JPH04170890A - Palカラーテレビ信号のyc分離回路 - Google Patents
Palカラーテレビ信号のyc分離回路Info
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- JPH04170890A JPH04170890A JP29728990A JP29728990A JPH04170890A JP H04170890 A JPH04170890 A JP H04170890A JP 29728990 A JP29728990 A JP 29728990A JP 29728990 A JP29728990 A JP 29728990A JP H04170890 A JPH04170890 A JP H04170890A
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- pal
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Landscapes
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はPALカラーテレビ信号から輝度信号と搬送色
信号を分離する回路に関する。
信号を分離する回路に関する。
PALカラーテレビ信号(以下P信号と略す)は搬送色
信号(以下C信号と略す)が輝度信号(以下Y信号と略
す)に重畳された複合信号で構成されており、該P信号
に重畳されるC信号は2種類の色差信号(U信号及びV
信号)を色刷性搬送波で直交変調し、Y信号帯域内に周
波数多重されている。該P信号を受像機で映像再生する
ためには赤、緑、青の三原色のビデオ信号に変換しなけ
ればならず、その三原色のビデオ信号を得る前処理とし
て、Y信号とC信号の分!(以下「YC分離」と呼ぶ)
が必要不可欠である。
信号(以下C信号と略す)が輝度信号(以下Y信号と略
す)に重畳された複合信号で構成されており、該P信号
に重畳されるC信号は2種類の色差信号(U信号及びV
信号)を色刷性搬送波で直交変調し、Y信号帯域内に周
波数多重されている。該P信号を受像機で映像再生する
ためには赤、緑、青の三原色のビデオ信号に変換しなけ
ればならず、その三原色のビデオ信号を得る前処理とし
て、Y信号とC信号の分!(以下「YC分離」と呼ぶ)
が必要不可欠である。
規格によれば、P信号には次の関係式が成り立っている
。
。
P=Y十u −5in(2x fsc−t)±■・co
s(2πfsc −t ) −(1)fH=
625・fF ・・・(3)ここ
で上記(1)、 (2)、 (3)式において、Jsc
はU信号及びV信号を変調する色副搬送波の周波数、t
は時間、fHは水平走査周波数、frはフレーム周波数
を表す。上記(1)式におし・で、右辺第2項及び第3
項はC信号を表しており、同大の符号±はV信号の極性
がライン毎に反転することを示している。また、上記(
2)式ではf scの位相がライン周期に対し、π/’
2 [rad ]のオオフセラになっていることを表
しており、さらに(3)式を(2)式へ代入すれば、f
scはフレーム周期に対してもπ/ 2 [rad]
のオフセットになることがわかる。
s(2πfsc −t ) −(1)fH=
625・fF ・・・(3)ここ
で上記(1)、 (2)、 (3)式において、Jsc
はU信号及びV信号を変調する色副搬送波の周波数、t
は時間、fHは水平走査周波数、frはフレーム周波数
を表す。上記(1)式におし・で、右辺第2項及び第3
項はC信号を表しており、同大の符号±はV信号の極性
がライン毎に反転することを示している。また、上記(
2)式ではf scの位相がライン周期に対し、π/’
2 [rad ]のオオフセラになっていることを表
しており、さらに(3)式を(2)式へ代入すれば、f
scはフレーム周期に対してもπ/ 2 [rad]
のオフセットになることがわかる。
したがって、C信号の位相はフィールド内のライン単位
でみると、2ライン周期で反転し、4ライン周期で同じ
ものになる。また、フレーム単位でみると、2フレーム
の周期で逆極性、4フレームの周期で同極性の関係にな
る。
でみると、2ライン周期で反転し、4ライン周期で同じ
ものになる。また、フレーム単位でみると、2フレーム
の周期で逆極性、4フレームの周期で同極性の関係にな
る。
この2ライン、2フレーム周期毎の極性反転を利用した
YC分離の技術が文献アイ・イー・イー・イー:トタン
ザクジョン オン コンシューマエレクトロニスクス、
シーイー32.3 (1986年8月)第241頁から
第250頁(IEEE Trans。
YC分離の技術が文献アイ・イー・イー・イー:トタン
ザクジョン オン コンシューマエレクトロニスクス、
シーイー32.3 (1986年8月)第241頁から
第250頁(IEEE Trans。
Consumer Electronics、 C
E −32t 3 (August1986)、p
p、241−250)に記載されている。上記文献に記
載されている技術は静止画像部分ではP信号の2フレー
ム間の差からC信号を抽出し、動画像部分ではP信号の
2ライン間の差からC信号を抽出し、画像の動きに応じ
てYC分離の信号処理形態を変えるものである。そして
。
E −32t 3 (August1986)、p
p、241−250)に記載されている。上記文献に記
載されている技術は静止画像部分ではP信号の2フレー
ム間の差からC信号を抽出し、動画像部分ではP信号の
2ライン間の差からC信号を抽出し、画像の動きに応じ
てYC分離の信号処理形態を変えるものである。そして
。
画像の動きを検出する方法として、1フレーム間の差信
