JPH0527035Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスイツチノブの照明装置に関するもの
である。

〔従来の技術〕

従来のスイツチノブの照明装置は、第２図に示
すような構造であり、プリント基板に配置したバ
ルブ、LED等の光源２からの光を矢印のように
ケース３とガーニツシユ４間にサンドイツチ構造
としたレンズ等の導光体５を透過させて光源から
の光をスイツチノブ６周囲に導き、ガーニツシユ
４とスイツチノブ６の周囲から漏光させてスイツ
チノブ６を照光させている。なお、７はスイツチ
である。

このとき導光体５ガーニツシユ４の透過照明用
ライトガイドとなつている。

〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、前記従来例の場合は、比較的大きな導
光体が必要であり、ガーニツシユとスイツチノブ
間からの漏光による照光ではノブ周面の均一な照
明が困難で視認性が悪いものである。

また、光源とガーニツシユとは接近しているた
め、ガーニツシユの表面温度が上昇して商品性が
低下する欠点がある。

さらに、表示色が光源の色調により決まり、限
定された表示色となる欠点がある。

そこで、本考案は上記欠点に鑑みて案出された
スイツチノブの照明装置を提供することを目的と
している。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため本考案のスイツチノブ
の照明装置は、ランプハウスに隣接してスイツチ
部を配置した構成であり、前記ランプハウスの内
側後方の基部にはバルブを配置すると共に、前面
には表示板を設けてある。

他方、スイツチ部にはランプハウス内に突出す
る導光部を設けると共に、スライダの軸先端部に
設けたノブのガイド孔を設けたレンズを配置し、
かつレンズに隣接してガーニツシユを配置した構
成にされている。

〔作用〕

光源からの光は表示板を照光し、同時にレンズ
の導光部を介してレンズ内部に導いてノブ周囲を
照明する。

その際ガーニツシユを透過させ点灯時、不点灯
時のコントラストを明確にする。

〔実施例〕

第１図において、本装置はランプハウス１１に
隣接してスイツチ部１２が配置されている。

ランプハウス１１は内側後方の基部１３にソケ
ツト１４を介して電球、LED等の光源１５が配
置されている。

また、このランプハウス１１の前面には表示板
１６が設けられている。

スイツチ部１２には一端がランプハウス１１内
に侵入させた態様で突出する導光部１７が設けら
れたレンズ１８が配置されていて、このレンズ１
８のほぼ中央には、スライダ１９の軸２０の先端
部に設けたノブ２１のガイド孔２２が設けられ、
ノブ２１がこのガイド孔２２を移動するようにさ
れている。なお、レンズ１８は透過性や拡散性の
高い合成樹脂等で製作されている。

また、前記レンズ１８に隣接して、光源１５の
点灯時不点灯時のコントラストを明確にするガー
ニツシユ２３が設けられている。

〔考案の効果〕 前記本考案によれば、単一の光源でノブ照明と
表示板透過ができ、しかもレンズはノブの周辺に
配置されているので、小さいレンズでよく、コス
ト上安価に製作できる。

また、ノブの周囲にレンズが配置されているの
で、ノブの周面を均一に照明でき視認性が向上し
た。

さらに、光源と表示板間の距離は自由に設定で
きるため表示板の表面温度を調整することができ
る。

また、ノブ照明と表示板照明は２系等に分離さ
れているため自由な表示色を得ることができる。

また、レンズは透過性が高いものを用いた場合
はクリア感のある照明ができ、拡散性のレンズを
用いた場合は面照明的に照明することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の装置の断面図、第２図は従来
例の断面図である。 図中、１１はランプハウス、１２はスイツチ
部、１３は基部、１５はバルブ、１６は表示板１
７は導光部、１８はレンズ、２１はノブ、２２は
ガイド孔２３はガーニツシユである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ランプハウスに隣接してスイツチ部を配置して
   あり、前記ランプハウス内の基部にはバルブを配
   置すると共に、前面には表示板を設け、スイツチ
   部にはランプハウス内に突出する導光部を設ける
   と共にスライダの軸先端部に設けたノブのガイド
   孔を設けたレンズを配置し、かつ、レンズに隣接
   してガーニツシユを配置してなるスイツチノブの
   照明装置。