JP2002354499A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2002354499A
JP2002354499A JP2001154705A JP2001154705A JP2002354499A JP 2002354499 A JP2002354499 A JP 2002354499A JP 2001154705 A JP2001154705 A JP 2001154705A JP 2001154705 A JP2001154705 A JP 2001154705A JP 2002354499 A JP2002354499 A JP 2002354499A
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Akihiro Maeda
昭浩 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静止画のエッジ部分では、静止画のドット妨
害を抑えるとともに、動画領域や静止画の平坦領域で
は、画像の水平解像度の低下を防止することが可能な映
像信号処理装置を提供する。 【解決手段】 入力コンポジット信号の水平方向のエッ
ジを検出するエッジ検出器7の出力と、入力コンポジッ
ト信号の動きを検出する動き検出器12の出力とに基づ
いて、動きの無いエッジ部分では、入力コンポジット信
号のフレーム間差分より得られる3次元色信号を、それ
以外の部分では、前記フレーム間差分より得られる3次
元色信号の帯域をBPF10で制限したものを選択的に
切り換えて出力するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NTSC方式等のコン
ポジット信号を処理する映像信号処理装置に関し、特に
ディジタル映像信号から輝度信号および色信号を分離す
るYC分離回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年TVや家庭用VTR、DVDなどのように、
信号処理をデジタルで処理するものが増えている。この
ようなシステムでは、高画質化の手段として、入力コン
ポジット信号から輝度信号と色信号とを分離するYC分
離回路に、フレームメモリーを用い、色副搬送波のフレ
ーム間の相関を利用した3次元YC分離回路が良く使用
されるようになってきた。
【0003】従来のこの種の3次元YC分離回路につい
て、図2とともに説明する。A/D変換後入力されたコ
ンポジット信号は、ライン間の相関を利用してYC分離
する2次元YC分離ブロックAと、入力コンポジット信
号を1フレーム分遅延させるフレームメモリー8とに供
給される。
【0004】ここで、一般的な2次元YC分離ブロック
Aとして、2本のラインメモリー1,2と、3.58MHzを
中心周波数とした±約1.5 MHzの色信号帯域を抜き取る
BPF3,4,5と、各BPF3,4,5で抜き出した
色副搬送波の3ライン間の相関を検出する相関検出器6
と、ラインメモリ1の出力を遅延させる遅延回路13
と、遅延回路13で遅延されたラインメモリ1の出力か
ら相関検出器6により検出された相関を減算する加算器
106とから構成されるものが知られている。
【0005】NTSC方式では、フレーム毎に色副搬送波の
位相が反転するので、加算器103により、フレームメ
モリー8の出力(1フレーム前のコンポジット信号)と
入力コンポジット信号との減算を行う(差分をとる)こ
とにより、輝度信号は打ち消されるとともに、色信号は
同極性になるため色副搬送波成分のみを得ることができ
る。
【0006】尚、入力コンポジット信号が静止画なら
ば、前記加算器103の出力(フレーム間差分)は色信
号のみとなるが、入力コンポジット信号に動きがあれ
ば、輝度信号にも差が出るため、加算器103の出力信
号をBPF10を通して帯域制限して、3次元色信号を
得る。
【0007】一方、加算器104により、フレームメモ
リー8の出力(1フレーム前のコンポジット信号)と入
力コンポジット信号との加算を行うことにより、輝度信
号を得ることができる。
【0008】また、動き検出器12では、前記加算器1
03の出力(フレーム間差分)をLPF11を通して3.