号、あるいは4フレーム間の差信号を利用する場合が示
されている。1フレーム間の差信号を利用する方法では
C信号のために静止画像でも「動き有り」の信号が生じ
てしまう。メモリ量を許すならば、4フレーム間の差信
号を利用する方法が有効であることが述べられている。
号、あるいは4フレーム間の差信号を利用する場合が示
されている。1フレーム間の差信号を利用する方法では
C信号のために静止画像でも「動き有り」の信号が生じ
てしまう。メモリ量を許すならば、4フレーム間の差信
号を利用する方法が有効であることが述べられている。
一方、P信号を色副搬送波周波数の4倍(4fsc)で
、かつその位相がカラーバースト信号の位相と一致する
位置で標本化すれば、P信号の1フレーム間の差または
1ライン間の差信号を作ることにより、それぞれ1画素
おきのC信号が抽出可能であることが本発明者らの検討
により明らかになった。これは、静止画像部分では1フ
レーム間の差からC信号を抽出し、動画像部分では1ラ
イン間の差からC信号を抽出するもので、画像の動きに
応じてYC分離の信号処理形態を変化させるものである
。しかしながら、このフレーム間の差またはライン間の
差から抽出されたC信号は部分的に欠落した信号である
ため、本願−発明者らはC信号の欠落しているデータを
補間し、欠落のない全容のC信号を形成した後、上記P
信号から差し引くことによりY信号を得るYC分離回路
を提案した(1989年テレビジョン学会全国大会にお
いて発明者自身が発表し、予稿集p p、217から2
18に記載されている)。上記標本化形式によるYC分
離の動き検出については、標本化されたP信号の1フレ
ーム間の差信号を作ることにより、1画素おきのC信号
と同時に1画素おきの動きの信号も抽出可能であること
が示されている。
、かつその位相がカラーバースト信号の位相と一致する
位置で標本化すれば、P信号の1フレーム間の差または
1ライン間の差信号を作ることにより、それぞれ1画素
おきのC信号が抽出可能であることが本発明者らの検討
により明らかになった。これは、静止画像部分では1フ
レーム間の差からC信号を抽出し、動画像部分では1ラ
イン間の差からC信号を抽出するもので、画像の動きに
応じてYC分離の信号処理形態を変化させるものである
。しかしながら、このフレーム間の差またはライン間の
差から抽出されたC信号は部分的に欠落した信号である
ため、本願−発明者らはC信号の欠落しているデータを
補間し、欠落のない全容のC信号を形成した後、上記P
信号から差し引くことによりY信号を得るYC分離回路
を提案した(1989年テレビジョン学会全国大会にお
いて発明者自身が発表し、予稿集p p、217から2
18に記載されている)。上記標本化形式によるYC分
離の動き検出については、標本化されたP信号の1フレ
ーム間の差信号を作ることにより、1画素おきのC信号
と同時に1画素おきの動きの信号も抽出可能であること
が示されている。
即ち、1フレーム間の差信号から動きの信号を分離抽出
すればよい。分離抽出された動きの信号は、C信号と同
様に部分的に欠落した信号であるが、動きの情報は低周
波成分が主体であるため、欠落している信号を補間して
用いれば十分に実用し得ることが述べられている。
すればよい。分離抽出された動きの信号は、C信号と同
様に部分的に欠落した信号であるが、動きの情報は低周
波成分が主体であるため、欠落している信号を補間して
用いれば十分に実用し得ることが述べられている。
まず、上記rIEEE Trans、Consumer
ElectronicsJの文献で述へられているY
C分離回路では、YC分離の信号処理形態を左右する画
像の動き検出について2通りの方法が述べられている。
ElectronicsJの文献で述へられているY
C分離回路では、YC分離の信号処理形態を左右する画
像の動き検出について2通りの方法が述べられている。
まず、通常動き検出をP信号の1フレーム間の差で行な
うとC信号成分が相殺されないため、静止画像の場合で
も動きの信号が発生し誤検出となる。また、P信号の4
フレーム差で動き検出を行なうと、静止を動きと誤るこ
とはないが、演算する画像の時間的な距離が長くなるた
め、動画像でも速い動きの場合には動きの検出漏れが生
じる。したがって、1フレーム間の差及び4フレーム間
の差のいずれの動き検出方法を採用しても、動きの検出
精度が悪いためにYC分離の信号処理形態に誤りが生じ
、画質を劣化させるという問題があった。
うとC信号成分が相殺されないため、静止画像の場合で
も動きの信号が発生し誤検出となる。また、P信号の4
フレーム差で動き検出を行なうと、静止を動きと誤るこ
とはないが、演算する画像の時間的な距離が長くなるた
め、動画像でも速い動きの場合には動きの検出漏れが生
じる。したがって、1フレーム間の差及び4フレーム間
の差のいずれの動き検出方法を採用しても、動きの検出
精度が悪いためにYC分離の信号処理形態に誤りが生じ
、画質を劣化させるという問題があった。
次に、上記「テレビジョン学会全国大会講演予稿集」に
記載されているYC分離回路では、P信号を標本化する
標本化周波数とその位相に制約があり、例えば経時変化
等により、標本化位相がカラーバーストの位相に対して
僅かなずれを生じた場合、正確なC信号及び動きの信号
が得られなくなりYC分離特性を劣化させる。また、C
信号も動きの信号も1画素おきの信号でしか得られない
ため、双方に補間処理回路が必要となり、回路規模を増
大させるという問題があった。
記載されているYC分離回路では、P信号を標本化する
標本化周波数とその位相に制約があり、例えば経時変化
等により、標本化位相がカラーバーストの位相に対して
僅かなずれを生じた場合、正確なC信号及び動きの信号
