JPH0425298A - 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ - Google Patents

動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ

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JPH0425298A
JPH0425298A JP13000490A JP13000490A JPH0425298A JP H0425298 A JPH0425298 A JP H0425298A JP 13000490 A JP13000490 A JP 13000490A JP 13000490 A JP13000490 A JP 13000490A JP H0425298 A JPH0425298 A JP H0425298A
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JP
Japan
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signal
circuit
intra
frame
separation
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JP13000490A
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Noriyuki Yamaguchi
山口 典之
Takuji Kurashita
蔵下 拓二
Mitsuru Ishizuka
充 石塚
Junko Taniguchi
谷口 淳子
Seiji Yao
八尾 政治
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波
数多重した複合カラーテレビジョン信号(以下、■信号
という)から輝度信号(以下、Y信号または単にYとい
う)および色信号(以下、C信号または単にCという)
を分離するための動き適応型輝度信号色信号分離フィル
タに関するものである。
[従来の技術] 動き適応型YC分離フィルタは、画像が静止画像である
か、動画像であるかを局所的に判断し、その各部の画素
信号に適したYC分離を行うフィルタである。
現行のNTSC信号方式では、C信号をY信号の高域周
波数領域に周波数多重した複合信号となっている。この
ため受像機では、YC分離が必要であり、その分離の不
完全さはクロスカラーやドツトクロールなどの画質劣化
を生じさせる。
したがって、近年大容量のディジタルメモリの発達に伴
い、テレビジョン信号の垂直走査周波数に等しいか、そ
れ以上の遅延時間を有する遅延回路(以下、単に遅延回
路という)を利用した動き適応YC分離などの画質改善
のための信号処理回路が種々提案されている。
第16図は従来の動き適応型YC分離フィルタの一例を
示すブロック図である。
同図において、入力端子lにはNTSC方式のV信号1
01が入力され、フィールド内YC分離回路4、フレー
ム間YC分離回路5、Y信号動き検出回路6およびC信
号動き検出回路7の入力端にそれぞれ与えられる。
フィールド内YC分離回路4にて、フィールド内フィル
タ(図示せず)により、YC分離されたフィールド内Y
C分離Y信号102と、フィールド内YC分離C信号1
03はそれぞれY信号混合回路9の第1の入力端とC信
号混合回路10の第1の入力端に入力される。
また、フレーム間YC分離回路5にて、フレーム間フィ
ルタ(図示せず)により、YC分離されたフレーム間Y
C分離Y信号104と、フレーム間YC分離C信号10
5はそれぞれY信号混合回路9の第2の入力端とC信号
混合回路10の第2の入力端に入力される。
他方、Y信号動き検出回路6にて検出されたY信号動き
量106は、合成回路8の一方の入力端に入力され、ま
た、C信号動き検出回路7にて検出されたC信号動き量
を示す信号107は合成回路8の他方の入力端の入力さ
れる。
合成回路8にて合成された動き検出信号10’8はY信
号混合回路9の第3の入力端およびC信号混合回路IO
の第3の入力端にそれぞれ入力され、Y信号動き検出回
路6、C信号動き検出回路7および合成回路8で動き検
出回路8oを構成している。
Y信号混合回路9の出力である動き適応YCC分離倍信
号09は出力端2より送出される。
また、C信号混合回路10の出力である動き適応YC分
離C信号110は出力端3より送出される。
次に、動作について説明する。
動き検出回路80は、■信号101をYC分離するに当
り、Y信号動き検出回路6およびC信号動き検出回路7
の出力を合成回路8で合成して、■信号101が静止し
ている画像を表わす信号か、動きを表わす信号かを判別
する。
Y信号動き検出回路6は、たとえば第17図のように、
入力端51からV信号101を入力して1フレーム遅延
回路53で1フレーム遅延させた信号と、直接入力され
たV信号101とを減算器54で減算して、■信号10
1の1フレーム差分を求め、低域通過フィルタ(以下、
LPFという)55を通したのち、絶対値回路56でそ
の絶対値を求め、この絶対値を非線形変換回路57でY
信号の低域成分の動き量を示す信号106に変換して出
