JPH03291092A - 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ - Google Patents

動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ

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JPH03291092A
JPH03291092A JP9264790A JP9264790A JPH03291092A JP H03291092 A JPH03291092 A JP H03291092A JP 9264790 A JP9264790 A JP 9264790A JP 9264790 A JP9264790 A JP 9264790A JP H03291092 A JPH03291092 A JP H03291092A
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JP
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signal
circuit
field
separation
luminance signal
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JP9264790A
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Takuji Kurashita
蔵下 拓二
Noriyuki Yamaguchi
山口 典之
Mitsuru Ishizuka
充 石塚
Junko Taniguchi
谷口 淳子
Seiji Yao
八尾 政治
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波
数多重した複合カラーテレビジョン信号(以下、■信号
という)から輝度信号(以下、Y信号または単にYとい
う)および色信号(以下、C信号または単にCという)
を分離するための動き適応型輝度信号色信号分離フィル
タに関するものである。
[従来の技術] 動き適応型YC分離フィルタは、画像が静止画像である
か、動画像であるかを局所的に判断し、その各部の画素
信号に適したYC分離を行うフィルタである。
現行のNTSC信号方式では、C信号をY信号の高域周
波数領域に周波数多重した複合信号となっている。この
ため受像機では、YC分離が必要であり、その分離の不
完全さはクロスカラーやドツトクロールなどの画質劣化
を生じさせる。
したがって、近年大容量のディジタルメモリの発達に伴
い、テレビジョン信号の垂直走査周波数に等しいか、そ
れ以上の遅延時間を有する遅延回路(以下、単に遅延回
路という)を利用した動き適応YC分離などの画質改善
のための信号処理回路が種々提案されている。
第10図は従来の動き適応型YC分離フィルタの一例を
示すブロック図である。同図において、入力端子1には
NTSC方式のV信号101が入力され、フィールド内
YC分離回路4、フレーム間YC分離回路5、Y信号動
き検出回路6およびC信号動き検出回路7の入力端にそ
れぞれ与えられる。
フィールド内YC分離回路4にて、フィールド内フィル
タ(図示せず)により、YC分離されたフィールド内Y
C分離Y信号102と、フィールド内YC分離C信号1
03はそれぞれY信号混合回路9の第1の入力端とC信
号混合回路lOの第1の入力端に入力される。
また、フレーム間YC分離回路5にて、フレーム間フィ
ルタ(図示せず)により、YC分離されたフレーム間Y
C分離Y信号104と、フレーム間YC分離C信号10
5はそれぞれY信号混合回路9の第2の入力端とC信号
混合回路10の第2の入力端に入力される。
他方、Y信号動き検出回路6にて検出されたY信号動き
量106は、合成回路8の一方の入力端に入力され、ま
た、C信号動き検出回路7にて検出されたC信号動き量
を示す信号107は合成回路8の他方の入力端の入力さ
れる。
合成回路8にて合成された動き検出信号108はY信号
混合回路9の第3の入力端およびC信号混合回路10の
第3の入力端にそれぞれ入力され、Y信号動き検出回路
6、C信号動き検出回路7および合成回路8で動き検出
回路80を構成している。
Y信号混合回路9の出力である動き適応YCC分離倍信