が得られなくなりYC分離特性を劣化させる。また、C
信号も動きの信号も1画素おきの信号でしか得られない
ため、双方に補間処理回路が必要となり、回路規模を増
大させるという問題があった。
本発明の目的は、動きの誤検出と検出漏れを改善するこ
とにより動きの検出精度を高め、画像の動きに応じYC
分離の信号処理形態の適正化を図ることにある。
とにより動きの検出精度を高め、画像の動きに応じYC
分離の信号処理形態の適正化を図ることにある。
本発明の他の目的は、P信号を標本化する際、経時変化
等により標本化位相がカラーバーストの位相に対して僅
かにずれを生じた場合においても。
等により標本化位相がカラーバーストの位相に対して僅
かにずれを生じた場合においても。
高品質なC信号またはY信号を抽出することにある。
上記目的を達成するために、P信号を色副搬送波周波数
の4倍で、かつカラーバーストの位相と−Mする標本化
周波数で標本化した信号の1フレーム間の差で動き検出
を行ない、該1フレーム差の動き検出信号に生じる欠落
を補間しつつ、スレッショルド特性を含む非線形変換処
理を加え、さらに時空間積分を施して動きの信号として
用いた。
の4倍で、かつカラーバーストの位相と−Mする標本化
周波数で標本化した信号の1フレーム間の差で動き検出
を行ない、該1フレーム差の動き検出信号に生じる欠落
を補間しつつ、スレッショルド特性を含む非線形変換処
理を加え、さらに時空間積分を施して動きの信号として
用いた。
上記他の目的を達成するために、P信号を色副搬送波周
波数の4倍で、かつカラーバーストの位相と一致する標
本化周波数で標本化した信号の2フレーム間の差及び2
ライン間の差を形成することにより、2種類の信号を抽
出すると同時に上述の信号処理によって得た動きの信号
で、2種類の信号を合成し、C信号とした。
波数の4倍で、かつカラーバーストの位相と一致する標
本化周波数で標本化した信号の2フレーム間の差及び2
ライン間の差を形成することにより、2種類の信号を抽
出すると同時に上述の信号処理によって得た動きの信号
で、2種類の信号を合成し、C信号とした。
P信号を色副搬送波周波数の4倍で、かつカラーバース
トの位相と一致した標本化周波数で標本化すれば、該標
本化信号の1フレーム間の差を作ることでC信号の混入
のない動き信号を得ることができる。それによって、動
画像を静止画像と判断する動きの検出漏れがなくなるの
で、YC分離の信号処理形態を誤ることがなくなる。
トの位相と一致した標本化周波数で標本化すれば、該標
本化信号の1フレーム間の差を作ることでC信号の混入
のない動き信号を得ることができる。それによって、動
画像を静止画像と判断する動きの検出漏れがなくなるの
で、YC分離の信号処理形態を誤ることがなくなる。
動き検出回路に施す非線形変換処理は標本化位相のずれ
によって生ずる疑似の動き信号を削除する。それによっ
て、静止画像を動画像と判断する動きの誤検出がなくな
るので、YC分離の信号処理形態を誤ることがなくなる
。
によって生ずる疑似の動き信号を削除する。それによっ
て、静止画像を動画像と判断する動きの誤検出がなくな
るので、YC分離の信号処理形態を誤ることがなくなる
。
P信号の2フレーム間の差または2ライン間の差を作る
ことにより、この差信号には輝度信号が含まれず、欠落
のない高品質なC信号を抽出することができる。それに
よって、C信号を補間するための回路が不用となり、Y
C分離回路の回路規模を小さくできる。
ことにより、この差信号には輝度信号が含まれず、欠落
のない高品質なC信号を抽出することができる。それに
よって、C信号を補間するための回路が不用となり、Y
C分離回路の回路規模を小さくできる。
以下、本発明を実施例を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明によるPALカラーテレビ信号のYC分
離回路の一実施例を示したものである。
離回路の一実施例を示したものである。
P信号を入力端子1に加えると、A/D (アナログ−
ディジタル)変換機能を含む標本化回路3によりP信号
は標本化される。ここで標本化するためのクロック信号
は位相調整機能を有するクロック発生回路2により作ら
れ、色副搬送波の周波数fscの4倍(4fsc)で、
かつカラーバーストの位相と一致した位相に設定される
。標本化された該P信号の一部は第1のラインメモリ回
路4゜第2のラインメモリ回路5及び第1のフレームメ
モリ回路6.第2のフレームメモリ回路7を介して、そ
れぞれ2HD及び2FD (但し、HDは水平走査期間
、FDはフレーム期間を表し、FD=625HDである
)の遅延を受ける。演算回路8及び9はそれぞれ2ライ
ン間の差信号CLと2フレーム間の差信号CFを作るた
めの減算回路であり、各々の演算が行なわれる。演算回
路8及び9で作られる2ライン間の差信号CLと2フレ
ーム間の差信号CFは共に搬送色信号であり1画像によ
って特性が異なる。上記Ct、信号と上記CF信号の選
択を誤るとYC分離特性に劣化をきたすため1画像に応
じてCt、信号とCF信号を適応的に使い分ける必要が
ある。本実施例ではCし信号とCF信号を混合回路10
において、後述の動き検圧回路14で作られる動き制御
信号kにより、(4)式の関係で合成し、動き適応処理
された高品質なcM号を得るようにした。
ディジタル)変換機能を含む標本化回路3によりP信号
は標本化される。ここで標本化するためのクロック信号
は位相調整機能を有するクロック発生回路2により作ら
れ、色副搬送波の周波数fscの4倍(4fsc)で、
かつカラーバーストの位相と一致した位相に設定される
。標本化された該P信号の一部は第1のラインメモリ回
