間走査線のためにラインフリッカのようなパターンが
形成される。これは矢印P2で示すラインを見ても同じで
ある。また、倍速走査で3ライン幅だったものが、補間
走査線のあるフィールドでは、4ラインに拡大してし
まう。つまり、横線の上下に所定周期でラインフリッカ
のようなパターンが形成されると共に、所定周期で横線
の幅が広くなったり狭くなったりし、画質が劣化する不
都合があった。
そこで、この発明では、上述したような画質劣化を防
止することを目的とするものである。
E 課題を解決するための手段 この発明は、フィールド内処理によって、動画用補間
信号が形成されると共に、フィールド間処理によって静
止画用補間信号が形成され、動画用補間信号および静止
画用補間信号は、それぞれ第1および第2の係数器(50
8Y)および(507Y)で、動き検出信号に基づいてK倍お
よび1−K倍とされたのち加算されて補間信号が形成さ
れる補間信号形成回路であって、K値の最大値が1とな
らないように制御するものである。例えば、K値の最大
値は7/8とされる。
F 作用 例えば上下にゆっくり動く黒い横線の上下に所定周期
でラインフリッカのようなパターンが形成されたり、所
定周期で横線の幅が広くなったり狭くなったりすること
が目立って画質が劣化するのは、完全な動き時に、K値
が1とされ、補間信号がフィールド内処理によって形成
される動画用補間信号成分のみとなるからである。
上述構成においては、完全な動き時であっても、K値
の最大値が1とならず、補間信号には、フィールド間処
理によって形成される静止画用補間信号成分(時間方向
のデータ)も加えるられるので、上述したような画質劣
化が抑制される。
G 実施例 以下、図面を参照しながらこの発明の一実施例につい
て説明する。
G1 全体の説明(第1図) 第1図において、入力端子(1)からの映像信号は、
例えばライン相関を利用したくし形フィルタで構成され
るY/C分離回路(2)に供給されて輝度信号Yおよび色
信号Cに分離される。
Y/C分離回路(2)より出力される輝度信号Yは、A/D
変換器(3Y)でディジタル信号に変換されたのち、信号
処理回路(5Y)に供給される。Y/C分離回路(2)より
出力される色信号Cは、クロマデコーダ(4)に供給さ
れて色復調される。このクロマデコーダ(4)より出力
される赤色差信号R−Y、青色差信号B−Yは、A/D変
換器(3C)でディジタル信号に変換されたのち、時分割
信号R−Y/B−Yとして信号処理回路(5C)に供給され
る。
信号処理回路(5Y),(5C)では、走査線補間等の信
号処理がなされ、この信号処理回路(5Y),(5C)より
出力される倍速の輝度信号、色差信号は、それぞれD/A
変換器(6Y),(6R),(6B)でアナログ信号とされ
る。
(7)はクロック発生回路であり、この発生回路
(7)には映像信号より分離される水平同期信号HDが供
給され、この発生回路(7)からは水平同期信号HDに位
相ロックしたクロックCLKHが出力される。上述したA/D
変換器(3Y),(3C)からD/A変換器(6Y),(6R),
(6B)までのディジタル処理系には、この発生回路
(7)からのクロックCLKHが供給される。
D/A変換器(6Y),(6R),(6B)より出力される倍
速の輝度信号、色差信号は、それぞれマトリクス回路
(8)に供給される。このマトリクス回路(8)より出
力される倍速の赤、緑、青色信号R,G,Bは、それぞれア
ンプ(9R),(9G),(9B)を介してカラー受像管(1
0)に供給され、このカラー受像管(10)には、走査線
数が2倍とされたノンインターレース走査表示がされ
る。
G2 信号処理回路の説明 第2図は、信号処理回路(5Y),(5C)の構成を示す
ものである。まず、輝度信号系の信号処理回路(5Y)に
ついて説明する。
同図において、A/D変換器(3Y)でディジタル信号に
変換された輝度信号Yは、遅延線を構成するフィールド
メモリ(501Y)に供給される。このフィールドメモリ
(501Y)は、いわゆる3ポートフィールドメモリで構成
され、遅延時間が263Hの第1の出力端子と262Hの第2の
出力端子とを有するものとされる。このフィールドメモ