号0’9は出力端2より送出される。
また、C信号混合回路lOの出力である動き適応YC分
離C信号110は出力端3より送出される。
次に、動作について説明する。
動き検出回路90は、■信号101をYC分離するに当
り、Y信号動き検出回路6およびC信号動き検出回路7
の出力を合成回路8で合成して、■信号101が静止し
ている画像を表す信号か、動きを表す信号かを判別する
Y信号動き検出回路6は、たとえば第L1図のように、
入力端51からV信号101を入力して1フレーム遅延
回路53でlフレーム遅延させた信号と、直接入力され
たV信号101とを減算器54で減算して、■信号10
1の1フレーム差分を求め、低域通過フィルタ55を通
したのち、絶対値回路56でその絶対値を求め、この絶
対値を非線形変換回路57でY信号の低域成分の動き量
を示す信号106に変換して出力端52に出力する。
また、C信号動き検出回路7は、たとえば第12図のよ
うに入力端11から入力されるV信号101を2フレ一
ム遅延回路62で2フレーム遅延させた信号と、直接入
力されたV信号101とを減算器63で減算して、2フ
レ一ム差分を求め、帯域通過フィルタ64を通したのち
、絶対値回路65でその絶対値を求め、この絶対値を非
線形変換回路66でC信号の動き量を示す信号107に
変換して出力端61より出力する。
合成回路8は、たとえばY信号動き量106とC信号動
き量107のうち、大きい方の値を選択して出力するよ
うに、構成されている。
この判別結果は、動き係数k (0≦に≦1)という形
で表され、たとえば画像を完全なる静止画像と判別した
場合には、k=0、画像を完全なる動画像と判別した場
合には、k=1というように制御信号106として与え
られる。
一般に、画像が静止画像である場合には、フレーム間相
関を利用したフレーム間YC分離を行って、Y信号とC
信号を分離する。
フレーム間YC分離回路5は、たとえば第13図のよう
に入力端71から入力された■信号101を1フレーム
遅延回路74で1フレーム遅延させた信号と、直接入力
されたV信号101とを加算器75で加算して、1フレ
ーム和を求めてYF信号104を抽出して、出力端72
に出力するとともに、減算器76で入力端71から入力
された■信号101からYF信号104を減することに
より、CF信号105を抽出して出力端73から出力し
ている。
また、一般に画像が動画像である場合には、フィールド
内相関を利用したフィールド内YC分離を行ってY信号
とC信号を分離する。フィールド内YC分離回路4は、
たとえば第14図のように入力端81から入力したV信
号101を1ライン遅延回路84で1ライン遅延させた
信号と、直接入力したV信号101とを加算器85で加
算して、1ライン和を求めてYf信号102を抽出し、
出力端82から出力するとともに、減算器86で入力端
81から入力されるV信号101からYf信号102を
減することにより、Cf信号103を抽出して、出力端
83から出力している。
動き適応型YC分離フィルタでは、このようなフィール
ド内YC分離回路4とフレーム間YC分離回路5とを並
置し、合成回路8にて合成された動き係数kにより、Y
信号混合回路9に以下のような演算を行わせて、動き適
応YCC分離倍信号09を出力端2から出力する。
Y=kYf+ (1−k)YF ここで、 Yf:フィールド内YC分離Y信号出力102、YF:
フレーム間YC分離Y信号出力104、である。
同様に、制御信号108により、C信号混合回路10に
以下のような演算を行わせて、動き適応YC分離C信号
110を出力端3から出力する。
C=kCf+ (1−k)CF ここで、 Cf:フィールド内YC分離C信号出力103、CF:
フレーム間YC分離C信号出力105、である。
この動き適応型YC分離フィルタのうち、C信号動き検
出回路7は、また第15図のような構成でも実現できる
。同図において、入力端11からV信号101が入力さ
れ、色復調回路67により2種類の色差信号R−Y、B
−Yに復調される。
これら2種類の色差信号R−Y、B−Yは時分割多重回
路68である周波数で時分割多重され、2フレ一ム遅延
回路62で2フレーム遅延した後、減算器63で2フレ
一ム遅延回路62の出力と時分割多重回路68の出力と
の減算を行って、2フレ一ム差分が得られる。
この2フレ一ム差分に低域通過フィルタ69を通してY
信号成分を除き、絶対値回路65により絶対値をとり、
