JPH03274887A - 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ - Google Patents

動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ

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JPH03274887A
JPH03274887A JP7513390A JP7513390A JPH03274887A JP H03274887 A JPH03274887 A JP H03274887A JP 7513390 A JP7513390 A JP 7513390A JP 7513390 A JP7513390 A JP 7513390A JP H03274887 A JPH03274887 A JP H03274887A
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JP
Japan
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signal
circuit
frame
color
luminance signal
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Application number
JP7513390A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Yamaguchi
山口 典之
Junko Taniguchi
谷口 淳子
Takuji Kurashita
蔵下 拓二
Mitsuru Ishizuka
充 石塚
Seiji Yao
八尾 政治
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波
数多重した複合カラーテレビジョン信号(以下、■信号
という)から輝度信号(以下、Y信号または単にYとい
う)および色信号(以下、C信号または単にCという)
を分離するための動き適応型輝度信号色信号分離フィル
タに関するものである。
[従来の技術] 動き適応型YC分離フィルタは、画像が静止画像である
か、動画像であるかを局所的に判断し、その各部の画素
信号に適したYC分離を行うフィルタである。
現行のNTSC信号方式では、C信号をY信号の高域周
波数領域に周波数多重した複合信号となっている。この
ため受像機では、YC分離が必要であり、その分離の不
完全さはクロスカラーやドツトクロールなどの画質劣化
を生じさせる。
したがって、近年大容量のディジタルメモリの発達に伴
い、テレビジョン信号の垂直走査周波数に等しいか、そ
れ以上の遅延時間を有する遅延回路(以下、単に遅延回
路という)を利用した動き適応YC分離などの画質改善
のための信号処理回路が種々提案されている。
第12図は従来の動き適応型YC分離フィルタの一例を
示すブロック図である。
同図において、入力端子1にはNTSC方式のV信号1
01が入力され、フィールド内YC分離回路4、フレー
ム間YC分離回路5、Y信号動き検出回路6およびC信
号動き検出回路7の入力端にそれぞれ与えられる。
フィールド内YC分離回路4にて、フィールド内フィル
タ(図示せず)により、YC分離されたフィールド内Y
C分離Y信号102と、フィールド内YC分離C信号1
03はそれぞれY信号混合回路9の第1の入力端とC信
号混合回路lOの第1の入力端に入力される。
また、フレーム間YC分離回路5にて、フレーム間フィ
ルタ(図示せず)により、YC分離されたフレーム間Y
C分離Y信号104と、フレーム間YC分離C信号10
5はそれぞれY信号混合回路9の第2の入力端とC信号
混合回路10の第2の入力端に入力される。
他方、Y信号動き検出回路6にて検出されたY信号動き
量106は、合成回路8の一方の入力端に入力され、ま
た、C信号動き検出回路7にて検出されたC信号動き量
を示す信号107は合成回路8の他方の入力端の入力さ
れる。
合成回路8で合成された動き検出信号108はY信号混
合回路9の第3の入力端およびC信号混合回路10の第
3の入力端にそれぞれ入力され、Y信号動き検出回路6
、C信号動き検出回路7および合成回路8で動き検出回
路80を構成している。
Y信号混合回路9の出力である動き適応YCC分離倍信
号09は出力端2より送出される。また、C信号混合回
路10の出力である動き適応YC分離C信号110は出
力端3より送出される。
次に、動作について説明する。
動き検出回路80は、■信号101をYC分離するに当
り、Y信号動き検出回路6およびC信号動き検出回路7