力端52に出力する。
また、C信号動き検出回路7は、たとえば第18図のよ
うに入力端11から入力されるV信号101を2フレ一
ム遅延回路81で2フレーム遅延させた信号と、直接入
力されたV信号101とを減算器82で減算して、2フ
レ一ム差分を求め、帯域通過フィルタ(以下、BPFと
いう)83を通したのち、絶対値回路84でその絶対値
を求め、この絶対値を非線形変換回路85でC信号の動
き量を示す信号107に変換して出力端89より出力す
る。
合成回路8は、たとえばY信号動き量106とC信号動
き量107のうち、大きい方の値を選択して出力するよ
うに、構成されている。
この判別結果は、動き係数k(0≦に≦1)という形で
表わされ、たとえば画像を完全なる静止画像と判別した
場合には、k=0、画像を完全なる動画像と判別した場
合には、k=1というように制御信号108として与え
られる。
一般に、画像が静止画像である場合には、フレーム間相
関を利用したフレーム間YC分離を行って、Y信号とC
信号を分離する。
フレーム間YC分離回路5は、たとえば第19図のよう
に入力端61から入力されたV信号101t−1フレー
ム遅延回路64で1フレーム遅延させた信号と、直接入
力されたV信号101とを加算器65で加算して、1フ
レーム和を求めてYF信号104を抽出して、出力端6
2に出力するとともに、減算器66で入力端61から入
力された■信号101からYF信号104を減すること
により、CF信号105を抽出して出力端63から出力
している。
また、一般に画像が動画像である場合には、フィールド
内相関を利用したフィールド内YC分離を行ってY信号
とC信号を分離する。フィールド内YC分離回路4は、
たとえば第20図のように入力端71から入力した■信
号101を1ライン遅延回路74で1ライン遅延させた
信号と、直接入力したV信号101とを加算器75で加
算して、lライン和を求めてYf信号102を抽出し、
出力端72から出力するとともに、減算器76で入力端
71から入力されるV信号101からYf信号102を
減することにより、Cf信号103を抽出して、出力端
73から出力している。
動き適応型YC分離フィルタでは、このようなフィール
ド内YC分離回路4とフレーム間YC分離回路5とを並
置し、合成回路8にて合成された動き係数kにより、Y
信号混合回路9に以下のような演算を行わせて、動き適
応Yc分分離倍信号09を出力端2から出力する。
Y=kYf+ (1−k)YF ここで、 Yf:フィールド内YC分離Y信号出力102、YF:
フレーム間YC分離Y信号出力104、である。
同様に、制御信号108により、C信号混合回路10に
以下のような演算を行わせて、動き適応YC分離C信号
110を出力端3から出力する。
C=kCf+  (1−k)  CF ここで、 Cf:フィールド内YC分離C信号出力103、CF:
フレーム間YC分離C信号出力105、である。
この動き適応型YC分離フィルタのうち、C信号動き検
出回路7は、また第21図のような構成でも実現できる
。同図において、入力端11からV信号101が入力さ
れ、色復調回路86により2種類の色差信号R−Y、B
−Yに復調される。
これら2種類の色差信号R−Y、B−Yは時分割多重回
路87である周波数で時分割多重され、2フレ一ム遅延
回路81で2フレーム遅延したのち、減算器82で2フ
レ一ム遅延回路81の出力と時分割多重回路87の出力
との減算を行って、2フレ一ム差分が得られる。
この2フレ一ム差分にLPF88を通してY信号成分を
除き、絶対値回路84により絶対値をとり、さらに非線
形変換回路85で非線形変換してC信号の動き検出量1
07を出力端89から送出できる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の動き適応型YC分離フィルタは以上のように構成
されているので、Y信号動き検出回路6およびC信号動
き検出回路7によりそれぞれ検出された動き量を合成し
た量に基づいて、フィールド内YC分離回路4によるY
f倍信号Cf信号、およびフレーム間YC分離回路5に
よるYF倍信号CF信号をそれぞれ混合するようにして
いる。
したがって、静止画におけるフィルタ特性と動画におけ
るフィルタ特性とが全く異なることにより、画像が静止
画から動画に移る場合、または動画から静止画に移る場
合に解像度に極端な変化があるので、動画処理時の画質
劣化が目立つという問題点があった。
また、静止画においてはドツト妨害、クロスカラー等の
クロストークは皆無であるが、動画では上記のクロスト
ークが起こって、画質劣化の原因となるという問題点が
あった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、上記のような処理の切り換えが多い画像で
も、解像度が高く、上記のり゛ロストークによる画質劣
化の少ない画像を再生することのできる動き適応型YC
分離フィルタを得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る動き適応型YC分離フィルタは、動き検
出回路が動画を検出したとき、フィールド内の相関を利
用して局所的に画像の垂直エツジ成分を検出する垂直エ
ツジ検出回路を設け、垂直エツジ成分が検出されない場
合には、フィールド間の相関を局所的に検出して、その