さらに非線形変換回路66で非線形変換してC信号の動
き検出量107を出力端61から送出できる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の動き適応型YC分離フィルタは以上のように構成
されているので、Y信号動き検出回路6およびC信号動
き検出回路7によりそれぞれ検出された動き量を合成し
た量に基づいて、フィールド内YC分離回路4によるY
f倍信号Cf信号、およびフレーム間YC分離回路5に
よるYF倍信号CF信号をそれぞれ混合するようにして
いる。
したがって、静止画におけるフィルタ特性と寓画におけ
るフィルタ特性とが全く異なることにJす、画像が静止
画から動画に移る場合、または1画から静止画に移る場
合に解像度に極端な変化力あるので、動画処理時の画質
劣化が目立つという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、上記のような処理の切り請えが多い画像で
も、解像度が高く、画質劣化の俵ない画像を再生するこ
とのできる動き適応型YC分離フィルタを得ることを目
的とする。
[諌題を解決するための手段] この発明に係る動き適応型YC分離フィルタは、動き検
出回路が動画を検出したとき、フィールド間の相関を局
所的に検出して、その検出結果により3フィールド間の
演算を含んだ複数の3フィールド内処理を適応的に切り
換える処理を行って、3フィールド内YC分離Y信号と
3フィールド内YC分離C信号を出力する3フィールド
内YC分離回路を設けたものである。
[作用コ この発明における3フィールド内YC分離回路は、動き
検出回路で動画と判断した場合に、フィールド間での相
関を検出し、その相関の大小により、3種類の3フィー
ルド内YC分離回路のいずれかを選択する、またはフィ
ールド内YC分離回路を含めた4種類の3フィールド内
YC分離回路のいずれかを選択することによって、3フ
ィールド内YC分離Y信号と3フィールド内YC分離C
信号を出力する。
[実施例] 以下、この発明を図に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例による動き適応型YC分離
フィルタを示すブロック図である。この第1図は第10
図におけるフィールド内YC分離回路4の部分を、3フ
ィールド内YC分離回路50に置き換えたものであり、
その他の部分は従来例において説明をしたので省略する
第1図における3フィールド内YC分離回路50の一実
施例の詳細ブロック図を第2図に示す。同図において、
入力端子11にはV信号10Iが入力される。14は2
63ライン遅延回路、22は262ライン遅延回路、1
5はlライン遅延回路、I6.19.21.30,31
.32は2画素遅延回路、I7.23は4画素遅延回路
、44.45.46.47は1画素遅延回路、1824
.25.28.29.4oは減算器、4142.43は
加算器である。
27は2.1MHz以上を通過域とする帯域通過フィル
タ、33.34.35は絶対値を出力する絶対値回路、
36は3つの入力に対してその最小値を判定し制御信号
を出力する最小値選択回路、38は3つの入力のうち1
つを選択し出力する信号選択回路である。信号選択回路
38の出力は3フィールド内YC分離C信号113とし
て出力端13から出力され、また減算器40の出力は3
フィールド内YC分離Y信号112として出力端12か
ら出力される。
次に動作について説明する。
画面の水平方向をX軸、画面の垂直方向をy軸X軸とy
軸で構成される平面に垂直な方向に時間軸であるt軸を
とると、X軸、y軸およびt軸で構成できる3次元時空
間を考えることができる。第5図は3次元時空間を表し
た図であり、第5図(a)はt軸とy軸で構成される平
面、第5図(b)および(c)はX軸とy軸で構成され
る平面である。
第5図(a)には、インクレース走査線も表しており、
破線は一つのフィールドであることを、実線は色副搬送
波が同位相であることを示している。
また、第5図(b)の実線および破線はそれぞれnフィ
ールド、n−1フィールドの走査線を示しており、第5
図(c)の実線および破線はそれぞれn+1フィールド
、nフィールドの走査線を示している。走査線上の「○
」、「・」、「△」「ム」の4種類の印はV信号を色副
搬送波周波数fsc  (= 3.58M!lz )の
4倍でディジタル化したときの色副搬送波が同位相の標