の出力を合成回路8で合成して、■信号101が静止し
ている画像を表わす信号か、動きを表わす信号かを判別
する。
Y信号動き検出回路6は、たとえば第13図のように、
入力端51からV信号101を入力して1フレーム遅延
回路53で1フレーム遅延させた信号と、直接入力され
たV信号101とを減算器54で減算して、■信号10
1の1フレーム差分を求め、低域通過フィルタ(以下、
LPFという)55を通したのち、絶対値回路56でそ
の絶対値を求め、この絶対値を非線形変換回路57でY
信号の低域成分の動き量を示す信号106に変換して出
力端52に出力する。
また、C信号動き検出回路7は、たとえば、第14図の
ように入力端11から入力されるV信号101を2フレ
一ム遅延回路41で2フレーム遅延させた信号と、直接
入力された■信号101とを減算器42で減算して、2
フレ一ム差分を求め、帯域通過フィルタ(以下、BPF
という)43を通したのち、絶対値回路44でその絶対
値を求め、この絶対値を非線形変換回路45でC信号の
動き量を示す信号107に変換して出力端49より出力
する。
合成回路8は、たとえばY信号動き量106とC信号動
き量107のうち、大きい方の値を選択して出力するよ
うに、構成されている。
この判別結果は、動き係数k(0≦に≦1)という形で
表わされ、たとえば画像を完全なる静止画像と判別した
場合には、k=o、画像を完全なる動画像と判別した場
合には、k=1というように制御信号108として与え
られる。
一般に、画像が静止画像である場合には、フレーム間相
関を利用したフレーム間YC分離を行って、Y信号とC
信号を分離する。
フレーム間YC分離回路5は、たとえば第15図のよう
に入力端61から入力された■信号101を1フレーム
遅延回路64で1フレーム遅延させた信号と、直接入力
されたV信号101とを加算器65で加算して、1フレ
ーム和を求めてYF信号104を抽出して、出力端62
に出力するとともに、減算器66で入力端61から入力
されたV信号101からYF信号104を減ずることに
より、CF信号105を抽出して出力端63から出力し
ている。
また、一般に画像が動画像である場合には、フィールド
内相関を利用したフィールド内YC分離を行ってY信号
とC信号を分離する。フィールド内YC分離回路4は、
たとえば第16図のように入力端71から入力したV信
号101を1ライン遅延回路74で1ライン遅延させた
信号と、直接入力したV信号101とを加算器75で加
算して、1ライン和を求めてYf信号102を抽出し、
出力端72から出力するとともに、減算器76で入力端
71から入力されるV信号101からYf信号102を
減ずることにより、Cf信号103を抽出して、出力端
73から出力している。
動き適応型YC分離フィルタでは、このようなフィール
ド内YC分離回路4とフレーム間YC分離回路5とを並
置し、合成回路8にて合成された動き係数kにより、Y
信号混合回路9に以下のような演算を行わせて、動き適
応YCC分離倍信号09を出力端2から出力する。
Y=kYf+ (1−k)YF ここで、 Yf:フィールド内YC分離Y信号出力102、YF:
フレーム間YC分離Y信号出力104、である。
同様に、制御信号108により、C信号混合回路10に
以下のような演算を行わせて、動き適応YC分離C信号
110を出力端3から出力する。
C=kCf+ (1−k)CF ここで、 Cf:フィールド内YC分離C信号出力103、CF:
フレーム間YC分離C信号出力105、である。
この動き適応型YC分離フィルタのうち、C信号動き検
出回路7は、また第17図のような構成でも実現できる
。同図において、入力端11からV信号101が入力さ
れ、色復調回路46により2種類の色差信号R−Y、B
−Yに復調される。
これら2種類の色差信号R−Y、B−Yは時分割多重回
路47である周波数で時分割多重され、2フレ一ム遅延
回路41で2フレーム遅延したのち、減算器42で2フ
レ一ム遅延回路41の出力と時分割多重回路47の出力
との減算を行って、2フレ一ム差分が得られる。
この2フレ一ム差分にLPF48を通してY信号成分を
除き、絶対値回路44により絶対値をとり、さらに非線
形変換回路45で非線形変換してC信号の動き検出量1
07を出力端49から送出できる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の動き適応型YC分離フィルタは以下のように構成
されているので、Y信号動き検出回路6およびC信号動
き検出回路7によりそれぞれ検出された動き量を合成し
た量に基づいて、フィールド内YC分離回路4によるY
f倍信号Cf信号、およびフレーム間YC分離回路5に
よるYF傷信号CF信号をそれぞれ混合するようにして
いる。
