JPH03191690A - 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ - Google Patents

動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ

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JPH03191690A
JPH03191690A JP33222789A JP33222789A JPH03191690A JP H03191690 A JPH03191690 A JP H03191690A JP 33222789 A JP33222789 A JP 33222789A JP 33222789 A JP33222789 A JP 33222789A JP H03191690 A JPH03191690 A JP H03191690A
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signal
luminance signal
circuit
intra
chrominance
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JP33222789A
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Junko Taniguchi
谷口 淳子
Noriyuki Yamaguchi
山口 典之
Mitsuru Ishizuka
充 石塚
Seiji Yao
八尾 政治
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 この発明は、動き適応型輝度信号色信号分離フィルタに
関し、特に色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波数
多重した複合カラーテレビジョン信号(以下、「■信号
」という)から輝度信号(以下、「Y信号」または単に
「Y」という)及び色信号(以下、r(、信号jまたは
単にr CJという)を分離するためのものに関するも
のである。
〔従来の技術〕 動き適応型VC分離フィルタは、画像が静止画像である
か、動画像であるかを局所的に判断し、その各部の画素
信号に適したVC分離を行うフィルタである。
現行のNTSC信号方式では、C信号をY信号の高域周
波数領域に周波数多重した複合信号となっている。この
ため、受像機では、YC分離が必要であり、その分離の
不完全さはクロスカラーやドツトクロールなどの画質劣
化を生じさせる。
従って、近年の大容量ディジタルメモリの発達に伴い、
テレビジョン信号の垂直走査周波数に等しいか、または
それ以上の遅延時間を有する遅延回路(以下、単に[遅
延回路jという)を利用した動き適応YC分離などの画
質改善のための信号処理回路が種々捷案されている。
第11図は従来の動き適応型YC分離フィルタの一例を
示すブロック回路図である。この第11図において、入
力端子lにはNTSC方式のV信号101が入力され、
フィールド内YC分離回路4、フレーム間YC分離回路
5、Y信号動き検出回路6及びC信号動き検出回路7の
入力端にそれぞれ与えられる。
フィールド内YC分離回路4にて、図示していないフィ
ールド内フィルタによって、YC分離されたフィールド
内YC分離Y信号102と、フィールド内YC分@C信
号103はそれぞれY信号混合回路9の第1の入力端と
C信号混合回路10の第1の入力端に入力される。
また、フレーム間YC分離回路5にて、図示していない
フレーム間フィルタによりYC分離されたフレーム間Y
C分111Y信号104と、フレーム間VC分llIC
信号105はそれぞれY信号混合回路9の第2の入力端
とC信号混合回路10の第2の入力端に入力される。
他方、Y信号動き検出回路6にて検出されたY信号動き
量106は、合成回路8の一方の入力端に入力され、ま
た、C信号動き検出回路7にて検出されたC信号動き量
を示す信号107は合成回路8の他方の入力端に入力さ
れる。
合成回路8にて合成された動き検出信号108はY信号
混合回路9の第3の入力端及びC信号混合回路10の第
3の入力端にそれぞれ入力され、このY信号動き検出回
路6、C信号動き検出回路7及び合成回路8で動き検出
回路80を構成している。
そして、Y信号混合回路9の出力である動き適応YCC
分離体信号09は出力端2より送出される。
また、C信号混合回路10の出力である動き適応YC分
離C信号110は出力端3より送出される。
次に、この従来例の動作について説明する。
動き検出回路80はフィルタ信号101をYC分離する
に当たり、Y信号動き検出回路6及びC信号動き検出回
路7の出力を合成回路8で合成して、■信号101が静
止している画像を表わす信号か、動きを表わす信号かを
判別する。
Y信号動き検出回路6は、例えば第12図のように、入
力端62からV信号101を入力して1フレーム遅延回
路64で1フレームに相当する時間遅延させた信号と、
直接入力されたV信号101とを減算器65で減算して
、■信号101の1フレーム差分を求め、低域通過フィ
ルタ(以下、rLPFJという)66を通したのち、絶
対値回路67でその絶対値を求め、この絶対値を非線形
変換回路68でY信号の低域成分の動き量を示す信号1
06に変換して出力端63に出力する。
また、C信号動き検出回路7は、例えば第13図のよう
に、入力端11から入力されるV信号101を2フレ一
ム遅延回路53で2フレームに相当する時間遅延させた
信号と、直接入力されたV信号101とを減算器54で
減算して、2フレ一ム差分を求め、帯域通過フィルタ(
以下、rBPF」という)55を通過したのち、絶対値
回路56でその絶対値を求め、この絶対値を非線形変換
回路57でC信号の動き量を示す信号107に変換して
出力端60より出力する。
合成回路8は、例えばY信号動き量106とC信号動き
量107のうち、大きい方の値を選択して出力するよう
に構成されている。
この判別結果は、動き係数k(0≦に≦1)という形で
表わされ、例えば画像を完全なる静止画像と判別した場
合には、k=o、また画像を完全なる動画像と判別した
場合には、k=1というように、Y信号混合回路9とC
信号混合回路10に制御信号108として与えられる。
一般に、画像が静止画像である場合には、フレーム間相
関を利用したフレーム間YC分離を行ってY信号とC信
号を分離する。
フレーム間YC分離回路5は、例えば第14図のように
、入力$71から入力されたV信号101を1フレーム
遅延回路74で1フレームに相当する時間遅延させた信
号と、直接入力されたV信号101とを加算器75で加
算して、1フレーム和を求めてYF信号104を抽出し
て出力端72に出力するとともに、減算器76でV信号
101からYF信号104を減することにより、CF信
号105を抽出して出力端73から出力している。
また、一般に画像が動画像である場合には、フィールド
内相関を利用したフィールド内YC分離を行ってY信号
とC信号を分離する。フィールド内YC分離回路4は、
例えば第15図のように、入力端81から入力した■信
号101を1ライン遅延回路84で1ラインに相当する
時間遅延させた信号と、直接入力したV信号101とを
加算器85で加算して、1ライン和を求めてYf信号1
02を抽出し、出力端82から出力するとともに、減算
器86でV信号101からYf信号102を減すること
により、Cf信号103を抽出して出力端83から出力
している。
動き適応型YC分離フィルタでは、このようなフィール
ド内YC分離回路4とフレーム間YC分離回路5とを並
置し、動き検出回路80の合成回路8にて合成された動
き係数kにより、Y信号混合回路9に以下のような演算
を行わせて、動き適応YC分離Y信号109を出力端2
から出力させる。
Y=kYf+ (1−k)YF ここで、 Yf:フィールド内YC分離Y信号出力102YF:フ
レーム間YC分MY信号出力104である。
同様に、制御信号108により、C信号混合回路10に
以下のような演算を行わせて、動き適応VC分離C信号
110を出力端3から出力させる。
C=kCf+ (C−k)CF ここで、 Cf:フィールド内YC分離C信号出力103CF:フ
レーム間VC分HC信号出力105である。
この動き適応型YC分離フィルタのうち、C信号動き検
出回路7は、また第16図のような構成でも実現できる
