JPH0619198U - 電気装置のインジケータ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エスカッションより露出するインジケータ部
の視認性を向上する。 【構成】 インジケータ部３を、エスカッション１より
露出する部分に設けられた梨地部３ａと、ＬＥＤ５と対
向する部分に設けられ該ＬＥＤ５より放射される光を前
記梨地部３ａに指向する凹レンズ部３ｂとを具備するよ
うに構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ＣＤプレーヤ等に適用される電気装置のインジケータ装置に関する 。

【０００２】

【従来の技術】

例えば、車載用のＣＤプレーヤとして図３に示したような構成のものが知られ ている。操作パネルとなるエスカッション１にはディスク挿入用窓２が設けられ ると共に、インジケータ部３が設けられている。インジケータ部３は、図４に断 面構造を示すように、エスカッション１から露出する部分に設けられた別部品と しての透明部材から成っている。また、回路基板４が設けられこれには光源とし てのＬＥＤ５が配置され、このＬＥＤ５は前記インジケータ部３である透明部材 で覆われるように配置されている。ここでインジケータ部３として別部品を用い るのは、組立上の寸法精度を向上させるためである。

【０００３】 このような構成で、ディスクをディスク挿入用窓２から挿入するとインジケー タ部３が点灯する。ここでディスクのローディング中はインジケータ部３が点滅 し、ディスクのセットが終了するとインジケータ部３が点灯したままとなる。従 って、インジケータ部３の点灯状態を確認することによって、ディスクがセット されているか否かがわかる。

【０００４】 なお、インジケータ部３を前記のようにＬＥＤ５とは別部品として、エスカッ ション１側に取り付けることにより、エスカッション１と回路基板４との位置ず れによって、インジケータ部３が、エスカッション１に形成されたインジケータ 用穴１ａからずれて取り付けられてしまうのを防止している。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

ところで従来のインジケータ装置では、インジケータ部３を透明部材から構成 しているので、ＬＥＤ５の光が直線性により点光源になってしまうため、視認性 が悪くなるという問題がある。

【０００６】 本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、インジケータ部の視認 性を向上するようにした電気装置のインジケータ装置を提供することを目的とす るものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案は、基板上に配置されたＬＥＤ及び該ＬＥＤ に対向するようにエスカッションに支持された透明なインジケータ部より成る電 気装置のインジケータ装置において、前記インジケータ部は、エスカッションよ り露出する部分に設けられた光拡散処理部と、前記ＬＥＤと対向する部分に設け られ、該ＬＥＤより放射される光を前記光拡散処理部に指向する凹レンズ部とを 具備したことを特徴とするものである。

【０００８】

【作用】

インジケータ部を、エスカッションより露出する部分に設けられた光拡散処理 部と、ＬＥＤと対向する部分に設けられ該ＬＥＤより放射される光を前記光拡散 処理部に指向する凹レンズ部とを具備するように構成したので、ＬＥＤの光は凹 レンズ部によってインジケータ部全体に拡散され、光拡散処理部によって、さら に拡散されるようになるため、視認性を良くすることができる。

【０００９】

【実施例】

以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図１は本考案の実施例を示す断面図で、その先端がエスカッション１のインジ ケータ用穴１ａから露出するように設けられたインジケータ部３は、例えばアク リルのような透明部材から成っていて、その表面部は梨地処理されて梨地部３ａ が設けられると共に、背面部には梨地部３ａに指向する凹レンズ部３ｂが設けら れている。ここで梨地部３ａは曇りガラス的な処理が行なわれて曇った状態とな っており、光が入射してきた場合この入射光を拡散させるように働く。

【００１０】 ４は回路基板でこれには光源としてのＬＥＤ５が配置され、このＬＥＤ５は前 記インジケータ部３の凹レンズ部３ｂで覆われるように配置されている。ここで インジケータ部３は従来と同様に、組立上の寸法精度を向上させるために別部品 としてエスカッション１側に取り付けられている。

【００１１】 このような本実施例によれば、回路基板４上に配置されたＬＥＤ５の光はイン ジケータ部３の凹レンズ部３ｂに入射して拡散された後、梨地部３ａによってさ らに外部に放射される。図２はこの様子を示すもので、ＬＥＤ５の光は矢印のよ うに進んで外部に放射される。従って、従来のように点光源にはならず、インジ ケータ部３の露出部の全体が光るようになるので、視認性を向上することができ る。

【００１２】 本実施例では、ＣＤプレーヤのディスクの有無を検知するためのインジケータ 部を例にあげて説明したが、これ以外の目的のインジケータ部に適用しても同様 な効果を得ることができる。

【００１３】

【考案の効果】

以上述べて明らかなように本考案によれば、エスカッションより露出する部分 に設けられた光拡散処理部と、ＬＥＤと対向する部分に設けられ該ＬＥＤより放 射される光を前記光拡散処理部に指向する凹レンズ部とを具備するインジケータ 部を用いるようにしたので、ＬＥＤの光は凹レンズ部によってインジケータ部に 拡散された後光拡散処理部によってさらに拡散されるようになるため、視認性を 良くすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す断面図である。

【図２】本実施例における光の放射状態を説明する拡大
図である。

【図３】従来のＣＤプレーヤの構成を示す斜視図であ
る。

【図４】図３の断面図である。

【符号の説明】

１ エスカッション １ａ インジケータ用穴 ３ インジケータ部 ３ａ 梨地部 ３ｂ 凹レンズ部 ４ 回路基板 ５ ＬＥＤ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 基板上に配置されたＬＥＤ及び該ＬＥＤ
   に対向するようにエスカッションに支持された透明なイ
   ンジケータ部より成る電気装置のインジケータ装置にお
   いて、 前記インジケータ部は、エスカッションより露出する部
   分に設けられた光拡散処理部と、 前記ＬＥＤと対向する部分に設けられ、該ＬＥＤより放
   射される光を前記光拡散処理部に指向する凹レンズ部と
   を具備したことを特徴とする電気装置のインジケータ装
   置。