検出結果によりフィールド間演算とフィールド内水平、
垂直双方の帯域制限とを含んだ複数のフレーム内処理を
適応的に切り換える処理を行い、また垂直エツジ成分が
検出された場合には、フィールド間の相関を局所的に検
出し、その検出結果によりフィールド間演算とフィール
ド内水平方向のみの帯域制限とを含んだ複数のフレーム
内処理を適応的に切り換える処理を行って、フレーム内
YC分離Y信号とフレーム内YC分離C信号を出力する
フレーム内YC分離回路を設けたものである。
[作用] この発明におけるフレーム内YC分離回路は、動き検出
回路で動画と判断した場合に、垂直エツジ検出回路で垂
直エツジ成分が検出されない場合には、フィールド間で
の相関を検出し、その相関の大小により、フィールド間
演算とフィールド内水平、垂直双方の帯域制限とを含ん
だ3種類のフレーム内YC分離回路のいずれかを選択し
、また垂直エツジ成分が検出された場合には、フィール
ド間の相関を局所的に検出し、その検出結果によりフィ
ールド間演算とフィールド内水平方向のみの帯域制限と
を含んだ3種類のフレーム内YC分離回路のいずれかを
選択することによって、フレーム内YC分離Y信号とフ
レーム内YC分離C信号を出力する。
[実施例] 以下、この発明を図にもとづいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例による動き適応型YC分離
フィルタを示すブロック図である。
この第1図は第16図におけるフィールド内YC分離回
路4の部分を、フレーム内YC分離回路50に置き換え
たものであり、その他の部分は従来例において説明した
ので省略する。
第1図におけるフレーム内YC分離回路50の一実施例
の詳細ブロック図を第2図に示す。
同図において、入力端子11にはV信号101が入力さ
れる。このV信号101は2画素遅延回路14および2
62ライン遅延回路15の入力端に入力される。
2画素遅延回路14で2画素遅延された信号は、減算器
19.20.21.34.36の第1の入力端と1ライ
ン遅延回路35の入力端にそれぞれ入力される。
262ライン遅延回路15で262ライン遅延されたV
信号は1ライン遅延回路16と4画素遅延回路17の入
力端と、減算器I9の第2の入力端にそれぞれ入力され
る。
lライン遅延回路16で1ライン遅延されたV信号は2
画素遅延回路18の入力端に入力される。4画素遅延回
路17で4画素遅延されたV信号は減算器20の第2の
入力端に入力される。
2画素遅延回路18で2画素遅延されたV信号は減算器
21の第2の入力端に入力される。
減算器19の出力信号は、第1の信号選択回路29の第
1の入力端と、LPF22の入力端に入力される。減算
器20の出力信号は第1の信号選択回路29の第2の入
力端と、LPF23の入力端に入力される。減算器21
の出力信号は第1の信号選択回路29の第3の入力端と
LPF24の入力端に入力される。
LPF22の出力は絶対値回路25の入力端に、LPF
23の出力は絶対値回路26の入力端に、LPF24の
出力は絶対値回路27の入力端にそれぞれ入力される。
絶対値回路25の出力は最小値選択回路28の第1の入
力端に、絶対値回路26の出力は最小値選択回路28の
第2の入力端に、絶対値回路27の出力は最小値選択回
路28の第3の入力端にそれぞれ入力される。
最小値選択回路28の出力は第1の信号選択回路29の
第4の入力端に入力され、これにより第1から第3の入
力を選択制御する。
第1の信号選択回路29の出力は、1ライン遅延回路3
0の入力端と減算器31.第2の信号選択回路32の第
1の入力端に入力される。1ライン遅延回路30の出力
は減算器31の第2の入力端に入力される。減算器31
の出力は第2の信号選択回路32の第2の入力端に入力
される。
1ライン遅延回路35の出力は減算器36の第2の入力
端に入力される。減算器36の出力はLPF37の入力
端に入力される。LPF37の出力は第2の信号選択回
路32の第3の入力端に入力され、これにより第1と第
2の入力を選択制御する。
第2の信号選択回路32の出力は、BPF33の入力端
に入力される。BPF33の出力は、減算器34の第2
の入力端に入力され、またフレーム内YC分離C信号1
13として出力端13から出力される。減算器34の出
力はフレーム内YC分離Y信号112として出力端12
から出力される。
次に動作について説明する。
画面の水平方向をy軸、画面の垂直方向をy軸、上記y
軸とy軸で構成される平面に垂直な方向に時間軸である
t軸をとると、y軸、y軸およびt軸で構成できる3次
元時空間を考えることができる。
第5図は3次元時空間を表わした図であり、第5図(a
)はt軸とy軸で構成される平面、第5図(b)はy軸
とy軸で構成される平面である。
第5図(a)には、インタレース走査線も表わしており
、破線は一つのフィールドであることを、実線は色副搬
送波が同位相であることを示している。
また、第5図(b)の実線および破線はそれぞれnフィ
ールド、n −1フイールドの走査線を示しており、走
査線上の「○」、「・」、「△」、「ム」の4種類の印
はV信号を色副搬送波周波数fsc (= 3.58M
Hz )の4倍でディジタル化シタトきの色副搬送波が
同位相の標本点を示している。
いま、注目標本点を「◎」で表わすと、同一フィールド