リ(501Y)の第1の出力端子の出力信号は、遅延線を構
成するフィールドメモリ(502Y)に供給される。このフ
ィールドメモリ(502Y)での遅延時間は、262Hとされ
る。このフィールドメモリ(502Y)の出力信号は、遅延
線を構成するフィールドメモリ(503Y)に供給される。
このフィールドメモリ(503Y)での遅延時間は、262Hと
される。
フィールドメモリ(501Y)の入力信号およびフィール
ドメモリ(502Y)の出力信号は加算器(504Y)に供給さ
れて加算平均され、この加算器(504Y)の出力信号は係
数器(507Y)で1−K倍とされたのち加算器(511Y)に
供給される。フィールドメモリ(501Y)の第1の出力端
子および第2の出力端子の出力信号は加算器(505Y)に
供給されて加算平均され、この加算器(505Y)の出力信
号は係数器(508Y)でK倍とされたのち加算器(511Y)
に供給される。フィールドメモリ(501Y)の第2の出力
端子の出力信号およびフィールドメモリ(503Y)の出力
信号は加算器(506Y)に供給されて加算平均され、この
加算器(506Y)の出力信号は係数器(509Y)で1−K倍
とされたのち加算器(512Y)に供給される。フィールド
メモリ(501Y)の第2の出力端子の出力信号は、係数器
(501Y)でK倍とされたのち加算器(512Y)に供給され
る。
係数器(507Y)〜(510Y)におけるK値は、後述する
動き検出信号に基づいて制御され、動きの程度に応じて
その値が変えられる。
上述したフィールドメモリ(501Y)〜(503Y)、加算
器(504Y)〜(506Y),(511Y),(512Y)、係数器
(507Y)〜(510Y)で走査線補間回路(500Y)が構成さ
れる。
第3図は時間−垂直面の走査線構造を示す図であり、
○印は各フィールドの走査線を示している。上述した走
査線補間回路(500Y)のフィールドメモリ(501Y)の入
力信号をa、その第1の出力端子の出力信号をc、その
第2の出力端子の出力信号をb、フィールドメモリ(50
2Y)の出力信号をd、フィールドメモリ(503Y)の出力
信号をeとすると、これら信号a〜eは、第3図に図示
する位置関係となる。
走査線補間回路(500Y)において、フィールドメモリ
(501Y)の第2の出力端子の出力信号bは動画部分の主
走査線信号となると共に、加算器(506Y)の出力信号 は静止画部分の主走査線信号となる。そのため、加算器
(512Y)からは、動画部分および静止画部分の主走査線
信号が動きの程度に応じた割合で加算された主走査線信
号Ymが出力される。また、加算器(504Y)の出力信号 は静止画部分の補間走査線信号となると共に、加算器
(505Y)の出力信号 は動画部分の補間走査線信号となる。そのため、加算器
(511Y)からは、動画部分および静止画部分の補間走査
線信号が動きの程度に応じた割合で加算された補間走査
線信号Ycが出力される。なお、補間走査線は、第3図の の位置とされる。
このように走査線補間回路(500Y)より出力される主
走査線信号Ym、補間走査線信号Ycは、それぞれ時間圧縮
回路(521Y)に供給される。この時間圧縮回路(521Y)
では、主走査線信号Ymと補間走査線信号Ycとが、それぞ
れ1/2に時間軸圧縮されて連続して出力される。つま
り、この時間圧縮回路(521Y)からは、倍速の輝度信号
が出力される。
また、第2図において、フィールドメモリ(501Y)の
入力信号およびフィールドメモリ(502Y)の出力信号
は、減算器(531A)に供給されて減算される。この減算
器(531A)より出力されるフレーム差分信号は、ローパ
スフィルタ(532A)で高域のノイズ成分およびドット妨
害成分が除去されたのち絶対値回路(533A)で絶対値化
されて加算器(534)に供給される。フィールドメモリ
(501Y)の第2の出力端子およびフィールドメモリ(50
3Y)の出力信号は、減算器(531B)に供給されて減算さ
れる。この減算器(531B)より出力されるフレーム差分
信号は、ローパスフィルタ(532B)で高域のノイズ成分
およびドット妨害成分が除去されたのち絶対値回路(53
3B)で絶対値化ささて加算器(534)に供給される。