路4゜第2のラインメモリ回路5及び第1のフレームメ
モリ回路6.第2のフレームメモリ回路7を介して、そ
れぞれ2HD及び2FD (但し、HDは水平走査期間
、FDはフレーム期間を表し、FD=625HDである
)の遅延を受ける。演算回路8及び9はそれぞれ2ライ
ン間の差信号CLと2フレーム間の差信号CFを作るた
めの減算回路であり、各々の演算が行なわれる。演算回
路8及び9で作られる2ライン間の差信号CLと2フレ
ーム間の差信号CFは共に搬送色信号であり1画像によ
って特性が異なる。上記Ct、信号と上記CF信号の選
択を誤るとYC分離特性に劣化をきたすため1画像に応
じてCt、信号とCF信号を適応的に使い分ける必要が
ある。本実施例ではCし信号とCF信号を混合回路10
において、後述の動き検圧回路14で作られる動き制御
信号kにより、(4)式の関係で合成し、動き適応処理
された高品質なcM号を得るようにした。
C=に−CL+(1−k)・CF ・・・
(4)(O≦に≦1) 即ち、動画像では動き制御信号kが大きくなるので、合
成されるclM−号としてはCL信号成分の占める割合
が多くなるが、逆に静止画像よりの絵柄では動き制御信
号kがOに近づくのでCF信号の割合が多くなる。
(4)(O≦に≦1) 即ち、動画像では動き制御信号kが大きくなるので、合
成されるclM−号としてはCL信号成分の占める割合
が多くなるが、逆に静止画像よりの絵柄では動き制御信
号kがOに近づくのでCF信号の割合が多くなる。
次に混合回路10において合成されたC信号は、色副搬
送波の周波数f scを中心とした色帯域通過フィルタ
(BPF)回路11に通すことにより、直流成分が除去
され、所望のC信号として出力される。P信号はY信号
とC信号の合成であるので、標本化されたP信号を遅延
回路12で遅延調整し、上述の信号処理で抽出したC信
号を演算回路13により減算すれば、動き適応処理され
た高品質なY信号が得られる。
送波の周波数f scを中心とした色帯域通過フィルタ
(BPF)回路11に通すことにより、直流成分が除去
され、所望のC信号として出力される。P信号はY信号
とC信号の合成であるので、標本化されたP信号を遅延
回路12で遅延調整し、上述の信号処理で抽出したC信
号を演算回路13により減算すれば、動き適応処理され
た高品質なY信号が得られる。
以上の説明で明らかなように、YC分離の特性は画像の
動きによって決定される。本実施例では第1図に示した
ように、動き検出回路14の構成は大きく分けて、動き
抽出部15と動き処理部16から成り立っている0次に
、動き検出回路14の動作について、第2図及び第3図
、第4図(a)、(b)を用いてさらに詳細に説明する
。
動きによって決定される。本実施例では第1図に示した
ように、動き検出回路14の構成は大きく分けて、動き
抽出部15と動き処理部16から成り立っている0次に
、動き検出回路14の動作について、第2図及び第3図
、第4図(a)、(b)を用いてさらに詳細に説明する
。
まず、P信号の動き抽出の原理から説明する。
第2図において、(F−1)、とFoは連続している2
フレームの第nラインにおける変調された色差成分u、
vの波形を示している。実線はU信号、点線は■信号で
ある。また、DはP信号を4fscの周波数で、かつカ
ラーバストの位相と一致した位相のクロックで標本化し
たとき、Fnと(F−1)nの差(1フレーム間の差)
信号の連続している5画素分の信号を示したものである
。同図において、(F−1)nの連続している5画素の
C信号の標本値はそれぞれ C0= (u 。+ v o ) /JT、C工=(u
□−v 、 > /、V/T、C2=(−u2−v、)
/J「、 C,=(−u、+ v3)/vl−1 C4=(u4+V、)/Jr となる。また、FnのC信号の標本値はC0=(−uo
−V。)/J「、 C1=(uニー■よ)/々7−1 Cz =(u 2+ v z ) / J「、C3=(
u、+ V:+)/4「\ c、=(−u、−v、)/■「 となる。そこで、上記C信号の標本値をもとに、F、と
(F−1)nの差信号りを求めると1画素目: D。=
■「(−u、 −v、)2画素目=D、=0 3画素目: D2=J”’E−(u z + V 2
)4画素目=D□=0 5画素目: D4=−ff (−u、−v、)という
ように、静止画像であれば同極性関係の画素(2画素目
と4画素目)の信号は相殺され0となる。ところが、動
画像であればここに有意(動き)の信号が発生する。こ
のような同極性関係の画素は1画素毎の周期となってい
る。故に、上記標本化によるP信号の1フレーム間の差
を作れば、動き信号Mを1画素おきに含んだ信号りを得
ることができる。
フレームの第nラインにおける変調された色差成分u、
vの波形を示している。実線はU信号、点線は■信号で
ある。また、DはP信号を4fscの周波数で、かつカ
ラーバストの位相と一致した位相のクロックで標本化し
たとき、Fnと(F−1)nの差(1フレーム間の差)
信号の連続している5画素分の信号を示したものである
。同図において、(F−1)nの連続している5画素の
C信号の標本値はそれぞれ C0= (u 。+ v o ) /JT、C工=(u
□−v 、 > /、V/T、C2=(−u2−v、)
/J「、 C,=(−u、+ v3)/vl−1 C4=(u4+V、)/Jr となる。また、FnのC信号の標本値はC0=(−uo
−V。)/J「、 C1=(uニー■よ)/々7−1 Cz =(u 2+ v z ) / J「、C3=(
u、+ V:+)/4「\ c、=(−u、−v、)/■「 となる。そこで、上記C信号の標本値をもとに、F、と
(F−1)nの差信号りを求めると1画素目: D。=
■「(−u、 −v、)2画素目=D、=0 3画素目: D2=J”’E−(u z + V 2
