JPH0470183A - 適応型輝度信号色信号分離フィルタ - Google Patents
適応型輝度信号色信号分離フィルタInfo
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- JPH0470183A JPH0470183A JP18452390A JP18452390A JPH0470183A JP H0470183 A JPH0470183 A JP H0470183A JP 18452390 A JP18452390 A JP 18452390A JP 18452390 A JP18452390 A JP 18452390A JP H0470183 A JPH0470183 A JP H0470183A
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
この発明は、色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波
数多重した複合カラーテレビジョン信号(以下、■信号
という)から輝度信号(以下、Y信号または単にYとい
う)および色信号(以下、C信号または単にCという)
を分離するための適応型輝度信号色信号分離フィルタに
関するものである。 [従来の技術〕 従来用いられてきた動き適応型YC分離フィルタは、画
像が静止画像であるか、動画像であるかを局所的に判断
し、その各部の画素信号に適したYC分離を行うフィル
タである。 現行のNTSC信号方式では、C信号をY信号の高域周
波数領域に周波数多重した複合信号となっている。この
ため受像機では、YC分離が必要であり、その分離の不
完全さはクロスカラーやドツトクロールなどの画質劣化
を生じさせる。 したがって、近年大容量のディジタルメモリの発達に伴
い、テレビジョン信号の垂直走査周波数に等し1いか、
それ以上の遅延時間を有する遅延回路(以下、単に遅延
回路という)を利用した動き適応型YC分離などの画質
改善のための信号処理回路が種々提案されている。 第16図は従来の動き適応型YC/A離フィルタの一例
を示すブロック回路図である。この第16図において、
入力端子lにはNTSC方式のV信号101が入力され
、フィールド内YC分離回路4、フレーム間)′C分離
回路5、Y信号動き検出回路6およびC信号動き検出回
路7の入力端にそれぞれ与えられる。 フィールド内YC分離回路4にて、フィールド内フィル
タ(図示せず)により、YC分離されたフィールド内Y
C分11tY信号102と、フィールド内YC分離C信
号103はそれぞれY信号混合回路9の第1の入力端と
C信号混合回路10の第1の入力端に入力される。 マタ、フレーム間YC分離回路5にて、フレーム間フィ
ルタ(図示せず)により、YC分離されタフレーム間Y
C分111Y信号104と、フレーム間YC分離C信号
105はそれぞれY信号混合回路9の第2の入力端とC
信号混合回路10の第2の入力端に入力される。 他方、Y信号動き検出回路6にて検出されたY信号動き
量106は、合成回路8の一方の入力端に入力され、ま
た、C信号動き検出回路7にて検出されたC信号動き量
を示す信号107は合成回路8の他方の入力端の入力さ
れる。 合成回路8にて合成された動き検出信号108はY信号
混合回路9の第3の入力端およびC信号混合回路10の
第3の入力端にそれぞれ入力され、Y信号動き検出回路
6、C信号動き検出回路7および合成回路8で動き検出
回路80を構成している。 Y信号混合回路9の出力である動き適応型YC分111
Y信号109は出力端2より送出される。 また、C信号混合回路10の出力である動き適応型YC
分離C信号 110は出力端3より送出される。 次に、この従来例の動作について説明する。 動き検出回路80は、■信号101をYC分離するに当
り、Y信号動き検出回路6およびC信号動き検出回路7
の出力を合成回路8で合成して、■信号101が静止し
ている画像を表わす信号か、動きを表す信号かを判別す
る。 Y信号動き検出回路6は、たとえば第17図のように、
入力端51からV信号101を入力して1フレーム遅延
回路53で1フレーム遅研さぜた信号と、直接入力され
たV信号101とを減算器54で減算して、V信qlo
iの1フレーム差分を求め、低域通過フィルタ(以下、
LPFという)55を通したのち、絶対値回路56でそ
の絶対値を求め、この絶対値を非線形変換回路57でY
信号の低域成分の動き量を示す信号106に変換して出
力端52に出力する。 また、C信号動き検出回路7は、たとえば第18図のよ
うに入力端11から入力されるV信号101を2フレ一
ム遅延回路81で2フレーム遅延させた信号と、直接入
力されたV信号101とを減算器82で減算して、2フ
レ一ム差分を求め、帯域通過フィルタ(以下、BPFと
いう)83を通し、たのち、絶対値回路84でその絶対
値を求め、この絶対値を非線形変換回路85でC信号の
動き量を示す信号107に変換して出力端89より出力
する。 合成回路8は、たとえばY信号動き量106とC信号動
き量107のうち、大きい方の値を選択して出力するよ
うに、構成されている。 この判別結果は、動き係数k(0≦に≦1)という形で
表わされ、たとえば画像を完全なる静止画像と判別した
場合には、k=0、画像を完全なる動画像と判別した場
合には、k=1というように制御信号108として与え
られる。 一般に、画像が静止画像である場合には、フレーム間相
関を利用したフレーム間YC分離を行って、Y信号とC
信号を分離する。 フレーム間YC分離回路5は、たとえば第19図のよう
に入力端61から入力されたV信号101を1フレーム
遅延回路64で1フレーム遅延させた信号と、直接入力
されたV信号101とを加算器65で加算して、1フレ
ーム和を求めてYF信号104を抽出し7て、出力端6
2に出力するとともに、減算器66で入力端61から入
力されたV信号101からYF信号104を減ずること
により、CF信号105を抽出して出力端63から出力
している。 また、一般に画像が動画像である場合には、フィールド
内相関を利用したフィールド内YC分離を行ってY信号
とC信号を分離する。フィールド内YC分離回路4は、
たとえば第20図のように入力端71から入力した■信
号101を1ライン遅延回路74で1ライン遅延させた
信号と、直接入力した■信号101とを加算器75で加
算して、1ライン和を求めてYf信号102を抽出し、
出力端72から出力するとともに、減算器76で入力端
71から入力されるV信号101からYf信号102を
減ずることにより、Cf信号103を抽出して、出ツノ
端73から出力している。 動き適応型YC分離フィルタでは、このようなフィール
ド内Y C分離回路4とフレーム間YC分離回路5とを
並置し、合成回路8にて合成された動き係数kにまり、
Y信号混合回路9に以下のような演算を行わせて、動き
適応型YCC分離倍信号09を出力端2から出力する。 Y=kYf+ (1−k)YF ここで、 Yfニフィールド内YC分離Y信号出力102、YF:
フレーム間yc分離Y信号出力104、である。 同様に、制御信号109により、C信号混合回路10に
以下のような演算を行わせて、動き適応型YC分離C信
号110を出力端3から出力する。 C=kCf+ (1−k)CF ここで、 Cf:フィールド内YC分離C信号出力103、CF:
フレーム間YC分離C信号出力105、である。 この動き適応型YC分離フィルタのうち、C信号動き検
出回路7は、また第21図のような構成でも実現できる
。同図において、入力端11からVM号101が入力さ
れ、色復調回路86により2種類の色差信号R−Y、B
−Yに復調される。これら2種類の色差信−qR−Y、
B−Yは時分割多重回路87である周波数で時分割多重
され、2フレ一ム遅延回路81で2フレ一ム遅延回路8
1の出力と時分割多重回路87の出力との減算を行って
、2フレ一ム差分が得られる。 この2フレ一ム差分にLPF88を通してY信号成分を
除き、絶対値回路84により絶対値をとり、さらに非線
形変換回路85で非線形変換してC信号の動き検出量1
07を出力端89から送出できる。 [発明が解決しようとする課題] 従来の動き適応型YC分射フィルタは以上のように構成
されているので、Y信号動き検出回路6およびC信号動
き検出回路7によりそれぞれ検出された動き量を合成し
た量に基づいて、フィールド内YC分離回路4によるY
f倍信号Cf信号、およびフレーム間YC分離回路5に
よるY F信号とCF倍信号それぞれ混合するようにし
ている。 し、たがって、静止画におけるフィルタ特性と動画にお
けるフィルタ特性とが全く異なることにより、画像が静
止画から動画に移る場合、または動画から静止画に移る
場合に解像度に極端な変化があるので、動画処理時の画
質劣化が目立つという問題点があった。 この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、従来の動き適応型YC分離フィルタでは上
記のような処理の切り換えが多い画像でも、解像度が高
く、画質劣化の少ない画像を再生することのできる適応
型YC分離フィルタを得ることを目的とする。 [課題を解決するための手段] (1)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、1フ
ィールド隔てた色副搬送波の位相が逆である点での差分
の水平低域周波数成分を比較することにより相関を局所
的に検出して、その検出結果によりフィールド間演算と
C信号のフィールド内帯域制限とを含んだ複数のフレー
ム内処理を適応的に切り換える処理を行って、フレーム
内YC分離Y信号とフレーム内YC分離C信号を出力す
るYC分離フィルタである。 (2)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、■フ
ィールド隔てた色副搬送波の位相が逆である点での差分
の水平低域周波数成分及び、色副搬送波の位相が同じで
ある点での差分の水平高域周波数成分を比較することに
より相関を局所的に検出して、その検出結果によりフィ
ールド間演算とC信号のフィールド内帯域制限とを含ん
だ複数のフレーム内処理を適応的に切り換える処理を行
って、フレーム内YC分MY信号とフレーム内YC分離
C信号を出力するYC分離フィルタである。 (3)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、1フ
ィールド隔てた色副搬送波の位相が逆である点での差分
の水平低域周波数成分を比較することにより相関を局所
的に検出して、その検出結果によりフィールド間演算と
Y信号のフィールド内帯域制限とを含んだ複数のフレー
ム内処理を適応的に切り換える処理を行って、フ
数多重した複合カラーテレビジョン信号(以下、■信号
という)から輝度信号(以下、Y信号または単にYとい
う)および色信号(以下、C信号または単にCという)
を分離するための適応型輝度信号色信号分離フィルタに
関するものである。 [従来の技術〕 従来用いられてきた動き適応型YC分離フィルタは、画
像が静止画像であるか、動画像であるかを局所的に判断
し、その各部の画素信号に適したYC分離を行うフィル
タである。 現行のNTSC信号方式では、C信号をY信号の高域周
波数領域に周波数多重した複合信号となっている。この
ため受像機では、YC分離が必要であり、その分離の不
完全さはクロスカラーやドツトクロールなどの画質劣化
を生じさせる。 したがって、近年大容量のディジタルメモリの発達に伴
い、テレビジョン信号の垂直走査周波数に等し1いか、
それ以上の遅延時間を有する遅延回路(以下、単に遅延
回路という)を利用した動き適応型YC分離などの画質
改善のための信号処理回路が種々提案されている。 第16図は従来の動き適応型YC/A離フィルタの一例
を示すブロック回路図である。この第16図において、
入力端子lにはNTSC方式のV信号101が入力され
、フィールド内YC分離回路4、フレーム間)′C分離
回路5、Y信号動き検出回路6およびC信号動き検出回
路7の入力端にそれぞれ与えられる。 フィールド内YC分離回路4にて、フィールド内フィル
タ(図示せず)により、YC分離されたフィールド内Y
C分11tY信号102と、フィールド内YC分離C信
号103はそれぞれY信号混合回路9の第1の入力端と
C信号混合回路10の第1の入力端に入力される。 マタ、フレーム間YC分離回路5にて、フレーム間フィ
ルタ(図示せず)により、YC分離されタフレーム間Y
C分111Y信号104と、フレーム間YC分離C信号
105はそれぞれY信号混合回路9の第2の入力端とC
信号混合回路10の第2の入力端に入力される。 他方、Y信号動き検出回路6にて検出されたY信号動き
量106は、合成回路8の一方の入力端に入力され、ま
た、C信号動き検出回路7にて検出されたC信号動き量
を示す信号107は合成回路8の他方の入力端の入力さ
れる。 合成回路8にて合成された動き検出信号108はY信号
混合回路9の第3の入力端およびC信号混合回路10の
第3の入力端にそれぞれ入力され、Y信号動き検出回路
6、C信号動き検出回路7および合成回路8で動き検出