本点を示している。
いま、注目標本点を「◎」で表すと、同一フィールドで
あるnフィールドでは2標本点前後と、lライン上下の
4つの点a、b、c、dで色副搬送波の位相が180°
異なっている。
そこで、ディジタル回路によるラインくし形フィルタや
、特開昭58−242367号公報に示された適応型Y
C分離フィルタなどが構成できる。
また、第5図(a)に示すように1フレーム離れた同一
標本点で色副搬送波位相が180゜異なるので、フレー
ム間YC分離フィルタもまた構成できる。
さらに、第5図(b)かられかるように、注目標本点か
ら1フィールド前のn−1フィールドでは、lライン上
の標本点またはlライン下の2標本点前後で逆位相とな
るので、これら3点ア、イ、つのうちいずれかと注目点
との演算によりフィールド間YC分離が可能となる。
また、上記のX軸、X軸およびt軸に対応した周波数軸
として、水平周波数軸であるμ軸、垂直周波数軸である
ν軸および時間周波数軸であるf軸を考え、互いに直交
するμ軸、ν軸、f軸で構成できる3次元周波数空間を
考えることができる。
第6図は上記3次元周波数空間の投影図を表している。
第6図(a)は上記3次元周波数空間を斜め方向から見
た図、第6図(b)は上記3次元周波数空間をf軸の負
の方向から見た図、第6図(C)は上記3次元周波数空
間をμ軸の正の方向から見た図である。
この第6図(a)〜(C)には3次元周波数空間上での
V信号のスペクトル分布を表しである。
第6図(a)〜(C)かられかるように、Y信号のスペ
クトルは3次元周波数空間の原点を中心に広がっており
、C信号のスペクトルは色副搬送波周波数fscでI信
号、C信号、が直交二相変調されているので、第6図(
a)〜(C)のような4個所の空間に位置している。
しかし、第6図(c)のようにV信号をμ軸上でみると
、C信号は第2象限と第4象限のみに存在している。
これは、第5図(b)で色副搬送波の同位相を表す実線
が時間とともに上がっていることに対応している。
それにもかかわらず、従来例では、画像の動きを検出し
た場合、フィールド内での相関を利用したYC分離を行
っていたので、μ軸、ν軸方向の帯域制限は可能である
が、f軸方向の帯域制限を加えることはできなかった。
したがって、本来Y信号が存在する周波数空間をC信号
として分離することになり、動画におけるY信号の帯域
が狭くなっていた。
そこで、前述のようにフィールド間処理によるYC分離
を行うことにより、動画におけるY信号の帯域を広げる
ことができる。
前述したようにC信号は第6図(C)における第2、第
4象限にのみ存在゛しているので、第5図(c)におけ
る注目標本点「◎」と標本点工「・」との方向の演算で
C信号を含む3次元周波数空間上の高域周波数成分を取
り出すことができる。この帯域通過フィルタは263ラ
イン遅延回路14と減算器18によって構成されており
、nフィールドの標本点とn+1フィールドの標本点の
演算を行う。減算器18の出力が高域周波数成分となる
。この高域周波数成分に対して水平方向の帯域通過フィ
ルタ27を通過させることによってC信号を得ることが
できる。またV信号からC信号を減算することによりY
信号を得ることができる。これを3フィールド内YC分
離Aとする。第7図(a)〜(c)は、第6図(a)〜
(c)と同じ(3次元周波数空間を表しており、3フィ
ールド内YC分離Aによって得られるY信号とC信号の
存在する周波数空間を示している。
次に、減算器18の出力から得られる高域周波数成分に
対して、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点つ「・」との方向の演算を行うことによりC信号を得
ることができる。すなわち、減算器18の出力から得ら
れる高域周波数成分をそれぞれ262画素遅延回路22
.2画素遅延回路21により遅延し、それぞれの出力を
減算器28で減算し、さらに1画素遅延回路46で遅延
させることによりC信号を得ることができる。
また、■信号からC信号を減算することによIY倍信号
得ることができる。これを3フイ一ル内YC分離Bとす
る。第8図(a)〜(c)は;フィールド内YC分離B
によって得られるY信)とC信号の存在する周波数空間
を示している。
次に、減算器18の出力から得られる高域周さ数成分に
対して、第5図(b)における注目標4点「◎」と標本