)4画素目=D□=0 5画素目: D4=−ff (−u、−v、)という
ように、静止画像であれば同極性関係の画素(2画素目
と4画素目)の信号は相殺され0となる。ところが、動
画像であればここに有意(動き)の信号が発生する。こ
のような同極性関係の画素は1画素毎の周期となってい
る。故に、上記標本化によるP信号の1フレーム間の差
を作れば、動き信号Mを1画素おきに含んだ信号りを得
ることができる。
したがって、P信号の動きを抽出するための構成(動き
抽出部15)としては、第1図に示したように、標本化
回路3によって標本化されたP信号と該P信号を第1の
フレームメモリ回路6によりIFDの遅延を受けた信号
との引算を演算回路17で行なえばよい。これにより演
算回路17の出力には動き信号を1画素おきに含んだD
信号を得ることができる。そこで、上記り信号をサンプ
ル回路18において1/2fscの周期でサンプリング
を行なえば、間引かれはするものの動き信号Mだけを得
ることができる。よって、間引かれた該M信号に次の動
き処理部16での信号処理を施すことにより、適正な動
き制御信号kを作ることができる。
抽出部15)としては、第1図に示したように、標本化
回路3によって標本化されたP信号と該P信号を第1の
フレームメモリ回路6によりIFDの遅延を受けた信号
との引算を演算回路17で行なえばよい。これにより演
算回路17の出力には動き信号を1画素おきに含んだD
信号を得ることができる。そこで、上記り信号をサンプ
ル回路18において1/2fscの周期でサンプリング
を行なえば、間引かれはするものの動き信号Mだけを得
ることができる。よって、間引かれた該M信号に次の動
き処理部16での信号処理を施すことにより、適正な動
き制御信号kを作ることができる。
第1図に示したように、動き検出回路14の動き処理部
16は絶対値回路19.補間回路20゜非線形変換回路
212時空間積分回路22で構成される。まず、間引か
れた該M信号を絶対値回路19へ入力し、絶対値の信号
に変換することで動きの大きさの信号を得る。当然のこ
とながら、上記絶対値の信号も間引かれた信号であるた
め、補間回路20において補間処理を施すことにより、
画素単位に応じた動き信号、いわゆる標本化周波数4f
scを有する動き信号に変換する。このときの補間信号
は間引かれたM信号の左右の平均値で代用しても補間精
度を損なうことはない。しかも平均値補間は回路構成が
簡単に実現できる。
16は絶対値回路19.補間回路20゜非線形変換回路
212時空間積分回路22で構成される。まず、間引か
れた該M信号を絶対値回路19へ入力し、絶対値の信号
に変換することで動きの大きさの信号を得る。当然のこ
とながら、上記絶対値の信号も間引かれた信号であるた
め、補間回路20において補間処理を施すことにより、
画素単位に応じた動き信号、いわゆる標本化周波数4f
scを有する動き信号に変換する。このときの補間信号
は間引かれたM信号の左右の平均値で代用しても補間精
度を損なうことはない。しかも平均値補間は回路構成が
簡単に実現できる。
次に、標本化周波数4fscに変換した動き信号を非線
形変換回路21において、いくつかに場合分けを行なう
。その分は方として、例えば第3図に示すような非線形
特性による方法がある。同図は、入力される動きの大き
さが8ビット精度(256レベル)のとき、出力レベル
を4ビット精度(16レベル)に変換する場合の一例で
ある。
形変換回路21において、いくつかに場合分けを行なう
。その分は方として、例えば第3図に示すような非線形
特性による方法がある。同図は、入力される動きの大き
さが8ビット精度(256レベル)のとき、出力レベル
を4ビット精度(16レベル)に変換する場合の一例で
ある。
動きの入力レベルに対して、スレッショルド(動きの不
感帯)特性を持たせることにより、経時変化等で標本化
位相がずれた場合に発生する動きの誤検出(静止を動き
と判定する誤り)を防止できる。なお、スレッショルド
のレベルは標本化回路3の標本化精度によって決定され
る。
感帯)特性を持たせることにより、経時変化等で標本化
位相がずれた場合に発生する動きの誤検出(静止を動き
と判定する誤り)を防止できる。なお、スレッショルド
のレベルは標本化回路3の標本化精度によって決定され
る。
上記の非線形変換回路21によって処理された動き信号
は、時空間積分回路22により信号を時空間へ伸長し、
動き制御信号にとして出力する。
は、時空間積分回路22により信号を時空間へ伸長し、
動き制御信号にとして出力する。
動きを時空間へ伸長することで、動きの検出漏れを救済
できる。時空間積分回路22の構成例としては、第4図
(a)に示す方法がある。同図で3oは3つの入力信号
の中から最も大きい信号(動き制御信号k)を選択して
出力する最大値回路、31は動き制御信号kから一定値
αを差し引くための減算回路、32は312HDの遅延
を行なうメモリ回路、33はIHDの遅延を行なうメモ
リ回路である。非線形変換回路21の出力信号を最大値
回路30の第1の入力端子aに加えることによって、最
初の動き制御信号kを得ることができる。その後、最大
値回路3oによって得られた動き制御信号にの一部を減
算回路31に入力し、一定値αの引算を行ない、(k−
α)の信号を出力する。該(k−α)の信号は312H
Dメモリ回路32を介して最大値回路30の第2の入力
端子すへ加える。また、312HDメモリ回路32によ
り遅延を受けた(k−α)の信号の一部はIHDメモリ
回路33を介して最大値回路30の第3の入力端子Cに
加える。そして、最大値回路30の各々3つの入力端子
a、b、cに加えられた信号の最大値を出力することに