58MHz付近の色信号を抑圧することにより得られた輝度
信号の低周波成分の動きを検出するとともに、加算器1
05により前記加算器104の出力(フレーム間加算)
から2次元YC分離ブロックAで分離した輝度信号を減
算することにより、色信号の動きを検出する。
【0009】ここで、動き検出器12は、例えば動きの
程度を0から8の9段階で表わして、動き検出結果とし
て出力する。
【0010】画像に動きがある場合はフレーム間の相関
がなくなるので、動き検出器12により検出された動き
の量に応じて、前記BPF10の出力である3次元色信
号と前記2次元YC分離ブロックAで分離された2次元
色信号とのそれぞれに対し、掛け算器201,202に
より重み付けを行った後、加算器102で加算して出力
する。
【0011】ここで、掛け算器201は、2次元色信号
に動き検出結果の0から8の値を乗算するものであり、
例えば動き検出結果が静止画とみなす0を出力する場合
は、2次元色信号に0を乗算するので、その結果は0と
なる。
【0012】また、掛け算器202は、動き検出結果の
0から8の値をXとして、(8−X)を3次元色信号に
乗算するものであり、例えば動き検出結果が動画とみな
す8を出力する場合は、3次元色信号に(8−8=)0
を乗算するので、その結果は0となる。
【0013】さらに、加算器102は、2つの掛け算器
201,202の出力を加算して1/8するものであ
り、例えば静止画の場合は動き検出結果が0であるの
で、掛け算器201の出力は0、掛け算器202の出力
は3次元色信号が8倍されているため、1/8すれば3
次元色信号が、加算器102の出力となる。
【0014】逆に、動画の場合は動き検出結果が8であ
るので、掛け算器202の出力は0、掛け算器201の
出力は2次元色信号が8倍されているため、1/8すれ
ば2次元色信号が、加算器102の出力となる。
【0015】そしてまた、動き検出の結果を反映させた
色信号を、入力コンポジット信号から加算器101で減
算して輝度信号を得る。
【0016】さらに、画像の動き検出の程度を判定して
静止画時のドット妨害や、動画時の解像度劣化を改善す
る手段として、例えば特開平4−329092号公報に
は、動き検出回路により画像の静止度合いを判定し、ラ
イン型くし型フィルターとフレーム型くし型フィルター
とを切り換えることにより、2次元クロマ信号と3次元
クロマ信号とを演算処理する動き適応型YC分離回路が
開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術における3次元YC分離回路の場合、3次元
色信号と2次元色信号とに対し、動きの程度のみに応じ
た重み付けをして加算するので、動きが大きくない限り
3次元色信号は最終的な分離色信号に含まれる問題が依
然として残る。
【0018】また、動き検出の程度に応じて色信号の帯
域制限を行うことで、完全な静止画やあるいは動きが大
きくて3次元色信号の重みが“0”になる場合以外は、
入力コンポジット信号から分離色信号を減算して輝度信
号を分離することで、輝度信号の低域劣化による解像度
の低下をある程度抑えることができるが、ドット妨害の
影響を受け易い輝度信号の水平方向のエッジ部分での色
信号処理を動き検出に応じて制御する手段については開
示されていない。
【0019】このようなYC分離回路では、一般的にフ
レーム間の差分で得られる3次元色信号をBPF10で
帯域制限するが、このBPF10の帯域が狭いと、色信
号の側帯波が削られるために、分離色信号を入力コンポ
ジット信号から減算した際に、分離輝度信号に色信号の
側帯波が残留してしまい、静止画で色信号を完全に分離
できずドット妨害が発生してしまう。
【0020】また逆に、BPF10の帯域が広いと、静
止画でのドット妨害は抑えられるが、動きが少ない映像
では3次元色信号の帯域が広いために分離色信号の帯域
も広くなり、これを入力コンポジット信号から減算する
ので、分離輝度信号の低域が劣化するために鮮鋭度が低
下してしまう。
【0021】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、静止画のエッジ部分では、3次元色信号の帯域
を制限しないように制御することで、静止画のドット妨
害を抑えるとともに、動画領域や静止画の平坦領域で
は、3次元色信号の帯域を制限することで、画像の水平
解像度の低下を防止することが可能な映像信号処理装置
を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本願発明は、入力コンポ
ジット信号から2次元色信号を分離する2次元分離手段
と、前記入力コンポジット信号のフレーム間差分より3
次元色信号を得る手段と、前記入力コンポジット信号の
動きを検出する動き検出手段と、前記2次元色信号と前
記3次元色信号とに対して、前記動き検出手段の検出結
果に基づき、重み付けをして加算する加算手段とを備え
た映像信号処理装置において、前記入力コンポジット信
号の水平方向のエッジを検出するエッジ検出手段と、前
記動き検出手段の出力と前記エッジ検出手段の出力とに
基づき、動きの無いエッジ部分では、前記フレーム間差
分より得られる3次元色信号を、それ以外の部分では、
前記フレーム間差分より得られる3次元色信号の帯域を
制限したものを選択的に切り換えて出力する切り換え手
段とを設けたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の映像信号処理装置
の一実施形態を、図1とともに詳細に説明するが、上述
した従来例と同一部分には同一符号を付し、その説明は
省略する。
【0024】本実施形態の3次元YC分離回路は、図1
に示すように、入力信号からライン相関を用いて簡易的
に得た輝度信号を水平方向に微分することで画像のエッ
ジ検出を行うエッジ検出器7と、このエッジ検出結果と
動き検出器12による動き検出結果とに基づいて、加算