上述したフィールドメモリ(501Y)〜(503Y)、減算
器(531A),(531B)、ローパスフィルタ(532A),
(532B)、絶対値回路(533A),(533B)、加算器(53
4)で動き検出回路(530)が構成される。この場合、動
きの程度が大きい程、加算器(534)の出力信号は大き
くなる。
この加算器(534)の出力信号は、動き検出信号とし
て係数発生器(541)に供給される。この係数発生器(5
34)からはK値が発生される。このK値は、動き検出信
号に応じて、例えば0、1/4、1/2、3/4、1の段階的な
値をとるようにされる。この場合、静止画部分ではK=
0とされ、完全な動画部分ではK=1とされる。
この係数発生器(541)より発生されるK値は、係数
器(509Y),(510Y)に供給される。また、この係数発
生器(541)より発生されるK値は係数処理回路(542)
を介して係数器(507Y),(508Y)に供給される。係数
処理回路(542)からは、K値が1であるときは7/8に変
換されて出力され、K値が0、1/4、1/2、3/4であると
きにはそのまま出力される。
つぎに、色信号系の信号処理回路(5C)について説明
する。この信号処理回路(5C)は走査線補間回路(500
C)、時間圧縮回路(521C)で構成され、走査線補間回
路(500C)は、上述した信号処理回路(5Y)の走査線補
間回路(500Y)と同様に構成されるので、対応する部分
に「Y」を「C」に代えた符号を付して詳細説明は省略
する。なお、この走査線補間回路(500C)の係数器(50
9C),(510C)には係数発生器(541)よりK値が供給
され、係数器(507C),(508C)には係数処理回路(54
2)よりK値が供給される。
この走査線補間回路(500C)のフィールドメモリ(50
1C)には、A/D変換器(3C)でディジタル信号に変換さ
れた赤色差信号R−Y、青色差信号B−Yの時分割信号
R−Y/B−Yが供給される。そして、加算器(512C)か
らは、主走査線信号Rm−Ym/Bm−Ymが出力されると共
に、加算器(511C)からは、補間走査線信号Rc−Yc/Bc
−Ycが出力される。
このように走査線補間回路(500C)より出力される主
走査線信号Rm−Ym/Bm−Ym、補間走査線信号Rc−Yc/Bc−
Ycは、それぞれ時間圧縮回路(521C)に供給される。こ
の時間圧縮回路(521C)では、主走査線信号Rm−Ym/Bm
−Ymと補間走査線信号Rc−Yc/Bc−Ycとが、それぞれ1/2
に時間軸圧縮されて連続して出力される。この場合、時
間圧縮回路(521C)からは、赤色差信号と青色差信号と
が別々に出力される。結局、この時間圧縮回路(521C)
からは、倍速の色差信号が出力される。
この場合、走査線補間回路(500Y)において、静止画
部分の主走査線信号 および補間走査線信号 は、それぞれフレーム間の加算平均信号であるので、輝
度信号Yに含まれるドット妨害成分(色信号成分)は相
殺されて除去される。また、走査線補間回路(500C)に
おいても同様の処理がなされるので時分割信号R−Y/B
−Yに含まれるクロスカラー成分も相殺されて除去され
る。すなわち、Y/C分離回路(2)より出力される色信
号は、YB+C0sin2πfsctという概念式で表わされる。こ
こで、YHは輝度信号成分、fscは色副搬送波周波数であ
る。そのため、この色信号の復調をすると次式のように
なる。
色信号×sin2πfsct =YH・sin2πfsct+C0 したがって、クロスカラー成分YH・sin2πfsctは、色
信号成分と同位相となってフレーム間で位相反転関係に
あるので、上述したように走査線補間回路(500C)で相
殺されて除去されることとなる。
また、走査線補間回路(500Y),(500C)において、
静止画部分では、フレーム間加算処理がされるため、時
間方向にランダムに存在するノイズは となり、輝度信号、色信号のS/Nがアップする。
また、動き検出回路(530)では、2つのフレーム差
分信号より動き検出回路を得ているので、フィールド間
(1/60sec)での速い動きをも検出することができる。