より、再び上記と同じ信号処理を繰り返す。以上のよう
なフィールド巡回形式の信号処理を行なうことで、動き
制御信号には徐々に減衰しながら時空間へ伸長される。
できる。時空間積分回路22の構成例としては、第4図
(a)に示す方法がある。同図で3oは3つの入力信号
の中から最も大きい信号(動き制御信号k)を選択して
出力する最大値回路、31は動き制御信号kから一定値
αを差し引くための減算回路、32は312HDの遅延
を行なうメモリ回路、33はIHDの遅延を行なうメモ
リ回路である。非線形変換回路21の出力信号を最大値
回路30の第1の入力端子aに加えることによって、最
初の動き制御信号kを得ることができる。その後、最大
値回路3oによって得られた動き制御信号にの一部を減
算回路31に入力し、一定値αの引算を行ない、(k−
α)の信号を出力する。該(k−α)の信号は312H
Dメモリ回路32を介して最大値回路30の第2の入力
端子すへ加える。また、312HDメモリ回路32によ
り遅延を受けた(k−α)の信号の一部はIHDメモリ
回路33を介して最大値回路30の第3の入力端子Cに
加える。そして、最大値回路30の各々3つの入力端子
a、b、cに加えられた信号の最大値を出力することに
より、再び上記と同じ信号処理を繰り返す。以上のよう
なフィールド巡回形式の信号処理を行なうことで、動き
制御信号には徐々に減衰しながら時空間へ伸長される。
例えば、最大値回路30の第1の入力端子aにレベル7
を有する信号がインパルス的に加わると、動き制御信号
には第4図(b)に示すような特性で時空間積分される
。即ち、3フイールドにわたって、4ライン分まで伸長
されることになる。
を有する信号がインパルス的に加わると、動き制御信号
には第4図(b)に示すような特性で時空間積分される
。即ち、3フイールドにわたって、4ライン分まで伸長
されることになる。
したがって、動き検出回路14の信号処理により求めた
動き制御信号kを〔0≦に≦1〕となるように正規化す
れば、検出漏れのない精度の高い動き信号となる。これ
を用いて前記第1図の混合回路10により、Cし信号と
CF信号を(4)式に従って合成すれば、画像の動きに
応じた高品質なC信号を得ることができる。なお、Y信
号の抽出方法は既に前記の説明によるものであり、ここ
では割愛する。
動き制御信号kを〔0≦に≦1〕となるように正規化す
れば、検出漏れのない精度の高い動き信号となる。これ
を用いて前記第1図の混合回路10により、Cし信号と
CF信号を(4)式に従って合成すれば、画像の動きに
応じた高品質なC信号を得ることができる。なお、Y信
号の抽出方法は既に前記の説明によるものであり、ここ
では割愛する。
第5図に本発明の他の実施例を示す。入力端子1に加え
られたP信号は標本化回路3において、クロック発生回
路2のクロック信号により標本化される。このときの標
本化形式は第1図の実施例と全く同じである。
られたP信号は標本化回路3において、クロック発生回
路2のクロック信号により標本化される。このときの標
本化形式は第1図の実施例と全く同じである。
標本化回路2によって標本化された該P信号は、その一
部を第1のフレームメモリ回路4o及び第2のフレーム
メモリ回路41を介し、2FDの遅延を受ける。演算回
路42は2フレーム間の和の信号を作るための加算回路
であり、これにより該P信号の2FD遅延前後の演算を
行なう。その結果、P信号のうちC信号が相殺されて輝
度信号YFだけが抽出される。
部を第1のフレームメモリ回路4o及び第2のフレーム
メモリ回路41を介し、2FDの遅延を受ける。演算回
路42は2フレーム間の和の信号を作るための加算回路
であり、これにより該P信号の2FD遅延前後の演算を
行なう。その結果、P信号のうちC信号が相殺されて輝
度信号YFだけが抽出される。
一方、第1のIFDメモリ回路40により遅延を受けた
該P信号の一部を第1のラインメモリ回路43及び第2
のラインメモリ44回路を介し、2HDだけ遅延させる
。演算回路45は2ライン間の和の信号を作るための加
算回路であり、これにより上記IFDの遅延を受けたP
信号の2HD遅延前後の演算を行なう。その結果、P信
号のうちC信号が相殺されて、輝度信号YLだけが抽出
される。
該P信号の一部を第1のラインメモリ回路43及び第2
のラインメモリ44回路を介し、2HDだけ遅延させる
。演算回路45は2ライン間の和の信号を作るための加
算回路であり、これにより上記IFDの遅延を受けたP
信号の2HD遅延前後の演算を行なう。その結果、P信
号のうちC信号が相殺されて、輝度信号YLだけが抽出
される。
ところで、上述のYF倍信号びYL倍信号共に輝度信号
であるが、画像によって特性が異なる。
であるが、画像によって特性が異なる。
YF倍信号Yし信号の選択を誤るとYC分離特性に劣化
をきたすため、画像に応じてYF倍信号Yi、信号を適
応的に使い分ける必要がある。そこで、まずYF倍信号
YL倍信号重心を合わせるため、演算回路42で得られ
たYF倍信号IHDメモリ回路46を介し、IHDの遅
延をさせYL倍信号の整合をとる。重心の一致している
YF倍信号YL倍信号共に混合回路47に入力され(5
)式の関係で合成される。
をきたすため、画像に応じてYF倍信号Yi、信号を適
応的に使い分ける必要がある。そこで、まずYF倍信号
YL倍信号重心を合わせるため、演算回路42で得られ
たYF倍信号IHDメモリ回路46を介し、IHDの遅
延をさせYL倍信号の整合をとる。重心の一致している
YF倍信号YL倍信号共に混合回路47に入力され(5
)式の関係で合成される。
Y=k −YL+(1−k)・ YF
・・・(5)但し、 (O≦に≦1) ここで、kは動き制御信号であり、動き検出回路14に