点イ「・」との方向の演算をrうことによりC信号を得
ることができる。すなtち、減算器18の出力から得ら
れる高域周波数成分を262画素遅延回路22.4画素
遅延回稈23により遅延した出力と2画素遅延回路21
により遅延した出力を減算器29で減算し、さらに1画
素遅延回路47で遅延させることによりC信号を得るこ
とができる。
また、■信号からC信号を減算することによりY信号を
得ることができる。これを3フィールド内yc分離Cと
する。第9図(a)〜(c)は3フィールド内YC分離
Cによって得られるY信号とC信号の存在する周波数空
間を示している。
これら3種類の3フィールド内YC分離を適応的に切り
換え制御するため第5図(c)における注目標本点「◎
」と標本点「・J工、オ、力との間での相関を検出する
必要がある。第5図(C)における注目標本点「◎」と
標本点「・」工、オ、力との相関は、それぞれ水平方向
に隣接する標本点「△」コ、す、ス、ソと標本点「ム」
ケ、シ、セ、夕により検出する。
第5図(c)における注目標本点「◎」と標本点上「・
」との相関は、次のようにして検出する。第5図(C)
において、標本点「△」コ、すと標本点「ム」ケ、シは
色副搬送波の位相が180°反転している。また、色信
号はその帯域が1.5MHz以下に制限されているので
、2標本周期内にその変化は少ないと考えられる。
従って、標本点コとシの差分と標本点ケとすの差分を加
算することにより注目標本点と標本点上との差分の水平
低域成分を簡易的に求めることができる。簡易的に求め
た注目標本点と標本点上との差分の低域成分は、絶対値
回路33によって絶対値として最小値選択回路36に入
力されて、第5図(c)における注目標本点「◎」と標
本点上「・」との相関が検出される。
また、第5図(C)における注目標本点「◎Jと標本点
オ「・」との相関は、次のようにして検出する。第5図
(c)において、標本点「△」コ、スと標本点「ム」ケ
、セは色副搬送波の位相が180’反転している。また
、色信号はその帯域が1.5MHz以下に制限されてい
るので、2標本周期内にその変化は少ないと考えられる
従って、標本点コとセの差分と標本点ケとスの差分を加
算することにより注目標本点と標本点上との差分の水平
低域成分を簡易的に求めることができる。簡易的に求め
た注目標本点と標本点オとの差分の低域成分は、絶対値
回路34によって絶対値として最小値選択回路36に入
力されて、第5図(c)における注目標本点「◎」と標
本点オ「・」との相関が検出される。
また、第5図(c)における注目標本点「◎」と標本点
力「・」との相関は、次のようにして検出する。第5図
(c)において、標本点「△」コ、ソと標本点「ム」ケ
、夕は色副搬送波の位相が1800反転している。また
、色信号はその帯域が1.5MHz以下に制限されてい
るので、2標本周期内にその変化は少ないと考えられる
従って、標本点コと夕の差分と標本点ケとソの差分を加
算することにより注目標本点と標本点力との差分の水平
低域成分を簡易的に求めることができる。簡易的に求め
た注目標本点と標本点力との差分の低域成分は、絶対値
回路35によって絶対値として最小値選択回路36に入
力されて、第5図(c)における注目標本点「◎jと標
本点力「・」との相関が検出される。
最小値選択回路36は3種類の絶対値入力の中から最小
のものを検出する。信号選択回路38は最小値選択回路
36の出力により選択制御される。すなわち最小値選択
回路36は絶対値回路33の出力が最小の場合は1画素
遅延回路45の出力を、絶対値回路34の出力が最小の
場合は1画素遅延回路46の出力を、絶対値回路35の
出力が最小の場合は1画素遅延回路47の出力をそれぞ
れ選択するように信号選択回路38を制御する。
信号選択回路38の出力は、3フィールド内YC分離C
信号113として出力端13から出力される。また1画
素遅延回路44の出力から信号選択回路38の出力を減
算器40で減算することにより3フィールド内YC分離
Y信号112が得られる。
また、相関の検出は、第5図(b)におけるnフィール
ドの注目標本点「◎」とn −1フィールドの標本点「
・」ア、イ、つとの間で行ってもよい。
第3図は、この発明である第1図における3フィールド
内YC分離50の第2実施例の詳細ブロック図である。
第3図において、48は3画素遅延回路、49は2.1
MHz以下を通過域とする低域通過フィルタ、90.9
1,92.93は加算器である。