この第16図において、入力端11からV信号101が
入力され、色復調回路58により2種類の色差信号R−
y、B−yが復調される。
これら2種類の色差信号R−7,8−7は時分割多重回
路59である周波数で時分割多重され、2フレ一ム遅延
回路53で2フレームに相当する時間遅延されたのち、
減算回路54で2フレ一ム遅延回路53の出力と時分割
多重回路59の出力との減算を行って2フレ一ム差分が
得られる。
この2フレ一ム差分にLPF60を通してY信号成分を
除き、絶対値回路56により絶対値をとり、さらに非線
形変換回路57で非線形変換してC信号の動き検出量1
07を出力端61から送出する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の動き適応型YC分離フィルタは以上のように構成
されているので、Y信号動き検出回路6及びC信号動き
検出回路7によりそれぞれ検出された動き量を合成した
量に基づいて、フィールド内YC分離回路4によるYf
信号とCf信号、及びフレーム間YC分離回路5による
YF倍信号CF信号をそれぞれ混合するようにしている
従って、静止画におけるフィルタ特性と動画におけるフ
ィルタ特性とが全く異なることにより、画像が静止画か
ら動画に移る場合、または動画から静止画に移る場合に
解像度に極端な変化があるので、動画処理時の画質劣化
が目立つという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、上記のような処理の切換えが多い画像でも
解像度が高く、画質劣化の少ない画像を再生することの
できる動き適応型輝度信号色信号分離フィルタを得るこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の第1の発明に係る動き適応型輝度信号色信号
分離フィルタは、動き検出回路が動画を検出したとき、
フィールド間の相関を局所的に検出して、その検出結果
によりフィールド間処理とフィールド内処理を適応的に
切換える処理を行ってフレーム内YC分離Y信号とフレ
ーム内YC分@C信号を出力するフレーム内YC分離回
路を設けたものである。
また、この発明の第2の発明に係る動き適応型輝度信号
色信号分離フィルタは、動き検出回路が動画を検出した
とき、フィールド間またはフィールド内の相関を局所的
に検出して、その検出結果によりフィールド間処理を行
ってフレーム内YC分離Y信号とフレーム内YC分離C
信号を出力するフレーム内YC分離回路を設け、併せて
孤立点を除去する孤立点除去回路を設けたものである。
またこの発明の第3の発明に係る動き適応型輝度信号色
信号分離フィルタによれば、第2の発明とは異なる動作
で孤立点を除去する孤立点除去回路を設けたものである
〔作用〕
この発明の第1の発明におけるフレーム内YC分離回路
は、動き検出回路で動画と判断しても、フィールド間で
の相関が大きければ、フィールド間でYC分離を行い、
フィールド間の相関がないかまたは小さい場合にのみフ
ィールド内でYC分離を行って、フレーム内YC分ii
!IY信号とフレーム内YC分離C信号を出力する。
また、この発明の第2.第3の発明におけるフレーム内
VC分離回路は、動き検出回路で動画と判断しても、フ
ィールド間での相関が大きければ、フィールド間でYC
分離を行い、フィールド間の相関がない場合または小さ
い場合にのみフィールド内でYC分離を行って、フレー
ム内YC分NY信号とフレーム内YC分@C信号を出力
する。またその際孤立点の除去を行なっているので、同
一の領域内では同一特性のフィルタが使用できる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1図は本発明の第1の発明の一実施例による動き適応
型輝度信号色信号分離フィルタを示し、この第1図の回
路は第11図におけるフィールド内YC分離回路4をフ
レーム内YC分離回路90に置き換えただけであるので
、その他の部分の構成、動作についての説明は省略する
第1図におけるフレーム内YC分離回路90の詳細ブロ
ック図を第2図に示す、この第2図において、入力端子
11にはV信号101が入力される。このV信号101
は2画素遅延回路14.234及び262ライン遅延回
路15の入力端に入力される。
2画素遅延回路14で2画素遅延された信号は、フィー
ルド内YC分離回路217の入力端と加算器220,2
21,222の第1の入力端と、減算器224の第1の
入力端にそれぞれ入力される。
262ライン遅延回路15で262ライン遅延されたV
信号は1ライン遅延回路16と4画素遅延回路18,2
画素遅延回路223の入力端と、加算器220の第2の
入力端に入力される。
1ライン遅延回路16で1ライン遅延された■信号は2
画素遅延回路19の入力端に入力される。
4画素遅延回路17で4画素遅延されたV信号は加算器
221の第2の入力端に入力される。2画素遅延回路1
9で2ii1素遅延された■信号は加算器222の第2
の入力端に入力される。
フィールド内YC分離回i1217でフィールド内処理
により分離されたY信号は信号選択回路233の第1の
入力端に入力される。加算器220の出力は信号選択回
路233の第2の入力端とBPF225の入力端に入力
される。加算器221の出力は信号選択回路233の第
3の入力端とBPF226の入力端に入力される。加算
器222の出力は信号選択回路233の第4の入力端に
入力される。
2画素遅延回路223の出力は減算器224の第2の入
力端に入力される。減算器224の出力はLPF227
の入力端に入力される。
BPF225の出力は絶対値回路228の入力端に、B
PF226の出力は絶対値回路229の入力端に、LP
F227の出力は絶対値回路230の入力端にそれぞれ
入力される。
絶対値回路228の出力は最大値選択回路231の第1
の入力端に、絶対値回路229の出力は最大値選択回路
231の第2の入力端に、絶対値回路230の出力は最
大値選択回路231の第3の入力端にそれぞれ入力され
る。
最大値選択回路231の出力はしきい値判定回路232
の入力端と、信号選択回路233の第5の入力端に入力
され、またしきい値判定回路232の出力は信号選択回
路233の第6の入力端に入力され、この2つの入力に
より第1から第4の入力を選択制御する。
信号選択回路233の出力はフレーム内YC分離Y信号
112として出力端12から出力され、また減算器35
の第1の入力端に入力される。
2画素遅延回路34の出力は減算器35の第2の入力端
に入力される。減算器35の出力はフレーム内YC分離
C信号113として出力端13から出力される。
次に動作について説明する。
画面の水平方向をX軸、画面の垂直方向をy軸、X軸と
y軸で構成される平面に垂直な方向に時間軸であるt軸
をとると、X軸、y軸及びt軸で構成できる3次元時空
間を考えることができる。
第3図は3次元時空間を表わした図であり、第3図(a
)はt軸とy軸で構成される平面図、第3図(ロ)はX
軸とy軸で構成される平面図である。
第3図(a)にはインタレース走査線も表わしており、
破線は1つのフィールドであることを、実線は色副搬送
波が同位相であることを示している。
また、第3図(ロ)の実線及び破線はnフィールド。
n−1フイールドの走査線を示しており、走査線上の「
○」、「・」、「Δ」、「ム」の4種類の印はV信号を
色副搬送波周波数f sc (=3.58MHz)の4
倍でディジタル化したときの色副搬送波が同位相の標本
点を表わしている。
今、注目標本点「◎」で表わすと、同一フィールドであ
るnフィールドでは2標本点前後の2点c、dと、1ラ
イン上下の2点a、bで色副搬送波位相が180°異な
っている。
そこで、ディジタル回路によるラインくし形フィルタや
、特開昭58−242367号公報に示された適応型Y
C分離フィルタなどが構成できる。
また、第3図(a)に示すように1フレ一ム群れた同一
標本点で色副搬送波位相が180°異なるので、フレー
ム間YC分離フィルタもまた構成できる。
さらに、第3図(ロ)かられかるように、注目標本点か
ら1フイールド前のn−1フイールドでは1ライン上の
標本点または1ライン下の2標本点前後で逆位相となる
ので、これら3点ア、イ、つのうちいずれかと注目点と
でフィールド間VC分離が可能となる。
また、上記のX軸、y軸及びt軸に対応した周波数軸と
して水平周波数軸であるμ軸、垂直周波数軸であるy軸
及び時間周波数であるf軸を考え、互いに直交するμ軸