であるnフィールドでは2標本点前後と、lライン上下
の4つの点a、b、c、dで色副搬送波位相が180°
異なっている。
そこで、ディジタル回路によるラインくし形フィルタや
、特開昭58−242367号公報に示された適応型Y
C分離フィルタなどが構成できる。
また、第5図(a)に示すように1フレーム離れた同一
標本点で色副搬送波位相が180°異なるので、フレー
ム間YC分離フィルタもまた構成できる。
さらに、第5図(b)かられかるように、注目標本点か
ら1フイールド前のn−1フイールドでは、1ライン上
の標本点または1ライン下の2標本点前後で逆位相とな
るので、これら3点ア、イ、つのうちいずれかと注目標
本点「◎」との演算によりフィールド間YC分離が可能
となる。
また、上記のX軸、ν軸およびt軸に対応した周波数軸
として、水平周波数軸であるμ軸、垂直周波数軸である
ν軸および時間周波数軸であるf軸を考え、互いに直交
するμ軸、ν軸、f軸で構成できる3次元周波数空間を
考えることができる。
第6図は上記3次元周波数空間の投影図を表わしている
。第6図(a)は上記3次元周波数空間を斜め方向から
見た図、第6図(b)は上記3次元周波数空間をf軸の
負の方向から見た図、第6図(c)は上記3次元周波数
空間をμ軸の正の方向から見た図である。
この第6図(a)〜(C)には3次元周波数空間上での
■信号のスペクトル分布も表わしである。第6図(a)
〜(C)かられかるように、Y信号のスペクトルは3次
元周波数空間の原点を中心に広がっており、C信号のス
ペクトルは色副搬送波周波数fscでI信号、C信号が
直交二相変調されているので、第6図(a)〜(C)の
ような4個所の空間に位置している。しかし、第6図(
c)のようにV信号をμ軸上でみると、C信号は第2象
限と第4象限のみに存在している。
これは、第5図(b)で色副搬送波の同位相を表わす実
線が時間とともに上がっていることに対応している。
それにもかかわらず、従来例では、画像の動きを検出し
た場合、フィールド内での相関を利用したYC分離を行
っていたので、μ軸、ν軸方向の帯域制限は可能である
が、f軸方向の帯域制限を加えることはできなかった。
したがって、本来Y信号が存在する周波数空間をC信号
として分離することになり、動画におけるY信号の帯域
が狭くなっていた。
そこで、前述のようにフィールド間処理によるYC分離
を行うことにより、動画におけるY信号の帯域を広げる
ことができる。
第5図(b)において、n−1フイールドの中で注目標
本点「◎」の近傍にあり、色副搬送波位相が180°異
なる点は、標本点「・」ア、イ、つがある。これら3点
のいずれかとの演算によりフィールド間YC分離が可能
となる。
第1に、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」アとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。第2の信号選択
回路32が第1の入力端から入力される信号を選択した
場合、PPF33のみを通過してC信号が得られる。ま
た■信号からC信号を減算することによりY信号が得ら
れる。これをフィールド間YC分離AIとする。
一方、第2の信号選択回路32が第2の入力端から入力
される信号を選択した場合、lライン遅延回路30、減
算器31.BPF33で構成される2次元BPFを通過
してC信号が得られる。
また、■信号からC信号を減算することによりY信号が
得られる。これをフィールド間YC分離A2とする。
第7図(a)〜(c)は第6図(a)〜(c)と同じく
3次元周波数空間を表わしており、フィールド間YC分
離AIにより得られたY信号とC信号の存在する周波数
空間を示している。第10図(a)〜(c)も同様に3
次元周波数空間を表わしており、フィールド間YC分離
A2により得られたY信号とC信号の存在する周波数空
間を示している。
第2に、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」イとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。第2の信号選択
回路32が第1の入力端から入力される信号を選択した
場合、BPF33のみを通過してC信号が得られる。ま
たV信号からC信号を減算することによりY信号が得ら
れる。これをフィールド間YC分離B1とする。
一方、第2の信号選択回路32が第2の入力端から入力
される信号を選択した場合、上記の2次元BPFを通過
してC信号が得られる。またV信号からC信号を減算す
ることによりY信号が得られる。これをフィールド間Y
C分離B2とする。
第8図(a)〜(c)も同じくフィールド間YC分離B
lにより得られたY信号とC信号の存在する周波数空間
を示している。第11図(a)〜(c)も同じくフィー
ルド間YC分離B2により得られたY信号とC信号の存
在する周波数空間を示している。第8図(a)〜(C)
および第11図(a)〜(c)を見ると、分離されたY
信号に一部C信号が含まれるようであるが、Y信号とC
信号は相互に相関が強いことから、Y信号にC信号が含
まれることは極めて少ない。