次に動作について説明する。
第3図において第2図と異なる点は、第2図では3フィ
ールド内YC分離C信号を抽出した後、■信号から3フ
ィールド内YC分離C信号を減算して3フィールド内Y
C分離Y信号を抽出するのに対し、第3図では3フィー
ルド内YC分離Y信号を抽出した後、■信号から3フィ
ールド内YC分離Y信号を減算して3フィールド内YC
分離C信号を抽出する点である。上記第3図の構成の3
フィールド内YC分離回路のうち、第2図と異なる部分
だけを説明する。第3図において第2図と同等の個所に
は同じ番号が付されている。
前述したようにC信号は第6図(c)における第2、第
4象限にのみ存在しているので、第5図(c)における
注目標本点「◎」と標本点上「・」との方向の演算でC
信号を含まない3次元周波数空間上の高域周波数成分と
低域周波数成分を取り出すことができる。低域周波数成
分は263ライン遅延回路14と加算器90によって構
成されている低域通過フィルタによって取り出され、加
算器90の出力が低域周波数成分となる。
また、263ライン遅延回路14と減算器18によって
帯域通過フィルタが構成されており、減算器18の出力
はC信号を含む3次元周波数空間上の高域周波数成分と
なる。この高域周波数成分に対して水平方向の低域通過
フィルタ49を通過させることによってC信号を含まな
いY信号の高域周波数成分を得ることができる。低域通
過フィルタ49の出力は信号選択回路38に入力され、
信号選択回路38で選択された場合は、加算器93によ
って3画素遅延回路48の出力と加算され、C信号を含
まないY信号が出力される。
またV信号からY信号を減算することによりC信号を得
ることができる。これを3フィールド内YC分離Aとす
る。3フィールド内YC分離Aによって得られるY信号
とC信号の存在する周波数空間は第7図(a)〜(c)
で表される。
次に、減算器18の出力から得られる高域周波数成分に
対して、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点つ「・」との方向の演算を行うことによりC信号を含
まないY信号の高域周波数成分が取り出される。すなわ
ち、減算器I8の出力から得られる高域周波数成分をそ
れぞれ262画素遅延回路22.2画素遅延回路21に
より遅延し、それぞれの出力を加算器91で加算し、さ
らに1画素遅延回路46で遅延させることによりC信号
を含まないY信号の高域周波数成分が取り出される。こ
の高域周波数成分は信号選択回路38に入力され信号選
択回路38で選択された場合は、加算器93によって3
画素遅延回路48の出力と加算され、C信号を含まない
Y信号が出力される。またV信号からY信号を減算する
ことによりC信号を得ることができる。これを3フィー
ルド内YC分離Bとする。3フィールド内YC分離Bに
よって得られるY信号とC信号の存在する周波数空間は
第8図(a)〜(c)で・表される。
次に、減算器18の出力から得られる高域周波数成分に
対して、第5図(b)における注目標本点「◎」と標本
点イ「・」との方向の演算を行うことによりC信号を含
まないY信号の高域周波数成分が取り出される。すなわ
ち、減算器18の出力から得られる高域周波数成分を2
62画素遅延回路22.4画素遅延回路23により遅延
した出力と2画素遅延回路21により遅延した出力を加
算器92で加算し、さらに1画素遅延回路47で遅延さ
せることによりC信号を含まないY信号の高域周波数成
分が取り出される。この高域周波数成分は信号選択回路
38に入力され信号選択回路38で選択された場合は、
加算器93によって3画素遅延回路48の出力と加算さ
れ、C信号を含まないY信号が出力される。またV信号
からY信号を減算することによりC信号を得ることがで
きる。これを3フィールド内YC分離Cとする。3フィ
ールド内YC分離Cによって得られるY信号とC信号の
存在する周波数空間は第9図(a)〜(c)で表される
減算器40の出力は、3フィールド内yc9r離C信号
113として出力され、加算器93の出力は、3フィー
ルド内YC分離Y信号112として出力される。
第4図は、この発明である第1図における3フィールド
内YC分離50の第3実施例の詳細ブロック図である。
第4図において、20は1画素遅延回路、26はフィー
ルド内演算によりC信号を抽出するフィールド内YC分
離フィルタ、37は最大値選択回路、39はしきい値判