回路80を構成している。 Y信号混合回路9の出力である動き適応型YC分111
Y信号109は出力端2より送出される。 また、C信号混合回路10の出力である動き適応型YC
分離C信号 110は出力端3より送出される。 次に、この従来例の動作について説明する。 動き検出回路80は、■信号101をYC分離するに当
り、Y信号動き検出回路6およびC信号動き検出回路7
の出力を合成回路8で合成して、■信号101が静止し
ている画像を表わす信号か、動きを表す信号かを判別す
る。 Y信号動き検出回路6は、たとえば第17図のように、
入力端51からV信号101を入力して1フレーム遅延
回路53で1フレーム遅研さぜた信号と、直接入力され
たV信号101とを減算器54で減算して、V信qlo
iの1フレーム差分を求め、低域通過フィルタ(以下、
LPFという)55を通したのち、絶対値回路56でそ
の絶対値を求め、この絶対値を非線形変換回路57でY
信号の低域成分の動き量を示す信号106に変換して出
力端52に出力する。 また、C信号動き検出回路7は、たとえば第18図のよ
うに入力端11から入力されるV信号101を2フレ一
ム遅延回路81で2フレーム遅延させた信号と、直接入
力されたV信号101とを減算器82で減算して、2フ
レ一ム差分を求め、帯域通過フィルタ(以下、BPFと
いう)83を通し、たのち、絶対値回路84でその絶対
値を求め、この絶対値を非線形変換回路85でC信号の
動き量を示す信号107に変換して出力端89より出力
する。 合成回路8は、たとえばY信号動き量106とC信号動
き量107のうち、大きい方の値を選択して出力するよ
うに、構成されている。 この判別結果は、動き係数k(0≦に≦1)という形で
表わされ、たとえば画像を完全なる静止画像と判別した
場合には、k=0、画像を完全なる動画像と判別した場
合には、k=1というように制御信号108として与え
られる。 一般に、画像が静止画像である場合には、フレーム間相
関を利用したフレーム間YC分離を行って、Y信号とC
信号を分離する。 フレーム間YC分離回路5は、たとえば第19図のよう
に入力端61から入力されたV信号101を1フレーム
遅延回路64で1フレーム遅延させた信号と、直接入力
されたV信号101とを加算器65で加算して、1フレ
ーム和を求めてYF信号104を抽出し7て、出力端6
2に出力するとともに、減算器66で入力端61から入
力されたV信号101からYF信号104を減ずること
により、CF信号105を抽出して出力端63から出力
している。 また、一般に画像が動画像である場合には、フィールド
内相関を利用したフィールド内YC分離を行ってY信号
とC信号を分離する。フィールド内YC分離回路4は、
たとえば第20図のように入力端71から入力した■信
号101を1ライン遅延回路74で1ライン遅延させた
信号と、直接入力した■信号101とを加算器75で加
算して、1ライン和を求めてYf信号102を抽出し、
出力端72から出力するとともに、減算器76で入力端
71から入力されるV信号101からYf信号102を
減ずることにより、Cf信号103を抽出して、出ツノ
端73から出力している。 動き適応型YC分離フィルタでは、このようなフィール
ド内Y C分離回路4とフレーム間YC分離回路5とを
並置し、合成回路8にて合成された動き係数kにまり、
Y信号混合回路9に以下のような演算を行わせて、動き
適応型YCC分離倍信号09を出力端2から出力する。 Y=kYf+ (1−k)YF ここで、 Yfニフィールド内YC分離Y信号出力102、YF:
フレーム間yc分離Y信号出力104、である。 同様に、制御信号109により、C信号混合回路10に
以下のような演算を行わせて、動き適応型YC分離C信
号110を出力端3から出力する。 C=kCf+ (1−k)CF ここで、 Cf:フィールド内YC分離C信号出力103、CF:
フレーム間YC分離C信号出力105、である。 この動き適応型YC分離フィルタのうち、C信号動き検
出回路7は、また第21図のような構成でも実現できる
。同図において、入力端11からVM号101が入力さ
れ、色復調回路86により2種類の色差信号R−Y、B
−Yに復調される。これら2種類の色差信−qR−Y、
B−Yは時分割多重回路87である周波数で時分割多重
され、2フレ一ム遅延回路81で2フレ一ム遅延回路8
1の出力と時分割多重回路87の出力との減算を行って
、2フレ一ム差分が得られる。 この2フレ一ム差分にLPF88を通してY信号成分を
除き、絶対値回路84により絶対値をとり、さらに非線
形変換回路85で非線形変換してC信号の動き検出量1
07を出力端89から送出できる。 [発明が解決しようとする課題] 従来の動き適応型YC分射フィルタは以上のように構成
されているので、Y信号動き検出回路6およびC信号動
き検出回路7によりそれぞれ検出された動き量を合成し
た量に基づいて、フィールド内YC分離回路4によるY
f倍信号Cf信号、およびフレーム間YC分離回路5に
よるY F信号とCF倍信号それぞれ混合するようにし
ている。 し、たがって、静止画におけるフィルタ特性と動画にお
けるフィルタ特性とが全く異なることにより、画像が静
止画から動画に移る場合、または動画から静止画に移る
場合に解像度に極端な変化があるので、動画処理時の画
質劣化が目立つという問題点があった。 この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、従来の動き適応型YC分離フィルタでは上
記のような処理の切り換えが多い画像でも、解像度が高
く、画質劣化の少ない画像を再生することのできる適応
型YC分離フィルタを得ることを目的とする。 [課題を解決するための手段] (1)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、1フ
ィールド隔てた色副搬送波の位相が逆である点での差分
の水平低域周波数成分を比較することにより相関を局所
的に検出して、その検出結果によりフィールド間演算と
C信号のフィールド内帯域制限とを含んだ複数のフレー
ム内処理を適応的に切り換える処理を行って、フレーム
内YC分離Y信号とフレーム内YC分離C信号を出力す
るYC分離フィルタである。 (2)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、■フ
ィールド隔てた色副搬送波の位相が逆である点での差分
の水平低域周波数成分及び、色副搬送波の位相が同じで
ある点での差分の水平高域周波数成分を比較することに
より相関を局所的に検出して、その検出結果によりフィ
ールド間演算とC信号のフィールド内帯域制限とを含ん
だ複数のフレーム内処理を適応的に切り換える処理を行
って、フレーム内YC分MY信号とフレーム内YC分離
C信号を出力するYC分離フィルタである。 (3)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、1フ
ィールド隔てた色副搬送波の位相が逆である点での差分
の水平低域周波数成分を比較することにより相関を局所
的に検出して、その検出結果によりフィールド間演算と
Y信号のフィールド内帯域制限とを含んだ複数のフレー
ム内処理を適応的に切り換える処理を行って、フ
【ノー
ム内YC分離Y信号とフレーム内YC分MC信号を出力
するYC分離フィルタである。 (4)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、1フ
ィールド隔てた色副搬送波の位相が逆である点での差分
め水平低域周波数成分及び、色副搬送波の位相が同じで
ある点での差分の水平高域周波数成分を比較することに
より相関を局所的に検出し7て、その検出結果によりフ
ィールド間演算とY信号のフィールド内帯域制限とを含
んだ複数のフレーム内処理を適応的に切り換える処理を
行って、フレーム内YC分離Y信号とフレーム内YC分
離C信号を出力するYC分離フィルタである。 (5)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、lフ
レーム隔てた色副搬送波の位相が同じである点での差分
を比較することにより相関を局所的に検出して、その検
出結果によりフィールド間演算とC信号のフィールド内
帯域制限とを含んだ複数のフレーム内処理を適応的に切
り換える処理を行って、フレーム内YC分離Y信号とフ
レーム内YC分離C信号を出力するYC分離フィルタで
ある。 (6)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、1フ
レーム隔てた色副搬送波の位相が間じである点での差分
を比較することにより相関を局所的に検出して、その検
出結果によりフィールド間演算とY信号のフィールド内
帯域制限とを含んだ複数のフレーム内処理を適応的に切
り換える処理を行って、フレーム内YC分離Y信号とフ
レーム内Y C分離C信号を出力するYC分離フィルタ
である。 (7)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、1フ
レーム隔てた色副搬送波の位相が同じである点での差分
を比較することにより相関を局所的に検出して、その検
出結果により3フィールド間の演算によるY信号の帯域
制限を含んだ複数の3フィールド内処理を適応的に切り
換える処理を行って、3フィールド内YC分離Y信号と
3フィールド内YC分離C信号を出力するYC分離フィ
ルタである。 (8)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、lフ
レーム隔てた色副搬送波の位相が同じである点での差分
を比較することにより相関を局所的に検出して、その検
出結果により3フィールド間の演算によるC信号の帯域
制限を含んだ複数の3フィールド内処理を適応的に、切
り換える処理を行って、3フィールド内YC分離Y信号
と3フィールド内YC分離C信号を出力するYC分離フ
ィルタである。 [作用] (1)この発明である適応型YC分離フィルタは、注目
画素とその1フィールド前で色副搬送波の位相が逆であ
って注目画素の近傍にある画素の差分の水平低域周波数
成分を複数の方向について求め、その方向の水平低域周
波数成分を比較することにより画像の局所的な相関を検
出し、その相関の大小により複数のフレーム内処理のい
ずれかを選択することによって、フレーム内YC分wj
Y信号とフレーム内YC分離C信号を出力する。 (2)この発明である適応型YC分離フィルタは、注目
画素とその1フィールド前で色副搬送波の位相が逆であ
って注目画素の近傍にある画素の差分の水平低域周波数
成分と、注目画素とその1フィールド前で色副搬送波の
位相が同じであって注目画素の近傍にある画素の差分の
水平高域周波数成分を複数の方向について求め、その方
向の水平低域周波数成分及び水平高域周波数成分を比較
することにより画像の局所的な相関を検出し、その相関
の大小により複数のフレーム内処理のいずれかを選択す
ることによって、フレーム内YC分離Y信号とフレーム
内YC分離C信号を出力する。 (3)この発明である適応型YC分離フィルタは、注目
画素の前後のフレーム間で色副搬送波の位相が同じであ
り、注目画素の近傍にある画素の差分を複数の方向につ
いて求め、その方向の差分を比較することにより画像の
局所的な相関を検出し、その相関の大小により、複数の
フレーム内処理のいずれかを選択することによって、フ
レーム内YC分離Y信号とフレーム内YC分離C信号を
出力する。 (4)この発明である適応型YC分離フィルタは、注目
画素の前後のフレーム間で色副搬送波の位相が間じてあ
り、注目画素の近傍にある画素の差分を複数の方向につ
いて求め、その方向の差分を比較することにより画像の
局所的な相関を検出し、その相関の大小により、複数の
3フィールド内処理のいずれかを選択することによって
、3フィールド内YC分離Y信号と3フィールド内YC
分離C信号を出力する。 [実施例] 以下、この発明の適応型YC分離フィルタの実施例を図
について示す。 第1図はその第1実施例を示すブロック図である。この
第1図において、入力端子11にはV信号101が入力
される。このV信号101は2画素遅延回路14および
262ライン遅延回路15の入力端に入力される。 2画素遅延回路14で2画素遅延された■信号は、減算
器19.20.21,33の第1の入力端にそれぞれ入
力される。 262ライン遅延回路15で262ライン遅延されたV
信号は減算器19の第2の入力端と1ライン遅延回路1
6および4画素遅延回路17の入力端に入力される。4
画素遅延回路17で4画素遅延された■信号は減算器2
0の第2の入力端に入力される。 1ライン遅延回路16で1ライン遅延された■信号は2
画素遅延回路18の入力端に入力される。2画素遅延回
路18の出力は減算器21の第2の入力端に入力される
。 減算器19の出力信号は、信号選択回路29の第1の入
力端とLPF22の入力端に入力される。減算器20の
出力信号は信号選択回路29の第2の入力端とLPF2
3の入力端に入力される。減算器21の出力信号は信号
選択回路29の第3の入力端とLPF24の入力端に入