第3に、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」つとの差によりC信号を含む3次元周波数空間
上の高域成分を取り出すことができる。第2の信号選択
回路32が第1の入力端から入力される信号を選択した
場合、BPF33のみを通過してC信号が得られる。ま
たV信号からC信号を減算することによりY信号が得ら
れる。これをフィールド間YC分離CIとする。
一方、第2の信号選択回路32が第2の入力端から入力
される信号を選択した場合、上記の2次元BPFを通過
してC信号が得られる。またV信号からC信号を減算す
ることによりY信号が得られる。これをフィールド間Y
C分離C2とする。
第9図(a)〜(c)も同じくフィールド間YC分離C
1により得られたY信号とC信号の存在する周波数空間
を示している。第12図(a)〜(c)も同じくフィー
ルド間YC分離C2により得られたY信号とC信号の存
在する周波数空間を示している。第9図(a)〜(c)
および第12図(a)〜(c)を見ると、分離されたY
信号に一部C信号が含まれるようであるが、Y信号とC
信号は相互に相関が強いことから、Y信号にC信号が含
まれることは極めて少ない。
これら6種類のフィールド間YC分離を適応的に切り換
え制御するため、注目標本点「◎」と標本点「・」ア、
イ、つとの間での相関を検出し、またフィールド内の垂
直方向の相関を検出する必要がある。
ディジタル化されるのはV信号であるから、フィールド
間の相関を検出するためには、それぞれの差分にLPF
を通し、Y信号の低域成分の相関を検出して、第1の信
号選択回路の制御信号とすればよい。またフィールド内
の垂直方向の相関を検出するためには、ライン間の差分
にLPFを通し、Y信号の垂直高域成分の相関を検出し
て、第2の信号選択回路の制御信号とすればよい。
次に、上記第2図の構成のフレーム内YC分離回路の動
作について説明する。
この発明は、動き検出回路80で画像が動画であると判
断したときに動画処理として、フィールド内YC分離の
代わりに3種類のフィールド間演算と2種類のフィール
ド内帯域制限とを含んだフレーム内YC分離のうち最適
なものを用いることを特徴としている。
第2図において、入力端11から入力されたV信号10
1は2画素遅延回路14で2画素遅延され、また262
ライン遅延回路15で262ライン遅延される。
2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号と262
ライン遅延回路15の出力とを減算器19で減じること
により、フィールド間YC分離CIおよびフィールド間
YC分離C2のためのフィールド間差分を得る。
2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号と、4画
素遅延回路17の出力とを減算器20で減じることによ
り、フィールド間YC分離Blおよびフィールド間YC
分離B2のためのフィールド間差分を得る。
2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号と、2画
素遅延回路18の出力とを減算器2Iで減じることによ
り、フィールド間YC分離AIおよびフィールド間YC
分離A2のためのフィールド間差分を得る。
以上の3種類のフィールド間差分は第1の信号選択回路
29に入力され、後に述べる最小値選択回路28の出力
により選択される。
減算器19の出力であるフィールド間差分はまた2、 
1MHz以下を通過域とするLPF22を通し、さらに
絶対値回路25で絶対値化され、最小値選択回路28に
入力されて、第5図(b)における注目標本点「◎」と
標本点「・」つとの間の相関を検出する。
減算器20の出力であるフィールド間差分はまた2、 
1MHz以下を通過域とするLPF23を通し、さらに
絶対値回路26で絶対値化され、最小値選択回路28に
入力されて、第5図(b)における注目標本点「◎」と
標本点U・」イとの開の相関を検出する。
減算器21の出力であるフィールド間差分はまた2、1
MHz以下を通過域とするLPF24を通し、さらに絶
対値回路27で絶対値化され、最小値選択回路28に入
力されて、第5図(b)における注目標本点「◎」と標
本点「・Jアとの間の相関を検出する。
最小値選択回路28は上記の3種類の絶対値出力のうち
最小のもの(相関検出量は最大のもの)を選択し、第1
の信号選択回路29を制御する。
すなわち、第1の信号選択回路29は絶対値回路25の
出力が最小の場合は減算器I9の出力を、絶対値回路2
6の出力が最小の場合は減算器20の出力を、絶対値回
路27の出力が最小の場合は減算器21の出力をそれぞ
れ選択する。
さらに第1の信号選択回路29の出力は、第2の信号選
択回路32の第1の入力端に入力され、また1ライン遅
延回路30と減算器31で垂直高域成分のみを通過され
、第2の信号選択回路32の第2の入力端に入力される
。第2の信号選択回路32は後に述べるLPF37の出
力によって2種類の信号を選択する。第2の信号選択回
路32の出力はBPF33により水平高域成分のみを通
過されて、フレーム内YC分離C信号113とする。す
なわち、第1の信号選択回路29の出力を2次元BPF
または1次元BPFにより帯域制限をしてフレーム内Y
C分離C信号113とする。
2画素遅延回路14の出力はまた1ライン遅延回路35