定回路、95は信号選択回路である。
次に動作について説明する。
第4図において第2図と異なる点は3種類の3フィール
ド間YC分離フィルタに加え、フィールド内YC分離フ
ィルタを含めた4種類のフィルタからのうち最適のもの
を用いる点である。上記第4図の構成の3フィールド内
YC分離回路のうち、第2図と異なる部分だけを説明す
る。第4図において第2図と同等の個所には同じ番号が
付されている。
2画素遅延回路19の出力は1画素遅延回路44に入力
されるとともに、フィールド内YC分離フィルタ26に
入力される。フィールド内YC分離フィルタ26の出力
は、1画素遅延回路20を介して信号選択回路95の第
1の入力端に入力される。信号選択回路95の第2の入
力端には第2図と同様の動作による信号選択回路38の
出力が入力される。信号選択回路95の第1と第2に入
力された信号はしきい値判定回路39の出力により選択
制御され出力される。
次に、信号選択回路95の選択制御される動作について
説明する。第2図と同様の動作をする部分については説
明を省略する。
最小値選択回路36の出力はしきい値判定回路39の第
1の入力端と信号選択回路38の第4の入力端にに入力
される。最大値選択回路37の出力はしきい値判定回路
39の第2の入力端に入力される。しきい値判定回路3
9の出力は信号選択回路95の第、3の入力端に入力さ
れる。しきい値判定回路39は3種類のフィールド間相
関の最大値が第1のしきい値αより小さい場合または、
3種類のフィールド間相関の最小値が第2のしきい値β
より大きい場合に、信号選択回路95がフィールド内Y
C分離フィルタ26の出力を1画素遅延した1画素遅延
回路20の出力を選択するように制御する。一方、しき
い値判定回路39にて、3種類のフィールド間相関の最
大値が第1のしきい値αより大きい場合または、3種類
のフィールド間相関の最小値が第2のしきい値βより小
さいと判定された場合には、信号選択回路38の出力を
選択するように制御する。ただし、αくβの関係がある
ものとする。
信号選択回路38の出力は、信号選択回路95に入力さ
れる。信号選択回路95の出力は3フィールド内YC分
離C信号113として出力端13から出力される。また
1画素遅延回路44の出力から信号選択回路95の出力
を減算器40で減算することにより3フィールド内YC
分離Y信号112が得られる。
また相関の検出は、第5図(b)におけるnフィールド
の注目標本点「◎」とn−1フィールドの標本点「・」
ア、イ、つとの間で行ってもよい。
またここでは、フィルタを選択する信号選択回路を2つ
に分けて構成しているが、1つにまとめて構成してもよ
い。
また、第2図の構成を第4図のような構成で実施できる
ように、第3図においても、フィールド内YC分離フィ
ルタ、最大値選択回路およびしきい値判定回路を設け、
4種類のフィルタを選択するように制御する構成として
もよい。なお、このときのフィールド内YC分離フィル
タはフィールド内演算によりY信号を抽出するフィルタ
である。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば動き検出回路による動
画の検出時に、3フィールド内YC分離回路において、
フィールド間の相関を局所的に検出して、フィールド内
演算または3フィールド間の演算を含む複数のフィール
ド間演算を適応的に選択するように構成したので、動き
適応型YC分離フィルタにおける動画処理において、画
像の相関を利用して最適なYC分離が可能となり、動画
でも解像度の劣化が少ないYC分離を行う動き適応型Y
C分離フィルタを構成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による動き適応型YC分離
フィルタを示すブロック図、第2図は第1図における3
フィールド内YC分離回路の詳細な構成を示すブロック
図、第3図は第1図における3フィールド内YC分離回
路の他の実施例の詳細な構成を示すブロック図、第4図
は第1図における3フィールド内YC分離回路の他の実
施例の詳細な構成を示すブロック図、第5図(a)は3
次元時空間において色副搬送波の4倍でディジタル化さ
れたV信号の配列をf軸とy軸で構成する平面図、第5
図(b)および(c)は第5図(a)におけるV信号の
配列をX軸とy軸で構成する平面図、第6図(a)は3
次元周波数空間におけるV信号のスペクトル分布を斜め