力される。 LPF22の出力は絶対値回路25の入力端に、LPF
23の出力は絶対値回路26の入力端に、LPF24の
出力は絶対値回路27の入力端にそれぞれ入力される。 絶対値回路25の出力は最小値選択回路28の第1の入
力端に、絶対値回路26の出力は最小値選択回路28の
第2の入力端に、絶対値回路27の出力は最小値選択回
路28の第3の入力端にそれぞれ入力される。 最小値選択回路28の出力は信号選択回路29の第4の
入力端に入力され、これにより第1から第3の入力を選
択制御する。 信号選択回路29の出力は、lライン遅延回路30の入
力端と減算器31の第1の入力端に入力される。lライ
ン遅延回路30の出力は減算器31の第2の入力端に入
力される。減算器31の出力はBPF32の入力端に入
力される。 BPF32の出力は、減算器33の第2の入力端に入力
され、またフレーム内YC分離C信号113として出力
端13から出力される。減算器33の出力はフレーム内
YC分離Y信号112として出力端12から出力される
。 次に動作について説明する。 画面の水平方向をX軸、画面の垂直方向をy軸、X軸と
)r軸で構成される平面に垂直な方向に時間軸であるt
軸をとると、X軸、y軸およびt軸で構成できる3次元
時空間を考えることができる。 第5図は3次元時空間を表わした図であり、第5図(a
)はt軸とy軸で構成される平面、第5図(b)(e)
はX軸とy軸で構成される平面である。第5図(a)に
は、インタレース走査線も表わしており、破線は一つの
フィールドであることを、実線は色副搬送波が同位相で
あることを示している。 また、第5図(b)の実線および破線はそれぞれnフィ
ールド、n−1フィールドの走査線を示しており、走査
線上の「○」、「・」、「△」、「ム」の4種類の印は
V信号を色副搬送波周波数fsc(= 3.58MHz
)の4倍でディジタル化したときの色副搬送波が同位相
の標本点を示している。 また、第5図(e)の実線および破線はそれぞれn+1
フィールド、nフィールドの走査線を示しており、走査
線上の「○」、「・」、「△」、「ム」の4種類の印は
第5図(b)と同様である。 いま、注目標本点を「◎」で表わすと、同一フィールド
であるnフィールドでは2標本点前後と、)ライン上下
の4つの点a、b、c、dで色副搬送波位相がiso’
異なっている。 そこで、ディジタル回路によるラインくし形フィルタや
、特開昭58−242367号公報に示された適応型Y
C分離フィルタなどが構成できる。 また、第5図(a)に示すように1フレーム離、れた同
一標本点で色副搬送波位相が180°異なるので、フレ
ーム間YC分離フィルタもまた構成できる。 さらに、第5図(b)かられかるように、注目標本点か
ら1フィールド前のn−1フィールドでは、1ライン上
の標本点またはlライン下の2標本点前後で逆位相とな
るので、これら3点ア、イ、つのうちいずれかと注目点
との演算によりフィールド間YC分離が可能となる。 また、上言己のX軸、μ軸およびt軸に対応した周波数
軸として、水平周波数軸であるμ軸、垂直周波数軸であ
るν軸および時間周波数軸であるf軸を考え、互いに直
交するμ軸、ν軸、f軸で構成できる3次元周波数空間
を考えることができる。 第6図は十記3次元周波数空間の投影図を表わしている
。第6図(a)は上記3次元周波数空間を斜め方向から
見た図、第6図(b)は」二記3次元周波数空間をf軸
の負の方向から見た図、第6図(e)は上記3次元周波
数空間をμ軸の正の方向から見た図である。 この第6図(a)〜(e)には3次元周波数空間上での
V信号のスペクトル分布の表わしである。第6図(a)
〜(e)かられかるように、Y信号のスペクトルは3次
元周波数空間の原点を中心に広がっており、C信号のス
ペクトルは色副搬送波周波数fseでI信号、C信号が
直交二相変調されているので、第6図(a)〜(C)の
ような4個所の空間に位置している。 しかし、第6図(c)のようにV信号をμ軸上でみると
、C信号は第2象限と第4象限のみに存在している。 これは、第5図(a)で色副搬送波の同位相を表わす実
線が時間とともに上がっていることに対応している。 それにもかかわらず、従来例では動き検出回路により画
像が静止画か動画かを判断し、静止画の場合はフレーム
間の相関を利用したYC分離を行い、動画の場合はフィ
ールド内での相関を利用したYC分離を行っていた。し
たがって、静止画の場合はf軸方向のみの帯域制限を加
え、一方、動画の場合はμ軸、ν軸方向の帯域制限は可
能であるが、f軸方向の帯域制限を加えることはできな
かった。 それゆえ、動画においては本来Y信号か存在する周波数
空間をC信号として分離することになり、Y信号の帯域
が狭くなっていた。また静止画と動画とのY信号の帯域
が大きく異なっていたので、静止画と動画との移り変わ
りの時に、画像の解像度、YC間のクロストークが大き
く変化していた。 そこで、従来の動き適応型YC分離フィルタの代わりに
、前述のようにフィールド間演算による適応型Y C分
離フィルタを用いることにより、静止画と動画との解像
度、YC間のクロストークの差異を少なくし、自然な高
精細な画像を得ることができる。 第5図(b)において、n−1フィールドの中で注目標
本点「◎」の近傍にあり、色副搬送波位相が180゛異
なる点は、標本点「・」ア、イ、つがある。これら3点
のいずれかとの演算によりフィールド間YC分離が可能
となる。 第1に、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」アとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。これに第1図に
おける1ライン遅延回路30、減算器31、BPF32
で構成される2次元BPFを通過させると、C信号が得
られる。また、減算器33で■信号からC信号を減算す
ることによりY信号が得られる。これをフィールド間Y
C分離Aとする。 第7図(a) 〜(e)は第6図(a)−(e)と同じ
く3次元周波数空間を表わし5ており、フィールド間Y
C分離Aにより得られたY信号とC信号の存在する周波
数空間を示している。 第2に、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」イとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。これに上記の2
次元BPFを通過させると、C信号が得られる。また■
信号からC信号を減算することによりY信号が得られる
。これをフィールド間YC分離Bとする。 第8図(a)〜(C)も同じくフィールド間YC分離B
により得られたY信号とC信号の存在する周波数空間を
示している。第8図(a)〜(e)を見ると、分離され
たY信号に一部C信号が含まれるようであるが、Y信号
とC信号は相互に相関が強いことから、Y信号にC信号
が含まれることは極於て少ない。 第3に、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」つとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。これに上記の2
次元BPFを通過させると、C信号が得られる。またV
信号からC信号を減算することによりY信号が得られる
。これをフィールド間YC分離Cとする。 第9図(a)〜(e)も同じくフィールド間YC分離C
により得られたY信号とC信号の存在する周波数空間を
示している。第9図(a)〜(e)を見ると、分離され
たY信号に一部C信号が含まれるようであるが、第8図
と同様の理由から、Y信号にC信号が含まわることは極
めて少ない。 これら3種類のフィールド間YC分離を適応的に切り換
え制御するため、注目標本点「◎」と標本点「・」ア、
イ、つとの間での相関を検出する必要がある。ディジタ
ル化されるのはV信号であるから、相関を検出するため
には、それぞれの差分にr−P Fを通し、Y信号の低
域成分の相関を検出して制御信号とすればよい。 次に上記第1図の構成の適応型YC分離フィルタの動作
について説明する。 この発明は、従来の動き適応型YC分離フィルタの代わ
りに、画像の相関を検出し、て3種類のフィールド間演
算を含んだYC分離フィルタのうち最適なものを用いる
ことを特徴としている。 第1図において、入力端11から入力されたV信q1O
Nは2画素遅延回路14で2画素遅延され、また262
ライン遅延回路15で262ライン遅延される。 2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号と262
ライン遅延回路15の出力とを減算器19で減じること
により、フィールド間YC分離Cのためのフィールド間
差分を得る。 2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号と、4画
素遅延回路17の出力とを減算器20で減じることによ
り、フィールド間YC分離Bのためのフィールド間差分
を得る。 2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号と、2画
素遅延回路18の出力とを減算器21で減じることによ
り、フィールド間YC分離Aのた島のフィールド間差分
を得る。 以上の3種類のフィールド間差分は信号選択回路29に
入力され、後に述べる最小値選択回路28の出力により
選択される。 減算器19の出力であるフィールド間差分はまた2、
1MHz以下を通過域とするLPF22を通し、さらに
絶対値回路25で絶対値化され、最小値選択回路28に
入力されて、第5図(b)における注目点と標本点つと
の間の相関を検出する。 減算器20の出力であるフィールド間差分はまた2、
1MHz以下を通過域とするLPF23を通し、さらに
絶対値回路26で絶対値化され、最小値選択回路28に
入力されて、第5図(b)における注目点と標本点イと
の間の相関を検出する。 減算器21の出力であるフィールド間差分はまた2、
1M)12以下を通過域とするLPF24を通し1、さ
らに絶対値回路27で絶対値化され、最小値選択回路2
日に入力されて、第5図(b)における注目点と標本点
アとの間の相関を検出する。 最小値選択回路28は上記の3種類の絶対値出力のうち
最小のもの、すなわち注目標本点とlフィールド隔てた
3方向の標本点との相関が最大のものを選択し、信号選
択回路29を制御する。 すなわち、信号選択回路29は絶対値回路25の出力が
最小の場合は減算器19の出力を、絶対値回路26の出
力が最小の場合は減算器20の出力を、絶対値回路27
の出力が最小の場合は減算器21の出力をそれぞれ選択
する。 さらに、信号選択回路29の出力は、lライン遅延回路
30と減算器31で垂直高域成分のみを通過され、BP
F32により水平高域成分のみを通過される。すなわち
信号選択回路29の出力を2次元BPFにより2次元の
帯域制限をして適応型YC分離C信号113とする。 減算器33により、2画素遅延回路14の出力であるV
信号から、適応型内YC分離C信号1】3を減ずること
により、適応型YCC分離倍信号12を得ることができ
る。 なお、第1図において、垂直高域成分のみを通過させる
ために1ライン遅延回路30と減算器31を用いたが、
これを複数個の1ライン遅延回路を用いた演算によって
も同様の効果が得られる。 第2図は、この発明である適応型YC分離フィルタの第
2実施例の詳細ブロック図である。第2図において、第
1図と異なる点はフィールド間の相関を検出する方法と
フィールド内帯域制限の方法である。ここでは、■信号
の相関を検出する方法とし、て、3次元周波数空間にお
いてY信号のスペクトルが広がっている方法を検出する
方法を用いる。 3種類のフィールド間YC分離を選択制御するためのY
信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領域につい
て図示すると、第10図、第11図、第12図のそれぞ
れ実線部となる。 第10図はフィールド間YC分離Aを選択するためのY
信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領域である
。この領域は第4図(b)における注目標本点「◎」と
標本点F・Jアの1ライン下にある標本点「○」ケとの
差にLPFを通過させることにより検出することができ
る。 第11図はフィールド間YC分離Bを選択するためのY
信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領域である
。この傾板は第4図(b)における注目標本点「◎」と
標本点「・」イとの和にBPFを通過させることにより
検出することができる。 第12図はフィールド間YC分離Cを選択するためのY
信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領域である
。この領域は第4図(b)における注目標本点「◎」と
標本点「・」つとの和にBPFを通過させることにより
検出することができる。 次に、上記第2図の構成の適応型YC分離フィルタのう
ち、第1図と異なるフィールド間相関検出とフィールド