したがって、静止画におけるフィルタ特性と動画におけ
るフィルタ特性とが全く異なることにより、画像が静止
画から動画に移る場合、または動画から静止画に移る場
合に解像度に極端な変化があるので、動画処理時の画質
劣化が目立つという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、上記のような処理の切り換えが多い画像で
も、解像度が高(、画質劣化の少ない画像を再生するこ
とのできる動き適応型YC分離フィルタを得ることを目
的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る動き適応型YC分離フィルタは、動き検
出回路が動画を検出したとき、フィールド間の相関を局
所的に検出して、その検出結果によりフィールド間演算
と色信号のフィールド内帯域制限とを含んだ複数のフレ
ーム内処理を適応的に切り換える処理を行って、フレー
ム内YC分離Y信号とフレーム内YC分離C信号を出力
するフレーム内YC分離回路を設けたものである。
[作用コ この発明におけるフレーム内YC分離回路は、動き検出
回路で動画と判断した場合に、フィールド間での相関を
検出し、その相関の大小により、3種類のフレーム内Y
C分離回路のいずれかを選択することによって、フレー
ム内YC分離Y信号とフレーム内YC分離C信号を出力
する。
[実施例] 以下、この発明を図にもとづいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例による動き適応型YC分離
フィルタを示すブロック図である。
この第1図は第12図におけるフィールド内YC分離回
路4の部分を、フレーム内YC分離回路50に置き換え
ものであり、その他の部分は従来例において説明をした
ので省略する。
第1図におけるフレーム内YC分離回路50の一実施例
の詳細ブロック図を第2図に示す。
同図において、入力端子11にはV信号101が入力さ
れる。このV信号101は2画素遅延回路14および2
62ライン遅延回路15の入力端に入力される。
2画素遅延回路14で2画素遅延された信号は、減算器
19.20.21,33の第1の入力端にそれぞれ入力
される。
262ライン遅延回路15で262ライン遅延されたV
信号は1ライン遅延回路16と4画素遅延回路17の入
力端と、減算器19の第2の入力端にそれぞれ入力され
る。
1ライン遅延回路16で1ライン遅延された■信号は2
画素遅延回路18の入力端に入力される。4画素遅延回
路17で4画素遅延されたV信号は減算器20の第2の
入力端に入力される。
2画素遅延回路18で2画素遅延されたV信号は減算器
21の第2の入力端に入力される。
減算器19の出力信号は、信号選択回路29の第1の入
力端と、LPF22の入力端に入力される。減算器20
の出力信号は信号選択回路29の第2の入力端と、LP
F23の入力端に入力される。減算器21の出力信号は
信号選択回路29の第3の入力端とLPF24の入力端
に入力される。
LPF22の出力は絶対値回路25の入力端に、LPF
23の出力は絶対値回路26の入力端に、LPF24の
出力は絶対値回路27の入力端にそれぞれ入力される。
絶対値回路25の出力は最小値選択回路28の第1の入
力端に、絶対値回路26の出力は最小値選択回路28の
第2の入力端に、絶対値回路27の出力は最小値選択回
路28の第3の入力端にそれぞれ入力される。
最小値選択回路28の出力は信号選択回路29の第4の
入力端に入力され、これにより第1から第3の入力を選
択制御する。
信号選択回路29の出力は、1ライン遅延回路30の入
力端と減算器31の第1の入力端に入力される。1ライ
ン遅延回路30の出力は減算器31の第2の入力端に入
力される。
BPF32の出力は、減算器33の第2の入力端に入力
され、またフレーム内YC分離C信号113として出力
端13から出力される。減算器33の出力はフレーム内
YC分離Y信号112として出力端12から出力される
次に動作について説明する。
画面の水平方向をy軸、画面の垂直方向をy軸、上記y
軸とy軸で構成される平面に垂直な方向に時間軸である
t軸をとると、y軸、y軸およびt軸で構成できる3次
元時空間を考えることができる。
第4図は3次元時空間を表わした図であり、第4図(a
)はt軸とy軸で構成される平面、第4図(b)はy軸
とy軸で構成される平面である。
第4図(a)には、インタレース走査線も表わしており
、破線は一つのフィールドであることを、実線は色副搬
送波が同位相であることを示している。
また、第4図(b)の実線および破線はそれぞれnフィ
ールド、n−1フイールドの走査線を示しており、走査
線上の「◎」、「・」、「△」、「ム」の4種類の印は
V信号を色副搬送波周波数fsc  (= 3.58M