、シ軸、f軸で構成できる3次元周波数空間を考えるこ
とができる。
第4図は上記3次元周波数空間の投影図を表わしている
。第4図(a)は上記3次元周波数空間を斜め方向から
見た図、第4図(ハ)は上記3次元周波数空間をf軸の
負の方向から見た図、第4図(C)は上記3次元周波数
空間をy軸の正の方向から見た図である。
この第4図(a)〜第4図(C)には3次元周波数空間
上でのV信号のスペクトル分布も表わしである。
第4図い)〜第4図(C)かられかるように、Y、信号
のスペクトルは3次元周波数空間の原点を中心に広がっ
ており、C信号のスペクトルは色副搬送波周波数rsc
でI信号、C信号が直交二相変調されているので、第4
図(a)〜第4図(C)のような4箇所の空間に位置し
ている。
しかし、第4図(C)のように■信号をμ軸上で見ると
、C信号は第2象限と第4象限のみに存在している。
これは、第3図(b)で色副搬送波の同位相を表わす実
線が時間とともに上がっていることに対応している。
そ′れにもかかわらず、従来例では、画像の動きを検出
した場合、フィールド内での相関を利用したYC分離を
行っていたので、μ軸、ν軸方向の帯域制限は可能であ
るが、f軸方向の帯域制限を加えることはできなかった
従って、本来Y信号が存在する周波数空間をC信号とし
て分離することになり、動画におけるY信号の帯域が狭
くなっていた。
そこで、前述のようにフィールド間処理によるYC分離
を行うことにより、動画におけるY信号の帯域を広げる
ことができる。
第3図(b)において、n−1フイールドの中で注目標
本点「◎」の近傍にあり、色副搬送波位相が180’異
なる点は、標本点「・」ア、イ、つがある。これら3点
のいずれかとの演算によりフィールド間YC分離が可能
となる。
第1に、第3図(b)における注目標本点「◎」と標本
点「・」アとの演算によるYC分離を考える。
これら2つの標本点の和によりY信号が得られ、羞によ
りC信号が得られる。これをフィールド間YC分@Aと
する。
第5図(a)〜第5図(C)は第4図(a)〜第4図(
C)と同じく3次元周波数空間を表わしており、注目標
本点と標本点アとの間の演算で得られたY信号とC信号
の存在する周波数空間を示している。
第2に、第3図(ロ)における注目標本点「◎」と標本
点「・」イとの演算によるYC分離を考えると、これら
2つの標本点の和によりY信号が得られ、差によりC信
号が得られる。これをフィールド間yc分離Bとする。
第6図(a)〜第6図(C)も同じく注目標本点と標本
点イとの間の演算で得られたY信号とC信号の存在する
周波数空間を示している。第6図(a)〜第6図(C)
を見ると、分離されたY信号に一部C信号が含まれるよ
うに表示されているが、Y信号とC信号は相関が強いこ
とから、Y信号にC信号が含まれることは実際には極め
て少ない。
第3に、第3図(ハ)における注目標本点「O」と標本
点「・」つとの演算によるYC分離を考えると、これら
2つの標本点の和によりY信号が得られ、差によりC信
号が得られる。これをフィールド間YC分離Cとする。
第7図(a)〜第7図(C)も同じく注目標本点と標本
点つとの間の演算で得られたY信号とC信号の存在する
周波数空間を示している。
第7図(a)〜第7図(C)を見ると、分離されたY信
号に一部C信号が含まれるように表示されているが、第
6図(a)〜第6図(C)と同様の理由からY信号にC
信号が含まれることは実際には極めて少ない。
これら3種類のフィールド間YC分離を適応的に切り換
え制御するため、注目標本点ro」と標本点「・」ア、
イ、つとの間での相関を検出す7る必要がある。
画像の相関を検出する方法について以下に述べる。一般
に画像を局所的に見た場合、3次元時空間のある方向に
のみ相関が極めて強いことがしばしばある。
この発明は、■信号の特徴を考慮し、■信号が動画を表
現する場合でも3次元時空間のある方向に相関が強い時
はフィールド内YC分離を行わずに、前述の3種類のフ
ィールド間YC分離を選択して用いるものである。
この発明はV信号の相関を検出する方法として、3次元
周波数空間においてY信号のスペクトルが広がっている
方向を検出する方法を用いる。この手法により相関が検
出されない場合は、フィールド間YC分離の代わりに、
フィールド内YC分離を用いる。
3種類のフィールド間YC分離を選択制御するためのY
信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領域につい
て図示すると、第8図、第9図。
第10図のそれぞれ実線部分となる。第8図はフィール
ド間YC分@Aを選択するためのY信号のスペクトルの
広がりを検出する周波数領域である。
この領域は第3図(ロ)における注目標本点「◎」と標
本点「・」アとの差にLPFを通過させることにより検
出することができる。
第9図はフィールド間YC分離Bを選択するためのY信
号スペクトルの広がりを検出する周波数領域である。こ
の領域は第3図(ハ)における注目標本点「◎−jとの
標本点「拳」イとの和にB、P Fを通過させることに
より検出できる。
第10図はフィールド間YC分離Cを選択するためのY
信号スペクトルの広がりを検出する周波数領域である。
この領域は第3図(ロ)における注目標本点「◎」と標
本点「・」つとの和にBPFを通過させることにより検
出することができる。
次に上記第2図の構成のフレーム内YC分離回路の動作
について説明する。この発明は、第1図の動き検出回路
80で画像が動画であると判断したときに動画処理とし
て3種類のフィールド間YC分離またはフィールド内V
C分離のうち最適なものを用いることを特徴としている
第2図において、入力端11から入力されたV信号10
1は2画素遅延回路14で2画素遅延され、また、26
2ライン遅延回路15で262ライン遅延される。
2画素遅延回路14で2画素遅延されたV信号はフィー
ルド内YC分離回路217でフィールド内YC分離を行
い、Y信号を出力する。このフィールド内YC分離回路
217は従来用いられている回路と同様でよい。
262ライン遅延回路15の出力と2画素遅延回路14
で2画素遅延された■信号は加算器220で加算されて
、第3図(ハ)における注目標本点と標本点つとの間の
和による第1のフィールド間YC分離を行い、Y信号を
出力する。
262ライン遅延回路15の出力は4画素遅延回路17
で4画素遅延され、加算器221で2画素遅延回路14
の出力と加算され、第3図(ロ)における注目点と標本
点イとの間の和による第2のフィールド間YC分離を行
い、Y信号を出力する。
262ライン遅延回路15の出力は、また1ライン遅延
回路16でさらに1ライン遅延され、2画素遅延回路1
9を介して、2画素遅延回路14の出力と加算器222
で加算されて、第3図(ロ)における注目点と標本点ア
との間の和による第3のフィールド間YC分離を行い、
Y信号を出力する。
以上の4種類のYC分離によるY信号は、信号選択回路
33に入力され、後に述べる最大値選択回路231とし
きい値判定回路232の出力により選択される。
262ライン遅延回路15の出力と2画素遅延回路14
の出力は減算器224で減算され、その結果は2.1M
Hz以下を通過域とするLPF227を通し、さらに絶
対値回路230で絶対値化されて最大値選択回路231
に入力されて第3回動)における注目点と標本点アとの
間の相関を検出する。
加算器220の出力はまた2、1MHz以上を通過域と
するBPF225にも入力され、その出力はさらに絶対
値回路228で絶対値化されて、最大値選択回路231
に入力されて、第3図(b)における注目点と標本点つ
との間の相関を検出する。
加算器221の出力は、また2、 1MHz以上を通過
域とするBPF226にも入力され、その出力はさらに
絶対値回路229で絶対値化されて、最大値選択回路2
31に入力されて第3回動)における注目点と標本点イ
との間の相関を検出する。
最大値選択回路231は上記の3種類の絶対値出力のう
ち最大のもの、即ち相関検出量が最大のものを選択する
。最大値選択回路231の出力はしきい値判定回路23
2に入力され、あるしきい値に達しない場合はフィール
ド間の相関はないものとみなして、信号選択回路233
にてフィールド内YC分離回路217の出力を選択して
フレーム内YC分離Y信号112として出力する。
一方、しきい値を越える場合は、絶対値回路228の出
力が最大の時は加算器220の出力を、絶対値回路22
9の出力が最大の時は加算器221の出力を、絶対値回