方向から見た図、第6図(b)は第6図(a)における
スペクトル分布をf軸の負の方向から見た図、第6図(
c)は第6図(a)におけるスペクトル分布をμ軸の正
の方向から見た図、第7図(a)はこの発明による第1
の3フィールド内YC分離で得られたY信号とC信号の
スペクトル分布を3次元周波数空間上で斜め方向から見
た図、第7図(b)は第7図(a)におけるスペクトル
分布をf軸の負の方向から見た図、第7図(c)は第7
図(a)におけるスペクトル分布をμ軸の正の方向から
見た図、第8図(a)はこの発明による第2の3フィー
ルド内YC分離で得られたY信号とC信号のスペクトル
分布を3次元周波数空間上で斜め方向から見た図、第8
図(b)は第8図(a)におけるスペクトル分布をf軸
の負の方向から見た図、第8rEJ (c)は第8図(
a)におけるスペクトル分布をμ軸の正の方向から見た
図、第9図(a)はこの発明による第3の3フィールド
内YC分離で得られたY信号とC信号のスペクトル分布
を3次元周波数空間上で斜め方向から見た図、第9図(
b)は第9図(a)におけるスペクトル分布をf軸の負
の方向から見た図、第9図(c)は第9図(a)におけ
るスペクトル分布をμ軸の正の方向から見た図である。 第10図は従来の動き適応型YC分離フィルタのブロッ
ク図、第11図は第10図の動き適応型YC分離フィル
タにおけるY信号動き検出回路の詳細な構成を示すブロ
ック図、第I2図は第1O図の動き適応型YC分離フィ
ルタにおけるC信号動き検出回路の詳細な構成を示すブ
ロック図、第13図は第1O図の動き適応型YC分離フ
ィルタにおけるフレーム間YC分離回路の詳細な構成を
示すブロック図、第14図は第10図の動き適応型YC
分離フィルタにおけるフィールド内YC分離回路の詳細
な構成を示すブロック図、第15図は従来のC信号動き
検出回路の他の例を示すブロック図である。 5・・・フレーム間YC分離回路、6・・・Y信号動き
検出回路、7・・・C信号動き検出回路、8川合成回路
、9・・Y信号混合回路、lO・・・C信号混合回路5
0・・・3フィールド内YC分離回路、90・・・動き
検出回路。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 色信号を輝度信号の高域周波数領域に周波数多重した複
    合カラーテレビジョン信号から輝度信号と色信号を分離
    する回路において、フレーム間の相関を利用して局所的
    に画像の動きを検出する動き検出回路と、この動き検出
    回路が静止画を検出したときにフレーム間相関を利用し
    たフレーム間輝度信号色信号の分離を行ってフレーム間
    輝度信号色信号分離輝度信号およびフレーム間輝度信号
    色信号分離色信号を出力するフレーム間輝度信号色信号
    分離回路と、上記動き検出回路が動画を検出したときに
    は、輝度信号と色信号の分離を行う注目標本点と注目標
    本点とフィールド間で色副搬送波の位相が逆である点に
    対し、それぞれの点をはさむ水平方向に隣接する互いに
    色副搬送波の位相が逆である左右の点から左側の隣接標
    本点同志の差分と右側の隣接標本点同志の差分の加算絶
    対値によって、注目標本点とフィールド間で色副搬送波
    の位相が逆である点との相関を局所的に検出し、その検
    出結果により、3フィールド間の演算を含む複数の3フ
    ィールド内処理を適応的に切り換える処理を行って、3
    フィールド内輝度信号色信号分離輝度信号および3フィ
    ールド内輝度信号色信号分離色信号を出力する3フィー
    ルド内輝度信号色信号分離回路と、上記動き検出回路の
    出力に基づき上記フレーム間輝度信号色信号分離輝度信
    号と上記3フィールド内輝度信号色信号分離輝度信号を
    混合して動き適応輝度信号色信号分離輝度信号を出力す
    る輝度信号混合回路と、上記動き検出回路の出力に基づ
    き上記フレーム間輝度信号色信号分離色信号と上記3フ
    ィールド内輝度信号色信号分離色信号を混合して動き適
    応輝度信号色信号分離色信号を出力する色信号混合回路
    とを備えたことを特徴とする動き適応型輝度信号色信号
    分離フィルタ。
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