よって作られる。なお、該動き検出回路14の動作は、
第1図の実施例で構成されている動き検出回路14と同
じであるため5ここでの説明は割愛する。
・・・(5)但し、 (O≦に≦1) ここで、kは動き制御信号であり、動き検出回路14に
よって作られる。なお、該動き検出回路14の動作は、
第1図の実施例で構成されている動き検出回路14と同
じであるため5ここでの説明は割愛する。
混合回路47によって合成されたY信号は画像の動きに
応じた高品質の輝度信号であり、さらに、遅延回路48
により遅延調整され、所望のY信号として出力される。
応じた高品質の輝度信号であり、さらに、遅延回路48
により遅延調整され、所望のY信号として出力される。
また、重心の一致しているP信号から上記Y信号を差し
引くと、動き適応された高品質のC信号を得ることがで
きる。即ち、IHDメモリ回路43により出力されるP
信号を遅延回路49において遅延調整し、上記混合回路
47によって得たY信号を演算回路50で演算を行なえ
ばC信号が抽出される。その後、C信号は色帯域通過フ
ィルタ(BPF)回路51に通すことにより、直流成分
が除去され所望のC信号として出力される。
引くと、動き適応された高品質のC信号を得ることがで
きる。即ち、IHDメモリ回路43により出力されるP
信号を遅延回路49において遅延調整し、上記混合回路
47によって得たY信号を演算回路50で演算を行なえ
ばC信号が抽出される。その後、C信号は色帯域通過フ
ィルタ(BPF)回路51に通すことにより、直流成分
が除去され所望のC信号として出力される。
以上説明してきたように本発明の実施例によれば、P信
号の2フレーム間の演算及び2ライン間の演算によって
C信号またはY信号を抽出するため、所定の標本化位相
に誤差が生じ、標本点がずれても、特性に変化のない安
定なC信号またはY信号が得られるといった効果がある
。
号の2フレーム間の演算及び2ライン間の演算によって
C信号またはY信号を抽出するため、所定の標本化位相
に誤差が生じ、標本点がずれても、特性に変化のない安
定なC信号またはY信号が得られるといった効果がある
。
また、P信号に所定の標本化を施すことで、該P信号の
1フレーム間の差で動きを検出できるため、動きの誤検
出(静止を動きと判断する誤り)と検出漏れ(動きを静
止と生新する誤り)がなくなり、動き検出精度が向上す
るといった効果がある。
1フレーム間の差で動きを検出できるため、動きの誤検
出(静止を動きと判断する誤り)と検出漏れ(動きを静
止と生新する誤り)がなくなり、動き検出精度が向上す
るといった効果がある。
本発明によれば、PAL方式の複合カラーテレビ信号に
対し、2個のフレームメモリを用いることにより、画像
の静止部分では解像度の低下がなく、しかもクロスカラ
ーやドツト妨害は理想的に除去できるので、高品質のY
信号またはC信号が得られる。
対し、2個のフレームメモリを用いることにより、画像
の静止部分では解像度の低下がなく、しかもクロスカラ
ーやドツト妨害は理想的に除去できるので、高品質のY
信号またはC信号が得られる。
また、同じフレームメモリの一方を用いて、精度のよい
動き検出ができるので、これを利用した動き適応処理に
より、一般のPAL放送信号などの動画像に対しても、
適正なC信号またはY信号が得られる。
動き検出ができるので、これを利用した動き適応処理に
より、一般のPAL放送信号などの動画像に対しても、
適正なC信号またはY信号が得られる。
第1図及び第5図はいずれも本発明にょるPALカラー
テレビ信号のYC分離回路の実施例を示した図、第2図
はPALカラーテレビ信号の色差信号とフレーム間の差
信号を示した図、第3図はPALカラーテレビ信号の動
き検出回路における非線形変換特性の一例を示した図、
第4図(a)はPALカラーテレビ信号の動き検出回路
における時空間積分回路の一構成例を示した図、第4図
(b)は第4図(a)における時空間積分のインパルス
応答特性の一例を示した図である。 1・・・入力端子、2・・・標本化回路、3・・・クロ
ック発生回路、4,5,33,43,44.46・1ラ
インメモリ、6,7,40.41 ・1フレームメモ
リ、8,9,13,17.50・・・減算回路、10・
・・混合回路、11.51・・・色帯域通過フィルタ、
12,48.49・・遅延回路、14・・動き検出回路
、15・・・動き抽出部、16・・・動き処理部、18
・・・サンプル回路、19・・・絶対値回路、20・・
・補間回路、21・・・非線形変換回路、22・・・時
空間積分回路、k・・・動き制御信号、v、u・・・変
調された色差信号。 第10 第50 入力4已芳レベ゛ル ’fi4 図 (υ) ¥]4 図 (b) 時間万百
テレビ信号のYC分離回路の実施例を示した図、第2図
はPALカラーテレビ信号の色差信号とフレーム間の差
信号を示した図、第3図はPALカラーテレビ信号の動
き検出回路における非線形変換特性の一例を示した図、
第4図(a)はPALカラーテレビ信号の動き検出回路
における時空間積分回路の一構成例を示した図、第4図
(b)は第4図(a)における時空間積分のインパルス
応答特性の一例を示した図である。 1・・・入力端子、2・・・標本化回路、3・・・クロ
ック発生回路、4,5,33,43,44.46・1ラ
インメモリ、6,7,40.41 ・1フレームメモ
リ、8,9,13,17.50・・・減算回路、10・
・・混合回路、11.51・・・色帯域通過フィルタ、
12,48.49・・遅延回路、14・・動き検出回路
、15・・・動き抽出部、16・・・動き処理部、18
・・・サンプル回路、19・・・絶対値回路、20・・
・補間回路、21・・・非線形変換回路、22・・・時