路230の出力が最大の時は加算器222の出力をそれ
ぞれ選択してフレーム内YC分離Y信号112として出
力する。
2画素遅延回路234は遅延補償のための2画素遅延を
行い、減算器35でフレーム内YC分離Y信号112を
減算してフレーム内YC分MC信号113を出力する。
このように、本実施例によれば、動き適応YC分離フィ
ルタにおける動画処理において、画像の相関を利用して
最適なYC分離が可能となり、動画でもクロスカラー、
ドツト妨害等の画質劣化が少ないVC分離を行なう動き
適応YC分離フィルタを構成することができる。
ところで上述のような相関検出による適応型フィルタの
適応処理では、注目画素の相関を100%検出すること
ができず、誤った判断を下してしまうことがあり、この
場合同一の領域内で異なる特性のフィルタを使用してし
まうことがあるが、ある画素の近くでそのレベルが急激
に変化してしまうことは考えづらいことであり、従って
孤立点を除去するように構成することにより、同じ領域
内では同じ特性のフィルタを使うことができる。
次にこの孤立点除去のための機能を備えた本発明の第2
の発明について説明する。この第2の発明と第1の発明
との相違はフレーム内YC分離回路の構成が異なること
である。
第17図に本発明の第2の発明の一実施例による動き適
応型輝度信号色信号分離フィルタのフレーム内YC分離
回路90の構成を示す。
この第17図において、入力端子11にはV信号101
が入力される。この■信号101は2WA素遅延回路1
4,262ライン遅延回路15.3画素遅延回路20に
入力される。2画素遅延回路14の出力はlライン遅延
回路22.2画素遅延回路26、加算器31.36,3
7,38.39に入力される。262ライン遅延回路1
5の出力は1ライン遅延回路16.4画素遅延回路17
、加算器32.37.2画素遅延回路27に入力される
。3画素遅延回路20の出力は減算器45に入力される
1ライン遅延回路16の出力は2画素遅延回路18に入
力され、さらに2画素遅延回路18の出力は2画素遅延
回路29、加算器34.39に入力される。4画素遅延
回路17の出力は2画素遅延回路28、加算器33.3
8に入力される。1ライン遅延回路22の出力は2画素
遅延回路30、加算器36.40に入力される。2画素
遅延回路26.27.28.29.30の出力はそれぞ
れ加算器31.32.33.34.40に入力される。
加算器32.33,34.40の出力はそれぞれ減算器
42.43.44.41に入力され、加算器31の出力
は減算器41.42.43.44に入力される。加算器
36,37.38.39の出力はそれぞれ1画素遅延回
路21,23.24.25に入力され、1画素遅延回路
21.23゜24.25の出力は信号選択回路46に入
力される。
減算器41.42.43.44の出力は絶対値回路47
.4B、49.50に入力され、絶対値回路47.48
.49.50の出力は最小値選択回路51に入力される
。最小値選択回路51の出力は孤立点除去回路93に入
力される。孤立点除去回路93の出力は信号選択回路4
6に入力される。信号選択回路46の出力はフレーム内
YC分離Y信号112として出力端12から出力され、
減算器45の出力はフレーム内YC分離C信号113と
して出力端13から出力される。
第17図における孤立点除去回路93の詳細なブロック
図を第18図に示す、第18図において、入力端91に
は相関信号116が入力される。この相関信号116は
1フレーム遅延回路9d、1ライン遅延回路7e、2画
素遅延回路5jに入力される。1フレーム遅延回路9d
の出力は比較回路11a、4画素遅延回路6h、1ライ
ン遅延回路7fに入力され、1ライン遅延回路7fの出
力は2画素遅延回路51に入力される。さらに4画素遅
延回路6hの出力は比較回路11bに、2画素遅延回路
51の出力は比較回路11cに入力される。
1ライン遅延回路7eの出力は比較回路11b、4画素
遅延回路6gに入力され、さらに4画素遅延回路6gの
出力は比較回路11aに入力される。
2画素遅延回路5jの出力は比較回路11c、263ラ
イン遅延回路8dに入力される。比較回路11a、ll
b、llc、263ライン遅延回路8dの出力は選択回
路12aに入力され、選択回路12aは出力端92から
制御信号118を出力する。
次に動作について説明する。
画像の水平方向をX軸、画面の垂直方向をy軸、X軸と
y軸で構成される平面に垂直な方向に時間軸であるーし
軸をとると、X軸、y軸及び、を軸で構成できる3次元
時空間を考えることができる。
第19図は3次元時空間を表した図であり、第19図(
a)はt軸とy軸で構成される平面、第19図(b)、
 (C)はX軸とy軸で構成される平面である。
第19図(a)にはインタレース走査線も表わしており
、破線は1つのフィールドであることを、実線は色副搬
送波が同位相であることを示している。
また、第19図(b)の実線及び破線はnフィールド、
n−1フイールドの走査線を、第19図(C)の実線お
よび破線はnフィールド、n−1フイールドの走査線を
示している。走査線上のrQ、、r・」、「Δ」、「ム
」の4種類の印は■信号を色副搬送波周波数f sc 
(=3.58MHz)の4倍でディジタル化したときの
色副搬送波が同位相の標本点を表わしている。
第19図(ロ)、(C)において、注目標本点を「◎」
で表わすと、同一フィールドであるnフィールドでは2
標本点前後の2点c、dと、1ライン上下の2つの点a
、bで色副搬送波位相が180”異なっている。
そこで、ディジタル回路によるラインくし形フィルタや
、特開昭58−242367号公報に示された適応型Y
C分離フィルタなどが構成できる。
この点も第1の発明と同様である。
マタ、第19図(a)に示すように1フレーム離れた同
一標本点で色副搬送波位相が180°異なるので、フレ
ーム間YC分離フィルタもまた構成できる。
以上の点は本発明の第1の発明と同様である。
さらに、第19図(ロ)かられかるように、注目標本点
から1フイールド前のn−1フイールドでは、1ライン
上の標本点または1ライン下の2標本点前後で逆位相と
なるので、これら3点ア、イ、つのうちいずれかと注目
点とでフィールド間YC分離が可能となる。
また、この第2の発明においても上記のX軸。
y軸及びt軸に対応した周波数軸として、水平周波数軸
であるy軸、垂直周波数軸であるy軸及び時間周波数軸
であるt軸を考え、互いに直交するμ軸、シ軸、f軸で
構成できる3次元周波数空間を考えることができる。
第20図は上記3次元周波数空間の投影図を表わしてい
る。第20図(a)は上記3次元周波数空間を斜め方向
から見た図、第20図ら)は上記3次元周波数空間をt
軸の負の方向から見た図、第20図(C)は上記3次元
周波数空間をy軸の正の方向から見た図である。
この第20図(a)〜第20図(C)には3次元周波数
空間上での■信号のスペクトル分布も表わしである。第
20図(a)〜第20図(C)かられかるように、Y信
号のスペクトルは3次元周波数空間の原点を中心に広が
っており、C信号のスペクトルは色副搬送波周波数rs
cでI信号、C信号が直交二相変調されているので、第
一20図(a)〜第20図(C)のような4箇所の空間
に位置している。
しかし、第20図(C)のように■信号をμ軸上で見る
と、C信号は第2象限と第4象限のみに存在している。
これは、第19図(ロ)で色副搬送波の同位相を表わす
実線が時間とともに上がっていることに対応している。
それにもかかわらず、従来例では画像の動きを検出した
場合、フィールド内での相関を利用したVC分離を行っ
ていたので、μ軸、シ軸方向の帯域制限は可能であるが
、f軸方向の帯域制限を加えることはできなかった。
従って、本来Y信号が存在する周波数空間をC信号とし
て分離することになり、動画におけるY信号の帯域が狭
くなっていた。
そこで、本発明の第2の発明でも前述のようなフィール
ド間処理によるYC分離を行うことにより、動画におけ
るY信号の帯域を広げることができる。
第19図ら)において、n −1フイールドの中で注目
標本点’QJの近傍にあり、色副搬送波位相が180°
異なる点は標本点「・」ア、イ、つがある。これら3点
のいずれかとの演算によりフィールド間YC分離が可能
となる。
第1に、第19図(ハ)における注目標本点「◎」と標
本点「・」アとの演算によるYC分離を考える。これら
2つの標本点の和により、Y信号が得られ、これら2つ
の標本点の差によりC信号が得られる。
第21図(a)〜第21図(C)は第20図(a)〜第