内帯域制限について説明する。第2図において第1図と
同等の個所には同じ番号が付されている。 262ライン遅延回路15の出力と2画素遅延回路I4
の出力は加算器36で加算され、その結果は2.1MH
z以上を通過域とするBPF39を通し、さらに絶対値
回路42で絶対値化され最大値選択回路45に入力され
て、第5図(b)における注目点と標本点つとの間の相
関を検出する。 262ライン遅延回路15の出力は2画素遅延回路34
.35で4画素遅延される。2画素遅延回路35の出力
と2画素遅延回路14の出力は加算器37で加算さね、
その結果は2.1MHz以上を通過域とするBPF40
を通し、さらに絶対値回路43で絶対値化され最大値選
択回路45に入力されて、第5図(b)における注目点
と標本点イとの間の相関を検出する。 2画素遅延回路34の出力と2画素遅延回路14の出力
は減算器38で減算され、その結果は2、1MHz以下
を通過域とするLPF41を通し、さらに絶対値回路4
4で絶対値化され最大値選択回路45に入力されて、第
5図(b)における注目点と標本点ケとの間の相関を検
出する。 最大値選択回路45は上記の3種類の絶対値出力のうち
最大のもの、すなわち注目標本点と1フィールド隔てた
3方向の標本点との相関が最大のものを選択し、信号選
択回路29を制御する。 信号選択回路29の出力は減算器67でV信号から減算
され、C信号を含まない3次元低域周波数成分が得られ
る。また信号選択回路29の出力に1ライン遅延回路6
8、減算器69、加算器70.78、L P F 77
で構成される2次元くし形フィルタを通過させると、C
信号を取り除くことができる。この出力と減算器67の
出力とを加算器79で加算することにより、Y信号11
2が得られる。また減算器99でV信号からY信号11
2を減ずることにより、C信号113が得られる。 また、第1図におけるフィールド間の相関検出は映像信
号のスペクトルが拡がっていない方向のフィールド間フ
ィルタを選択するように制御するが、これを第2図のよ
うに映像信号のスペクトルが拡がっている方向のフィー
ルド間フィルタを選択するように制御する相関検出にし
ても、同様の結果が得られる。これとは別に、第1図に
おいてはC信号のフィールド内帯域制限を行ったが、第
2図のようにY信号のフィールド内帯域制限を行っても
同様の結果が得られる。 第3図は、この発明である適応型YC分離フィルタの第
3実施例の詳細ブロック図である。 第3図において第1図と異なる点は、フィールド間の相
関検出のかわりフレーム間の相関検出を用いていること
のみである。 まず第1に、フィールド間YC分離フィルタAを選択す
るためには、第5図(b)におけるn1フィールドの標
本点アと第5図(c)におけるn+1フィールドの標本
点工との差分絶対値を得る必要がある。 次に、フィールド間YC分離フィルタBを選択するため
には、第5図(b)におけるn−1フィールドの標本点
イと第5図(e)におけるn+1フィールドの標本点オ
との差分絶対値を得る必要がある。 さらに、フィールド間YC分離フィルタCを選択するた
めには、第5図(b)におけるn−1フィールドの標本
点つと第5図(e)におけるn+1フィールドの標本点
力との差分絶対値を得る必要がある。 上記の結果、得られた3種類のフレーム間相関検出量を
比較して、3種類のフィールド間YC分離フィルタを選
択制御する。 次に、上記第3図の構成の適応型YC分離フィルタのう
ち、第1図と異なるフレーム間相関検出のみを説明する
。第3図において第1図と同等の個所には同じ番号が付
されている。 第3図において、入力端11から入力されたV信号10
1は263ライン遅延回路46、■ライン遅延回路47
および2画素遅延回路49の入力端に入力される。26
3ライン遅延回路46の出力は第1図における実施例と
同様に3種類のフィールド間YC分離フィルタを構成す
るのに用いられる。 262ライン遅延回路15の出力と4画素遅延回路48
の出力は減算器58で減算され、絶対値回路25で絶対
値化され最小値選択回路28に入力されて、第5図(b
)(c)における標本点つと力との間の相関を検出する
。 4画素遅延回路17の出力と1ライン遅延回路47の出
力は減算器59で減算され、絶対値回路26で絶対値化
され最小値選択回路28に入力されて、第5図(b)(
c)における標本点イとオとの間の相関を検出する。 2画素遅延回路18の出力と2画素遅延回路49の出力
は減算器60で減算され、絶対値回路27で絶対値化さ
れ最小値選択回路28に入力されて、第5図(b)(c
)における標本点アと工との間の相関を検出する。 最小値選択回路28は上記の3種類の絶対値出力のうち
最小のもの、すなわち注目標本点を中心に1フレーム隔
てた3方向の標本点間の相関が最大のものを選択し、信
号選択回路29を制御する。 また、第3図においてはC信号のフィールド内帯域制限
の方法を行ったが、第2図のようにY信号のフィールド
内帯域制限を行っても、同様の結果が得られる。 第4図はこの発明である適応型YC分離フィル夕の第4
実施例の詳細ブロック図である。 第4図において第3図と異なる点は、3フィールドにわ
たった演算により、3種類のフィールド間YC分離フィ
ルタの特性を変えたものである。 まず第1に、第5図(b)における注目標本点「◎」と
標本点「・」アとの和によりX信号の一部である3次元
周波数低域成分を取り出すことができる。また注目標本
点「◎」と標本点「O」アと差によりC信号を含む3次
元周波数空間上の高域成分を取り出すことができ、2.
1MHz以下を通過域とするLPFを通過させるとC信
号を取り除くことができる。これと上記の3次元周波数
低域成分とを加算するとX信号を得ることができる。ま
た、X信号からX信号を減算することによりC信号が得
られる。これを3フィールド内YC分離Aとする。 第13図(a)〜(e)もまた3次元周波数空間を表わ
しており、3フィールド内YC分111Aにより得られ
たX信号とC信号の存在する周波数空間を示している。 第2に、第5図(h)(e)における標本点「・Jオに
対して注目標本点「◎」と標本点「・」アとの位置関係
と同じである点を標本点rOJキとすると、注目標本点
「◎」と標本点「・」アとの差に標本点「・」オと標本
点「○」キとの差を加えると、C信号を含む3次元周波
数空間上の高域成分からC信号を取り除(ことができる
。 これに注目標本点「◎」と標本点「・」アとの和により
得られるX信号の一部である3次元周波数空間上の低域
成分を加えるとX信号を得ることができる。また、X信
号からX信号を減算することによりC信号が得られる。 これを3フィールド内YC分離Bとする。 第14図(a)〜(c)もまた3次元周波数空間を表わ
しており、3フィールド内YC分離Bにより得られたX
信号とC信号の存在する周波数空間を示している。第1
4図(a)〜(c)を見ると、分離されたX信号に一部
C信号が含まれるようであるが、X信号とC信号は相互
に相関が強いことがらX信号にC信号がふくまわること
は極めて少ない。 第3に、第5図(b)(e)における標本点「・」力に
対して注目標本点「◎」と標本点「・」アとの位置関係
と同じである点を標本点「○」りとすると、注目標本点
「◎」と標本点「・」アとの差に標本点「・」カと標本
点rOJりとの差を加えると、C信号を含む3次元周波
数空間上の高域成分からC信号を取り除くことができる
。 これに注目標本点「◎」と標本点「・」アとの和により
得られるX信号の一部である3次元周波数空間上の低域
成分を加えるとX信号を得ることができる。また、X信
号からX信号を減算することによりC信号が得られる。 これを3フィールド内YC分離Cとする。 第15図(a)〜(c)もまた3次元周波数空間を表わ
しており、3フィールド内YC分離Cにより得られたX
信号とC信号の存在する周波数空間を示している。第1
5図(a)〜(e)を見ると、分離されたX信号に一部
C信号が含まれるようであるが、第14図と同様の理由
からX信号にC信号が含まれることは極めて少ない。 これら3種類の3フィールド内YC分離を適応型に切り
換えるための相関検出は、第3図における実施例と同様
にフレーム間の相関検出による。 フレーム間相関検出回路の構成は第3図と同様であるの
で説明を省く。第4図において第1図と異なる3フィー
ルド内YC分離フィルタについてのみ説明する。第4図
において第1図と同等の個所には同じ番号が付されてい
る。 第4図において、入力端11から入力されたV信号10
1は263ライン遅延回路46.1ライン遅延回路47
.2画素遅延回路49の入力端および減算器50の第1
の入力端に入力される。 263ライン遅延回路46の出力は減算器50の第2の
入力端と262ライン遅延回路15および2画素遅延回
路91の入力端に入力される。減算器50の出力はlラ
イン遅延回路90で1ライン遅延され、4画素遅延回路
92の入力端と加算器96の第1の入力端に入力される
。4画素遅延回路92の出力は加算器95の第1の入力
端に入力される。、2画素遅延回路9Iの出力は減算器
99の第1の入力端に入力されるとともに、減算器93
、加算器94のそれぞれ第1の入力端に入力される。2
画素遅延回路18の出力は減算器60の第1の入力端に
入力されるとともに、減算器93、加算器94のそれぞ
れ第2の入力端に入力される。減算器93の出力は加算
器95.96のそれぞれ第2の入力端とLPF97の入
力端に入力される。加算器95の出力は、上記3フィー
ルド内YC分離Cの演算結果として信号選択回路29の
第1の入力端に入力される。加算器96の出力は、上記
3フィールド内YC分離Bの演算結果として信号選択回
路29の第2の入力端Iこ入力される。LPF97の出
力は、上記3フィールド内YC分離Aの演算結果として
信号選択回路29の第3の入力端に入力される。信号選
択回路29の第1、第2、第3の入力は、第3図におけ
るフレーム間相関検出と同じである信号選択回路29の
第4の入力端に入力される信号により選択制御される。 信号選択回路29の出力は加算器98で加算器94の出
力と加算され、Y信号112として出力端12から出力
される。また加算器98の出力は減算器99でV信号か
ら減算され、C信号113として出力端13から出力さ
れる。 また、第4図においては3フィールド間の演算を含んだ
3種類の3フィールド間処理を適応的に切り換えること
によりY信号112を出力し、■信号からY信号112
を減算することによりC信号113を出力したが、同様
に3フィールド間の演算を含んだ3種類の3フィールド
間処理を適応的に切り換えることによりC信号113を
出力し、■信号からC信号113を減算することにより
Y信号】12を出力するようにしてもよい。 [発明の効果] (1)以上のように、この発明によればlフィールド隔
てた色副搬送波の位相が逆である点での差分の水平低域
周波数成分によって相関を局所的に検出し、検出結果に
よってフィールド間演算と色信号のフィールド内帯域制
限を含んだ複数のフレーム内YC分離フィルタを適応的
に切り換えるように構成したので、画像の相関を利用し
て最適なYC分離が可能となり、解像度の劣化が少なく
、YC間のクロストークも少ないYC分離を行う動き適
応型YC分離フィルタを構成できる効果がある。 (2)以上のように、この発明によれば1フィールド隔
てた色副搬送波の位相が逆である点での差分の水平低域
周波数成分及び、色副搬送波の位相が同じである点での
差分の水平高域周波数成分によって相関を局所的に検出
し、検出結果によってフィールド間演算と色信号のフィ
ールド内帯域制限を含んだ複数のフレーム内YC分離フ
ィルタを適応的に切り換えるように構成したので、画像
の相関を利用して最適なYC分離が可能となり、解像度
の劣化が少なく、YC間のクロストークも少ないYC分
離を行う動き適応型YC分離フィルタを構成できる効果
がある。 (3)以上のように、この発明によれば1フィールド隔
てた色副搬送波の位相が逆である点での差分の水平低域
周波数成分によって相関を局所的に検出し、検出結果に
よってフィールド間演算と輝度信号のフィールド内帯域
制限を含んだ複数のフレーム内YC分離フィルタを適応
的に切り換えるように構成したので、画像の相関を利用
して最適なYC分離が可能となり、解像度の劣化が少な
く、YC間のクロストークも少ないYC分離を行う動き
適応型YC分離フィルタを構成できる効果がある。 (4)以上のように、この発明によれば1フィールド隔
てた色副搬送波の位相が逆である点での差分の水平低域
周波数成分及び、色副搬送波の位相が同じである点での
差分の水平高域周波数成分によって相関を局所的に検出
し、検出結果によってフィールド間演算と輝度信号のフ
ィールド内帯域制限を含んだ複数のフレーム内YC分離
フィルタを適応的に切り換えるように構成したので、画
像の相関を利用して最適なYC分離が可能となり、解像
度の劣化が少なく、YC間のクロストークも少ないYC
分離を行う動き適応型YC分離フィルタを構成できる効
果がある。 (5)以−Fのように、この発明によれば1フレーム隔
てた色副搬送波の位相が同じである点での差分によって
相関を局所的に検出し、検出結果によってフィールド間
演算と色信号のフィールド内帯域制限を含んだ複数のフ