空間積分回路、k・・・動き制御信号、v、u・・・変
調された色差信号。 第10 第50 入力4已芳レベ゛ル ’fi4 図 (υ) ¥]4 図 (b) 時間万百
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、PAL方式の複合カラーテレビ信号から輝度(Y)
信号と搬送色(C)信号を分離する回路において、 PALカラーテレビ信号を色副搬送波周波数の4倍で、
かつカラーバーストの位相に一致した標本化周波数で標
本化を行ない、標本化されたPALカラーテレビ信号の
2フレーム間の差信号及び2ライン間の差信号を形成す
る手段と、画像の動き情報から作る動き制御信号により
上記二つの差信号を適応的に混合させて搬送色信号を形
成する手段と、上記標本化されたPALカラーテレビ信
号から該搬送色信号を差し引き輝度信号を形成する手段
とによって構成されることを特徴とするPALカラーテ
レビ信号のYC分離回路。 2、PAL方式の複合カラーテレビ信号から輝度(Y)
信号と搬送色(C)信号を分離する回路において、 PALカラーテレビ信号を色副搬送波周波数の4倍で、
かつカラーバーストの位相に一致した標本化周波数で標
本化を行ない、標本化されたPALカラーテレビ信号の
2フレーム間の和の信号を形成し1ライン期間の遅延を
施す手段と、上記標本化されたPALカラーテレビ信号
の1フレーム遅延後の信号を用い2ライン間の和の信号
を形成する手段と、画像の動き情報から作る動き制御信
号により上記二つの和の信号を適応的に混合させて輝度
信号を形成する手段と、該輝度信号を時間調整を受けた
上記PALカラーテレビ信号から差し引くことにより搬
送色信号を形成する手段とによって構成されることを特
徴とするPALカラーテレビ信号のYC分離回路。 3、PALカラーテレビ信号を色副搬送波周波数の4倍
で、かつカラーバーストの位相に一致した標本化周波数
で標本化したPALカラーテレビ信号の1フレーム間の
差信号から動き信号を間引き抽出するサンプル手段と、
間引かれた動き信号を絶対値の信号に変換する手段と、
該絶対値の信号に補間操作を行なう手段と、補間処理さ
れた動き信号にスレッショルド特性を含む非線形処理を
施す手段と、該非線形処理後の信号を特時空間へ伸長す
る手段とによって形成される動き制御信号により、搬送
色信号または輝度信号の信号処理形態を適応的に変化さ
せることを特徴とする特許請求範囲第1項及び第2項記
載のPALカラーテレビ信号のYC分離回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29728990A JPH04170890A (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | Palカラーテレビ信号のyc分離回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29728990A JPH04170890A (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | Palカラーテレビ信号のyc分離回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04170890A true JPH04170890A (ja) | 1992-06-18 |
Family
ID=17844589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29728990A Pending JPH04170890A (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | Palカラーテレビ信号のyc分離回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04170890A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0849939A2 (en) * | 1996-12-19 | 1998-06-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Motion detection circuit and memory control circuit in YC separating circuit of PAL signals |
-
1990
- 1990-11-05 JP JP29728990A patent/JPH04170890A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0849939A2 (en) * | 1996-12-19 | 1998-06-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Motion detection circuit and memory control circuit in YC separating circuit of PAL signals |
EP0849939A3 (en) * | 1996-12-19 | 1999-07-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Motion detection circuit and memory control circuit in YC separating circuit of PAL signals |
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