例えば、信号a,b,d,eをそれぞれ、第4図A,B,C,Dで示す
とき、減算器(531A),(531B)の出力信号は、それぞ
れ同図E,Fに示すようになる。そのため、減算器(531
A)の出力信号だけでは、Pの部分が静止画部分と判断
され、フィールド間の動きは検出できない。したがっ
て、さらに減算器(531B)の出力信号を用いることによ
り、検出信号は同図Gに示すようになり、フィールド間
での速い動きも検出される。
以上のように構成される本例においては、補間走査線
信号に係る係数器(507Y),(508Y),(507C),(50
8C)のK値は係数処理回路(542)より供給され、完全
な動き時であっても、その最大値は7/8に制限され、1
とはならない。そのため、完全な動き時であっても、補
間走査線信号Ycには、加算器(504Y)より出力されるフ
ィールド間処理された静止画部分の補間走査線信号の成
分(時間方向のデータ)も加えられる。したがって、本
例によれば、例えば、上下にゆっくり動く黒い横線のよ
うに画像が走査線をゆっくり横切るようなとき、上下に
所定周期でラインフリッカのようなパターンが形成され
たり、所定周期で幅が広くなったり狭くなったりするこ
とがあまり目立たなくなり、画質劣化が抑制され、高品
位な画像を得ることができる。
なお、上述実施例においては、K値の最大値が7/8に
制限されるものを示したが、これは一例でありこれに限
定されるものではない。要は、完全な動き時であって
も、補間信号にフィールド間処理された静止画用補間信
号の成分(時間方向のデータ)が加えられるように、K
値の最大値が1とならないようにされてあればよい。
また、上述実施例においては、動画部分の補間走査線
信号は加算器(505Y)より得られ、上下ラインの加算平
均信号とされているが、上ラインあるいは下ラインのい
ずれか一方とされるものにも同様に適用することができ
る。
H 発明の効果 この発明によれば、完全な動き時であっても、K値の
最大値が1とならず、補間信号には、フィールド間処理
によって形成される静止画用補間信号成分(時間方向の
データ)も加えられるので、例えば画像が走査線をゆっ
くり横切るようなとき、上下に所定周期でラインフリッ
カのようなパターンが形成されたり、所定周期で幅が広
くなったり狭くなったりすることが目立たなくなり、画
質劣化が抑制され、高品位な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の一実施例を示す構成
図、第3図は時間−垂直面の走査線構造を示す図、第4
図は動き検出回路の説明図、第5図はテレビジョン受像
機の一例の構成図、第6図は走査線補間回路の構成図、
第7図および第8図は時間−垂直面の走査線構造を示す
図である。 (2)はY/C分離回路、(4)はクロマデコーダ、(3
Y)および(3C)はA/D変換器、(5Y)および(5C)は信
号処理回路、(6Y),(6R)および(6B)はD/A変換
器、(7)はクロック発生回路、(500Y)および(500
C)は走査線補間回路、(507Y)〜(510Y)(507C)〜
(510C)は係数器、(521Y)および(521C)は時間圧縮
回路、(530)は動き検出回路、(541)は係数発生器、
(542)は係数処理回路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィールド内処理によって動画用補間信号
    が形成されると共に、フィールド間処理によって静止画
    用補間信号が形成され、 上記動画用補間信号および静止画用補間信号は、それぞ
    れ第1および第2の係数器で、動き検出信号に基づいて
    K倍および1−K倍とされたのち加算されて補間信号が
    形成される補間信号形成回路において、 上記K値の最大値が1とならないように制御することを
    特徴とする補間信号形成回路。
JP18138988A 1988-07-20 1988-07-20 補間信号形成回路 Expired - Fee Related JP2646680B2 (ja)

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