レーム内YC分離フィルタを適応的に切り換えるように
構成したので、画像の相関を利用して最適なYC分離が
可能となり、解像度の劣化が少なく、YC間のクロスト
ークも少ないYC分離を行う動き適応型YC分離フィル
タを構成できる効果がある。 (6)以上のように、この発明によればlフレーム隔て
た色副搬送波の位相が同じである点での差分によって相
関を局所的に検出し、検出結果によってフィールド間演
算と輝度信号のフィールド内帯域制限を含んだ複数のフ
レーム内YC分離フィルタを適応的に切り換えるように
構成したので、画像の相関を利用し1て最適なYC分離
が可能となり、解像度の劣化が少なく、YC間のクロス
トークも少ないYC分離を行う動き適応型YC分離フィ
ルタを構成できる効果がある。 (7)以上のように、この発明によればlフレーム隔て
た色副搬送波の位相が同じである点での差分によって相
関を局所的に検出し、検出結果によって3フィールド間
演算による輝度信号の帯域制限を含んだ複数の3フィー
ルド内YC分離フィルタを適応的に切り換えるように構
成したので、画像の相関を利用して最適なYC分離が可
能となり、解像度の劣化が少なく、YC間のクロストー
クも少ないYC分離を行う動き適応型YC分離フィルタ
を構成できる効果がある。 (8)以上のように、この発明によれば1フレーム隔て
た色副搬送波の位相が同じである点での差分によって相
関を局所的に検出し、検出結果によって3フィールド間
演算による色信号の帯域制限を含んだ複数の3フィール
ド内YC分離フィルタを適応的に切り換えるように構成
したので、画像の相関を利用して最適なYC分離が可能
となり、解像度の劣化が少なく、YC間のクロストーク
も少ないYC分離を行う動き適応型YC分離フィルタを
構成できる効果がある。
ム内YC分離Y信号とフレーム内YC分MC信号を出力
するYC分離フィルタである。 (4)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、1フ
ィールド隔てた色副搬送波の位相が逆である点での差分
め水平低域周波数成分及び、色副搬送波の位相が同じで
ある点での差分の水平高域周波数成分を比較することに
より相関を局所的に検出し7て、その検出結果によりフ
ィールド間演算とY信号のフィールド内帯域制限とを含
んだ複数のフレーム内処理を適応的に切り換える処理を
行って、フレーム内YC分離Y信号とフレーム内YC分
離C信号を出力するYC分離フィルタである。 (5)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、lフ
レーム隔てた色副搬送波の位相が同じである点での差分
を比較することにより相関を局所的に検出して、その検
出結果によりフィールド間演算とC信号のフィールド内
帯域制限とを含んだ複数のフレーム内処理を適応的に切
り換える処理を行って、フレーム内YC分離Y信号とフ
レーム内YC分離C信号を出力するYC分離フィルタで
ある。 (6)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、1フ
レーム隔てた色副搬送波の位相が間じである点での差分
を比較することにより相関を局所的に検出して、その検
出結果によりフィールド間演算とY信号のフィールド内
帯域制限とを含んだ複数のフレーム内処理を適応的に切
り換える処理を行って、フレーム内YC分離Y信号とフ
レーム内Y C分離C信号を出力するYC分離フィルタ
である。 (7)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、1フ
レーム隔てた色副搬送波の位相が同じである点での差分
を比較することにより相関を局所的に検出して、その検
出結果により3フィールド間の演算によるY信号の帯域
制限を含んだ複数の3フィールド内処理を適応的に切り
換える処理を行って、3フィールド内YC分離Y信号と
3フィールド内YC分離C信号を出力するYC分離フィ
ルタである。 (8)この発明に係る適応型YC分離フィルタは、lフ
レーム隔てた色副搬送波の位相が同じである点での差分
を比較することにより相関を局所的に検出して、その検
出結果により3フィールド間の演算によるC信号の帯域
制限を含んだ複数の3フィールド内処理を適応的に、切
り換える処理を行って、3フィールド内YC分離Y信号
と3フィールド内YC分離C信号を出力するYC分離フ
ィルタである。 [作用] (1)この発明である適応型YC分離フィルタは、注目
画素とその1フィールド前で色副搬送波の位相が逆であ
って注目画素の近傍にある画素の差分の水平低域周波数
成分を複数の方向について求め、その方向の水平低域周
波数成分を比較することにより画像の局所的な相関を検
出し、その相関の大小により複数のフレーム内処理のい
ずれかを選択することによって、フレーム内YC分wj
Y信号とフレーム内YC分離C信号を出力する。 (2)この発明である適応型YC分離フィルタは、注目
画素とその1フィールド前で色副搬送波の位相が逆であ
って注目画素の近傍にある画素の差分の水平低域周波数
成分と、注目画素とその1フィールド前で色副搬送波の
位相が同じであって注目画素の近傍にある画素の差分の
水平高域周波数成分を複数の方向について求め、その方
向の水平低域周波数成分及び水平高域周波数成分を比較
することにより画像の局所的な相関を検出し、その相関
の大小により複数のフレーム内処理のいずれかを選択す
ることによって、フレーム内YC分離Y信号とフレーム
内YC分離C信号を出力する。 (3)この発明である適応型YC分離フィルタは、注目
画素の前後のフレーム間で色副搬送波の位相が同じであ
り、注目画素の近傍にある画素の差分を複数の方向につ
いて求め、その方向の差分を比較することにより画像の
局所的な相関を検出し、その相関の大小により、複数の
フレーム内処理のいずれかを選択することによって、フ
レーム内YC分離Y信号とフレーム内YC分離C信号を
出力する。 (4)この発明である適応型YC分離フィルタは、注目
画素の前後のフレーム間で色副搬送波の位相が間じてあ
り、注目画素の近傍にある画素の差分を複数の方向につ
いて求め、その方向の差分を比較することにより画像の
局所的な相関を検出し、その相関の大小により、複数の
3フィールド内処理のいずれかを選択することによって
、3フィールド内YC分離Y信号と3フィールド内YC
分離C信号を出力する。 [実施例] 以下、この発明の適応型YC分離フィルタの実施例を図
について示す。 第1図はその第1実施例を示すブロック図である。この
第1図において、入力端子11にはV信号101が入力
される。このV信号101は2画素遅延回路14および
262ライン遅延回路15の入力端に入力される。 2画素遅延回路14で2画素遅延された■信号は、減算
器19.20.21,33の第1の入力端にそれぞれ入
力される。 262ライン遅延回路15で262ライン遅延されたV
信号は減算器19の第2の入力端と1ライン遅延回路1
6および4画素遅延回路17の入力端に入力される。4
画素遅延回路17で4画素遅延された■信号は減算器2
0の第2の入力端に入力される。 1ライン遅延回路16で1ライン遅延された■信号は2
画素遅延回路18の入力端に入力される。2画素遅延回
路18の出力は減算器21の第2の入力端に入力される
。 減算器19の出力信号は、信号選択回路29の第1の入
力端とLPF22の入力端に入力される。減算器20の
出力信号は信号選択回路29の第2の入力端とLPF2
3の入力端に入力される。減算器21の出力信号は信号
選択回路29の第3の入力端とLPF24の入力端に入
力される。 LPF22の出力は絶対値回路25の入力端に、LPF
23の出力は絶対値回路26の入力端に、LPF24の
出力は絶対値回路27の入力端にそれぞれ入力される。 絶対値回路25の出力は最小値選択回路28の第1の入
力端に、絶対値回路26の出力は最小値選択回路28の
第2の入力端に、絶対値回路27の出力は最小値選択回
路28の第3の入力端にそれぞれ入力される。 最小値選択回路28の出力は信号選択回路29の第4の
入力端に入力され、これにより第1から第3の入力を選
択制御する。 信号選択回路29の出力は、lライン遅延回路30の入
力端と減算器31の第1の入力端に入力される。lライ
ン遅延回路30の出力は減算器31の第2の入力端に入
力される。減算器31の出力はBPF32の入力端に入
力される。 BPF32の出力は、減算器33の第2の入力端に入力
され、またフレーム内YC分離C信号113として出力
端13から出力される。減算器33の出力はフレーム内
YC分離Y信号112として出力端12から出力される
。 次に動作について説明する。 画面の水平方向をX軸、画面の垂直方向をy軸、X軸と
)r軸で構成される平面に垂直な方向に時間軸であるt
軸をとると、X軸、y軸およびt軸で構成できる3次元
時空間を考えることができる。 第5図は3次元時空間を表わした図であり、第5図(a
)はt軸とy軸で構成される平面、第5図(b)(e)
はX軸とy軸で構成される平面である。第5図(a)に
は、インタレース走査線も表わしており、破線は一つの
フィールドであることを、実線は色副搬送波が同位相で
あることを示している。 また、第5図(b)の実線および破線はそれぞれnフィ
ールド、n−1フィールドの走査線を示しており、走査
線上の「○」、「・」、「△」、「ム」の4種類の印は
V信号を色副搬送波周波数fsc(= 3.58MHz
)の4倍でディジタル化したときの色副搬送波が同位相
の標本点を示している。 また、第5図(e)の実線および破線はそれぞれn+1
フィールド、nフィールドの走査線を示しており、走査
線上の「○」、「・」、「△」、「ム」の4種類の印は
第5図(b)と同様である。 いま、注目標本点を「◎」で表わすと、同一フィールド
であるnフィールドでは2標本点前後と、)ライン上下
の4つの点a、b、c、dで色副搬送波位相がiso’
異なっている。 そこで、ディジタル回路によるラインくし形フィルタや
、特開昭58−242367号公報に示された適応型Y
C分離フィルタなどが構成できる。 また、第5図(a)に示すように1フレーム離、れた同
一標本点で色副搬送波位相が180°異なるので、フレ
ーム間YC分離フィルタもまた構成できる。 さらに、第5図(b)かられかるように、注目標本点か
ら1フィールド前のn−1フィールドでは、1ライン上
の標本点またはlライン下の2標本点前後で逆位相とな
るので、これら3点ア、イ、つのうちいずれかと注目点
との演算によりフィールド間YC分離が可能となる。 また、上言己のX軸、μ軸およびt軸に対応した周波数
軸として、水平周波数軸であるμ軸、垂直周波数軸であ
るν軸および時間周波数軸であるf軸を考え、互いに直
交するμ軸、ν軸、f軸で構成できる3次元周波数空間
を考えることができる。 第6図は十記3次元周波数空間の投影図を表わしている
。第6図(a)は上記3次元周波数空間を斜め方向から
見た図、第6図(b)は」二記3次元周波数空間をf軸
の負の方向から見た図、第6図(e)は上記3次元周波
数空間をμ軸の正の方向から見た図である。 この第6図(a)〜(e)には3次元周波数空間上での
V信号のスペクトル分布の表わしである。第6図(a)
〜(e)かられかるように、Y信号のスペクトルは3次
元周波数空間の原点を中心に広がっており、C信号のス
ペクトルは色副搬送波周波数fseでI信号、C信号が
直交二相変調されているので、第6図(a)〜(C)の
ような4個所の空間に位置している。 しかし、第6図(c)のようにV信号をμ軸上でみると
、C信号は第2象限と第4象限のみに存在している。 これは、第5図(a)で色副搬送波の同位相を表わす実
線が時間とともに上がっていることに対応している。 それにもかかわらず、従来例では動き検出回路により画
像が静止画か動画かを判断し、静止画の場合はフレーム
間の相関を利用したYC分離を行い、動画の場合はフィ
ールド内での相関を利用したYC分離を行っていた。し
たがって、静止画の場合はf軸方向のみの帯域制限を加
え、一方、動画の場合はμ軸、ν軸方向の帯域制限は可
能であるが、f軸方向の帯域制限を加えることはできな
かった。 それゆえ、動画においては本来Y信号か存在する周波数
空間をC信号として分離することになり、Y信号の帯域
が狭くなっていた。また静止画と動画とのY信号の帯域
が大きく異なっていたので、静止画と動画との移り変わ
りの時に、画像の解像度、YC間のクロストークが大き
く変化していた。 そこで、従来の動き適応型YC分離フィルタの代わりに
、前述のようにフィールド間演算による適応型Y C分
離フィルタを用いることにより、静止画と動画との解像
度、YC間のクロストークの差異を少なくし、自然な高
精細な画像を得ることができる。 第5図(b)において、n−1フィールドの中で注目標
本点「◎」の近傍にあり、色副搬送波位相が180゛異
なる点は、標本点「・」ア、イ、つがある。これら3点
のいずれかとの演算によりフィールド間YC分離が可能