Hz )の4倍でディジタル化したときの色副搬送波が
同位相の標本点を示している。
いま、注目標本点「◎」で表わすと、同一フィールドで
あるnフィールドでは2標本点前後と、1ライン上下の
4つの点a、b、c、dで色副搬送波位相が180°異
なっている。
そこで、ディジタル回路によるラインくし形フィルタや
、特開昭58−242367号公報に示された適応型Y
C分離フィルタなどが構成できる。
また、第4図(a)に示すように1フレーム離れた同一
標本点で色副搬送波位相が180°異なるので、フレー
ム間YC分離フィルタもまた構成できる。
さらに、第4図(b)かられかるように、注目標本点か
ら1フイールド前のn−1フイールドでは、1ライン上
の標本点またはlライン下の2標本点前後で逆位相とな
るので、これら3点ア、イウのうちいずれかと注目点と
の演算により、フィールド間YC分離が可能となる。
また、上記のy軸、y軸およびt軸に対応した周波数軸
として、水平周波数軸であるμ軸、垂直周波数軸である
ν軸および時間周波数軸であるf軸を考え、互いに直交
するμ軸、ν軸、f軸で構成できる3次元周波数空間を
考えることができる。
第5図は上記3次元周波数空間の投影図を表わしている
。第5図(a)は上記3次元周波数空間を斜め方向から
見た図、第5図(b)は上記3次元周波数空間をf軸の
負の方向から見た図、第5図(c)は上記3次元周波数
空間をμ軸の正の方向から見た図である。
この第5図(a)〜(c)には3次元周波数空間上での
V信号のスペクトル分布の表わしである。第5図(a)
〜(C)かられかるように、Y信号のスペクトルは3次
元周波数空間の原点を中心に広がっており、C信号のス
ペクトルは色副搬送波周波数fscでI信号、Q信号が
直交二相変調されているので、第5図(a)〜(C)の
ような4個所の空間に位置している。しかし、第5図(
c)のようにV信号をμ軸上でみると、C信号は第2象
限と第4象限のみに存在している。
これは、第4図(b)で色副搬送波の同位相を表わす実
線が時間とともに上がっていることに対応している。
それにもかかわらず、従来例では、画像の動きを検出し
た場合、フィールド内での相関を利用したYC分離を行
っていたので、μ軸、ν軸方向の帯域制限は可能である
が、f軸方向の帯域制限を加えることはできなかった。
したがって、本来Y信号が存在する周波数空間をC信号
として分離することになり、動画におけるY信号の帯域
が狭くなっていた。
そこで、前述のようにフィールド間処理によるYC分離
を行うことにより、動画におけるY信号の帯域を広げる
ことができる。
第4図(b)において、n −1フイールドの中で注目
標本点「◎」の近傍にあり、色副搬送波位相が180°
異なる点は、標本点「・」ア、イ、つがある。これら3
点のいずれかとの演算によりフィールド間YC分離が可
能となる。
第1に、第4図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」アとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。これに1ライン
遅延回路30、減算器31、BPF32で構成される2
次元BPFを通過させると、C信号が得られる。また■
信号からC信号を減算することによりY信号が得られる
これをフィールド間YC分離Aとする。
第6図(a)〜(c)は第5図(a)〜(c)と同じく
3次元周波数空間を表わしており、フィールド間YC分
離Aにより得られたY信号とC信号の存在する周波数空
間を示している。
第2に、第4図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」イとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。これに上記の2
次元BPFを通過させると、C信号が得られる。またV
信号からC信号を減算することによりY信号が得られる
。これをフィールド間YC分離Bとする。
第7図(a)〜(C)も同じくフィールド間YC分離B
により得られたY信号とC信号の存在する周波数空間を
示している。
第7図(a)〜(c)を見ると、分離されたY信号に一
部C信号が含まれるようであるが、Y信号とC信号は相
互に相関が強いことから、Y信号にC信号が含まれるこ
とは極めて少ない。
第3に、第4図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」つとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。これに上記の2
次元BPFを通過させると、C信号が得られる。またV
信号からC信号を減算することによりY信号が得られる