20図(C)と同じく3次元周波数空間を表わしており
、注目標本点と標本点アとの間の演算で得られたY信号
とC信号の存在する周波数空間を示している。
第2に、第19図(ロ)における注目標本点「◎」と標
本点「・」イとの演算によるYC分離を考えると、これ
ら2つの標本点の和により、Y信号が得られ、差により
C信号が得られる。
第22図(a)〜第22図(C)も同じく注目標本点と
標本点イとの間の演算で得られたY信号とC信号の存在
する周波数空間を示している。第22図(a)〜第22
図(C)を見ると、分離されたY信号に一部C信号が含
まれるように示されているが、Y信号とC信号は相関が
強いことから、Y信号にC信号が含まれることは実際に
は極めて少ない。
第3に、第19図(ロ)における注目標本点「◎」と、
標本点「・」つとの演算によるYC分離を考えると、こ
れら2つの標本点の和によりY信号が得られ、差により
C信号が得られる。
第23図(a)〜第23図(C)も同じく注目標本点と
標本点つとの間の演算で得られたY信号とC信号の存在
する周波数空間を示している。
第23図(a)〜第23図(C)を見ると、分離された
Y信号に一部C信号が含まれるようであるが、第22図
(a)〜第22図(C)と同様の理由から、Y信号にC
信号が含まれることは極めて少ない。
これら3種類のフィールド間YC分離を適応的に切り換
え制御するため、注目標本点「◎」と標本点「・」ア、
イ、つとの間での相関を検出する必要がある。
次にその相関の検出の仕方について説明する。
第19図ら)において、力とキ、りとケ、工とオ。
コとす、シとスは各々色副搬送波の位相が180゜反転
している周期期間内にその変化は少ないと考えられる。
従って、力とキを加算すれば簡易的にa点のY信号を求
めることができる。また同様に、工とオを加算すること
によって注目標本点のY信号を求めることができる。こ
の力とキから求めたY信号と工とオから求めたY信号の
差分絶対値によって相関の基準とする。
注目標本点と点アとの相関も同様に、りとケを加算して
求めた点アのY信号と工とオを加算して求めた注目標本
点のY信号との差分絶対値を用いる。注目標本点と点つ
との相関はシとスを加算して求めた点つのY信号と工と
オから求めた注目標本点のY信号の差分絶対値を用いる
。注目標本点と点イとの相関はコとすを加算して求めた
点イのY信号と工とオから求めた注目標本点のY信号と
の差分絶対値を用いる。この4つの差分絶対値からその
値が最も小さい時に相関が最も大きいと判断し、またフ
ィールド内での孤立点を除去するため、第19図(C)
において注目標本点◎と同一フィールド内の標本点・あ
、ムい、Δう、・えの相関の情報を比較し、注目標本点
Oの相関結果が孤立点であると判断した場合に注目標本
点Oの相関の情報を修正する。
、次に上記第17図の構成のフレーム内YC分離回路の
動作について説明する。この第2の発明は動き検出回路
80で画像が動画であると判断したときに動画処理とし
て3種類のフィールド間YC分離またはフィールド内Y
C分離のうち最適なものを用いることを特徴としている
第17図において、入力端11から入力されたV信号1
01は2画素遅延回路14で2画素遅延され、また26
2ライン遅延回路15で262ライン遅延される。2画
素遅延回路14で2画素遅延されたV信号は1ライン遅
延回路22で遅延されて加算器36で2画素遅延回路1
4の出力と加算され、さらに1画素遅延回路21で1画
素遅延されて第19図(b)における注目標本点と標本
点(a)との和によるフィールド内YC分離を行い、Y
信号を出力する。262ライン遅延回路15の出力と2
画素遅延回路14の出力は加算器37で加算され、さら
に1画素遅延回路23で1画素遅延されて第19図ら)
における注目標本点と標本点つとの和による第1のフィ
ールド間YC分離を行い、Y信号を出力する。262ラ
イン遅延回路15の出力は4画素遅延回路17で4画素
遅延され、加算器38で2画素遅延回路14の出力と加
算され、さらに1画素遅延回路24で1画素遅延されて
第4図(b)における注目標本点と標本点イとの和によ
る第2のフィールド間YC分離を行い、Y信号を出力す
る。1ライン遅延回路16の出力は2画素遅延回路18
を介して2画素遅延回路14の出力と加算器39で加算
され、さらに1画素遅延回路25で1画素遅延されて第
19図軸)における注目標本点と標本点アとの和による
第3のフィールド間YC分離を行い、Y信号を出力する
0以上の4種類のVC分離によるY信号は信号選択回路
46に入力される。
また、2画素遅延回路14の出力は2画素遅延回路26
で21i素遅延され、加算器31で2画素遅延回路14
の出力と加算されて、第19図ら)における標本点オと
工の加算を行い、相関を検出するための注目標本点の簡
易的なY信号の抽出を行う。
1ライン遅延回路22の出力は2画素遅延回路30で2
画素遅延され、加算器40で1ライン遅延回路22の出
力と加算されて、第19図(ロ)における標本点キと力
の加算を行い、標本点(a)のY信号を抽出し、さらに
減算器41で加算器31の出力と減算される。その結果
は絶対値回路47で絶対値化され、最小値選択回路51
に入力されて第19図Cb)における注目標本点と標本
点(a)との間の相関を検出する。
262ライン遅延回路15の出力は2画素遅延回路27
で2画素遅延され、加算器32で262ライン遅延回路
15の出力と加算されて第19図軸)における標本点ス
とシの加算を行い、標本点つのY信号を抽出する。加算
器32と31の出力は減算器42で減算され、さらに絶
対値回路48で絶対値化され、最小値選択回路51に入
力されて第19図(b)における注目標本点と標本点つ
との間の相関を検出する。4画素遅延回路17の出力は
、2画素遅延回路28で2画素遅延され、加算器33で
4画素遅延回路17の出力と加算されて第19図(ロ)
における標本点すとコの加算を行い、標本点イのY信号
を抽出する。加算器33と31の出力は、減算器43で
減算され、さらに絶対値回路49で絶対値化されて、最
小値選択回路51に入力されて、第19図(b)におけ
る注目標本点と標本点イとの間の相関を検出する。2画
素遅延回路18の出力は2画素遅延回路29で2画素遅
延され、加算器34で2画素遅延回路18の出力と加算
されて第19図(b)における標本点ケとりの加算を行
い、標本点アのY信号を抽出する。加算器34と31の
出力は減算器44で減算され、さらに絶対値回路50で
絶対値化され、最小値選択回路51に入力されて、第1
9図(ロ)における注目標本点と標本点アとの間の相関
を検出する。
最小値選択回路51は上記の4種類の絶対値出力のうち
最小のもの(相関検出量は最大のもの)を選択し、その
結果は、さらに孤立点除去回路93で修正される。信号
選択面l546は孤立点を除去した後の相関判定結果に
よって最も相関が大きい方向のフィルタを選択して出力
端12からフレーム内YC分HY信号112を出力する
。3画素遅延回路20は遅延補償のための遅延を行い、
減算器45でフレーム内YC分離Y信号112を減算し
てフレーム内YC分@C信号113を出力する。
孤立点除去回路93の動作について示す、第18図にお
いて、相関信号116は入力端91から入力される。1
フレーム遅延回路9dで1フレーム遅延された第19図
(ロ)における標本点つの相関信号と4画素遅延回路6
gで4画素遅延された第19図(C)における標本点ツ
の相関信号は、比較回路11aに入力される。比較回路
11aはもし標本点つの相関の方向と標本点ツの相関の
方向が同じならば、注目標本点の相関は標本点つ、ツの
相関と同一方向であると判定し、注目標本点の相関検出
結果を修正する。
また、4画素遅延回路6hで4画素遅延された第4図(
ロ)における標本点イの相関信号と、lライン遅延回路
7eで1ライン遅延された第19図(C)における標本
点チの相関信号は比較回路11bに入力される。比較回
路11bはもし標本点イの相関の方向と標本点チの相関
の方向が同じ存らば、注目標本点の相関の方向は標本点
イ、チの相関と同一方向であると判定し、注目標本点の
相関検出結果を修正する。
2画素遅延回路51で2画素遅延された第19図(b)
における標本点アの相関信号と、2画素遅延回路5jで
2画素遅延された第4図(C)における標本点夕の相関
信号は比較回路11cに入力される。
比較回路11cは標本点アの相関方向と標本点りの相関
方向が同じならば、注目標本点の相関は、標本点ア、夕