となる。 第1に、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」アとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。これに第1図に
おける1ライン遅延回路30、減算器31、BPF32
で構成される2次元BPFを通過させると、C信号が得
られる。また、減算器33で■信号からC信号を減算す
ることによりY信号が得られる。これをフィールド間Y
C分離Aとする。 第7図(a) 〜(e)は第6図(a)−(e)と同じ
く3次元周波数空間を表わし5ており、フィールド間Y
C分離Aにより得られたY信号とC信号の存在する周波
数空間を示している。 第2に、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」イとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。これに上記の2
次元BPFを通過させると、C信号が得られる。また■
信号からC信号を減算することによりY信号が得られる
。これをフィールド間YC分離Bとする。 第8図(a)〜(C)も同じくフィールド間YC分離B
により得られたY信号とC信号の存在する周波数空間を
示している。第8図(a)〜(e)を見ると、分離され
たY信号に一部C信号が含まれるようであるが、Y信号
とC信号は相互に相関が強いことから、Y信号にC信号
が含まれることは極於て少ない。 第3に、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」つとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。これに上記の2
次元BPFを通過させると、C信号が得られる。またV
信号からC信号を減算することによりY信号が得られる
。これをフィールド間YC分離Cとする。 第9図(a)〜(e)も同じくフィールド間YC分離C
により得られたY信号とC信号の存在する周波数空間を
示している。第9図(a)〜(e)を見ると、分離され
たY信号に一部C信号が含まれるようであるが、第8図
と同様の理由から、Y信号にC信号が含まわることは極
めて少ない。 これら3種類のフィールド間YC分離を適応的に切り換
え制御するため、注目標本点「◎」と標本点「・」ア、
イ、つとの間での相関を検出する必要がある。ディジタ
ル化されるのはV信号であるから、相関を検出するため
には、それぞれの差分にr−P Fを通し、Y信号の低
域成分の相関を検出して制御信号とすればよい。 次に上記第1図の構成の適応型YC分離フィルタの動作
について説明する。 この発明は、従来の動き適応型YC分離フィルタの代わ
りに、画像の相関を検出し、て3種類のフィールド間演
算を含んだYC分離フィルタのうち最適なものを用いる
ことを特徴としている。 第1図において、入力端11から入力されたV信q1O
Nは2画素遅延回路14で2画素遅延され、また262
ライン遅延回路15で262ライン遅延される。 2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号と262
ライン遅延回路15の出力とを減算器19で減じること
により、フィールド間YC分離Cのためのフィールド間
差分を得る。 2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号と、4画
素遅延回路17の出力とを減算器20で減じることによ
り、フィールド間YC分離Bのためのフィールド間差分
を得る。 2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号と、2画
素遅延回路18の出力とを減算器21で減じることによ
り、フィールド間YC分離Aのた島のフィールド間差分
を得る。 以上の3種類のフィールド間差分は信号選択回路29に
入力され、後に述べる最小値選択回路28の出力により
選択される。 減算器19の出力であるフィールド間差分はまた2、
1MHz以下を通過域とするLPF22を通し、さらに
絶対値回路25で絶対値化され、最小値選択回路28に
入力されて、第5図(b)における注目点と標本点つと
の間の相関を検出する。 減算器20の出力であるフィールド間差分はまた2、
1MHz以下を通過域とするLPF23を通し、さらに
絶対値回路26で絶対値化され、最小値選択回路28に
入力されて、第5図(b)における注目点と標本点イと
の間の相関を検出する。 減算器21の出力であるフィールド間差分はまた2、
1M)12以下を通過域とするLPF24を通し1、さ
らに絶対値回路27で絶対値化され、最小値選択回路2
日に入力されて、第5図(b)における注目点と標本点
アとの間の相関を検出する。 最小値選択回路28は上記の3種類の絶対値出力のうち
最小のもの、すなわち注目標本点とlフィールド隔てた
3方向の標本点との相関が最大のものを選択し、信号選
択回路29を制御する。 すなわち、信号選択回路29は絶対値回路25の出力が
最小の場合は減算器19の出力を、絶対値回路26の出
力が最小の場合は減算器20の出力を、絶対値回路27
の出力が最小の場合は減算器21の出力をそれぞれ選択
する。 さらに、信号選択回路29の出力は、lライン遅延回路
30と減算器31で垂直高域成分のみを通過され、BP
F32により水平高域成分のみを通過される。すなわち
信号選択回路29の出力を2次元BPFにより2次元の
帯域制限をして適応型YC分離C信号113とする。 減算器33により、2画素遅延回路14の出力であるV
信号から、適応型内YC分離C信号1】3を減ずること
により、適応型YCC分離倍信号12を得ることができ
る。 なお、第1図において、垂直高域成分のみを通過させる
ために1ライン遅延回路30と減算器31を用いたが、
これを複数個の1ライン遅延回路を用いた演算によって
も同様の効果が得られる。 第2図は、この発明である適応型YC分離フィルタの第
2実施例の詳細ブロック図である。第2図において、第
1図と異なる点はフィールド間の相関を検出する方法と
フィールド内帯域制限の方法である。ここでは、■信号
の相関を検出する方法とし、て、3次元周波数空間にお
いてY信号のスペクトルが広がっている方法を検出する
方法を用いる。 3種類のフィールド間YC分離を選択制御するためのY
信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領域につい
て図示すると、第10図、第11図、第12図のそれぞ
れ実線部となる。 第10図はフィールド間YC分離Aを選択するためのY
信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領域である
。この領域は第4図(b)における注目標本点「◎」と
標本点F・Jアの1ライン下にある標本点「○」ケとの
差にLPFを通過させることにより検出することができ
る。 第11図はフィールド間YC分離Bを選択するためのY
信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領域である
。この傾板は第4図(b)における注目標本点「◎」と
標本点「・」イとの和にBPFを通過させることにより
検出することができる。 第12図はフィールド間YC分離Cを選択するためのY
信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領域である
。この領域は第4図(b)における注目標本点「◎」と
標本点「・」つとの和にBPFを通過させることにより
検出することができる。 次に、上記第2図の構成の適応型YC分離フィルタのう
ち、第1図と異なるフィールド間相関検出とフィールド
内帯域制限について説明する。第2図において第1図と
同等の個所には同じ番号が付されている。 262ライン遅延回路15の出力と2画素遅延回路I4
の出力は加算器36で加算され、その結果は2.1MH
z以上を通過域とするBPF39を通し、さらに絶対値
回路42で絶対値化され最大値選択回路45に入力され
て、第5図(b)における注目点と標本点つとの間の相
関を検出する。 262ライン遅延回路15の出力は2画素遅延回路34
.35で4画素遅延される。2画素遅延回路35の出力
と2画素遅延回路14の出力は加算器37で加算さね、
その結果は2.1MHz以上を通過域とするBPF40
を通し、さらに絶対値回路43で絶対値化され最大値選
択回路45に入力されて、第5図(b)における注目点
と標本点イとの間の相関を検出する。 2画素遅延回路34の出力と2画素遅延回路14の出力
は減算器38で減算され、その結果は2、1MHz以下
を通過域とするLPF41を通し、さらに絶対値回路4
4で絶対値化され最大値選択回路45に入力されて、第
5図(b)における注目点と標本点ケとの間の相関を検
出する。 最大値選択回路45は上記の3種類の絶対値出力のうち
最大のもの、すなわち注目標本点と1フィールド隔てた
3方向の標本点との相関が最大のものを選択し、信号選
択回路29を制御する。 信号選択回路29の出力は減算器67でV信号から減算
され、C信号を含まない3次元低域周波数成分が得られ
る。また信号選択回路29の出力に1ライン遅延回路6
8、減算器69、加算器70.78、L P F 77
で構成される2次元くし形フィルタを通過させると、C
信号を取り除くことができる。この出力と減算器67の
出力とを加算器79で加算することにより、Y信号11
2が得られる。また減算器99でV信号からY信号11
2を減ずることにより、C信号113が得られる。 また、第1図におけるフィールド間の相関検出は映像信
号のスペクトルが拡がっていない方向のフィールド間フ
ィルタを選択するように制御するが、これを第2図のよ
うに映像信号のスペクトルが拡がっている方向のフィー
ルド間フィルタを選択するように制御する相関検出にし
ても、同様の結果が得られる。これとは別に、第1図に
おいてはC信号のフィールド内帯域制限を行ったが、第
2図のようにY信号のフィールド内帯域制限を行っても
同様の結果が得られる。 第3図は、この発明である適応型YC分離フィルタの第
3実施例の詳細ブロック図である。 第3図において第1図と異なる点は、フィールド間の相
関検出のかわりフレーム間の相関検出を用いていること
のみである。 まず第1に、フィールド間YC分離フィルタAを選択す
るためには、第5図(b)におけるn1フィールドの標
本点アと第5図(c)におけるn+1フィールドの標本
点工との差分絶対値を得る必要がある。 次に、フィールド間YC分離フィルタBを選択するため
には、第5図(b)におけるn−1フィールドの標本点
イと第5図(e)におけるn+1フィールドの標本点オ
との差分絶対値を得る必要がある。 さらに、フィールド間YC分離フィルタCを選択するた
めには、第5図(b)におけるn−1フィールドの標本
点つと第5図(e)におけるn+1フィールドの標本点
力との差分絶対値を得る必要がある。 上記の結果、得られた3種類のフレーム間相関検出量を
比較して、3種類のフィールド間YC分離フィルタを選
択制御する。 次に、上記第3図の構成の適応型YC分離フィルタのう
ち、第1図と異なるフレーム間相関検出のみを説明する
。第3図において第1図と同等の個所には同じ番号が付
されている。 第3図において、入力端11から入力されたV信号10
1は263ライン遅延回路46、■ライン遅延回路47
および2画素遅延回路49の入力端に入力される。26
3ライン遅延回路46の出力は第1図における実施例と
同様に3種類のフィールド間YC分離フィルタを構成す
るのに用いられる。 262ライン遅延回路15の出力と4画素遅延回路48
の出力は減算器58で減算され、絶対値回路25で絶対
値化され最小値選択回路28に入力されて、第5図(b
)(c)における標本点つと力との間の相関を検出する
。 4画素遅延回路17の出力と1ライン遅延回路47の出
力は減算器59で減算され、絶対値回路26で絶対値化
され最小値選択回路28に入力されて、第5図(b)(
c)における標本点イとオとの間の相関を検出する。 2画素遅延回路18の出力と2画素遅延回路49の出力
は減算器60で減算され、絶対値回路27で絶対値化さ
れ最小値選択回路28に入力されて、第5図(b)(c
)における標本点アと工との間の相関を検出する。 最小値選択回路28は上記の3種類の絶対値出力のうち
最小のもの、すなわち注目標本点を中心に1フレーム隔
てた3方向の標本点間の相関が最大のものを選択し、信
号選択回路29を制御する。 また、第3図においてはC信号のフィールド内帯域制限
の方法を行ったが、第2図のようにY信号のフィールド
内帯域制限を行っても、同様の結果が得られる。 第4図はこの発明である適応型YC分離フィル夕の第4
実施例の詳細ブロック図である。 第4図において第3図と異なる点は、3フィールドにわ
たった演算により、3種類のフィールド間YC分離フィ
ルタの特性を変えたものである。 まず第1に、第5図(b)における注目標本点「◎」と
標本点「・」アとの和によりX信号の一部である3次元
周波数低域成分を取り出すことができる。また注目標本
点「◎」と標本点「O」アと差によりC信号を含む3次
元周波数空間上の高域成分を取り出すことができ、2.