。これをフィールド間YC分離Cとする。
第8図(a)〜(c)も同じくフィールド間YC分離C
により得られたY信号とC信号の存在する周波数空間を
示している。第8図(a)〜(c)を見ると、分離され
たY信号に一部C信号が含まれるようであるが、第7図
と同様の理由から、Y信号にC信号が含まれることは極
めて少ない。 これら3種類のフィールド間YC分離を
適応的に切り換え制御するため、注目標本点「◎」と標
本点「・」ア、イ、つとの間での相関を検出する必要が
ある。
ディジタル化されるのはV信号であるから、相関を検出
するためには、それぞれの差分にLPFを通し、Y信号
の低域成分の相関を検出して、制御信号とすればよい。
次に上記第2図の構成のフレーム内YC分離回路の動作
について説明する。
この発明は、動き検出回路80で画像が動画であると判
断したときに動画処理として、フィールド内YC分離の
代わりに3種類のフィールド間演算を含んだフレーム内
YC分離のうち最適なものを用いることを特徴としてい
る。
第2図において、入力端11から入力されたV信号10
1は2画素遅延回路14で2画素遅延され、また262
ライン遅延回路15で262ライン遅延される。
2画素遅延回路14で2画素遅延された■信号と262
ライン遅延回路15の出力とを減算器19で減じること
により、フィールド間YC分離Cのためのフィールド間
差分を得る。
2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号と、4画
素遅延回路17の出力とを減算器20で減じることによ
り、フィールド間YC分離Bのためのフィールド間差分
を得る。
2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号と、2画
素遅延回路18の出力とを減算器21で減じることによ
り、フィールド間YC分離Aのためのフィールド間差分
を得る。
以上の3種類のフィールド間差分は信号選択回路29に
入力され、後に述べる最小値選択回路28の出力により
選択される。
減算器19の出力であるフィールド間差分はまた2、 
1MHz以下を通過域とするLPF22を通し、さらに
絶対値回路25で絶対値化され、最小値選択回路28に
入力されて、第4図(b)における注目点と標本点つと
の間の相関を検出する。
減算器20の出力であるフィールド間差分はまた2、 
1Mtlz以下を通過域とするLPF23を通し、さら
に絶対値回路26で絶対値化され、最小値選択回路28
に入力されて、第4図(b)における注目点と標本点イ
との間の相関を検出する。
減算器21の出力であるフィールド間差分はまた2、 
1MHz以下を通過域とするLPF24を通し、さらに
絶対値回路27で絶対値化され、最小値選択回路28に
入力されて、第4図(b)における注目点と標本点アと
の間の相関を検出する。
最小値選択回路28は上記の3種類の絶対値出力のうち
最小のもの(相関検出量は最大のもの)を選択し、信号
選択回路29を制御する。
すなわち、信号選択回路29は絶対値回路25の出力が
最小の場合は減算器19の出力を、絶対値回路26の出
力が最小の場合は減算器20の出力を、絶対値回路27
の出力が最小の場合は減算器21の出力をそれぞれ選択
する。
さらに信号選択回路29の出力は、lライン遅延回路3
0と減算器31で垂直高域成分のみを通過され、BPF
32により水平高域成分のみを通過されて、フレーム内
YC分離C信号113とする。すなわち、信号選択回路
29の出力を2次元BPFにより2次元の帯域制限をし
てフレーム内YC分離C信号113とする。
減算器33により、2画素遅延回路14の出力であるV
信号から、フレーム内YC分離C信号113を減ずるこ
とにより、フレーム内YC分離Y信号112を得ること
ができる。
なお、第2図において、垂直高域成分のみを通過させる
ために1ライン遅延回路30と減算器31を用いたが、
これを複数個のlライン遅延回路を用いた演算によって
も同様の効果が得られる。第3図は、この発明である第
1図におけるフレーム内YC分離50の他の実施例の詳
細ブロック図である。
第3図において、第2図と異なる点はフィールド間の相
関を検出する方法のみである。ここではV信号の相関を
検出する方法として、3次元周波数空間においてY信号
のスペクトルが広がっている方向を検出する方法を用い
る。
3種類のフィールド間YC分離を選択制御するためのY
信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領域につい
て図示すると、第9図、第1O図、第11図のそれぞれ
実線部分となる。
第9図はフィールド間YC分離Aを選択するためのY信
号のスペクトルの広がりを検出する周波数領域である。