の相関と同一方向であると判定し、注目標本点の相関検
出結果を修正する。
2画素遅延回路5jと263ライン遅延回路8dは遅延
補償のための遅延を行ない、選択回路12aに入力され
る。比較回路11a、llb、11cにおいて修正がさ
れなかった場合、注目標本点の相関検出結果はそのまま
出力されるように選択回路12aによって制御され、比
較回路11a。
11b、llcにおいて2つ以上の修正がなされた場合
、いずれかの修正が優先されるように制御され、出力端
から出力される。
このように、この実施例によれば、孤立点除去機能を付
加したことにより、相関検出で誤判定を行なったとして
も、同一領域内では同じ種類のフィルタを使うことがで
き、誤判定に対しても安定したフィルタ処理を行なえる
ものが得られる。
ところで、この第2の発明では孤立点除去機能を実現す
るために1フレーム遅延回路を必要とする等、回路規模
が大きいものであるが、本発明の第3の発明はこの点を
改良したものである。
次に本発明の第3の発明の一実施例について説明する。
この第3の発明は本発明の第1の発明と同様のブロック
で構成されており、第1図におけるフレーム内YC分離
回路90内の孤立点除去回路93の内部構成だけが第2
の発明と異なるものである。
本発明の第3の発明のフレーム内YC分離回路における
孤立点除去回路93の詳細なブロック図を第24図に示
す、第24図において、入力端91には相関信号116
が入力される。この相関信号116は1画素遅延回路3
e、1ライン・遅延回路9cに入力される。lライン遅
延回路9cの出力は、1ライン遅延回路9d、比較回路
11b。
2画素遅延回路3h、1画素遅延回路3gに入力される
。1ライン遅延回路9dの出力は、1画素遅延回路3f
に入力される。1画素遅延回路3eと3fの出力は比較
回路11aに入力される。2画素遅延回路3hの出力は
比較回路11bに入力される。比較回路11a、llb
、1画素遅延回路3gの出力は、選択回路12aに入力
され、選択回路12aの出力端92から制御信号118
を出力する。
次に動作について説明する。画面の水平方向をX軸、画
面の垂直方向をy軸、X軸とy軸で構成される平面に垂
直な方向に時間軸であるt軸をとると、X軸、y軸およ
びt軸で構成できる3次元時空間を考えることができる
第25図は3次元時空間を表した図であり、第25図(
a)はt軸とy軸で構成される平面、第25図(ハ)、
(C)はX軸とy軸で構成される平面である。
第25図(萄にはインタレース走査線も表わしており、
破線は1つのフィールドであることを、実線は色副搬送
波が同位相であることを示している。
また、第25図(6)、(C)の実線及び破線はnフィ
ールド、n−1フイールドの走査線を示しており、走査
線上のr□、、r・」、「Δ」、「ム」の4種類の印は
V信号を色副搬送波周波数fsc(−3゜58MHz)
の4倍でディジタル化したときの色副搬送波が同位相の
標本点を表わしている。
今、注目標本点を’OJで表わすと、同一フィールドで
あるnフィールドでは2標本点前後の2点c、  dと
、lライン上下の2つの点a、bで色副搬送波位相が1
80°異なっている。
また、第25図(a)に示すように1フレーム離れた同
一標本点で色副搬送波位相が180°異なるので、フレ
ーム間YC分離フィルタもまた構成できる。
さらに、第25図(b)かられかるように、注目標本点
から1フイールド前のn−1フイールドでは、1ライン
上の標本点またはlライン下の2標本点前後で逆位相と
なるので、これら3点ア1、イ、つのうちいずれかと注
目点とでフィールド間YC分離が可能となる。
また、上記のχ軸、y軸及びt軸に対応した周波数軸と
して、水平周波数軸であるμ軸、垂直周波数軸であるν
軸及び時間周波数であるf軸を考え、互いに直交するμ
軸、ν軸、f軸で構成できる3次元周波数空間を考える
ことができる。
上記3次元周波数空間の投影図は先述の第20図に示さ
れたものと同様である。
この第20図(a)〜第20図(C)には3次元周波数
空間上でのV信号のスペクトル分布も表わしである。第
20図(a)〜第20図(C)かられかるように、Y信
号のスペクトルは3次元周波数空間の原点を中心に広が
っており、C信号のスペクトルは色副搬送波周波数rs
cで■信号、Q信号が直交二相変調されているので、第
20図(a)〜第20図(C)のような4箇所の空間に
位置している。
しかし、第20図(C)のようにV信号をμ軸上で見る
と、C信号は第2象限と第4象限のみに存在している。
これは、第19図(ロ)で色副搬送波の同位相を表わす
実線が時間とともに上がっていることに対応している。
それにもかかわらず、従来例では画像の動きを検出した
場合、フィールド内での相関を利用したYC分離を行っ
ていたので、μ軸、シ軸方向の帯域制限は可能であるが
、f軸方向の帯域制限を加えることはできなかった。
従って、本来Y信号が存在する周波数空間イ:c信号と
して分離することになり、動画におけるY信号の帯域が
狭くなっていた。
そこで、この第3の発明では前述のようにフィールド間
処理によるYc分離を行うことにより、動画におけるY
信号の帯域を広げることができる。
第25図(ハ)において、n−1フイールドの中で注目
標本点「◎」の近傍にあり、色副搬送波位相が180’
異なる点は標本点C・」ア、イ、つがある。これら3点
のいずれかとの演算によりフィールド間YC分離が可能
となる。
第1に、第25図(ロ)における注目標本点’ OJと
標本点「・」アとの演算によるVC分離を考える。これ
ら2つの標本点の和により、Y信号が得られ、差により
C信号が得られる。
先述の第21図(a)〜第21図(C)は第20図(a
)〜第20図(C)と同じく3次元周波数空間を表わし
ており、注目標本点と標本点アとの間の演算で得られた
Y信号とC信号の存在する周波数空間を示している。
第2に、第19図(ロ)における注目標本点「◎」と標
本点「・」イとの演算によるYC分離を考えると、これ
ら2つの標本点の和により、Y信号が得られ、差により
C信号が得られる。
先述の第22図(a)〜第22図(C)も同じく注目標
本点と標本点イとの間の演算で得られたY信号とC信号
の存在する周波数空間を示している。第22図(a)〜
第22図(C)を見ると、分離されたY信号に一部C信
号が含まれるようであるが、Y信号とC信号は相関が強
いことから、Y信号にC信号が含まれることは極めて少
ない。
第3に、第19図b)における注目標本点「OJと標本
点「・」つとの演算によるYC分離を考えると、これら
2つの標本点の和によりY信号が得られ、差によりC信
号が得られる。
更に先述の第23図(a)〜第22図(C)も同じく注
目標本点と標本点つとの間の演算で得られたY信号とC
信号の存在する周波数空間を示している。
第23図(a)〜第23図(C)を見ると、分離された
Y信号に一部C信号が含まれるようであるが、第22図
(a)〜第22図(C)と同様の理由から、Y信号にC
信号が含まれることは極めて少ない。
これら3種類のフィールド間yt4離を適応的に切り換
え制御するため、注目標本点「◎」と標本点「・」ア、
イ、つとの間での相関を検出する必要がある。
次に相関の検出について説明する。第19図(ロ)にお
いて、力とキ、りとケ、工とオ、コとす、シとスは各々
色副搬送波の位相が180°反転している周期期間内に
その変化は少ないと考えられる。
従って、力とキを加算すれば簡易的にa点のY信号を求
めることができる。また同様に、工とオを加算すること
によって注目標本点のY信号を求めることができる。こ
の力とキから求めたY信号と工とオから求めたY信号の
差分絶対値によって相関の基準とする。
注目標本点と点アとの相関も同様に、りとケを加算して
求めた点アのY信号と工とオを加算して求めた注目標本
点のY信号との差分絶対値を用いる。注目標本点と点つ
との相関はシとスを加算して求めた点つのY信号と工と
オから求めた注目標本点のY信号の差分絶対値を用いる
。注目標本点と点イとの相関はコとすを加算して求めた
点イのY信号と工とオから求めた注目標本点のY信号と
の差分絶対値を用いる。この4つの差分絶対値からその
値が最も小さい時に相関が最も大きいと判断し、またフ
ィールド内での孤立点を除去するため、第19図(C)
において注目標本点◎と同一フィールド内の標本点・あ
、ムい、Δう、・えの相関の情報を比較し、注目標本点
◎の相関結果が孤立点であると判断した場合に注目標本
点Oの相関の情報を修正する。
次に、上記第17図の構成のフレーム内YC分離回路の