1MHz以下を通過域とするLPFを通過させるとC信
号を取り除くことができる。これと上記の3次元周波数
低域成分とを加算するとX信号を得ることができる。ま
た、X信号からX信号を減算することによりC信号が得
られる。これを3フィールド内YC分離Aとする。 第13図(a)〜(e)もまた3次元周波数空間を表わ
しており、3フィールド内YC分111Aにより得られ
たX信号とC信号の存在する周波数空間を示している。 第2に、第5図(h)(e)における標本点「・Jオに
対して注目標本点「◎」と標本点「・」アとの位置関係
と同じである点を標本点rOJキとすると、注目標本点
「◎」と標本点「・」アとの差に標本点「・」オと標本
点「○」キとの差を加えると、C信号を含む3次元周波
数空間上の高域成分からC信号を取り除(ことができる
。 これに注目標本点「◎」と標本点「・」アとの和により
得られるX信号の一部である3次元周波数空間上の低域
成分を加えるとX信号を得ることができる。また、X信
号からX信号を減算することによりC信号が得られる。 これを3フィールド内YC分離Bとする。 第14図(a)〜(c)もまた3次元周波数空間を表わ
しており、3フィールド内YC分離Bにより得られたX
信号とC信号の存在する周波数空間を示している。第1
4図(a)〜(c)を見ると、分離されたX信号に一部
C信号が含まれるようであるが、X信号とC信号は相互
に相関が強いことがらX信号にC信号がふくまわること
は極めて少ない。 第3に、第5図(b)(e)における標本点「・」力に
対して注目標本点「◎」と標本点「・」アとの位置関係
と同じである点を標本点「○」りとすると、注目標本点
「◎」と標本点「・」アとの差に標本点「・」カと標本
点rOJりとの差を加えると、C信号を含む3次元周波
数空間上の高域成分からC信号を取り除くことができる
。 これに注目標本点「◎」と標本点「・」アとの和により
得られるX信号の一部である3次元周波数空間上の低域
成分を加えるとX信号を得ることができる。また、X信
号からX信号を減算することによりC信号が得られる。 これを3フィールド内YC分離Cとする。 第15図(a)〜(c)もまた3次元周波数空間を表わ
しており、3フィールド内YC分離Cにより得られたX
信号とC信号の存在する周波数空間を示している。第1
5図(a)〜(e)を見ると、分離されたX信号に一部
C信号が含まれるようであるが、第14図と同様の理由
からX信号にC信号が含まれることは極めて少ない。 これら3種類の3フィールド内YC分離を適応型に切り
換えるための相関検出は、第3図における実施例と同様
にフレーム間の相関検出による。 フレーム間相関検出回路の構成は第3図と同様であるの
で説明を省く。第4図において第1図と異なる3フィー
ルド内YC分離フィルタについてのみ説明する。第4図
において第1図と同等の個所には同じ番号が付されてい
る。 第4図において、入力端11から入力されたV信号10
1は263ライン遅延回路46.1ライン遅延回路47
.2画素遅延回路49の入力端および減算器50の第1
の入力端に入力される。 263ライン遅延回路46の出力は減算器50の第2の
入力端と262ライン遅延回路15および2画素遅延回
路91の入力端に入力される。減算器50の出力はlラ
イン遅延回路90で1ライン遅延され、4画素遅延回路
92の入力端と加算器96の第1の入力端に入力される
。4画素遅延回路92の出力は加算器95の第1の入力
端に入力される。、2画素遅延回路9Iの出力は減算器
99の第1の入力端に入力されるとともに、減算器93
、加算器94のそれぞれ第1の入力端に入力される。2
画素遅延回路18の出力は減算器60の第1の入力端に
入力されるとともに、減算器93、加算器94のそれぞ
れ第2の入力端に入力される。減算器93の出力は加算
器95.96のそれぞれ第2の入力端とLPF97の入
力端に入力される。加算器95の出力は、上記3フィー
ルド内YC分離Cの演算結果として信号選択回路29の
第1の入力端に入力される。加算器96の出力は、上記
3フィールド内YC分離Bの演算結果として信号選択回
路29の第2の入力端Iこ入力される。LPF97の出
力は、上記3フィールド内YC分離Aの演算結果として
信号選択回路29の第3の入力端に入力される。信号選
択回路29の第1、第2、第3の入力は、第3図におけ
るフレーム間相関検出と同じである信号選択回路29の
第4の入力端に入力される信号により選択制御される。 信号選択回路29の出力は加算器98で加算器94の出
力と加算され、Y信号112として出力端12から出力
される。また加算器98の出力は減算器99でV信号か
ら減算され、C信号113として出力端13から出力さ
れる。 また、第4図においては3フィールド間の演算を含んだ
3種類の3フィールド間処理を適応的に切り換えること
によりY信号112を出力し、■信号からY信号112
を減算することによりC信号113を出力したが、同様
に3フィールド間の演算を含んだ3種類の3フィールド
間処理を適応的に切り換えることによりC信号113を
出力し、■信号からC信号113を減算することにより
Y信号】12を出力するようにしてもよい。 [発明の効果] (1)以上のように、この発明によればlフィールド隔
てた色副搬送波の位相が逆である点での差分の水平低域
周波数成分によって相関を局所的に検出し、検出結果に
よってフィールド間演算と色信号のフィールド内帯域制
限を含んだ複数のフレーム内YC分離フィルタを適応的
に切り換えるように構成したので、画像の相関を利用し
て最適なYC分離が可能となり、解像度の劣化が少なく
、YC間のクロストークも少ないYC分離を行う動き適
応型YC分離フィルタを構成できる効果がある。 (2)以上のように、この発明によれば1フィールド隔
てた色副搬送波の位相が逆である点での差分の水平低域
周波数成分及び、色副搬送波の位相が同じである点での
差分の水平高域周波数成分によって相関を局所的に検出
し、検出結果によってフィールド間演算と色信号のフィ
ールド内帯域制限を含んだ複数のフレーム内YC分離フ
ィルタを適応的に切り換えるように構成したので、画像
の相関を利用して最適なYC分離が可能となり、解像度
の劣化が少なく、YC間のクロストークも少ないYC分
離を行う動き適応型YC分離フィルタを構成できる効果
がある。 (3)以上のように、この発明によれば1フィールド隔
てた色副搬送波の位相が逆である点での差分の水平低域
周波数成分によって相関を局所的に検出し、検出結果に
よってフィールド間演算と輝度信号のフィールド内帯域
制限を含んだ複数のフレーム内YC分離フィルタを適応
的に切り換えるように構成したので、画像の相関を利用
して最適なYC分離が可能となり、解像度の劣化が少な
く、YC間のクロストークも少ないYC分離を行う動き
適応型YC分離フィルタを構成できる効果がある。 (4)以上のように、この発明によれば1フィールド隔
てた色副搬送波の位相が逆である点での差分の水平低域
周波数成分及び、色副搬送波の位相が同じである点での
差分の水平高域周波数成分によって相関を局所的に検出
し、検出結果によってフィールド間演算と輝度信号のフ
ィールド内帯域制限を含んだ複数のフレーム内YC分離
フィルタを適応的に切り換えるように構成したので、画
像の相関を利用して最適なYC分離が可能となり、解像
度の劣化が少なく、YC間のクロストークも少ないYC
分離を行う動き適応型YC分離フィルタを構成できる効
果がある。 (5)以−Fのように、この発明によれば1フレーム隔
てた色副搬送波の位相が同じである点での差分によって
相関を局所的に検出し、検出結果によってフィールド間
演算と色信号のフィールド内帯域制限を含んだ複数のフ
レーム内YC分離フィルタを適応的に切り換えるように
構成したので、画像の相関を利用して最適なYC分離が
可能となり、解像度の劣化が少なく、YC間のクロスト
ークも少ないYC分離を行う動き適応型YC分離フィル
タを構成できる効果がある。 (6)以上のように、この発明によればlフレーム隔て
た色副搬送波の位相が同じである点での差分によって相
関を局所的に検出し、検出結果によってフィールド間演
算と輝度信号のフィールド内帯域制限を含んだ複数のフ
レーム内YC分離フィルタを適応的に切り換えるように
構成したので、画像の相関を利用し1て最適なYC分離
が可能となり、解像度の劣化が少なく、YC間のクロス
トークも少ないYC分離を行う動き適応型YC分離フィ
ルタを構成できる効果がある。 (7)以上のように、この発明によればlフレーム隔て
た色副搬送波の位相が同じである点での差分によって相
関を局所的に検出し、検出結果によって3フィールド間
演算による輝度信号の帯域制限を含んだ複数の3フィー
ルド内YC分離フィルタを適応的に切り換えるように構
成したので、画像の相関を利用して最適なYC分離が可
能となり、解像度の劣化が少なく、YC間のクロストー
クも少ないYC分離を行う動き適応型YC分離フィルタ
を構成できる効果がある。 (8)以上のように、この発明によれば1フレーム隔て
た色副搬送波の位相が同じである点での差分によって相
関を局所的に検出し、検出結果によって3フィールド間
演算による色信号の帯域制限を含んだ複数の3フィール
ド内YC分離フィルタを適応的に切り換えるように構成
したので、画像の相関を利用して最適なYC分離が可能
となり、解像度の劣化が少なく、YC間のクロストーク
も少ないYC分離を行う動き適応型YC分離フィルタを
構成できる効果がある。
第1図はこの発明の適応型YC分離フィルタの第1実施
例を示すブロック図−1第2図はこの発明の適応型Y
C分離フィルタの第2実施例を示すブロック図、第3図
はこの発明の適応型YC分離フィルタの第3実施例を示
すブロック図、第4図はこの発明の適応型YC分離フィ
ルタの第4実施例を示すブロック図、第5図(a)は3
次元時空間において色副搬送はの4倍ディジタル化され
たV信号の配列をt軸とy軸で構成する平面図、第5図
(b)(e)は同上V信号の配列をX軸とy軸で構成す
る平面図である。第6図〜第15図は3次元周波数空間
を表わしており、それぞれ(a)は3次元周波数空間を
斜め方向から見た図、(b)は同上空間をt軸の負の方
向から見た図、(C)は同上空間をμ軸の正の方向から
見た図である。 第6図は■信号のスペクトル分布を表す図、第7図はこ
の発明によるフレーム内YC分離Aで得られたY信号と
C信号のスペクトル分布を表す図、第8図はこの発明に
よるフレーム内YC分離Bで得られたY信号とC信号の
スペクトル分布を表す図、第9図はこの発明によるフレ
ーム内YC分離Cで得られたY信号とC信号のスペクト
ル分布を表す図、第10図はこの発明による第1のフィ
ールド間相関を検出する周波数領域を表す図、第11図
はこの発明による第2のフィールド間相関を検出する周
波数領域を表す図、第12図はこの発明による第3のフ