この領域は第4図(b)における注目標本点「◎」と標
本点「・」アの1ライン下にある標本点「○」工との差
にLPFを通過させることにより検出することができる
第10図はフィールド間YC分離Bを選択するためのY
信号スペクトルの広がりを検出する周波数領域である。
この領域は第4図(b)における注目標本点「◎」と標
本点「・」イとの和にBPFを通過させることにより検
出することができる。
第11図はフィールド間YC分離Cを選択するためのY
信号スペクトルの広がりを検出する周波数領域である。
この領域は第4図(b)における注目標本点「◎」と標
本点「・」つとの和にBPFを通過させることにより検
出することができる。
次に、上記第3図の構成のフレーム内YC分離回路のう
ち、第2図と異なるフィールド間相関検出回路のみを説
明する。第3図において第2図と同等の個所には同じ番
号が付されている。
262ライン遅延回路15の出力と2画素遅延回路14
の出力は加算器83で加算され、その結果は2.1MH
z以上を通過域とするBPF86を通し、さらに絶対値
回路89で絶対値化され、最大値選折回路92に入力さ
れて、第4図(b)における注目点と標本点つとの間の
相関を検出する。
262ライン遅延回路15の出力は2画素遅延回路81
.82で4画素遅延される。2画素遅延回路82の出力
と2画素遅延回路14の出力は加算器84で加算され、
その結果は2.1MHz以上を通過域とするBPF87
を通し、さらに絶対値回路90で絶対値化され、最大値
選択回路92に入力されて、第4図(b)における注目
点と標本点イとの間の相関を検出する。
2画素遅延回路81の出力と2画素遅延回路14の出力
は減算器85で減算され、その結果は2、1MHz以下
を通過域とするLPF88を通し、さらに絶対値回路9
1で絶対値化され、最大値選択回路92に入力されて、
第4図(b)における注目点と標本点アとの間の相関を
検出する。
最大値選択回路92は上記の3種類の絶対値出力のうち
最大のもの(相関検出量も最大のもの)を選択し、信号
選択回路29を制御する。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば動き検出回路による動
画の検出時に、フレーム内YC分離回路において、フィ
ールド間の相関を局所的に検出してフィールド間演算と
色信号のフィールド内帯域制限を含んだ3種類のフレー
ム内でのYC分離を行うように構成したので、動き適応
型YC分離フィルタにおける動画処理において、画像の
相関を利用して最適なYC分離が可能となり、動画でも
解像度の劣化が少ないYC分離を行う動き適応型YC分
離フィルタを構成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例による動き適応型YC分離
フィルタを示すブロック図、第2図は第1図におけるフ
レーム内YC分離回路の詳細な構成を示すブロック図、
第3図は第1図におけるフレーム内YC分離回路の他の
実施例の詳細な構成を示すブロック図、第4図(a)は
3次元時空間において色副搬送はの4倍ディジタル化さ
れたV信号の配列をt軸とy軸で構成する平面図、第4
図(b)は第4図(a)におけるV信号の配列をy軸と
y軸で構成する平面図、第5図(a)は3次元周波数空
間におけるV信号のスペクトル分布を斜め方向から見た
図、第5図(b)は第5図(a)におけるスペクトル分
布をf軸の負の方向から見た図、第5図(c)は第5図
(a)におけるスペクトル分布をμ軸の正の方向から見
た図、第6図(a)はこの発明による第1のフィールド
間YC分離で得られたY信号とC信号のスペクトル分布
を3次元周波数空間上で斜め方向から見た図、第6図(
b)は第6図(a)におけるスペクトル分布をf軸の負
の方向から見た図、第6図(c)は第6図(a)におけ
るスペクトル分布をμ軸の正の方向から見た図、第7図
(a)はこの発明による第2のフィールド間YC分離で
得られたY信号とC信号のスペクトル分布を3次元周波
数空間上で斜め方向から見た図、第7図(b)は第7図
(a)におけるスペクトル分布をf軸の負の方向から見
た図、第7図(c)は第7図(a)におけるスペクトル
分布をμ軸の正の方向から見た図、第8図(a)はこの
発明による第3のフィールド間YC分離で得られたY信
号とC信号のスペクトル分布を3次元周波数空間上で斜
め方向から見た図、第8図(b)は第8図(a)におけ
るスペクトル分布をf軸の負の方向から見た図、第8図
(c)は第8図(a)におけるスペクトル分布をμ軸の
正の方向から見た図、第9図〜第11図は第3図の他の
実施例における3種類の相関検出の周波数領域を示す図
であり、第9図(a)は第1のフィールド間YC分離フ
ィルタを選択するための相関検出の周波数領域を3次元