動作については孤立点除去回路を除けば先述の第2の発
明と同様であるので、孤立点除去回路93の動作につい
てのみ示す、第24図において、入力端91から入力さ
れた相関信号116は1画素遅延回路3eで1画素遅延
された第25図(C)における標本点えの信号と、1ラ
イン遅延回路9c、9dで2ライン遅延され1画素遅延
回路3fで1画素遅延された第25図(C)における標
本点あの信号は比較回路11aに入力される。比較回路
11aはもし標本点えの相関の方向と標本点あの相関の
方向が同じならば、注目標本点の相関の方向は標本点あ
、えの相関の方向であると判定し、注目標本点の相関検
出結果を修正する。
また、1ライン遅延回路9cで1ライン遅延された第2
5図(C)における標本点うの信号と、さらに2画素遅
延回路3hで2画素遅延された第25図における標本点
いの信号は比較回路11bに入力される。比較回路11
bはもし標本点うの相関の方向と標本点いの相関の方向
が同じならば、注目標本点の相関の方向は標本点い、う
の相、関の方向であると判定し、注目標本点の相関検出
結果を修正する。1ライン遅延回路9Cと1画素遅延回
路3gは遅延補償のための遅延を行い、選択回路12a
に・入力される。比較回路11a、llbにおいて修正
されなかった場合、注目標本点の相関検出結果はそのま
ま出力されるように選択回路12aによって制御され、
比較回路11a、11bの両方において修正がなされた
場合、いずれかの修正が優先されるように制御され、出
力端92から出力される。
このように、本実施例によれば、lフレーム遅延回路等
を必要とせず、小さい回路規模で孤立点除去回路を実現
できる効果がある。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の第1の発明によれば、動き検
出回路が動画を検出した時にフィールド間の相関を局所
的に検出して、その検出結果によりフィールド間処理と
フィールド内処理を適応的に切り換える処理を行なうよ
うにしたので、動き適応YC分離フィルタにおける動画
処理において、画像の相関を利用して最適なVC分離が
可能となり、動画でもクロスカラー、ドツト妨害等の画
質劣化が少ないYC分離を行う動き適応YC分離フィル
タを構成できる効果がある。
また、この発明の第2の発明によれば、動き検出回路が
動画を検出した時、フィールド間またはフィールド内の
相関を局所的に検出して、その検出結果によりフィール
ド間処理を行なってフレーム内YC分jIIY信号とフ
レーム内YC分離C信号を出力するようにしたので、孤
立点を除去でき、画面の同一領域内で同一特性のフィル
タを使用できる効果がある。
さらにこの発明の第3の発明によれば、第2の発明とは
異なる動作で孤立点を除去する回路を設けるようにした
ので、回路規模を大きくすることなく孤立点を除去でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の発明の一実施例による動き適
応型YC分離フィルタを示すブロック図、第2図は同上
実施例におけるフレーム内YC分離回路の詳細な構成を
示すブロック図、第3図(a)は3次元時間空間におい
て色副搬送波の4倍ディジタル化されたV信号の配列を
t軸とy軸で構成する平面図、第3図Φ)は同上V信号
の配列をX軸とy軸で構成される平面図、第4図(a)
は3次元周波数空間におけるV信号のスペクトル分布を
斜め方向から見た図、第4図(b)は同上スペクトル分
布をf軸の負の方向から見た図、第4図(C)は同上ス
ペクトル分布をy軸の正の方向から見た図、第5図(a
)はこの発明による第1のフィールド間YC分離で得ら
れたY信号とC信号のスペクトル分布を3次元周波数空
間上で斜め方向から見た図、第5図(b)は同上スペク
トル分布をf軸の負方向から見た図、第5図(C)は同
上スペクトル分布をy軸の正の方向から見た図、第6図
(a)はこの発明による第2のフィールド間YC分離で
得られたY信号とC信号のスペクトル分布を3次元周波
数空間上で斜め方向から見た図、第6図(b)は同上ス
ペクトル分布jf軸の負方向から見た図、第6図(C)
は同上スペクトル分布をy軸の正の方向から見た図、第
7図(6)はこの発明による第3のフィールド間YC分
離で得られたY信号とC信号のスペクトル分布を3次元
周波数空間上で斜め方向から見た図、第7図(ハ)は同
上スペクトル分布をf軸の負方向から見た図、第7図(
C)は同上スペクトル分布をy軸の正方向から見た図、
第8図(a)は第1のフィールド間YC分離フィルタを
選択するための相関検出の周波数領域を3次元周波数空
間上で斜め方向から見た図、第8図(b)は同上周波数
領域をf軸の負方向から見た図、第8図(C)は同上周
波数領域をy軸の負方向から見た図、第9図(a)は第
2のフィールド間YC分離フィルタを選択するための相
関検出の周波数領域を3次元周波数空間上で斜め方向か
ら見た図、第9図(ロ)は同上周波数領域をf軸の負方
向から見た図、第9図(C)は同上周波数をy軸の負方
向から見た図、第10図(a)は第3のフィールド間Y
C分離フィルタを選択するための相関検出の周波数領域
を3次元周波数空間上で斜め方向から見た図、第10図
(ロ)は同上周波数領域をf軸の負方向から見た図、第
10図(C)は同上周波数をy軸の負方向から見た図、
第11図は従来の動き適応型YC分離フィルタのブロッ
ク図、第12図は第11図の動き適応型YC分離フィル
タにおけるY信号動き検出回路の詳細な構成を示すブロ
ック図、第13図は第11図の動き適応型YC分離フィ
ルタにおけるC信号動き検出回路の詳細な構成を示すブ
ロック図、第14図は第11図の動き適応型YC分離フ
ィルタにおけるフレーム間VC分離回路の詳細な構成を
示すブロック図、第15図は第11図の動き適応型YC
分離フィルタにおけるフィールド内YC分離回路の詳細
な構成を示すブロック図、第16図は従来のC信号動き
検出回路の他の例を示すブロック図、第17図は本発明
の第2の発明の一実施例によるフレーム内YC分離回路
の詳細な構成を示すブロック図、第18図は第17図の
孤立点除去回路の詳細な構成を示すブロック図、第19
図(a)は3次元時間空間において色副搬送波の4倍デ
ィジタル化された■信号の配列をt軸とy軸で構成する
平面図、第19図(b)、 (C)は同上V信号の配列
をX軸とy軸で構成される平面図、第20図(a)は3
次元周波数空間におけるV進行のスペクトル分布を斜め
方向から見た図、第20図(ロ)は同上スペクトル分布
をf軸の負の方向から見た図、第20図(C)は同上ス
ペクトル分布をy軸の正の方向から見た図、第21図(
a)はこの発明による第1のフィールド間YC分離で得
られたY信号とC信号のスペクトル分布を3次元周波数
空間上で斜め方向から見た図、第21図(ロ)は同上ス
ペクトル分布をf軸の負方向から見た図、第21図(C
)は同上スペクトル分布をy軸の正の方向から見た図、
第22図(a)はこの発明による第2のフィールド間Y
C分離で得られたY信号とC信号のスペクトル分布を3
次元周波数空間上で斜め方向から見た図、第22図(ロ
)は同上スペクトル分布をf軸の負方向から見た図、第
22図(C)は同上スペクトル分布をy軸の正の方向か
ら見た図、第23図(a)はこの発明による第3のフィ
ールド間YC分離で得られたY信号とC信号のスペクト
ル分布を3次元周波数空間上で斜め方向から見た図、第
23図(b)は同上スペクトル分布をf軸の負方向から
見た図、第23図(C)は同上スペクトル分布をy軸の
正方向から見た図、第24図は本発明の第3の発明によ
る孤立点除去回路の詳細な構成を示すブロック図、第2
5図(a)は3次元時間空間おいて色副搬送波の4倍デ
ィジタル化されたV信号の配列をL軸とy軸で構成する
平面図、第25図(b)、 (C)は同上■信号の配列
をy軸とy軸で構成される平面図である。 図において、1,11.62,71.81はV信号入力
端、2.12.72.82はY信号出力端、3,13,
73.83はC信号出力端、91は相関信号入力端、9
2は相関信号出力端、4はフィールド内YC分離回路、
5はフレーム間YC分離回路゛、90はフレーム内YC
分離回路、6はY信号動き検出回路、7はC信号動き検
出回路、8は合成回路、9はY信号混合回路、10はC
信号混合回路、21,23,24.25,3e、3f、
3gは1画素遅延回路、14.1B、26゜27.28
.29.30,3hは2Wi素遅延回路、20は3画素
遅延回路、17は4画素遅延回路、16.22.84.