、減算器36により垂直高域成分を通過させ、さらに2
.1MHz以下を通過域とするLPF37によりC信号
を除くことによりY信号の垂直エツジを検出する。■信
号は一般にY信号とC信号との相関が強いので、Y信号
の垂直エツジが検出されるときには、C信号も垂直方向
に変化している場合が多い。したがって第2の信号選択
回路32はY信号の垂直エツジが検出されたときには、
第1の入力端の信号を選択し、またY信号の垂直エツジ
が検出されないときには、第2の入力端の信号を選択す
るように制御される。
減算器34により、2画素遅延回路14の出力であるV
信号から、フレーム内YC分離C信号113を減するこ
とにより、フレーム内YC分離Y信号112を得ること
ができる。
なお、第2図において、垂直高域成分のみを通過させる
ためにlライン遅延回路30と減算器31を用いたが、
これを複数個の1ライン遅延回路を用いた演算によって
も同様の効果が得られる。
第3図はこの発明である第1図におけるフレーム内YC
分離50の第2の実施例の詳細ブロック図である。
第3図において、第2図と異なる点はフィールド間の相
関を検出する方法のみである。ここではV信号の相関を
検出する方法として、3次元周波散穿間においてY信号
のスペクトルが広がっている方向を検出する方法を用い
る。
第1の信号選択回路29において3種類のフィ−ルビ間
演算を選択制御するためのY信号のスペクトルの広がり
を検出する周波数領域について図示すると第13図、第
14図、第15図のそれぞれ実線部分となる。第13図
はフィールド間YC分離A1およびフィールド間YC分
離A2を選択するためのY信号のスペクトルの広がりを
検出する周波数領域である。この領域は第5図(b)に
おける注目標本点「◎」と標本点「・」アの1ライン下
にある標本点rOJ工との差にLPFを通過させること
により検出することができる。
第14図はフィールド間YC分離B1およびフィールド
間YC分離B2を選択するためのY信号スペクトルの広
がりを検出する周波数領域である。この領域は第5図(
b)における注目標本点「◎」と標本点「・」イとの和
にBPFを通過させることにより検出することができる
第15図はフィールド間YC分離CIおよびフィールド
間YC分離C2を選択するためのY信号スペクトルの広
がりを検出する周波数領域である。この領域は第5図(
b)における注目標本点「◎」と標本点「・」つとの和
にBPFを通過させることにより検出することができる
次に、上記第3図の構成のフレーム内YC分離回路のう
ち、第2図と異なるフィールド間相関検出回路のみを説
明する。第3図において第2図と同等の個所には同じ番
号が付されている。
262ライン遅延回路15の出力は第1の信号選択回路
29の第1の入力端に入力されるとともに、2画素遅延
回路14の出力と加算器40で加算され、その結果は2
.1MHz以上を通過域とするBPF43を通し、さら
に絶対値回路46で絶対値化され、最大値選択回路49
に入力されて、第5図(b)における注目標本点「◎」
と標本点「・」つとの間の相関を検出する。
262ライン遅延回路15の出力は2画素遅延回路38
.39で4画素遅延される。2画素遅延回路39の出力
は第1の信号選択回路29の第2の入力端に入力される
とともに、2画素遅延回路14の出力と加算器41で加
算され、その結果は2、1MHz以上を通過域とするB
PF44を通し、さらに絶対値回路47で絶対値化され
、最大値選択回路49に入力されて、第5図(b)にお
ける注目標本点「◎」と標本点「・」イとの間の相関を
検出する。
2画素遅延回路38の出力は2画素遅延回路14の出力
から減算器42で減算され、その結果は2.1MHz以
下を通過域とするLPF45を通し、さらに絶対値回路
48で絶対値化され、最大値選択回路49に入力されて
、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本点「・
」アとの間の相関を検出する。
最大値選択回路49は上記の3種類の絶対値出力のうち
最大のもの(相関検出量も最大のもの)を選択し、第1
の信号選択回路29を制御する。
第1の信号選択回路29の出力は減算器90で2画素遅
延回路14の出力であるV信号から減算され、3次元周
波数空間上の3種類の高域成分のいずれかが出力される
。以降の構成は第2図と同じであるので、説明を省く。
第4図はこの発明である第1図におけるフレーム内YC
分離50の第3の実施例の詳細ブロック図である。第4
図において、第2図と異なる点はフィールド内帯域制限
の方法のみである。
第4図の構成のフレーム内YC分離回路のうち、第2図
と異なるフィールド内帯域制限を行う部分の回路のみを
説明する。第4図において第2図と同等の個所には同じ
番号が付されている。
第1の信号選択回路29の出力は減算器90で2画素遅
延回路14の出力であるV信号から減算され、3次元周
波数空間上の3種類の低域成分のいずれかが出力される
。第1の信号選択回路29の出力はまたLPF91で3
次元周波数空間上の高域成分のうち水平低域成分のみが
通過される。
減算器92で第1の信号選択回路29の出力か′らLP
F91の出力が減算され、さらにlライン遅延回路93
と加算器94により、3次元周波数空間上の高域成分の
うち水平高域でしかも垂直低域成分のみが通過される。