器103の出力(フレーム間差分)をBPF10で帯域
制限した3次元色信号と、遅延回路9で遅延した3次元
色信号とを選択的に切り換え出力する切り換えスイッチ
回路13とを設けている。尚、遅延回路9の遅延量は、
BPF10による遅延量と等しいものである。
【0025】すなわち、本実施形態においては、動き検
出器12とエッジ検出器7との結果に応じて、動きの無
い画像のエッジ部分のみ3次元色信号の帯域を制限しな
いように切り換え制御する。
【0026】ここで、エッジ検出器7は、まず入力コン
ポジット信号と2H遅延信号とを加算し、この結果と1H
遅延信号とを加算して、この結果をフリップフロップ
(図示せず)に入力し、このフリップフロップの入出力
の減算(1画素前との減算)を行うことにより、水平方
向に微分してエッジを検出する。
【0027】すなわち、平坦な画像であれば、フリップ
フロップの入出力に殆ど差が無いので、減算の結果は殆
ど“0”となり、エッジならばそのエッジ分の値が出て
くるので、あるスレッシュレベル以上の値を水平方向の
エッジとみなすことができる。ここでは、エッジとみな
す画素は“1”を、そうでない画素は“0”を出力す
る。
【0028】例えばエッジ検出出力が“1”で、動き検
出出力が“0”の場合、すなわち動きの無いエッジ領域
と判定した画素では、遅延回路9の出力が3次元色信号
として選択するように切り換えスイッチ回路13を制御
する。これ以外の画素は、BPF10の出力が3次元色
信号として選択するように制御する。
【0029】映像信号において、色信号が広帯域の側帯
波を持つのは波形が急激に変化するエッジ部分であり、
また動いている画像のエッジは視覚上目立ちにくい性質
があるのでドット妨害が仮に発生しても目立たない。
【0030】そこで、上述のように、静止画のエッジ領
域では、BPF10を通さない3次元色信号を分離色信
号とするので、側帯波の欠落のない完全な色信号を分離
することができ、輝度信号にドット妨害が発生しない。
【0031】また、動画領域や静止画の平坦領域では、
BPF10を通して帯域を制限した3次元色信号を分離
色信号とするので、画像の水平解像度を低下させること
の無い高品位なYC分離回路を実現することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の映像信号処理装置は、上述のよ
うな構成としているので、静止画のエッジ部分では、3
次元色信号の帯域を制限しないように制御することで、
静止画のドット妨害を抑えるとともに、動画領域や静止
画の平坦領域では、3次元色信号の帯域を制限するで、
画像の水平解像度の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号処理装置の一実施例に係るY
C分離回路を示すブロック図である。
【図2】従来の映像信号処理装置に係るYC分離回路を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2 1Hラインメモリー 3、4、5、10 バンドパスフィルター 6 相関検出器 7 エッジ検出器 8 フレームメモリー 9、13 遅延回路 11 ローパスフィルター 12 動き検出部 13 切り換えスイッチ回路 101、102、103、104、105、106 加
算器 201、202 掛け算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C066 AA03 BA02 CA05 DC02 EC13 EC14 EF11 EF16 GA03 GA04 GA05 GA26 GA29 GB01 HA02 HA03 HA04 KC02 KC04 KC06 KC07 KD04 KD06 KE02 KG01 LA02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力コンポジット信号から2次元色信号
    を分離する2次元分離手段と、 前記入力コンポジット信号のフレーム間差分より3次元
    色信号を得る手段と、 前記入力コンポジット信号の動きを検出する動き検出手
    段と、 前記2次元色信号と前記3次元色信号とに対して、前記
    動き検出手段の検出結果に基づき、重み付けをして加算
    する加算手段とを備えた映像信号処理装置において、 前記入力コンポジット信号の水平方向のエッジを検出す
    るエッジ検出手段と、 前記動き検出手段の出力と前記エッジ検出手段の出力と
    に基づき、動きの無いエッジ部分では、前記フレーム間
    差分より得られる3次元色信号を、それ以外の部分で
    は、前記フレーム間差分より得られる3次元色信号の帯
    域を制限したものを選択的に切り換えて出力する切り換
    え手段とを設けたことを特徴とする映像信号処理装置。
JP2001154705A 2001-05-24 2001-05-24 映像信号処理装置 Pending JP2002354499A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009020238A1 (en) * 2007-08-08 2009-02-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Three-dimensional y/c separating circuit

Cited By (3)

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WO2009020238A1 (en) * 2007-08-08 2009-02-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Three-dimensional y/c separating circuit
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