ィールド間相関を検出する周波数領域を表す図、第13
図はこの発明による3フィールド内YC分離Aで得られ
たY信号とC信号のスペクトル分布を表す図、第14図
はこの発明による3フィールド内YC分離Bで得られた
Y信号とC信号のスペクトル分布を表す図、第15図は
この発明による3フィールド内YC分離Cで得られたY
信号とC信号のスペクトル分布を表す図、第16図は従
来の動き適応型YC分離フィルタのブロック図、第17
図は第16図の動き適応型YC分離フィルタにおけるY
信号動き検出回路の詳細な構成を示すブロック図、第1
8図は第16図の動き適応型YC分離フィルタにおける
C信号動き検出回路の詳細な構成を示すブロック図、第
19図は第16図の動き適応型YC分離フィルタにおけ
るフレーム間YC分離回路の詳細な構成を示すブロック
図、第20図は第16図の動き適応型YC分離フィルタ
におけるフィールド内YC分離回路の詳細な構成を示す
ブロック図、第21図は従来のC信号動き検出回路の他
の例を示すブロック図である。 5・・・フレーム間YC分離回路、6・・・Y信号動き
検出回路、7・・・C信号動き検出回路、8・・・合成
回路、9・・・Y信号混合回路、10・・・C信号混合
回路50・・・フレーム内YC分離回路、80・・・動
き検出回路。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。 U) (b) 第6図 (a) (C) fi71ン] ca5 (b) 児 国 ν (a) (b) (Cン (C) 第8圀 (b) 詰 1謁 シ′ (a) (b) (C) (C) 駕 図 ビ (a) (b) 端13し1 (G) (b) (c) (り 晃 ン (α) (b) (C) 晃14圓 ν (Q) (b) 菖15図 V (α) (b) CC) 気191 ^4 第20図 晃21図 手続補正書 (自発) 平成 年 月 日 発明の名称 適応型輝度信号色信号分離フィルタ 3、補正をする者 事件との関係
例を示すブロック図−1第2図はこの発明の適応型Y
C分離フィルタの第2実施例を示すブロック図、第3図
はこの発明の適応型YC分離フィルタの第3実施例を示
すブロック図、第4図はこの発明の適応型YC分離フィ
ルタの第4実施例を示すブロック図、第5図(a)は3
次元時空間において色副搬送はの4倍ディジタル化され
たV信号の配列をt軸とy軸で構成する平面図、第5図
(b)(e)は同上V信号の配列をX軸とy軸で構成す
る平面図である。第6図〜第15図は3次元周波数空間
を表わしており、それぞれ(a)は3次元周波数空間を
斜め方向から見た図、(b)は同上空間をt軸の負の方
向から見た図、(C)は同上空間をμ軸の正の方向から
見た図である。 第6図は■信号のスペクトル分布を表す図、第7図はこ
の発明によるフレーム内YC分離Aで得られたY信号と
C信号のスペクトル分布を表す図、第8図はこの発明に
よるフレーム内YC分離Bで得られたY信号とC信号の
スペクトル分布を表す図、第9図はこの発明によるフレ
ーム内YC分離Cで得られたY信号とC信号のスペクト
ル分布を表す図、第10図はこの発明による第1のフィ
ールド間相関を検出する周波数領域を表す図、第11図
はこの発明による第2のフィールド間相関を検出する周
波数領域を表す図、第12図はこの発明による第3のフ
ィールド間相関を検出する周波数領域を表す図、第13
図はこの発明による3フィールド内YC分離Aで得られ
たY信号とC信号のスペクトル分布を表す図、第14図
はこの発明による3フィールド内YC分離Bで得られた
Y信号とC信号のスペクトル分布を表す図、第15図は
この発明による3フィールド内YC分離Cで得られたY
信号とC信号のスペクトル分布を表す図、第16図は従
来の動き適応型YC分離フィルタのブロック図、第17
図は第16図の動き適応型YC分離フィルタにおけるY
信号動き検出回路の詳細な構成を示すブロック図、第1
8図は第16図の動き適応型YC分離フィルタにおける
C信号動き検出回路の詳細な構成を示すブロック図、第
19図は第16図の動き適応型YC分離フィルタにおけ
るフレーム間YC分離回路の詳細な構成を示すブロック
図、第20図は第16図の動き適応型YC分離フィルタ
におけるフィールド内YC分離回路の詳細な構成を示す
ブロック図、第21図は従来のC信号動き検出回路の他
の例を示すブロック図である。 5・・・フレーム間YC分離回路、6・・・Y信号動き
検出回路、7・・・C信号動き検出回路、8・・・合成
回路、9・・・Y信号混合回路、10・・・C信号混合
回路50・・・フレーム内YC分離回路、80・・・動
き検出回路。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。 U) (b) 第6図 (a) (C) fi71ン] ca5 (b) 児 国 ν (a) (b) (Cン (C) 第8圀 (b) 詰 1謁 シ′ (a) (b) (C) (C) 駕 図 ビ (a) (b) 端13し1 (G) (b) (c) (り 晃 ン (α) (b) (C) 晃14圓 ν (Q) (b) 菖15図 V (α) (b) CC) 気191 ^4 第20図 晃21図 手続補正書 (自発) 平成 年 月 日 発明の名称 適応型輝度信号色信号分離フィルタ 3、補正をする者 事件との関係
Claims (8)
- (1)色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波数多重
した複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と色信号
を分離する回路において、1フィールド隔てた色副搬送
波の位相が逆である点での差分の水平低域周波数成分に
よって相関を局所的に検出する相関検出回路と、その検
出結果により、フィールド間演算と色信号のフィールド
内帯域制限とを含んだ複数のフレーム内処理を適応的に
切り換える処理を行って、フレーム内輝度信号色信号分
離色信号を出力し、またもとの複合カラーテレビジョン
信号からフレーム内輝度信号色信号分離色信号を減ずる
ことによりフレーム内輝度信号色信号分離輝度信号を出
力するフレーム内輝度信号色信号分離回路とを備えたこ
とを特徴とする適応型輝度信号色信号分離フィルタ。 - (2)請求範囲第1項記載の相関検出回路の代わりに、
1フィールド隔てた色副搬送波の位相が逆である点での
差分の水平低域周波数成分及び、色副搬送波の位相が同
じである点での差分の水平高域周波数成分によって相関
を局所的に検出する相関検出回路に置き換えたことを特
徴とする請求範囲第1項記載の適応型輝度信号色信号分
離フィルタ。 - (3)請求範囲第1項記載のフレーム内輝度信号色信号
分離回路の代わりに、相関検出結果により、フィールド
間演算と輝度信号のフィールド内帯域制限とを含んだ複
数のフレーム内処理を適応的に切り換える処理を行って
、フレーム内輝度信号色信号分離輝度信号を出力し、ま
たもとの複合カラーテレビジョン信号からフレーム内輝
度信号色信号分離輝度信号を減ずることによりフレーム
内輝度信号色信号分離色信号を出力するフレーム内輝度
信号色信号分離回路とに置き換えたことを特徴とする請
求範囲第1項記載の適応型輝度信号色信号分離フィルタ
。 - (4)請求範囲第2項記載の相関検出回路と、請求範囲
第3項記載のフレーム内輝度信号色信号分離回路とを備
えたことを特徴とする請求範囲第1項記載の適応型輝度
信号色信号分離フィルタ。 - (5)請求範囲第1項記載の相関検出回路の代わりに、
1フレーム隔てた色副搬送波の位相が同じである点での
差分によって相関を局所的に検出する相関検出回路に置
き換えたことを特徴とする請求範囲第1項記載の適応型
輝度信号色信号分離フィルタ。 - (6)請求範囲第5項記載の相関検出回路と、請求範囲
第3項記載のフレーム内輝度信号色信号分離回路とを備
えたことを特徴とする請求範囲第1項記載の適応型輝度
信号色信号分離フィルタ。 - (7)請求範囲第5項記載の相関検出回路を備え、請求
範囲第1項記載のフレーム内輝度信号色信号分離回路の
代わりに、相関検出結果により、3フィールド間の演算
を含んだ複数のフィールド間処理を適応的に切り換える
処理を行って、3フィールド内輝度信号色信号分離輝度
信号を出力し、またもとの複合カラーテレビジョン信号
から3フィールド内輝度信号色信号分離輝度信号を減ず
ることにより3フィールド内輝度信号色信号分離色信号
を出力する3フィールド内輝度信号色信号分離回路に置
き換えたことを特徴とする請求範囲第1項記載の適応型
輝度信号色信号分離フィルタ。 - (8)請求範囲第5項記載の相関検出回路を備え、請求
範囲第1項記載のフレーム内輝度信号色信号分離回路の
代わりに、相関検出結果により、3フィールド間の演算
を含んだ複数の3フィールド内処理を適応的に切り換え
る処理を行って、3フィールド内輝度信号色信号分離色
信号を出力し、またもとの複合カラーテレビジョン信号
から3フィールド内輝度色信号色信号分離色信号を減ず
ることにより3フィールド内輝度信号色信号分離輝度信
号を出力する3フィールド内輝度信号色信号分離回路に
置き換えたことを特徴とする請求範囲第1項記載の適応
型輝度信号色信号分離フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18452390A JPH0470183A (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | 適応型輝度信号色信号分離フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18452390A JPH0470183A (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | 適応型輝度信号色信号分離フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0470183A true JPH0470183A (ja) | 1992-03-05 |
Family
ID=16154693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18452390A Pending JPH0470183A (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | 適応型輝度信号色信号分離フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0470183A (ja) |
-
1990
- 1990-07-10 JP JP18452390A patent/JPH0470183A/ja active Pending
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