周波数空間上で斜め方向から見た図、第9図(b)は第
9図(a)における周波数領域をf軸の負の方向から見
た図、第9図(c)は第9図(a)における周波数領域
をμ軸の正の方向から見た図、第10図(a)は第2の
フィールド間YC分離フィルタを選択するための相関検
出の周波数領域を3次元周波数空間上で斜め方向から見
た図、第10図(b)は第10図(a)における周波数
領域をf軸の負の方向から見た図、第10図(c)は第
10図(a)における周波数領域をμ軸の正の方向から
見た図、第11図(a)は第3のフィールド間YC分離
フィルタを選択するための相関検出の周波数領域を3次
元周波数空間上で斜め方向から見た図、第11図(b)
は同上周波数領域をf軸の負の方向から見た図、第11
図(c)は同上周波数領域をμ軸の正の方向から見た図
、第12図は従来の動き適応型YC分離フィルタのブロ
ック図、第13図は第12図の動き適応型YC分離フィ
ルタにおけるY信号動き検出回路の詳細な構成を示すブ
ロック図、第14図は第12図の動き適応型YC分離フ
ィルタにおけるC信号動き検出回路の詳細な構成を示す
ブロック図、第15図は第12図の動き適応型YC分離
フィルタにおけるフレーム間YC分離回路の詳細な構成
を示すブロック図、第16図は第12図の動き適応型Y
C分離フィルタにおけるフィールド内YC分離回路の詳
細な構成を示すブロック図、第17図は従来のC信号動
き検出回路の他の例を示すプロ、ツク図である。 5・・・フレーム間YC分離回路、6・・・Y信号動き
検出回路、7・・・C信号動き検出回路、8・・合成回
路、9・・・Y信号混合回路、10・・・C・信号混合
回路50・・・フレーム内YC分離回路、80・・動き
検出回路。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波数多重
    した複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と色信号
    を分離する回路において、フレーム間の相関を利用して
    局所的に画像の動きを検出する動き検出回路と、この動
    き検出回路が静止画を検出したときにフレーム間相関を
    利用したフレーム間輝度信号、色信号の分離を行ってフ
    レーム間輝度信号色信号分離輝度信号およびフレーム間
    輝度信号色信号分離色信号を出力するフレーム間輝度信
    号色信号分離回路と、上記動き検出回路が動画を検出し
    たときには、フィールド間で色副搬送波の位相が逆であ
    る点での差分の水平低域周波数成分によって相関を局所
    的に検出し、その検出結果により、フィールド間演算と
    色信号のフィールド内帯域制限とを含んだ複数のフレー
    ム内処理を適応的に切り換える処理を行って、フレーム
    内輝度信号色信号分離色信号を出力し、またもとの複合
    カラーテレビジョン信号からフレーム内輝度信号色信号
    分離色信号を減ずることによりフレーム内輝度信号色信
    号分離輝度信号を出力するフレーム内輝度信号色信号分
    離回路と、上記動き検出回路の出力に基づき上記フレー
    ム間輝度信号色信号分離輝度信号と上記フレーム内輝度
    信号色信号分離輝度信号を混合して動き適応輝度信号色
    信号分離輝度信号を出力する輝度信号混合回路と、上記
    動き検出回路の出力に基づき上記フレーム間輝度信号色
    信号分離色信号と上記フレーム内輝度信号色信号分離色
    信号を混合して動き適応輝度信号色信号分離色信号を出
    力する色信号混合回路とを備えたことを特徴とする動き
    適応型輝度信号色信号分離フィルタ。
  2. (2)上記のフレーム内輝度信号色信号分離回路の代わ
    りに、動き検出回路が動画を検出したときには、フィー
    ルド間で色副搬送波の位相が同じである点での差分の水
    平低域周波数成分及び、位相が逆である点での和の水平
    高域属波数成分を得ることによる相関を局所的に検出し
    て、その検出結果により、フィールド間演算と色信号の
    フィールド内帯域制限を含んだ複数のフレーム内処理を
    適応的に切り換える処理を行って、フレーム内輝度信号
    色信号分離色信号を出力し、またもとの複合カラーテレ
    ビジョン信号からフレーム内輝度信号色信号分離色信号
    を減ずることによりフレーム内輝度信号色信号分離輝度
    信号を出力するフレーム内輝度信号色信号分離回路に置
    き換えたことを特徴とする請求項第1項記載の動き適応
    型輝度信号色信号分離フィルタ。
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