9c、9dは1ライン遅延回路、15は262ライン遅
延回路、64.74゜9dはlフレーム遅延回路、53
は2フレ一ム遅延回路、31,32.33.34,36
,3.7゜3B、39.40,75.85は加算器、4
1゜42.43.44.45.54.65.76.86
は減算器、46は信号選択回路、47.4B。 49.50.56.67は絶対値回路、51は最小値選
択回路、55はBPF、66はLPF、57.68は非
線形変換回路、58は色復調回路、59は時分割多重回
路、63はY信号動き検出出力端、60.61はC信号
動き検出出力端、93は孤立点除去回路、lla、ll
bは相関信号比較回路、12aは相関信号選択回路、2
17はフィールド内YC分離回路、220,221,2
22は加算器、223.234は2画素遅延回路、22
4は減算器、225.226はバンドパスフィルタ、2
27はローパスフィルタ、228,229.230は絶
対値回路、231は最大値選択回路、232はしきい値
判定回路、23.4は信号選択回路である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波数多重
    した複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と色信号
    を分離するフィルタにおいて、フレーム間の相関を利用
    して局所的に画像の動きを検出する動き検出回路と、 この動き検出回路が静止画を検出したときにフレーム間
    相関を利用したフレーム間輝度信号、色信号の分離を行
    ってフレーム間輝度信号色信号分離輝度信号及びフレー
    ム間輝度信号色信号分離信号を出力するフレーム間輝度
    信号色信号分離回路と、 上記動き検出回路が動画を検出したときにはフィールド
    間の相関を局所的に検出してその検出結果によりフィー
    ルド間処理とフィールド内処理を適応的に切り換える処
    理を行ってフレーム内輝度信号色信号分離輝度信号及び
    フレーム内輝度信号色信号分離色信号を出力するフレー
    ム内輝度信号色信号分離回路と、 上記動き検出回路の出力に基づき上記フレーム間輝度信
    号色信号分離輝度信号と上記フレーム内輝度信号色信号
    分離輝度信号を混合して動き適応輝度信号色信号分離輝
    度信号を出力する輝度信号混合回路と、 上記動き検出回路の出力に基づき上記フレーム間輝度信
    号色信号分離色信号と上記フレーム内輝度信号色信号分
    離色信号を混合して動き適応輝度信号色信号分離色信号
    を出力する色信号混合回路とを備えたことを特徴とする
    動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ。
  2. (2)色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波数多重
    した複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と色信号
    を分離するフィルタにおいて、フレーム間の相関を利用
    して局所的に画像の動きを検出する動き検出回路と、 この動き検出回路が静止画を検出したときにフレーム間
    相関を利用してフレーム間輝度信号、色信号の分離を行
    ってフレーム間輝度信号色信号分離輝度信号及びフレー
    ム間輝度信号色信号分離色信号を出力するフレーム間輝
    度信号色信号分離回路と、 上記動き検出回路が動画を検出したときに色副搬送波の
    位相が反転している隣接した2つの標本点を加算するこ
    とにより簡易的に求めた輝度信号を用い、フィールド間
    またはフィールド内の相関をその輝度信号の差分絶対値
    の大小から検出して、その相関検出結果を出力するフレ
    ーム内相関検出回路と、 そのフレーム内相関検出回路の注目画素の結果とその隣
    接するフィールド間の近傍画素の結果から注目画素の結
    果が孤立点であると判断した場合に近傍画素の結果に置
    き換える孤立点除去回路を有し、その孤立点除去の結果
    により、フィールド間演算またはフィールド内演算を行
    ってフレーム内輝度信号色信号分離輝度信号及びフレー
    ム内輝度信号色信号分離色信号を出力するフレーム内輝
    度信号色信号分離回路と、 上記動き検出回路の出力に基づき上記フレーム間輝度信
    号色信号分離輝度信号と上記フレーム内輝度信号色信号
    分離輝度信号を混合して動き適応輝度信号色信号分離輝
    度信号を出力する輝度信号混合回路と、 上記動き検出回路の出力に基づき上記フレーム間輝度信
    号色信号分離色信号と上記フレーム内輝度信号色信号分
    離色信号を混合して動き適応輝度信号色信号分離色信号
    を混合して動き適応輝度信号色信号分離色信号を出力す
    る色信号混合回路とを備えたことを特徴とする動き適応
    型輝度信号色信号分離フィルタ。
  3. (3)色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波数多重
    した複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と色信号
    を分離するフィルタにおいて、フレーム間の相関を利用
    して局所的に画像の動きを検出する動き検出回路と、 この動き検出回路が静止画を検出したときにフレーム間
    相関を利用したフレーム間輝度信号、色信号の分離を行
    ってフレーム間輝度信号色信号分離輝度信号及びフレー
    ム間輝度信号色信号分離色信号を出力するフレーム間輝
    度信号色信号分離回路と、 上記動き検出回路が動画を検出したときに色副搬送波の
    位相が反転している隣接した2つの標本点を加算するこ
    とにより簡易的に求めた輝度信号を用い、フィールド間
    またはフィールド内の相関をその輝度信号の差分絶対値
    の大小から検出して、その相関検出結果を出力するフレ
    ーム内相関検出回路と、 そのフレーム内相関検出回路の注目画素の結果とそのフ
    ィールド内の近傍画素の結果から、注目画素の結果が孤
    立点であると判断した場合に近傍画素の結果に置き換え
    る孤立点除去回路を有し、その孤立点除去の結果により
    、フィールド間演算またはフィールド内演算を行ってフ
    レーム内輝度信号色信号分離輝度信号及びフレーム内輝
    度信号色信号分離色信号を出力するフレーム内輝度信号
    色信号分離回路と、 上記動き検出回路の出力に基づき上記フレーム間輝度信
    号色信号分離輝度信号と上記フレーム内輝度信号色信号
    分離輝度信号を混合して動き適応輝度信号色信号分離輝
    度信号を出力する輝度信号混合回路と、 上記動き検出回路の出力に基づき上記フレーム間輝度信
    号色信号分離色信号と上記フレーム内輝度信号色信号分
    離色信号を混合して動き適応輝度信号色信号分離色信号
    を出力する色信号混合回路とを備えたことを特徴とする
    動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ。
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