第2の信号選択回路95は垂直エツジ検出出力であるL
PF37の出力により、垂直エツジが検出されない場合
には信号を通過させ、また垂直エツジが検出された場合
には信号を遮断するように制御される。LPF91の出
力と第2の信号選択回路95の出力は加算器96で加算
され、さらに加算器97で減算器90の出力と加算され
てフレーム内YC分離Y信号112とする。すなわち垂
直エツジ検出出力により、第1の信号選択回路29の出
力である3次元周波数空間上の高域成分をラインくし形
フィルタで帯域制限するか、または1次元LPFにより
帯域制限するかを選択制御して、さらに3次元周波数空
間上の低域成分と加算してフレーム内YC分離Y信号1
12とする。
減算器98により、2画素遅延回路14の出力であるV
信号から、フレーム内YC分離Y信号112を減するこ
とにより、フレーム内YC分離C信号113を得ること
ができる。
なお、第3図においてフィールド間の相関検出方法を第
2図と異なるようにしたのと同じように、第4図におい
てもフィールド間の相関検出方法を変えてもよい。
[発明の効果コ 以上のように、この発明によれば動き検出回路による動
画の検出時に、フレーム内YC分離回路において、フィ
ールド間の相関を局所的に検出して3種類のフィールド
間演算を適応的に切り換え、さらにY信号の垂直エツジ
検出により2種類のフィールド内帯域制限を適応的に切
り換えるフレーム内でのYC分離を行うように構成した
ので、動き適応型YC分離フィルタにおける動画処理に
おいて、画像の相関を利用して最適なYC分離が可能と
なり、動画でも解像度の劣化が少なく、またクロストー
クも少ないYC分離を行う動き適応型YC分離フィルタ
を構成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による動き適応型YC分離
フィルタを示すブロック図、第2図は一同上実施例にお
けるフレーム内YC分離回路の第1の実施例の詳細な構
成を示すブロック図、第3図は同上実施例におけるフレ
ーム内YC分離回路の第2の実施例の詳細な構成を示す
ブロック図、第4図は同上実施例におけるフレーム内Y
C分離回路の第3の実施例の詳細な構成を示すブロック
図、第5図(a)は3次元時空間において色副搬送波の
4倍の周波数でディジタル化されたV信号の配列をt軸
とy軸で構成する平面図、第5図(b)は同上V信号の
配列をy軸とy軸で構成する平面図、第6図(a)は3
次元周波数空間におけるV信号のスペクトル分布を斜め
方向から見た図、第6図(b)は同上スペクトル分布を
f軸の負の方向から見た図、第6図(c)は同上スペク
トル分布をμ軸の正の方向から見た図、第7図(a)は
この発明によるフレーム内YC分離AIで得られたY信
号とC信号のスペクトル分布を3次元周波数空間上で斜
め方向から見た図、第7図(b)は同上スペクトル分布
をf軸の負の方向から見た図、第7図(c)は同上スペ
クトル分布をμ軸の正の方向から見た図、第8図(a)
はこの発明によるフレーム内YC分離B1で得られたY
信号とC信号のスペクトル分布を3次元周波数空間上で
斜め方向から見た図、第8図(b)は同上スペクトル分
布をf軸の負の方向から見た図、第8図(c)は同上ス
ペクトル分布をμ軸の正の方向から見た図、第9図(a
)はこの発明によるフレーム内YC分離C1で得られた
Y信号とC信号のスペクトル分布を3次元周波数空間上
で斜め方向から見た図、第9図(b)は同上スペクトル
分布をf軸の負の方向から見た図、第9図(c)は同上
スペクトル分布をμ軸の正の方向から見た図、第1O図
(a)はこの発明によるフレーム内YC分離A2で得ら
れたY信号とC信号のスペクトル分布を3次元周波数空
間上で斜め′方向から見た図、第1O図(b)は同上ス
ペクトル分布をf軸の負の方向から見た図、第10図(
c)は同上スペクトル分布をμ軸の正の方向から見た図
、第11図(a)はこの発明によるフレーム内YC分離
B2で得られたY信号とC信号のスペクトル分布を3次
元周波数空間上で斜め方向から見た図、第11図(b)
は同上スペクトル分布をf軸の負の方向から見た図、第
11図(c)は同上スペクトル分布をμ軸の正の方向か
ら見た図、第12図(a)はこの発明によるフレーム内
YC分離C2で得られたY信号とC信号のスペクトル分
布を3次元周波数空間上で斜め方向から見た図、第12
図(b)は同上スペクトル分布をf軸の負の方向から見
た図、第12図(c)は同上スペクトル分布をμ軸の正
の方向から見た図、第13図〜第15図は第3図の第2
の実施例における3種類の相関検出の周波数領域を示す
図である。第13図(a)はフレーム内YC分離フィル
タA1およびフレーム内YC分離フィルタA2を選択す
るための相関検出の周波数領域を3次元周波数空間上で
斜め方向から見た図、第13図(b)は同上周波数領域
をf軸の負の方向から見た図、第13図(C)は同上周
波数領域をμ軸の正の方向から見た図、第14図(a)
はフレーム内YC分離フィルタB1およびフレーム内Y
C分離フィルタB2を選択するための相関検出の周波数
領域を3次元周波数空間上で斜め方向から見た図、第1
4図(b)は同上周波数領域をf軸の負の方向から見た
図、第14図(c)は同上周波数領域をμ軸の正の方向
から見た図、第15図(a)はフレーム内YC分離フィ
ルタCBIおよびフレーム内YC分離フィルタC2を選
択するための相関検出の周波数領域を3次元周波数空間
上で斜め方向から見た図、第15図(b)は同上周波数
領域をf軸の負の方向から見た図、第15図(C)は同
上周波数領域をμ軸の正の方向から見た図、第16図は
従来の動き適応型YC分離フィルタのブロック図、第1
7図は第16図の動き適応型YC分離フィルタにおける
Y信号動き検出回路の詳細な構成を示すブロック図、第
18図は第16図の動き適応型YC分離フィルタにおけ
るC信号動き検出回路の詳細な構成を示すブロック図、
第19図は第16図の動き適応型YC分離フィルタにお
けるフレーム間YC分離回路の詳細な構成を示すブロッ
ク図、第20図は第16図の動き適応型YC分離フィル
タにおけるフィールド内YC分離回路の詳細な構成を示
すブロック図、第21図は従来のC信号動き検出回路の
他の例を示すブロック図である。 5・・・フレーム間YC分離回路、6・・・Y信号動き
検出回路、7・・・C信号動き検出回路、8・・・合成
回路、9・・・Y信号混合回路、10・・・C信号混合
回路50・・・フレーム内YC分離回路、80・・・動
き検出回路。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波数多重
    した複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と色信号
    を分離する回路において、フレーム間の相関を利用して
    局所的に画像の動きを検出する動き検出回路と、この動
    き検出回路が静止画を検出したときにフレーム間相関を
    利用したフレーム間輝度信号色信号分離を行ってフレー
    ム間輝度信号色信号分離輝度信号およびフレーム間輝度
    信号色信号分離色信号を出力するフレーム間輝度信号色
    信号分離回路と、上記動き検出回路が動画を検出したと
    きには、さらにフィールド内の相関を利用して局所的に
    画像の垂直エッジ成分を検出する垂直エッジ検出回路を
    設け、垂直エッジ成分が検出されない場合には、フィー
    ルド間で色副搬送波の位相が逆である点での差分の水平
    低域周波数成分によって相関を局所的に検出し、その検
    出結果により、フィールド間演算とフィールド内水平、
    垂直双方の帯域制限とを含んだ複数のフレーム内処理を
    適応的に切り換える処理を行い、また垂直エッジ成分が
    検出された場合には、フィールド間で色副搬送波の位相
    が逆である点での差分の水平低域周波数成分によって相
    関を局所的に検出し、その検出結果により、フィールド
    間演算とフィールド内水平方向のみの帯域制限とを含ん
    だ複数のフレーム内処理を適応的に切り換える処理を行
    って、フレーム内輝度信号色信号分離色信号とフレーム
    内輝度信号色信号分離輝度信号とを出力するフレーム内
    輝度信号色信号分離回路と、上記動き検出回路の出力に
    基づき上記フレーム間輝度信号色信号分離輝度信号と上
    記フレーム内輝度信号色信号分離輝度信号を混合して動
    き適応輝度信号色信号分離輝度信号を出力する輝度信号
    混合回路と、上記動き検出回路の出力に基づき上記フレ
    ーム間輝度信号色信号分離色信号と上記フレーム内輝度
    信号色信号分離色信号を混合して動き適応輝度信号色信
    号分離色信号を出力する色信号混合回路とを備えたこと
    を特徴とする動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ。
  2. (2)上記フレーム内輝度信号色信号分離回路の代わり
    に、上記動き検出回路が動画を検出したときには、さら
    にフィールド内の相関を利用して局所的に画像の垂直エ
    ッジ成分を検出する垂直エッジ検出回路を設け、垂直エ
    ッジ成分が検出されない場合には、フィールド間で色副
    搬送波の位相が同じである点での差分の水平低域周波数
    成分及び、位相が逆である点での和の水平高域周波数成
    分を得ることによる相関を局所的に検出して、その検出
    結果により、フィールド間演算とフィールド内水平、垂
    直双方の帯域制限を含んだ複数のフレーム内処理を適応
    的に切り換える処理を行い、また垂直エッジ成分が検出
    された場合には、フィールド間で色副搬送波の位相が同
    じである点での差分の水平低域周波数成分及び、位相が
    逆である点での和の水平高域周波数成分を得ることによ
    る相関を局所的に検出して、その検出結果により、フィ
    ールド間演算とフィールド内水平方向のみの帯域制限を
    含んだ複数のフレーム内処理を適応的に切り換える処理
    を行って、フレーム内輝度信号色信号分離色信号とフレ
    ーム内輝度信号色信号分離輝度信号とを出力するフレー
    ム内輝度信号色信号分離回路に置き換えたことを特徴と
    する動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ。
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